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喰 -kuu-
喰 -kuu-
内田俊、まりお金田/KADOKAWA
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総合評価

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    熱い。 部活動の「大食い部」という食をテーマにした物語のはずなのに、思わず「アクションもの」の範疇に入れてしまうぐらい熱い本作。 新人賞受賞のデビュー作ということもあって、結構なキワモノを扱う作品ですが、読んでみると内容的にはかなり王道です。 部活動モノの王道を辿りすぎて、「そんなに早く大食いが上達するわけないだろ!」とか「大食い四番勝負なんてありえねえ!」とかいうツッコミが入る余地がふんだんにあったりしますが、そこはまあ眼を瞑るということで……^^; おっ、と思ったポイントとしては、ヒロインが物を食べている時の描写が妙に色っぽい。まさかこんなところでラノベ的エロ要素をクリアしてくるとは思いもよらず、驚かされました。 逆に、食べ物の描写はもう少し頑張ってほしいですね。あわよくばアサウラ先生の「ベン・トー」シリーズぐらい。 今後に期待ということで、★3つです。

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    投稿日: 2011.05.11
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    うん、青春しとるなぁ〜。 なかなかおもしろかったですよ(^O^) ただ、コレ読む前にベン・トー読んじゃったから、ちょっと比べちゃうかな。食事に対する表現とか。 これを見ても、あ、これ食べたいとは思わなかった。 つか、主人公…成長早すぎっすよ。 でも、読みだしたら止まんないすね。 いい意味で裏切られました。 大食いという『スポーツ』に真剣に取り組む姿はほかの部活よりもかっこ良く見えました。 これ、続編でるかな? できたら主人公以外にももっとスポットあててほしいな。 とりあえずは続編に期待ってとこですね('-^*)/ 青春って、やっぱいいなぁ!!!

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    投稿日: 2010.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アタリ。 早食いにかける青春、とわりと王道だったもの。題材が題材だけにちょっとアレだけど。 自分でも大食いのほうをやってみたくなるくらいには引き込まれた。 よいボーイミーツガールでした。

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    投稿日: 2010.11.30
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     どこかで見たような表紙とタイトル。  その実体は「大食い」を題材にしたスポ根モノ。  主人公は偶然再会した元同級生が大食いに挑戦する姿に惹かれ、自らもその世界に飛び込んでいく。  ラノベで大食いというと、『イリヤの空』の「鉄人定食」を思い出す。本筋とは関係ないただの挿話だが、餃子を手掴みで食べるところなど熱や脂の感触まで伝わってくる名シーン。未読の方は是非ブックオフにでも。  それに比べると、どうにも軽い。…比べなくても軽い。  ストーリーは、はっきり言って凡庸。  大食いのつらさは伝わってこないし、完食までの道のりが単調。出てくる料理が美味しそうに見えない。各キャラの能力は説得力が弱い。サブカルネタが中心の日常会話は、それなりに面白いが、どうにも薄っぺらい。何より熱さに欠ける。  本作のテーマは作中でも触れている「周りから理解を得られないことに全力で取り組む青春」ことだと思われる。ならばもっと熱さを見せて欲しい。「大食い」という珍しい題材で勝負を掛けたつもりかもしれないが、『学校の階段』や『ベン・トー』など、珍しいを通り越して本来競技ですら無い物に一生懸命になる昨今のラノベ界、それだけでは弱い。特に後者は同じ「食」こ関する内容なので、どうしても比較してしまう。  小綺麗には書けているのだが、弱くて軽い。  まだいくらでも伸びしろのある題材と思われるので、どうにか化けて欲しい。

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    投稿日: 2010.11.27
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    大食いをテーマにした小説で、「そこに山があるからだ」的無駄に命をかける系の話。まりお金田の挿絵は気迫不足で正直ミスマッチ? 食べる描写がぜんぜんちゃんとしてないのが残念すぎるけれど、あとはまずまず、かな。  しかしウェルメイド過ぎる感もいなめない。二つ名は維新チルドレン的なところもあるのかしら。

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    投稿日: 2010.11.24