
総合評価
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powered by ブクログ新聞の政治記者として駆け回っていた弓成亮太が高裁で有罪判決を受け、引き継いだ青果卸会社も衰退の一途となり競合に吸収合併される。競馬に明け暮れる亮太の自堕落ぶりが哀れであり情けなくもある。それにしても三木昭子は何をしたいのか?
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ弓成の落ちぶれ方も実話なのだろうか。 しかし、新聞記者としては頑張っていたかもしれないが、人間としてはひどい男だな、という感想。
0投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いわゆる『外務省漏洩事件』、『西山事件』を題材にする本作。 ・・・ 第一巻・第二巻で、特ダネ記者弓成の、過剰気味の自信を実績で証明するかの仕事ぶり、外交官や政治家への食い込み、外務省事務官との情事、情報漏洩による逮捕、警察への尋問、そして起訴までの様子でした。 第三巻は、概ね裁判の様子にあてられます。そして主人公弓成の境遇が右肩下がりに落ちてゆきます。 結果的に一審は勝訴(無罪)ながら、三木は有罪とされ、情報源の秘匿をできないという記者としての誇りをもズタズタにされた弓成。会社でも疎まれはじめたことを察し、職を辞する。そして家庭に顔向けできないと実家の九州へ単身戻り、実父の会社へ入社。最悪やな。 その間、控訴審が進行し、控訴審では有罪。 弓成側の大野木弁護士、もう一方の被告の三木と弁護士の坂本。加えて裁判官の様子がドラマティックに描かれます。端的に言えば、今度の裁判官は保守側ということでした。 なお最高裁では控訴棄却ということで、弓成=悪者、の印象が確定。三木の手記が週刊誌に掲載され、あることないことが流布されることになります。 こうして失意の中、実家の仕事にも身が入らず、博打にうつつを抜かします。 自暴自棄になりつつある弓成の様子は、幾許か自業自得的に私は感じます。でも一層気の毒なのは奥様と子どもたちでしょう。このあたりは夫婦にしか分からないこともあろうかとは思いますが、胸が苦しくなります。 ・・・ ということで第三巻。 裁判といえども、ポジションを取る(つまり裁判官の意見も相対的正しさ)ということが良く分かります。また、家庭をないがしろにする感がなかなかひどく、ショーワという過ぎし時代を感じました。 裁判の様子、ジャーナリズム、社内政治、家族とは何か、等々に関心のかる方にはお勧めできる作品であると思います。
0投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ超一流の新聞記者弓成は国家機密漏洩に関する裁判を通して逆転有罪となってしまう。 父の青果会社に入り悶々とした日々を過ごす。 結末が読めない終わり方の3巻、全4巻のこのシリーズだが、タイトルの運命の人とこれまでのストーリーも結びつかない。どのような結末が来るか楽しみです。
0投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログ裁判の判決、一転して有罪へ。 そして、4巻へ続く。 まあこの辺で、この本の題材となってる「西山事件」について。。。 1971年当時の総理大臣、佐藤栄作がアメリカからの沖縄返還を実現し、その後、それを讃えてノーベル賞も貰ったわけだ。 その時、アメリカが地権者に対して支払った金は、実は日本が肩代わりしていたと。 要は、金で解決した部分がある事は、秘密だったが毎日新聞社の記者(名前が西山だから「西山事件」)が、その情報を国会議員に漏洩した事が有罪となった事件があった。 その機密情報の入手経路が、女性秘書で、まあ、ビジネスマンガによく有るドロドロした男女関係。 毎日新聞は、そのスキャンダルから倒産まで追い込まれてしまったため、これを期に、大手メディアは国家機密に関わる事項についてスクープするということがなくなった、要は骨抜きになったという訳だ。 (かなりすっ飛ばしてるので間違いがあるかも。気になる方は、Wikiででも調べてみてください。) 山崎豊子の小説は史実に基づいている物が多く、主人公は大概立派な方で読者としても思い入れが沸く物だが、この「運命の人」の主人公は「西山事件」の西山(本の中では弓成(ゆみなり))なので、どうもイカン。 まあ、4巻も続けて読むけどね。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ敗訴が確定し、実家の家業も吸収され、弓成さんは自暴自棄になってしまいました。一巻の活き活きとしていた時の描写の頃が迫力があり、なんだか暗い気持ちになってしまいます。。
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ弓成は無罪、昭子は有罪に。 東京地裁の判決が下された… 判決直後に、昭子の手記が週刊誌に公表される。 窮地に追い込まれる、弓成… 上告後の高裁の判決は… なぜ… 国家権力の機密情報に触れたことが、弓成をここまで追い詰めるのか⁇ 弓成はなぜ昭子に対して、反論しないのか… 弓成はなぜ由里子に対して、昭子とのことをちゃんと話さないのか… 男として、反論をしたくないのか… 反論が言い訳がましくなるのが嫌なのか… これが昭和の男なのか… 何か自分よがりすぎないか、周囲に対して… このままでいいのか。 弓成に一矢を報いてほしい。
4投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ3巻は、一冊を通して裁判の経過が描かれています。 地裁から始まり、高裁、最高裁まで、登場人物のみならず読み手の私も驚く判決でした。 女性事務次官の手記には、同じ女性として辟易しましたが、そういった人物像を作り上げた作者が凄いと思いました。 いよいよ次で最後。 どんな結末を迎えるのでしょうか。
2投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
弓成は果たして有能だったんだろうか。 敏腕記者であったが、途中変な理想に目覚め野党議員に密約の証拠となる文書を渡すも、野党担当の記者を介してやり取りしたため詰めが甘くニュースソースが明かされてしまう。 大変な苦労をかけた奥さんにきちんとした謝罪や労いの言葉もなく別居。 果ては亡くなった親の会社を継ぐも頑固さから合併の話を蹴り倒産に追い込んでしまう。 だが思うに、弓成に限らず、人間には核となる特性みたいなものがあり、それが周りの環境とうまく噛み合えば「有能」ということになるし、合わなければ「無能」ということになるんじゃなかろうか。 フィクションであれば最後に弓成の再起が描かれるのだろうが、どうなるのだろうか。気になる。
5投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ「知る権利」を争うの裁判で一時は勝訴したが、逆転敗訴。敗訴する前から主人公は新聞記者としての自分を亡くしていました。それ以上に大切な家族とも絶縁状態になっていました。 ペンと紙を武器として戦ってきた主人公にとって記者以外の仕事は仕事ではないのだと思いました。本当にわずかの人かもしれないが、自分の好きなことを趣味だけにとどめず生業として生きていく人がいます。そんな人がこの主人公なのでしょう。天職というものは本当にあるんだなと。 羽があるけど飛べない鳥のように空を見続ける主人公は実家の家業にやる気が出ず、生きていくことさえあきらめて・・・これからどうなるのかが気になるところです。
7投稿日: 2021.09.10
powered by ブクログ(一巻から四巻まで合わせたレビューです。) 大好きな山崎さんの(もしかすると最後になるかもしれない)長編小説。 沖縄返還時の機密文書漏洩事件(西山事件)をテーマに、 相変わらずの取材力&構成力で読者をぐいぐい引っ張っていきます。 この分野は完全に無知でしたが、小説を通じて、 昔の自民党の政治のやり方を目にすることができました。 主人公の機密文書を入手した手段は、 倫理的によい方法だとは言えませんが、 それ以上に、臭いものに蓋をする昔の自民党の政治家や官僚にも、 沖縄の人たちだけでなく、日本人全員が もっと憤りを感じるべきなんでしょう。 現在も普天間基地移設問題で民主党が揺れていますが、 少しばかり当事者意識を持って この問題を受け止めれるようになった気がします。 山崎さん、もう一冊書いて欲しいなぁ。。
2投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログ第3巻は法廷決着編。 もつれにもつれる裁判は地裁から高裁、そして最高裁へ。機密漏洩と言われるが、国家機密とは?ということが常に頭によぎる。国民に知られてはまずい国家の機密?それが漏れることで政府は何を恐れている?裏取引がばれると反感を買うから、結局は自身の保身のためか?知らないことのほうがいい真実という考え方もあるが、どうなのだろうか。 ただ、本巻を読むと、言ったもの勝ちという現代における論調は拭い去れない。それが真実であろうとなかろうと、注目を集めさえすればそれでよいという風潮は昔から変わっていないのだなと思う。
0投稿日: 2021.03.31
powered by ブクログ想いを貫く。挫けそうになっても、想いを貫く。 (以下抜粋) ○一人になった弓成は、抑えていたものが奔り、落涙した。(P.149)
0投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログ東京地裁の判決では、毎朝新聞記者は無罪、元外務省事務官は有罪(懲役6カ月・執行猶予1年)と明暗を分けたが、検察側が控訴におよんで、弓成(西山)の行動は「そそのかし」行為に該当するとして、逆転有罪(懲役4カ月・執行猶予1年)となる。毎朝(毎日)新聞の販売部数は50万部減少し、弓成亮太は辞職を余儀なくされる。三木(蓮見)は、『週刊潮流(新潮)』に告白文を掲載し鬱憤を晴らす。最高裁への上告は棄却され、弓成の有罪が確定する。裁判制度の舞台裏を知るにつけ、人の運命の脆さと儚さを痛感した。
1投稿日: 2019.10.28
powered by ブクログ山崎豊子『運命の人』文春文庫 読了。外務省秘密漏洩事件を題材に、ジャーナリズムの在り方があらゆる切り口から問題提起される作品。沖縄返還に伴う日米密約について果敢にも国家権力に立ち向かった新聞記者が、沖縄で密約の影に潜む実態を目の当たりにし再び奮闘する生き様には感慨深いものがある。 2012/09/18
0投稿日: 2018.11.06
powered by ブクログ弓成被告が逆転敗訴で刑が確定するあたり。 綿密な取材に裏付けられ、非常に中身が濃いが実在しているモデルが想起しやすい。そのためフィクションの部分については誤った印象を与えている部分はきっとあるのだろうし、当事者にとっては、忘れ去られて欲しい過去をほじくり返されるような思いなんだろうなぁと思いながら読み進める。
0投稿日: 2018.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情報公開は、国民の政治的意思決定のために、どれほどの高い価値を有するか。 また、情報公開を促進・発展を国民一人一人に代わって代行する役割が報道機関に託されるが故に、報道・取材の自由が重要視されること。そのためには報道機関の、情報保有主たる国やその機関に対する批判精神が不可欠の素養と前提条件であること。 そして、これらを包含し底辺で支えるモノが、国民の知る権利とこれを尊重する国民の意識である。 伊東教授の法廷証言で語られるこの部分を読むだけでも価値ある巻だ。 一方、物語として、昭子が弓成に魅かれていたことが明かされるが、えっホントかと吃驚してしまった。唐突過ぎるよ。 一方で、そもそも、本書で描こうとするのが、ある事実に関し、各々の立場や見解で見方が全く異なってくるという当たり前のことかもしれない。特に昭子の週刊誌用手記にそれを強く伺わせるものがある。かように感じさせる3巻の読後感だ。
0投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログ一冊まるまる裁判描写。 とにかく濃い。 情報量が多く思惑策略が飛び交い、弁論の巧みさについていけず読み終わった時には疲れました。 だけどその分読み応えがあって面白かった。 出てくる人物が誰のことが推測できて、顔がすぐ浮かぶほどの大物揃い。 この本が事実に基づいたフィクションであることが怖くなる。 四巻へ。
0投稿日: 2016.03.26
powered by ブクログあくまでも三木昭子を庇い続ける弓成に対し、自分の汚名挽回か弓形への復讐で弓形を貶め続ける三木昭子の行動、それに乗じる政府の画策で追い詰められていく弓形。せめて嫁には真実を語り詫びるのが筋と思うが…そこにどんな矜持があるのか。 作者の描く主人公はやり手でありながら、一貫して筋を通す潔癖な傾向があり、作者の理想の男性像なんだろうなと考える。 文面については、裁判の場面であるが故、表現がとてもまどろっこしい。 最高裁での上告棄却はどのような経緯だったのか、おそらく政府の画策があったはずだか多く語られず…、4巻で出てくるのかな。もしそうなら三権分立のげんそくが覆る大事件なのだけど。4巻を引き続き読みます。
0投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これぞ山崎豊子の真骨頂。 難解な裁判内容ですら1日で読みきらせる筆力。 一審での無罪判決を勝ち取るも、控訴審での逆転有罪判決、上告棄却、絶たれた記者生命、堕ちていく弓成氏・・・ 三木昭子の下劣極まりない手記は裁判の結果に等しいほど世論が弓成氏を裁いた。そして家族も・・・ 「ママはまだ夏の真ん中だ」なんて慰めてくれる息子の優しさに落涙を辞さない。 安っぽい勧善懲悪ではなく、国に楯突くとはどういうことか、厳たる現実を前に様々な考えを巡らさざるを得ない。
0投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログ裁判もいよいよ終盤。 故郷の小倉に戻り、再起を狙うが、どうなることやら。 なかなか波乱万丈。 山崎豊子作品の真骨頂という感じの展開ですね。 あと1巻ですが、図書館で予約待ち。 はやく来ないかなぁ。
0投稿日: 2014.09.09
powered by ブクログ外務省機密文章漏洩事件の公判がすすむ。一審で弓成は無罪、三木は有罪。新聞記者を辞めた弓成は家業の青果商を継ぐが事業は衰退、さらに再審では有罪判決を受け控訴するが棄却され有罪が確定する。妻子とは別居が続く。 キャリアが閉ざされた弓成はどん底に落ちていく。 複雑な裁判の経過だけど、すっきりと読ませる筆力がすごい。 【同僚Tさんから拝借】
1投稿日: 2014.06.01
powered by ブクログ弓成さんがあっという間に転落していく。国に逆らうとはこういうことか。恐ろしい。いよいよ次が最終巻か。
0投稿日: 2014.04.19
powered by ブクログ一人の人生を真実に程近い形で切り抜き、心情まで顕に描写する。山崎豊子は天才だし、努力の人だとも思う。しかし、マスコミと政府。この関係性におけるベストな距離感とは一体どこにあるか。悩まされる。
1投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログ最高裁の上告棄却により、弓成の裁判での戦いは、ついに敗北に終わる。 密約漏えい事件は、ここで世間の話題から消え去るが、小説は、主人公のその後を、描いている。 続けて第4巻を開く。
1投稿日: 2013.12.12
powered by ブクログ裁判による判決により、新たな戦いが始まる。 沖縄返還に伴う国の情報の隠しだてより、記者と事務官の男女関係ばかりが取りざたされた。 また、その裏側の家族の苦労にも胸が痛む。 2013.6.9
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引き続き国家権力の恐ろしさが描かれる。裁判が進行するにつれ、主人公や周辺人物の生活が壊れ、人間の嫌な側面も見えてくる。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ綿密な取材、細かな描写、読んでいくと、今そこで起こっている出来事のような文章に、読み進めていくにしたがって引きこまれていきます。 完結に向かって、長年離れていた夫婦が再び引き寄せ合うところは、感動的であり、そしてどこか残念な気持ちにさせられました。 真実とは何であるのか、生きかたとはどういうものか、問う物語でした。
0投稿日: 2013.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
沖縄返還での地権者への土地原状回復費に関する密約の外交文書漏えい事件を描いた小説。第三巻。 一審から最高裁までほとんど裁判で終始。その意味ではやや盛り上がりに欠けるかも。
0投稿日: 2013.03.02
powered by ブクログ本巻は一貫して裁判の経過を追ったもの。本作品前半では脂の乗り切ったビジネスパーソンとして描かれていた弓成だが、本作品では向かい風吹き荒れる中に佇んでいるようである。外務省における取材協力者であった元事務官の三木が完全に反旗を翻してきている点が最も痛いだろう。そのため、地裁にて無罪を勝ち取ったものの、三木の手記が週刊誌に報道されるや世論はアンチ弓成に…。そして高裁では懲役四ヶ月。最高裁は棄却…。 今年の冬に放映されたTBSドラマで、最高裁の口頭弁論が開かれず文書だけで棄却の通知が来ていたのを素人としては不思議に思ったが、本書を読み、原判決を破棄する場合のみ弁論の通知が来るという傾向があるというのを理解出来た。 さて、三木の弓成への気持ちは如何なるものであろうか。ドラマでは嫉妬だった気がする。仕事をばりばりこなし家に帰れば妻と子二人が迎えてくれる弓成に対して、自身は利用されるだけされて仕事も家庭も失った女性。ドラマでは三木と弓成の妻と対面するシーンなどがあったりして視聴者を煽ったが、原作ではそこまでは描かなかった。何故、これほどの反旗を翻したのか、読者に考えさせるように書かれたのだと思う。 新聞社退社、懲役決定、家庭不和、実父死去、実家の稼業が吸収合併…と、逆風真っただ中の弓成。それを象徴していたのが、本巻最後の競馬のくだり。弓成が応援していた競走馬がゴール直前で前脚を粉砕骨折し、治療不可ゆえ痛みから救うためには即安楽死の処置しかないというアングルは弓成の人生の暗喩なのだろう。いや、弓成のみならず、我々を含めた人間総てに対する警告なのかも知れない。人生、うまくいっていても、ふとした事がきっかけに転落の危険性があるぞという…。決して他人事ではないと感じ、気持ちを引き締めた。
0投稿日: 2012.09.21
powered by ブクログ平日はなかなか読む時間がなかった。仕事が始まる前、休憩中に、時間を決めて読んでました。でも、直ぐに時間が来てしまい、その度『あともうちょっと』と、時間を延ばしていました(^_^;)それくらい、続きが気になる作品です。 さてラスト、いざ、四巻へp(^^)q
0投稿日: 2012.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1~3は上巻、4巻は下巻というくらい雰囲気が変わる。 なので3巻はその上巻の締めくくりといったところか。 ドラマと違う点を思いつくまま書くと… ・由里子の仕事 ・祖師谷の家はどうなっているか ・ドラマは週刊誌記者が狂言回しになっている ・三木の夫の描写、存在感 ・弓成青果が廃業するまでの理由 など。読みながらではないので事実誤認はあるかもしれない。
0投稿日: 2012.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地裁での公判から始まって,弓成がすべてを失って失意のどん底に陥るまで。とても切りが良く,このあと第四巻の沖縄篇に続いていく。本巻の最後は,これでもかというほど悲壮感あふれる。 新聞記者としての職を失い,最高裁で有罪が確定し,実家の青果店も人手に渡り,破れかぶれで競馬場に通いつめていると,執心していたスズカブライトがここ一番のレースで粉砕骨折。安楽死の運命を自らに重ね合わせる弓成というところで終る。相変わらず山崎豊子は徹底的だなあ。 ドラマとの相違。柳葉敏郎のやってた大野木正弁護士。出自とか詳しく描写されている。大蔵省の課長だった父が帝人事件に連座し,その勾留中に2・26事件。幼心に鬼気迫る時代の雰囲気を感じ取り,政治に関心をもつ早熟な少年として成長していった。さすがギバちゃん,すごいなぁ。
0投稿日: 2012.04.10
powered by ブクログ弓成さんが交渉の裏情報を入手して報道したことに罪はないと、改めてこの本を読んで思うが、弓成さんの人間性は好きじゃない 特に奥さんに対する態度は最低! 嫌いやわ、こういう男
0投稿日: 2012.03.26
powered by ブクログ国家、司法、マスコミのみならず、登場人物一人ひとりの生き方、主人公の生き方にも、色々と考えさせられるところがある。 「正義とは、何ぞや?!」。このあたりにも、現在、NHK白熱教室でマイケル・サンデル教授が脚光浴びている理由が潜んでいるのかもしれない・・・などと思いながら読んだ。
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログ「三木さん、こういうところに来て、人をかばったて仕方がないよ。あんたのほうが人を信じていても、相手はあんたのことなんか考えていないかも知れない。人間はみな自分のことだけ考えればいいんだよ」
0投稿日: 2012.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第3巻。ほとんどが裁判での様子。事務官・三木にはガッカり。好きだったはずなのに、引っ込みがつかなくなったのか「そりゃないよ」という感じ・・・手記なんて出してほしくなかった。家族の絆もあやしくなってきた。弓成家は持ちこたえることが出来るのかな。4巻で完結。どんな展開になるか期待しながら読み進めていきたい。
0投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぐいぐい読めるストーリー。2巻目のほうが好きかも。ドラマとの対比が楽しみ。すでに、追い越してしまった。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログ「大野木です。最高裁から通知が届きました」? いつもと変わらぬ静かな声に、上告が認められたのかと体を乗りだしかけたが、大野木弁護士はそれから長い間、沈黙していた。 「先生ー」 「決定は上告破棄です」 「そんな!そんな馬鹿な」 沖縄返還密約事件を描くTBSの「運命の人」プロデューサーの瀬戸口克陽氏はこのドラマの本質に付いて「マスメディアも本来は闘うべきだったのに防戦一方になり、本質がすれたまま、男女の問題として展開していった。国民にとってもっとも大事なものはなにかという大きな視点に立つことは出来なかったのか。きちんと検証すべきだと思います」原発問題で、真実を自ら明らかにしようとしない政府や官僚らの姿に「40年経った今も、基本的構造は何も変わっていない」と語ります。(赤旗日曜版1月29日号) ? 第三話が終わった。弓成記者はあっさり逮捕された。これからしばらくあまり面白く無い裁判劇になるが、果たしてどのように料理するのか。? ? さて、第三巻は丁寧に裁判経過を追っています。判断は読者が出来るぐらいの材料は出ている。 TVの問題意識は良し、もう同じ轍は踏んで欲しくない。 「もっとも大事なことは何か」 沖縄の人々の命の問題である。 沖縄の人々の地方自治の問題である。 そして、それを突きつめていけば必然的にアメリカのいうなりに、沖縄を犠牲にしようとする、琉球のときから繰り返し繰り返しつかわれる「捨て石」という位置づけ。これにきキッパリ、ノーという人が求められている。
6投稿日: 2012.02.02
powered by ブクログ4巻にこそ,山崎豊子の想いが詰まっているのですね. この切替方はいいなぁと思いました. そもそも,史実的な面で山崎豊子を読むのが好きなので 1-3巻でその部分をしっかり味わい,+で完全に巻を変えて 4巻目で小説的な側面から沖縄問題を訴える. 一つの作品でいい振り分けができていると思います. 山崎作品にしては短くて簡潔だし. ドラマのほうあまり調子よくないみたいだけど, ディテールの再現性高くて僕はけっこう好きです. ただよほど読んでる人か,直前に読んだ人でないとわかんないですよね.
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本編の筋とは関係ないが沖縄返還の業績が評価され佐橋(佐藤)元総理はノーベル平和賞をとっている。当時本人にとってこの事件は一番けむたい問題だったと想像できる。真実を追求した記者が最高裁有罪で、密約を否定し続けた元総理がノーベル賞とは、、、、、この物語を読むと当時は記者の取材方法、情交、女性問題に偏った見方がされていたのではないかと感じる。その方向で世論も形成されてゆき、弓成は敗訴に、、、、政治問題でもっと追究すべきではなかったのだろうか。
0投稿日: 2012.01.07
powered by ブクログ1、2巻は発売と同時に買って読んだため、大分時間が空いてしまったので、物語を思い出しながら3巻を読んだか、あっという間に山崎さんの世界へのめり込み、一気に読んだ。
0投稿日: 2012.01.01
powered by ブクログいよいよ弓成の裁判が始まった。 1審判決、控訴審判決と裁判は6年に亘って続いていく。 知る権利と国家機密とを秤にかけた裁判の結末は、 弓成にとって非常に厳しい結果となる。 仕事・家族と公私ともにどん底に落ちた弓成。 次巻では反撃とまではいかないまでも、 少しでも明るい兆しを期待せずにはいられない。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログ弓成記者の波乱万丈が、まだまだ続き、 落ちるところまで落ちていく・・ 山崎豊子氏の取材で書かれているのでしょうが、 これが事実だったのでしょうか・・ 先が見えていて、恐ろしいです。
0投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログ沖縄の米軍基地の問題。 マスコミの力の大きさ。 官僚の組織のための理不尽な振る舞い。 現在の日本の問題を作品にした大作である。 山崎豊子さんのような作家がもって出てきてほしい。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログこの小説のレビューは、以下でまとめて書いてあります。 http://booklog.jp/users/sawanosuke/archives/4167556065
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ男と女の関係は上手くいってる時はいいけど悪くなるとこうもドロドロするものかと思いました。男が傲慢過ぎたのか女がしたたかだったのか・・・ 。無罪判決から一転有罪判決へ家族の心境や如何にです。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ人間が落ちる時の残酷さ。 人生には、3つの坂がある。上り坂、下り坂、「まさか」っていう話と理解。 国家権力って、恐らく個人ではないと思うが、どう形成されるのだろうか。本書を読みながら組織論に関心を持った。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ「さすが山崎豊子」と思う作品。徹底的な取材の上に書かれた作品ということがよく分かる。 ほぼノンフィクションだと思われるが、現代史にあまり詳しくないので、どうせなら実名で書いてあるといいなと思った。池上彰の「そうだったのか日本現代史」で復習しなければ。
0投稿日: 2011.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2巻の最後に出てきた従兄弟にはがっかりだった。後のあらすじに判決内容が書いてあるのもいただけない。まぁタイトルの「明暗」でだいたいなんだか分かる気もするが。ただし2巻よりも全体的にテンポが上がって読みやすかった。 裁判の過程や、三木昭子との関係を読み進める内に、弓成への見方も変わってはきた。それでももっと突っ込んで欲しかったが、この作品ではそうした弓成の気持ち、感情を他の人物によって描かれているように思った。特に妻の由里子の強さに心打たれる場面が多くあった。 国家権力対「知る権利」、機密は誰のためのものか。これから沖縄という舞台をもとにどのような終着点につくのか楽しみ。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログ完膚なきまで叩きのめされた主人公。 これからどのようにカムバックしていくかが楽しみです。 それにしても役人のやり方はひどい!最近、クリーンな役人の話はきかないよな。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ山崎豊子長編小説。 沖縄返還時の密約に関する事件を克明に描いた作品。 知る権利とは何なのか? 今の原発問題にもつながるところがあるんじゃないか?
0投稿日: 2011.04.16
powered by ブクログ裁判の部分は多少飛ばし読みしました。運命に翻弄される主人公弓成は47歳。四巻あるので、これは「転」にあたる1冊だが、成行きは厳しい。実話に基づいていることを思えば、ことの展開が心に重くのしかかる。
0投稿日: 2011.02.14
powered by ブクログ一審で無罪を勝ち取るも、控訴審で逆転有罪となる波乱の展開。 ペンを完全に折られ堕ちた弓成は・・・ 今後の展開に期待させられます。
0投稿日: 2011.01.15
