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日本人として読んでおきたい保守の名著
日本人として読んでおきたい保守の名著
潮匡人/PHP研究所
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総合評価

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    10年ほど前に購入しました。世界の保守の名著がわかりやすく紹介されています。中川八洋の『保守主義の哲学』同様、保守思想の入門書として最適です。ただ、前書きにも書いてありましたが、名著の取捨選択は、一般人が入手可能か否かということもあり、取り上げられている名著が少ないです。その点だけ少し不満でした。保守思想について学びたい人におすすめです。

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    投稿日: 2023.11.18
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    エドマンド・バーク トクヴィル G・K・チェスタトン ハンナ・アーレント カール・R・ポパー F・A・ハイエク ラインホールド・ニーバー の代表的著作を紹介し,保守主義の2大原則である「自由」と「法の支配」とがどのように受け継がれてきたかを解説する書籍。 各章の終わりに設けられた文献リストが便利。 渡部昇一や西部邁を頻繁に引用し,「中庸」を旨とする保守主義は邪道であるとして退ける。

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    投稿日: 2015.01.04
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    バーク、トクヴィル、ハイエクなど、少なくとも、私は知らない学者(本書には、日本ではあまり知られていないとか書かれていた)が取り上げられていた。その内容を筆者なりにまとめたこの本は、読みやすく明快。今の政治状況を比べながら読んでも、色あせていないというか、今の様子を表しているようであった。 特に、なるほどと思った点は次のようなところだ。 ・「法治主義」と「法の支配」がきちんと整理されていた。 ・民主主義者であることは、多数が正しいからではなく、最小限の害だからだ。 ・人々を平等に扱うことと、平等たらしめようとすることとの間には天地ほどの違いがある。 ・構成員が同じような思想を持つ協力で人数が多いグループは最悪の人々から作られる傾向がある。 筆者は決して現在を変えるなとは言っていない。過去を見て、祖先からの連綿と続いてきたものを見て、残すべきものを見極めよということではないか。そのうえで、変えていくものを強い思いをもって変えていくべきである。

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    投稿日: 2012.05.10
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    筆者は早稲田、自衛隊、評論家と言った変はった経歴の方。「司馬史観と太平洋戦争」も面白かった。 筆者の読書遍歴として読んだ。保守正統を歩まうと志してゐる方には最適の読書案内ではないか。 それぞれの名著の警句がちりばめてある。 巻末の引用は記憶に止めたい。 THE SERENITY PRAYER O God , give us serenity to accept what cannot be changed, courage to change what should be changed, and wisdom to distinguish the one from the other. Reinhold Niebuhr

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    投稿日: 2012.03.17
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    バークを読んだか?、と阿川弘之の息子で阿川佐和子の兄である弁護士阿川尚之は、若かりし頃、アメリカのジョージタウンロースクールに留学中にサマーアソシエーツで行った先のパートナー弁護士から尋ねられた。かくほどにアングロサクソンの知的エリートは、バークの思想を頭にしみこませているということか。

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    投稿日: 2011.11.03