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罪と罰(1)
罪と罰(1)
手塚治虫/手塚プロダクション
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総合評価

14件)
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    『罪と罰』ドストエフスキー……聞いたことぐらいはある。 もしかしたら、家にあったかもしれないけれど、読んだ覚えがない。 手塚治虫作品はだいたい(全部ではない)、読んだけれどこれは記憶になかったのと『罪と罰』がどんな話なのか知りたくて、借りてみた。 ……わからない。 漫画は読みやすいのだけれども、物語が複雑だ。 そもそもカタカナの名前が頭に入らない。『ハリー・ポッター』も最初は名前が頭に入らなかった。 で、何度か読み直した。漫画はサクサク読める。 話の短さに対して、キャラクターが多い。 誰がどこで出てきたキャラなのか、見直して確かめるけれど、やはり話がいまいち分からない。 とりあえず、主人公が殺人を犯して自首したがる物語……という主軸(?)だけは理解した。 たぶん、小説にはもっと複雑な事がたくさん書かれてるんだろうなと思う。 複雑な小説の話を漫画にまとめてあるだけですごい。 ラストに手塚先生のあとがきが載っていて、ちょっと得した気分にもなった。 作品が描かれた背景にそんな事情が……みたいな? 家の中を探して小説を読んでみようかな。図書館で借りても、読み切れる気がしない。

    1
    投稿日: 2023.12.12
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    何度か挑戦しようと思ったことはあるが、未だ読み切ったことがないドストエフスキー「罪と罰」。 手塚さんの力を借りて、今回その概要と主旨を教えてもらった。罪の重さ、罰の重さ、そもそも何を罪と感じ、何を罰と感じるか。主体によって変わるそれらは、精神世界にも相対性理論的なものがあるのではないかと思わせられてしまう。 基準はしょせん、自分の物差しでしかないのだ。

    1
    投稿日: 2018.09.29
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    ぼちぼち。ギャグって、作品を作る上でそんなに必要かなぁ・・・。でも、この作品をきっかけに小説を読む人が出たり、また逆にマンガを読む人が出るかもしれないと思うと、意味ってそんなに考えないけど、そこには大きな意味があるかもしれない。

    0
    投稿日: 2016.07.17
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    ドストエフスキー『罪と罰』を独自にアレンジしながら コンパクトに翻案したというコミカライズ作品。 絵がかわいらしいので、シリアスな重み、残酷さ、悩ましさなどが あまり感じられないが、わかりやすいのが好ましい。

    1
    投稿日: 2013.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    貧乏学生ラスコルニコフは、金貸しの老婆を殺してしまった!犯した罪の重さに苦しむ彼のまえに、天使のような娼婦ソーニャがあらわれた……。ドストエフスキーの名作文学を、みごとに漫画化した不朽の名作!

    1
    投稿日: 2012.06.22
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    罪と罰だけササッと読みました。 手塚治虫先生が描くとなんでも手塚治虫オリジナル作品みたいになるのがすごいなあ・・・

    1
    投稿日: 2012.06.12
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    ヴィレッジバンガードで購入。曰く、一番わかりやすい「罪と罰」らしい。手塚治虫らしいエネルギーがあります。

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    投稿日: 2011.05.16
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    手塚治虫がドストエフスキーの『罪と罰』を下敷きに、手法的な実験も兼ねつつ描いた作品。 台詞がない中で主人公がアップになっていくコマなどは、主人公の切迫した内面がうまく表れている。あれだけの長編をきちんと手塚治虫のフィルターを通したうえで、ひとつの作品にできるというのはやはり彼だからこそ為せる技なのであろう。

    1
    投稿日: 2010.12.15
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    「Преступление и наказание」。「ファウスト」に続く手塚治虫名作シリーズ。どうしてここまで簡潔に分かりやすく物語をアレンジすることができるのだろう…。20代前半にして、手塚先生天才すぎます。 冒頭、ラスコーリニコフの心情や老婆殺しの展開を表現するためのコマ割りが非常に実験的です。

    0
    投稿日: 2010.04.24
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    岩波文庫で上下巻にもなる作品が、わずか130ページほどにまとめられている。内容も難しくなく、原作はちょっと敷居が高いと感じている人には導入として最適かと。

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    投稿日: 2008.07.02
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    本家よりこっちのほうが好きかもしれません。 ラストシーンは「主人公が殺人を告白」するという点では同じですが、 原作が「刑罰を受ける」のに対して、 手塚版は「みんな殺し合いをやっていて、誰もそんな話聞いちゃいねえ」のです。 第二次世界大戦を経験した作者の、強烈な皮肉としか思えません。 金のために一人でおばあさんを殺した男と、 金のために団体で戦争に加担した人たちと、 どのくらいちがうというのでしょうか。 今も私たちは殺し合いの渦中にいます。 誰もラスコーリニコフを笑えません。 原作は陰鬱な話ですが、ラストに希望を残して終わっています。 手塚版はまるっこいキャラクターがぴょこぴょこ動き回りますが、ラストシーンには何の希望も見えません。 もしかしたら手塚さんはドストエフスキーよりもはるかに過激でダークなのかもしれません。 そんな手塚さんが大好きです。

    2
    投稿日: 2008.05.24
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    山手線の高田馬場の電車の到着音は「鉄腕アトム」でした。 高田馬場は手塚先生何か縁があるのかしらん? 「罪と罰」は手塚作品の世界観に大きく影響をあたえていますね。 殺人者側からの目線で話が進むとか。 殺してしまった事を隠し、うちに秘めた主人公の心の葛藤とか。 かなり初期の作品なのですが、後半の話は考えてみるとほとんど罪と罰が原型ですね。

    1
    投稿日: 2008.03.31
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    あの大長編を130ページにまとめあげたことに(しかも今の自分よりも若いときに)手塚先生の天才さを感じる。特にラストの広場のシーンは壮絶。

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    投稿日: 2007.01.08
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    手塚治虫版、罪と罰です。いきなりドストエフスキー本編を読むにはちょっとぶ厚すぎて読む気が失せる、という方は、これで概要を掴むのもよいと思います。シベリア流刑後の事は書かれていないのがちょっと残念ですが、そこは手塚氏なりの何かがあったのでしょうね。原作とはちょっと違ってます。

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    投稿日: 2006.05.07