
総合評価
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powered by ブクログ安楽椅子探偵もの.上流階級の人々が集うクラブでの社交の中で,それぞれの持ち寄った実話から犯人当てをする13編からなる短編集.ミスマープル初登場の物語だけに,その為人に注力しているが,階級社会の残る英国という国と文化と人々の営みを描こうとする意図がありありと感じられる.後に,アイザック・アシモフの黒後家蜘蛛の会に代表される安楽椅子探偵というスタイルの源流に位置しているが,その実クリスティの自国愛がよく判る.
0投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ個人的にクリスティ作品の魅力といえば、 個性豊かかつ人間味のある登場人物(事件の容疑者)たち、 膨大な情報の中にミスリードと本当のヒントとを潜り込ませる巧みさ、 そしてミスリードの要素すら拾い上げ本筋とは別のストーリーに昇華させる組み立ての巧さ、 あたりが大きいのだが今回は短編集という性質上どうしてもそれらを感じづらかったというのが正直な印象。 短いページ数で語らなければいけないので人物描写にそこまで割けず、ミスリードを入れる隙がないのでヒントが分かりやすく浮き彫りになっており、長編では毎回予想外の真相に驚かされていたのに、今回は途中でなんとなく分かってしまうことが多かった。 というのは各話で語られるミステリーの内容の話で、毎回変わる語り手の性別や性格や職業による語り口の違いの書き分けにはもはや凄みすらある。 そしてそれを逆手にとったような『バンガロー事件』の結末が特に痺れた。 各ミステリーの内容についても、真相が予想できるからといって読み応えがないなどということは全くなく、謎めいたシチュエーションの面白さはさすがといった感じ。 特に『舗道の血痕』の語り手ジョイスが見ていたであろう定点観測のような景色は読みながらまざまざと頭に思い浮かんできて、読み終わった今でも強烈に残っている。 ホームズ作品の短編集も「シチュエーションの面白さ勝負」みたいなところがあるが、あちらがおどろおどろしい見るからに奇妙なシチュエーションが多いのに比べて、クリスティはもっと日常と隣り合わせの、牧歌的な雰囲気の中に潜むちょっとした違和感というような、じわじわと感じる恐怖を得意としているように感じた。
0投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ「ミス・マープルと13の謎【新訳版】」 (創元推理文庫)のハヤカワ文庫版。ちなみにこっちの方が出版が早い。でも私は先に創元推理文庫版で読んだ、のだが気が付かなかった。 どこかで読んだことある気がするなぁって思ったんだよなぁ…笑
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログドラマ「ミス・マープル」(ジョーン・ヒクソン版)に今さらハマり、マープル初登場の短編集を読むことに。 初読から1年半後に再読。どの話もきれいに忘れていた! 「舗道の血痕」「二人の老嬢」「クリスマスの悲劇」あたりが良かったかな。 「バンガロー事件」は、頭からっぽキャラのミス・ヘリアの意外な一面が明らかになって面白かった。 (2025.9.21)
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログマープルのすごさがつまってる。ただのうわさ話好きのおばあちゃんではない、人間観察のプロというか驚くべき知性というか。ポアロも大好きだけど、それぞれ別の人間観察における知性というか。クリスティがマープルがお気に入りだったのも納得。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログはっきりした証拠がない推理も結構多くて、これ確証ないけどいいの?のとは思ったけど、人間観察から推理するっていうのは面白かった! 時代の違い、台詞が長い、覚えにくい人名、脇道にそれる話題…などがちょっと読みにくかったけど、筋書きやトリックはシンプルでわかりやすい。 短編集なので、いろんな事件が楽しめてよかった。
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログミス・マープルの短編初登場作品。13編の作品からなるが、どれも最後にミス・マープルがあっと言わせてくれる。後年の長編に比べると、中にはやや強引な展開もあるように感じるが、楽しめる。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログミス・マープルが初めて登場する13話の短篇集。某事件の真相を悟りながらも皆の前では明かさずそっと警告してスマートに去っていく様はどう考えてもただの老婦人ではない “わたしはね、この世の中に起こることは、すべて似たりよったりだと思うんですよ”
0投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログミスマープルは、児童書版で読んで以来だから30年ぶり?もっとか? 短編集なんだけど、短編集だからか、意外と一話一話がしっかりと描かれていて、しかも、あっさり解決されていく様子が痛快。 こんな風に迷宮入りの事件について語り合えるクラブ作れたら楽しいだろうなぁ。
4投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ短い話なのにちゃんと筋の通ったオチのあるミスマープル短編集。経験則から謎を解いちゃう洞察力鋭いところが素敵。
1投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ1932年の作品。 ミスマープル初登場作品、表題の「火曜クラブ」を含む短編集。 ヘンリー卿が初めてミスマープルと出会い、この田舎の老嬢の慧眼に敬服するところが読みどころ。 まさに安楽椅子探偵の真骨頂! 楽しい珠玉の短編集です。 訳者のあとがきも、クリスティ作品に深い考察を加えていて、他の作品と合わせて読むのが楽しくなる。 この短編集がのちの長編につながる元になっているものもたくさんあって、あとから知るのも面白い。 女優のジュリアや、お手伝いのグラディスなど。 何度も何度も読み返したい、まさに ポケットに「火曜クラブ」を。
1投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログミス・マープルの初歩のような短編集でした。 短編集なので日常の謎が多いのかと思ったらほとんどが殺人絡みで事件も推理も本格的でした。これを短編でどんどん出しちゃうとは本当にアガサ・クリスティーは引き出しが多いんだなあ。 「迷宮入り殺人事件。」作家のレイモンド・ウェストは最近この言葉が気に入っている。ここはイギリスの田舎町セント・ヘアリ・ミードの老婦人ミス・マープルの居間。レイモンドはミス・マープルの甥で、古風で家庭的で居心地の良い叔母さんの家で集まりを開いたのだ。その場に元スコットランドヤードの警視総監、ヘンリー・クリザリング卿(サー・ヘンリー)がいたこともあり、参加者たちが自分が遭遇して解決まで知る不思議な事件の話をして、他の参加者が謎解きをする「火曜クラブ」の集いが行われることになった。 『アスタルテの祠』語り:ペンダー博士(教区の老牧師) 森に囲まれた屋敷で週末を楽しむ若い男女。森には古い宗教の神であるアスタルテの祠がある。一行は祠の前に集うが一人の男が倒れて死ぬ。 『金塊事件』語り:レイモンド(そこそこ売れてる作家) コーンウォールの海岸に金塊を積んだまま沈んでいるという船の伝説がある。興味を持ちコーンウォールに向かったレイモンドは、宝探しのニューマンという男と知り合う。ニューマンは、ある夜怪しい男と阿知賀海岸沿いの洞穴に荷物を積み下ろししている様子を目撃したというのだが…。 『舗道の血痕』語り:ジョイス・ランプリエール(若い女性画家) コーンウォールの海辺の村にスケッチに行ったジョイスは、夫婦と、夫の知り合いらしい女の三人組を見た。だがジョイスの目には、その三人組は不吉なものを感じる。翌日、ジョイスは、ホテルの前の白い敷石の舗道に赤い血痕のようなものを見る。そして隣村の浜辺に、夫妻の妻の溺死体があがった。 『動機対機会』語り:弁護士ペサリック 資産家のクロード氏は、霊能力者に入れ込み、遺産の大半を親族ではなく彼女に遺す遺言を書いた。だが実際に彼が死に、遺言状を開くとそれは白紙に変わっていた。 遺言状を封入した場にいた霊能力者には、自分に有利な遺言状をすり替える動機がない。 遺産を横取りされる資産家の親族には、すり替える動機があるが、その場にはいなかったので機会がない。 『聖ペテロの指のあと』語り:マープル。 マープルの姪のメイベルの夫が中毒死した。その近隣では夫婦仲が良くなかったことからメイベルに夫殺しの噂がたつ。マープルは姪の名誉を守るため、真相を調べる。 …今まで読んだりドラマで見たミス・マープル物って、捜査はあくまでも警察が行い、マープルは事件のヒントになるようなことを言ったり、真相を伝え、警察が裏取りをするようなものだった。しかしここでは、夫の遺体を掘り返して死因となった毒物の再捜査を依頼するとか、関係者に事情聴取するとか、医療辞典で毒物を調べるとか、ほぼ警察。そしてこの時代、人が身元を偽ったり罪を犯すことができてしまうので、付き合いのある人たちはお互いを監視し、怪しい人物は排斥する。現在は監視カメラやSNSでの監視社会といわれるけど、この時代は近くの人の目で見張っていることが感じますね。 1年後。ヘンリー・クリザリングは、セント・メアリー・ミードのアーサー・バントリー夫妻にミス・マープルの推理力の話をする。そこでバントリー家でもミス・マープルを含めた夕食会が開かれる。 『青いゼラニウム』語り:アーサー・バントリー(晩餐会主催者) 友人ジョージ・プリチャードの妻は、常に病気を抱え、気難しく癇癪持ちで文句ばかりで通いの看護師たちも次々に変える。最近はザリダという占い師に信心しているが、彼女は「この家は邪悪で、青い花は死の記し」とかいう不吉な予言をす。そしてある日、プリチャード夫人が部屋で死んでいる。そして壁紙の赤い花の一枚の花びらが青く変色していたのだ。 『二人の老嬢』語り:ロイド医師 カナリア諸島に保養地に出かけたロイド医師は、イギリス人資産家のミス・バートンと、コンパニオンのエイミ・ディラントの老嬢二人組を見かける。海水浴中にエイミが溺死する。しかしロイド医師はどことなく違和感を覚え…。 『四人の容疑者 』語り:サー・ヘンリー ローゼン博士はある犯罪組織に潜入して潰したが、それによって報復を受け殺された。容疑者は同居していた4人に絞られたが、その中の誰なのか、どうやって外部から指令を受けたのか。 事件が未解決では犯人と疑われた無実の者が被害を被る。はっきり無罪と証明されないとずっと疑われてその後の人生も変わってしまう。だからこそ真相を明らかにしなければならない。 『クリスマスの悲劇』語り:ミス・マープル クリスマスに水治療院を訪れたマープルは、そこで見かけた夫妻を観察して、夫が妻を殺すと予見する。そして、予想通りに妻が殺されるが、夫にはアリバイがあった。 …この時代の殺人犯への求刑は絞首刑。アガサ・クリスティの探偵たちは自分が犯人を暴くということはその犯人を死刑にするということを承知して悪を許さないという気持ちを持っている。(そして無実と思った人を助けることは、その人の命を助けるということ) 穏やかな田舎のおばあちゃんミス・マープルの強い気持ちが感じられます。 『毒草』語り:ドリー・バントリー夫人(ミセス・バントリー。晩餐会主催者) ある資産家の食卓で食中毒が起こり、女の子が一人死亡する。原因は、食材に紛れ込んだジギタリスの葉だと判明する。毒殺だとしたら誰が食べるともわからないものに毒をいれるだろうか?しかし事故とも思えない。 『バンガロー事件』語り:ジェーン・ヘリア(とても美人の人気女優。しかし「頭空っぽ」ともいわれる・笑) このジェーン・ヘリアは晩餐会でも「わたくし、わかりませんわ」とか、「そういえばわたくしね」などとトンチンカンの言葉を挟むのだが、「わたくしがこんなにおばかさんでなければ…」などと自分の美貌には絶対的自身があるが他の面では控えめなのが感じが良いとも思えます。しかしミス・マープルも「ジェーン・マープル」なので、誰かが「ジェーン」と呼ぶと一瞬マープルのことか!?と思ってしまうの。なぜ同じ名前にしたんだ。 さて、そんなジェーン・ヘリアのお話。 ジェーンは地方巡業で警察の訪問を受ける。なんでも近くのバンガローに泥棒が入ったのだが、容疑者として取り調べられている青年は「女優のジェーン・へリアに脚本のことで呼ばれた」と証言したらしい。だがジェーンと顔を合わせた青年は「ジェーン・ヘリアを名乗って自分を呼び出したのはこの女性ではありません」という。 …ジェーン・ヘリアを「美人で気立てもよいが頭空っぽ」と繰り返してきた効果が出ているオチ。 『溺死』 また数カ月後。 サー・ヘンリーはバントリー夫妻の家を訪ねていた。そこへミス・マープルが、サー・ヘンリーに協力を求めに来る。 数日前にセント・メアリ・ミードで、ローズという娘の溺死体が引き揚げられた。腕に傷があったことから誰かに突き落とされたようだ。彼女は妊娠していて、父親はロンドンからやってきた建築家サンドフォードと言われる。村の大工ジョーはローズに夢中で、サンドフォードに敵愾心を持っていた。 地元の警察は、犯人をサンドフォードだと思っている。だがミス・マープルはある人物が犯人だと思っていた。だが証拠がまったくない。そこでサー・ヘンリーに証拠が挙がるか調べてほしいというのだ。 …ミス・マープルは「田舎の村にいるからこそ、人間性を観察することができる」ということで、犯人については「見れば分かる」という面がある。 そしてミス・マープルがこの事件を見過ごせなかったのは、このままでは無実の人物が死刑になるかもしれないことを防ぎたい、しかしそれは自分の告発により別の人物を死刑にするってことでもある。 ミス・マープルはそれでも正義を貫く強い気持ちがあります。
35投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「狭い村も広い世界もさして違わない」「人間なんてみんな、似たりよったりですからね」 たまにふと読みたくなる。人間性が、事件を解くカギ。
1投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ1932年のミス・マープル初登場作品です。 ポワロやホームズとは違い、見た目はただのおばあさんのマープル。でも、そんな彼女がめちゃくちゃ鋭い推理をします。 13個もの短篇が入ってるので、テンポ良く読めました。
1投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ目次 ・火曜クラブ ・アスタルテの祠 ・金塊事件 ・舗道の血痕 ・動機対機会 ・聖ペテロの指のあと ・青いゼラニウム ・二人の老嬢 ・四人の容疑者 ・クリスマスの悲劇 ・毒草 ・バンガロー事件 ・溺死 アンソロジーなどで何編か読んだことはあるはずのミス・マープルシリーズ。 実はきちんと読んだのは初めてです。 思った以上に短い作品ばかりで、推理をするというよりも人々の意見を聞いているうちに正解に流れ着いちゃった、という感じ。 長編と比べたら、必ずしも論理的ではないけれども、ミス・マープルの言葉には説得力がある。 しかし、これほどバラエティに富んだ殺人事件と同じ構造の事件が起きているのだとしたら、セント・メアリ・ミード村というのは、米花市と同じくらい怖い土地である。 流れるように読んだから、個別の感想は特になし。
0投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ【マープル短編】 ポアロの短編より面白かった。 「前置き→事件の話披露→マープルの推理」の展開で13話まである。 推理が好きな人は短くてたくさん推理ができるので楽しめると思う。 短編だとやっぱり人間ドラマが感じられないので、私は楽しむのが難しかった。 中でも『二人の老嬢』が1番面白かった。 Audibleにて。 ★2.5 悲しいことに、これでAudibleにあるクリスティー作品は全部聴き終わってしまった…(;O;) 今まではAudibleと紙の本を2冊同時進行で読んでいたので、家でも移動中でもいつでもクリスティー作品を楽しむことができた。 紙の本ではまだまだクリスティーを読むけど、Audibleでは何を読もう…。 クリスティー以外の作品は久しぶりなので楽しめるか心配…。 クリスティーを読む前はカタカナ名前が苦手で海外ミステリーを全く読まなかったけど、クリスティーのおかげで少し慣れたような気がする。 クリスティーと同じイギリス人でクリスティーへのオマージュと紹介されていた『カササギ殺人事件』を読んでみようかな。
79投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログミス・マープルは普通の田舎の老婦人で、探偵でも警察でもない。だが、自分の経験したことを頭の中でつなぎあわせて、その場に居合わせたわけでもないのに、話を聞いただけで真実を見抜いてしまうのだ。このような短編集においてはピッタリの役だと思う。
0投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログ本作は、ミス・マープル初登場のタイトル作を含む13の短篇集。これらは、1927年から雑誌連載していた6篇に、他の短篇を追加して1932年に発刊されたもの。作品の初出としては、1930年発刊の長篇『牧師館の殺人』より先になります。 そんな事情もあってか、前半6篇より追加された後半は尻上がりに面白くなって行きます。犯人当ても前半の『アスタルテの祠』『金塊事件』『動機対機会』は、犯人を当てることができましたが、後半は惨敗。マープルというキャラを、著者が次第にものにしていってる感じがしました。 最初はただの田舎のおばさんだったミス・マープルが、人生経験から推理して発言し、次第に周りの人達の信頼を得て行く様子がとても良かったです。そんなミス・マープルの象徴的な発言が、6篇目ラストP171にあり、雑誌連載の締めくくりにしようとした感じがして興味深かったです。 なお、タイトルの火曜クラブと言う、各自が語る迷宮入り事件を参加者が推理し合うのは前半6篇まで。7篇目からは、バントリー夫妻の家での晩餐会での謎解きになり、最後の1篇は、議論ではなく現在進行形の推理物です。 特に面白かったものは、『舗道の血痕』『青いゼラニウム』『バンガロー事件』『溺死』。 正誤 十五刷 P104の10行目: あその舗道の上→あそこの舗道の上 P343の7行目: こちゃまぜ→ごちゃまぜ
25投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス・マープルの連作短編集。 ミス・マープルを囲んで繰り広げられる推理合戦13編。 各自が真相を知っている"迷宮入り事件"を語り、参加者一同が真相を推理し合うもの。 参加者の年齢も職業もバラバラなので、どの事件も変化に富んで面白い。私も一緒に解いてみたけれど13の事件全て惨敗だった。 特に面白かったのは『動機対機会』『二人の老嬢』『四人の容疑者』『溺死』 全ての事件の真相を次々と見事に暴くミス・マープル。自身の住むセント・メアリ・ミード村からほとんど出たこともない彼女はどうしてこんなに簡単に事件の真相を探り当てることができるのか。 「この世の中に起こることは、すべて似たりよったり」 にこやかにサラリと言ってのけるミス・マープル。ポアロと推理合戦で競ったらミス・マープルの方が余裕で勝つのでは、と思えてならない。
29投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログオーディブルで視聴。ミスマープルシリーズの初代作。あとがきの人間観察に重きを置いている、になるほどなと納得させられた。
1投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログミス・マープルが探偵役となる短編集。クリスティーはトリックそのものよりも動機に重きをおいてあり、現代のミステリーと比べても遜色ないくらいおもしろい。
0投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログミス・マープルの短篇集。部屋に数人が集まり、自分が知っている難事件を話し合う。そして、その場にいる最も謙虚でもの静かな人物が最後にズバリと真相を言い当てるというパターンは、この時代(「火曜クラブ」の発刊は1932年)には多少新規性があったのだろうか。その後、1970年代にアシモフが黒後家蜘蛛の会ですっかり定着させた感がある。訳者あとがきにもあるように一つ一つの話は長編の習作であったり翻案であったりするものも多いのだが、とりあえず「ミス・マープル登場」と言ってもよい記念碑的な一作。
0投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス・マープルが短編で13の事件をサクサク解決していく。「青いゼラニウム」と「四人の容疑者」は流石にちょっと無理があるのでは、という気がする。「動機対機会」と「クリスマスの悲劇」は好き。ミセス・バントリーはお話しするのが苦手と言いつつも一瞬で仮名を考えてるのがすごい。
0投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ短編のいいところとして、すぐにトリックが種明かしされるところ。この本ではマープルが、鮮やかに解決する姿が何度も出てきて爽快感がある。 前書きにもあったように、動き回らないマープルは短編に合っているのかもしれない。
0投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ絶賛クリスティーブームの現在、初めてのミス・マープルに挑戦です。 ポワロシリーズは大好きなものの、本書はなかなか苦戦。短編ですがそのたびに人物がたくさん出てくるので覚えるのが難しく……。 ただ、メンバーが変わった後半からはぐっと読みやすくなりました。バントリー夫人がいい味出してます。 トリックが面白かったのは「動機対機会」「青いゼラニウム」、「二人の老嬢」はすっかり騙されてしまいました。 次はミス・マープルの中編や長編を読んでみたいところ。
12投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クリスティの短編集。連作。マープルが初めて推理を披露した作品。安楽椅子探偵の中でも有名なミス・マープル。クリスティ自身がとても好きなキャラクターらしいが、愛情を感じる。 この作品ではマープルの家に集まった様々なジャンルの人々(作家、画家、弁護士、元刑事、牧師)が、それぞれ持ち寄った過去に起きた未解決 事件(現在は解決している)を出題し、謎解きしていくミステリー。結成日が火曜日なので火曜クラブだ。 火曜クラブ とある屋敷で起きた殺人事件の話。最初は食中毒と思われたが、殺人の噂がたち、改めて調べた所、死体から毒物が発見される。 とても短い解説でそれぞれ考えうる可能性を上げていくが、最後マープルが自身の身近に起きた事例をベースに見事に回答に辿り着く。 ダイエットの言葉と粉砂糖に紛れていたヒ素。マープルの推理が鮮やかだ。 アスタルテの祠 衆人環視のなか、数メートル先にいる人間を刺殺し凶器を隠す。そんなトリックだが、整理すればマープルが推理した方法しか考えられない。月の女神の神秘など仮装しながらパーティの最中ということや現場の得体の知れない神秘性等も要素にあるが、冷静であれば真相に辿り着く。 金塊事件 レイモンドに対するマープルはいつでも慈愛に満ちている。今回もとても優しく、教えを説く様に真相をかたる。いわば金塊事件は彼の友人の自作自演であり、実際の金塊わ運びこんだのは逮捕された人物では無い。タイヤ痕は当時大きな証拠だったのだろうが、タイヤの取り替えという大体なトリックを使っている。 というか、ここまでの会合で全員がマープルの能力に驚嘆しても良いと思うが(笑) 歩道の血痕 水着についていた血痕が地面に滴り落ちる状態を遠くから発見できるだろうか(笑)とどうしても疑いたくなるが。今回もマープルの思考、推理は見事であり、あっという間に真相を看破してみせた。レイモンドの驚きは当然だが、村であっても様々な人間の一部を長い人生では経験することがあり、まさにマープルは人間の教訓のようだ。 動機対機会 遺言状と消えるインクの万年筆。クリスティの話には降霊術の話がよく出てくるが、当時は重要な娯楽の一つだったのだろう。更に人の死が現代よりもより身近にある環境下において、この物語の主人の様な対応と、降霊術師の様なペテン師が生まれる事は理解ができる。結末は楽しいし、こんな昔にも消えるインクがあった事は驚きだ。 聖ペテロの指のあと 当時の目薬の用薬について知識は無いが、素直に読むことができた。気の狂った年寄りは厄介だ。スコットランドヤードに言ってマープルの意見を聞く様に、は正しくその様になるのだが(笑)人の人生は必ず誰かと似たり寄ったり。あなたが気づかないだけ。現代でも十分に納得してしまう。 青いゼラニウム 舞台を移し、メンバーも変わる。前警視総監が前回の会合を思い出し、マープルの特筆すべき推理力についてかたり、今回の会合にも招かれた。 とある夫妻の話。占師の言葉を信じる妻と信じない夫。壁紙の花の色が変化し、夫も疑惑を感じる中、妻が死亡する。真相についてマープルが紐解く。その後、登場人物たちが幸せになれそうでよかった。 二人の老嬢 雇い主とコンパニオン。コンパニオンが遊泳中溺死するが、近くにいた雇い主がコンパニオンを殺す理由はない(利害関係等逆転してしまう)しかし、後日雇い主は彼女が亡くなったことを悔やみ海で自殺する(死体は見つからない)コンパニオンが雇い主を殺す動機はあり、その矛盾が論点になるが、マープルが見事に看破する。二人の入れ替わりと死の偽装。当時では考えられるトリックであり、完全犯罪とまで言われている。証拠を上げる事が難しい、現代では直ぐに気づかれてしまう内容だ。 四人の容疑者 犯人が確定しないことによって不幸が訪れる。現代ミステリーでもテーマとして面白い内容だ。容疑者であれば、必然、避けられる運命にあるし、あの人がもしかしたら・・・という疑惑があってしまうと社会的に様々なものを失うのは現在でも有名人などの事例で読み解ける。トリックは英語として成り立つもので、翻訳では馴染めなかった。内容は面白い。 クリスマスの悲劇 マープルの魅力が詰まった作品。語り手がマープルで過去に経験した殺人事件をかたる。 ある程度人生経験が有れば対面した相手の良し悪しは感じ取る事が出来るが、マープルは村での経験からある夫婦の妻に危険が及んでいる事に気づく。ただし証拠もなく年寄りの戯言だと思われる可能性があり、どうしても伝え方がわからない。妻に打ち明けても夫を愛している為恐らく信じてもらえない。そんな中、実際に殺人事件が発生する。死体入れ替えの擬装。マープルをもってしても騙された真相。妻は主人を愛して死んでいった為、それだけが救い。 毒草 複数人で食べた食事の中に毒草が混入しており若い娘が死亡した事件の語り。誰が彼女を殺したのか。どうやって彼女だけ殺したのか。もしくは彼女以外を殺害するつもりだったのか。各々がそれぞれ推理を披露するが、やはりここでもマープルが芯をついた推理を披露する。 バンガロー事件 女優が語り手の謎。正体なき盗難事件の犯人とは。流石のマープルも数少ないヒントでは真相に行きつかないと思いきや、帰り際、二、三言女優に耳打ちしアドバイスを送る。マープルの優しさが現れた作品。 溺死 今作は連作であり、それぞれの職業者が未解決事件を語らうという一種のゲームだった訳だが、このやりとりがあるからこそ、最終話の「溺死」は解決に至る。元警視総監のサー・ヘンリーはマープルの推理力をリスペクトしており、今回の事件においてマープルが彼に相談した際に彼女を信じ協力をする。 若い女性が妊娠中に溺死した事件。報われぬ恋に自殺だと思われたが、他殺の可能性が浮上。妊娠させた相手の青年が怪しまれるが、ヘンリーはマープルを信じ、関係者への聞き込みを続けていく。 まるで最後の事件の為に火曜日クラブは開催されていたかの様な内容。短編十二作の関係値が無ければヘンリーもマープルも相互に協力関係は気づかれないだろうし、彼女の洞察力を披露したからこそ、今回の事件は「クリスマスの悲劇」の対比になっている様に思う。 今作は短編ではなく長編として読んでも面白い。
2投稿日: 2023.07.24
powered by ブクログ短編集で1話1話集中を切らすことなく読めて読みやすかった。 若干わかりづらい言葉の言い回しもありますが、真相のオチもおもしろくてそれぞれ一気に読めちゃいます。 マープルさんの真相に辿り着く視点がおもしろい。 推理力とかではなく、人間観察力と洞察力にとても優れている人なんだなって感じました。
3投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ素人探偵ミス・マープルの初の短編集。 人の本質を見抜くその手腕に、田舎の老人だと侮っていた周囲が呆気に取られるのが面白い。 翻訳なのか時代なのか、その言い回しが難しく、私の読解力不足ですんなりと理解できないのが悔しい。 また読み直して更に理解を深めたい作品だった。
0投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログアガサ・クリスティー初読み!初めて読むならと教えて頂いたのがこの『火曜クラブ』。短編集なので読みやすくテンポよく読めた。編み物をしながら事件を解決するミス・マープル!当時の雰囲気を感じながら読むのが楽しくて楽しくて。 しかし読み始めは困ったことも。 名前が覚えられない!ミス◯◯だったりファーストネームだったりと、1人の人間がいろんな呼び方で出てくるので、誰が誰だか大混乱!仕方なくノートに書きながら読む。無事に解決しました^_^。 もう次に読むのも買ってある!アガサ・クリスティーの世界に入れて嬉しかった!
2投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログクリスティーの短編集を初めて読んだ。自分の理解力がないせいか、登場人物が作品ごとに出てきて、誰が誰なのか、誰が話しているのか理解し難く、内容が全然入ってこなかった。長編のように巻頭に登場人物表があるのに慣れているせいで、自分は楽しめなかった。
0投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログあまりハマらなかった…でも慣れてきて後半は面白かった。印象に残ったのは歩道の血痕、青いゼラニウム、バンガロー事件かな。溺死も面白かった。短編が合わないのかなと思って、次はポアロへ戻る前にマープル長編の予告殺人を読んでみます。
2投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ13短編集。作家の伯母のもとに、前警視総監や画家、牧師や女優など様々な人々が集まり、各自が知っている事件を語り、犯人を推理する。伯母マーブルは、田舎の小さな村の人たちの例をひきつつ、その謎を解く。 今読んでも面白いです。田舎の老婦人、話を聞くだけ、村での出来事・人間性との関連性、などミステリーの中での存在もすごかったのだとわかります。
0投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログミスマープルは読んでおかねばなるまいということで。 それぞれのトリックはおもしろいし、ミスマープルの人柄も好感が持てる。 ミスマープルのような探偵を活躍させるために、火曜クラブなるものを設定したのもうまくできていると思う(似たようなクラブを扱った作品はいくつか思いつくが、火曜クラブがほぼ起源だったりするのだろうか?) ただやっぱり自分は安楽椅子より捜査の方が好きかな、という気分がした。
0投稿日: 2022.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022年 「火曜日」読了 どストレートなミステリーが読みたい!ってことで、図書館で手配し読み始めた。あまりの面白さに黙々と読む。読了してハッとした。よ、4時間経ってる…笑 読む手が止められないのに、読み切るのが惜しいこの感じがとてもよかった。 各々が周りで起きた怪事件を語っていき、最終的にミス・マープルが穏やかに確実に読み解いていく。前半はミス・マープルの解き方に感嘆した。後半の「バンガロー事件」みたいに少しずつ小分けにした情報を出し、形にしていく展開もかなり面白かった! 読書歴を重ねるとどうしても満足いかないことが多いんだけど、後半の展開は驚かざるをえなかった。さすがミステリーの女王。大満足でした。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログミス・マープルの短編集その1。 基本、パーティーの話の席で誰かが過去にあった話を出題し、それをマープルがサクサクと解いてゆく話。出題パートと回答パートが分かれており、読み手の立場からすると非常に読みやすい(クリスティの短編集は、個人的に読むのに時間がかかるのが多いのだが、それらよりだいぶ読みやすかった)。 回答も十分に想像出来る話になっているものが多く、出題編まで読んで一旦回答を考えた後回答編を読む形で楽しみながら読むことができた。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ他の作品をずっと クリスティー文庫で読んでいたので おさらいしてみました。 訳者さんの違いというのは さほど感じませんでしたが…字が大きくて 書体が読みやすかった(笑) つい先日読んだばかりだから 筋書きわかっているぶん 会話の妙とか、英国の風習の話とか そんな雰囲気を味わえました。 しかし、前は読み飛ばしたのに 今回は「んん!?」と思った箇所がひとつ。 8話目の『二人の老嬢』という題名… 「年のころは、そうですね、四十くらいでしょうか」 という文章があるんです。40歳で老嬢? えっ、そういう感覚なの?と驚きました。
1投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログアガサクリスティーの長編作品はどれもおもしろくて好きだが、この「火曜クラブ」は短編集のためいまいちおもしろさが分からなかった。
0投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ初めてのアガサクリスティー。ミスマープル登場短編集 (1932年S7)小説家の甥の発案により女流画家、女優、元警視総監、弁護士牧師、大佐夫婦が火曜日、古風なマープルの部屋で事件を語ってゆく。 大抵の人は悪人でも善人でもなく、ただとてもお馬鹿さんと一刀両断し辛辣に事件の真相を暴く恐るべし編み物好きな村の老女ミスマープルさま 映像化もたびたびされておりITVシーズン4〜6藤田弓子さん吹替版が好きでした。
0投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログクリスティーの描く社会・人となり、というものが自分になじまない。社会階級が高い人ばかりなせいか。ミス・マープルもそう。老嬢のいやらしいところを感じる。短編である為色々なトリック・人々・舞台を楽しめた。それが短編小説のいいところ。できが最もいいのは唯一安楽椅子探偵でない「溺死」。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログミス・マープルシリーズの短編集。 読むのは三回目かそのくらいと思うのだけども、読みたい! 今読みたい! と思ったときに本棚に見つからず……再度買うかと思ったところに、電子書籍があるのを知り、購入。 いやあ、便利! 普段は文庫派なのでそちらを読むけれど、移動中に読み終わってしまった際、こちらでちょっと間を繋ぎ……短編なので、途中できりよくやめられる。これはよいです。 自分がこれまで読んだ推理小説の短編集で、一番贔屓なのが火曜クラブ。 アガサ・クリスティでやはり一番贔屓がミス・マープルなのでまあ、好みのドツボ。 マープルの礼儀正しくきちんとした、けれど柔和な人柄。 好奇心はあり人をよく観察して導き出される誰かの人生、そしてでしゃばらない姿勢。好みのドツボ。 ストーリーもマープルが一番好きだけれど、長編前の短編集ということで、何度読んでも良いです。 読んだ後、「マープル好きだなあ」としみじみ感じられる読了感が、何度も読んでしまうわけかも。 あとすぐ展開を忘れるトリ頭だから、何度でも新鮮さがあるという……
0投稿日: 2019.11.06
powered by ブクログ13話の短編集。短編なのでリズムがよく、さっと読める。ミス・マープルによる解決編は、たいていは気持ちよい。一部の話はマープルの直観に従って解決していく話。どちらにせよ、洞察力だけで解決するのだから。人間に対する洞察力が悲しいぐらいない私としてはうらやましい限りです。
0投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難事件を解きほぐす、ミス・マープルにおまかせ。 持ち込んだお話を聞いただけで、謎を解いてしまうミス・マープル。のんびりとしたおばあさんのイメージが強いが、実は鋭い目で人を観察し、小さな村の人間関係を考えの土台とし、不思議な事件の裏にある人間関係を解き明かす。時には自分の推理を元に事件を防ごうとする正義感の強い人。作品のトリック自体は、それはもう古典というべきか、あまり難しいものはない。よく推理小説を読む人なら、なんとなくわかってしまうものも。でもそれは瑕疵にならない。ありがちだけどキャラクターが揃っているし、物語はシンプルに面白く、しかしちょっと邪な気持ちでワイドショーを見ている楽しさに似ている。 印象的なキャラクターは女優のジェーン・ヘリア。頭がからっぽとされているが、彼女が語り手となる「バンガロー事件」などは、一筋縄ではいかないところを見せている。まあ、計画だけなら誰でも練ることができるから、そういうことを計画するだけでも、あまり頭がよくない、という捉え方は可能だけれど。
1投稿日: 2019.03.26
powered by ブクログいやー、読みやすくていいね。マープルものの短編集。姪のメイベルという設定、ちゃんとあったのね。まあ既婚で未亡人でちょっと抜けてるって設定だけど(おいおい)。マープルものはこういう短編の方がいいみたいね。
0投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ一つ一つの話が短くて物足りない。 短編集だから仕方ないけど。 まとまった読書の時間が取れないときはちょうどいいかも。
0投稿日: 2018.08.02
powered by ブクログ①作家のレイモンド・ウエスト セント・メアリ・ミード村で暮らす②ミス・マープルの甥 彼女の家を借りて友人たちと歓談/集まる曜日にちなんでつけられた火曜クラブ ③ヘンリー・クリザリング サー・ヘンリーと呼ばれる元警視総監 ④ベンダー博士 老牧師 ⑤ジョイス・ランプリエール 女流画家 ⑥ペサリック 弁護士 The Tuesday Night Club 火曜クラブ The Idol House of Astarte アスタルテの祠 Ingots of Gold 金塊事件 The Bloodstained Pavement 舗道の血痕 Motive versus Opportunity 動機対機会 The Thumb Mark of St. Peter 聖ペテロの指のあと The Blue Geranium 青いゼラニウム The Companion 二人の老嬢 The Four Suspects 四人の容疑者 A Christmas Tragedy クリスマスの悲劇 The Herb of Death 毒草 The Affair at the Bungalow バンガロー事件 Death by Drowning 溺死
0投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログミスマープルシリーズを初めて読んだ。当時雑誌に掲載されていた13の短編を集めたもので、単行本化されたのはシリーズ2作目になるらしい。 火曜日にそれぞれが真相を知っている謎を問題形式で参加メンバーに話し、真相を明かしてもらうことからスタートした火曜クラブ。誰も真相を明かせない中、元々は参加者にもカウントされていなかったミスマープルが、自身の見聞きした村の出来事に照らし合わせて推理して行くのが面白かった。曰く、人間というものは皆似たり寄ったりなものだと。 意外な真相が明かされ驚くこともあり、シリーズの他の作品も読みたくなった。
4投稿日: 2017.01.22ミスマープルの世界への入り口
「都会でも田舎でも人間性は変わらない。」ミスマープルの徹底した人間観察と分析力に圧倒されます。ミスマープルの長編を手に取る前に、是非お試しください。
0投稿日: 2016.05.23
powered by ブクログセン・メアリ・ミードに住んでいるおばあさんのミス・マープル。このおばあさんが、事件の現場を見ずに、人が話をするのを聞いて事件を解決する。13の事件について見事な推理というか、あたかも見てきたかのように真相を暴いていく。彼女の手腕は見事としか言いようがなく、謎が解けた時にはものすごい爽快感がある。靄に包まれていた状態から、一気に青空の高原に連れていかれたかのようだ。ミステリーが好きなら必読である。すごく楽しめるから。 何が一番面白いのか議論するのも野暮である。どれも意外な結末があるし、ミス・マープルや登場人物のストーリーテリングにも引き込まれる。訳文も読みやすい。読んで良かったと心から思う。 ところで、火曜クラブとは少し上流階級の人が火曜日に集まって、自分が知っている(当事者でもある)事件について話、聞き手が犯人を推理する会である。6人の会であるが、それで13件(実際には12件だが)の事件について話をされるということは、どれだけこの人たちは身近に殺人事件があるのだろうかと。名探偵コナンもびっくりの事件遭遇率ではなかろうか。
0投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログマープルさんが出てくる2作目の作品らしい。 マープルさんの推理力に 周りの人たちがびっくりする様子がとても面白い! この人バカにすんなよ!? すげーんだぞ!って思いながら読んでたらやっぱり最後には凄さを見せつけてくれるのでなんか ほれみろって思いました。 最後の話が一番面白かったです! 個人的には。カブの話が最後にあー!! ってなるっていう!!
0投稿日: 2015.10.09
powered by ブクログミス・マープル短編集。 長編以上に彼女の存在感は控えめな感じではある。 ただ、このシリーズの肝と言うべき人間観察眼は、 この時から変わっていない。 動機自体は普通というかありきたりなのだが。
0投稿日: 2015.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『火曜クラブ』 サー・ヘンリーが語る事件。夕食に海老料理を食べたジョーンズ夫妻とミス・クラーク。ジョーンズ夫人が死亡する。事件前に妻の死を願うメモを書いていたジョーンズ氏にかかる容疑。メイドのグラディスが作ったコーンスターチ。ダイエット中のミス・クラーク。料理に混入された砒素。 『アスタルテの祠』 ダートムアに屋敷を購入したリチャード・ヘイドン。知り合いを集めて行ったパーティ。仮装した参加者。謎の女を演じるダイアナ・アシュレー、山賊の仮装をしたリチャードの従兄弟エリオット。アスタルテの祠で演技すくるダイアナに近づこうとしたリチャードが倒れる。駆け寄ったエリオット。刃物で刺されていたリチャードの死。翌日同じ現場で肩を刺されたエリオット。 『金塊事件』 レイモンドが知り合ったニューマン。無敵艦隊の船が積んでいた金塊を引き上げることに夢中になるニューマン。ニューマンに招待され彼の屋敷に向かう途中に汽車で乗り合わせたバッジウォース警部に聞かされた半年前の沈没船から消えた金塊の話。ニューマンの引き上げ作業を妨害するケルヴィン。ケルヴィンが何かを海から引き上げるのを目撃し暴行されたニューマン。ケルヴィンのトラックのタイヤの跡。 『歩道の血痕』 画家のジョイス・ランプリエールが目撃した夫婦。夫が古い知り合いの女性キャロルを妻に紹介する場面。三人で海水浴に出掛ける一行。消えた妻。干されていた赤い水着。ジョイスが地元民から聞かされた歩道にあらわれる血痕の伝説。ジョイスが目撃した血痕。1年後に再び目撃したキャロルと夫の秘密。 『動機対機会』
0投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログ私が最初に出会ったミス・マープルがこの短編集だった。小学生くらいに読んだ所為か、ほとんど覚えてなかったけど…。四人の容疑者が面白かった。
0投稿日: 2015.03.28
powered by ブクログBSのマープルにはまりこの短編集を読んでみた。マープルほか小説家で甥のレイモンド、女流画家、前警視総監、牧師、弁護士の6人がマープル宅に集まり自身の知っている事件を話し、それぞれが犯人を推理するというもの。1人1話で後半はメンバーが前警視総監、大佐夫妻、女優、セント・ミード・村の医者になっている。テレビではあまり目につかないのだが、マープルはセント・ミード村に住んでいてその村の出来事にひきつけて各人の語る事件の犯人を言い当てるのである。この短編を読んだことでよけいドラマがおもしろくなった。おいそれと年をとっているわけではない、身の回りの出来事に人生の機微があり、様々な人間の悲哀をその目の奥にためこんでいる、といったところがとてもおもしろいのだ。これは自分でも年をとったせいかもしれない。 ドラマの面白さは本と違って視覚的に舞台となるイギリスの村や屋敷や調度品、そして特に女性のファッションが目の当たりに示されるところだ。これはホームズのドラマも同じだ。で特にこの短編では、発表が1932年ということなのだが、物語の設定も同時代か。マープルはいわゆる上流階級に属している。「気の利かないメイド」「私たちの社会階層」などという言葉がよく出てくる。そこで「コンパニオン」という言葉が出てきた。これはここで初めて知った。どうも女主人の話し相手らしい。で調べて見ると「レディ・コンパニオン」といって「上流または富裕な女性に雇われ、そのお相手をする生まれ育ちの良い女性のこと。」らしい。 また、遺産相続の話も出てきて、遺産を相続できる相手と結婚できるか否かが事件のカギになっていたりもする。おりしもピケティ氏が「ゴリオ爺さん」で遺産のある相手との結婚で、資産と所得の歴史的見解を述べているが、この小説でも目の当たりにしたというわけだ。ゴリオ爺さん、読んでませんが爺さんの舞台は1819年のパリだそうで、この1930年のイギリスはまだ遺産があったということですか。なにかイギリス社会、特に階層社会に興味が湧いてきました。
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログタイトルと表紙の写真に惹かれて購入。 買った後で、ミス・マープルシリーズだと知る。 このミス・マープル、穏やかで上品で知的。 ただの田舎町のおばあちゃんに見せかけて、見事に謎解きをしてみせる。このギャップがイイ! 動機に基づく犯人探しが女性らしい。 次はポアロを読みたいな。
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログミス・マープルシリーズで一番面白かったんじゃなかろうか? と思う。 ミス・マープルシリーズの一番最初の作品であると同時に、話の時系列的にも最初の話。 短編集なので、全てにおいて短いが、しかしながら読み応えはある。 因みに、ミス・マープルは犯罪に関わった人物を、過去に自分が見知った人物に照らし合わせ、彼らの行動を読み取ることによって事件を解決に導くのだが、これは、今でいうプロファイリングじゃなかろうか、と思うところだ。
2投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログマープルこわい! 鮮やかだ。鮮やかすぎる。 ものすごく久しぶりにマープルものを読んでみたけど、やっぱりなぜかそんなには好きになれないんだよな。 んー。なんでだろう。。小学生のときからずっとそうだ。 何でもお見通しすぎだからかな?
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログ短編集。サロンに集まった名士(?)たちが一人一人かかわった、もしくは人に聞いて詳細を知っている事件を披露して、真相をミスマープルが言いあてるという筋立て。オムニバス形式とはちょっと違うのかな、一つ一つの事件はすべて独立していて、関連性はない。 例のごとく犯人あてを楽しむが、今回も一度も当たらなかった(´・ω・‘)
0投稿日: 2013.12.20
powered by ブクログ中学生のとき読んだ本であんまり覚えてないけど、1話すごく戦慄した覚えがあります。殺し方やストーリーじゃなくてめちゃくちゃそのシーンが鮮やかに頭に浮かんだのです。ミステリ云々より何だこの想像力を掻き立てる文章は!って感じでした。半ば夢みたいな感じで、リアルすぎて今でもあの現象は何だったのかよくわかりません。 火曜クラブは面白そうでした。それぞれが謎を持参してくる…。何で分かるの?とミスマープルに敬服です。 評価が低いのはただ個人的にはあんまり合わなかっただけです。
0投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全編ミス・マープルの短編集。 各自真相を知っている話を披露して推理しあうということになり・・・ 前警視総監もいるのに見事に推理してしまうミス・マープル(@_@;) 13編すべて真相を解いたのはミス・マープルでした。 短くて読みやすいけど、それぞれの話で色んな名前が出てくるから混乱しちゃいました。 私が単にカタカナ名前を覚えるのが苦手なだけかもしれないですが・・・(~_~;) 金塊事件で甥のレイモンドが簡単に人を信じちゃう性質だと判明してちょっと笑ってしまったw
0投稿日: 2013.11.18
powered by ブクログミス・マープルの短編集。町の奇妙な事件を話、推理を当てるゲームを始めた老若男女。年長者のマープルが、身近で起きた事件を参考にしながら謎を解く。その会が火曜から始めたことで火曜クラブと命名。短編集だから、謎解きまでの時間が早く、面白いのだが深い追求がないので寂しい。
0投稿日: 2013.04.13
powered by ブクログ火曜クラブとは、仲間内で、かわるがわる推理話を披露する会。最初はメンバーにカウントされなかったミスマープルが、ことごとく推理を的中させていく。推理の視点は、動機。参考にするのは自分の住む小さな村で起きた事件。 古風な老嬢が編み物をしながら鋭く推理を展開して行く。 クリスティの短編集とは異なり、オカルト色は薄い。
0投稿日: 2013.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス・マープルが「人間どこにいても本質は同じ」みたいなことを繰り返し言っているわけだけども、割と納得。 ちゃんと読めてないだけかもしれないが登場人物が急に出てくることがあって良くわからなくなることが時々あった。 小学生のときに読んで以来のシリーズだけど、また別のも読みたいと思う。
0投稿日: 2013.02.20
powered by ブクログミスマープルを知るには適した連作短編集。しかも、単調な連作では無いことが面白かった。どれもこれも、一ひねりあり、飽きません。読んでいくうちに登場人物に愛着が湧いてくるのもさすがでした。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ短編のミステリーはあまり好きではなかったのですが、大好きなアガサのマープルシリーズなので読んでみました。単独の話を連作にしてあり、話の進め方がみごと! マープルの良さが充分伝わりました。避けていた短編も読みたくなりました。後半レイモンドいなくて残念。まだ起きていない事件も面白かった。
0投稿日: 2013.01.26
powered by ブクログマープルシリーズ。 一人の提案で各自が真相を知っている昔の事件を語り、 その解決を推理しあうという“火曜クラブ”ができたが…
0投稿日: 2012.12.19
powered by ブクログ短編集なので、ミスマープルの凄さをたっぷり堪能できる。他の作品で、警察が素人のお婆さんを頼りにしていることに不自然さを感じていたが、これを読んだら納得。最初は周りから相手にされていなかったお婆さんが、次第に一目置かれるようになっていく過程が痛快。ミスマープルにはまりそう。
0投稿日: 2012.10.10
powered by ブクログマープルの推理は人間観察の延長線上で、亀の甲より年の功。 色々な人間と出会い、色々なことを経験してきたマープルだからこそできる推理で、話に出てくる事件や人物を村で起こった事件や人物に例えるのが、面白いんですよね。 13の事件は、どれも些細な所がキーパーソンになっていて、読後は何時も落胆と詠嘆が混ざった複雑な気持ちになるんですが、中でも「聖ペテロの指の跡」「バンガロー事件」「溺死」が好きです。 特に「聖ペテロ〜」は、犯人の独白に、人の怖さを感じました。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログここまでくると、マープルおばあちゃんの若かりし頃が知りたくなる。 こんなに頭が切れて判断力も衰えない老人は、ポアロよりも超人ではないだろうか。
0投稿日: 2012.09.11
powered by ブクログまたクリスティ一気読みをやってしまった。 どうしてもクリスティ作品は寝かせてくれないらしい。 マープルの観察力がどの作品にもよく生かされていて、すっかりこのオールド・ミスに感服してしまった。
0投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス・マープルが中心の13の短編。 登場人物がそれぞれ過去の迷宮入り事件を披露する、というスタイルですが、最後には現在進行形の事件も解決してしまいます(ひとつだけ未来のものもあるけど)。 与えられた情報をもとに自分の経験則から観察し、推理するいかにもマープルさんらしい解決法。なので、スタンダードに楽しみたいひと向け。 13の事件はそれぞれ性質が異なっていておもしろい。 語り口や提示のしかたがそれぞれに独特なのも、さすが。飽きさせません。 「二人の老嬢」「バンガロー事件」がおもしろかった。 13という不吉な数字にも、何か意図があるのだろうか…
0投稿日: 2012.06.27
powered by ブクログ火サスの話ではありません。 でも、内容はそれくらい濃くて、サスペンスの要素満載です。 ミスマープルシリーズの短編集です。ずっと、ポアロ派でしたが、この本を読んでマープル派になりそうです。 小さい村に集まった、様々な分野で活躍する人々が、過去に自分が体験した事件をクイズ形式で仲間に語りかけるストーリー。最後の1話以外は過去の体験談からの回想という面白いストーリー仕立てです。内容も、殺人から盗難まで色々です。 短編ですが、登場人物に一貫性が有るので、外国の登場人物を覚えるのが苦手な方お勧めです♪
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログ「火曜クラブ」「アスタルテの祠」「金塊事件」「舗道の血痕」「動機対機会」「聖ペテロの指のあと」「青いゼラニウム」「二人の老嬢」「四人の容疑者」「クリスマスの悲劇」「毒草」「バンガロー事件」「溺死」全13篇 あまり楽しめなかった自分が残念。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ初めて読んだのは小学生の時。 壁紙のゼラニウムの青がくっきりと脳裏に浮かんだ。 視覚的イメージとして印象に残っている本。
0投稿日: 2011.12.07
powered by ブクログポケミスでこれを読んだのが、たぶんクリスティ初読み。小学生ぐらいだったから、難しいところもあったけれど、わくわくしながら読んだような。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス マープルものを読むなら、火曜クラブを一番にお勧めします。 ミス マープルの人間観察力を知ることができるからです。 ほかのミス マープル シリーズだと、なぜ、そんなにミス マープルがいろいろ想像できるかが、しっくりこないことがあるかもしれません。 火曜クラブを読んで、ミスマープルに親しくなっておけば、なるほどと思えるかもしれません。 アガサクリスティの作品の中でも、ベスト3にあげたいくらいです。 ps. 背表紙が、短編集になっているので、ミスマープルものであることがわかりにくいのが、ハヤカワ書房への要望です。 できれば、短編集、マープルと両方表示してほしいです。
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミス・マープルシリーズの短編集です。13の短編の中でミス・マープルの観察眼と聡明さがよくわかります。ミス・マープルシリーズは長編も面白いですが、短編もとても面白い。ぜひ手元に置いて時間をおいてまた読みたい本です。
0投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログ古い装丁の方で読んだのですが、ブクログに表示されないためこちらで。 ミス・マープルが活躍する、短編集。 まさに安楽椅子探偵(編物までする)という作品です。 これだけの短い話で、推理と登場人物の魅力を引き出しているのがすばらしい。 小さな村の出来事でも、観察眼を持っていれば人の行動を推理するヒントになる。
0投稿日: 2011.04.07
powered by ブクログ何度も読んでいるが、やっぱり面白い。 クリスティの短編はどれもけっこう好きだ。 たまに乱暴なのもあるけれど(笑)
0投稿日: 2011.02.12
powered by ブクログ2010年10月29日読了。 アガサ・クリスティー短編集。ミス・マープルものが好きなので手にとりました。 お屋敷に集まった客人たちと主人夫妻がさまざまな謎を提示し、それに対する答えをみなで討議する、という形式。 もちろん解決するのはミス・マープル。 クリスティの人間描写はほんとに面白いと思う。連作短編だと それぞれのキャラクターに順繰りに焦点をあてていけるので、 キャラの個性がよく書きこまれていて楽しい。
0投稿日: 2010.10.30
powered by ブクログミス・マープルの短編集。おばあちゃんの戯言…と思いきやそこには真相が!というパターンは同じなのだけど、そこが安心して読めるしわくわくもする。好きなのは最後の一文から「聖ペテロの指のあと」を挙げておこう。
0投稿日: 2010.08.20
powered by ブクログブクログ50冊目は頂いた。 通うクラブ、じゃない。 火曜クラブ。セント・メアリ・ミード村に住んでいる老婦人ミス・ジェーン・マープル。マープルの甥であり作家のレイモンド・ウェストの元に集まっていた物たちが、自分の知っている謎を出し合い解くということをはじめる。 が、前半である。いきなりボケでこけた方すみません。だって変換したら出てきたんだもの´ω`文庫版のタイトルなどにも触れてみたいが、それは読書会の方でするので今回は割愛する。 「きょうは何曜日でしょう?火曜日ですわねえ。では火曜クラブとでもして。」(ハヤカワ文庫版・19ページより抜粋) -----------------あらすじ(ネタバレ無し) ネタバレするのがとても勿体ないのであまりあらすじすら書きたくない。タイトルでもうすでにワクワクする。イギリスっぽい。面白いからあらすじなんか読んでないで一読を薦める。 1.火曜クラブ(The Tuesday Night Club) 元警視総監のサー・ヘンリー・クリザリンング出題。ある老夫婦の死について。 2.アスタルテの祠(The Idol House of Astarte) 老牧師ペンダー出題。彼の友達達との間に起きた事件の犯人とは? 3.金塊事件(Ingots of Gold) 甥のレイモンド出題。とある地域の難破船の噂とまさに金塊事件。 4.舗道の血痕(The Bloodstained Pavement) 女流画家のジョイス・ランプリエール出題。彼女が訪れた漁村で起きた事件? 5.動機対機会(Motive v Opportunity) 弁護士ペサリック出題。遺産のために殺したのは誰。 6.聖ペテロの指のあと(The Thumb Mark of St Peter) ミス・マープル出題。ミス・マープルの姪の事件。 ここからが後半。後半は前半“火曜クラブ”で出会ったヘンリーの推薦の元、バントリー家の晩餐会に招待されたミス・マープルと、バントリー大佐に招待された面々が出し合う。 7.青いゼラニウム(The Blue Geranium) バントリー大佐出題。不吉な予言とは。 8.二人の老婆(The Companion) 村の初老ドクター・ロイドが旅先で行きあった事件。 9.四人の容疑者(The Four Suspects) ヘンリーが出題。黒手団を解体まで追い込んだローゼン博士は誰に殺された? 10.クリスマスの悲劇(A Christmas Tragedy) マープル出題。マープル人の死を予感。 11.毒草(The Herb Death) バントリーの妻で園芸家のミセス・バントリー出題。園芸家らしく植物の毒の殺人について。 12.バンガロー事件(The Affair at the Bungalow) 美しい女優ジェーン・ヘリア出題。バンガローの盗難事件とは。 13.溺死(Death by Drowning) セント・メアリー・ミード村で実際起きてしまった事件。現在進行している事件を、ミス・マープルが真犯人をつきとめる。 結構長くて、一日一章ずつ読んだりした。途中ペースダウンしてとても時間がかかった。が、とても面白かった!古典というのはこういうものかあ、と感服。今すぐにでもオマージュして誰かがデビューしてもおかしくない。ミステリの教科書みたいな優れた作品だった。しかしまあ、動機に焦点を置くことが多いので、「う~ん。」となる人もいるかもしれない。 だがやっぱり面白い!一話一話がこれだけ短くきっちりしているのは清々しく、思わず5限の授業を潰して読みふけってしまったほどだった。 (羽村)
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログ短編集ということもあり、ふと思い出したときに何度も読み返してしまう一冊。 作者本人が前書きで言っているように、ミス・マープルには短篇が似合う。
0投稿日: 2010.05.09
powered by ブクログ普段あまり推理小説を読まないので、このくらいの短編がちょうどいい。ひとつひとつはすごく短いお話だけど、そのトリックは申し分なし。小学生のときに乱読してから10年以上。そのときの興奮が未だ色あせることなく体験できるというのは貴重なことだと思う。
0投稿日: 2010.03.20
powered by ブクログミス・マープル短編集。「火曜クラブ」は「犯人当ての会」といった感じで、入ってみたい気がした。 お気に入りの一作は「四人の容疑者」。これは原文で読めたらなあ、と思うことしきり。他の作品にも言えることだけれど、どう巧く訳したところで違和感は拭いきれないんだよなあ。でも「なるほどっ!」と納得。文句なし。 そしてこの「四人の容疑者」や「溺死」に書かれていることだけれど、「大切なのは犯罪ではなく、無実のほう」というのが印象的。犯人を突き止めるのは罪を暴くためでなく無実の人間を救うため、というミス・マープルの考えがあるからこそ、殺人を扱っていても優しい雰囲気がするんだなあ。
0投稿日: 2010.01.31
powered by ブクログ今年はクリスティ物ばかり読んでいるせいか、犯人のパターンがだいたい分かってくるようになってしまった。犯人が分かっても、展開が面白くて最後まで夢中で読める話が多く入っている、、、とは思うけど、いかんせんマープル物は肌に合わない。 というかクリスティの短編を読んだのはこれが人生初なのだが、思ったことは シャーロックホームズの短編は偉大だ、ということ。ホームズの短編にあるリアリティみたいなものが、マープル物にはない。。ま、それはそれでいいんだけど。 バンガロー事件と溺死に敬意を表して星四つ。 しかし、金塊事件はつまらなかった。
0投稿日: 2009.11.14
powered by ブクログミス・マープル初期の短編集。面白かったです〜〜。田舎から出たことのない、すぐに話が飛んでしまうようなお婆さんとして周りの人に思われていたミス・マープルが、バッサバッさと迷宮入りの難問を解決。何でもないことですよ、村で見たことを基にすれば真相はそれしかないじゃないですか、と、言ってのけてしまう彼女に、当初は軽くみていたパーティのメンバーが段々に一目置いていく、空気の変化が愉快でした。私が好きだったのは「毒草」かな。事件の提示の仕方がなんとも中途半端で(私は話が下手だから、と前もって話し手が言っているのが伏線??)だから、何が事件なのか、問題はどこにあるのか、その場にいる人たちで質問していかないと全容が見えてこない、というところが古典だというのに新鮮で。最後の「バンガロー事件」は一つだけ、現在進行形のミステリーで、たった一冊の中でアガサ・クリスティが惜しみなく変化に富んだ手腕を発揮することにも驚き。しかも・・・私は、ミス・マープルが、セント・メアリー・ミードで起きたすったもんだを念頭に謎を解決していくんだとばかり思っていたのですけど、(小さな村でも人間模様は複雑で、時に邪悪なものも含んでいる、ってね)そういったストレートな経験だけでなく、彼女の頭の中でどうつながって解決に導かれたのかわからない、といった些細な日常のことが大事な回路の発端となる、といった描写もあり、そこがなおさら面白かったです。
1投稿日: 2009.09.24
powered by ブクログ一番最初に読んだ探偵?小説。 なぜ何十年も経って覚えているかというと、 赤い水着の話が強烈すぎたから。 未だに忘れられない。・・・かなりトラウマに近い。 他はまあ、普通に楽しめる クリスティは長編の方が好みだけれど、これはかなりお気に入り 一人ずつ話していく、という形式のせいか? 思えばなぜ小学校にこれが置いてあったのか 文庫ではなかったけれど
0投稿日: 2009.07.30
powered by ブクログミスマープル 短編集 ミスマープルは短編でこそ活きる!! ポワロは長編でこそ活きる!(関係ないけど)
0投稿日: 2009.05.26
powered by ブクログ初めてのアガサ・クリスティー作品。 ミス・マープルがいい! 短編集なので、読みやく、内容が濃くて面白い。 「溺死」でミス・マープルの今後の作品も是非読みたくなりました。 ポアロはもっとあと。
0投稿日: 2009.02.22
powered by ブクログミス・マープルの短編集です。 ただし、長編の「牧師館の殺人」の方が、どうやら、先に発表されていたようです。 長編よりも、こういう細かい話の積み重ねの方が、マープルの非凡さというか怖さは、でているかも。 けっこう、こわいおばあさんです。
0投稿日: 2009.01.20
powered by ブクログミス・マープルものの短編集。しみじみ、クリスティってすごいひとだったんだなぁと思う。ドラマに出てきた役者さんと、岸田今日子(合掌。)の声を思い浮かべながら読んだ。NHKアニメの『名探偵ポアロとミス・マープル』にメイベルという名前の女の子が出てきて、アニメに彩りを添えるために創作されたキャラだということになっていたけれど、メイベルという姪はちゃんといるのね。兄妹であの反応はないだろうから、レイモンドとは従兄妹同士かな(アニメでは親子だったけど)。それを発見したのも嬉しい。解説には『溺死』が秀逸だと書いてあったけれど、私は『バンガロー事件』が好き。「そうきたかっ!」と膝を打った。女性を甘く見るべきではない、しっぺ返しを喰らうのではなく、密かに嗤われてたりする、と。ほほほ。(2007-02-08L)
0投稿日: 2008.03.15
powered by ブクログマープルは短編に向いているとクリスティも言っているとおり、やっぱりマープルは短編がいい。ポアロも大好きだけど、マープルも大好き。
0投稿日: 2007.06.21
powered by ブクログ甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家などさまざまな職業の人々がミス・マープルの家に集っていた。一人の提案で各自が真相を知っている昔の事件を語り、その解決を推理しあうという“火曜クラブ”ができたが…静かな目立たない田舎の老婦人ミス・マープルが初めて驚異の推理力を披露した短篇13篇を収録。
0投稿日: 2007.05.21
powered by ブクログ「人間なんてみんな、似たりよったりですからね」クリスティの生み出した名探偵は多々いるけれども、私はこの小さな村の出来事を普遍化することでひょいひょいと謎解きをしてしまう小さなおばあちゃんが一番好きだ。マープルシリーズにも長編はあるが、このシリーズの妙味が出るのはやはりテンポの良い短編だろう。
0投稿日: 2006.12.16
powered by ブクログ世に探偵小説多しと言えども、ミス・マープルに続く安楽椅子探偵はいない。勿論彼女の前にも、いない。さすが女王。 普通の探偵、ならポワロよりホームズ派だけど、探偵物、なら彼女が一番! 経験と知恵だけで真実を解き明かしてゆくおばあちゃんの謎解きには、なんの捻りも奇抜なトリックもない。そこにあるのは、人間という理解しがたい生き物だけ。 カタルシスを感じるわけでもないのに、短編の一つ一つに物凄く納得してしまう。 やっぱり、女王。
0投稿日: 2006.09.09
powered by ブクログマープルは、どこにでもいるおばあちゃんだが、村の人々に起こった些細な出来事を教訓に、次々と難題を解いていく。
0投稿日: 2006.08.20
powered by ブクログ「謎解き」なら短編小説がいい。長編の魅力は登場人物の性格設定にある。だから私の場合たいてい途中から退屈して、結論にジャンプする。ミス・マープルには謎めいたものがない。そこが最大の魅力だ。だから彼女が殺人を犯す事があれば、ないとは思うが、ポワロ氏よりも逃げおおせる確率は高いと思う。彼女の方法は「人生は繰りかえし」「狭い村も広い世界もさして違わない」の二つ。このことを確認したくて、ときどきミス・マープルに会いたくなる。訳者は中村妙子氏。原書は1932年。
0投稿日: 2006.01.11
powered by ブクログ何度も読みました!どうなるかわかってるのに!! 短編で、ミス・マープルが、がんがん謎を解いていきます! ひとつ?ホントにおもしろいです!!
0投稿日: 2005.09.24
powered by ブクログもしも、まだミスマープルに出会ってない方はこの本をお勧めします。 子供に童話でも聞かせる様に…でも…おばあさんの口からは想像もつかないお話ばかりです。
0投稿日: 2005.08.27
powered by ブクログミス・マープル作品。13の短編が収録されている。一見物静かで平凡な老婦人にしか見えないミス・マープルが、一度お話を聞いただけでその真相を解き明かすという、驚異の推理力を披露する。編み物をしながら「村にいる○○みたいだわ…」という風に話し出す。田舎の村であまり外に出ない生活を続けているのにも関わらず、鋭い観察力を持ち、人間の本質はそう大きく変わらないということを知っていて、でも穏やかで心優しい隠れた名探偵ミス・マープルの魅力が凝縮された一冊だと思う。
0投稿日: 2005.07.30
