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哀愁変奏曲
哀愁変奏曲
赤川次郎/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    ささやくピアノ イングリッシュホルンの嘆き シンバルの鳴る夜 弦の切れる日 ハープの影は黄昏に 幻の鼓笛隊 6話からなる短編集。 短編集の表題は、短編の一つから取ることが多いようだが、 本作品は、作品群の構成から表題を命名しているようだ。 小説 すばるに1987年から1998年にかけて掲載したものを集めている。 どれも楽器を題材にしている。 ささやくピアノ は、亡くなったピアノの送り主が、自殺の因縁を込めて鳴らすように聞こえる恐怖話。 イングリッシュホルンの嘆き は、イングリッシュホルンの曲が好きな人の話。 シンバルの鳴る夜 は、シンバルを鳴らさないでという声から始まる。 弦の切れる日 は、チェロの弦で殺人が行われる。 ハープの影は黄昏に は、本作品州では唯一、幸せな話。 幻の鼓笛隊 は、しかえしをしようとした人たちを、亡くなった子供達の鼓笛隊がいさめる話。 恐怖小説と言えばそうかもしれないが、 人間性を表現したい部分もあるという赤川次郎らしい作品集。 音楽の話題が表題に入っている作品に、駄作がないという赤川次郎の見分け方を踏み外さない作品。

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    投稿日: 2011.09.11