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powered by ブクログ好きこそものの上手なれ、を実感する。 多数の言語を学ぶには膨大な時間が必要なので、それを出来るか否かで結果が変わる。 また脳の作りとしても、使わない情報は記憶から消えてゆくため、実用性という意味でも、一度学べばOK問いわけではなく、維持が絶対必要になる。もちろん、一度マスターした言語は、筋肉のようにまた再学習の際に一気に取り戻しが可能でもあるが、それにもブランクに応じた時間が必要になる。 本書の最後に書かれているように、言語は単語で覚えても使いにくく定着もしにくい。実際に仕えるフレーズとして覚える必要がある。 文法、要となる少数の単語、数字、あとは重要なフレーズがいくつかあれば、結構な会話は出来てしまうもの。 そこから先に進むかどうかは、必要性と、趣味の世界だろう。
0投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログDMM。アカデミックな素養はありつつも学者としてではなくただたくさん言語を知り読み書きしたくてしてきた人の学習法や身辺記録。学習のハード面で苦労してる事の大半はノイキャンイヤホンやテキストを自炊してiPadを使うなどで解決できる気もするけど20年ほど前の著作なのでその辺はまあ。「目の前に訳の分からない、手も足も出ないテキストが存在するというのが我慢出来なかった」というくだりに共感してしまったので私も同じ穴の狢なのかもしれない。やりたい言語はやれるうちに。文法のまとめ方など学習法は役に立ちそうなところがあったので参考にしたい。
0投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ図書館で借りた。 色々な言語を学び尽くしたい!って人の自伝的な本。 私も「○○語ってどんなだろう、面白そう~」と図書館で手に取ったりはするものの、ここまで本格的に学ぶということはないし、飽きる。この著者はそれをひたすら突き進んだというもの。 この著者の場合、あくまで「言語」に興味があるのであって、「その言語でその国の人と交流する」ことには、それほど興味が無いみたい。それがこの本のまた面白い点にもなっている。 ここまでくると、「学ぶとはどういうことか」なんて考えさせられる話。
0投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログ学生の頃から様々な言語に手を出してこられたという井上孝夫さんの言語との付き合い方。 どんな風に勉強してきたかや、どんな風に多言語が生活に根付いているか。 全てを流暢に、なんてできないけれど、色々な言語を知っているからこそ気づけることや広がる世界観など、多言語学習の面白さ、大変さについて。 私も少しずつでもいろんな言語を頭に入れていこう…
0投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログ非常に楽しく読めた。語学への興味を刺激してくれるし、豊富なエピソードが紹介されて、具体的な勉強の仕方が分かるようになる。これを読むと、苦痛なところが多い語学の勉強が楽しく感じられる点が素晴らしい。私は熱心に英語を勉強したので、どの言葉も時間をかけて、がむしゃらに勉強しないといけないと思い込んでいた。その思い込みを取り去ってもらったのが有難い。基本的な単語や挨拶を学ぶだけでも、新しい世界が自分の前に広がっていくのだ。細切れの時間を使った勉強法なども書かれていて、実際の語学の勉強に役立つ。
0投稿日: 2017.04.13多言語習得の方法論を求めている方にはおすすめかも
個人的には、世界の言語を面白く紹介する内容を期待していました。オムニバス的に様々な紹介するだけでなく、どちらかというと多言語習得のノウハウ、方法論に重きをおいた内容になっています。実際に多言語習得を目指している方には参考になるとおもいます。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ趣味としての外国語学習の楽しみ方や実践的な学び方を紹介。筆者は100言語以上を齧った校正者。言語を学んで行く過程やそれを使うのに喜びを感じて人生を豊かにして欲しいと。
0投稿日: 2014.12.17
powered by ブクログマイナーな言語の紹介が多いです。 長年かけて100以上もの言語を学んでこられた著者オリジナルの言語学習法は参考になります。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ永遠の憧れ、多言語習得… 著者は100以上学習したとか。 まあ、100は無理なんですが、 あくまで素人目線で書いてあるので、参考にできる点も結構あります。 今の私の言語習得状況は… 日本語(ネイティブ) 英語(高校レベル) 北京語(中学レベル) 朝鮮語(小学校レベル) 英語以外は、一番取っつきやすいのから行っちゃってます。 本文にも書いてありますが、世界の言語を分類すると、 日本語は膠着語、英語は屈折語、中国語は孤立語というわけで、 この3大パターン全てに習熟するのは、中々意義があるんじゃないか?と… 他の地域の人が手を出しにくい中国語も、漢字を手がかりに、 日本人には学習しやすいというメリットがあります。 そして、朝鮮語は同じ膠着語。 日本人には、かなり学習しやすい言語です。 ぼちぼちがんばろうと思います。 著者のように、マニアックな言語に手を出すのは、なかなか難しい~。 けど、憧れる~。
0投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログ不惑を過ぎると、人生の残り時間を意識するようになる。地球上に存在する数千の言語の一つ一つがそれぞれ固有の宇宙を持っているわけであり、ただ一つの言語でさえ、人生の全てを賭しても汲みきれないほどの広大さを有している。とすれば、世界中の言語をくまなく学んでみたいと思ったところで、その果てしなさに眩暈を覚える。 筆者は100以上の言語を学んだというから、筋金入りの言語マニアであることは確かだ。でも、言語によって学んだ深さはまちまちだろうから、それがどの程度凄いことなのかは分からない。実際、いくつもの言語を学ぶと、未知の言語に出会ったときでも、文法の概略を知ることは容易である。人類の言語には、どれもある程度の類似性があるからだ。しかし、語彙が壁となって立ちふさがり、結局、喋ることはできない。 筆者の言うように、日本人は多言語を学習するにあたってアドバンテージがある。日本語は英語から著しくかけ離れた言語であるから、英語さえ修得してしまえば、第3の言語に挑むときのハードルはぐっと低くなる。それに、日本語を超える複雑な表記体系をもつ言語は、世の中に存在しない。 筆者は、文学作品を鑑賞することに甘んじていて、ほとんど会話の実践をしていないようである。驚くべきことに、ヨーロッパには一度も行ったことがないという。実に勿体ないことだ。私はやはり、語学は喋ってナンボだと思う。私は、日英韓に加えて、少なくともスペイン語・フランス語・ロシア語を使い物になるレベルにまで持っていくことを夢見ている。(とはいえ、第3言語で既に息切れしている状態なので、かなり道は険しそうだが・・・。) 語族・語派の代表を1個ずつ学んでいくというやり方は、まさに私が実践しようと思っていたことだ。不幸にして、アクセスしやすいメジャーな大言語は、地球上の言語の著しく偏ったサンプリングになっている。そういう似た言語をいくら学んでみたところで、言語の多様性を理解したことにはならない。よって、第一段階として、インドネシア語・フィンランド語・トルコ語・アラビア語を学び、しかる後に、ベトナム語・タイ語・モンゴル語・グルジア語・スワヒリ語・ナバホ語・ケチュア語・エスキモー語あたりを学んでみたいと思っている。しかしその前に、音声学を一度きちんと学んでおくべきかもしれない。
0投稿日: 2012.10.19
powered by ブクログ【18】 客観視しながら読む分には、そこそこ面白い本。だが、あくまで言語学習が目的で、その副産物として世界の文学やらを少しだけ原作のまま読めたらなぁというスタンスが気に入らない。言葉は使えてなんぼ。手段であって目的ではない。 【読書終了:07/07/31】
0投稿日: 2010.05.12
powered by ブクログ会社勤めをしている著者が、100以上の言語をどのように学んだかについての体験、学習法や読者へのアドバイスが書かれている。専門的な知識はないが、これから多くの言語を学びたいと考えている私にとってはためになり、淡々と、でも愛情を持って言語を学び続けてきた著者の姿勢に感銘を受ける本であった。 著者が人生のそのときどきでどのように学習時間を作り出していったか、ときに作り出せなかったかという体験談は、それが言語でなくとも、趣味として何かを続けていこうとしている者にとっては励まされる部分であると思う。 どの言語から学び始めたらよいかというアイデアは、言語同士の関係性を踏まえて書かれており、どこから手をつけようか迷っている私のような者にとっては大変参考になったし、文法ノートの作り方なども、大学で言語学を専攻し、多くの言語を学んだ著者の知識が生かされている。具体的な書名を挙げて、入門書などを推薦しているのもありがたい。 文法書と辞書の選び方のところで、「初学者に対する愛情を欠いた本は、入門書の名に値しません」と言い切っているあたり、著者の言語学習に対する思い入れが感じられる。22の言語を取り上げたコラム「心にかかる言語たち」も楽しめる。
0投稿日: 2010.02.23
powered by ブクログ言語学習マニアの筆者がどのように世界の言語を学んでいったかをつづっている.ミニコラムで「心にかかる言語たち」として,世の中のいろいろな言語が紹介されているのも面白い.
0投稿日: 2009.12.20
powered by ブクログ言語学の専門家ではないが、東大の言語学科を卒業して、学生のころから30年くらい(?)で100を超える言語を学習するという、まさに外国語学習を愛する著者による体験談、アドバイス。 様々な言語を学ぶために、学生時代はバイト代を外国語学習のための本や辞書につぎ込んで、社会人になってからも電車の通勤時間を、確立されたスタイルで語学学習の時間を有効活用し、そして何よりも、様々な言語の学習を楽しんでいる姿勢が、とても羨ましいと共に、自分が恥ずかしくなった。というのもおれ自身は、一応言語学をかじり、とりわけ様々な言語にアクセスできる状況にあるのにもかかわらず、すぐに訳本に頼ろうとする、活用の多さに挫折…など。個人的に著者の姿勢から学ぶことはたくさんあり、こういう人こそ言語学の専門家になれば良いのに、という余計なことまで思ってしまった。 さすが多言語学習愛好家だけあって、外国語学習のコツや要領はなるほどと思わされる。「無駄のない学習(「習うべきところは習い、慣れるべきところは慣れよ」)」「耳通し」、「共通文法カテゴリーの作成」…などなど、決して語学の天才しかできない離れ業ではなく、外国語に興味のある誰しもが楽しんでできることを紹介してくれている、非常に読みやすい本。
0投稿日: 2008.07.23
powered by ブクログまったく、なんて人だ。あらゆる言語を勉強しまくる、「言語オタク」。研究のためではない、あくまで「アマチュア」として自らの楽しみのために言葉がある。きっとこの人にとって、言語は壁などではなく、あらゆる世界への入口と写っているのだろう。様々な勉強エピソードと、言語にかんするコラムが程よく混ざり、読み物としても楽しい。こんな風に、言葉に向き合ってみたいものだ。
0投稿日: 2008.03.11
