
山岡鉄舟(一)
南條範夫/文藝春秋
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総合評価
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powered by ブクログ全3巻。 幕末に西郷さんとこに命がけでお使いした人。 明治天皇にアンパンをすすめた人。 そんぐらいしか印象になかったです。 鉄舟。 若き日から明治でなくなるまでのお話。 維新以降もちゃんと話が続くのって あんまりないので新鮮でした。 で。 びっくり。 すごい人だ。 鉄舟。 あんだけの変動の時代に適応しながら、 かつ、揺るぎなかった人。 サムライのままで。 サムライに固執して時世を拒絶した人、 時世を受け入れるためにサムライを拒絶した人。 そんな中でサムライのまま時世に乗れたのってすごい。 最後まで一剣士。 文章はドライ。 しかも苦手な作者が出てきちゃうパターン。 でも引き込まれた。 説教くさくないからか。 途中、事実だけのダイジェストみたいになっちゃうけど、 そんなに気にならない。 むしろ最後は泣けました。 びっくり。
0投稿日: 2008.12.05
