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戦火と混迷の日々 悲劇のインドシナ
戦火と混迷の日々 悲劇のインドシナ
近藤紘一/文藝春秋
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総合評価

5件)
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    内藤泰子さんという人物を知る。かつて戦火のカンボジアから脱出した日本人女性。外交官の妻としてセレブな生活から内戦のさなか彷徨い歩く生活に。 その彼女の脱出劇と、著者(記者であり、ベトナムを中心にインドシナ半島各国の取材歴あり)の経験値をもとにジャーナリズムが光る。 難民については、もっと考えないと、と自戒。 女性の脱出劇だけにフォーカスしていないのが、この作品のミソ。 カンボジアとベトナムの、あまりのも深く陰惨な歴史と今を、もっと知りたいと思える作品でした。

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    投稿日: 2025.12.21
  • 案外少ないカンボジアの悲劇を詳しく書いた名著

    クメール・ルージュのことは誰でも存在ぐらいは知っていると思いますが、キリングフィールドくらいで他はあまり詳しいことは知らないんじゃないでしょうか。 クメール・ルージュが台頭した背景や近隣諸国の情勢、それに都会暮らしのカンボジア人を襲った悲惨な出来事を克明に描き出した数少ないルポルタージュだと思います。

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    投稿日: 2015.08.11
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    (1993.03.09読了)(1993.03.06購入) 悲劇のインドシナ (「BOOK」データベースより)amazon 四年に近い年月、「赤いクメール」のポル・ポト政権支配下のカンボジアでは、信じられないような大量殺戮が行われた。このアウシュビッツにも比すべき地獄から、外交官の夫と二人の息子を失いながら奇跡の生還を果した日本女性の体験を通し、インドシナ悲劇の全貌を鋭く解明する。大宅賞作家の実感的ルポルタージュ。 ☆関連図書(既読) 「アンコール文明論」宗谷真爾著、紀伊國屋新書、1969.09.30 「ポル・ポト派とは?」小倉貞男著、岩波ブックレット、1993.01.20

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    投稿日: 2013.06.20
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    戦後日本人として初めてカンボジア男性と結婚し、その後1975年から1979年までのポルポト政権時代を生き抜いた内藤泰子さんのルポ。 「奇跡の生還!」というニュース性の高さにより、殺人的なスケジュールを通して執筆・刊行されたため(新聞連載をもとに2週間で書き上げられたらしい…)、近藤さんの他の著作と比べると荒削りな部分もあるけれども、その描写と当時のインドシナ情勢に対する指摘の数々は、出版から30年経った今でも十分に読者を唸らせる力があります。 P.S. ポル・ポト政権ことクメール・ルージュ支配下のカンボジアに残留した日本人は7名。そのうち5名は死亡または行方不明。内藤泰子さん(夫と2人の子どもは死亡)と細川美智子さん(夫は死亡)の2名は生き残り、1979年にベトナム・タイ経由で帰国されました。

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    投稿日: 2009.12.20
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    タイトル:戦火と混迷の日々 著者:近藤紘一 発行日:1987年 出版社:文春文庫  日本女性の体験を追いながらインドシナの悲劇の輪郭と現状を報じたいという趣旨のもとから書かれた本で、インドシナの様々な苦しい環境について詳しく書かれている本です。自分自身もボランティアがしたくなってしまうような作品でした。

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    投稿日: 2009.07.19