
総合評価
(186件)| 34 | ||
| 76 | ||
| 56 | ||
| 8 | ||
| 2 |
不思議なテイスト
大阪の下町での子供時代を振り返る形式での短編集。子供だからこそ受け入れられる不可思議な現象や子供の世界で垣間見える残酷さが,,ちょっと不思議な物語として展開されていきます。個人的にはこの作者の「赤々煉恋」に魅せられて,他の作品も読み始めています。
1投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログ面白いです、すっきりとしてて後味も良くて、これこそ直木賞 何かの紹介文で「ノスタルジックホラー」とありましたが、「ホラー」とは思わないけど「ノスタルジック」という言葉は本作を的確に言い表してると思う いろんな不思議なことの種明かしを全て「お化け」のせいにしてしまうのは安易過ぎる解決策だと思うけど、しっとりとした語り口と人情の機微を混ぜて「ノスタルジック」な仕上がりにするとこんなにも面白く読める、ということですね 表題作はいい話だけど優等生かな、私には「摩訶不思議」がベスト
0投稿日: 2014.09.29
powered by ブクログ昭和レトロなノスタルジックホラーといった短編集。 「妖精生物」だけが異質な淫靡感たっぷりだが、 その他は、みな湿っぽくて優しく懐かしい感じ。 個人的には「トカビの夜」が好きでした。
0投稿日: 2014.09.22
powered by ブクログ思っていたよりも全体的に怪奇色が薄かった。「花まんま」「トカピの夜」などいい話だと思うけれど、後々まで印象に残るほどではなかった。
1投稿日: 2014.09.03
powered by ブクログ朱川湊さんの直木賞受賞作。 佳品ぞろいの短編集であったが、個人的には『トカビの夜』が最も印象に残った。グロテスクなシーンや人をただ驚かすがために独り善がりな展開を描くばかりのホラーが多いが、書く人が書けばこんなに品のあるまとまった作品が出来上がるのだなぁと感銘しました。朱川さんの情景の描き方がうまいんだろうな。
0投稿日: 2014.08.16
powered by ブクログ尊敬する先輩のオススメで読むことにした一冊。 ノスタルジックホラーと聞き、人生初のホラー小説だと意気込んで読み始めた。 私はホラー小説を知らないだけで、わかっていなかったのだと思い知りました。 思っていたよりも、ずっとずっとおもしろかった。 どれもよかった!摩訶不思議も花まんまも妖精生物も。
0投稿日: 2014.05.20
powered by ブクログ花まんまの意味が後半で明かされてから、読み終わるまで感動。短編ではあるが、親子と兄妹そして家族の愛を考えさせられます。その他の短編についても霊的な雰囲気満載です。
0投稿日: 2013.11.06
powered by ブクログ短編集形式です。本のタイトルにもなっている花まんまはまあ良かったのですが、あとは子供向けのような表面的な内容で、話に深みがありませんでした。
0投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ朱川湊人さんの作品のなかで、最も感動して好きなのが「花まんま」です。 この話そのものは元々、ある中学校の入試問題として出題されたことがあって、仕事柄部分的に知っていたのですが、改めてちゃんと読んだときは涙が止まらず、寝付けなかったほどでした。 物語のクライマックスとなる場面でのセリフ内容がもう……。 自身にも、6つ離れたとても可愛い弟がおり、この子の今までのいろんな出来事や、やがて海外留学に行ってしまうこととか、なんやかんや、物思いに耽るに至りました(笑) ちなみに弟にも読ませましたが「まあ確かに感動するけど、それは自分が長女やからやって。俺は『昨日公園』の方が。あれはヤバい」とのことでした。 この本自体としては……「妖精生物」がどうしても気持ち悪く思えてしまって、残念でした。インパクトはすごくある話だし面白いのですが、私個人として好みではありませんでした。
0投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログ直木賞作品 短編集。 どの話も昭和の懐かしい時代で ちょっと不思議で心温まる話 自分自身は昭和という時代をたいして長く生きていないが、この本を読むと懐かしいと感じた。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログ今は毎日のように起こる通り魔殺人なんて、ほとんどなかったであろう古き良き昭和40年代の大阪下町を時代背景に描かれた、ちょっとフシギでノスタルジックな短編集。 「作者の小6のお子さんが読んで涙した」というくらい、読みやすいけど浅くはない本だと思います。 タイトルの意味を知った時は、胸がトキメキました♪
0投稿日: 2013.09.10
powered by ブクログ『花まんま』は自分と近い世代の話やからイメージし易かった。花まんまを食べる場面は我慢したけど、俊樹が駅で老人に言った言葉を読んでたら知らん間に泣いてた。『送りん婆』は話もおばちゃんも好き。現代の仕事人になってほしい。『妖精生物』は淫靡でエロい。
0投稿日: 2013.09.06
powered by ブクログ短編小説集。 ハラハラドキドキする物語ではないけど、どこか不思議な、そして心が暖かくなるような読み応えある話ばかり。舞台は大阪。大阪の下町の風景や影の部分をうまく表現していて、大阪に所縁のない人でもどこか懐かしさを感じられる本だと思います。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
関西弁の世界で小さい子供の視点で身近で不思議な出来事、懐かしい思い出が書かれている短編5つ。どれも印象的な佳品です。自分自身の幼い頃を思い出し、ノスタルディックな快感をおぼえるからでしょうか。幼くして亡くなった在日の友達への重い思い出「トカビの夜」、幸せを運んでくるクラゲのような動物と好きだった若いお兄ちゃん「妖精生物」、叔父のお葬式で霊柩車が動かなくなった「摩訶不思議」、7歳の妹が彦根に住んでいた21歳の女性の生まれ変わり?「花まんま」、お墓に現れて毎週遊んだお姉ちゃんの思い出「凍蝶」など。有り得ないミステリーが本当に起こるような思いは確かに子供心にはありました。
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログ133回 2005年(平成17)上直木賞受賞作。ファンタジックホラー短編集。タイトルと扉絵のかわいさにだまされた。ノスタルジックな平山夢明という感じで、ウルトラQの世界観にも通じる。おすすめ。 収録作品:トカビの夜 / 妖精生物 / 摩訶不思議 / 花まんま / 送りん婆 / 凍蝶
0投稿日: 2013.05.05
powered by ブクログ構成★★★★ 違和感なく進み、いつの間にか話に引きこまれている。 文章★★★★ 戦後~高度経済成長期の大阪の下町の描写がうまい。息づかいまで感じそうなのは、登場人物たちの会話がリズミカルな関西弁だからか。 題材★★★★★ 独創的だか、現実から完全に切り離されているわけではない、ほどよいリアリティ。
0投稿日: 2013.01.10
powered by ブクログ全編に漂う マイナーな感じが心地良い 哀しくて、可笑しい 寂しくて、温かい 一つ一つの短編が 読んでいるそばから じんわり 心に染みとおってくる
0投稿日: 2012.12.29
powered by ブクログ大阪の下町を舞台とした短編集。 人情ものもあれば、切ないもの、とぼけたもの、そして怖いものなど朱川さんの様々なテイストの短編が楽しめるバラエティ豊かな短編集になっていると思います。 おススメは『トカビの夜』 在日朝鮮人との友情の物語です。 当時の世相も踏まえつつの主人公の描写とラストに残るほのかな温かさがとても印象的です。 『妖精生物』は妖精生物という不思議な生き物を飼うことになる女の子が主人公。 クライマックスの描写に寒気を感じるとともに、苦さの残るラストが巧いなあ、と感じます。 表題作の『花まんま』は妹が突然大人びた言動を取るようになった兄が主人公。 兄妹の絆に感動する話であるとともに、ほかの登場人物の心情を想像するとそちらもまた切なく、二重の意味で泣かされる話でした。 自分にも妹がいるのですが、この話の兄のような行動をとれるのかなあ… 第133回直木賞
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ『トカビの夜 在日韓国人の友達との交流を描くストーリー。 『妖精生物』 幸せをもたらすと言われて飼ったくらげのような生き物のお話。 『摩訶不思議』 女たらしの男が死んだ。しかし火葬場手前で車が動かなくなって。。。 『花まんま』 ある日、幼い妹が大人びた言動を始める。そこには、、、 『送りん婆』 人の死を迎えることが出来る婆さんの話。 『凍蝶(いてちょう)』 友達ができない男の子が墓地で高校生のお姉さんに出会う。。。 どれも昭和30~40年代の大阪下町を舞台にした、当時子供だった主人公の回想小説。 大阪弁丸出しだけど違和感は全然なかったわ。 すっごい読みやすかったし、どの短編も心に残るお話だった~。 強いて言うなら、私が好きなのは 『トカビの夜』と『凍蝶』。『送りん婆』もよかったし、笑える意味では『摩訶不思議』もよかった~。 『妖精生物』はちょっと悲しくって同情しちゃうし~。『花まんま』はまぁまぁってとこなか? ノスタルジックに人との出会いと別れを書いてるストーリー。 心に残る短編小説でした~。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ第133回直木賞の短編集。 ぼんやり気持ち悪い本だなぁ。キレが無くなった乙一みたい。 表題作だけはホロっとしたから、星3つ。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ昭和30~40年代の大阪の下町を舞台にした短編集。 不思議で切なくて、そしてやさしい。 私は「トカビの夜」と「凍蝶」がすき。
0投稿日: 2012.10.29
powered by ブクログ家族や友情を中心とした物語が多かった。 不思議な感じ、 読んでいると物語に入ってるような気持ちになって、素直に泣ける。 特に「トカビの夜」と「花まんま」が気に入りました(*^^*)
0投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ2012.9.29読了。 宮本輝っぽい気もするけど、何か違う。ノスタルジーが書きたいのか?なんとなく「キレイ」なので、深みに入って行けない。
0投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログ第135回直木賞作品。 昭和30-40年代の大阪下町を舞台に死にまつわる不思議な物語。 「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」の6短編。 死というものを恐ろしいものとしてではなく、なにか懐かしいようなその人の思いを大切なものとして手ですくうような描き方。 「かたみ歌」の短編連作の世界より一遍一遍は洗練されているが、「かたみ歌」の方がノスタルジックな世界観があふれている。 特にお勧め「トカビの夜」「花まんま」「送りん婆」
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログのどけた昭和の大阪が舞台。ファンタジーでちょっぴり不思議な物語6編。花まんまに釘付けになる父。娘の父への思い、父の娘への思いが激しい衝迫となって身体を貫いた。強烈な印象をもって心に迫ってくる場面である。他の作品も人の微妙な綾、情を温かく描いており心熱く読んだ。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ昭和・・・中期でしょうか・・・ホラー系にも分類される、死と隣り合わせな感じの、得体のしれないような・・・ノスタルジックとか哀愁とかで形容されそうな感じ・・・。 つまり、私が大好物な作風の小説です(笑。 「花まんま」と「凍蝶」が大好きですが、他4編も素敵です。 あー、この本に、朱川さんの本に出会えてよかった♪ 巻末・解説が重松清・・・そうそう、重松清氏と少し作風似てます。 また、私の大好きな恒川 光太郎氏に通じるものもあります。 もっともっと、朱川さんの作品、全部読みたいです。 読み終えてから、直木賞受賞作であることを知りました。一読の価値ありな、おススメ本です。
1投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログ朱川湊人の小説は、フクロウ男とか暗いものが多いと思っていたけれど、ちょっと救いのある話が多くて嬉しかった。特に直木賞を受賞した花まんまは感動的。不思議な話なのに、人間らしい話ばかりで良かった。
0投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログ直木賞の本!!! ホラー系の本だけど、怖い話じゃなくて不思議な どこか透明感のある話。 全6編の短編集で表題作の花まんまは泣いた。 妹の変な我が儘に巻き込まれてしまった兄だけど、その妹を必死に守ろうとする健気さに泣きました。 あと、最後の凍蝶っていう話には、ドキッとさせられました。 切なすぎて・・・。登場人物の名前にも。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めての朱川湊人作品。この作家我がより2年年長の浪速のオッサン。ホラー小説で賞を貰ってるのでどんな作品かと思ったが昭和中期のノスタルジックな人間模様な作品だった。かつてNHKのドキュメンタリー番組「新日本紀行」を観る様な感じがした。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ乙一読んだ時ほどではないが、こういう小説あるんだって、新しい種類の小説。種類は全く違うよ。 なんだろう、懐かしい感じのする、ずっと昔のちょっと思い出したくないことも思いだしちゃったような感じのする小説。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログ全6編とも昭和40年代(?)くらいの話で、下町情緒に溢れている。日本ホラー小説大賞短編賞を取った著者はそのホラー感覚も大事にしつつ、愛しいファンタジーを書き上げている。どれも得した気分になる話ばかりだが朝鮮人の少年との不思議かつ哀しい体験を描いた「トカビの夜」と、生前愛した三人の女が揃うまで霊柩車を足止めにする男の話「摩訶不思議」がお気に入り。
0投稿日: 2011.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朱川湊人さんの「花まんま」 第133回直木賞受賞作品です。 不思議なお話の短編集。 この、「花まんま」は、かわいい兄妹のお話。。生まれ変わりをテーマにした心温まる作品でした。 ある日突然、自分は自分であって、自分じゃないと言い出す妹。 しょうがないな。。。と兄と生まれた己をうらみつつもけなげに面倒を見る兄。妹の話を信じたわけでは無いけれど、妹の自分探しに付き合うことになる。。 とても昭和の匂いがする小説でした。あの頃は上が下を守り、強いものが弱いものを守ってたのでしょうね。。 そのほかの作品、「トカビの夜」「送りん婆」「凍蝶」などなど。。。どれも悲しいお話でしたがどこか懐かしい。。 昭和にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれました。。。
0投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログ過去を遡る話でどこか懐かしい。 子供の頃に感じていた戸惑いや、子供ながらに悪いと感じていた事、人によっては何気ない事でも本人には強く印象に残っている事。 描き方が巧く『解かるな~』が多かった。 不思議な話の短編集だけれども、暗くジメジメした感じではなく不可解ながらも多少の希望を感じられる余韻が良い。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ小さいころ、私の周りにはもっと色んな世界や生き物がいた気がする。 そんな気持ちを思い出させてくれる不思議なお話たち。 妖精生物、エグいというか怖いというか・・・
0投稿日: 2011.09.30
powered by ブクログどれも特徴があって面白かった!恐ろしい話だったり切ない話だったり…特に妖精生物は、え?…えぇー?と思って解説探した 2011/9/27
0投稿日: 2011.09.27
powered by ブクログ人と人とのつながりのはかなさとホラーっぽいところが けっこう好きです。 ただ、今回はどれもかわいそうなお話でした。
0投稿日: 2011.09.22
powered by ブクログ昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公が体験した不思議な出来事。 確かに子供の頃は大人が考えられないことを信じることができるもんだ。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログうーん、私は少し世代が違うせいかそれほど懐かしいとは思えず・・・ 作品によっては面白いと思えたり、つまらないと思ったりな一冊でした。 妖精生物、コワいし気持ち悪いし、もうちょっと救いが欲しい。 花まんまは感動的なようだけれど、お父さんが可哀想過ぎる。 摩訶不思議がとても面白い。おっちゃん最高。 私は『かたみ歌』の方が好きかな。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログ人の死というものが生活からどんどん遠ざけられている。 だから、死の受容というものが難しくなっている。そんな時代だからこそ作られる作品という気がする。 死とは別れであるとともに、解放でもある。 その瞬間を・・・
0投稿日: 2011.09.02
powered by ブクログ自分の好きな、ちょっと不思議でちょっといい話。 かたみ歌の時は肩透かしだったけど、 今回はかなりよい。 さすが直木賞作品と言っておこう。
0投稿日: 2011.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編6作(トカビの夜、妖精生物、魔訶不思議、花まんま、送りん婆、凍蝶)ちょっぴり怖くて、ほんのりする怪奇なお話でした。 「トカビ」朝鮮のお化け 「花まんま」お花(ツツジ)で作ったお弁当のこと 「凍蝶」寒くなる季節まで生きてる蝶のこと
0投稿日: 2011.07.13
powered by ブクログ昭和の時代を、昔を描いているのに、 全然古臭く感じない。 行ったこともない大阪の地が舞台であるのに、 不思議と懐かしく感じる。 なぜだろうか、朱川湊人の作品は、 知らない風景を見ていても、不思議と心をきゅっと締め付けられる。 あたたかく、優しい物語。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ悲しいというより怖いようで悲しい。昭和40年台の大阪ではこんあ事が本当にあったと言われればそんな気がする。関西で同じ時代に少年だった私も、こんな不思議な話、怖い話を友達としていたような気がしながら読んだ。なにか懐かしい怖さ。
0投稿日: 2011.06.15
powered by ブクログ大阪の下町の下町に暮らした少年たちが語り手の短編集。 現実的な出来事や描写を越えてファンタジーが顔を出す。 懐古的?読みやすかった。
0投稿日: 2011.05.04
powered by ブクログかたみ歌、わくらば日記を読んで朱川湊人さんが好きになりました。トカビの夜、花まんま、凍蝶は切ないけれど、じーんと感動できるお話でした。妖精生物は怖すぎました…。朱川さんのお話は読後感がなんともいえず、よいです。
0投稿日: 2011.05.01
powered by ブクログ6篇収録の短篇集。同筆者の「わくらば日記」が面白かったので買ったんだけど、表題作以外はぴんと来なかった。「わくらば日記」と違い、大阪が舞台だからだろうか。残念。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログ浦野所有 →10/04/24 鈴木(陽)さんレンタル →11/08/21 返却 →11/11/19 佐藤(直)さんレンタル 浦野レビュー - - - - - - - - - - - - - - - 大分類では「ミステリー」になるらしいですが、ホラーですね。で、ネットで調べたら「ノスタルジックホラー」というらしいです。一人で夜読むのはあまりオススメできないかも。とにかく文章がうまくて、ゾクゾクさせるような展開で、思わずひき寄せられます。読み終えてしまえば心地よい読後感に満たされるので(一部例外はありますが)、やっぱりふつうのホラーとは違います。これがノスタルジックホラーの、朱川湊人の魔力なんでしょうか。 全6話。いまや中年から老年期を迎えつつある人たちが、昭和30~40年代の子ども時代を振り返るというスタイルで書かれています。お気に入りは「凍蝶(いてちょう)」。友だちのいない小学2年生のミチオと、ワケありな18歳のミワさんとの、はかない交流を描いています。 いや、それにしてもうますぎますって、朱川湊人。 だって、「蝶の姿が空中でふっと消えてしまったのである。私たちの目の前で、まるで冬の弱い光に混ざり込んでしまったように」 なんて、ふつう書かないですよ! 久しぶりにいい作家さんを見つけました。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログレトロホラー。短編集なので、マジ怖いのからほのぼのなやつまで。関西の話ばかりなんで、関西出身としてはディテールの作り込みにはっとしたりします。パルナスCM曲の物悲しさ、とか、そこからホラーに繋げて行く手法とか。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログそんな馬鹿なことがあるものか。科学的な根拠の無いものは信じない我ながら、闇に漠然とした懼れを感じるのはなぜか。それに似た気持ちが読後湧いてくる。そしてすべてが悲しく切ない。凍蝶(リュウキュウアサギマダラ)を沖縄に住みながら知らなかった。パソコンに向かった。いい作品だ。
0投稿日: 2011.03.09
powered by ブクログまだ小さな妹には、不思議な記憶があった。 …という表題作を含む昭和30年代の大阪を舞台にした短編集。 母がちょうど同世代であり、話を聞くと当時の風景の描写が丁寧で秀逸。 あの時代には、まだ差別偏見が色濃く残っていて、でも人の温かさとか、人情とかいうのが活き活きとしていたんだなぁということが伝わってきた。 「パルナス」と聞いて懐かしさを感じる関西人は多いが、あのマイナーコードのCMソングに感じる、郷愁を感じる本でした。
0投稿日: 2011.02.13
powered by ブクログ香港出張のお供1。素晴らしい短編集。直木賞も納得。戦後〜昭和大阪下町のリアル(ほんとに出身なんだろうね)な情景、人間模様、ぞっとしたりほっこりしたり、秀作ぞろい。
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログちょっとノスタルジー ちょっと不思議 ちょっとほんわか ちょっと泣ける ちょっと怖い いっぱい大阪弁 そんな話の短編集です。 すっごい読みやすいのだけど、気持ちが上滑りしない文章でとっても面白く読めました。 「作り話だろー」って感じの怪談のような話なんだけど、全体のほんわかムードのせいか嘘くさくなかったです。 怪談、と書いたけど怖い話がムリな人でも大丈夫だと思う。 読了後はほんわかです。
0投稿日: 2010.11.12
powered by ブクログ後味の良くない話が多い。 とはいえ、あぁと思えるようないい話も入っている。 特に目新しい設定の話ではないが、この人が書くとただ怖いだけでなくしんみりとした切なさが溢れてて、とても良い。 タイトルになっている花まんまと最後の凍蝶が良いと思う。
0投稿日: 2010.10.29
powered by ブクログちょっと不思議な話たち。 全体を通して郷愁を誘う優しさと哀しさに満ちている。 ほろ苦いけど、沁みる。
0投稿日: 2010.10.29
powered by ブクログホラーと言うよりは懐かしい感じのする不思議な話。 恒川光太郎と似た綺麗なノスタルジックさを感じるが此方はふんわりと暖かさがある。恒川光太郎が季節の匂いを運んで嗅覚を感じさせるならば、此方は思い出を通して感触を感じさせるような。
0投稿日: 2010.10.05
powered by ブクログ琴線に触れる...というのはこういうことをいうのか、というくらい心の奥深くにしみ込んでくる。 現実的にはありえない話が、朱川さんの作品を読むと「ありえるかも」「あってもいいかも」「あってほしい」に変わっていく。人の生と死をいろいろな角度から、美しく、時には哀しく描き、いやはやホント読後の余韻がまたたまらない。
0投稿日: 2010.10.04
powered by ブクログ短編6作。 「このへんがシクシクするような気がするんや」 著者より下の世代ながら昭和生まれの大阪育ちの私には、「トカビの夜」は懐かしさで胸が一杯になる作品だ。 全編、子供時代の夕方を思い出す、儚くも切ない気持ち。 胸が詰まり涙がこぼれた。 読んでよかった。
0投稿日: 2010.10.04
powered by ブクログ一応、ホラーっていうジャンル分けをされてたけど、恐いという話ではなくて、昭和の雰囲気+ファンタジーのなんかいい話。
0投稿日: 2010.09.17
powered by ブクログちょっと不思議な話が6話入っています。どれも少し不思議だったり怖かったりですが、哀しさや可笑しさがいい塩梅で、切なくも心温かくなるお話が多いです。 「妖精生物」はちょっとゾッとします。「摩訶不思議」はプププと笑えます。「トカビの夜」「花まんま」「凍蝶」はこどもが主人公で、切ないんだけどあったかいとってもいいお話です。「送りん婆」は好きなカンジです。 初めて読んだ作家さんですが、ほかの本も読んでみたいです。これは確か直木賞受賞作。 文庫本の解説は、重松清。ああなるほど、なんとなく共通する空気があるなぁと思います。
0投稿日: 2010.08.17
powered by ブクログ解説を読んではっとした。そうか、重松清とトーンが似てるのか。 でも、重松清のそれが、少しだけ硬質で冷たい石であるならば、 朱川氏のそれは、丸くてほわほわの、手あかのついたぬいぐるみの柔らかさだ。 ひなたの香りがする。 少しほこりっぽい感じもする。 ちょっと色あせたような、でもたまらなく懐かしい、優しいほっこり感。 読み終わったあとに、顔がにっこりして、 いいため息をつける本。
0投稿日: 2010.08.12
powered by ブクログ朱川さんは、とても美しい文章で、不思議な懐かしいお話を書く方。 絶対に短編が向いていると思います。 優しくて、ほろっとする話から、ダークな後味の悪い話まで書き分けられる。 これからも、とても楽しみにしています。
0投稿日: 2010.07.12
powered by ブクログ第133回直木賞。 不思議なイイ話が6つ詰まった短編集。 表題作の「花まんま」は特に、ゾッとするような恐さを感じる瞬間もあるが、結末は妹を思う兄の気持ちが勝ってハッピーエンド。いい話。 「トカビの夜」「摩訶不思議」もほっこりする話。 子どもの時には見えていたものが、大人になると見えなくなる、そんな隠れたテーマがあるかのよう。
0投稿日: 2010.07.09
powered by ブクログ死んでしまっても やっぱり魂って どこかにあるのかなって ちょっと思った “思い”を ヒトやモノ 出来事を通じて 伝えようとしている 『摩訶不思議』 親戚のおじさんのお葬式でおこる 不思議な出来事が印象的 ノスタルジックな 懐かしさを感じる 死と関連する短編集
0投稿日: 2010.06.18
powered by ブクログとても面白く、一気に読めた。 昭和の大阪を舞台とした、都市伝説系の物語集(一応ホラーに分類されるのかな。。) 不気味な幽霊であったり、奇妙な生物が大阪の下町に登場するのだが、昭和のいかがわしい世界だったらそんなこともあったかもなぁ~、なんて思わせてくれるのは何でだろう。 怖くて、「うぎゃ~」となる結末の話もあり、とても温かくジーンとする話もある。 基本設定は、主人公が子供の頃のことを回想して、あんなことがあったなぁ~、と語る、といった感じ。 大人になったから、冷静に理解できる事と、大人になった今でも理解できない不思議な出来事。 そういった誰にも話せないような打ち明け話を、こっそりと読者にしてくれる。 同作家作の他作品も是非読みたいと思った。
0投稿日: 2010.06.09
powered by ブクログ<poka> 表題作は読み返し、そのたびに涙してしまった。 著者とは同年代なので、時代感覚も共感できる。 他の作品もたくさん読んでみたい。 <だいこんまる> 花まんま、よかったですぅ。 でもなんか悲しいですぅ。
0投稿日: 2010.04.29
powered by ブクログ昭和を色濃く思わせる作風。関西の、ある意味では馴れ馴れしい風習がまざまざと思い出されました。藤子F不二雄はSFのことを「すこしふしぎ」と表したそうですが、この作はその意味でSFなのかもしれません。 読後感は切ないです。
0投稿日: 2010.04.22
powered by ブクログ直木賞受賞作。 全体的に昭和の臭いがただよう「ちょっと恐い不思議な話」。 個人的には「都市伝説セピア」のような、「恐い」要素が強い話が好きだが、 こちらのほっこりするお話もまた良い。 とにかく朱川氏は文章の運びがうまい。ぐいぐい引き込まれるし、またその文章がこの「昭和っぽい雰囲気」にとても合っている。
0投稿日: 2010.04.21
powered by ブクログ「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」送りん婆」「凍蝶」 短編6本入った短編集、摩訶不思議のカラッとした最後がお気に入り どれもファンタジーな不思議要素がある 綺麗なファンタジーもあれば、妖精生物は後味悪いホラー寄り。 花まんまは最後泣きながら読んだ
0投稿日: 2010.01.04
powered by ブクログ死をテーマにしたストーリーが多い。 ザ・昭和、大阪、ノスタルジック 怪談もあり、グロテスクでもあった。 同和問題を思い出した。 同和教育を受けた小学校の頃を思い出し、少し懐かしくなった。 人間の複雑な深い奥底にある心境や妬み、憎悪が表現されていた。 表現は巧みだが、その手の話は好きになれない。表題はきれいなのに…(予想と意味が違ったけど) 第33回直木賞作品
0投稿日: 2010.01.01
powered by ブクログ6つの短編からなる作品集。直木賞受賞作品。 やはり表題作「花まんま」がよかった。泣けました!自分的には、この一編だけで☆5つです。
2投稿日: 2009.12.22
powered by ブクログあー あたしはやっぱり、 短編集が好きじゃないことがわかったー ひとつの話をじっくり読みたいんよなー うーむ でもやっぱり朱川湊人さんすき! この人の柔らかい優しい文体がすき。 トカピはほんとにすごかった。 あとはあんまりかなー。 うーん。 早くわくらば2文庫化してー!
0投稿日: 2009.07.02
powered by ブクログ朱川湊人は相変わらず実在しないビジュアルを 読み手に想起させるのが抜群に巧い。 短編集だけどどれも面白かった。
2投稿日: 2009.06.22
powered by ブクログ直木賞受賞作品 表題作を含む全6編の短編集。 回顧文章が特徴。 6編全てにおいて、主人公が幼い頃の不思議な体験を語るといった形で話が進む。 これが読んでいて非常に心地良く、スッと引き込まれる。 舞台は昭和30年代〜40年代のようだが、当時生まれていない私でも抵抗なく読めた。 ノスタルジックホラーというジャンルらしいが、この本に関してはホラー色は強くない。 温かみがあり、懐かしくもあり、不思議な思い出話。 すごく好きな1冊。 特に、表題作の「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」が好き。 「不思議な話が好き」 「ササッと読みたい」 「長編はちょっと・・」という人にオススメ。
0投稿日: 2009.05.12
powered by ブクログこの時代に生きていなくても、なぜか知ってるような空気感。ちょっと不思議なお話だけど、昔だったらあってもおかしくないかなと感じさせる。単行本の表紙デザインのイメージが強くて、文庫本は別のもののような感じがした。
0投稿日: 2009.04.20
powered by ブクログこの本が文庫化されたのは春だった。つつじの花がいっぱい咲いていて・・・。 きっと時期は意図されたものなんだろうなと、読後に感じた。 だから『花まんま』は春に読んでほしい。 どれも少し不思議で、少し懐かしい感じのする短編集だった。 読んで納得の直木賞受賞作。
0投稿日: 2009.03.06
powered by ブクログ『ランニングシャツが秋風を孕んで膨らんだから…』 トカビの夜より 先生の文章が大好きです。 この本は1ページ目からもうやられました。 先生の表現がたまらなく好き。 凍蝶 の鉄橋人間も好き。
0投稿日: 2009.02.04
powered by ブクログホロリとくる話が多いですね。人の死をテーマにしているのかな。あまり意識して読んでなかったので…(汗)文庫版は表紙がキレイで、飾っておきたい感じですね。2008.12.4読了
0投稿日: 2008.12.05
powered by ブクログ昭和40年代?の大阪の下町に暮らす子どもの視点で描いた短編集。 時代・地域になじみのある人ならもっと楽しめるかも。 表題作の「花まんま」がよかった。 全体的に「じわっ」とくるものがある、ノスタルジー&切ない系。
0投稿日: 2008.09.18
powered by ブクログ読みかけはあんまり気が乗らなかったけど、読み始めたらすごい引き込まれた。この時代に生きてないのに懐かしい。でも今の大阪も狭くて煩雑なとこがいっぱいあるからなんとなく想像しやすかった。あのころの大阪の特徴がでている。特に暗い部分が。いや生きてなかったけど。一番初めに載っていたからか、「トカビの夜」が一番感動した。パルナスの歌はちょっと前に見たテレビで聞いたことがあったので共感できた。どの話も小学生の感情を表すのがすごく上手いなと思った。自分も思えば小学生のころはこんなことを考えていたかもしれないと思う場面がいっぱいあった。私の親の時代は大阪には韓国の人が身近にいたと知っていたので興味深かった。「妖精生物」はなんとなく後味が悪かった。女の子が嫌な目に遭うからだろうか。「摩訶不思議」は笑い話的な安心できる話だった。「花まんま」は初めはミステリーのような展開だったけれど、最後は良い終わり方だった。お兄ちゃんてこんなに妹のことを思っているんだなと改めて思った。「送りん婆」はホラー要素が強かったように思ったけど最後はあっけなくて笑えた。呪文はちょっと怖かった。「凍蝶」は「トカビの夜」の次に好きかもしれない。蝶がでてくると現実離れしているような感覚になって、不思議で寒気がする。道徳の時間に聞いたような差別は実際こんな感じなのだろうか。この6つの話は全部回想という形になっているため、読んでいるとその時代と世界に置いていかれそうな、懐かしいけど寂しいという良いのかどうなのかわからない感想になる。全部小さな子供が主人公だけどどことなく残酷な現実世界を描いているからかもしれない。タイムスリップしたような気分になれるし、日常と非日常が混ざった空間がすごく良い。途中で気づいたけど、直木賞受賞に納得。(20080911)
1投稿日: 2008.09.12
powered by ブクログ昭和30〜40年代の大阪下町が舞台になっている、 ちょっと不思議な話ばかりの短編集です。 先は読めるものの、読後に少し哀しくなったり 優しい気持ちになれたりする お話がほとんどでしたが、大阪下町・昭和と言う 雰囲気を押し出しすぎているような印象を受けました。 しかもどこか、暗い雰囲気で、少なくとも 自分はノスタルジーを味わう事は出来ませんでした。 内容自体は嫌いではないので、他の作品もまた 試してみたいと思っています。
0投稿日: 2008.07.22
powered by ブクログトカビの夜 朝鮮人の男の子が亡くなった話 妖精生物 母親に捨てられた話 摩訶不思議 おじちゃんのお葬式での不思議な出来事 花まんま 前世の記憶を持つ妹が前世での父親を救う話 送りん婆 言霊の力で人をあの世に送る話 凍蝶 ひとりぼっちの僕と墓地で遊ぶミワさんの話 不思議なお話なら、同じ不思議系の川上弘美さんの方が後味も読み心地も良くていいんじゃないかなあ。 「直木賞を受賞した」というほどには面白くないと思います。なんか新人賞受賞作を読んだような。 女の子目線での「私」は、全然女の子っぽくなくて、変な感じだったし。 解説は著者の「ノスタルジアの目配せ」について(重松清) 「なるほど確かに本書のどの作品をとっても、「昭和」の懐かしさは濃密に漂っている。ところが、あらためて読み返してみると、時代や場所を特定する固有名詞は意外なほど少ないことに気づかされる。たとえつかわれていても、それをことさら強調するのではなく、あくまでもさりげなく、である。 テレビ番組や流行歌、ファッション、大きな事故や事件など、その時代と直線的につながる固有名詞-勝手に名付けるなら「時代名詞」を物語りにしりばめれば、浅いレベルでもノスタルジアは容易に確保できる。しかし、朱川さんは「時代名詞」に頼ることなく、懐かしさを物語りの土台にまで染み込ませた。」
0投稿日: 2008.06.15
powered by ブクログ初・朱川 湊人さん。 ちょっと不思議なお話の短編集なんだ、と気づくまでに時間がかかってしまい、ちょっととまどいました。
0投稿日: 2008.06.11
powered by ブクログ舞台が著者の時代の大阪らしく、全編がそのようで少し読みにくかったです。当時大阪にいた人ならば懐かしく感じるのでしょうが、想像しにくかったですね。でも花まんまは良かったです。前世に意識が傾きつつある妹を行かせない兄の姿がとても印象的でした。
0投稿日: 2008.06.05
powered by ブクログ朱川さんは「かたみ歌」に続いて2冊目ですが、どちらも (1)昭和が舞台の懐かしさ (2)不思議(ホラー)の入ったストーリー と言う点では共通しています。 Wikipediaを見ても”いわゆる「ノスタルジックホラー」を得意とする”とか”ホラー作家”などと書かれています。確かに背景は「ノスタルジックホラー」ですけど、しかし、それだけではないですね。 私が好きな藤沢周平などの時代小説は、江戸時代に背景を置く事によって現実の生臭さを美味く消し去り、その中で人間を描いているのだと思っています。この作品もそういった雰囲気があります。 どの作品もちょっと哀しく、ちょっと暖かく、ちょっと可笑しい。 随分と気に入りました。
0投稿日: 2008.05.12
powered by ブクログもうすぐ読了。 懐かしい感じ・・・・ とのうたい文句だったが、確かに回顧的な文章や時代背景だったが、私の小さい頃とはかけ離れた感じだったので懐かしくなかった。 おそらく、私の母親くらいの人の子供時代の回想だし、なにより舞台が大阪なので馴染みがなさ過ぎる。 ただ、「トカビの夜」は感動した。「妖精生物」には、恐怖を感じた。「摩訶不思議」「花まんま」「送りん婆」は印象が薄い。最後のはまだ読んでない。 2008.4.26追記 最終話「凍蝶」読了 凍蝶よかった!! 切なさ、懐古感、妖しさ、そういったもの全てがいい感じに混ざり合っていた!! 凍蝶に免じて★を1つアップ!
0投稿日: 2008.04.24
powered by ブクログこれも3冊で15%オフ生協フェアで購入。大学同じらしい。めずらしい。私がいつも好んで読んでる女性作家のタイプの男性版、みたいな感じも。[08/04/22]
0投稿日: 2008.04.22
