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14歳の子を持つ親たちへ(新潮新書)
14歳の子を持つ親たちへ(新潮新書)
内田樹、名越康文/新潮社
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総合評価

57件)
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    2回目の読了。 内田・名越両先生の、初期「辺境ラジオ」に通ずる軽やかなテンポと自由な知性を味わえる。 14歳の子を持つ親たちへ、と題してはいるが、まえがきにある通り、「本書を読んで『処方箋が手に入る』ということを期待されては困る」。 けれど、この対談のような、節度ある、知性と教養の遊覧を楽しめる心の持ち主ならば、多分大丈夫な気がする。 グッときたところに付箋を貼っていたら、多すぎて多すぎて。ひとつだけご紹介。 「1人の人間が人格として成り立っているのは、数えきれないほどのファクターの複合効果なわけでしょう。『実はオレがこんな風になったのはね、6つの時にこんなことがあったからなんだよ』っていう人の話を聞くと、『嘘つけ』って思うんです。そんなことがあるはずないと。お前がそんな風な人間になってるのは、さっき食った海老が不味かったからじゃないかって(笑)」 話の本筋とは全く関係ないですけど。

    1
    投稿日: 2024.06.27
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    内田さんと名越さんの対談ってだけで、読みたくなる。 14歳くらいの子は、大人から「へーっ、こんなことできるの!?」みたいな驚かれる体験が必要、とか、母性はもともとあるものではなく、役割を演じているうちに身につくもの、とか、子育てする中で教えてもらっていると助かるということが書いてあって、読んでよかった。

    0
    投稿日: 2020.07.23
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    読了。2回目である。10年前ぐらいに読んだ。娘は来月14歳になる。うちは大丈夫だと確信を持てた。と思ったが、でも心配だ。

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    投稿日: 2020.04.04
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    東大の教育学の佐藤学先生が、小学校の教育現場で「自分の意見をはっきり言いましょう」ということを原理原則にしているけれども、これはおかしい、ということを言われていました。小学校の低学年の子が、自分の思いとか意見とかをはっきりした言葉で言えるはずがない。言葉に詰まってしまうとか、あるいは複雑な感情だったら語彙が追いつかないから黙ってしまうというのが小学生中学生にとっての「当たり前」なわけであって。ほんとうに感受性があって言葉を大切に扱う子は、口ごもって「シャイ」になるはずだって佐藤先生は言うんです。(内田)(p.52) 1997年に神戸の酒鬼薔薇事件が起こってから、「男の子は産みたくない」という認識がとても強くなったと思うんです。男の子を産んで育てる自信がないと。これは別に統計取ったわけではないんですが、肌で感じるんです。(名越)(p.27) 『クリスマス・キャロル』の話しって、要するに、時間に限界があると知った時に、人間というのは善人になるという考え方だと思うんですよ。(内田)(p.171) 実際に子どもを持っている親御さんや、これから持ちたいと思っている方には、「あんまり子どもをいじり過ぎないでほしい」ってことだけは言っておきたいですね。 親がどう思っていようとも、子どもが親の望む通りに育つことなんてまずないです。子どもの集中力を削ぐようなことをあまりせずに、子どもを信じて親の方は控えて見ていたらいいんじゃないでしょうか。 何かね、みんなすごく焦っちゃってるから。こうしようああしようっていうふうに接ぎ木したり矯正しようとするのは、無理があるっていうより、あまり良くないと思います。(名越)(p.184)

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    投稿日: 2016.10.11
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    本やでふと手にとって、一気に読み終えた。23歳で、未だ学生で、子育て未経験の自分には、よけいに認識しきれないこともあると思う。 自分では言語化できないことが言語化されていて、読んでいて気持ちがいいと思う。セラピーの役割を持つ本だと感じる。 繰り返し語られていることとしては、言語能力の不足だと思う。(ここでは表現・認識の両方の言語能力だと認識してよかったはず)その能力の不足だけが問題なわけではなく、当事者(主に親)の言語能力の不足で割をくうのは子供であるのに、改善の方向に向かないことが問題視されていた。 改善のヒントもちりばめられているが、決定的な対策案が打ち出されている訳ではない。 著者らが指摘している言語能力とは、一つの対策案でどうにかなるものではなくて、もっと総括した能力を指している。 また、最後の章で、ルーチンワークの大切さに落とし込んでいるのはまとめ方として(セラピー本として?)素晴らしいサービスのように感じる。 なぜなら、大人がいざ子供の言語化できない気持ちを認識しようとしても、それは難しいし、自分の持つ言語や固定観念を確認し直すのはかなりハードルが高いと思うが、しつけの基盤となるルーチンを見直すことは可能であるからである。

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    投稿日: 2016.08.22
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    かなり前に購入したものの放置していたが、シルバーウィークを前に積ん読本がなくなったので手に取った。やっぱり内田樹先生はいいわー。思いは言葉で表しきれないとか、子供を完全には理解できないとか、するする身体に入ってきます。対談本のためか本を閉じたあとも心に残ることはなかったけれど、たまにはこんな本もいいんじゃないでしょうか。

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    投稿日: 2015.09.20
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    日本人の極限まで突っ走ってから急に方向転換するような性質を「総長賭博的メンタリティー」と。 TPPや今の戦争法案、原発事故だって1回やそこらじゃまだ知らん顔。ネゴシエーション下手?それとも責任の所在が明らかでないから? 「襖の文化」「公共性の感覚」 襖一枚でもプライバシーを他が保ってくれた時代に比べ、今は公私の別を考えるという社会的能力が欠如しているから電車の中で化粧もできるし、同じ家にいても親の存在が見えなくなっていたりゴミのように感じたり。 ただ、子育てに関しては一つ二つ首をかしげる箇所もあり。 所詮は「お父さんの育児」みたいな。(センセイ、ごめんなさい)この辺のニュアンスはきっと子を持つお母さんならわかってくれると思う。 タイトルを鵜呑みにせず(内容と合っていない)気楽に読むが吉。

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    投稿日: 2015.08.01
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    もうすぐ子供も14歳になるので読んでみました。内田先生の話は深いので、じっくり読まないと味わえません。その分、自分の中に時折イノベーションが起きたりします。 義務教育は13歳までが良い。 中2の夏休みが節目。 「やればできる」は死語。 記憶は絶えず作り変えられる。 均質性の高い集団は怖い。 父子家庭では父親が母親化する。 叱るのは親の敗北。 等々... 自分の少年時代を思い出してみると、私は教育制度に合わないタイプだったためか、頷く事ばかりです。親として怖いのは、知っていれば何て事ないのに、知らないが故に、何を知らないかにも気づかず、悩み苦しむ事ですね。そんな意味でも、一般的な教育論に加えて、内田先生のような特異な見解を得ることは、とても意味がある事だと思います。

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    投稿日: 2015.06.18
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    「対談の主題は「14歳の子を持つ親たちへ」である。この主題を選んだのは、名越先生が思春期の子供たちを対象とするクリニックを開いていて、豊富な臨床事例をご存じであること、私もまた「子どもが日本社会の最弱の環であり、社会はそこからほころんでくる」という暗鬱な予見を有していることにもある」

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    投稿日: 2015.06.01
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    14歳という節目の時期の親子関係を軸に社会問題を語り合った内容。坊主が14歳のうちに読んでおこうと思っていましたが、遅くなっても早いうちにも、親である人には読んでもらいたい本です。

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    投稿日: 2015.02.16
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    子が14歳になるのはまだまだ先だけど、って思ってるうちにすぐそのときはやってきそうだし、14歳ってタイトルにはなってるけど、さすがの本著者だけあって、子供を持つ親が普遍的に考えるべき内容が終始展開されている。思春期になって子供への対応に困惑する、ではなくて、そこに至る過程についても様々な示唆が散りばめられている。事あるごとに紐解きたい内容でした。

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    投稿日: 2014.02.18
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    教育システムや家族システムが自明の前提として採用している「子ども」の概念そのものの改鋳という仕事こそが喫緊の思想的課題ではないのか。 違いや変化を感じられるのも、身体感覚からかも。自分にはないです。。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    結局親よ、しっかりしなさい、ということになるのだろうか。 内田氏と名越氏による対談本ということもあり、話しはテンポよく進んでいく。タイトルがなぜ14歳としているのか?については内容をはっきり覚えていないので、なんともいえないが、これから子どもが中学生・高校生となる親はよんでおいて損はないと思う。

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かにこの本を読むと子どもを持つのが怖いという気持ちを理解できてしまう。でも、子どもを持つのなら知っていなければいけないことが書いてあるので、世の中の大人に読んで欲しい。子どもは訳わからない、だから、怖い。といって避けていたら、子どもには親はいないものとされる。そんな訳わからない子どももやはり身近な大人を見て育っていくわけで、子どもの世界がわからないことを楽しめなくては子育てはできないだろう。 二人の言葉に目を見開かされるような思いがして、感動しました。図書館で借りて読み始めましたが、これは身近に置いておきたい本だと感じ買いに行きました。考え方が偏っていると感じる部分もあったけど、それも含めてこの本の個性が出ていると思う。

    2
    投稿日: 2013.07.24
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    内田、名越の両氏による対談。 内田先生はいつもと同じようなことを言っている(同じ話なのに、何度よんでも面白いのはなぜだろうか)。 年も上ということがあってやっぱり内田氏がイニシアティブをとっている。しかし名越氏の切り口も興味深いものがあって、この人の著書も読んでみたいものだと思った。 たくさん面白い話が出たが、最後の部分で感心した箇所を上げておく。 「親子関係も、テンポラリーなものじゃないですか。親と子が関わる時期ってほんとに短いです。僕、自分の子どもは「十八になったら家を出る」って決めて育ててましたから。テンポラリーな関係だと思ってると、「取り返しがつかない」でしょう。十八になったら出て行っちゃうわけだから、その後で「ごめんね」っていうわけにいかないから、いっしょにいる間には失敗しないように気をつけてました。家族関係が人を傷つけるのは、「後で何とかなる」と思ってるからでしょう。」

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    いくつかのキーワードは、染み込んできた、と思う。 たとえば、大人に敬意が払われた体験が大事。 ルーチンなことが大事。など。 しかし、総じて、新しい視点はなく、中年男性の愚痴、のような本、に思えた。 また、フェミニズム言説の理解など、浅さを露呈している。 「母性はフィクションだからダメだ」と、フェミニズムが言っている、と・・・ 内田せんせい好きなんですが。。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    言葉に詰まる子に対して、いくら言葉に詰まっても構わない、先生はまっててあげるから大丈夫だよ、と告げることの方がずっと優先順位の高い教育課題じゃないですか。人前で語ると、どうしても恥ずかしくて言葉がつまっちゃうという子供に、「シャイネスというのは美徳なんだよ」って言ってあげること、あるいは、中途半端な言い方をしてしまって、「こんな言葉づかいじゃ、僕の気持ちが伝えられない」と、すぐに前言撤回しちゃうので、話がグルグル回るばかりで、さっぱり結論に至らないというような、そういう子どもに対しては、そういうときこそコミュニケーション能力が飛躍的に成長する決定的なプロセスを通過しつつあるんだということを、忍耐強く看て取ってあげないといけないと思うんです。

    1
    投稿日: 2013.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル、なんでこうしたんだろう。子どもたちのことと言うより、社会のムード的な話が中心になってるから。日頃、思ってること・気になってることを言葉にしてくれたって感じの内容も多かった。 「コミュニケーション力」 言いたいことを一方的に発信するのがコミュニケーションじゃない。むしろ受信力が弱まってないか、と。察する力。非言語的なものも含めて、全体から感じ取る力はどこへ? 「要するに」「結局」と一言でまとめちゃう限定的な理解の横行。これをされると、話しているほうは本当に無力感に襲われる。 「外界を遮断」 自分に関係ないものは、見えない、聞こえない、意味がない。こうしなきゃやってられないようながしゃがしゃした社会ではあるけれど、でも。 人とのかかわり、社会とのつながり、そういうのが根本的に違ってきてるんだねぇ。

    1
    投稿日: 2013.03.09
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    タイトルを見る限り育児書の類を想像しますが、内容はむしろ親に対する他者とのコミュニケーション、立ち居振る舞い、暮らし方の提言。子供を育てる前に、まず自分の姿勢を考えさせる1冊。

    1
    投稿日: 2013.02.09
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    子育てについてのhow to本ではありません。 多くの子供たちに関わってきた著者たちの言葉に教えられることが、今まで正しいと思い込んでいた事が、実はそうとも言えなかったようだということにも気づかされた。 「14歳の」とありますが、子どもの年齢に関わらず、とても参考になる一冊。

    2
    投稿日: 2013.01.02
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    まえがき-内田樹 第1章 道徳という「フィクション」を作り直そう 第2章 病気なのは親の方? 第3章 二極化する文化資本 第4章 「自分」は一つではない 第5章 教養とは「何を知らないか」を知ること 第6章 義務教育は十三歳までに? 第7章 エンタテインメントという「大いなる希望」 第8章 親は役割である あとがき-名越康文

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    投稿日: 2012.09.23
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    内田先生の本だけに単なるマニュアル本ではないだろう、とは思っていたけど子育てに関する内容すら越えてコミュニケーション全体に話が及んでる。 対談形式なのですぐに読めるし良かったです。 自分の思い通りになる子供を可愛いと思っていると、自然にそれ以外の所がみえなくなる。 それを繰り返すうちに逆に子供が親を見なくなっていってしまう。互いにコミュニケーションができなくなる。 自分の思い通りにいかないところが可愛い、って思うのが親なんだ。 って感じのことが書かれてて印象に残りました。 まぁ実際思い通りになんていかないでしょうからね。

    0
    投稿日: 2012.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    内田先生と名越先生が相思相愛というのがよくわかった(笑) まあそれは置いといて、私は中学生の親ではないですが、個人的には学ぶことが多く、勉強になる本でした。ただ対談形式で表記されているのでぱっと見わかりにくいのがちょっと残念。ホントに読んだ方がいい親や人はまず読まないし、理解できない内容だと思うけど、出来る限り万人にわかるようにこういう本は作って欲しい。 特に印象に残ったのは第8章 ・あんまり子どもをいじりすぎない ・叱るのは親の敗北 ・大事なのはルーティン(繰り返し)、世界に一つしかない花を咲かせようと焦って、土いじりを怠ると根をおろす場所がなくなる

    0
    投稿日: 2012.04.15
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    出産は得なのだそうだ。 子供を産むと、 母親自身の身体的・知的ポテンシャルは向上するし、 子育ての過程で人間的に成長できるし、 社会的パフォーマンスも上がる。 けれども実際の行政の出産育児を「支援する」という発想は、 「出産は苦痛で育児は苦役」というネガティブな前提でもって語られているため、 まったくインセンティブにはならない。 ふむ、納得できる。 たぶん結婚もそうなのだろう。 結婚は社会的にも人間的にも大きな効用がある。 うーん。 結婚とか恋愛について、 なんか色々考えがめぐるけれど言葉にならないなぁ。 また後で考えるか。 「知性は情緒の豊かさ」という言葉はなかなかクるフレーズですなぁ。

    1
    投稿日: 2012.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    14歳の子を持つ親ではないけれど、内田樹さんの本が読みたくて。 自分が読書スランプ期なため、なんだかちゃんと頭に入ってこなくて困った。これは、求めてる時期にもう一回読みたいな。 《「この人と私は抱き合ってるけれど、なんか気持ちが通じない」ってまとめるんじゃなくて、「この人とはなんだか気持ちが通じないけど、抱き合ってると暖かい」って考えたほうがいい》っていう考えかたは優しいなと思った。

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    投稿日: 2012.02.03
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    その年代の娘がいるので読んでみた本。 途中難しいところがあったけど、最後までとにかく読みました。 問題は子供にあるのではなく、親や周りの大人の関わり方、環境にある。 とりあえず、あんまり子どもをいじり過ぎない、ってことですね。 ・・・・って勝手に簡単にまとめちゃいけないんですよね。。。

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    投稿日: 2012.01.17
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    タイトルに即した話題は前半だけで、後半は結構脱線。 これだけの知識人二人が2年かけて話したのならそりゃそうか。 別に14歳の子を持つ親じゃなくても、例えば14歳の子が読んでも、大学生が読んでも満足できる内容です。 平易な文で、内田樹の思考に触れられやすいという点でも良書です。 1つの大きなテーマはまえがきの「子どもは何を考えているかわからなくて当たり前」だから、腹を括りなさい、ということ。 子に対して「訳のわかる存在であること」を強要している親が増え、 あいまいな言葉しか持たない子に「要するにあんたは、こうなのね」と言い、端数を切り捨てる。 二人の主張は「曖昧で、いいじゃない!」てこと。 いくら言葉に詰まっても構わない。 「トラウマなんです」と、シンプルな枠組みに還元しなくてもよい。 全部わかってしまったら、もう脳は機能しない。 家族の会話なんて何でも話さなくて良い、「風呂入った?」「まだ」なんてゆうルーティンがまず出来なきゃ話にならないよ、という なんか何でも答えを出そうとしてしまう人に対する警鐘のような内容でした。

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    投稿日: 2012.01.04
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    「14歳」という、とてもセンシティブで微妙な精神状態にある現代っ子の「心の中」を、大人であっても覗き見ることができる画期的良書。 現代の環境(社会的、家庭的)が・・つまり「氏と育ち」で子どもたちの教育を論ずるのは当たり前すぎるくらい当然の考察ではあるが、この二人の切り口はちょっと違う。抽象的になりがちな「精神論」をこれほど納得できる言説ができるのは二人が現代でも卓越した「日本人」だからである。 一番印象的に残った一文は「トラウマ」が話題になったところで 人間は記憶を改ざんしたり、忘れたりすることが前提なのに過去のある一点の出来事・・つまり「トラウマ」が今のこういう自分を作り上げているという安易な自分づくりに走ることに警鐘を鳴らしている。 「人間は過去を前未来形で語る」という言葉に頭をぶん殴られたような衝撃を受けた。

    0
    投稿日: 2011.10.28
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    決して「14歳の難しい子供たちをどう扱いましょう」というハウツー本ではない。が、うっ…と胸を押さえたくなる言葉がたくさん見つかる。手元に置いて、幾度も読み返したい。 相変わらず付箋でいっぱいにしたいウチダ本なのであるが、特に印象的だったのは「子育てに正解はない。一番大事なのはルーティン」。だいたい同じ時間に起きて、家族でごはんを食べて、寝るときは「おやすみなさい」を言う。そこからだと。 娘が通ったシュタイナー教育の幼稚園での勉強会を思い出した。

    1
    投稿日: 2011.10.22
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    内田樹先生と精神科医の名越康文先生の対談 対談は苦手なのだけど、14歳の子を持つ親として 途中でやめることができなかった 怖い内容で。 しかし、「病気なのは親の方」であり、 「利口組とバカ組の二極化」が進み、 「言葉が通じない人」が増える、と 脅すだけ脅しておいて、 対策がないってのは辛いですね。 名越先生のカウンセリングが対策? 親は酷い病気なのでカウンセリングもできないみたいに書かれてるし・・ うむむむ

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    投稿日: 2011.09.12
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     結構メジャーな二人による対談。「提言」みたいな大げさな感じじゃない。お互いの人生や仕事経験に基づいて、ちょっと親に対して「提案」してるような感じ。とっつきににくさは全くない。ルーティン・ワークの重要性を説明する際のたとえがすっごく分かりやすかった。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    教育に関することいろいろ。しかし教育に限ったものでもないし、14歳の子を持つ親に限ったものでもない。誰が読んでも、胸がざわつくところがあるだろうと思う。 うちの長女は公立中に行く予定。子も親も多様な方がいいと思って(&他にもいろいろ思って)の選択である。だから「均質性の高い集団は非常にストレスフル」というくだりを読んだときは、「やっぱり公立、公立。」と思った。が、そんな風に思うこと自体、少し気が弱くなっているのではないかという気がする。自信を持って選択しているはずなのだが。「へえ、受験しないの?まあ女の子だからね。」などと言われて、ちょっと動揺しているようだ。いろいろな意味で不本意…。

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    投稿日: 2011.05.25
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    名越康文さんは面白い先生だと思っていたけれど、それよりタイトルにぐっときました。14歳近い思春期まっさかりの娘たちのことを、もっとわかりたいと思って読み始めたけれど、彼女たちの理解というより自分自身を振り返ることになりました。 そのするどい洞察にはうなるばかり。 曰く、経済的な意味での二極化より深刻なのは知的な「利口組」「バカ組」の二極化。 曰く、オバサンの真実は情緒が小学校5、6年生か中学2年生で止まっている女性たちのこと。だから情緒の使い方が非常に粗雑で、「むかつく」と「かわいい」しかいえない。 親というのは役割である。ルーティンというのは植木鉢の土。 子育ては個(自分)育てと、改めて考えさせられました。  〈2011.05.03〉

    0
    投稿日: 2011.05.01
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    14歳の~としているのは、所謂少年犯罪なんかと絡めてるからなんだろーけど、なんだかそれで読者を限定してしまうにはもったいない内容。親じゃなくとも、というか、いっそ、14歳が読んだっていいのではないかなぁ。

    0
    投稿日: 2011.04.27
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    本屋さんに寄るのが好きです。30分でも時間があれば「何か面白いものはないかな?」と物色してしまいます。で、どんどん未読の書籍が溜まってしまうのですが。 本書籍は内田樹さんの名前とタイトルに、単純に惹かれてしまいました。 僕の下の息子も14歳。最近反抗期ということもあるのですが、それ以上に、彼らの年代のパターンであるとか信条みたいなもの、あるいは仲間との結びつき方みたいなものがよくわからなくて、思わず手に取っていた次第です。 なので、中身はまったく見ていません(笑)。目次も‥なので正直怖い気もするのですが、読み進めるとします。 以下、新潮社ホームページから。 内田樹氏が第六回小林秀雄賞を受賞! いま注目の論客がテレビでもおなじみの精神科医と語り合った「目からウロコの親子論」。 いったいこの時代に子を持つというのはどういうことなのか。「子どもたちの暴走」にどう対処すればいいのか……。思春期の子どもたちと日々向き合う精神科医と、「成熟」や「学び」について考えつづける仏文学者が徹底的に語り合う。役割としての母性、「子どもよりも病気な」親たち、「ためらう」ことの大切さ、脳と身体の関係など、意外な角度から親子の問題を洗いなおす。少しだけ元気の出る子育て論。 http://www.shinchosha.co.jp/book/610112/  購入済・未読

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    投稿日: 2011.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    http://big-river.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/14-e3d8.html お二人とも、一応「教育」というトピックについて語っているんだけど、 そこにとどまらず、人間とか社会という大きい枠組みがいつも見えてて、 かつご自身の体験に基づいたリアルな実感を伴う話も多くて、 big pictureとsmall pictureの行き来が心地よい。

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    投稿日: 2011.04.14
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    タイトルからすると、「親」に向けた教育論ということになるのだが、実際にはもう少し話題は広く、家族のことだけでなく、教育やコミュニケーションについて考える、おもしろい対談だった。

    0
    投稿日: 2011.02.06
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    「今の日本の学校教育の現場では、シャイネスはネガティブなものとしてしかみなされない」の発言にドキッ。終わりの方の音楽に関するギャップの話が面白かった。

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    投稿日: 2010.11.22
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    いやー、最近は内田樹関連の本しか読んでないな(汗。これからも当分そうかもしれない。 対話集だし深く考えずさらっと読んだので、特に熱をもってレビューする気もわいてこない。普通に面白かった。大事なことは「距離感」と「肩を張らないこと」かな。別にそんなことを直接言ってるわけではないけど、内田樹はどの本でも一貫してそういう姿勢だから(おっと、何でも「大事なこと」という名のもとまとめてしまうの良くないな)。名越康文は最近流行りの精神科医なんだっけ?雑誌とかでたまに見かける。二人は仲の良い知り合いでした。 対話集独特の、相手を肯定しあいながら対話が進む雰囲気(それが対話の基本的な文法なんだろうか)がイヤじゃなければおすすめします。 子どもを持つような年になったらもう一回読んでみるかな。それまでとっておこう。 (2006年05月20日)

    0
    投稿日: 2010.08.02
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    家族での対話の基本は生理的な快の提供と不快の除去にある。 コミュニケーション受信感度の高い人は出世する。

    0
    投稿日: 2010.07.25
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    超えてはいけない一線があるのではなく、「超えてはいけない一線が私たちの内部に実在するということにしませんか。」ともう一度道徳と言うフィクションを再構築しないといけない。 私も親を殺したいと思った。でも殺したら自分の方が損だなと思って、何くそ!と戦ってきた。きっと、子供のころにそんな風に考える人は少なくないのではないか。だから、少年犯罪は、特異なことだと型通りに決めつけるのはおかしい。 だから、子供達がそのような犯罪を犯さないように人を殺してはいけないという道徳を親が教えなおして子供達の心に再構築すればいい。 「ルーティン(躾)は大事」植木鉢の土と同じで練れば練るほどよい花が咲く。「親は役割」母性の幻想に惑わされず、フィクション(親)を演じればいい。 「おばさん」って女としてあがっちゃっているからではなく、前思春期の状態から思考が止まって女同士牽制し、嫉妬し、見栄張り合うから。前思春期とは、異性との恋愛の予行演習に同性同士で深い友情を築く大事な時期。 我が家のレゴくんも大好きな親友の男の子と仲が良くてちょっとママとしては理解しがたいと思っていたが、自分の前思春期も同じだったことを思い出した。成長過程で必要な時期なのだろう。 でも私は思春期を終えた、色気のある女性になりたいな。

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    投稿日: 2010.07.16
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    長男が反抗期の頃(14歳)に読みました。母親の言うことを無視しようとする「自分の子供」について、どう理解したらいいのか分からなかったからです。この本は、日本の親たちに「新しい覚悟」「新しい希望」を与えてくれます。

    0
    投稿日: 2010.06.14
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    言いよどむことはわるいことじゃないんだと、うまく言葉がつなげない自分に安心しつつ、 言いよどんだ人の話を聞けない自分に反省。 子供がいてもいなくても、相手が子供でも大人でも、対人関係の基本を教えてくれる。

    0
    投稿日: 2010.02.09
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    最近の子供たちは自分の感情を表現する語彙をほとんどもっていない、むかつくとかわいいしか言わないなど今の若者の問題を掘り下げています。 そういう子供を作るのは親だという流れ。 精神科医の名越さんは臨床の中で問題のある子供は8割がた親の問題と述べています。 子供が一番かかわるのは親ですから確かに影響力は絶大です。 私は親が問題なのは今の社会が押しつけてくる生き方や価値観にあると思っています。 お金や競争中心の価値観の中では差は増えて、個人主義に走る傾向は止められないでしょう。 それでも社会のせいだと責任転嫁することもよくないと私は思います。 ではどうしたらよいか。 個人が自分で考える力をつけることが大切です。 そのためには本を読むことが一番ではないでしょうか。 様々な本を読むことで視点の幅が広がります。 よく言われることですが、周囲を変えるにはまず自分を変えるということです。

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    投稿日: 2009.12.09
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    子供はいろいろとシグナルを発しているのに、母親はそれをシステマチックに無視する。でもその子の中の承認可能な部分についてだけは,反応する。成績がいいとか、スポーツがうまいとか。でも、子供が弱っていたり、苦しんでいたりするシグナルには反応しない。そういうメッセージは母親の子育ての失敗にたいする言外の非難を含んでいるから。そういう受信したくないシグナルだけは選択的に無視する。自分が許容可能なメッセージだけは受信する。都合のわるいシグナルは自動的にただのノイズに変換されてしまって、もう人間の声としては耳に届かない。傍らにいる人間を選択的に透明にしてしまうマナーを子供たちは自分たちを平気で透明にしてしまった親から学習しているのではないでしょうか 今の母親達は、あえて可聴音域を狭くして、聞き取れる範囲を絞り込んで、その中で整合的なメッセージだけを聴き取ろうとする傾向がすごく強いと思うんです。 親がどう思っていようとも、子供が親の思う通りに育つことなんてまずないです。

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    投稿日: 2009.10.30
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    投稿日: 2009.07.05
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    内田樹と名越康文(精神科医)との対談本。タイトルから分かるように、この本は子を持つ親向けの本。いろいろなところから親子の関係、社会の変化などを語り合っていた。親子の関係については、親が子どもをコントロールしようと思っても駄目で、きっかけや道しるべを示して、後は自然にまかせるしかないのだなと思った。内田樹の白黒つかないけれど説得力のある意見がよいなと思う。

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    投稿日: 2007.12.23
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    14歳の子供なんていないけど内田先生が好きだから買ってしまった。「子供たちの暴走」を前に子育てに自信を持てなくなってしまった親を読者として想定しているようではあるが、実際子供のいない自分でも読めた。言ってることもわかる。でも、やっぱり親になってみないと拾えない「発見」がいっぱい転がっているんだろうな…とも読んでいて思った。「知性は情緒に現れる」これだけは覚えておこう。

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    投稿日: 2007.09.06
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    「敬意」というのは子どもの成長過程において必要な要素という話が一番、納得出来ました。内田作品で一番、面白かったかも。

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    投稿日: 2007.05.08
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    明瞭な意思表明よりも口ごもるシャイネス。 言葉にならないことを恥じ入ることは美徳。 敬意をもって接することでしか、敬意は与えられない。 時間に限界があると知った時、人は善を為す。 常に感情が行為に先行するわけじゃない。行為が感情を形成してゆくことがある。

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    投稿日: 2007.01.17
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    思春期の前の「前思春期」の時期に同姓との間にいかに濃い時間を過ごすかという事が大切だという理論には感激しました。 その時間がその人にとってよりよい思春期を迎えるにあたってとても大切だと言っています。

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    投稿日: 2006.11.14
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    教師を目指す自分にとって、なんだか題名が意味深だったので手にとってみた本。 この本では、子どもに親や教師はどう接していけばよいか、どう接するべきかが現代の子どもの問題行動などをもとに書かれている。 この本は、問題があるのは子どももそうだが、むしろ親や教師側にあるのではないかという視点で書かれている。とても分かりやすく、おもしろい。 形式は、内田樹氏と名越康文氏の対話形式となっているので読みやすい。

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    投稿日: 2006.09.06
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    おとうさんの母性の話(うろおぼえ)が重要だと思います。そうそう、母性ってあとからついてくるものだと思う。勝手にわきあがってきたと言っても、それは子どもを見てからだったもんな、私。

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    投稿日: 2006.08.23
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    内田と精神科医名越との対談集。面白いんだけど、放言集と言えなくもないというか・・。いわゆる子育て論と思って悩める親御さんが読むのは薦めない。面白いけど。

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    投稿日: 2006.08.18
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    本人も言っているように、内田樹はその著書において何度も同じことを言っている。全部まとめろよと言いたくなるが、テーマによっての差異が重要な気がするので仕方なく読んでしまう。同じ部分は、いわば水戸黄門の印籠のように、なくてはならない大いなるマンネリのような気もする。この本は精神科医である名越康文氏との対談であり、タイトルがタイトルなので、思春期の親子関係に特化された本であろうと思いがちだが、一見特化しているとは思えない内容である。というより語り手が特化する気がない。ひいき目に見れば、特化してはいけないだろうという配慮のもとだろう。あとは読者が自分で引っかかりを見つければいいと言うような。つまり、この本自体を評価しても批評してもしかたなく、そこから思春期の親子関係に対する考え方のとっかかり(ヒントではない)を見つけるべく心構えて読む本だ。そして僕はいくつかのとっかかりを見つけた。それをどうするかはまだ分かっていないけれども。

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    投稿日: 2006.01.06
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     題には14歳の〜と書かれていますが、本当に当てはまる人は、読むのに根性がいるかもしれません。鋭い指摘を受けると、人間って拒否的になったり、逆に煽られたりしますから。  でも、子どもがいるいない関係なしに、読んで考えて欲しいなあと思いました。  

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    投稿日: 2005.06.15
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    内田氏、名越氏の対話の流れに引き込まれて一気に読めた。もちろん子育てのハウツー本ではない。子育ての覚悟を決めるための本かなぁ。

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    投稿日: 2005.04.25