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生活保護VSワーキングプア 若者に広がる貧困
生活保護VSワーキングプア 若者に広がる貧困
大山典宏/PHP研究所
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総合評価

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    おわりに、に書かれていたことが心に響いた。 困っている人に、ただ自立を促すだけではなく、生活保護という制度を紹介する、まずは気持ちの面で安心、安定してもらう。そこからのスタートだと思う。

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    投稿日: 2021.12.31
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    マイナスイメージを伴う生活保護について、問題点と今後への提言をまとめた良書。偏りのない視点と平易で論理的な文章に好感を持った。現状の被害者は、自ら声を上げられず機会の平等を奪われる子供たちだという指摘に胸が塞がる。広く読まれてほしい。

    1
    投稿日: 2018.11.10
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    内容は、生活保護のケースワーカーの経験があり、現在児童相談所に勤務しながら、「生活保護110番」というボランティアウェブサイトを運営する著者による、生活保護の現場における実態や課題を描いたもの。 マスコミにありがちな一面的な糾弾ではなく、行政職員による自己弁護でもなく、中立公平な視点で現場の状況を説明している。

    1
    投稿日: 2018.09.23
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    低所得の人々の想像以上に凄惨な生活の様子が伺える。普段の何気ない生活も親に感謝しなければならないと思った一冊。

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    投稿日: 2018.07.21
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    生活保護。 その目的は「生活保障」ではなく、「自立支援」ではなければならない。現行では、あげたらあげっ放しで、死ぬまで放し。 ただ、線引が難しいのが、「自己責任」と断じられてしまう場合と「自助努力の認定範囲」。 例えばギャンブル依存症を病気と捉え、その自立支援に税金である生活保護を当て、自立支援をさせるのか。いや、ギャンブル依存症なんてのは個人の嗜好の怠慢で、生活保護なんてまかりならん、となるのか。 極例でもなく、グレーラインが実に複雑だ。 本書後半では、その解決案が提示される。 問題提起として、これらの問題にはやはり先入観がつきまとい、報道のあり方も問われる。 そして、貧困ビジネスの温床になりやすいのも頷ける。 個人だけではなく、国として立ち上がらなければ、解決できないだろうな。短期でみるか中長期で見るか。 50年、100年先の日本を憂う政治家がおらず、目先の既得権益に躍起となる政治屋ばかりでは難しい。 行政や地方自治体の協力や姿勢のありかた、生活保護を受ける人々や、法解釈そのもの、問題点、解決案、とてもよくまとまった一冊でした。

    0
    投稿日: 2018.06.23
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    生活保護を受けたいと思わないし、ワーキングプアになりたいとも思わない。 しかし、現実には、ちょっとしたきっかけでそうしたものになりうる。 今の職場では、努力したもののみが生き残り、その他は消えていくというような厳しさがあると思う。そういうのを見ていると、職業訓練のようなもので社会復帰するのは、なかなか難しいと思う。ひたすら努力し続けるしかないのかなと思うけど、体壊すほど働いてもいけないとも思う。

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    投稿日: 2016.08.07
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    若者の貧困が広がってきているが、自己責任という形で問題は矮小化されてしまっている。 水際作戦&受給者バッシング報道で、利用しにくい。 二重基準。 ケースワーカーのやりがいのなさからの人手不足。 自立支援という使命。 この本を読んで生活保護よりもベーシックインカムの方がいいのではという思いがますます強くなりました。

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    投稿日: 2015.12.17
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    追い込みすぎて「泥沼」にはまり生活保護から抜け出せない人生を歩ませるよりも、「プチ」生活保護をから立ち直る人生を歩ませるほうが個人にも社会にも良いのではないかとの著者の考えに共感した。

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    投稿日: 2015.03.09
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    ○社会福祉士で、埼玉県内のケースワーカーや児童相談所勤務等を行う大山氏の著作。 ○生活保護制度の理想と現実、制度と運用の差について、実務者としての立場から解説したもの。 ○正直なところ、私も「生活保護=悪」という印象を持っていた(持っている)のだが、本書を読むと、受給者の大多数は、本当に支援を必要としている人たちばかりということを知ることができた。 ○当然、不正受給者が存在することもやむを得ないが、それでも、生活保護の制度が必要であり、安易に批判するのは望ましくないと言うことも感じた。 ○特に、子どもへの支援の重要性は、社会全体で支えるという視点から、もう少し周知されて欲しい。

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    投稿日: 2014.08.13
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    文字通り、生活保護とワーキングプアーの実態について綴った一冊。 生活保護というのは中々もらえないというけれど、著者は状況によってはもらった方が良いと言う。 そして、現行のように1度支援を受けたら永続的にもらい続けるものではなく、あくまで就業支援の一環と位置づける。 内容に頷ける箇所は多いものの、実際にこれを実行するのは至難の業だと感じた。

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    投稿日: 2014.07.14
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    生活保護の実態と、今後の課題についてわかりやすく書いてある。補足性の原則についてや、申請についての問題点などもわかりやすい。

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    投稿日: 2013.09.24
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    わかりやすく書かれすぎていて物足りない。ケースワーカーである著者自身の目線が強すぎ、仮定の登場人物が多すぎ(こういう家庭状況の人がこうなったらどうなるか、がご都合主義で引用される)データなどの裏付けに乏しい。 しかし、第6,7章における著者の生活保護の展望については、的を射ているように思う。

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    投稿日: 2012.12.05
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    タイトルに違和感を感じるものの内容はとてもいい 構造の問題や若者への視点、長期的な利益に言及してるあたりが特に。一年次の基礎ゼミで読むところがあるらしいけど三年次で読んでも学びがあるし内容に対する理解と納得のレベルは格段にあがると思った

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    投稿日: 2012.11.15
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    本書は主には若者を中心に生活保護を水際作戦で安易に防ごうとすることに対して、疑問を投げかけるというスタンスだが、全体的に議論の底が浅い。 しかし、生活保護が増えているというとき、確かに近年の推移では増えているが、オイルショック以前と比べると被保護が多いとは言えないし、高齢化の問題を考えれば生活保護が増えるのもやむをえない側面もある、という議論は良かったと思う。

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    投稿日: 2012.10.20
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    終盤に提案された、生活保護の評価指標が興味深かった。 飯島裕子『若者ホームレス』を読み終えて、そのまま手に取ったので少々ながら気分が重い。 これも社会保障論の課題なので、これからレポートにまとめる。

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    投稿日: 2012.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただ単に生活保護の不正受給の現状を伝えるのでなく、生活保護がプラスに働いた事例なども載せられているので偏りのない内容だと思います。いわゆるワーキングプアと呼ばれる人たちが、精神的に参ってしまう前に国からの支援などによって収入を増やす努力をすること。そして納税者として自立してもらえるほうが国にとってもプラスだろうという筆者の考えが伝わりました。ただ、本の構成で似たような記述が何度も出てきたり、最後になって論理の展開が急な感じがしました。もっと後半の内容を膨らませてほしかった感じです。もうちょっと練られた本になっていれば☆が増えたのに・・・という感じです。

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    投稿日: 2012.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    某芸人家族の不正受給から始まった、というよりは再燃した生活保護バッシング。しかし、その実態をどの程度の人が把握しているのか、かなり疑問があります。本作には基本的なデータから近い将来の予測まで書かれており、生活保護問題の入り口としてみても優秀だと感じました。 紋切り型の避難罵倒から外国人受給問題まで、それらが一過性の「お祭り」で終わらない為に何が必要か、現場上がりだからこその視点と実感にそった提案が書かれており、安易なバッシングの害を再確認させてくれます。

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    投稿日: 2012.06.19
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    貧困と生活保護の問題を解決する、おそらく唯一の希望の光を提示している本。いろいろ貧困の本を読みましたが、これほど説得力のあるものは初めて。著者が、生活保護の相談員や児童相談所員などの現場体験を豊富に持っているからなのでしょう。 生活保護からの脱出を強力にサポートすることが何より大切。問題は「どうやって」ということですが、方向性は正しく示されていると思います。 そして著者の言うように、子供たちが貧困から自立へと脱出できることを、心から願います。

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    投稿日: 2012.06.03
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    生活保護を入り易く出易いシステムにする事が重要だという著者の主張はかなり納得できます。いかに自立支援をして出易いシステムにするかというのが相当難しそうではあるんですが。悪い記事ばかりで悪い印象を持っていた生活保護についても少しは見方が変わったかな。

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    投稿日: 2012.05.14
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    私は生活保護の現状をほとんど理解出来ていなかったことがわかりました。 自治体財政への負担、不正受給、働く意志なくもらうだけ、役所の対応の悪さ、門前払い などのように、報道されるようなことしか知りませんでした。 この本の著者は元社会福祉事務所のケースワーカー。 その立場からの話を聞くと、いろんな面がわかってきました。 生活保護法と実際との差、理念と現実との差。 こうすればいい っていうほど簡単ではないですが、著者の訴えるように、いい方向により利用され、自立を促すことができる生活保護になればと思います。

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    投稿日: 2012.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    H24.1.19読了。 仕事がない若者を生活保護から締め出すというのはどういうことであるのか。 筆者がケースワーカー経験者で、福祉事務所・申請者双方の立場の実話が興味深くてあっという間に読んだ。でも中身は重い。 能力に見合った自立支援て何だろうと考えた。能力。うーん。

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    投稿日: 2012.01.19
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    最後の段に作者の意見、未来への希望が示されていた。 しかし、内容は本人が経験してきたことの紹介になっていて、決して題名そのものではなかったように思う。

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    投稿日: 2012.01.01
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    生活保護のイメージってどんなの?怠け者?かわいそうな人?表面上の同情とかイメージを変えたいなら読んでみて。生活保護VSワーキングプアってタイトルは読み終えた後にイメージできる。不正受給者や受給者拒否なども報道のなんだかんだでイメージ作り。平等のセーフティネットのはずが若者が受ければ怠け者・高齢者は弱者だとのねじまがった情報を垂れ流し社会にそれが常識としてかたまる。ワーキングプア(若者)VS生活保護(高齢者)のイメージがあてはまった。そして国や受給者との板ばさみにあっているケースワーカーの現場のリアルが描かれている。著者の望む入りやすくて出やすい生活保護を作ると失敗を受け入れることができる日本へと繋がる気がするし再起や起業をする人が増えるのでは?

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    投稿日: 2011.12.18
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    生活保護が老齢世代の社会保障と化している現実はもはやどうしようもないんじゃないかと絶望的になる。 労働規制と生活保護のバランスについては世銀の調査とか見ながら、果たしてどういう道を採るべきかホント悩むわ。

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    投稿日: 2011.08.30
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    表題は「生活保護VSワーキングプア」となっていますが、主に生活保護について書かれています。 ケースワーカー(福祉事務所で生活保護を担当する)の経験がある著者が生活保護制度の実態には、愕然とする内容を含みます。 一度社会から転落してしまうと、元にはなかなか戻れなくなる現実。 若者が特に影響を受けている現実。 生活保護行政の実態をわかりやすく書いてある一冊です。

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    投稿日: 2011.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] 「おにぎり食べたい」―日記にそう書き残して孤独死した男性は、数カ月前まで「生活保護」の対象者だった。 北九州市で続発する餓死事件。 役所が繰り広げる水際作戦。 一方で、「怠け者が生活保護を食い物にしている」という報道も後を絶たない。 明らかにされるワーキングプアとの根深い関係―。 「生活保護年収四〇〇万円相当(四人世帯)>ワーキングプア」という衝撃の事実からあぶり出される真実とは? 三五〇〇件以上の相談に応じてきた専門家が、生活保護の現場から格差是正の処方箋を示す。 [ 目次 ] 第1章 若者に広がる貧困 第2章 「生活保護=悪」のイメージ 第3章 元ケースワーカーが語る生活保護のしくみ 第4章 水際作戦の正体 第5章 若者が生活保護を受ける 第6章 プチ生活保護のススメ 第7章 新しい支援の芽 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.04.20
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    某ブログで紹介されていたので購入。タイトルにはワーキングプアとありますが、生活保護の周辺の話題が中心だと思います。それまではあまり生活保護について知らなかったのですが、その制度と日本の貧困の実態を知ることができた貴重な読書体験でした。 この本の中で一番心に痛かったのは第5章です。私は鈍いほうなのですが、感受性の高い人がこの章を元気の無いときに読むとかなり鬱な気分になると思います。読むタイミングを考えたほうがいいでしょう。

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    投稿日: 2010.12.04
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    子どもを守り有為な大人に育てることが、あるいは社会を脅かさない大人に育てることが、どんなに社会に寄与することかを思いつつ、ケースワーカーに仕事をして欲しい。 わが市がよいケースワーカーに賃金を払うためなら、頑張って納税しようと思う、読後の一刻です。

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    投稿日: 2010.03.12
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    最低賃金で暮らすより豊かな生活が送れる。働かず、家でゴロゴロしているだけで生活費がもらえる。 最近の不況により、拡大したワーキングプアはそうやって生活保護受給者を批判する。自己責任の世の中、生活保護なんかは「甘え」だ、と。 とはいえ、働きたくても働けない人々がいるのは事実であり、弱者を切り捨てる社会は健全なわけがない。弱者に活力と安心感を与え、納税者として復活してもらうことは社会にとっても有意義なことだ。 それが生活保護の役割であり、恥ずかしがらずにちょっとだけ生活保護に頼ってほしいと、著者は呼びかける。 つまり、「プチ生活保護」のススメ本。

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    投稿日: 2009.12.09
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    4 第五章 「若者が生活保護を受ける」 この章に紹介されている若者が生活保護を受けるまでにいたった経緯がかなりおもしろい。それだけで一つの小説のような臨場感とリアルさと伴っていた。

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    投稿日: 2009.10.31
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     貧困に関する支援は生活保障と自立支援。「希望のさいたま方式」..いい響き。ほっとポットの支援活動には拍手です。

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    投稿日: 2009.03.02
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    福祉の最前線にいる人が どうして 生活保護の申請を却下するのか と言うことについて たくさん書いてある本。

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    投稿日: 2008.07.30
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    メディアで紹介される「生活保護の実態」「水際作戦」の像に疑問を呈し、その真の姿を描き出す。水際作戦の真の犠牲者が子どもたちであることには驚かされた。生保と児童の両方を経験し、両者をつなげて考えた著者ならではの分析。第5章のインタビューもよく引き出せている。最後に「プチ生活保護」の提案も。

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    投稿日: 2008.07.05
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    現場の方が書かれているのですが、とても読みやすい本です。 ゼミの本の中でもサクサク読める本でした。

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    投稿日: 2008.05.26
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    とても構成が上手な本。4人家族で生活保護受けたほうが年収400万で得になるケースありから始まり、○北九州方式のような受給申請切捨て、○結果、若年層が生活保護を受けられず高齢層に偏り近未来に破綻、○破綻時のデータ類、○再起機会を与える「さいたま方式」など改善例を紹介、などなど。30歳前後が年収300万以下のまま団塊世代を支える数年後に予想される深刻な社会を問題提起。これは話題を呼ぶ本だろう。新書には珍しく著者持込企画。

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    投稿日: 2008.04.29
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    いったい、どうすれば、誰もがあたりまえに働いて、あたりまえに生活のできる世の中になるのだろうか。解決策は毛頭見えてこない。 結局今の日本社会では弱者は弱者のままで、頭の悪い人が、うまく利用される世の中になっている。 本当に必要とされる人に生活保護や行き渡らないこの日本社会に未来はあるのか??

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    投稿日: 2008.04.09
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    生保の受給はS60から減り始めたのが景気の悪化に伴いH7からまた増え始め、H15には134万人、94万世帯に達するという。よく耳にするのは収入がありながら生保を受けて高級車を乗り回すような不良受給者の話題と、これとは正反対の、必要な人の申請を断って餓死者が出るような両極端な事例ばかりだが、現場は苦労が多いのがひしひしと伝わってくる。北九州市の事件で有名になった「水際作戦」も同地で不正受給が横行していたという歴史を知ると、ある程度は共感してしまう(なんといっても原資は税金なのだし)。住宅ローンのある物件の保有を認めてしまうと、個人の資産形成の助けをする形になってしまうため、受給できない、などの一見無慈悲な規定もよく考えれば必要なものだし。ただ、生保の額が大きすぎて、働こうという意欲を殺いでいるのは問題だと思うが。。。

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    投稿日: 2008.03.14
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    元生活保護ケースワーカーにより書かれた、現場の雰囲気生々しい本です。 生活保護やワーキングプアについての本はいまや数多あるけれど、この本の特異的なところは、「公」「私」のどちらにも一方的に寄っていないところではないかと思います。生活保護行政はマスコミなどで徹底的にバッシングされているけれど、なぜそういうことが起きるのか。それをしっかり説明していかないと、バッシングだけではとても建設的ではない。その意味で、この本は「バッシング一辺倒」の最近の風潮に一石を投じるものになるのではないでしょうか。 生活保護行政の現状を説明した上で、問題点を指摘し、著者なりの処方箋を描くあたりは、やはり元現業員だと思います。 理想論的な箇所も散見されますが、それを差し引いても、生活保護や社会福祉に関係のある方には、ぜひ読んでいただきたい本です。 「報道に登場するのは、高齢者や障害者といった誰にでもわかる社会的弱者です。福祉事務所の窓口で排除されている「健康で働けるけれど、でも、明日の生活費にも事欠く若者たち」は登場しません。わかりやすさを優先する報道のなかでは、「まだ自分で努力する余地がありそうな若者たちが、生活保護から排除されている」という、わかりにくい構造を解き明かそうとはしません。結果、現場と報道との間にギャップが生じ、双方の溝はますます深くなっていきます。」(p201)

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    投稿日: 2008.03.08
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     う〜ん、なんていったらいいんだろう。  この国で言う「貧困」って一体なんだろう? って思う。  昔なら、「ホームレス中学生」みたいに(笑)、ある意味分かり易かったように思うけど、今は、パソコンがあったり、携帯を持っていても、貧困だったりする。  そして、この貧困は、まるで個人の責任、自己責任、って言われることが多々あるけど、それも全然ないとは言わないけど、間違いなく社会が作り出したものだ。いったん落ちてしまうと、自力では這い上がれない。負の連鎖が、落ちた人を蝕んでいく。  本来、そんな人を救うのが「生活保護」制度のはずだ。それがほぼ機能していない。生活保護保護制度は日本という国で生活していく上での、セイフティーネット、最後の砦のはずなのに。  まあ、制度自体は古いもので、生活保護法なんか戦後新しいものが出来て、その後一度改正されたきり、大幅な変更がないから仕方がないんでしょうが、必要な人たちにとっては仕方がないでは済まされません。  生活保護費の減額を検討するくらいなら、もう少し色々と考えてくれないかしら。生活保護法の枠組みだけでは救えない人がたくさん居るんだから。生活保護法は他の法律では救えない人たちを救う法律にもかかわらずだよ。  なんだかとってもブルー。  今の生活保護の現場は、こんな感じなんだと実感できます。

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    投稿日: 2008.01.28
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    2008/1 言葉だけは知られているが実態はなかなか知られていない生活保護。この制度についての説明と、ワーキングプアと称される若年層の低所得者にとっての自立への方法などが語られている。

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    投稿日: 2008.01.23