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“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】
“文学少女”と死にたがりの道化【ピエロ】
野村美月、竹岡美穂/KADOKAWA
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総合評価

9件)
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    多分初めて読んだのは小学生のとき。10歳くらいかな。あの頃は今よりももっと本が友達だった。何年経っても大好きなシリーズ。みんなが好きで好きで仕方ない。それに尽きる。本を食べる時の表現も、作品の書評も、本当に魅力的。出てくるもの全て調べて、読んでみたくなる。とりあえず太宰を読もう。

    2
    投稿日: 2025.03.02
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    学生時代にどハマりした小説です! コメディな話だと思ってたらだんだん暗い雰囲気になってくるのでどんどん引き込まれていきました。

    1
    投稿日: 2024.12.09
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    #72奈良県立図書情報館ビブリオバトル「天才」で紹介された本です。 2016.11.19 https://m.facebook.com/events/2253143301491102/

    0
    投稿日: 2024.09.29
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    再読。物語を食べちゃうくらい(文字通りほんとに食べる)遠子先輩と平穏と平凡を愛する心葉くんの2人しかいない文芸部に持ち込まれた依頼。いないはずの先輩へのラブレターー、そこから見えてくる事件、そして心葉くんが抱えているもの。 本シリーズはストーリーにいろいろな文学作品が絡んできて本好きには色んな意味で面白い。ストーリーが進むに連れて心葉くんの過去や遠子先輩の秘密なども見えてくる。シリーズ1作目は太宰治の「人間失格」から、事件の真相に迫っていきます。

    10
    投稿日: 2021.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロローグ 自己紹介代わりの回想―元・天才美少女作家です― 一章 遠子先輩は、美食家です 二章 この世で一番美味しい物語 三章 第一の手記~片岡愁二の告白 四章 五月の晴れた日、彼は・・・・・・。 五章 ”文学少女”の推理 六章 ”文学少女”の主張 エピローグ 新しい物語

    1
    投稿日: 2020.12.31
  • 想像以上にしっかりと太宰治を活用した物語

    超有名で、しかも自分もハマっている太宰治を題材にした作品とのこと、読まぬ訳にはいかぬとばかりに手に取る。 成程、人間失格をベースに話を進めて、世間の抱く太宰作品へのレッテルを利用したオチに持っていくという、想像以上にしっかりと太宰治を活用した物語でした。 むしろ太宰スキーでない方が面白く読めたのではないかと。 気になったのは、人間失格をベースにした為か、人の死の概念を物凄く軽く捉えている様に感じられた所です。 人が自分で死ぬって大変な事だと思いますよ。 あと本を食べる妖怪はこの物語に必要だったのか? 最大の謎です。

    2
    投稿日: 2014.08.27
  • 遠子先輩の太宰治への愛が伝わり、つい読みたくなります。

    ずっと気になっていたシリーズ。予想以上に面白かったです! 本を食べちゃうファンタジーな遠子先輩がいたかと思えば、ダークな心の葛藤満載だったり・・・。それを、竹岡さんのほんわかイラストが包み込んでいて・・・何とも言えず素敵でした。 遠子先輩の太宰治への愛が伝わり、つい読みたくなります・・・特に『人間失格』以外を。

    1
    投稿日: 2014.07.18
  • ラノベ発、ミステリ経由、古典行き。

    ヒロインは“自称”文学少女。しかしてその正体は、物語の書かれた本(紙)を主食とする可愛い妖怪だ。 何しろ彼女にとって物語は食べ物なのだから、我々がグルメ批評をするように、彼女は物語を批評する。 泉鏡花は甘い。太宰治は苦い。かつてこんなレビューがあっただろうか。 そして、彼女を取り巻き起こる事件もまた、それ自体が古典作品をモチーフとしている。 第一巻は太宰治の「人間失格」。 これを読んで原作に興味がわいた方は、それを古典への入り口とすればよい。 ヒロインの遠子先輩もきっとそれを喜ぶだろう。 ラノベや小説は読むけれど、そう言えばいわゆる古典はちゃんと読まないまま来てしまったなあ。でも今更どれを読んだものか。そんなあなたに指標をくれる作品だ。

    5
    投稿日: 2014.02.11
  • 名作

    この作品の上手い所は、物語を下敷きにしてはなしを展開していくところです。 ストーリーは、その物語を意識させるように展開していくのですが、その物語を素のままに使うのではなく、その裏にはこのような場景があったのではないのか? 救いがあったのではないのか? だから作者、この物語を書いたのではないか?のようなストーリーで進んでいき、その話の開き方が逸材で、先が読みにくく続きが読みたくなる面白さがあります。 また、遠子先輩(ヒロイン)の文学作品の感想が特殊で、「紙をごはん」にする性質のせいでストーリーの「キュンとする、切ない」等の感覚表現を「甘い、苦い、辛い」等の味覚表現で、表す所が逆にわかりやすく手に取って見たくなってしまいます。 そしてなにより、竹岡さんのキャラデサと野村さんのキャラクターの描き方がとてもマッチしており、可愛いく神秘的な少女を描くと、1,2を争えるレベルです!!

    4
    投稿日: 2013.09.30