
総合評価
(7件)| 1 | ||
| 2 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古本屋でハードカバーのものを購入したが、文庫しか出てこなかったので古い方のこちらで登録。 阿片やワイン、釣りの話から展開していく短篇6篇。 「渚にて」は釧路が出てくる。何度も行ったことがある土地ということもあり強く惹かれたが、悲しくもあった。 「ロマネ・コンティ・一九三五年」はロマンティックな話だった。何度も読み直したい。 読み終わってから、以前から持っている開高さんのエッセイを読み直した。この短篇の中に出てくる内容と同じ話があった。実話を膨らまし展開することで、短篇が1つ出来上がったことを知れて良かった。
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ釣り、阿片、ワインなど6つの短編それぞれにテーマがあり、それらの持つ魔力を圧倒的な表現力で描いている。 表現や比喩、言葉の豊富さにはまさに圧倒された。それらから描写されるテーマごとの魅力は、『魔力』と呼ぶにふさわしく、読者自身がどうしても手を出してみたくなってしまう。どれも一般人には簡単に手を出せるものではない。だからこそ、渇望を生まれ、魔力を大きくする。 名酒中の名酒ロマネコンティは枯れていた。しかし、その中からも飲むものの奥底にあった記憶を想起させるような魔力は失せていなかった…。その味わいを賛美し、千の言葉で褒め称えるのが当然だと思っていた私には衝撃だった。
0投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ読後感が村上龍に似てる気がする、勘違いかもしれませんが。個人的には好みではない文体で正直あまり入り込めなかったけれど、それでも読ませる圧が確かにあります。 酒と食べ物の描写の生々しさは秀逸かと。
0投稿日: 2018.10.19
powered by ブクログ「GRAND BAR by TOHUEMON」おすすめの一冊 (http://www.omn.ne.jp/~goody/grandbar.htm)
0投稿日: 2014.06.20
powered by ブクログ日本の短編集の中でも最上質の一つと信じる。 僕はこれを大学時代に読もうと思ったけど、最初の「玉、砕ける」で全然手ごたえがなく面白みも感じなかったので、あとが進まなかった。 僕は今40代後半だが、ちょっと年をとらないと分らない味というのが、文学でも音楽でもあるように思う。いろんな段階がありえるだろうが、僕が唯一はっきり意識できたのが、30歳あたりにあるそういう境目。それまで良さが分らなかったものの多くのものの良さが分った。あとは僕の場合、35歳でも45歳でもあんまり変わりないように思うのだが。 これは40歳を過ぎてから読んだけれど、濃くて深い味のあるフランス料理の一品をたべたような満足感をどれも与えてくれた。 大学の時分らなかった「玉、砕ける」は、人間の無力感がテーマなのだと思い、いいと思った。
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ開高健はどれを読んでも面白い。これもかなりオススメできる。なにせ読みやすい。6編の短編小説が収録されている。うち、前から4つが面白い。タイトルにもなっている6編目のロマネ・コンティだけは平凡な気がする。
0投稿日: 2012.02.29
powered by ブクログ6つの短編小説を収めた短編小説集。それぞれがいつ書かれたのかは分からないけれども、晩年の作かと思う。それぞれの小説は酒やグルメ、阿片、釣り等がテーマ、というよりはモチーフとなって書かれている。阿片はともかく、酒・美食・釣りは開高健が生涯愛したものであるが、これらの小説は、酒について/美食について/釣りについて書かれたものではなく、それらは単なる小説の中の道具立てとして使われているだけである。それぞれの作品毎にテイストも違うが、例えば、希望、というような明るいものを書こうとした訳ではないだろう。どちらかと言えば、重い、悲しい、というようなカラーの小説ばかりである。6編全部でも文庫で200ページに満たない本ではあるが、軽く読み流すことが出来ず、読むのに非常に時間がかかった。
0投稿日: 2009.08.19
