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まじめなわたしの不まじめな愛情
まじめなわたしの不まじめな愛情
山田あかね/徳間書店
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総合評価

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    見事に共依存カップルだった。薬物依存の男、下部と出会ってしまったフリーライターのしずか。「まじめなわたし」だから「彼を救える」と思う大きな勘違い。「これが愛だ」と思いこんでしまう共依存の罠。しずかは自分を求めて欲しいのだ。求められることで自分の存在意義を見付けたい。そんなしずかを突き落とすギリギリのラインで試すかのような下部。「ふまじめな愛情」がしずかの感性を狂わせる。引き裂いて、全てを壊してしまいたい衝動に走る愛。それも愛の形のひとつ。しずかが今、身を置いている場所に愛があって欲しいと願う。

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    投稿日: 2016.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フリーライターの蒼井しずかは38歳で、 仕事関係で知り合った下辺勉は薬物依存症だった。 下辺の薬物依存を自分が看病して克服させるのだと 彼の家に住みつき生活していくなかで いつしか克服させるどころか、下辺の巧みな嘘と弱さと人や薬に対する執着に しずか自身が彼に依存して、仕事もおろそかになり、離れられなくなっていた。 まじめなわたしの、って、元々が別にまじめでもない気が? 男と酒に依存するのは、つらいね~。 柳田さんの最後にしずかに言い放った言葉がなんか かっこよかった)^o^(

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    投稿日: 2012.08.19
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    同棲を始めた男が薬物依存症でDV男だった。 男の病気や女性関係などを女性の立場から描いたもの。 山田あかねさんの作品はどれも好きなんですが、 この小説はあまり共感出来ず… 多少重め。そして読了後スッキリしない。

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    投稿日: 2010.08.31
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    30代後半で取り柄もない私が、著名でルックスのいいCMディレクターから映画の脚本を依頼された。すぐに恋に落ち同棲を始めたが、彼は薬物依存症でDVだった-。心が裸にされる衝撃の恋愛模様を描いた書き下ろし長篇。

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    投稿日: 2010.04.22
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     いつだって、恋愛沙汰はばかなことで。  ばかなことばっかり追いかけてしまう私は  主人公の、距離をとりたくっても  離れられない感じに感情移入  恋愛の修羅場の  現実がとまったみたいな感じに胸が重くなる  自分が依存していて、こわくなっても、  悪い夢をみているみたいに  ホラー映画をみているみたいに  客観な自分がいても  そこから離れられない感じとかね  だめ男好きにはぐっとくる一冊です

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    投稿日: 2008.09.11