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ねじれた家
ねじれた家
アガサ・クリスティー、田村隆一/早川書房
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総合評価

56件)
3.8
12
15
15
4
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ミステリな建築 建築なミステリ」(篠田真由美(文)、長沖充(イラスト)/エクスナレッジ/2024)によれば、「Yの悲劇」に対するアガサ・クリスティの応答として書かれた小説らしい(これは、ミステリーの古典を読んでいる人なら常識?)。 確かに、この2冊は似ていた。館ミステリである点や、犯人像や、その顛末のほかにも、「Yの悲劇」における“不思議の国のアリス”と「ねじれた家」における“マザーグース”とか。はたまた、「Yの悲劇」における病気と「ねじれた家」における気質の遺伝とか(どちらも現代の価値観からしたら納得しがたい考えと思うけれど)。 はっきりと違うのは、主人公の役割。「Yの悲劇」のドルリー・レーンは探偵として“やり過ぎ”だったのに対し、「ねじれた家」のチャールズは探偵として機能していない(両極端…)。探偵役だと思って読んでいたら、あまりにもポンコツでげんなりする。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クリスティ自選ベスト10に入るほど自信作とのこと。派手な展開はないものの、レオニデス一家の特殊な背景や人間模様を楽しむいぶし銀みたいな作品だったかな。もし発表年代順に読んでいくと、徐々にこういう類の作品に傾倒していく様が読み取れたりするんかな?と妄想。 あと某作が与えた影響は計り知れないなあと。実は私も事前情報でネタバレの如きものを喰らっていたが、読んでいるうちに「この作品じゃなかったのかなあ?」と徐々に自信をなくし、仕舞いには完全にミスリードされるという(笑) ネタバレまでも貫通してミスリードするこの手腕はさすが女王。というか自分がアホなだけか?

    1
    投稿日: 2025.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大富豪の老人が毒殺され、家族に嫌疑がかかる。 老人の孫と結婚したいチャールズは犯人探しに乗り出すが───   老人の家族と話しながら彼らの人となりや動機を考えていくのが本の8割くらい。結構地味なんですが不思議とすいすい読めました。 この人が犯人かな、みんな怪しいような、分からん!となったところに真犯人がわかるんですけどこれは分からなかったです。 子供が犯人だっていう発想がなかった。 ねじれた家のねじれた子供ってことなのでしょうがあんまり恐ろしさは感じなかったなぁ。 ジョセフィンはねじれた家のねじれた子供だった、というオチが自分には唐突であんまり可哀想とは思えませんでした。

    9
    投稿日: 2025.07.24
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    少し長く感じてしまうのだが、ほんとに誰もが怪しく、我慢して読み進めた。 それでも、最後数ページの出来事と種明かしには、感服。そして、クリスティらしいやりきれない読後感がある。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    密室トリックやアリバイ工作などのミステリにお決まりの派手さは出てこないが、緻密なプロットでミステリを読んでいる人にこそ刺さる内容であった。

    1
    投稿日: 2024.10.04
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    積読アガサ3/4冊目 富豪に群がる複雑な親族 遺産目当てか?それとも… 一見容疑者不在のように思えるが、話が進むごとに全員が犯人かもと思えてくる 特別なトリックがない会話劇のような展開なのに、ちゃんとミステリーになっている 残るはあと「ナイルに…」だけなのでまた仕入れないと

    5
    投稿日: 2024.09.09
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    【ノンシリーズ】 またもやすごい作品と出会ってしまった…。 この作品を忘れることはないと思う。 重い余韻が残り、読み終わった後にもずっと考えてしまう。 クリスティー自身のベスト10に入っているのも納得。 ねじれた家に住むねじれた一族。 全員がねじれていて、それぞれが絡まって強い1本になっている。 どんな一族なのかを書くとこの本の面白さが半減するので書かないけど、今までの作品に出てきた一族とは違うタイプの一族だった。 最後の方は犯人が誰か早く知りたくて、目が勝手にどんどん先に進んでしまった。 読み終わってから気になる所を2度読みすると、堂々と伏線が張られていることに驚く。 ここまで書いてるのに犯人に気付けない。 これだからクリスティーはやめられない。 ノンシリーズはこれで6作品目だけど、全てほぼ★5を付けてる。 やっぱり名探偵が出てこないノンシリーズの方が人間ドラマが濃くて好きだ。

    81
    投稿日: 2024.07.22
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    1949年発表、ノンシリーズの一作。作者自薦のベスト10にも挙げられる屈指の名作。なんだろう、ものすごく尖ったところがあるわけではないが、2度と忘れることができないような、重く鈍い衝撃と余韻がある。謎解きの苦味と、語り手の底抜けの馬鹿らしさと愚かさ、ねじれたまま元に戻らない無情さ、それらの一体感。それら苦味こそ、本書の旨みかもしれない。

    0
    投稿日: 2024.07.08
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    再読。犯人と、ものすごく意外性があってすごいミステリーだなぁと感心したことは覚えていたけど、内容はすっかり忘れてました…。 途中までは、犯人がわかってるし、あんまりかなぁーって思ってたんですが、途中から夢中になってしまった…。やっぱり、すごいミステリー小説でした。 アガサクリスティはだいたい語り手に惑わされてしまうんですが、この小説もそんな感じ。それ以上は、語らない方がいい! 読む方には、何の予備知識無しに読んで欲しい。

    3
    投稿日: 2024.05.18
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    推理もののようであまり推理的な要素はあんまなかったような気はする。ただ有名作品を読んでなかったからこれからアガサクリスティーを読んでいくのもいいなと思った。

    0
    投稿日: 2023.12.25
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     クリスティ作品は再読が多いのだが、今作は初めて読む作品だったのだ。クリスティにもその種類のミステリーがあったのかと驚愕、新しい発見だ。余り今作をクリスティのベストにランクしているものを見た事が無いが、少なからず現時点では僕のクリスティ10選に入れたい程、強く衝撃を受けた作品だ。  「ねじれた家」という土台がありながら、そのイメージに合った世界観、環境観下でありながら、実は家族愛に満ちたレオニダス一族の物語で、クリスティ作品では金持ちは嫌な印象を与える事が多いが今作のアリスタイドは読み進めるととても好印象な人物である。しかし、その「家族愛」こそねじれの原因であり、家族一人一人が個性と歪みを持っており作品自体を「ねじれた」イメージにする一環を担っている。  物語のスタートは戦時下のイギリス。若い二人の男女、チャールズとソフィアは気が合い、結婚を考えるが、チャールズは二年感東洋での任務がある。彼はソフィアに二年後ロンドンでまだ自分達の気持ちが変わらなければプロポーズしたいと伝え、彼女も了承。その時初めて彼女が大金持ちの孫娘である事を知る。  二年後、任務を終えイギリスに戻り、ソフィアと再会するが、その際に彼女の祖父アリスタイドが亡くなった事を知る。ソフィアは結婚自体反対ではないが、祖父の死に疑念があり、それが解決しなければ家族が原因で暗いモノを引きずるかも知れないため、真相の解明を望む。チャールズの父親は警視総監であり、警察の捜査とともにソフィア達の暮らす通称「ねじれた家」を訪問する。  あからさまな探偵役が乏しい為、一体真相はどうなのかが終盤まで明かされない。ソフィアの妹が探偵役の片鱗を見せるが、中々チャールズに伝わらない。ソフィアの家族達は何かを感じている様でありながらそれも読者には明らかにされないもどかしさもあり、不穏な空気感漂う世界観が続いていく。  今作の真相について、有名作家の作品には必ずある種類の真相であり、ある意味でフーダニットの王道になるが、当時はまだ少なかった手法だろう(ネタバレになるので作品名は挙げないが、クイーンのシリーズが挙げられる)。ミステリー好きなら読みながら犯人を推測するが、一番衝撃的なのはという事で二名程怪しんでいたがそれでも充分に驚いた。  また、結末についても慈愛に満ちたものであり、登場人物のイメージがガラリとかわる。結末も先程挙げたクイーンの作品と同じプロットなのだが、こちらの方が印象が強い。完成度が非常に高く、作中でクリスティ特有の伏線や匂わせがあるにも関わらず気持ち良く騙される。  チャールズ、ソフィアもそうだが、エディス、ジョセフィンと活躍する人物が多い。特にジョセフィンは12歳で有りながら一部探偵役を担いチャールズは振り回される様がワトソンの様だ。  非常に面白く、是非おすすめしたい作品。実は読み易く余りクリスティを読んだ事がなくても勧めたい。

    11
    投稿日: 2023.10.23
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    「犯罪者には、一種のみえというものが必ずある。十中八、九まで、その動機には虚栄心が働いているんだ。罪を犯したあとでも、捕まるのが恐いくせに、空威張りしたり自慢したり、自分は捕まるようなばかではないとたかをくくっていたりするのだ。それからもう一つ。犯人はお喋りだということだ」 2019/12/31読了 主人公が父親の副総監から、犯人を探す参考に、と犯罪者の特性を教えて貰う場面だが、ここまで大盤振る舞いのヒントを出されても犯人を間違うのであった。

    3
    投稿日: 2023.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スリーゲイブルズ マザーグース 遺言書 ラブレター エゼリン ジギタリン ブービートラップ とりかえっ子

    0
    投稿日: 2023.01.31
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    きっと犯人はソフィアだろうという偏見を抱きながら読んでいたので、真相が判明して大分呆然としてしまった。登場人物はどいつもこいつも癇に障るタイプではあったけれど、だからといって『ねじれた家』に住んでいたせいでねじれた人間になり、こんな惨事が起きたのだ、と考えるのはさすがに可哀想に思えて困った。そうやってひどい動揺を与えてくるところまで含めて、なかなか恐い話だったと思う。

    2
    投稿日: 2022.10.30
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    アガサ・クリスティー作品としては珍しく、探偵役が居ないといえる作品。代わりに、人間模様が非常に繊細に描かれており、それを読んでいて非常に楽しめる。 本巻のポイントは、遺産関係などのいつもの動機をいつも通り使わないことでミスリードを導いているところだろうか。 正直、最後の展開は予想通りで個人的には意外性は少なかったのだが、展開の持ってゆきかたには素晴らしいものがあると感じた。

    2
    投稿日: 2022.09.19
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    「アガサ・クリスティー読み直しキャンペーン」の第4弾です お久しぶりになってしまいました この後も「ディック・フランシス感謝祭」とか「江戸川乱歩ワールドツアー」とか「ヤマザキ春のパンまつり」とかいろいろ控えてるんですが 読みたい本が次から次へと出てくるんでどうしても再読は後回しになりがちです でもやっぱり読み直して良かったなぁと思わせるクリスティーの名作中の名作『ねじれた家』です この作品はクリスティーの晩年の名作なんですが、クリスティーらしいどことなくユーモアのある軽快な会話の妙で物語が進みつつ、全く新しいミステリーの形になっていて、まだ新しいアイディアが出てくるのか!という驚き 誰もがわかる安心安定なクリスティー節と初めての世界観の提示という完全に矛盾することをサラッとやってのけてるところはもう驚天動地です さすがミステリーの女王! 次あたりはさすがにクリスティー王道のオリエント急行あたりを読みたいけどいつになるやらw

    47
    投稿日: 2022.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すらすら読んだが、犯人が以外過ぎてびっくりした。 いろいろヒントがあったのに、見逃していたな。 ソフィアが遺産相続して、一族を養うようにというおじいさんの遺言だったが、この一族を面倒見るのはしんどいだろうな。ソフィア頑張れ!!

    0
    投稿日: 2022.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 子供が犯人で、エラリー・クイーンのYの悲劇的な雰囲気を感じた。富豪っていうのも同じだしな。 なんか、モヤっとした感じが残るかな。 ソフィアのセリフとか他にもまだ全員に疑うポイントがあって...。まあそんなことないと思うが...

    0
    投稿日: 2022.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ポワロもマープルも出てこないから「あれ?これ何シリーズだ?」てなって、それだけ検索しようと思ったら犯人ネタバレしてしまうっていう最悪のパターン。ノンシリーズね、、、検索の必要なかったね、、、 今までは割とアガサ・クリスティーの代表作を読んできたから、ちょっと趣向が違って違和感。お得意のマザーグースは家族を形容するだけの小道具で物語には絡んでこないし、殺害の手口・動機についての推理らしい推理もなし。警察でもない部外者(父親はロンドン警視庁の副総監だけど)が事件の関係者と結婚したいからって顔突っ込んでだらだら人の話を聞いてまわり、後手後手の果てにまた人が死ぬっていう、、、最終的な犯人の公式発表も事実と違うし、お相手の実の妹が真犯人だったって分かった直後にまたプロポーズしやがるし、いやそれでええんか!?て今の価値観からしたら思ってしまうこの感じさえ塗り替えてくれる新しい気付きやトリックが、いつものアガサ・クリスティー作品だったらあるのに、この作品にはなかったかな。犯人ネタバレしちゃったからなんだけど。 幼稚なエゴイズムに塗れた稚拙な事件の犯人でも、好きな気持ちは変わらない、痛々しい悪魔だった、"全然正しくない"子供だってよくあること、、、これらの表現には、正しくはないけれど切実な家族の愛が感じられて、これには共感できるなと思いました。 あと、解説のクレメンシイとマグダの記述が逆ですね。早く訂正してあげて早川書房さん、、、

    0
    投稿日: 2022.01.03
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    ノンシリーズ物。すごく面白かった!!犯人に驚いたけど、読み返すと至る所に伏線が張られていた事に気がつく!!

    3
    投稿日: 2022.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰だ?誰だ?もう候補は上がりきったぞと思ってたらまさかのジョセフィン! 全く候補に上げてなかった。 そうだ、毒殺なら子供にもできる…。

    0
    投稿日: 2021.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完全攻略で「ある超有名古典ミステリと色々な意味で同じ」というのを先に見てしまったので、犯人役が登場した瞬間あの古典でこの人か、という刷り込みができ、主人公の父親の話ぶりから、話半分以上残した時点で確定、残りは消化試合になって読み終えるまでにずいぶん時間がかかった…それで楽しめなかった分評価低め。 設定を存分に謎に活かした先行作の方が断然面白(怖)かったが、こちらはこちらで良いところもあった。まず自己犠牲の精神で後処理をした保護者、その判断が正しいかは何とも言えないが家族や関係者への深い配慮を感じる(登場人物の半分ぐらいは早い段階で真相に気づきながら不都合な真実をどうしたら良いのか悩んでいたふしがある)。犯人の手記に近年実際に起きている事件のような現実味がある。事業の失敗は数多くの人が影響を被ったとは思うが、ゼロから質素に新生活をやり直したい2人が、事件が起きるたびになかなか出て行くことができないのが途中から気の毒になってきた。犯人と女優が変わっているが、他はねじれてもひねくれてもいない(先行作はMad Hatterと揶揄された通り派手に奇矯な人がいた)、仲が良いとさえいえる家族で、その状況ではまぁ当然とも言えるひがみなどの欠点の他は、むしろ金銭欲が淡白な方だし、常識にとらわれず本質をついた賢い判断ができる、などの美徳も備えた人々。その中で外見や性格的特徴がモザイクのように遺伝しているのは、いかにも作り事だが面白かった。 とはいえこの作品の位置づけは微妙で、剽窃ではないけれど、突出した発想が肝なだけに二番煎じ感は否めず、押しも押されぬ女王にこんなことはして欲しくなかったような…終盤で女優が読んでいる戯曲が有名劇の剽窃というコメントが出てくるあたりにアガサ自身、無意識的に後暗いところがあったのかな。「鏡は横にひび割れて」の実話との類似性を指摘された際、アガサは知らなかったと回答したらしいけれど、それが怪しく思えてきた。 あともう驚かないけどまた解説がやらかし。

    0
    投稿日: 2021.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ねじれた家に住む邪悪。 婚約者ソフィアの祖父が殺された。副総監を父に持つチャールズは、彼女との結婚のために事件解決に挑む。亡くなった老人の若い後妻が犯人か、それとも息子たちか。家族内での疑いの目。何かを知っているそぶりを見せる子ども。明らかになった犯人は——。 クリスティーらしくキャラクターが立っていて、そのセリフを楽しむだけでもぐいぐいと読ませる。正義感というよりは、ソフィアとの結婚のためというべきかもしれないチャールズの関わり方が、警察でないだけ家族から様々な証言を引き出す。明らかに怪しい若い後妻にチャールズが同情し、ソフィアに憤慨されるのも様式美。 真相は、ある意味では読者の死角をついたもの。ひねくれたミステリ愛好家なら犯人がわかって読めるのかもしれない。犯行は誰に可能だったのか、誰にでも可能だった。また、一般的な犯罪者の性格を分析したチャールズの父のセリフもきっちりと犯人を指し示している。やられた、というのが快感で、しかしじっとりと怖さも感じる。 解説にもあるように、初クリスティーにはお勧めしないが、クリスティーを読み進めてきた人にはぜひお勧めする。

    2
    投稿日: 2021.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アガサは予想が全然当たらない印象があったけれど、初めて犯人どころか動機や証拠に対する行動など全部当たった!嬉しい……!! ちょっと紹介文、「ねじれた家に住む性格のねじれた人達」って誇張しすぎてて、そこに惹かれて読み始めたから共感できる至極真っ当な人が多くて残念。あと、ねじれた家やお祖父さんの顔など、あんまり想像できなくて登場人物がマープルシリーズより生き生きしてない印象はある。残念……。 解説者の言う通り、他人の生活を覗き見るのは楽しくて堪らない……!でも、あの二人は私も犯人だと思っていなかったから捕まった時は「こんなにわかりやすいのに!?なぜ!?主人公自分でヒントまで言ってるのに!?」ってなって、その辺は中だるみしちゃってた気がする。 訳は確かに直訳的すぎるところはある。でも、逆にこういうの好き。「ばあやの状態は?」「死んだわ」だなんて、全然深刻じゃない雰囲気が笑けて面白いから好き。さすがに良い訳だとまでは思わないけれど……。

    0
    投稿日: 2021.04.04
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    2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。解説は末國善己(評論家)。後半まで来て「まさか途中で犯人扱いされている人物が本当に犯人なのか」などと思って読んでいたのでした。まぁ、そんな訳はない。後から考えると犯人は、警察が語る犯人像にはぴったり一致するのだが、犯人じゃないかのように書かれているというところでしょうか。結構ヒントとなる部分が印象深く書かれているので読み直さなくても、ここが罠だったのか、と思えます。

    0
    投稿日: 2021.02.27
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    みんながみんな怪しすぎる。そして、家族なのにお互いを怪しんで陰口を言ってみたり、上っ面だけの褒め言葉を言ってみたり。途中少し飽きてしまったけど、なんとか後半2/3あたりまでたどり着いてからは一気読み。 この人特に怪しい!と思っていたら、全く違った。戻ってパラパラ再読してみたらところどころヒントがあるじゃないか!!最後の結末はあらあらビックリ。 しかし…訳がもう少し自然だと読みやすい。なんだか不自然な訳がちらほらでわかりづらいところもあった。。

    5
    投稿日: 2020.10.15
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    毒殺された資産家。何かしら怪しいところのある一族の面々。となるといかにもオーソドックスなミステリといった印象なのですが。一族間での確執や遺産争いといったお決まりのものが見当たらなくて、戸惑ってしまいます。誰も彼もが怪しいし誰にでも犯行は可能なのだけれど、誰にも動機がないだなんて! ってので、犯人はまったく当てられませんでした。 しかし一癖も二癖もある登場人物たちの裏事情がどんどん暴かれていくさまは、こういうミステリの定番として楽しめます。たしかに誰もがねじれているのかも。

    2
    投稿日: 2020.07.30
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    前半1/3くらいまでは和訳にやや違和感があった。 英語を文頭から文末までそのまま訳した感じ。 やっぱり原文のままで読めた方が楽しいんだろあなぁなんて考えながら、とりあえず読み進めたら後半からすごく面白かった。 映画はまだ観てない。 一番オススメしたいポイントは、なんと言っても一緒に推理していける事。 伏線もしっかりはられている。よく、(本当によく)考えたら分かるように。推理小説が好きな人の、欲しがってる部分を埋めてくれる感じ。 読み進めていく中で感じる違和感は、やはり必ず重要な部分なのだと再認識。 1940年代に書かれたなんて信じられない。あまりにも色褪せない。 1940年に生きようと2020年に生きようと有能な人は有能なんだと改めて思った。 探偵ポジションとして君臨していた主人公はポンコツだった。言われた言葉で毎回綺麗に惑わされていた 以降、記録ネタバレ 犯人→ジョセフィン 探偵ごっこしていた少女 動機→あまりにも子供らしい理由

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰でも毒薬を入手でき仕込むことができた。 直接的な証拠はなにもない。(椅子に付いた土の跡は証拠としては弱い) 結末は(ある種の)犯人の自白。 一人称での記述で、語り手を探偵型ではない普通の人間にして ミステリの緊張感を高めているタイプの作品。 もしこの事件をポワロが手がけていたならば、 屋敷の人物に一通り面会した時点で犯人の目星を付け、 第二の事件は発生しなかったと思います。 でも、ポワロは犯人をどう「処置」するのだろうか?

    0
    投稿日: 2020.03.21
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    ねじれた家 みょっとしたボタンの掛け違いでねじれていく家族の様子がうまく表現されていた。犯人の動機には背筋がぞくっと…

    0
    投稿日: 2020.03.13
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    著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)

    0
    投稿日: 2019.12.23
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    映画化をきっかけに読んでみた。 アガサ・クリスティーを読むのは、これで2作目。 大富豪の老人が毒殺された。 家族の誰にも動機があるようで。。。。 いったい誰が殺したのか。 何が目的で殺したのか。 充分な証拠が得られるまま、捜査は深みに嵌まっていく。 第二、第三、第四と、警察をあざ笑うかのように続いていく事件。 私には事件の後半まで、犯人の目星がつかなかった。 動機にも、結末にも、背筋が寒くなった。 70年前の作品なんですよね~ いまなお面白く感じるとは、あらためて凄い作家だったのだな~と思いました。 他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2019.09.02
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    映画が公開されるということなので、興味本位で読んでみた。 冒頭に殺人事件が描かれているにも関わらず、それ以降はミステリらしくない展開が続く。飽きるかと思いきやそうではなく、一族のスキャンダルがストーリーのベースになり、これはこれで面白い。第二の殺人が起きる後半からはギアチェンジして鋭いロジックを見せつけられるのだが、前半の人間模様が作品の雰囲気と合ってたので、このまま人間ドラマで終わってもいいかなと思ってみたり。 とは言ってもさすがはクリスティー。きちんと伏線を回収して、意外な犯人と意外な着地で読み手を翻弄する手は緩めない。実はなかなか重い真相なのに読後感が悪くないのは、ほどよいボリュームでさくっと読めたせいかな? ちなみに本作品は、作者が自伝の中で、「自作の探偵小説の中で、わたしがもっとも満足している二作のうちの一つ」として挙げている作品だそうな。

    0
    投稿日: 2019.06.30
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    映画化されるとあって読んでみた。ねじれた家に住むねじれた家族という文言にとびついた。「マザーグース」は想像の宝庫か。 遺産と遺言、相続、遺産の規模がちがうわね。ねじれた家の最大の犠牲者は犯人だったのかも。でも一家を支配していた老主人の死により一家は精神的に開放され自由な生活へと向かう。 2019.5.15購入

    4
    投稿日: 2019.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじ  ヘイワードは恋人ソフィアとの結婚を考えている。しかし、ソフィアの祖父が自宅で亡くなり、毒殺の可能性が出てきた。  祖父は大富豪で、屋敷には、後妻・長男夫婦・次男夫婦(ソフィアの両親)、ソフィアたち3人兄弟、亡くなった祖母の姉、家庭教師などが住んでいた。  祖父は全員に経済援助を惜しまず、家族で暮らすことを希望していた。  後妻は家庭教師との仲が疑われ、長男夫婦は事業経営に失敗し、ソフィアの父は生活力がなく、母は客の入らない役者である。また、ソフィアの兄は体に麻痺があり性格が暗くなった。妹のジョセフィンはまだ幼いが探偵ごっこが好きで、いろいろ見聞きしているらしい。  アガサクリスティー自身も気に入っていたという作品。シリーズものではない。探偵役は若き外交官。父親が警視庁の副総監なので捜査に入り込んだ。  テンポがゆっくりなのが古典っぽいなーと思う。ねじれた家っていうのは、いろんな家族が一緒に住んでいるところや、家族のそれぞれにゆがんだ個性があるからだろう。  現代物と比べるとじれったくなったり、セリフや考え方が遠回りしすぎてぽかんとしてしまうところもあるが、やっぱりアガサクリスティーの作品は今読んでも十分楽しめる。

    0
    投稿日: 2019.04.25
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    映画が公開されたので、観に行く前に読んでみた。 昔に読んだ事があったようでなんとなく結末が分かってしまったけれど、登場人物の性格描写が面白いと思う。 今の価値観では疑問に思う事も多々ありながら、よく人間を観察しているなぁ、と感じる。 これは映像で見るのが楽しみ。

    2
    投稿日: 2019.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    注意!思いっきりネタバレしています。 全然、推理した上での話じゃないんですけど、前半一通り人物が登場した段階で、犯人になり得そうなのは2人。もしくは、その2人の片割れのペアを加えて3人か?って感じ。 というのも、夫婦2組と変則的なペアは見事なくらい、作者が「犯人じゃないからね~」的に書いているし。 さらに言えば、解説を先に読んじゃうわるいクセがあるもので。 そこで、“「犯人はおしゃべりだ」が重要なヒントになる”なんて書いてあるものだから、てことは犯人になり得そうな3人に内、ペアの1人は外れるか?なんて(笑) な~んて、思いつつ読んでいたのに関わらず、ラストで「あ、そうきた?へー」と思ってしまったのは、やっぱり“巧い”ってことなんでしょうね。 ただ、これはちょっと“巧すぎ”の感もなきにしもあらず、かなー。 ミステリー小説としては面白くても、「物語」としてはちょっとイチャモンつけたいかなぁ~(笑) というのも、何かこう、バランスが悪いような気がしてしょうがないんですよね。 例えばこの話を横溝正史が書いたなら、最初に生前のレオニデスの外の人に対しての因業っぷりをたっぷり描いて。その後、ロジャーとフィリップとその奥さん2人から見た、レオニデスがいかに圧倒的な存在感だったか?ということを描いたように思うんです。 つまり、「ねじれた家」というわりに、その「ねじれ」が見えてこなかったのが物足りなかったんじゃないかと。 ただ、それは、この『ねじれた家』というのがクリスティーがいつ頃描いた作品なのかはわかりませんけど、その辺はもうさんざん書いたからこれではいいや、みたいなところがあるのかも。 その辺はスッキリさせちゃって。いわゆる「冗長な部分」は省いて、ミステリーの部分だけ楽しませてあげようという、作者なりのサービスなのかもしれませんね。 ただ私、ミステリー小説のその冗長な部分が好きなもので…w というのも、ジョセフィンというキャラクターが変に魅力的だったこともあって。 その辺りのどろどろを前半でくどくど描いてくれたら、キャラがもっと光ったろうし。また、ラストもドラマチックになったんじゃないのかなーと思ってしまった… というわけ(笑) ことの顛末(いわゆるネタ)は手紙でわかるわけですけど、でも実は連れて行った方が犯人で。 犯人は、連れられていった方を手紙による告白で犯人にしちゃったってことはないんだろうか?なんてことを思っちゃいました。 だって、“あの人(チャールズ)は少しおばかさん”なわけでしょ?(笑) あ、でも、それだと動機がないのか…。 ただ、動機なんて、作者はいくらでも作れるだろうからなぁ~(笑) 動機といえば、手帳の文にはちょっとコワっ!でした。 普通の人との感覚との乖離も確かにそうなんですけど、それよりも現代の日本でなら結構ありそうな話で。 ていうか、現在だったらイヤミスのネタにありそうですよね(笑) ずいぶん前に『春にして君を離れ』を読んだ時、クリスティーはイヤミスの元祖でもあったんだなーと思ったんですけど、そういう意味でこれも著者の真骨頂?www

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    投稿日: 2018.12.09
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    すごく面白かった。最後の最後に父親の言葉が最大のヒントだったことがわかるシーンは圧巻。なんで読んでいて気付かなかったのだろう

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    投稿日: 2018.05.12
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    ねじれた家族に発生する、ねじれた殺人事件。 2件の殺人と1件の殺人未遂が発生するが、いずれも特別なトリックが使われているわけではないし、事件関係者の全員が犯行を行いうる状況であったため、アリバイを巡る論議は一切なく、作中では動機が主な議論の対象。犯人を特定する十分な手掛かりが与えられてはいないので、本格ミステリーとは言えない。伏線らしきものがいくつか見受けられるが、それも犯人を特定するようなものではない。 ポアロもマープルも登場しないのは、推理や捜査過程を中心に据えた物語ではないためだろうか。クリスティーが描きたかったのは、このねじれた家族関係そのものなのだろうか。 クリスティーの十八番、お金持ちの遺産相続をめぐる殺人事件で、シンプルな設定の人物配置、お互いの心理的関係の描写など、わかりやすく、読みやすい作品だが、あまり印象には残らない作品だ。 ちなみに、犯人は予想通り(予想以外の何物でもない)。

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    投稿日: 2016.06.12
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    毒気はクイーンのほうが濃い。 アレをマイルドにしてちょっとしたロマンスを加えた感じ。 その分犯人の邪悪さっぷりが足りず、 動機がなんだか安っぽく感じてしまう。

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    投稿日: 2015.09.21
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     ねじれた家に住む大富豪が急死した。彼は糖尿病で日常的にインシュリンを投与されていたが、いつもインシュリンの入っているはずの薬瓶にエゼリンが発見され、殺人と断定される。  本作のポイントは、犯人はなぜ、機会も時間もあったのにエゼリンを放置しておいたのか、この一点だ。エゼリンを混入した瓶を捨てておきさえすれば、完全犯罪を完遂し得た可能性が高かったのだから。この問いに答えること、それがすなわち犯人を特定することにつながるのだが、合理的な答えは出ない。答えを得るためには、この問いを少しだけ変形させることが必要なのだが、アタマの固い人間にとってはこれが難問であり、最後にクリスティが差し出すあまりに合理的な答えに、なぜそのことに気づかなかったのか!と呆然とする。

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    投稿日: 2013.08.26
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    軍人チャールズの恋人ソフィアの家族が殺された。しかも、身内で起こった殺人事件。チャールズの父が警察副総監だったため、首を突っ込むことになる。 ジョセフィンは犯人を知ってるかのように、チャールズに話していた。注目されることを好み、自分をバカにしたり、強制する人を憎んだ。子供の動機で殺した。

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    投稿日: 2013.05.19
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    2年間の海外赴任から帰国したチャールズ。恋人のソフィアとの再会。彼女の祖父アリスタイド・レオニデスの死。殺人事件として疑う家族。父親である警視総監ヘイワードの協力でレオニデス家にやってきたチャールズ。アリスタイドの若い後妻ブレンダ。ブレンダとの関係を疑われる家庭教師ローレンス。事件直前まかされていたレストラン・チェーンを破産させた長男ロジャー。消えた遺言状。チャールズに事件の秘密を語るソフィアの妹ジョセフィン。ジョセフィンが見たというブレンダとローレンスの恋文。事件の秘密を知ると公言するジョセフィン。何者かに襲われ重傷を負うジョセフィン。事件直後に荒されたジョセフィンの部屋と恋文。

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    投稿日: 2013.03.25
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    海外ミステリを読もうシリーズ。 殺しについては、"誰でも簡単に実行可能だった"という条件から、犯人を当てるのは難しい。それよりもレオニデス家の風変わりな人々の描写をじっくり楽しむべき作品だと感じた。実際、第二の殺人が起こるまでは特に物証や決め手となる新事実が明らかになるわけでもなく、レオニデス家の人々について淡々と述べられている。それがやや退屈だとは感じたことは確かだ。 時間を置いて、もう一度読み直したい。

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    投稿日: 2013.02.16
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    2回読みたくなる作品だなと思いました。 きっと真の犯人に驚かされると思います。 バッドエンドぽいのが終わってもなおゾクゾクさせてくれました。

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    投稿日: 2012.03.10
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    アガサ・クリスティの作品に惚れ込むきっかけになった本です。たまたまタイトルに興味をもち手に取りました。この本に出会わなかったらこのあとクリスティの小説を何十冊も読むことはなかったと思います。一番好きな作品です。ぜひぜひ

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    投稿日: 2012.01.08
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    もうアガサ先生の作品は”悪”という観点でしか見きれなくなった。 悪というのは純粋であるからこそ、犯人は子供というのはすごく単純かな。

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    投稿日: 2011.12.30
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    本書は、名家の娘との婚約。 家のことを話さずに婚約しようとしう話は、個人主義の時代の賜物だろうか。 富豪の性格を引き継いだのは、ジョセフィンだと思った。 てきぱきしていて、情報の裏を取る。 経営者には必須の能力のように思えた。 正確な情報、行動力、どれをとってもすばらしい。 跡継ぎの可能性については、まったく想像外。 犯人もまったく想像外。 後妻の役割が、いま一歩、薄い気がしたのはなぜだろう。 それに大して、アリスタイドの義姉の役割の大きさに驚いた。 ps. 探偵物、捜索物を読んでいると、似た設定、似た展開のものが多いことに気がつく。 SFでも同様のことがあるが、SFの場合には名前、時代を容易に変更できるので、自分では気がつかないことも多い。 アガサクリスティは、全部Reviewを記録して、比較してみることにしようと思った。

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    投稿日: 2011.08.14
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    ねじれた性格の家族が集う富豪一家。 あの有名な海外ミステリと同じような結末。 でもクリスティーならではの人物描写でぐいぐいと読ませてしまう。

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    投稿日: 2010.07.11
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    解説(末國善巳)P380~381にかけて、明らかな間違い有り。 ロジャーの妻クレメンシイは舞台女優。フィリップの妻マグダが科学者となっている。逆である。 私が読んだのは、第2刷なので、間違いをそのままに重版している。

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    投稿日: 2010.05.11
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    「これこそほんとに悪夢よ。よく知っている人たちの中を歩きまわり、その人たちの顔を見る——と、突然、顔が変わってしまうの——もうそれは、知ってる人じゃない——見知らぬ人、それは残忍な見知らぬ人なのよ・・・・・・」 クリスティ、ねじれた家でした。 あぁーー読後が何となく悪いのだ。 なんだか、どよーーんとしているというのか、すごいっていうのか、まさかまさかと行った展開に唖然としました。。。 凄い「えぇっ」という驚きではないのだけれど、「うわぁ・・・」という少し愕然とした感じでしょうか。 さて、次は何を読もうかなぁ。景気よくポアロなんて読みたい気分。 【1/14読了・初読・大学図書館】

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    投稿日: 2010.01.17
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    2009-10-08読了 アガサは最後までわくわくしながら読めるからいいよね。 小さい頃好きだったのって大人になっても変わらず好き。

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    投稿日: 2009.10.12
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    クリスティらしさの溢れた本。名探偵は出て来ませんが良い味出しています。中の描写がエラリィのYの悲劇に似ている気がします。うろ覚えですが。

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    投稿日: 2007.03.07
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    トリック、謎解きといった部分をほぼ排除し、ねじれた一家にのみいスポットをあてた風変わりなミステリー。

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    投稿日: 2006.09.12
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    衝撃的な形で犯人が分かるのだけれど、その文章を読んだ時には、しばらく本を読む手が止まってしまった。意味を反芻するのに時間がかかった。かなり好きな作品。

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    投稿日: 2005.07.28
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    「一番怪しくない人物が犯人」というセオリーどおりの展開なんですが…現代の犯罪事情を先取りしているとみるべきか、話を面白くするこじつけとみるべきか…。

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    投稿日: 2004.10.16