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黒猫の接吻あるいは最終講義
黒猫の接吻あるいは最終講義
森晶麿/早川書房
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総合評価

70件)
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25
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5
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    2作目と知らずに読んでしまいました。特に続いているお話ではなかったので問題なく読めました。 バレエを題材にしているのですが、芸術に対する考察が難しく感じて入り込むことができませんでした。 自分には向いていなかったようです。 時間をおいて機会があれば、このシリーズの別の作品を読んでみようと思います。

    16
    投稿日: 2023.12.22
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    黒猫シリーズ二作目。今回は長編。相変わらず私の知能では理解できない講義が繰り広げられてますが、そんな浮世離れした雰囲気も好き。そんな雰囲気の中、語り手「付き人」の俗っぽさがいい味出してる。二人の距離感もなんだかいい

    0
    投稿日: 2021.05.23
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    難しい 笑 でも今まで読んだことない類のミステリー小説ではあったので、読み進めるのに苦労はなかった。 黒猫シリーズ前作ぬこの読解が必要なのかと思うと少し気が進まないけど、それでもよんでみたいかな。

    0
    投稿日: 2021.02.24
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    真善美は、アリストテレスの時代から、複雑にこんがらがって、切り離せなくて、それぞれに密接に関わり合っている。

    0
    投稿日: 2020.01.12
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    黒猫シリーズの第2弾は、連作短編だった「黒猫の遊歩」や「黒猫の刹那」と趣を異にする長編ミステリ。 黒猫と付き人が観ていたバレエ・ジゼルの第一幕で起きたハプニング。5年前、同じ舞台、同じ演目でプリマバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。それに関して、なにやら隠し事をしているような黒猫の関わるなという忠告を無視し、事件を調べ始める付き人。 ジゼル、ポオ、ガラスアートを絡めた黒猫の最終講義が始まる・・・ 相変わらずの美学の講義は難解で理解不能。前回までは短編だからそれもうまくやりすごしたものの、今回はバレエも不案内なうえ、長編の真ん中あたりは美学的な論考が大部分を占め、かなり苦痛。 気になる黒猫と付き人の関係がやっと最後で描かれキュンとするも、黒猫はフランスに行ってしまう。 あ~二人の関係はどうなるのか。 それを見届けるためだけに、また次の作品を読むんだろうな~

    0
    投稿日: 2019.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり小難しい。だがそれがいい。 芸術を「見る・感じる」だけではなく、「理解をする」ということはこういうことなんだなと本当に思う。そしてそれはけっこう大事なことなのではないだろうかと思うし、その感覚は何事にも通じる。 それを学ぶためにこの本を読んでるわけではないんだけども(笑)、それを自分の中に落とし込まないと、ミステリーとしても理解できないのだから、しょうがない。 ただ、そのせいなのかどうかはわからんが、登場人物の熱量はなんとなくみんな低めな気がする。そうすると同期の部分で弱くなりがちに感じられて、そこが難しいところかもしれないなぁ。

    0
    投稿日: 2018.06.27
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    【あらすじ】 黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの事件の関連を気にする付き人。しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないよう忠告するだけだった。仕方なく付き人は一人で事件に挑むが…ジゼル、ガラスアート、ポオを絡め、二度の事件を結ぶ図式が見えたとき、黒猫の最終講義が始まる―。 【感想】

    0
    投稿日: 2018.01.20
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     実質再読。初めて読んだときは内容の半分も理解できなかったけど、今回は8割くらい。「ベレニス」と「リジイア」を読んだことも理解の助けになったのかも。  今回は黒猫を追いかける付き人が特に多い。黒猫の過去、本当の黒猫、そして未来……。黒猫も必要な言葉が少ないけど優しい。この後の2人を知っていると更に今回のこの2人の対話は大事なものになると思った。

    0
    投稿日: 2017.11.19
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    図書館で借りた本。 シリーズ2作目。長編。ストーリーはすっと入ってくるけど、美学の話が難しいのか、読むのに時間がかかった。

    0
    投稿日: 2017.03.27
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

    付き人が黒猫の過去を少し垣間見る巻、この二人研究に関しては色々饒舌に話しているのに二人の関係のこととかはなかなか前に進まないのかわざと進めないのか。付き人は黒猫に聞くことができずに色々動き始めたがためにあんなことに、それにしても黒猫の知り合いはやはり曲者。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    黒猫シリーズ第2弾(発売から言うと、間に1冊あるらしい…)。第1弾が短編集だったので、そのままの流れかと思いきや、まさかの長編。バレエ演目の「ジゼル」に沿った5年前の主役の不審死と、同じ演目を演じることになったプリマを巡るミステリー。頭を切り替えながら、読まなければならない短編と違い、文章の癖も分かってきて、一気読み。とにかく「美学」に則り、謎を解決していくところから、犯人の動機に寄り添えない部分はあるけど、黒猫と付き人の話として読めば、結構面白い。続けて読むことは決めているけど、2作目にして黒猫がパリに行ってしまうことになり…この後の展開はどうなるのだろう?

    2
    投稿日: 2016.12.22
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    2016.7.29 読了 相変わらず 何 言うてるのか わからん。。。 わかったような、 けど、半分も理解できてるのか。。。 二人の感情のやりとりのとこだけです。 興味のあるのは。。。(笑) けど、物理的に距離のあいてしまった ふたり。 どうなるのかな?

    0
    投稿日: 2016.07.29
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    物語はとても面白いんだけど、なんかモヤモヤするのはプラトニックすぎるからだろうか。 最終講義ということなので、このシリーズ最後かな…まだ読みたい!と思って調べたら続編がありそうなので、こうなったら2人がどうなるか読み届けねば。

    0
    投稿日: 2016.05.05
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    2015-137 二人の距離感が好き。 相変わらずの美学講義は全然理解できないけど、それでも面白いです。

    0
    投稿日: 2015.12.19
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    前作は短篇集の代わりに今回はたった一つの物語を中心として語った。相変わらずな雰囲気が、登場人物の美意識や愛のこだわりが絡み合い過ぎて、逆にストーリー性が蒼白になって様な感じ…

    0
    投稿日: 2015.12.14
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    2人のバレリーナが同じ演目の同じシーンで事件が起き、そこから謎を解明しようと彼女がひとりで首を突っ込んだ結果、巻き込まれていくお話。突っ込まされたというのが正しいけれど、この二人の関係がもどかしくて小難しいこととか時には捨ててくれと言いたくなります。最後のおくりものにはきゅんとさせられましたが。

    0
    投稿日: 2015.04.27
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    『黒猫の遊歩あるいは美学講義』続編。前作は短編集だったけどこちらは長編。前作は短編ゆえ、ポー談義を入れるとどうしても内容よりそちらに目が行きがちだったけど、今回は長編にしたことでポーがうまくエッセンスになっていて前作よりもこちらの方が何倍も良かったと思う。文章も読みやすくなってるのかな?前作で黒猫の性格定義がなされているからかな?内容は『金田一少年の事件簿』に出てきそうな事件だったけど、面白かった。次回作は黒猫帰還…あるのか?2012/457

    0
    投稿日: 2015.04.16
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    感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-248.html

    0
    投稿日: 2015.02.06
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    黒猫シリーズの2作目。 1作目で雰囲気が好きになりすぐさま読んだ。 あれですね。 遊動図式わかんねえ!この講義聞きに来てるひとたちどんな思考なの・・・。 でも今回は、付き人がメインで黒猫の講義が少なめだったので、ちょーーっと読みやすかった(笑 付き人が気づいてないだけで、黒猫は愛を語ってると思う、のはわたしだけだろうか。シリーズの続きがたのしみ。

    0
    投稿日: 2015.02.01
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    バレエと美学の組み合わせ。最終講義なんてタイトルに入っているのでシリーズ最後かと思ったがそんなことはなく、いつも通り付き人と黒猫の関係は続いていく。今回もというかシリーズ一貫して黒猫が付き人を導いている。そもすれば上(立場的にも)に立っているが、ところどころに認め会っている感じが漂っていて研究者としての期待をも含んでいる気がする。

    0
    投稿日: 2015.01.29
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    黒猫と付き人はあいかわらず。 バレエをめぐる美学講座とミステリー。 一気に読んで、次も読みたいと思い 星4つつけたものの、 おもしろい?と、問われたら んー…まぁ…と、あいまいな感じ。 内容というより読む楽しみがある本。

    0
    投稿日: 2014.11.16
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    黒猫シリーズ第2弾。 前回の短編と違い、今回は黒猫と付き人が観に行ったバレエでのアクシデントから始まる長編。黒猫大学時代の同期、塔馬が登場。 相変わらず2人の関係はもどかしい。次作気になる。

    0
    投稿日: 2014.09.04
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    恋愛要素が濃すぎて微妙。もっと控え他方が良かったと思う。それこそ匂わす程度。直接的な表現は皆無でもよいと思う

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    投稿日: 2014.07.23
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    長編になったことで、美学講義よりも恋愛感情がちらちらしている、かも。 黒猫と付き人の関係はやっぱり曖昧で、終盤までそうかな?そうじゃないかな?って距離感が続きます。 踏み出してくるのは今回も黒猫。 ただ、私の頭が悪いせいで黒猫の講義がよく分からない……という…orz

    0
    投稿日: 2014.06.18
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    シリーズ2冊目。美学講義の割合が少ない分、長編でしたが、前作より読みやすかったです。 事件は、とても悲しいもので、動機もこの作品ならではの解釈だなと思いました。黒猫と付き人の関係も、今回はすれ違く、どこか離れ離れになってしまってもろく壊れてしまうのではないかと思ったけれど、ところどころに、黒猫の付き人に対する想いのようなものが表れていて結果的に少し近づいたのかな。遠距離となってしまう黒猫と付き人だけれど、次作ではどうなるのか気になります。

    0
    投稿日: 2014.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作同様、緻密な論理と読めない展開が面白かった。ガラスの解釈が印象的。読み終わって少し怖くなったが、続けて読んだ3作目で緩和された。

    0
    投稿日: 2014.02.03
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    やっぱり黒猫の講義はムズカシイ。お手上げ(;´Д`A。黒猫に負けず劣らず、バレリーナもガラスアーティストも芸術家の思考回路は、ようわからん。そんな事は置いといて、黒猫の気持ちを量り切れず、ジタバタして突っ走ってしまう付き人ちゃんと何でもお見通しの黒猫との関係性萌え~♪なのであった。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    事件も黒猫の講義もとても面白いのに、心残りがあるとすれば、黒猫の講義の半分も理解出来ていないあたりか。あぁ、自分の学の無さが恨めしい。

    0
    投稿日: 2013.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『黒猫の遊歩〜』の続編。今回は長編で、二人のプリマをめぐる事件に、黒猫と私が巻き込まれていく。 探偵役として「私」の単独行動が多く、美学論議が少なめなので前作より読みやすい。 そして、前作以上に恋愛要素が多め。なかなか進まない二人の関係がじれったくもあるけど、ラストは黒猫流の愛情表現とも取れ微笑ましい。次作も楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.12.13
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    読み終わりました! 最高に面白かったです。 エドガー・アラン・ポーの本、ますます読みたくなってきた(笑 ラストにキュンとしました。付き人ちゃん可愛いし、黒猫カッコいいし、今まで読んだ本で一番面白かった

    0
    投稿日: 2013.11.27
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    1巻目よりは理解できた気がする。長編になっていて、恋愛もの? バレエの描写が丁寧で、見に行きくなる。黒猫と付き人の関係がいい感じ!

    0
    投稿日: 2013.10.23
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    掴まえたと思ったら、逃げていく。論理も恋も猫の歩みのように優美で掴みどころがない。今回は長編。バレリーナとガラス。儚い。脆い。透明感、やっぱり美しいのだ。黒猫のすべてが、付き人ちゃんへの愛を物語っているのにそれに気づくのは物語の外にいる我々だけ。前巻に続きまして、黒猫は!いいかげん!付き人ちゃんへの愛を言葉にしなさいよ!

    0
    投稿日: 2013.10.18
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    黒猫かっこいい!一作目が短編だったため、だから読みやすかったのかな・・・?と二作目長編に少し不安を持っていたが、面白かった。メインのキャラもいいが、黒猫の友人が才色兼備ぞろいなこととか、才能があるからこその考え方苦悩などがわかりやすかった。本作の本筋であるバレリーナ等の話に加えちゃんと黒猫と付き人の関係が変わっていくのがよかった。三作目が楽しみ。続いてほしい。

    0
    投稿日: 2013.06.25
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    「黒猫」と付き人第二弾。今回は長編。 うーむ…やはりミステリーよりも美学重視?あと恋愛?ミステリーというより、二人の行方が気になって読んでいる。 装画はかわいらしい。

    0
    投稿日: 2013.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。 ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの次元の関連を気にする付き人。しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないように忠告するだけだった。 仕方なく付き人は一人で事件に挑むが……。 黒猫シリーズ2作目。 今回はバレエがメイン。謎と、進展はしないけど恋愛要素もかなり高め。 相変わらず文章が美しく、透明度が高い。美学談義も謎も、ひとつの作品を構成するための要素でしかない、というほどのまとまりを感じる。 しかし、その分、登場人物の感性がアーティスティックすぎるというか、観念的すぎるというか、読者が置いてきぼりにされてしまう部分も多いにある。結局黒猫の「遊動図式」の講義もよくわからなかったなあ。 美学談義まわりの話は読み飛ばしがち。あといまだにポオを全く読んでいないので、ポオの作品についての解説はふーんと素直に読んでいる。うまいこと作品の一部にポオの話を落とし込んでいるなあと。(ポオの作品の解説ありきで話作りがスタートしているのかもしれないけど) 結局、相変わらず振り回されまくり巻き込まれまくりな付き人ちゃんがかわいい。

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    上質なワインを飲んでいるかのような気分を味わえるミステリ。 美しくておいしいけれどちょっと渋くて読み終えた今はほろ酔いの心地よさ。 作品全体からグラス越しに見る景色のような透明感を感じる。 これも透化運動? 前作は短編集だったけどこのシリーズは長編が向いてる気がする。 美学講義もよかったけれど今作の方がわたし好み。 さて、パリに行ってしまった黒猫とその後の付き人との関係は如何に? 次を読むのが楽しみだー

    0
    投稿日: 2013.03.03
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    図書館にて。 相変わらず安楽椅子探偵を気取る黒猫だが、今回はちょっと面倒くさいヤツ…と思ってしまった。 人はそんなに、思う通りに動くものなのかな。 前作よりちょっとラストが待ち遠しくなってしまった…。

    0
    投稿日: 2013.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    GL 2013.1.20-2013.1.27 なんでしょう、この現実離れした設定は••• ミステリというより恋愛小説。

    0
    投稿日: 2013.01.21
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    黒猫シリーズ第二作! 第一作の「黒猫の遊歩・・・」よりも、長編でしかも読みやすい。 バレエの「ジゼル」について書かれていて、バレエのことを全く知らない私でも何とか読めました。少し、知っていた方がより読みやすいのかもしれませんが。 バレエ「ジゼル」を「黒猫」と「付き人」で鑑賞中、ダンサーが倒れる事故があった。 5年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。 その事件の謎を解くために、黒猫の手を借りずに付き人だけで調べていく。 しかし、黒猫が亡くなったバレリーナと同居していたことに動揺する付き人。 恋心を抱く付き人、黒猫も彼女(付き人)のことが気になっているのかどうか分からないが、あっさりした恋愛でまたそれが魅力的。 事件も気になるけれど、二人の関係がどうなっていくのかが、魅力な第二作目でした。

    5
    投稿日: 2013.01.16
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    「ガラスは存在を認められながら、一方で透明であることを求められる。」 美学が核となっていて、理系なものとは全く異なった推理のミステリー。

    0
    投稿日: 2013.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作で美学の講義がよくわからなかったのに2作目も読みました。やっぱり今回も美学の部分はよくわかりませんでした。さらに今回はバレエの知識もあったほうがいいみたい。あまり理解できていない割には好きなシリーズです。 3作目も頑張って挑戦します。

    0
    投稿日: 2013.01.06
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    バレエ「ジゼル」を題材にした美学ミステリー。 黒猫と付き人のやりとりがもどかしい。次回作が気になる。

    0
    投稿日: 2013.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    黒猫シリーズ、2作目。前作の”黒猫の遊歩~”は短編集だったが、今回は長編となっている。前回はどちらかというとポオ作品ありきの展開だったが、今回は彼らの周りで起こる事象ありきのポオ他作品という印象が強い。しかし、やっぱりバレエ”ジゼル”がメインといえばそうなのかもしれない。また、今回は作品全体を通してこの”ジゼル”がネックになっており、事件も5年前に起きたプリマドンナの死がキーになっている。1巻目より、”黒猫”を”私”がただの腐れ縁ではなく、恋心を抱いていることを自覚しながら動いているので、読みやすくなったように思える。相変わらず、黒猫と”私”、または教授陣や塔馬との会話や推論は理解し辛いところがあるが、1作目よりは親しみやすい作りになっている。そして”黒猫”と”私”の関係性の進展もあったようななかったような。”黒猫”は分かりやすいっちゃあ、分かりやすいのかもしれないが、恋心を一方的に抱いている側としては分かり辛いだろうし、勘違いさせやすいタイプの男性なのかもしれない。今回は始終この路線は”勘違い”が起きていて、非常に楽しい。最後の最後までハッキリとお互い告白したワケではないけれど、”黒猫”は”私”の気持ちに気づいているだろうし、それを受け入れていると私は読み取っている。ただ、ストレートに「好き」という言葉を使わないのは、彼の美学ゆえなのかもしれない。それとも、”私”に出された暗黙の課題なのかも。しかし、”黒猫”の世界にとって”私”はとても重要な位置にいるのは間違いない。どうでもいい相手を自宅に招いて手作りのご飯を食べさせる…って女性でもなかなかないし、カフェで大好き?な苺パフェを自分が口をつけるスプーンで相手に与えたりって…まずないもんね。だから、割と露骨に表現しているんだと思うんだけど、”黒猫”はやっぱりちょっと変わってるから、”私”も裏を読み過ぎてるのか…”私”が鈍感すぎるのか。ベタな王道の恋愛ものが好きな人は不向きな作品かもしれない。

    1
    投稿日: 2012.11.17
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    突如誘われたバレエのついていけば、彼の友人に会うわ その恋人は公演を放棄してしまうわ…。 呟かれた言葉に、5年前という言葉。 一体何があったのか。 気になる相手には直接聞きにくい。 それは確かです。 しかし相手が『彼』であっては…単刀直入の方が早いかと。 思っていても、聞けませんけどw 前回と違い、ネタばれはなしですし、ジゼルの解釈が色々で それだけでも面白かったです。 男の勝手物語、というよりも、この時代って拍手を送りたいくらい 男本位の世間だな、と。 プライドが高すぎた姉妹。 踊り疲れた彼。 しかし、警察って、遺書で踏みとどまってくれるものなのでしょうか?

    1
    投稿日: 2012.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで読むと、意外と面白かった。結末が見えていたので、ちょっともどかしかった。   犯人が知人でなければ解決できないんだろうな、なんて思った。

    0
    投稿日: 2012.11.02
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    良かった。 私、森晶麿、好みですね、やっぱり。 言葉がキレイ。 一語、一語、大切に読みたいと思わせる。 今後も楽しみです。

    0
    投稿日: 2012.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    黒猫シリーズ二作目。 前作と違い、一章一章で謎を解いていくのではなく、最初に起こった謎を最後まで解き続けていくストーリー。 バレエを見に行くことになった黒猫と付き人。 その演目の主役は黒猫の元恋人!? 更に、相手役にハプニングが起きたりで、講演が中止になってしまう。 一体、これは事件なのか?それともただの偶然か? そして、彼女と黒猫の関係は…? 色んな事が気になっている付き人を見て楽しむ巻です。 黒猫も変人だけど、その友人も壊れた変な人だという事がわかりました。 あいもかわらず、ポォの話などは難しいです。 そして、タイトルの最終講義とは?? 一つの事件にいくつもの謎が楽しめます・ そしてラスト10ページは、とても楽しめるワクワクな展開です。 この本の楽しみはここだというのも過言ではないほど(笑) →自分的考えです

    0
    投稿日: 2012.10.26
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    前回より読みやすかった。 そして後半のときめき要素にときめきすぎてしまった…。素敵黒猫。 事件の真相はなるほどなと思いつつ切なかったです。 切ないなーと思っていたら、最終章でキュンと。 うん。嫌いじゃないです。

    1
    投稿日: 2012.10.16
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    美学・芸術学を専門とする大学教授「黒猫」が謎を解くシリーズの第二弾。 相変わらず、黒猫の美学談義が難しい! ポオの作品も代表的なものしか読んだことのない私には、中で取り上げられている二作品を用いての〈優美〉と〈運命の女〉に関する考察にもついてゆけない…。 難しい所を置いておけば、長編になった分、前作よりはミステリーとしての要素も芸術に関わる部分の要素もうまくからみあって、ボリュームはあるのに、その世界にすんなりと入ってゆけた。 黒猫の天才であるが故の孤高や孤独をヒロインが癒しとなりそうで、ちょっと役不足なところがいいのではないか。

    0
    投稿日: 2012.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作よりも好きです!一冊丸ごと一つの事件を追っかけてたのが読みやすかったのかなぁ。 付き人の程よい黒猫への気持ちの表れ で、ふたを開けてみれば黒猫も…みたいな 本当に程よくて、続編でないかなぁと期待してます。 あっ最終講義となってますね(^^;)

    0
    投稿日: 2012.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ≪内容覚書≫ 天才教授黒猫。 その付き人の「私」。 二人が観に行ったバレエ「ジゼル」でダンサーが倒れてしまう。 かつて起きた同じような死亡事故と今回の事故は関連があるのか。 黒猫を慕う「私」が、事件に巻き込まれていく。 ポオ、ガラスアート、そしてジゼル。 美学の世界の中に、人間の思いが描かれる。 ≪感想≫ …続きものだった。 前作を読んでいないせいで、 ちょっとだけ、あれっ?と戸惑うところがあった。 読んでいなくても問題はないものの、損した気分になった。 バレエの「ジゼル」は大好きなので、 取り扱ってもらえてうれしい。 美学に関しては、へぇと思いながら読んだけれども、 後で思い出そうとしても忘れちゃうだろうな、という印象。 私が、自分は自分、他人は他人、で、 相手の美意識にあまり興味がないせいかも。 もうちょっと他人の主張に興味を持とうと反省した。 黒猫と「私」の恋愛模様に関しては、 予想通り、というか、ベタな展開だと思った。 うん、まぁ、そんな感じに落ち着くんだろうな、と。 予想外の展開を持ってくるかと期待していた分、 少し物足りなさが残ってしまった。 個人的には、こういうモヤモヤ恋愛に耐えられないので、 はっきりせんかい!と思いながら読んだ。 情緒が足りない自分にガッカリする。 とりあえず前作を読んで、もう少し登場人物に、 愛着を持てるようになると、 作品の印象が変わるだろうなと思える作品。 シリーズ物は、やはり最初からきちんと読まないと難しい。

    0
    投稿日: 2012.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに肩すかしを喰らったというか。 否、全体が全て"付き人"ちゃんの勘違いだなんて! …それで満足して良いのか付き人ちゃん!! 最終講義と言わず、早く日本に帰ってきて補習講義とか出れば良いと思う。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらも美学。「遊歩あるいは~」の方と比べてむしろ読み易い感も。 黒猫の過去の出来事に読み手もドキドキ。 相変わらず、美しいの一言に尽きますが、「最終講義」なだけに完結? 続きが気になる!是非続いて欲しい。 登場人物たちの存在感はアレでいいと思います!

    2
    投稿日: 2012.08.19
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     バレエ「ジゼル」を主ネタにしながら、ポオの美女再生譚の解釈を絡めて語りまくる美学蘊蓄が心地良い。長編なので、前作短編集よりも心地良い。  ミステリとしても恋愛ものとしてもストーリーはイマイチだけど、それを感じさせる前に上手く主ネタで絡めとる手腕も好し。

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    投稿日: 2012.08.01
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    シリーズ第二弾。タイトルだけ見ると物語が終わるかのように思えますが。そうでもないかな。 今回もポオの作品について語られますが。ああ、この詩は読んでいなかったなあ。でもまるで分からないこともないかも。読んでいるに越したことがないのは、当然ですが。探して読んでみようと思います。 バレエ、ガラスアート、ポオを巡る「美」の物語。美しくて魅力的なのだけれど、あまりに残酷で哀しい物語。でもこだわる人にとってはそこまでしないといけないものなのかな……。

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    投稿日: 2012.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一作目ではぼかされていた黒猫と付き人の関係が第一章から 描かれていてにやにやした。付き人がかわいい。 ミステリーの部分はくしの歯の謎の部分が一番驚いた。 ラストはなんとなく分かってしまったが動機が自分の 美の追求というところが面白かった。 バレエはあまり興味がなかったがジゼルは内容の背景が 詳しく解説されていたのでちょっと本物を観てみたくなった。

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    投稿日: 2012.07.19
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    読んでいる時は音もなく、すっと進んでいくような印象を持ったけれど、読み終わり余韻に浸っていると、かなり濃密な作品だったなと気付かされた。耽美という言葉通り、美に耽ってしまうけれど、時々見え隠れする現実感がよかった。そして黒猫と私のいじらしさに悶々とさせられた。

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    投稿日: 2012.07.14
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    人が美しいと思うことを解体して説明してくれるのは面白かった。ただ作品としては、日常の生活感が感じられる前作の方が好み。続編があるのか分からないけれど、ぜひお願いしたい。

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    投稿日: 2012.07.10
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    うーん、正直、前作のほうが好きかな。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-909.html

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    投稿日: 2012.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前巻よりも少し読みやすくなってた。 それでもまだ私には難しいけど、前ほどチンプンカンプンではなくなった。 黒猫と付き人の仲は思ってたよりも進展してなかったなぁ 続きがでるといいけど…

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    投稿日: 2012.06.26
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    『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の続編。 バレエ「ジゼル」の舞台でアクシデントが起きた。そして5年前にも同じ舞台で事件が起こったという。それはどうやら黒猫の過去と関わりがあるらしいが…。「ジゼル」とポオ、ガラスアートが重なったとき、黒猫の最終講義が始まる――。 続編、それも長編が出て嬉しい!理想の美のために魂を削っているような登場人物達に切なくなった。黒猫と付き人の関係もなんだか切ないですね。 黒猫の美学講義は相変わらず読み応えがありましたが、半分納得の半分理解が追い付かずでした^^; しかし、シリーズも最終なんでしょうか。そんなこと言わずぜひに続編を。

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    投稿日: 2012.06.16
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    最終講義……。すごく気に入ったシリーズだったので、是非続編を待ちたいところです。バレエに詳しいわけではありませんが、憧れたことはあるので、バレエと美を結びつける感覚に共感できました。透化運動については、なるほどと思ってしまいました。今後の二人の気持ちの行方が気になるところです。

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    投稿日: 2012.06.14
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    3に近い4かな? 面白かったです。 黒猫も主人公も恋に臆病でじわんと流れる二人の暖かさがいいなぁと。 でも、黒猫はずるいなぁ。 ほんとずるいなあ。反則ギリギリ。 美学講義に関してはあまり理解できず。むー。 バレエやってないから? ただメインの話も主人公の話も若干弱い気がする。半年後内容覚えてるかなー。

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    投稿日: 2012.06.11
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    前作では、主人公による美学講義が濃杉、多杉で、 ストーリーやミステリーが、頭に入って来なかったけど…、 今作では、その辺りは改善されていて、読みやすかった…。 短編ではなく、長編だったのがよかったのかな~?? 主人公のカップルは…、強いて言ぅなら名探偵コナンかな~。 新一をもっと理屈っぽくして、蘭をもっと可愛くした感じ…。 今作では、登場人物も最低限に絞ることによって、 主人公も、他の登場人物も、前作以上に魅力的でした…。 その分、早い段階で、犯人は絞り込まれたので、 残すは、真相、動機、トリックの妙だったんだけど…、 そこに美学評を絡めるのは…、やっぱり不自然な気も…。 緊張感のある場面での美学講釈も、ちょっと違ぅ気も…。 もちろん…、そこが、この作品の特徴ではあるんだけどね…。 今後、ふつぅの読者にも指示されるミステリーとなるには、 主要登場人物に、刑事か探偵を加えた方がいいよぅな気も…。 作品の最後に登場した刑事さんは、どぅなんだろぅ…?? もろもろ含めて、続編に期待ですかね~。

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    投稿日: 2012.06.09
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    前作以上にときめき増量の長編でした!続きでてほしいな。パリ編とか! ミステリマガジン7月号(2012)に短編『数寄のフモール』が載っているので合わせて購入しましたー。「黒猫」最初の事件。

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    投稿日: 2012.06.08
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    まさか続編が続くなんて思ってもなかったので、凄く嬉しい。 哲学的な文章は相変わらず私には少し難しいのでサラサラ読み、黒猫と付き人、いや子猫(笑)?の進展にドキドキワクワク! ラストは何とも黒猫らしいやり方ではある、が!ちょっとさみしいというか切ないというか…。 finとあったけど、是非とも続編出してほしい! 追記 彼女というお題は黒猫が出した、と読んで相手を指す彼女という意味だと思っていたけど、彼氏彼女という意味の彼女でもあったのかな?あからさますぎるかな(笑)

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    投稿日: 2012.06.07
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    「黒猫」シリーズ、第二作は長編。バレエの『ジゼル』を文字通り舞台に、<運命の女>、<ガラスアート>などを絡めつつの美学講義。 うーん、やっぱり分かったような分からないような美学講義……(汗)。 ワタシ的には、付き人のキャラクターが前作よりはじけていて面白かったのと、もどかしい黒猫との関係が心に残ったかな。 一度では深く入れないのは前作と同じく。

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    投稿日: 2012.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「黒猫の~」第二段。 今回も素敵な表紙☆ カバーを外してひろげてみるともっと素敵かも。(残念ながら図書館の本なのでブッカーがかかっており外せず。) 今回は、連作短編ではなく長編でした。 付き人の研究テーマとして、ポオはところどころにでてくるけれど、メインはバレエ「ジゼル」。 美術論にもバレエにも全く疎い私には、難解な部分が多かったけれど、そこは雰囲気にまかせて流し読み・・・。 ミステリの要素は前回に比べて少なかったように感じたけれど、シリーズものの続きとして、黒猫と付き人のほのかな恋愛模様を期待しつつ読みました。 なので、一冊の完成度としては、前作のほうがよかったかな。(まぁ、大賞受賞作品なので当然かもしれないけれど。) 文章と世界観は、相変わらず美しかった。 それにしてもこの二人、全然進展ないけどやりとりは甘~いですね。 次回作では、フランスを舞台に、また一作目のような謎をメインにした展開を期待!二人の関係が進展するのももちろん期待してますが。

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    投稿日: 2012.06.05
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    黒猫シリーズ第二弾。 ますます主人公ちゃんが可愛くなってて、主人公ちゃん好きな私はデレデレ。 黒猫は羨ましいなぁ。こんな可愛い子が隣にいて。 前回は短編集だったけど、今回は長編。 思いっきり、内容の濃い話を堪能しました。 2人の関係はどうなっちゃうのかなー。

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    投稿日: 2012.06.03
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    シリーズ2作目にして最終巻のようなタイトル。これでおわり? 前作は短編集だけれど今回は長編ミステリ。 バレエ『ジゼル』を鑑賞に来た主人公と黒猫氏。 第一幕の終盤、相手役が転倒したことでプリマドンナの幾美が突然踊りをやめてしまい公演は中止になってしまった。 幾美の婚約者で黒猫の友人のガラスアーティストから5年前にプリマの異父姉・愛美が同じ演目でジゼルを演じ、舞台上で死亡したことを知った主人公は二つの事件の謎を解こうとする。 主人公の黒猫への恋心はいじらしいし、黒猫もまた憎からず思っている様子が見えるのに進展のないふたり。 途中途中、結構ページを割いて論じられる美の話は小難しくてよくわからず。 雰囲気は十二分だけれど、ちょっと抽象的過ぎていまいち入り込めない世界。 無粋な私には少し次元が高かった。 この世界に浸れないと、ミステリとしての仕掛けは小粒なため、物足りない感じになってしまう。 また幾美と愛美のキャラがほぼ伝聞になってしまっているせいで追い込まれ感と愛の強さがいまいち高まらず。 肌触りがよ過ぎて物足りない感じ。

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    投稿日: 2012.06.03