
ナチスの発明 ―特別編集版―
武田知弘/彩図社
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総合評価
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「ハイルヒトラー!!」本ではありません。冷静なナチス分析本です。
ナチスがなぜ政権を奪取出来たのか?というと、すぐ、ヒトラーの魔法のような演説ばかり取りだたされがちですが、この本を読むと、実はナチスは一般労働者に極めて手厚い保護制度を敷いていたため、ドイツ国民に正当に支持されていたのだ、ということが分かります。 現代を先取りしたかのような様々な先進制度によって、低賃金労働者の不満を吸収していたからこそ、あれほど熱狂的に支持されていたのです。 一方で、ヒトラーがなぜ「ゲルマン民族世界一!」にこだわって民族浄化の愚行に走ったのか?について、「それはドイツのコンプレックスの裏返しだ」という納得の分析もされています。詳しくは是非本書で確認を。 大衆迎合主義で一般大衆の支持さえ取り付ければ、どんな悪魔的思想も政権を取り得る、というのは今現在、世界中で進行中なので疑う余地はありません。しかし一方、なぜ大衆の不満が溜まるのか?ヒトラーのような人間が支持されるのか?というと、「「政治家は常に、いつの間にか利権集団となり大衆を置き去りにするから」、ということになるのでしょうか?
0投稿日: 2016.11.27
