
総合評価
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powered by ブクログそれは本当に死なのかということ。 肉体が滅びても、精神が残っていて、普通に意思疎通が可能ならば、それは「生」なのではないか。 その逆で、精神が死んでしまって、肉体は生きている状態を、今の日本では脳死と呼ぶ。それは「死」であるとされる。 生と死の境目はどこなのか。 でも、肉体がない以上、それは完全なる「生」ではないことは確か。 彼ら同士では触れ合えるのだろうか。 そうだとすれば、それはむしろ、別の次元に移動したともいえるのかもしれない。
0投稿日: 2020.02.07
powered by ブクログ全4巻完結。 自身、平坂読作品では『ねくろま』の次に読んだ話。死者が甦る設定は同じだが娯楽性は『ねくろま』が上。 本作はデビュー作だから色々実験した感じ。例えば第3巻とか。 色々なところで予想を裏切ってくれたのが面白かった。
0投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
捻くれものの主人公が、幼馴染と幽霊と事件に巻き込まれていく感じ。 最後あたりに、幽霊に対してした言葉が、冗談だと思ったら2巻で本当だとわかってビックリした。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログ「はがない」で有名になった平坂読のデビュー作。読む人を選ぶだろう作品。最強ババアに、口を開けば怒涛のゴミ虫語を喋る美少女、明るく元気な幼なじみの幽霊とライトノベル的無茶設定キャラが揃っているのに、やっていることはラブコメにシリアス。ギャグも多大に含む。それらが天秤の上でなんとかバランスをとっているイメージ。ふと我にかえると滑稽に思えてしまうリスクがある。妙に気概のある謎の哲学など、芯があることはこのデビュー作からも感じ取れる。一般向け、間口を広くしていったのが「ラノベ部」であり「はがない」なのだろう。
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ3分の1ほど読んだところで「あっ。この主人公は『戯言遣い』だ。」と気づく。 玖渚友に出会わず、天才たちとも付き合いのない、普通の高校生になった「ぼく」という感じ。 この本は平坂読のデビュー作であり、むろん西尾維新ほど緻密でも多量の情報量も持っていないが、なんとなくキャラのつくりの目指したベクトルは同じかなと思ったしだい まあ、世界観や文体は普通のライトノベルなんですけれどね
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログライトノベルというものを掴むための参考資料として読んだ。 くだけた文体とふざけた一人称に好感。 が、刺激という意味ではやはり優れた文芸に比して物足りない。 読む価値は多分にある。
0投稿日: 2008.04.22
powered by ブクログ今の自分はこの本を読んだ事によって成り立っている、と断言できるくらい自分の中で重要な意味合いを持っている本です。
0投稿日: 2007.03.02
powered by ブクログなんだ、これ! 今まで読んだこともない作風にただ唖然とさせられた。 毒のある文章をたいへん楽しめさせてもらった。 それにしてもどのキャラも濃すぎる。
0投稿日: 2006.09.02
powered by ブクログ「生きているって、楽しいね」 MF文庫Jの新人賞、優秀賞受賞作品。期待の新人? 死んだ人の一割がゴーストとしてよみがえる世界。 告白した瞬間に事故死して、ゴーストとなってよみがえった幼なじみと付合うことになった主人公は、ブーメランばばあや、自殺志願の少女やらに巻き込まれて、ドタバタコメディ・・・? 「ゴーストとじゃ、あんなことも、こんなこともできないじゃないかー!」って言う心の叫びに期待した私を返してください・・・。 まあ、最初にMF文庫Jの第0回新人賞としてのデビューの実力とか、いろいろと気になったのだけど、書き方がね主人公一人称の語り、しかもなんだか主人公が嘘つきでひねくれていたり、ブーメランばばあがやたらと超人じみていたり、なんて言うか西尾維新みたいな書きかただなぁと思ったら、ラストのテロップまで、「BAD END」って、そのままだったし、何か最近の新人とか、作家志望の人って、西尾維新とか、奈須きのこの影響の受けた作品ばっかりなのかと、ちょっと疑問に思ってしまった。 正直、プロローグが120ページで、キャラ紹介と、出会いに使ってしまっている訳だけど、主人公の語り口調系の話って、主人公がイタイと全然盛り上がらないので、正直、閉口したっていうか、途中で止めていた「バッカーノ!」を先に終わらせました、ハイ。 まあ、個人的に一人称系のお話ってあんまりすきじゃないから仕方はないのですが・・・。 とりあえず、ゴーストがなぜ出現したのかと、テロリストの真の目的と、ばばあは一体何物か?と未消化な部分が多すぎるのはなんとかしてほしいものです。 ゴーストや、教団と言った設定は良いけど、作風にオリジナリティが無いのが残念な所です。 いい意味でも、悪意味でも、西尾維新風のノリで、西尾維新好きの方は一読してみる価値はあると思うけど、間違いなく賛否両論だと思います。 で、私的には、全くダメ。 西尾維新風の書方、文字の繰返しを使う表現はまあ大丈夫なんだけど、キャラが西尾維新風なのはちょっといただけなかった。 主人公といーちゃん、ババアと人類最強がよく似たタイプのキャラで、私的にいーちゃんのキャラクタタイプはややボール気味で、ギリギリストライクなので、この主人公のタイプは明らかにボールなのです。 で、その主人公がほぼ全編を語るわけですから、私的には全然盛り上がらないわけです。 西尾維新のキャラ、いーちゃんは許せても、この主人公が許容できない理由は多々あるのだけど、一つ理由を挙げるのなら、「関西人はお笑いにはうるさい」と言う事でしょう。 キャラとキャラの言葉のキャッチボール、ボケとツッコミ時にはノリツッコミと多彩なトークで盛上げる西尾維新の能力と比べると、まだまだ修行が必要といった所でしょうか? まあ、そのトークの魅力が「BAD END」で終わる西尾維新の作品を私の許容範囲に留めてる最大の理由であるわけですから、「BAD END」で終わるだけの小説なんて、読んでも面白くないのですよ。 最近のライトノベルって、西尾維新の影響を受けたような作品が多くなって来たと言う感じがするわけで、そういった意味での西尾氏の偉大さを実感したが、ちょっとこれじゃ、劣化コピー程度にしか思えないと言うのが、個人的な意見です。
0投稿日: 2004.10.10
