このレビューはネタバレを含みます。
老年に入った精神科医が今までに見てきた患者さんを思い出して、こんな人がいたよ、こんな思い出があったよと語るエッセイ本。コインランドリー待ちの間にさらりと読めた。 1995年発行の本で、この人の感性がそのまま現代に通じてるとは思わないし同意しかねる部分も大分あるけど、この人の文章と感性が好きだなあと思えた。患者さんのために一生懸命で優しくて、己の仕事にプライドを持っていることが分かるから、かな。