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powered by ブクログ出版から時を経て読んだが、結局一人ひとりが如何に努力し社会に貢献するか、だと思う。小さな事でも積み重ね継続すれば大きな力になる。自分はそのような存在であれるよう努力したい。
0投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中国を見る場合、民族ではなくて、国家体制を問題視すべきです。中国の現代史は中国共産党によって、人々が翻弄されてきた歴史でした 政治とは、所得を再配分することです。国民からいったん預かった税金を、何にいくらずつ配分するかを決めるのが政治の仕事だという意味です 中国のレアアース発掘は今のままでは持続不可能。 中国産の安さの理由は簡単です。付随して出てくる放射性物質を放置しているからです。環境汚染をそのままにしているのです
0投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21) 2011/8/10 主に貿易自由化について多く書かれている 2011年6月2日記述 池上彰氏による著作。 本書では主にTPPや農業、またそれに絡む政治問題などについて解説している。 分かりやすい解説に定評があった池上氏の本なのでニュースの話題に疎い人であっても 日本の問題点について把握できるだろう。 本書を読んで感じるのは今日本国内で閉塞感が覆っている要因のひとつが貿易自由化の問題である。 特に韓国にいたっては日本以上にアメリカとの自由貿易化を進めており日本もTPP参加をしない場合、 国際競争に打ち勝っていけるのだろうか? また同時に日本国内の農業も10年も経てば担い手の高齢化がますます進み立ちゆかなくなる可能性が極めて高い。 農地の集約化も進めていく必要もあるが 戸別所得補償制度によって(兼業農家が専業農家に貸していた土地の返還を求めるようになったため) それも上手く進んでいない。 あちらを立てればこちらが立たずと言った状態で動けない内に先送りできない状況に日本が追い込まれている事がよく分かります。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。 借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。 税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはアメリカでも同じ。 子供手当なんていらない。それよりか、もっと保育所を作って、給食費を無償にするほうがどんなにためになるか。 こんなこと考えても、全然そんな世論なんか聞いてくれないだろうな。 ただただ、忍耐強く生きていかねば。
0投稿日: 2017.12.15
powered by ブクログ農政はノー政σ^_^; 聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。 戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。 大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。 農業を守るためにどうすれば良いか。 株式会社を排除する社会主義的な政策が今の農業従事者の高齢化を生んでいます。 自民党の新しい世代が農政に力を入れてくれてるのがせめてもの救いかと思います。 「いい質問」とは情報の空白を埋める質問だそうです。 確かに知識に空白があると不安になるので埋めたくなるんですよね。 それが話者と共有できたら本当の意味でいい質問になるんやと思います。 ただ手を上げて発表すると難しいんですよねσ^_^;
0投稿日: 2017.05.11
powered by ブクログ忘れもしない2011年。 日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。 人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。 そこから我々はどう立ち直っていくか。 そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。 答えのない、しかし暫定的であっても答えを出さなければならない。 TPP交渉は依然難航している。 良い点、悪い点が当然あるわけだが、「参加しない」という選択肢は、現実的ではない。 しかし、懸念されるのは国内産業の保護だ。 安い商品がたくさん入ってきたら、国内の産業は衰退してしまうのではないか......。 著者はそこにそもそもの考えの間違いがあると指摘する。 そんなに日本の産業は国際競争力がないのか、信用がないのか? いつまでもガラパゴスではいられない。 この指摘に私もハッとした。 多少高くても、国産を買うだろうな、と。 国産牛肉は無理でも、国産豚肉、鶏肉を買うだろう。 たまにはスペインやカナダ、アメリカ産を買うかもしれないが、きっと信頼している国内産を買うだろう、と。 消費税増税についても著者は切り込む。 もはや日本には借金を返せるだけの余力がない。 だとしたら、税金を上げるしかない。 私もそれは仕方のないことだと思う。 確かに出費は痛い。 だが、そうしなければいつ日本が終焉の時を迎えるかわかったものではない。 政治家も、官僚も、マスコミも、そして有権者も考えなければいけない。 今がよければ明日はどうなってもいいのか? 地元にハコモノを誘致するだけの政治家でいいのか? 批判するだけの報道姿勢でいいのか? それがわからないほど、あなたたちは、私は、そんなに愚かなのか? 著者の意見に全て賛同できるわけではない。 ただ、本書から伝わってくるのは、本当にこの人は「愛国心」のある人なのだ、ということ。 国旗や国歌をやたらと掲揚、斉唱し、他国を批判することが「愛国心」ではない。 この国を良くするために、未来に繋ぐために何ができるのか、何をしなければならないのか、何を伝えなければいけないのか、それを考え実践することが真の「愛国心」だ。 著者がたくさんの番組に出演するのはそういうわけなのだろう。 自分一人じゃ変わらない、ではなく、自分一人から変わっていく、それがこれからの日本に必要なことなのだ。
0投稿日: 2015.08.01
powered by ブクログ・増税…すべて社会保障に当てられるという約束。高齢化が進んでいるため、消費税だけで賄うことはできない。 ・消費税を1%あげると約2、7兆円の税収が増える。 ・社会保障費の8割は高齢者に使われている。 ・国民年金が一階の基礎年金。民間企業のサラリーマンやOLが加入している厚生年金、公務員が加入している共済年金。国民年金は一月1万5千円ほど。年金支給年金になったら、自営業の人などはそれだけを受け取る。 ・共済年金は優遇されている。20年以上勤務すれば一律に20%の職域加算がつく。厚生年金とほぼ同じ保険料で会社員の2割増の年金が受け取れる。 ・1957年のトランジスタラジオにより、日本製品=粗悪品のイメージを払拭した。 ・三菱電機では研究所と製作所をつなぐ「リエゾンマン」というポジションを作って車内の連携を強固にした。 ・アメリカはリベラルアーツ。入学するときには文系、理系に垣根なく自由に履修することができる。大学に入って興味の幅を広げる。
0投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログ震災でもう一度ゼロからやり直そうよ、というメッセージ。だが現実にはまた先送り。この国はアメリカ様から命令されないと変われない国だ。きっと近い将来金利の急上昇(国債の暴落)が起こってIMF=アメリカ様から強権的に国造りをやり直させられるまで何も変わらないと思う。
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ東北の震災で、被災地の人々は世界に大して日本人の美徳を示してくれた。今こそ我々は、かつての日本人が持っていたような自信と誇りを取り戻し、世界の競争に挑むべきであることを教えてくれる本である。
0投稿日: 2014.06.01
powered by ブクログこの本は、東日本大震災のころ出版された。この震災から日本は立ち上がることが出来るか否か、というよりも政治家だけが考えるのではなく、一人一人が世間に目を向けて行かなくてはならないと話している。第二次世界大戦から立ち上がったまでの経緯や、過去の首相の行動、発展した技術についてもわかりやすく説明している。一番理解できたのは、中国問題だ。中国問題の本質は、人ではなく国家にあるとのこと。消費税増税問題がどのような経過であったのか振り返ることが出来た。
0投稿日: 2014.03.18
powered by ブクログ既に同様の内容を別書で読んでいたが分かりやすく伝える、疑問を投げかける。この事が現代のメディアではかけていたと感じた。良書である。
0投稿日: 2014.01.25先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発
池上さんのテレビでの解説が好きならば読みやすいのではないでしょうか。読むとちょっと日本の将来が不安になりますね。
0投稿日: 2013.11.07忘れてはならない問題
今も見て見ぬ振りをしている日本の深部の問題点を池上彰が暴き出します。 一緒に考えようというスタンスに共感できた。
0投稿日: 2013.11.07池上式アラーム
今日本で最も信頼される男が鳴らす警鐘。 この国が抱える問題を鮮やかに浮かび上がらせる手腕に感服。
0投稿日: 2013.11.07日本の将来・・・
2年前の本ですがTPP参加や消費税増税など着々と進んでますね。
0投稿日: 2013.11.05本でも分かりやすい
池上さんの問題提起が主に経済側面から記されいる本です。 具体的には、TPPなどの関税の問題、中国との関係、 韓国企業の躍進、日本企業の問題などが主に取り上げられています。 何となく報道を目にしているだけでは気付きにくい部分を、 分かりやすく提示されております。 池上さんの強い主張というよりは、先送りできない問題を忘れずに皆で一緒に考えようという押しつげがましくないニュース解説本ですね。
0投稿日: 2013.11.05今すべきこと
池上さんが熱く警鐘を鳴らしてます。 ただ東京五輪が決まってここに書かれている色んな問題が、余計陰に隠れてしまいそうな予感はありますが...
0投稿日: 2013.11.04分かりやすい
今の日本に必要な事は何か、 問題点を明確にしている点が 読みやすい本だと思います。
0投稿日: 2013.11.02
powered by ブクログ中立を信念にしているとずっと見受けてきたが、実は本音が明確になって見える先生には珍しいシリーズだ。TPPには基本賛成、原発は条件付きで反対。リバタリアンでもある。
0投稿日: 2013.10.19新人からベテランまで。
池上さんは、世界や日本の政治経済等幅広い分野によく精通しており、文章も簡潔で分かりやすい。 読んでいて、すっと気持ちに落ち込んでくるので、次へ次へと興味がつながってゆく。 日本や世界のことを知りたい新人は勿論、自分の考えを再確認したいベテランまで、一読したい書物である。
0投稿日: 2013.09.25
powered by ブクログ誰にでも分かりやすい切り口で、時事問題を説いていく流れは、テレビで見るのと同様、さすがと思える。自分で考え続けていれば、少しくらいまともなことが話せるようになる気がして、そんな努力をしていこうと思う今日この頃です。
0投稿日: 2013.06.25
powered by ブクログ主に、TPP に絡めて、グローバリゼーションでの日本の立ち位置、貿易の問題を扱っていた。また、財政のことも触れていた。基本用語や歴史的経緯から説明されていたので、頭に入りやすかったです。
0投稿日: 2013.02.03
powered by ブクログ印象に残った言葉。 【TPPでどうなる日本の農家】 産業に関しては、過保護の子どもは育たない。温室育ちはひ弱ということです。 農業家の意欲をかきたてるような農政の転換を図ることができれば、結果として強い農家が生き延び、大きくなれます。 【国が変わるということ】 延命のために税金を使ってもいいのか、自由経済市場の原理に任せてつぶれるところは仕方ないとするのか。こと大原則を考えなければなりません。 【世界が知恵を絞る巨龍との付き合い方】 中国の国家としての挙動に違和感を覚え、中国人のモラルに驚くことがあったとしても、その歴史を知っていれば「中国人はけしからん」という発言にはならず、批判は中国の社会体制へと向かうはずです。 【今か、未来か?明日を決めるのはあなた】 日本の借金は900兆円。日本人は赤ちゃんから高齢者まで、まんべんなくならすと一人約700万円もの借金をしている計算になります。 実は、消費税の10%引き上げを前提にして、現在の日本の年金制度は設計されています。 若い政治家は逃げ切れません。自分が若い頃に取り組んだ政策がどうなったから、まだ、政治家である間に結果が出るからです。これでは先送りはしにくくなります。これが大事なのだと私は思います。 でて来るのは政局報道だけ。政治報道にはなっていないのです。 【あとがき】 「いい質問」とは、その欠落部分を埋めようとして尋ねている場合が多いのです。 大切なのは正解を出すことではない。考えることです。 国や行政が何をしてくれるのか考えるのではなく、自分たちに何ができるのか、自分に対して、「いい質問」を考えてみましょう。 事象Aを単なる感想Aで終わらせるのではなく、足りないジグソーパズルのピースを見つけ、いい質問ができる人であってほしいと思います。 池上さんは何事に対しても非常に分かりやすく説明できる人だけど、裏をかえせば本当に物事の本質を理解し、自分の意見をもっている人だとおもう。他の著書も読んでみよう。まずはそうだったのか!中国かな♪
0投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログ発刊されてから1年半も経過しているが、取り上げられた課題は未だ議論中であったり、先に進まないものも数多い。新政権は、これらの問題をどう対処していくのだろうか?
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログすっかち池上彰ずけになっている。本来あまり興味のない分野であったが、いい勉強になった。レアアースの実態や就職氷河期時代の学生たちの真の敵?は、とか、身の回りも、日本も先送りできない状況ですね。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ日本でTPPで話題になるのは農業だけ。 日本にとって農業が重要なことがわかる。 IMFは建前としては弱体化した経済を立て直し、外貨不足を解消するためということになるが、その意図するとことはアメリカの資本に向けて国内の市場を開放しやすくするための改変だった。 亀井静がJALのCAが派遣社員では危ないといった。政府の介入。 中国はいざとなれば経済を犠牲にしてでも自国を守る行動に出る国。 竹下さんは消費税を導入した当時はぼろくそに言われていたが、現在ではヒーローになっている。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログなんとなく疑問に思っていたTPP・FTAや韓国経済(アジア通貨危機後)・中国との付き合い方について、わかりやすく解説してある。TPPは農業に与える影響について主眼がおかれている。 印象に残ったのはあとがき。対応の遅い国や行政に頼るのではなく、自分でできることに注力していきたいと思った。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログ一先ず近現代史を改めて勉強しようと思った。 過去の背景も踏まえた上で、 今を語れるような人間になりたい。 結局は、今は過去の出来事の結果、 だから、過去のプロセスを知って、今を理解しておかないといけない。 その上で、未来を考える。 そうでないと、過去と同じようなことをしていた、 ということに後で気づきかねない。
0投稿日: 2012.12.24
powered by ブクログさすが池上彰、日々ニュースで聞き流しがちな話題を、分かりやすくも核心に迫る「ヒント」を沢山与えてくれる。とても読んだ後に満足感のある一冊。
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログ約2年前に書かれた本。でも、国会ではこの本に書かれている問題をいまも言い争っている。なんかなー、と思った。タイトルの通り日本には先送りできない問題がたくさんある。ボクがいま関心がある国の借金と開国について、それからいまの韓国がなぜここ10年で強くなったかが書いてあった。池上先生がいうように国はもう政治家だけに任せていてはいけない。国は助けてくれない、そんな時自分で考え行動にいつさないといけないなと思った。
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログ主にTPP問題などをベースに、中国・韓国企業の進出など様々な「先送りできない」経済問題を描いた一冊。 さらっとした語り口の中に、意外と辛辣な意見があり、TVとは違った一面が見られる。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ震災直後に発刊され、TPPなど現代日本が抱える諸問題をわかり易く解説。さすが池上彰、と感じさせてくれるわけですが、学問的なアプローチでなく視聴者の目線で解説してくれるので新聞のお供には本当に最適だと思います。主観が少ない印象がありましたが、このくらいは解説として持論を入れているのかな?という雰囲気も。今後どっちに寄せていくのかによって、また好き嫌いがわかれていくのかもしれません。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アメリカ政府が車産業を保護した為、GMは企業努力をせずに衰退した。 日本の農業も政府に圧力をかけて、守られている現状。 しかし、一部の産業を保護しすぎてしまうと、工夫や改善がされなくなり 結局淘汰されてしまう。政府も反発を押し切って政策を進める力が必要となる。もう先送りできない
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本が出版されたのは約一年前。 それなのに、日本が抱えている問題のほとんどはそのままのような気がします。このままでは本当に立ち行かなくなるかもしれません。 あと、現代史の本を読んでみようと思いました。 特に中国。 嫌いだけれど、それですむ問題ではないのも確かです。
0投稿日: 2012.07.10
powered by ブクログ池上さんは、やはりわかりやすい。時事の有耶無耶にしてきた部分を補填するため、または知るための導入書としては良い本だと思います。問題意識が芽生える切っ掛けにもなるかと。特に若者に読んでほしい。自分も若者だけども。
0投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログ新聞やニュースできく事象を、現状からさかのぼってわかりやすく解説。さすが池上さん。 【へえポイント】 ●こんにゃく芋の関税1706% この高関税の理由は、生産地である群馬県が日本一総理大臣になった人の多い県だから。 (例)福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫 ●中国が発展した理由 WTO加盟したから。(=輸出入や投資などについて世界基準のルールに従う) 世界の工場として、製造の一部を請け負う国だったが、諸外国が会社や工場を建設し、安い賃金と税金で製品を作れる国になったから。(=産業の空洞化) ●韓国の経済戦略 付加価値戦略。 例:インド向けに絹のサリーが洗える洗濯機、中近東向けに「コーラン」が表示できるプラズマテレビ、治安の悪い地域では施錠ができる冷蔵庫、街灯がないアフリカでは、懐中電灯のライトがついた携帯電話、 日本製品を徹底的に模倣し、ターゲット層のニーズを徹底的に調べ上げる。K-POPもその一例。 【メモ】 ●ウルグアイラウンド 日本の着地点→ミニマムアクセス(米) (貿易の自由化を認めない品目に関しては、国内消費量の一定割合は輸入すること、例:米)
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ本屋で並んでいた池上彰著書をまとめ買いした際の3冊目。 改めて「民主主義とは如何に税金を徴収し、徴収した税金を有効活用していくか」だと認識させてくれる。 成り立ちから考えてみても、王政時代は王様のポケットと国会財政の区別がない・・・すると必ず無駄遣いが起きて財政赤字になる →そこで税金を上げるが重税に国民が耐えかねて国が滅ぶ →そこで議会でチェックしようという動きになる・・・租税民主主義の始まり →次に憲法があって議会に意見を諮るが、最終的な決定の責任者は君主・・・立憲君主制(明治時代の日本、イギリス) →。。。そして現代に至る。 これから先、誰も経験したことのない超高齢化社会を迎える日本でのあるべき税制を、消費税10%という局地的な議論を政局にせずにしっかりと政策を取り交わして欲しい。 個人的には、サラリーマンを含めて全員が確定申告を自分でやるようにすべき。自分の税金の額を自分で計算して、納めて、初めて納税者の意識と義務をリアルに感じれるから。 と、ここ2年間、フランスと日本の確定申告をそれぞれ自分で必死に書類作成している経験者は語る。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログ現在の日本で何が問題かをハッキリ書かれている一冊。現代の日本を見つめ直すのは用度いい書籍である。とても分かりやすい 昨年の東関東大震災後にこれからの日本はどのように、国内、そして国外に対しての接し方、対応すべき点が分かりやすく開設されている。 第1章-ドアを開ければグローバル会社 この章では 【感想】東西冷戦終了後を契機に、人件費の安い国に工場を建てて、人件費の安い労働者を雇用することが可能となり、ASEANをはじめ、先進国の工場が進出し、新たなマーケット(可能性)が誕生しつつある、等など… 更に、WTOやTPPについて… 第2章-TPPでどうなる、日本の農業 【感想】TPPの説明だけではなく、今まで国内でどのような農業対策されていたか、今後の危機や可能性、する必要の改革など。 つづいてほかの章でも分かりやすくテーマ別で開設されているので、飽きずに読むことができる。 第3章-国が変わるということ 【感想】隣の韓国の通貨危機の体験やその後の対策 第4章-世界が智慧を絞る巨龍との付き合い方 【感想】ここでいう、巨龍とは中国のことである。 第5章-物作り大国日本、新ステージ 【感想】どうも、日本は物作りは善くても、その売り方が今いちみたい… 第6章-今か、未来か?明日を決めるのはあなた 等など
1投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「いまここ」でおきている問題を、意見を交えて解説している。ものすごく読みやすい。わかりやすい。 同時に、この国の未来に対する大きな「憂い」、そして「決意」を感じた。 経済、貿易、農業、ものづくり、財政、日本に山積する多くの問題。それが、震災をきっかけに、いよいよ先送りは許されなくなった。 その現実に、とにかく、この国を動かすのは、政治家でも、国でもない。私たち1人1人なのだ。池上氏は、そういうことを、伝えたかったと感じる。 この本を通して、「いま日本がすべきこと」「いま日本国民が考えるべきこと」「私たちはいま何を考え、何を解決していくべきか。」そのきっかけを与えてくれる。 ただし、このような類の本は、きっかけである。本の内容を鵜呑みにせず、ここを軸に、自ら学び、考える姿勢が必要である。 わかりやすいからといって、それが正解とは限らない。 震災からの復興、同時にこの国の復興。国民みんなの知恵を絞って、いまこの日本を生まれ変わらせよう。再出発の時である。
0投稿日: 2012.02.23
powered by ブクログすぐ読める感じの本だった。 人の言うことを受け身になって聞くだけというのはやはり良くないことだと確認できた。
0投稿日: 2012.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
TPP、農業と国内産業、平等、対中国・韓国、日本製品のガラパゴス化と国際マーケティング、税と社会保障、政治家の覚悟と官僚制度、マスコミの問題、国民の義務、そして東日本震災… 今の日本でホットな話題になって久しいこれらの話題を、池上氏ならではの非常に分かりやすい語り口で解説し、何が問題だから騒がれているのか、その裏側にあるホントのところは?など、多くの知識を得ることができる。 自分は比較的これらのことに関心があったほうだし、確認復習のつもりで読んでみたのだが、初めて知ったこと、曖昧な理解が整然とするなどボリュームが薄い割りに多くの成果があった。(いや、もう少しボリュームがあっても読み続けられる内容と思う) 本書で取り上げる話題のトピックス群の解説を読むにつれ、本当に「後がない」という焦燥感が沸き起こってくる。 指導してそれを解決すべき政治家たちの無能を嘆くだけでなく、我々も今できることから手をつけなくてはいけない。 元来待ったなしの状況のところに震災が来たのだ。本当に日本に後はない、前にどんどん進まないと。 池上氏はTPP賛成だが、この議論は個人的には非常に難しいと思っているので、反対意見の本も手にとってみようと思う。
0投稿日: 2011.12.19
powered by ブクログ藤本(2011.11) 今話題になっているTPPや消費税の問題がわかりやすく解説されています。基本的な知識を得るにはいい本です。
0投稿日: 2011.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
111126 この本のタイトルは「先送りできない日本」ですが、読み進めて行くと「世界が先送りできなくなりつつある」と感じます。地球の恵みをむさぼってきた人類は、私たちの地球の存続させるために、立ち止まって考えなければならない時が迫っていることに気が付かなければならないのです。 それぞれの国の政権は、自らを守るために短期的な政策を講じています。 しかしながらそれは、どうしても「誰かが獲得して誰かが失う(win-lose)」の攻撃的な政策になりがちです。 地球の環境が悪化し、資源が枯渇することが明白になった今こそ、先進国も、発展途上国も「両方とも得られる(win-win)」の政策を目指して、世界が手を結ばなければならないのではいでしょうか? 日本がこれから目指すべきは、開発した新技術を使うことで実現するシステムを丸ごと売るという発想でしょう。例えば、日産リーフが家の電池も担えるように、個々のモノが別々に存在しているのではなく、大きなシステムの一部としてモノが存在するという考え方。モノづくりには哲学が必要です。どんなタイプの商品であっても、考え抜かれた哲学によって生産されたモノは、世界から受け入れられるのです。新しい知識は、いままで曇っていた視界を少し明るくしてくれます。私たちは、正解のない答えを自分なりに考えて見つけていく時代に入っています。
0投稿日: 2011.11.26
powered by ブクログ少し前に出版された本ですが、今から読んでもまだまだ学べます!TPP、消費税…分かりやすい解説でこれからの日本を考えます。
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ東日本大震災後の日本が採るべき経済政策について述べた本。円高や国際競争についてわかりやすく解説する。 震災後の円高の原因はアメリカやEUの財政不安から、ドルやユーロが売られ、消去法的に円が買われていることが原因。日本も国債残高は高いが、企業などがそれ以上の資産を所有しているため、まだ財政的に持ち堪えている状況である。 また、国際競争と貿易という枠組みから、今話題のTPPやFTAについても解説する。日本の農家は農水省の保護主義や、自民党の票田であった 農協に補助金という形で守られてきたことに触れ、競争原理を働かせるためにTPPの参加も視野に入れるべきことを述べる。 どうやら池上氏はTPPには肯定的な様子。日本がTPPに参加しなければ日本抜きでのアジア太平洋の貿易・投資ルートが決められること、アメリカとFTAを締結し、自動車や家電の分野で国外向けマーケットを拡大している韓国との競争の観点についても言及している。 TPP賛成派の経産省と反対派の農水省がそれぞれTPP参加時と不参加時のGDPへの影響についての試算も結構極端な条件下で数字を弾き出しているので、そう易々と信用できない。数字だけ見れば、参加した方が良いように思ってしまうが… とにかく、この本を読んだだけで簡単に「TPPに参加しよう」とか「消費税の増税はやむを得ない」と考えるのは早計だと思った。内容がわかりやすいだけに、特に。
0投稿日: 2011.11.04
powered by ブクログ最近よく聞くようになったTPPについて、自分なりの考え方を深めようと思い購入。TPP参加に賛成派の意見はなかなかみることができないので、なるほどなぁ、と思いながら読んでおりました。 内容としては、TPPに対する言及がやや薄いかな?と感じましたが、池上さんお得意のわかりやすい説明で進んでいったので非常にわかりやすくコンパクトにまとまっています。 あとがきも面白かったので、是非読んでみることをおすすめします。
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東日本大震災を機会に浮き彫りになった日本の問題。分かっていたけど解決への道筋を付けてこなかった問題を、今こそ解決しようと提言の書。 政治は選択をすることだとつくずく思う。 この国を思うようになる。
0投稿日: 2011.10.13
powered by ブクログ今の日本がおかれている状況、背景がどのようなものか、少しわかった。 一国民である限り、何ができるわけではないけれど、ちゃんと自分の国の状況、背景を理解して、何がよいのか考えていくことが、大事だと思った。 DK層を抜け出したい。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログかの池上彰さんが震災直後の日本を考えながら書き上げた本。経済を中心に、今の日本を非常に分かりやすくまとめあげている。特にTPP関連や中国関連については複雑な背景についても簡潔に説明している。あとがきの「国に頼る前に『いい質問』を考えよう」という問いかけが心に残った。どんなに頭でっかちになろうが、常に情報は収集して自分で判断し、問いかけていく姿勢を忘れないでいたい。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ内容が簡単に説明されててわかりやすかった。新エネルギーの代替手段が必要だし、それが軌道にのるまでは原子力との最低限の併用を考えていくべきなのかなと。 また、日本の財政問題は先送りできない。政治家さん、なんとかして下さい!また、TTPの締結は是非前向きに検討して欲しい。世界を相手にビジネスできればもっといろんなものが見えてくるはず。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ日本も今、海外の国々の過去の失敗例や成功例から学び、大きな一歩を踏み出さなければならない時なんだと感じた。 ”高齢化社会の中のゆでガエル”とは笑い事では、済まされない。
0投稿日: 2011.09.19
powered by ブクログ2011/9/13読了。 分かりやすさを売りにしている池上さんの、本気に触れてみたいと感じた。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクロググローバル社会で生き残るために日本は今後どのようにすればよいか。TPPと農業、消費税率など。分かりやすい教科書のような内容。いちばんよかったのは「長いあとがき」。いい質問とは欠落した穴を埋めるもの。いい質問を考えることで思考が深まる上、質問受けた側も、その問題について深く考える。池上氏の原点のような話。
0投稿日: 2011.09.07
powered by ブクログ社会や政治に対するかかわり・つながりを日本人がもっと持つようにしないと、何でも先送りになってしまうように感じます。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ元々、震災以前から書いていた本を震災に際して少し書き換えた程度なので、半分は経済や財政全体に対する記述。 にしても、やはり非常に読みやすいし分かりやすいし面白い。 グローバル化と自由貿易、日本の農業、日本の国際的地位、経済の対中関係、日本ブランドのこれから、経済財政の行方など。 池上さんの本は何冊読んでも新しい発見があり、最新のデータに基づいているので飽きません。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログ借金大国の日本がギリシャのようにならない理由、韓国躍進の理由や、日本が今後期待できることなどが書かれており、読み進めやすい本。 東日本大震災後に書かれている。 マスコミが報道すべきところが報道されていない点を鋭く突いていて、ためになった。 池上さんに「いい質問ですね」と言われたいなと思った。 この本を読んでいて、日本人は、一つのことを極めるのは得意だけど、さまざまなことから判断する能力が小さいと思った。
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログ池上口調は非常に分かりやすい. 日本がこれまで先送りにしてきた問題に,これ以上の先送りが許されないことを痛感する.地震をきっかけに,日本はますます危機的な状況を迎えている. 農業の問題とか,中国との関係とか,もちろん政治の問題も,このページ数でうまく収めていると思う. もっと知りたい,もっと調べたいと思えるのはなぜだろう.そんな魅力を持っているのが池上本だと思う.
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログ池上さんが国民の気持ちを代弁してくれているような気がします。 まさに「先送りできない」ことだらけ。 ジジィじゃなくて若い総理を望む。 最後のあとがきは池上さんからの熱いメッセージ。 「いい質問」ができるよう自分を磨かないとなー。
0投稿日: 2011.08.27
powered by ブクログいきなり長い前書きから始まり目次のない本かと勘違いしそうなほどです(後書きも長い) 全体的に読みやすい文字量で区切られているのですが次の節と今の節、前の節・・・すべてがうまい具合に繋がっています だから目次を見て途中の興味あるページを見てしまうと勿体無い 池上さんの会話を聞くような感覚でページが進みますので章単位で一気読みが面白い 最後ではメディア・報道を批判してお終い 人気絶頂でテレビから姿を消したニュースのカリスマの真相はこれだったのかもしれない 「この本の著者印税は全額、日本赤十字社に義援金として送ります。」とのこと P.184 ジャーナリストとして原点に戻り日本を正したいという愛を感じる一冊
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログTVなどで池上さんの丁寧なあの喋りを聞いた事がある人ならまさにその喋りが文章で再現されていて面白かった。 難しい言葉は一切使わず、現在の世界の情勢はどうなっているのか、日本がなぜこれ以上「先送りできない」国であるかを分かりやすく解説してくれていた。 ただこの本だけでTPPに全面的に賛成したりする事は非常に危険だろうし、勉強したての学生の身としてはこの本を入り口と捉えて他の本も読んで行きたいと思った。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログ分かりやすい文章は、さすが池上さん。現代社会の問題と先送りできない状況を訴えています。現代を生きる私たちに必要なことは、このままの状態を放置せずに変わっていくことである。考えて考えて自分なりの答えを見つけて生きていくことが大切と感じさせられた。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログ非常に読みやすくわかりやすい本だった。 日本の良さと、今の日本の問題、そして新興国の強さ等がわかる。 このままじゃいけないと思いました。
0投稿日: 2011.07.31
powered by ブクログ分かりやすい。 TPPとはなんぞや、に始まって購入した本。 様々な意見があるけれど、なんとなく意味は分かった。 ありがとう、池上さん。 なによりいいのは、最後の「長いあとがき」。 正解を見つけることより、考えること。 国に頼る前に、考えること。 国家に頼る時代は終わった。 立ち上がる時代だ。
0投稿日: 2011.07.25
powered by ブクログ■社会情勢 1.スウェーデンは企業に厳しい。企業は自由競争の中でつぶれても救済はしないけれど、個人については社会福祉政策で助けるという政策を、しっかりと実現しているのです。
0投稿日: 2011.07.24
powered by ブクログ池上彰氏は、TPP賛成の立場だ。中野 剛志氏の「TPP亡国論」によると、 韓国の優勢は、関税の撤廃よりも韓国ウォン安にあると書かれているし、 日本が輸出を期待できる国は、アメリカのみであると書かれている。 池上氏からこの点への反論は一切見られなかった。少し残念である。 保護することで、その産業が衰退することも分かるが、輸出が伸びないTPPでは全く意味がなく、現状の円高を考えると、中野剛志氏の考えに賛成したい。
0投稿日: 2011.07.24
powered by ブクログ長いあとがきが良かった。これからの日本について考える材料をその前の部分で池上彰さんらしい分かりやすい文章で書かれています。
0投稿日: 2011.07.22
powered by ブクログ世界中の国との密接度が高まり続けている事実。資源がない日本という事実。少子高齢化という事実。グローバルスピードの事実。記者の知識の低下によるメディアの質の低下という事実。 これからの時代は自由で開かれ、そして答えがなく、忍耐強い思考の技術が必要な事実。 いかに事実から逃げずに、事実を把握しようと学び、それをもとに思考できるかが重要になってくる。
0投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログ池上さんは本当に分かりやすいとつくづく思う。 理解出来た事で更に深い知識を得たいと知識欲が増えていく気がする。 タイトル通り日本人お得意の先送りはこれ以上出来ない。今抱えている問題から目を背けずに皆で真剣に考えていきたい。
0投稿日: 2011.07.19
powered by ブクログ少子高齢化、食料自給率、赤字国債などの重大な問題を、これ以上先送りするわけにはいかない。 こうして見ると、日本は結構危うい国なのかもしれないと思えてきます。 先進国となった日本は、もはや他国の真似をするのではなく、自分で開発し、市場を開拓してゆかなければならない。 そこに必要なのはスピーディーな決断なのですが、復興の速度を見ていると、それは難しいことだと難なく理解できます。 これからの日本はどうしてゆくべきか、それを考えさせられる本でした。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ数珠繋ぎのように次から次へといろいろな事象を分かりやすく解説してくれ、更に池上彰さんには珍しく痛烈な批判を加えている。今の日本の置かれている立場を理解するのにとても役立った。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ個々の問題を丁寧にわかりやすく解説はしており、時事問題に関する基礎知識を習得、補足するにはよい。ただ、全体として筆者がこの国のかたちとどうすべきと主張しているのかは見えてこなかった。
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログ今後の日本を考える上での重要な要素がたくさん。また情報を鵜呑みにするのではなく、情報を元に考え、欠落している部分を見つけるなど、critical thinking skillsの重要性にも触れられていた。そして、情報源であるメディアの報道をどう読み、どう考えるのかが大切だということに改めて気づかされた。
0投稿日: 2011.07.16
powered by ブクログ20年前の生活に戻れば電力不足解消、TPP、FTAの韓国事例を含め日本の保護農業、企業のグローバル化など、難しい事象も簡単に説明してあり勉強不足の大人にとっても分かり易い。
0投稿日: 2011.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本の未来を変えた3/11以降に書かれたもの。 全6章からなる本作。導入部の1章以降、2~5章で TPP・中国・ジャパンスペックについて記述されています。 やはり池上氏。現在、日本がおかれている状況がわかりやすく書かれています。 ところで、総まとめとして6章で未来への提言がされていますが、 具体的な案が提示されていないのが残念でした。 自分なりに答えを考えてみなさいという事ですかな!?
0投稿日: 2011.07.13
powered by ブクログ震災直後に書かれた作品。震災については深くは書いていないが、現在の日本が抱える問題(特にTPP,農業改革)について書かれている。
0投稿日: 2011.07.13
powered by ブクログ緊急出版とのこと。 新規の問題が提示されているばかりではないけれど、旬という意味では早めに読んでおいたほうが良いと思う。テレビやマスコミよりもはるかに信頼できる情報ソースであることは変わりない。 先送りにできない問題ばかりだけど、かといって有効な解決策や頼りになる政治家がいるわけでもなし・・・・。
0投稿日: 2011.07.03
powered by ブクログテレビの番組でも、大変わかりやすい解説で感心しているが、この本も、平易な文章で噛み砕いて説明しており、短い時間で読み切ることが出来た。
0投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログ池上彰さんの本。日本の課題と可能性を、とってもわかりやすく解説しています。これを読めば、問題のポイントがだんだん見えてきます。読めば読むほど、待ったなしの日本ですネね…。
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログ経済ばたけでは無いし、勉強不足の私では、途中難しいところもあった。 でも、まえがき、第6章、あとがきを読んだだけでも、とってもためになりました。 情報との付き合い方。 私たちは、どう考え、どう行動するか、が大切なんじゃないかな。その考える力をつけなくちゃいけない。情報を得るのはその後だな。 そんなことを考えました。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ読みやすくスラスラとページを繰ることが出来た。が、新たな発見や深い思考力を養うような本ではないように思う。いかにも゛そのまま゛って感じのことばかりで疑問点や課題点を培うには池上さんの本は今一つだと思う。彼の本はもう読まないだろう。
0投稿日: 2011.06.21
powered by ブクログ池上さんがこの本の印税を全額、日本赤十字社に義捐金として送ると書いてあったので、せめてわたしにもできること、と思い買った。相変わらず、わかりやすく政治、経済のしくみが書かれてあり読みやすかった。問題を先送りしてきた政治家。それを容認してきた国民と、報道機関。国や行政の助けを待たずに、自分たちにできることにほんとに取り組んでいかなくてはならないのだと思う。
0投稿日: 2011.06.17
powered by ブクログ#book 鮮明な今後が見通せない中で起こった未曾有の巨大地震。この危機により、問題を先送りできない状態となった日本がどうすればグローバル社会の中で生き残れるかを池上氏なりに示している。特に印象に残ったのは58ページの『保護主義は産業を衰退させる』のところ。農業問題はTPPやFTAに参加しないとしても、根本的な問題解決にはならないと思いました。後、165ページあたり、マスコミに対して政治の報道手法を批判。自分は批判できるほど報道内容を理解できてないのですが、やはり影響力が大きいので出来る限り公平に物事を伝えてほしいとは思います。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクロググローバル社会において、日本は今後どうあるべきか、世界の中で日本はどう戦っていくべきなのかに主眼が置かれた本。 論旨は明確で、読みやすく書かれていて、それぞれのテーマにおいて、現状分析と今後どうあるべきかわかりやすい。 TPPやFTAという単語だけは目にしたことはあるけれど・・・、というひとに対して、それがどういう意味を持っていて、どう影響するのか理解できるように書かれている。そこは、さすが池上さんの本。 「先送りできない日本」という強いメッセージを感じさせるタイトルがつけられていることに加え、「このまま何もしないでいれば、日本は衰退の道を歩むだけだ」という危機感が全文を貫いているので、池上さんのなかではかなり危機意識を持って伝えようとしていると感じた。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログ● FTA (Free Trade Agreement :協定構成国のみを対象として、物やサービスの貿易自由化を行う協定。 ⇒韓国はすでに米国、EUとの署名を済ましており、FTAが発行されれば、日本よりも1割もやすく製品を提供できるようになる。既に、電化製品では先を行かれており、自動車でも追い上げを食らっている状況下、企業の努力だけでは競争力を維持できなくなっている。法人税の引き下げだけでなく、GDPを増やす策を実行する強い政府、力強い政策に期待したい。 大阪などの都市に若い知事が生まれ、今までの古い慣習を払しょくすることで新たな時代が少しずつだが切り開かれていっているように感じる。中央政府にも若い力、池上さんの言うよう、40代の総理が出てくれば国が変わるのではないか。 40代ではないが、個人的には孫さんにやってもらいたいなと。多少の血が流れたとしても、強い日本を取り戻す政策を生み出し、力強く推進していってくれるのではないかと思う。 ただ、人に期待するだけでなく、自分が国に還元できることは何か、人から求められる、アウトプットしていける人間となり、人、そして国の為となれる人間を目指したい。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログアクション書評 政治家がどんな政治をしたいのかに興味を持つ。 選挙に行く。 何となく投票しない。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メモ 民主党政権のお粗末さは自民党時代からのばらまきや「先送り」の継承に他ならない気がする。国の借金、年金、少子高齢社会をどうするのか。国民が考えることが必要(日本の借金はギリシャなどとは異質)。 自国のマーケットが小さく、世界に飛び出す韓国はかつての日本のようで、技術は変わらないがマーケティングに秀でている。 農業の保護は行きすぎではないか。TPPに賛否両論あるが、グローバル化の流れを受け止め、世界を相手にしないと日本は生き残れない。
0投稿日: 2011.06.08
powered by ブクログ最shの、タイトルで「珍しいな」と思い購入。 池上さんの本は何冊か読んだ事はありますが、いつものタイトルよりも少し硬い印象。 自分の主張を流す程度にして解説に重点を置く本を書かれる方、という印象だったので(^^; この本は現在の日本の現状を分かりやすく説明したうえで、日本がどうあるべきか?という事を述べています。 (私はグローバル化に出遅れている日本は過ぎにでも開国すべき、という主張がメインだと感じました。) あと、本編だけでなくあとがきが凄く良かったです。
0投稿日: 2011.06.07
powered by ブクログ「先送り」という表現に諸問題の根本要因が凝縮されている。いよいよこの国の政治は機能していないと感じる。
0投稿日: 2011.06.07
powered by ブクログ日本の論点という本が文芸春秋から毎年出ていますが、 (すごい分厚い本)経済問題にシフトして問題点を洗い出した感じの本で、 少子化&高齢者医療問題とかそちら方面の問題は一切カット。 新書ならではの思い切りの良さと、値段設定に感心。 読みやすさと、著者ならではの問題解説能力が安心感とあいまって わかりやすい、魅力的な本に・・・。 本書購入の際は自分の気になる話題が解説されてるかどうか 確認の上購入した方が良いかと思われます。 より深く日本の諸問題を知りたい場合は前書を、経済問題中心に 日本に発生している問題を俯瞰したい場合は後者の本を買う ということをオススメしたいです。
0投稿日: 2011.06.06
powered by ブクログいくら池上さんでもこんなに早く1冊書けるか?と思ったら、やはりほぼ脱稿間近に震災が起きてちょっと加筆した、と言う感じ。 でも、震災があっても世界は待っててくれないし、TPPとFPAの解説とかカラシニコフとランドクルーザーがなぜ高シェアなのかというところから今後の日本のものづくりを考えるとか非常にわかりやすかった。 かつ、政治報道への苦言やそういう中で如何に私たち自身が学び考えていくかという池上さんの伝えたい点がよくわかった一冊。
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログ相変わらず池上お父さん(私はその年代)の本は読みやすいし分かりやすい。 いくつかの章に分け、TPPから予算編成の話まで、池上氏の意見を交えながら解説している。 歴史に学ぶこと。何が問題で、今何をすべきなのか。それが問題だ。
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログベルリンの壁崩壊から始まった国際的な経済あるいは政治の流れから取り残された日本をとてもわかりやすく解説している。 特に「TPPでどうなる日本の農業」では、そのトホホな農業政策に改めて泣きたくなる。福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫と四人の総理大臣を排出(変換ミスだけどあえてそのままw)した群馬県名産のこんにゃくいもの関税1760%にいたってはもはやお笑いだ。 今後の政策などについても提言し、その基本的な考えは『弱者を救うのは「社会福祉政策」であって「経済政策」では無い』として、借り入れ特別保証枠などにも言及し、ゾンビ企業を延命させているともある。 景気の動向の影響でそのしわ寄せを食らうのは中小零細なので、この政策は必要(これで助かったりしている)と考える私は既得権益擁護論者だろうか。人間自分の都合が優先だし、色々と考えさせられる一冊です。
0投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログ現在の日本に必要なことが池上さんらしいわかりやすい文章で綴られている。 副題からもっと大震災を踏まえた話かと思って手に取ったので その点はちょっとものたりない感じも受けたのだけれど じゅうぶんこれからの道筋を示す内容であったと思う。
0投稿日: 2011.05.27
powered by ブクログTPPが突如として話題になり、よく分からない「開国論」が持ち出された。 逆に反対派が日本農業の破綻を危惧し、国民の無思慮ぶりを嘆く。 本書では、TPPに関しては否定的ではないようで、むしろ「日本農業を(過保護であっても)死守しなければならない」という論調に異を唱える点で、またしても無思慮に陥らないためには一読の価値ありか。 しかし著者の主張らしきものが特に感じられない以上、分かりやすい説明が売りの他書と代わり映えがしない。 未曽有の状況の最中ゆえに、著者の提言も聞いてみたい。
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログ現在の日本が直面している問題、特に貿易の自由化、農業、中国、ものづくりについて、国際的な視点からするどく分析し解説している。 今までようわからんかったFTAだとかEPAだとか、専門用語についてもわかりやすく説明してくれている。 日本よりもはるかに自由貿易をすすめ見事に成功した韓国との対比で、日本の将来を語っている。
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログさすが池上さん。 丁寧な日本語が書かれ順序立てて書かれており、 論理の飛躍を感じることはほとんど無かった。 今まで分かりやすく解説するスタンスだった池上氏だが、 この本では主張が見え隠れしている。 日本のことを思ってのことだと感じるが、心境の変化があったのだろう。
0投稿日: 2011.05.24
powered by ブクログ知っておくべき〜」の本より、内容が詳しく、また、池上さんの分かり易い解説文調で、書かれているので、勉強になった。 グローバリゼーションの世界の流れから、日本のおかれている状況、問題、どのように行動していく必要があるかなど、主観を交え書かれている本だった。
0投稿日: 2011.05.23
powered by ブクログさすが池上さん。非常に読みやすい。タイムリーな話題が多く、「今現在」の日本における論点がとてもよくわかる。学びたい欲がわく。あとがきも非常に興味深かった。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログ・平易な文章で現状の日本の問題点を解説しており、非常に読むのは読みやすい。 ・入門として読むには非常によい。
0投稿日: 2011.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
出版予定だった本に、震災後、新たな話題を加えたようだ。震災前まで何も進まなかった政治。そこを見計らったかのように訪れた自然災害。ここでどう動くかが将来の日本を大きく左右するだろう、という話。 印象に残ったのは、「平等」には2種類あるという話。スタート地点の平等と、ゴール地点の平等だ。かけっこで、みんなで一斉にゴールする小学校があるという話を聞いて「何だか腑に落ちない」と思っていたのは、資本主義社会の中で生きてきた私たちが、ゴール地点の平等という概念に慣れていないためだろうと納得した。 スタート地点は平等に設けて、ゴール地点で生じた不平等は福祉で賄うべきという池上氏の意見に賛成だ。「格差」がクローズアップされすぎて、「勝つ」ことに後ろめたさを感じさせる現代社会。「勝つ」人が稼いでくれなきゃ経済は停滞しちゃうのに。 短時間で読むことができるけど、色々な考えが浮かんでくる本。こんな本が、こんなジャーナリストがもっとたくさん出てくればいいのに。
0投稿日: 2011.05.21
