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powered by ブクログ[BOOK]2024.4.3 上野先生、、、 2024年04月07日06:20全体に公開 みんなの日記21 view とても有名な著書「おひとりさまの老後」の上野先生が まだ若いころの古市先生との 歳からすると親子対話位の 問答集なのですが、、、 (^O^)お恥ずかしいことに 上野先生が「介護保険」創設に多大に影響を 与えられたことすら知らず なんか興味本位で 読み進めてしまいましたぁ https://www.bing.com/search?q=%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90&form=ANNTH1&refig=48a886e8ef34497d988db5992863d617&pc=LCTS&sp=9&lq=0&filters=ufn%3A%22%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90%22+sid%3A%227331a0a1-0cb3-de90-f648-60926009f9a7%22&asbe=SC&qs=MB&pq=%E4%B8%8A%E9%87%8E&sk=FT1SC7&sc=10-2&cvid=48a886e8ef34497d988db5992863d617 あまり行動に移せない世代に やはり、何等かに疑問を持つところから 始め、 何らかの行動を起こさないと 結局、何も変わらない というあたりのお話でしたぁ 古市先生はその10年後 色々なアクティビティを されている方なので、 充分上野先生のお言葉が響いたのでしょう 2014年、内閣官房「クールジャパン推進会議」メンバー[16] 2014年、朝日新聞信頼回復と再生のための委員会外部委員[17]。 2015年、伊勢志摩サミットロゴマーク選考会審査委員[18]。 2016年、自民党「歴史を学び未来を考える本部」オブザーバー[19]。 2017年、厚生労働省「多様な選考・採用機会の拡大に向けた検討会委員」[20] 2019年、内閣府「パラダイムシフトと日本のシナリオ懇談会」メンバー[21]。 2021年、厚生労働省「雇用・女性支援プロジェクトチーム」メンバー[22]。 2022年、「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」メンバー[23][24]。 しかし、(^O^)はおそらく、もう一度 は読み返さないと ちょっとひびきが足りなかったかも知れませんねぇ(^^♪ smile(^O^)
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ介護のテーマの本はあまり読んだことがない。2人の会話は、それぞれの立場からのはっきりとした主張によって織りなされている。とても分かりやすく、超高齢社会のこれからを自分ごとで考える良い機会となった。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ出版年は約14年前。 東日本大震災があった年である。 フェミニストで団塊世代の上野千鶴子さんと、 社会学者のまだ20代の古市さん、 親子ほどの世代の違いのお二人が対談をするという、 珍しい取り合わせ。 親や世の中に反発する若者だった上野さん、 親と仲良しな依存する若者の古市さん、 ジェネレーションギャップがありすぎ。 だからこそ、会話がポンポン飛び交っていて楽しかった。 親と子や上司と部下、縦の関係ではなかなか言いずらい事も、この二人のように、ななめの関係性なら、素直に心を打ち明けて話し合えそう。 今年はいよいよ、2025年問題、団塊の世代が75歳の後期高齢者に突入した。 介護や年金や、これからの世代を生きる若者にじっくりと考えてほしい。 介護保険についてもとても詳しく書いてあるので、参考になる。 上野さんの言葉で印象に残ったのは、 「人は産まれた順番に死ぬものです。 この子は私がいなくてもちゃんと生きていけるから、 安心して死ねる、というのが親の幸福です。」 気になったのは、 「子育ての失敗」、とあるが、 一生懸命育てたのなら、親だって未熟な人間なのだから、失敗も成功もない。 その方法が間違っていても、気持ちが通じれば、それで成功だと思う。 子供を育てるのは、大変な大仕事なのだから。
32投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ介護不安を端緒に、当事者意識を持つことの大切さや社会改革の萌芽は自分が抱える喫緊の課題を知ることといったメッセージ。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ面白くて一気読み。対談形式でシリアスな内容を展開しているのだけれど、テンポのよいコントのよう。信頼しあっている様子が微笑ましい。介護、年金、社会保障、少子化。これを読んだら、他人事ではいられなくなる。歴史に学び、他国に学び、よりよい方に向かえるようにできることをしなくては。社会学って面白い。
2投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログメモ 第1章 不安を分節しましょう 第2章 介護の不安…目指すは老化のソフトランディング 第3章 介護保険?…足りないようにできている 第4章 自分の将来…百姓ライフをめざす 第5章 政治の不安…現在日本は家族主義>少子化 第6章 若者の不安…不満ハードルさげて要求する能力 第7章 弱さを認めることから始まる…機会集合の研究者
0投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で返却コーナーに並んでたので手に取ってみたんだけど、面白かった〜! ちょうど古市さんのような立ち位置なもので(年齢多少上だけど)、非常に状況に覚えがあり、勉強になりました。 あと、死ぬならガンがいい、て確かにほんとだな(^_^;) なかなか口に出しづらいことではあるが、私自身親戚の方が亡くなっていく姿を見て思いました…
0投稿日: 2019.04.04
powered by ブクログ上野さんも古市さんも大好きなので、介護に興味はないけど借りてみた。 そしたら、やっぱり面白かった!! 介護を切り口に世代間格差を切る!みたいな内容で、古市くんが頓着しないでアケスケに話してくれるから、すごくリアリティがあるし、上野先生も容赦なくビシっと言うから気持ちいい。あんまり人に本はお勧めしないんだけど、これはリアルに団塊ジュニアの人に又貸ししたw
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログ『海外旅行とか車が欲しいとか、欲はないのか?』 『会社でのし上がっていこうとか思わないの?』 今の生活に満足して、まったりとした日々を送る息子をみていて、いつも不思議に思っていました。 若者よ、それで良いのか?!と。 この本を読んだところによると、これからの世の中は、どうやらそれで良いらしい。。。 何かにつけうっかりバブル世代の癖が出てしまう私や、バカの一つ覚えのように『原発再始動』『景気上昇』しか考えてない財界の偉い人達の方が これからの世の中の形をちゃんと理解できていないんだろうな。 『幸せだから政治運動なんてしない』という古市君に、 『もしそうだとしたら、そのまま文句言わずに滅びていただくしかないですよ』と答える上野先生(笑) お世辞も建前もない二人の本音の会話が 本当に面白くこれからの生き方を考えるのに大いに役に立ってくれそうです。
3投稿日: 2019.01.25
powered by ブクログ『おひとりさまの老後』(文春文庫)や『ケアの社会学』(太田出版)で、老いや看護の問題について論じた上野千鶴子に、当時まだ大学院生だった古市憲寿がみずからの抱えている不安をぶつけるかたちではじまる、対談形式の本です。 近年はすっかり炎上芸でおなじみになった古市ですが、本書ではピエロの役回りを演じて、上野の鋭い洞察を次々に引き出しており、さすがだとうならされました。 漠然と感じていた将来への不安を、一つひとつていねいに腑分けし、具体的な問題へと帰着させられていくので、どこか心が軽くなるような読後感をおぼえます。また、若い世代が日本の社会に希望をもつことができるための道筋まで提示されており、明るく締めくくられていることにも、好印象をいだきました。
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ六十代の上野千鶴子先生と二十代の古市院生の対談。若者らしく正直な答えに、上野先生のすぱっとした質問。介護問題や世代間問題がよく分かる。
0投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログ東大教授を退職した団塊世代の上野千鶴子氏63歳に、教え子の古市憲寿氏26歳が、「老い」「介護」についての心構えと世代間格差といいますか、これから若者(二流市民)はいかに生きるべきかを問うたものです。「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります」、2011.10発行です。母親と息子(親と子供)がこんな会話をしたらいいなと心底思いました。「若者に不安がない、という不安」、確かに感じています。介護、介護保険については勉強になりました。
0投稿日: 2018.09.23
powered by ブクログ非常にためになりました。 この社会を作り上げた人たちの思惑とかがよくわかりました。 問題点がはっきりしているのに解決できない政治絡みの権力争いとか一筋縄ではいかない社会の動きとか…社会学って面白いなぁと思いました。
0投稿日: 2016.10.31
powered by ブクログhttp://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/05/17/180300
0投稿日: 2015.06.12
powered by ブクログ上野千鶴子・古市憲寿「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります」光文社新書 上野千鶴子と古市憲寿の対談を書籍化した著書。 テーマは副題のとおり「僕らの介護不安に答えてください」。 団塊ジュニア世代にあたる古市氏が抱く、団塊世代の親の介護に対する不安を上野氏にぶつける。 話は介護の話をきっかけに、家族のあり方、親子の関係性、弱者としての若者と女性の共通項、世代間格差…と展開する。 最後に上野氏は、研究者として若者としての古市氏(あるいは当事者意識の低い若者)に対してこう述べている。 「あなたをつかんで離さないものが、あなたの問題。ウザい、とかムカつく、とかいう感情を大事にしたらいい。まさにそれに気づくことからはじまるんですよ。」 身近で些細なことに幸せを感じ、現状に満足するよりも、身近で些細な苛立ちや憤りに気付き、それを分析し、改善に向けて行動を起こすことが大事らしい。 世界を変えるか 自身を変えるか
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログ親の介護、という問題は親が元気なうちは実感がわかない。 私もまだ親は介護の必要もないから、実感がない。でも、近い将来にそれは起こってくる。その時に娘である私はどうすればよいのか。 それを考えることは、自身の仕事、結婚、育児、つまり自分自身の将来としっかりと向き合うこととイコールだった。 これまでの安定した雇用も大きく変化している現代。 どのように自身の生きかたを作っていくか。 何も大きな稼ぎがなくても、食いつないでいくことのできるだけの力を身につける。 それが本当に生きていくということ。 社会の仕組みを改めて知ることができました。
0投稿日: 2014.09.16
powered by ブクログ対談形式により、少子高齢化社会に関する問題がだいぶわかりやすく掘り下げられています。 団塊世代とその子ども世代の特性はそれぞれ環境や時代によるところが大きく、その帰結としてある今(若者の弱者化、など)を嘆いたり責めたりしてもしょうがないけれど、今後数十年後にくるかもしれない未来に対してできることは何か?ということが考えられている本です。 自分が困ったときに当事者として小さな声を挙げる、とかいうことの大切さも語られていて納得でした。
0投稿日: 2014.09.02
powered by ブクログ上野千鶴子の言うてることがブレてないか?次々にオリジナルのフレーズを持ち出してああだこうだ、わっけわからんわw
0投稿日: 2014.07.01
powered by ブクログ刺さりまくりで怖い。 独り立ちしたくない20代。しかし親の介護という現実はだんだんと近づいてきていて、それに対して漠然とした不安を感じている。それは即ち、現代という社会に対する不安である。 老人みたいに欲望が小さく、目の前の幸せを追い求め、先のことには漠然と不安を感じる。そんな20代像はまんま自分に当てはまる。 親の介護という問題が極めてリアルに、ざっくばらんに書かれていてすごく参考になった。 社会全体の問題にまで言及している名著。
0投稿日: 2014.05.10
powered by ブクログ親の介護問題 差し迫った問題だけど 少し 気が楽になったかな。 息子世代の若者の考えてる事が なんとなく解った気がする。 息子と親友になる。。。 そうなれれば いや なりつつあるかな?
0投稿日: 2013.12.27
powered by ブクログ26歳の古市憲寿と63歳の上野千鶴子、30以上離れた二人の社会学者の対談です。 親の老後や介護問題、さらに世代間格差についてこの国の現在と未来について語られます。
0投稿日: 2013.12.04
powered by ブクログ遠くない将来の当事者として、かなり真剣に集中して読んだ。 手元に置いて、いつでも読み返したい本。 うちの親が、まさに団塊の世代の典型的な親であり、私は子育ての失敗作。 まったりとした生活がイイなんて、のほほんとしてる場合じゃない。 動かなきゃ。
2投稿日: 2013.10.03
powered by ブクログ最近や介護や市民社会についても発言することの多い上野千鶴子さんと、新進気鋭……もとい若手の社会学者とされる古市憲寿さんの対談。話題は自分の親の将来の面倒を見る覚悟のない古市さんに対して、上野さんが介護保険など社会の仕組みを説明しつつ、古市さんの漠然とした不安に迫り、緩和させる相談に乗っているといったところ。 とにかく、古市さんがカッコつけたり知ったかぶることなく、情けない青年っぷり丸出しで上野さんに教えを乞うているのがいい。このくらい地に下りないと、読者は実感をもって上野さんの教えが染み込んでこないだろうから。 介護保険制度はなかなかによくできた制度で、ある程度、下りていく覚悟を持って将来を見据えて生きていけば、いたずらに不安になる必要はないんではないかな。 ややヨコな話だが、古市さんの育った家は、友達のような親子関係で、食事中にケータイいじるのなんか普通の家なのだとか。自分との世代差も感じたし、こういう家だから親に対する責任の持ち方、距離感に迷うのかなとも思った。
0投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログ古市さんのよくも悪くも正直すぎる文章に惹かれ、彼の著書をすべて読破しようとして購入した本だったが、まさに自分も親の老いを感じ始め直面している問題で、一気に読んでしまった。介護不安に関してのみならず、現代社会が抱える問題について、まったく異なる世代の社会学者二人が対談しており、世代によってここまで考え方が違うかと面白かった。はからずも、最後の上野先生から古市さんへの手紙は、愛が感じられ、涙がでそうに。ためになる本だった。
2投稿日: 2013.08.23
powered by ブクログ上野千鶴子と古市憲寿の対談集。 基本的には「介護」がテーマなのだが、お互いの専門であるジェンダーや若者論だけでなく、経済、歴史と幅広く議論している。 大学院に入ることを本学のごく一部の先生は「入院」という。この言葉結構広まっているみたい。本書では次のように説明されている。(p.29) 入院……大学院に進学すること。特に文系大学院に進学すると、将来が非常に限定されてしまうため、「入院した」と皮肉られる。一般の病院とは違い、入院したからといって「病気」が治るとは限らず、むしろより病状が悪化する可能性が高い。 団塊世代は親からの援助が得られない人がほとんど。何が何でも歯を食いしばって就職せねばならんという覚悟はあった。スキルがなくても魚をゲットできた時代かもしれないけど、(団塊世代は)親は釣った魚を与えてくれないという予期はあったはず。(p.33) 親が突然死ぬのは珍しい。病気になってジワジワ弱っていく。それに気づかずに(心の準備ができずに)突然親が弱ると驚く。介護するのも大変。その準備のためにも、親と関係を気づくことが大切。「あそこが痛い」と話を聞いているうちに親の介護(どのように死にたいか、老後はどうしたいか、お金はどれくらいあるか)について話をしておくことが大事だと上野はいう。(pp.62-63) 家での食事で各人が違うものを食べたり、一人だけコンビニ弁当を食べたりといった「食卓の崩壊」をセンセーショナルにレポートした岩村暢子『変わる家族 変わる食卓』(勁草書房)が気になる。 最後に考えたいこと。(pp.241-242) 古市:ブラック企業に勤めている人や、非正規雇用ですごい低賃金で働かされている人がいたとします。客観的には不幸なんだけど、本人はその状況に不満を感じていない。その時に「本当はあなたはこんなに不幸なんです」っていうべきなのかどうか。それとも主観的に幸せなら、何の問題もないと放っておけばいいのか。 上野:(略)その余計なおせっかいをフェミニズムはしてきたわね。「あなたは幸せそうな顔をしてるけど、ほんとは不幸だ」っていうことを、たくさんんお女に言ってきたから。そう、やってきましたね。 古市:(略)上野さんの本を読んで不幸になった人も多いと思うんです。たとえば専業主婦とかの人が読んで「こんなことだったの!?」と気づいてしまって、平穏な日常が崩れる、なんてことがあったかもしれない。それはすべきなんですか、しないべきなんですか。 上野:たとえばどんなにつらい現実であっても、まず事実を知ることが必要。それに対処する選択肢が生まれるから。選択肢を示すってことは大事だと思う。(略)選択というのは、知っていて選ぶのと、知らずにそれだけしかなくて選ぶのでは、大きな違いがある。たとえ結果が同じになってもね。 (まっちー)
0投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログ世代によって考え方の違いが良く分かる本でした。 印象的だったのは、上野さんが古市さんに「親より先に死にたいと思ってない?」という話をしていたところでしょうか。 あと、自分たち団塊の世代は子育てを間違えたというような事を話していたことも印象的でした。
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ正社員が期待できないこれからの社会、これからはいろいろ複数のことで細々と稼ぎ、小金をかき集めて生きること、という上野千鶴子のコメントがいいなと思う。
0投稿日: 2013.03.28
powered by ブクログ上野千鶴子の独壇場。痛快。 介護保険の基本的な内容を知る。ケアマネの存在は安心。 親世代はなんとか乗り切れるとして、自分たちの世代は?備えの必要性感じる。 子供世代には、魚を釣る方法を教える必要性あり。 社会は変えられるという意見が印象的。
0投稿日: 2013.03.12
powered by ブクログ百姓(ひゃくせい)ライフ。裏も表も全部知った上での選択。同居=24時間介護。老後にソフトランディング。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ介護に関して上野さんと古市さんの2世代による対談本。親の介護そして自分が介護される側になった時の社会はどうなっていくのか、自分はどうしていくべきなのかを考えるきっかけとなる本。それぞれの分野である若者論や女性学からの視点が色濃く出ている。"外部に対しては手を差し伸べよっていう動きになるけど、肝心の自分たちの集団にはむかない"になっている私はやっぱり"不安はあるが不満はない若者"の1人なんだろうなぁと思った。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログ団塊世代と若者世代が抱える不安が対談形式で書かれ、介護に関する話題を中心にこれからどうやってこれらの世代が生きていくかの示唆を与えてくれる。
0投稿日: 2013.01.10
powered by ブクログ親世代と子世代のギャップがはっきり。ただ個人的にはソフトランディングする必要性をあまり感じなかった。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ20年前から僕がずっと私淑している上野千鶴子先生。昔はフェミニズムや近代社会での共同体をテーマとした社会学者として名を馳せていたけど、今は高齢化社会や介護問題の第一人者。「おひとりさまの老後」がベストセラーになったことは記憶に新しい。 その上野先生が若い学生と対談した本を出したと聞いて調べてみると、相手はなんと今をときめく若手社会学者の古市憲寿君だった。これは面白いに決まってると即入手。(と言ってもこの本の存在を知ったのは発売して1年も後ですが・・・。) 本書は、タイトル通り介護問題について現在の状況と今後の展望について対談形式で語ったもの。対談形式と言っても古市君はほぼ聞き手で、上野先生に直球の質問を投げる役。この役、簡単そうに見えてかなり難しい。ある程度の社会学のバックグラウンドが無ければ的を射た質問はできないし、逆に読者を置いてけぼりにして「なるほど、分かりました」と納得されても困る。そのポジション取りが絶妙で、話の流れの中で読者が訊きたいと思ってることをしっかり訊いてくれる。前書きの通り、社会学者として、そして現代の情けない(?)若者代表として、両方の立場で介護という大きな問題に挑んでいる。素晴らしい人選だった。 上野先生は相変わらずの上野節で、かつて女性がフェミニズム運動で自らの地位を自らで勝ち取ったという自負を持っているだけに、今の若者がじれったくて仕方ないのがとても伝わってきた。その上で若者にエールを送る。未来はそんなに暗くない。君らも頑張んなさいよ、と。 そして内容は、まさに目から鱗、知らないことだらけで驚いた。僕もいいかげん介護問題が他人事でなくなる年代なのだが、あまりの無知さを恥じるとともに、この本に出会えて本当に良かったと思った。とくに介護保険についてと、介護の現状。上野先生らしく極めて冷静に、介護にまつわる数多くの実例とデータを紹介しながら世間の誤解や偏見を解きほぐしていく。古市君は古市君で、「2人に1人」という負担を背負う宿命にある彼らの世代の代表として、将来に向けてどのように戦略を立てて遂行すべきか上野先生に教えを請いつつ、自分の社会学者としての役割を考える上で一つのヒントを見つけていたようだった。彼の今後の活躍に期待したい。 ということで、とにかく介護問題について知りたければまずこの本を絶対に読むべし。そして親子兄弟に読ませるべし。 発売は2011年だが、僕が読んだのは2012年初頭。そして2012年度断トツのマイベスト。
0投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログ古市氏、同い年です。 色々考えさせられる本でした。 いま現在、進学して上京して一人暮らししてるけど、一人っ子だから親が要介護になったらきっと地元に戻らなければ・・・なんて考えたり、そのとき結婚して子供がいたりしたらどうなるんだろう、とか考えてみたり・・・ 考えたところで答なんて出ないんですが。 にしても古市氏の遺産や介護に関する考え方は、読みはじめは なんて自己中なー とか思ってたんですが、読み進めながら自分のことも考えていると、自分も、無意識のうちに同じこと考えてるな、と。 でも、それを臆することなくさらっと言えるのって逆に潔いというか、すごいなーと。 学歴はもちろん同い年にしては留学やら起業やら、社会経験も収入も豊かで自立してるからこそ自己中な、正直な考えを公にするのに臆することがないのかな、と卑屈な見方もできちゃうわけですが。 いえいえ、知識や考え方、物の見方などなど、同い年とは思えない。すごいと思います。尊敬します。 とにもかくにも、この自己中な考えが、同世代のリアルなんだろうな。 ちょっと安心しつつ、ちゃんと先のこと考えなければ、と自省しつつ。
0投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログ年齢差30歳余りある二人の対談集。上野さんは言うまでもない名の知れた社会学者ですが、昨年既に大学院教授の仕事をリタイアしています。社会の第1戦からは退いた形で、団塊の世代の旗手である自分の老後はすでに研究者生活でレールを敷いたようなもの。一方対談のお相手の古内君は弱冠26歳、大学院に籍を置いている一応社会学者(この表現は彼自身の表現です)という立場の団塊の世代ジュニアの年若い方に位置するまさに見た目も今どきの若者。彼は著書もあるしメディアの露出度も高いのでよくお見かけします。故に、この二人がこのテーマでする話ですから、興味が湧かないわけはなく、会話文で読みやすかったのでするすると読めました。上野さんはおひとりさまの老後でも持論を展開するのに分かりやすい砕けた表現を使うので、シビアな内容でも笑えるのですが、この本でもそんな表現が満載、聞き手の古内君に講釈する様子はとても面白いものでした。古内君は「絶望の国の幸福な若者たち」で主張したように今の時代に生まれたことに不満はない、しかし将来の不安がある、そんな彼の不安は何なのかということを上野さんは順を追って聞き出して、将来の処方箋を考える手助けをします。この対談で古内君が親が死ぬのが怖い・・・いかに自分が大人になりたくないかわかったといっていますが、私たちの年代の若い時もモラトリアム人間なんて言う言葉が流行ったなあと思い出しながら、今は家族ぐるみで一体化してモラトリアムを生んでいるのだと感じました。つまり上野さんがいうように「大人になりたくない子どもと、大人にしたくない親との利害が一致。親の方も一人前になりきれなかったので、子どもを一人前にしないでお互いにしがみついている。」・・・果たして、問題を先送りしても何も解決しませんね。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログそろそろ親の介護のことちょっと考えとかなきゃいけないけど、介護保険って何?という人や、なんとなく今の若年層って割食ってるよね?って思ってる人などにお勧め。これだけ世代の離れた対話だがお互いの差を認めて理解したうえで真摯に対話し、最後には親友になっています。
0投稿日: 2012.10.14
powered by ブクログ同い年の古市さんだからか、親への視点や感じる不安感が驚くほどに似ていて、上野先生にぶったぎられて討ち死にするというマゾヒスティックな快感を共有しながら読み進めた。親の介護という直視しがたき現実をざくっとなめてコメントしてくれている。
0投稿日: 2012.10.14
powered by ブクログ世の中なんでこんななのか、こんなふうにすっきり読み解いてもらえると嬉しい。自力でこういう思考ができるようになりたいものです。
0投稿日: 2012.10.07
powered by ブクログ自分が社会的弱者だと認めるのは、決して弱さではない 「それどころか、自分に助けを求める権利があるという強さなのよ。その強さが、男にはない」と上野千鶴子先生は言います。本書では20代の社会学者、古市憲寿が両親に死なれるのが怖いと身も蓋もなく吐露していますが、実際、団塊ジュニアは女性化、あるいは老人化している?しかし親を介護する自分を想像できない、さらに当事者意識はゼロ、ゆえに孤立を恐れて群れはするが、連帯するというところまでいかない。上野先生の世代には運動癖があって、やたらとつるみ団結し政治的な声を上げていた。男女雇用機会均等法、介護保険の成立、被災者生活再建支援法等々、エゴイズムやルサンチマンがきっかけかもしれないが、それだけでは運動は成就しないし、昨今のネットを介した島宇宙の散在は、運動以前の承認の共同体として自己目的化し、その根をとだえさせている。多くの若者がまったりとあきらめつつ、いやしを求めて社会から遊離しがちとなり、「じゃあ、50代や60代になって、高齢の親に死なれてから、愕然とハードランディングをして当事者になるわけね。そう、大人になるのが50代なのか」と上野先生が言うような事態を招来しかねないのだ。 少子化と超高齢化社会における気分は皆若者現象の蔓延。ゆっくりと衰退していく日本。これをある種の成熟社会の姿と見てもいいのか。それは既得権益にどっぷりつかっている人たちと、それには縁のない人たちとに分かれる階層社会なんだろうけど、後者の下流、あるいは周辺の人たちが緩やかに社会関係資本を形成していければ、別段経済大国でなくとも幸福な日本になるのでは。そのためにはもちろん、古市クンの言うようにウザいとかキモいとかムカつくっていう気持ちから始めて、当事者性を見失わずにその輪を広げていくことが大事。結局、「幸せっていうのは、自分一人では成立しえなくて、少なくとも自分の周りにいる人間が幸せであることが、自分の幸せに関わってくる」のだから。
0投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ古市さんの知識の殺し方に好感を持ちました。 ちゃんとバカなふりをして聞けるのがインタビュアーの能力ですもんね。 ほんとうは頭いいのに。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上野先生の痛快な物言いにすっきりする。それに比べて、古市氏の何でもネガティブに捉えたり、甘ったれた言葉にいらっとする。本気でそう思っているのか、それともわざと読者向けに? 残念ながら鼻持ちならない奴と思ってしまった。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログほんとうは☆5をつける内容じゃないとは思うのだけど、本全体にあるエネルギーにおされた。あとがきの手紙でなぜか泣いてしまったくらい。新書で泣かされるとはびっくり。
1投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ本文は、1985年生まれの古市氏が、親の介護に対する漠然とした不安について、1948年生まれの上野氏に問いかけるという対談形式になっているので、読みやすいです。「はじめに」の代わりに、対談の端緒となった古市氏から上野氏への手紙、「あとがき」の代わりに、対談を終えた上野氏から古市氏への返信を載せています。 対談は、親子関係が変わっていくことへの不安から始まり、介護だけにとどまらず、若者問題にまで及びます。上野氏と、古市氏の価値観の相違も見事です。 介護保険制度とその利用方法について理解していない古市氏のために、制度利用についてもわかりやすく説明していますので、親の介護についてどう考えたらいいのかわからないでいる子ども世代だけでなく、漠然とした老後の不安を抱えている中高年にも読んでいただきたい良書です。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ対談形式なのですが、とても読みやすかったと思います。 親の介護、介護保険、年金など気になっているけどどうなるのという部分、これからどうなっていくんだろう部分は分かった。 で、書籍などでありがちな「このままだとこうなちゃうよ」というメッセージは伝わるのだが、じゃ具体的にどうすれば変えていけるのかって~ところが 上野センセのジェンダー、フェミニズム運動の昔話的なものが前例としてあるといわれても、それだと弱い気がしている。 介護不安は解きほぐされたけれど、不安の中身に関してはなくなってはいない。
0投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログ面白くてわかりやすい. 現在当たり前に考えている社会制度がつい最近出来ただけのもの. 目指すは老化のソフトランディング(この言葉はよく出てきましたね). という意見には納得させられました.
0投稿日: 2012.06.24
powered by ブクログ私は団塊ジュニア。 年齢は上野さんと古市さんの間くらい。 おふたりの会話にぐんぐん引き込まれ読み込んでしまった。 子どもがいたら、いなかったら・・・という視点も面白いものだった。 私は3児の母。 箸の持ち方には、恐ろしく厳しい。
0投稿日: 2012.06.16
powered by ブクログ団塊世代とジュニア世代の対談、若者は当事者意識をもって自らの制度を勝ち取るべし 何でも知っている神サマ老師、若者を励ますの図。
0投稿日: 2012.06.11
powered by ブクログ【読みやすい新書】 上野さん曰く、既得権をもつ集団が内部改革によって変化する ことはない。一方、古市さん曰く、既得権側に入ることはバカらしい。このように世代間の違いを読み取ることができる一冊です。
0投稿日: 2012.05.22
powered by ブクログ女性・介護の研究でおなじみ、エキセントリックな上野先生に、 若き社会学者・古市くんが漠然とした将来の不安を投げかけた対談本。 古市くんのストレートで傍若無人な投げかけにも 上野先生の呆れずにうまく論点を整理して投げ返していくさまは 親子のようであり、師弟のようでもあり。 (実際には同学内の別ゼミで学んでいたため「ナナメの関係」だった) あまり小気味良いインタビュー内容とは言えないけれど それが本著の面白みなのかもしれない。 デコボコなふたりのユニークな掛け合いにうまくハマるひとなら かなり楽しめるのではないだろうか。 団塊ジュニア以降の若い世代の人たちが、 親の老後、ひいては自分たちの将来の不安を自覚するためには まさに恰好の一冊といえよう。
0投稿日: 2012.05.21
powered by ブクログ団塊世代(上野千鶴子)と若者世代(古市憲寿)以外の年代にとって、どちらの意見にも共感できずに読みにくいかもしれません。しかし、その分、日本人の世代間差異が客観的に眺められるかもしれません。単に世代が違うから意見が異なるのではなく、考え方、その基礎となる部分が違う。そのあたりを当事者でない分だけ理解できるかもしれません。
0投稿日: 2012.05.15
powered by ブクログ上野先生の言う「処方箋」は、自分も普段から考えていたようなことと一致していて、方向性は間違っていないのだと心強く感じました。しかしそれを阻む既得権益の層の抵抗や無関心をどう変えていけるのか…これまでは草の根運動で少しずつ変えていったのはわかりますが、現在の政治を見ているとそれで間に合うのだろうかと不安になります。でぃることをしていくしかないのですが…
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログ支援がないところから制度ができるとき、きっかけは市民運動の横のつながりだった、ということにいちいち驚きます。介護保険制度しかり。これから何をどうしなければならないのか、という問題が目の前にあるとき、結局は当事者しか行動を起こせないのだから、未来に起こりえることには関心を持っていなくてはと思うのでした。
0投稿日: 2012.05.12
powered by ブクログ身内同士の対談本なんて、と思ったが逆にその分砕けていて読みやすい。 古市さんは最近の若者代表かというとわからんが、 団塊ジュニア代表とするとちょっと異色な感じがする。 世代間格差について言及が多いが未だに考えがまとまらない。 やはり団塊世代の批判は親への批判直結だからだろうか。 確かにジュニアは恩恵も多く受けている。 ただ、かつての女性の扱い用のように、 現在の若者も・女性も経済的に弱い位置に立たされ、 既得権に既得権受益者がむさぼりついている構造は やっぱり納得がいかない。 それも能力が比例していないこと。 「(40以上の人間は)年齢と働きに応じた、職務給にしていけばいい」 という一言に尽きる。 「社畜になってがんばったご褒美」というが、 確かに社畜が作った経済成長だとして、 社畜が作ったその後20年の構造不況ではないのか? その責任も取るべきではないのか。 介護問題についてはぜひ親にも参考にしてほしい。 終末医療に関しては多少知識があったが、 それ以外にもわかりやすく理解が深まった。 本の内容的に親に薦めるのは気が引けるが・・・ ・介護のために仕事をやめるのは男も女も最悪の選択 →低収入スパイラル(介護終了後の再就職が困難、 元々金で介護を解決できない人間が介護に回り社会保障の元に生きる結果。 ・嫁介護の期待はない、意思決定はあくまで親 ・内部改革は難しい。外圧による強制的な変革か自壊自滅。 ・女性/若者の弱者救済の処方箋 →終身雇用の見直し、雇用の流動化 (一度辞めたらおしまい→将来の不安定→出生率が下がる)
0投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あれ?上野先生嫌いだったのに、上野先生に共感。 介護保険制度についてよく分かって勉強になりました。 「人口減少社会にふさわしい制度設計に作り直すしかない」とか、とっても共感できました。あれれ? 【上野先生vs男】だと上野先生には共感できないけど、【上野先生vs若者(古市くん)】だと上野先生に共感できるというのはどういうことでしょうね(^^;)。今どきフェミニズムは古いよ、ということなのか、はたまた、もう若者に共感できない世代になったということなのか・・・ 古市さんの語る若者像にどうも共感できなかったのですが、いろいろ検索してみると、イマドキの若者がみんな古市さんのようって訳でもなさそうだ。 内容としては共感できない部分も多かったけど、とても読みやすく楽しく読めたので、★4つで。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ性別も世代も違う二人の社会学者による対談。随所に刺激的な議論もあるにはあるが、いかんせん上野千鶴子の思想や態度が鼻について、ムカムカすること方が多かった。
0投稿日: 2012.04.17
powered by ブクログ世代の異なった人同士の対談を読むというのは、 とても面白いです。 自身の親子関係と照らし合わせて読むこともできました。 介護についても、親からの自立についても、 深く考えるキッカケになる本でした。
0投稿日: 2012.04.12
powered by ブクログタイトルにあるように、将来の介護不安ついての、古市氏と上野先生の対談の本。非常に読みやすい語り口で書かれている。 古市氏は自分と年が近いこともあり、同じ世代が漠然と思っていることを語っているように感じる。 介護保険の話は、分かりやすく興味を持った。言葉としては知っていたが、実際にどういう制度なのかは知らなかったので、どのような制度があり、どのように使うのかが書かれておりよかった。介護保険は被介護者のためのものではなく、介護する家族のためというのはまさにその通り。 介護のために、離職するな。親が老化する前に、一度しっかりと老後について話をしとけと書かれているが、実際にそうなんだろうなと思った。普段の会話では、親の老後の話などしないが、早めに将来の話をしておいて損は無いと思う。 老後は年金だけで食えるということはほぼあり得ないので、複数の収入手段を持っておかないと厳しい生活になる。 処方箋は出ているのに、採用されない国。 少子化対策を叫びつつ実際に制度が生まれないのは、家族制度を死守したいから。夫婦別姓でさえ、認められていないことが顕著な例。シングルマザー支援も無い状態。国体を守っているだけ、と痛烈に批判している。 非正規と正規社員では、正規社員の方が出産率が高い。すなわち、長期的な生活保障が無いと出産という選択肢は取りにくい。女性の雇用を守ると、長期的に見て国家に有益なのに、その施策がとられない。 若者は不安はあるが、不満は無い。それは、親のストック、インフラに頼れているから。それらがなくなる50代にいきなり当事者に引っ張りだされる。つまりは、将来に対して当事者性が持てていないということ。
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログ図書館で借りるのを諦めて購入。 世代的にも共感できるところが多く、面白かった。 親世代について客観的に考えられたのが良かったように思う。
0投稿日: 2012.04.05
powered by ブクログ若き社会学者古市憲寿さんと上野千鶴子先生の対談集。親世代の介護について、世代間の価値観や死生観の違いや介護保険のなりたちなど考えること&知らないことが多くて興味深い内容だった。
0投稿日: 2012.04.03
powered by ブクログ対談形式で読みやすく、上野千鶴子の専門を良く引き出しながら、今の日本の現状を言い表している。大学生で読んでおくと良いかも。
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
チェック項目18箇所。魚の釣り方を教えないで釣った魚を与え続けようとしている。自分のすねを子供と言うピラニアに食われているのにそれをOKと思っている。親が元気なうちは死なれるのは不安・・・いるのが当たり前だから。親が倒れたからと介護同居する息子とのケースの共通点・・・非正規雇用などすぐに辞められる仕事に就いている。要介護認定の結果が出るのに1ヶ月かかる。以前は判定結果が出る前は利用不可だったのが今は前倒しOK。介護保険は足りないようにできている・・・家族介護支援が政策の目的。家族がいること前提。年金制度のなかった時代は親に仕送りをしていた。月30万円用意できれば子供が何もしなくても親を看取れる。家族にとっては親を家に帰さないでいてくれるのがサービス。悪質業者の例・・・全員胃ろうにしてしまえば厨房も厨房スタッフもいらない。病院で看取られて死ぬのはここ4,50年にできたこと。介護でやっちゃいけないこと・・・仕事を辞める、同居を避ける(24時間介護になるから)、老いと介護は本人の問題なのでその意志を尊重する、最後に一人っ子の場合、介護負担を分散できないから負担が大きい。介護保険を使ったら恥→使わなきゃ損。日本の歴史上もっとも家族が崩壊したのは戦時中。
0投稿日: 2012.03.09
powered by ブクログなかなか厳しい老後、上野千鶴子は現行の介護保険を評価する。「介護は家族の責任ではない」という家族革命を起こしたという。 しかし、語られることに押しなべて目新しさはない。特に出生率を上げる政策が効果をあげないことついての上野氏の「オレの目の届かないところでは・・・」という男の建前論は、全く説得力がない。「新世界秩序」つまり人口増加を抑えようとする世界の動きや考え方が根底にあるといった理由はどうだろうか? 例えば、 「”産め産め”といいながら、後ろでスカートの裾を踏んでいる官僚や政治家たち・・・本音は、これ以上人口が増えて欲しくないから」 というような考え方を、はっきり披露してもらいたい。上野氏ほどの明晰な頭脳を持つ方が思いつかないはずもないだろうが、立場上なかなか言えなかったのかもしれない。表舞台の大学を退職なさったことだし、そろそろ、そういう方向からも論じていただきたいと思う。 気になったところの抜粋 *119番をしないという選択(延命措置を避ける)もあり。 *設備の豪華であっても介護の質がいいとは限らない。 *「胃ろう」して2、3年で家族から「何とかならないか」と言われる医師。 (介護が大変で、家族が疲れてしまうので、受け入れてくれる施設はないかという意味らしい) *人は今日より明日がよくなると思うと今に満足しない~~今の状態よりも将来は良くないだろうと思うと今の生活に満足できる。 *成熟した社会は、コンサマトリー(現時充足的)。自分の周りの人が幸せになり、その範囲が広がっていく。 *正規雇用はどんどん減る。いろいろな仕事をやる百姓(ひゃくせい)ライフ、個人事業主、アントレプレナー的生活を。 *若者たちの不安・・・一生子どものままで生きていたい(親に依存して)人間が子どもでいられなくなった時の不安 *「子どもを増やしたいが、ただしオレ(男社会?)の目の届かないところではダメ」的な政策ばかりで、女性は子ども産みにくい。 *坂東眞理子氏発言「親は子どもに釣った魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなくてはいけない」
0投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログ意見に偏りはあるものの学ぶべきこともあった本 特に「成金(親世代)は長期的な視点で物事を考えられない」 というのは本文中の話だけでなく、実感を持って非常に首肯できたし 「財布(収入源)をいくつか持つべき」というのも野田宣成さんの講演の中ででてきたこともあり、常に心がけるべきだと思った 今はまだ完全には理解し切れないかも知れないが、年を負う毎に段々リアルとして理解は深まるだろうと思う。 しかし、一歳上の古市さんの行動や言葉に「えっ⁉」と驚き、むしろ上野先生曰く「典型的若者」古市さんにする指摘や意見に妙に同意できた辺り、同世代や若者の価値観と自分とのズレを感じずにはいられなかった…はてさて、喜んでいいのやら…
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ切実なテーマ。読みやすい。 メモ:世代間対立・介護保険は意外と使える・<誰のための>介護サービスか・家で死を迎えるために >不幸な人に「あなたは不幸だ」と気付かせることは正しいのか?
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ今回は気軽に読んだ。 ただ親の介護、ということになるとさすがに身近なことなので、しっかり覚えておきたい部分もあった。 上野さんの語る若者への激励は、やはり一面的な「マッチョさ」は否めないけれど、そうでもしないと若者は自然にしぼんでいってしまうようなうっすらとした危機感があるのもまた確かなことで。 しかし、適応力が高いというのか、痛みに鈍感というのか、とにかく「我慢強い」今の若い人びと。束になるのは、生命が深刻に脅かされる次元の、相当まずいことになった時だろう。かくいう自分も、どこかに運動に出ている自分の姿がどうにも想像しづらいのである。
0投稿日: 2012.01.31
powered by ブクログ何故か読んでいると力がわき上がってくる本。 対談形式なのでサクサク読める。上野先生の語り口は、はっきりしていて実にわかりやすい。介護問題、世代間格差問題などの入門書としてオススメ。本書を読んだ後に、関連する書籍を読むといいと思う。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログフェミニズムの旗手・上野先生(団塊世代)と、気鋭の社会学者(団塊ジュニア)、いわば親子の隔たりがある者の対談。 上野先生は、団塊は「成り上がりもの」であり「子育てに失敗した」世代だと論破する。甘ったれた依存症の子どもたち(ジュニア)は「こんな世の中に誰がした!」とわめく。 押し寄せる親の介護問題に、真摯に向かい合うというより「今がよけりゃ」の感覚で生きている。 しかし、不安と不満がすぐそこに押し寄せていることなど、両方の世代必読の本かもしれないよ。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ介護不安にとどまらず、もっと漠然とした若者の不安にまで広がる。 古市さんの一見わがままな主張も自分に思い当たるところがあるし、上野さんの話の回し方もうまい。 論旨に賛同できるかはさておき、どんなことも悪びれずに行っちゃう古市さんは良いインタビュアーだし、「ホントしょうがないわね、この子は」的なノリで答える上野さんとのバランスがいい感じでした。
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『おひとりさまの老後』の著者で、介護分野の専門家である上野千鶴子と26歳の若き社会学者・古市憲寿の対談集。著書の中で「これで安心して死ねるかしら」と老後の心構えを説く上野に対し、若者代表である古市が待ったをかける。団塊世代とその子供世代にあたる二人が、介護、社会保障、世代間格差などについて熱い議論を交わす。 上野&古市の共著という形にはなっているが、実際には若者世代の代表である古市が、上野に対して疑問を投げかけるスタイルになっている。上野に師事(?)している古市が、介護や福祉に対してそこまで無知とは思えないが、そこは若者世代の体現者として、読み手に対するファンサービスをしているのだろう。初歩的な質問からスタートしているので大変読みやすい。 自身の親が定年を迎え、老後の心配をする古市に対して、上野はさすがに専門家らしく、ズバズバと答えていく。私自身も古市と同じ年なのでその感覚は理解できるが、そもそも今の20代にはまだ介護、ましてや自身の老後については特段の意識がない。親世代が祖父母世代を介護しているのを見ているので、介護保険などについての知識は何となく理解しているものの、その制度の意義・仕組みについては今回初めて知ることが多かった(法律が制定された当時はまだ中学生だったのだから無理もないと思う)。 本書の中で、上野は「団塊ジュニア世代は自分の形成したストックを自分たちで使いきってしまうので、いまの20〜30代にはストックが残らない」と断言する。古市も本書以外でも度々同意しているが、いまの20~30代の若者が本当に苦しむのは、彼らが老化し始める20〜30年後だという。年金も払われず、親からのストックも譲り受けない若者たちは「お先真っ暗」にも関わらず、当事者意識が格段に弱い。親からの支援を受け、現時点の収入で「そこそこの生活」をしている若者は、先の苦労をリアリティを持って感じられないのだ。そこに上野は疑問を呈している。 確かに肌感覚ではあるが、同年代が危機感を持っているとは言いがたい。友人たちは会社勤めかフリーター生活で「そこそこ良い生活」をしているし、将来についても「まぁ、なんとかなるだろう」ぐらいの軽い気持ちで生きていると思う。しかし、結局「じゃあどうすればいい?」という疑問にたどりついてしまう。「若者が当事者意識を高く持つためには」という方法論も必要だし、そもそも当事者意識が高い若者だらけでも人口分布的に若者は圧倒的に不利だ。例え若者有利な社会保障政策を打ち出した政党が現れても選挙では負けてしまう。上野は購買活動など選挙以外のアクションで対抗すべきと主張するが、果たしてどの程度の効果があるかは不明だ。若者世代が「自分たちが他の世代に対して不遇だ」と思ってしまうのも無理はない。 今の社会システムの欠陥は「親離れできない子供と子離れできない親の共犯」という議論は大変興味深かった。方法論という点においては物足りなさを覚えたが、定年間近の親を持つ若者世代、また20代30代の若者を子供に持つ親が読んでも、やがてくる「老後」に対する心構えを示す一冊になるのではないかと思う。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ毒のある言葉が笑えるし分かりやすい。 あっという間に読んでしまった。 見えてきたハードな未来にぞっとしながらも、 「意外とできることがあるのか」と希望を持てる。 すべての年代の人が読んで、話をするといいと思った。 自分はどうするか?を それぞれが考えるきっかけになるのでは。 一番目からウロコが落ちたのは少子化対策の話。 高齢の男性政治家なら、 少子高齢化がハードに進んだ未来など あまり気にならないのだろう。 それよりも自分の「家を守る」という価値観が大事なのだろう。 価値観は人それぞれだけれど、早く手放して欲しいなぁと思う。 握りつぶす前に。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ面白すぎて3日で読めてしまった。自分の現状と被りまくって共感できるし、対談形式のしゃべり口調なので理解しやすかった。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログ介護に関すること、そして日本の将来に関することがテーマとして挙げられている。 この2つのテーマに対して、「若者」がどうかかわっていけばいいのかを考える本。若者世代と団塊世代との対話。 若者世代にくくられるおれは、本文にある「当事者性」を今までぜんぜん持ち合わせていなかった。だから当然、世の中で騒がれている事に対して、アクションを起こすこともなかった。考えることすらなかったわけだから、ペシミズムもオプティミズムもあったもんじゃなかった。 だけど本書に書いているテーマが少しずつ身近になりつつあるから、ちゃんと向き合って、考えないとって思った。 面白いよ、この本。おすすめ。
0投稿日: 2012.01.09
powered by ブクログ古市憲寿成長記、と書くとあまりに悪意に満ちてるか。 26歳の「若者」と、真摯に向き合い、話し合った記録。 丁寧な、対話の記録。 テレビとか、ラジオでやってもらったほうがしっくりきたかも。 もちろん、若者の立場すべてを古市が代弁しているわけではないし、 老人の考えていること=上野の話すことではない。 対話し、考えましょうということ。 一つのたたき台にしましょうということ、かなぁ。
0投稿日: 2012.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上野先生は男性中心社会を、古市さんは諸問題を先延ばしにしてきた上の世代をdisりながら、これからの社会を考える話(笑) ロスジェネ、就職難非正規雇用、国民年金未払い、核家族世代の20~30代が特に読むべきと思う本。 対談形式で難しくなく非常に読みやすい。 二人とも時々口が悪くて「社畜」を連発しすぎ(笑)でもそのとりつろわないストレートな物言いのおかげでインパクトがあると思う。 古市さんの研究者らしからぬ質問や言動が、とても一般読者を代弁していて共感を得ていると思う。一般読者向けの読み物ではいつまでもこういう視線も大事にしてほしい。 介護保険・年金については、祖父母の世話をする親を近くで見てきているので知っていることも多かったけど、へーそうだったのか!と勉強になる部分も多々あった。 お二人の将来展望は、高福祉国家を望む自分にとってはぜひそうなってほしい、そうなるよう動いていきたいと思えるものばかりだった。上野さんの展望が楽観的過ぎる印象は私もどうしても拭い切れないけど。
0投稿日: 2011.12.30
powered by ブクログ六章がかなり肝。団塊世代の連帯作法がなあるほどと。ぽえたんがなんか魅力的に見えてきた。あと専門書であたまが疲れたときは対談ものにかぎる
0投稿日: 2011.12.28
powered by ブクログタイトルはこうだが、全てが全て介護についての話題ではない。将来の日本に対して多くの人が抱えるている不安について幅広く語られていた。 年金問題なんかは特に自分でも不安に思っていることの1つで、若いうちにお金を納めても老後に自分のところに同額返ってくる保証がないなんて理不尽だ、と思っていたが、結局はすべての世代が何かしらそれぞれに不利になる社会システムに苛まれてきたわけで、しょうがないことなのかな、と思ってしまった。しかしここで諦めてはいけなく、既存の社会のあり方を変えていこうと少しでも動くことが重要だと解いてくれてるあたりに希望の光が見える。 メインの介護に関しては、親と話すこと。これに尽きることを力説され、父親と仲が良くない自分には心に響いた。 介護や保険、年金の問題は避けては通れない道なのでしっかりその構造を学び、その穴を探すべきだなと思わせてくれた一冊。 対談形式なのでとても読みやすい。 上野さんはけっこうツボかもしれない。
0投稿日: 2011.12.15
powered by ブクログ2人とも言ってることも言い方もきついけど本質的な話してるなー介護について全然しらんかった。勉強なった。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ古市さんと同じ世代として、初歩的なところから色々と知ることができてありがたかったです。ふむふむと読み、後半は上野先生からの宿題にキリッとさせられ。 フェミニズムは、失敗だった的なことを最近よく耳にするけどひとつの「流れ」として学ぶべきものはたくさんある!と感じてちょっぴり気合入れられました。なーんて。
0投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上野先生が対談相手の親のことを遠慮なくけなすのにびっくりし、自身も社会学者(かけだし?)である古市さんが、上野先生に向かってあまりに初歩的な質問を繰り出すことにもビックリしました。 介護保険てなんですか? えー、そこから説明しなきゃなんないの、みたいなやり取りがリアル。上野千鶴子にそこから聞いてしまう古市さんの蛮勇のおかげで、『理論的かつ現実的』な上野節の説明を読者も聞ける(読める)わけです。 先達である上野先生が自分たちの為し得たことと為し得なかったことをちゃんと並べて見せて、あとはあんたたちが考えなさいというところはカッコイイ。 だけど現実に自分は古市さんの立場に近いので「かっこいいなあ」だけではすみません。これから上野先生の置いて行った宿題を考えなければ・・・・。
0投稿日: 2011.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
介護に端を発する、漠然とした不安や希望に、はっきりとした輪郭を与えてくれる作品。知らないまま将来を迎えたいなら読まない方がいいけど、そうじゃなければ、あらゆる世代の人にとって必読の一冊だろう。本書をきっかけに対話をしよう。(長江貴士) ▼『ジセダイ』140文字レビューより http://ji-sedai.jp/special/140review/20111129.html
0投稿日: 2011.12.09
powered by ブクログものすごく「やられた」感があるのになんとなく清々しい感じ。相当絶望的なことが語られているのにキリッと前を向きたくなる感じ。
0投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログ「おひとりさまの老後」を読んだとき、作者(上野千鶴子)への印象は、既得権に対する最悪の居直りに写りました。 でも、この本を読んでみたところ、その印象は変わりました。 団塊世代の両親にも読ませてあげたい。 (私と同じ団塊ジュニアの多くも読むべきと感じました)
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログ上野さんはどっしり構えて安心感がある。現実を嘆き憂うだけでなく、まず動いてみようかと思わされる。まず自分を弱者と認め助けを求めるところから。事実を知り選択する。当事者としての変と感じる気持ちを認め連帯し行動へ。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ老後のこと、介護保険のこと、とりあえず知っておきたい、ああこれ対談だし読みやすそうだと手に取ったなら、、、確実にノックアウトされる一冊です。 「あなたこの本出したら家庭崩壊しない?」とのっけから上野先生に心配され、 「あったりまえでしょ、そんなことも知らなかったの!」と何度も面罵される古市くん。素朴すぎる彼世代の代表として投げかける不安と質問のいくつかは、実は読者のうちにも必ず潜んでいるはずのもの。。。ぐにぐにふやふやもあもあなそれらを、スパーン!カキーン!ズバッ!と切り開いてみせる上野長老の手腕が際立つのも、古市くんの体を張ったボケ(?)あればこそでしょうか。 まずは、ノックアウトされるべきでしょう。 どの世代も。 カイゴとロウゴのモラトリアム期はもう終わります。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
≪内容≫ 社会学者、古市憲寿と上野千鶴子による介護問題についての対談。 ≪感想≫ 古市さんの力の抜け具合が面白く、若者っぽさを出すためにワザとやってるのかと疑いたくなるぐらいのゆるふわっぷり。しかし、社会に対するそういったユルさというかネガティブなスタンスには結構共感できたりして、自分もまた「子育てに失敗した」と嘆かれる若者なのだと自覚する。僕も古市さんと同世代で家庭環境が似通っているのもあり、結構ゾクゾクする内容だった。 まず、60代の上野千鶴子と20代の古市憲寿、なんとも組み合わせの妙を感じる。 そもそもこの対談のメインコンセプトとして「若者の女性化」というのがある。スイーツ男子とかそういう若者の内面の話ではなく、社会の中核から排除された二流市民、という意味で社会的な立ち位置が近代史上女性が置かれてきたそれに似ているという。だとすれば、我々若者が女性運動の草分け的上野千鶴子に学ぶところは大きいのではないか、と。 そういう問題意識からの対談は、介護問題を中心に話は進みながらも、若者論になったり、政治運動の話になったりと、とても興味深いテーマが詰まっている。シングルインカムソースに依存しない生活などの提言はなるほど、と思う。古市・上野対談らしい面白い視点だな、と感じた。 古市さんの介護に対する漠然とした不安を、上野千鶴子が分節して考察していく。そこからは貧困や年金などの国策に対して当事者性を感じない若者という図式が見えてくる。上野から「若いうちはいいが、50、60になって当事者性を認識したときにはもう遅い」というもっともな指摘がなされる。論点が見えてくれば、何をすればいいかもわかってくる。心構えを変えるきっかけにもなるし、重い腰をあげるきっかけになるかもしれない。 とてもシンプルな話の流れではあるが、つまりそんな基本的なところから話をはじめなければならないという我々若者の幼さもまた浮き彫りになっている。老後への不安についての対談から、それ以上に若者への不安が見えてくる。 楽観的に考えると、親が介護を必要とするまでにはもうしばらく時間的猶予があるだろう。それまでに社会の選択者として甘えを払拭することができるのか。(彼女は一人で死ぬと言ってはいるのだが)上野千鶴子を安心して看取ることができるような社会をつくることができるのか。我々はまずはその議論のスタートに立たなければならない。 山積みの問題に、まず目を向ける必要性を強く感じた。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ上野千鶴子さんと古市憲寿さんの対談集。刺激的かつ実践的な内容で大満足。上野氏の「おひとりさまの老後」へのアンサーとしての対談という体だが、内容は介護、親との関係性の見直し、社会変革、ライフスタイと幅広い。 白眉は2つ。4章で語られる「百姓(ひゃくせい)ライフ」。「1年間の気候とか時期に合わせて、ありとあらゆる現物と現金の収入機会をを組み合わせて、自分の仕事をコントールする個人事業主」とのことだが、非常に納得。ノマドワーキングというと突飛なイメージが拭いきれないが、自分のライフスタイルに合わせて収集源と働き方をコントールするという思想。保険や年金が崩壊していく中でこの働き方をイメージしておくことは非常に重要。 2つめの白眉は「シングルマザーに関する男の役割」。養育費の取立てを非婚・離別問わずやる、というのは非常に有効かつ妥当な政策に成りうるのでは?少子化対策のためには、この方法しか無いと思わせる説得力がある。 軽く読み流せる内容かと思いきや、人生を考えさせられる一冊になった。非常にお勧めです!!
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログキング・オブ日本の論点である団塊と団塊ジュニアの介護問題について掘り下げるトークバトル。世代間格差について団塊ポジショントークがでてきてゲンナリしそうになるも、介護保険の効用については認めざるを得ないかなと。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ全く期待せずに購入。20代にとっては「介護」なんて興味関心から外れているんだよね、だからこそ上野さんとの対談相手である古市さんの「無知」っぷりが光っている。あくまで読者側。研究者としてはどうかと思うけど、そこでもって、この本の内実が「伝わりやすい」仕組みが作れている。介護保険に関心を持てるように作られている。企画意図、座談内容含めて、実に面白い。親の介護/若者の不安、世代論に陥りがちなテーマだけど、ちゃんと日常に根付いている。5年後には価値がなくなっている本の類いかもしれないが、新書に相応しい。そして、やっぱり上野さんは偉大だ。 学生たちに威圧的に、家父長的に振る舞う理由。「明日からあなたは要らない」と言われるために存在するのだ、と。言い切ってしまう上野千鶴子。わたしは、あなたの教え子であったことが誇らしい。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ対談形式の本、初めて読みました。わたし、こういうのすきかもしれないです。 上野先生と古市サンの時には真剣に、でもじゃれあいながらお話をしてる様子がほんとうに微笑ましかったです。 内容に関しては、考えさせられること山積み。 「当事者意識」というものをいかに持てるか、等々、古市サンも上野先生も対談の中でどんどん相互理解、そして成長?というか学んでらっしゃるのがわかりました。 頭のいい人たちの会話って素敵です。 わたしもこんな親友がほしいなあ、って思いました。
0投稿日: 2011.11.02
powered by ブクログ対談形式ながら、今の社会の大問題について改めて考えさせられた一冊。若者は年寄りに比べて割を食っている、だけど立ち上がろうとはしない。それは今の若者が未来を「不安」に思っているけれど、今特に「不満」を感じていないから。「不安」が「不満」に変わった時に何が起きるか…
0投稿日: 2011.10.21
