
総合評価
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powered by ブクログ大学病院での派閥争い。財前五郎を中心に繰り広げられる駆け引きは、正直醜くもあり、しかし人間らしくもあり、最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。 古い作品ですが、入り込んでしまえば、全然古さは気になりません。 長編を読むのはかなり大変ですが、読み終わった時の充実感は気持ちがいいですね。
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ財前が窮地に立たされる次巻を想像して、ワクワク。こんなに主人公が追い詰められてる事に楽しみを覚える小説って珍しい。 急ぎ最終巻を読みます。
13投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ控訴審と学術会議会員選。 金と権力により物を言わせない権力論争へと流れていき、裁判に至っては口裏合わせと事実の歪曲を推し進める財前サイド。細やかな部分ではあるが、ドラマとは少し設定が変わっていて、こちらが原作なのは承知の中でも『フムフム』しながら読めるのは楽しい。 さあ、最終局面だ。どんな終わりを迎えるのか。
101投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ読んだ本 白い巨塔4 山崎豊子 20250613 なんだろう、一回3巻までで完結して、続編として再開したってことなんだろうか。どうにも既視感のあるストーリー。教授選→学術会議選、医療過誤裁判→再審ってな置き換えで進んでいくんだけど。登場人物もほとんど変わらず、少しマンネリ感がありますかね。とはいえ、これまで読んできたお話の結末がどうなるかの興味は全然薄れることがない展開で、善と悪じゃないけど、それこそ傲慢と善良みたいな対比がより際立っている。 ドラマで観たはずなんだけど、なんかすっかり忘れてるみたいです。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログこの本を読んで、さまざまな思いが湧いてきました。 正直に言うと、私は里見先生にあまり共感できませんでした。 一見、誠実で患者想いに見えますが、患者自身の意思を置き去りにしてまで、自分の理想とする医師像を押しつけているように感じたのです。それが、私には偽善のように映りました。 一方で、財前教授もまた、手術の腕は確かでも、人として相手を敬う気持ちが欠けており、尊大な人物に見えました。 法廷シーンや、当時の医師たちの過酷な労働環境など、医療をめぐる社会的な問題が描かれており、考えさせられることが多くありました。 登場人物の中で、私が一番好感を持てたのは大河内教授です。 彼だけが「公正さ」というものを真に持ち合わせていて、その姿がとても印象的でした。 同時に、自分の中にある「事なかれ主義」や「甘さ」にも気づかされました。 正義のために私財を投げ打つような行動は、自分にはできない。だからこそ、この物語はそんな自分を問い直させてくるようにも感じたのです。 次巻がいよいよ最後。 読むのが辛いけれど、それ以上に楽しみでたまりません。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ他の巻より量的に分厚い気がして読み応え十分だった。 欲にまみれて選挙に進みながらも心の何処かに裁判の後ろめたさを感じる描写が上手い。 時代設定が古くても(大学病院の病棟婦長まで務めた人が結婚して引退して、掘っ立て小屋みたいな所で生活する?)本当に普遍な名作。次の最終巻が待ち遠しい。
0投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ里見先生が医者としての本懐を腐らせなかったのは素晴らしいと感じた。 前3巻において、正直、医事紛争についてはよくわからないけれど、法律的な知見についてはある程度分かるので、はっきりしているのは、当時の医療で財前を裁くことは難しかったとは思う。のらりくらりと論う財前に対して、弁護士ともども原告が感情的に動くのは良くなかったと思った。裁判所とは、温情や民意の入り込む余地がないからだ。 今回は、財前が粘菌に這い寄られるように、足元から身動きを奪われるような内容だった。 不思議なもので、ちょっと可哀想な気もした。ただただ財前の転落を願うこの作品に。 山崎豊子さん。これはフィクションなのでしょうか?あなたの話を聞きたいです。
50投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログこの作家、前から思ってましたが、男性キャラの描き方が上手い。 ここに出てくる数多の「おっさん」の、それこそ目に見えるようなくどいまでの濃さ、里見含めた全員が脂分満載ではないか(笑)。 それに比べると女性の描き方が可愛いんですよね。当方の記憶では、他の作品も基本男性中心の設定が多くて、女性中心の作品では権力を巡る怨念があんまり感じられなかった気がする(気のせいかもしれませんが)。 ともかくこの最終巻に進みましょう。
0投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ佐々木庸平で起こった医療過誤の第一審は財前側の勝利となる。その後鵜飼教授の思惑もあり財前は学術会議選挙へと出馬することとり、佐々木側が控訴したこともあり選挙と裁判の両方を渡り歩くこととなる。 裁判は財前有利かと思われていたが、最後の最後で看護婦長の亀山が佐々木側の証人として出ることとなるから次の巻ではどんでん返しが起こるのだろう。 財前有利の証言をしなかった里見助教授は浪速大学を追いやられるも新しい職場の癌センターで研究を続けており、相変わらず患者思いだが患者がお金ないからって自分のお金を出すのはどうなのだろうか。それやったら他の人に対してはどうするのか、あくまで医師として診断治療を行うべきかなと。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログオーディブルにて。 新たな学術会員選挙と控訴審の2本立てで展開。前回無念の敗退を喫した里見先生のその後に注目しながら読んだ。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ浪速大学の教授選挙戦の次は4巻でら学術会議選挙が医事裁判のもう一つの舞台となる。選挙戦の攻防はやや辟易するが裁判の方は控訴審になり、かなり白熱していて読み応えがある。正義と野望、もちろん正義に勝ってほしいが名誉、金などに執着する欲にまみれた人間の恐ろしさには身震いする。
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
財前の選挙後不利な証言をした里見が飛ばされる所から始まる。そのまま第二審、学術会議会員戦とまたもや裁判、選挙が続く。今までの選挙の政治的裏工作や、裁判証人の裏回しなど嫌な部分が再登場するが、里見側が徐々に希望向かって進んでいくのがとても安心感がある。特に中盤の財前の手術シーンは、ミスを犯した手術のフラッシュバックで、うまく手術できなくなるのがスリリングで手に汗握った。
0投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログドラマも映画も未見のため、結末が見えず終始ハラハラしながら読み進めている。 山崎作品は、どの作品のラストも、スッキリ勧善懲悪にはならないので、おそらく本作もそうであろうという半ば諦めの思いを持ちつつ読み終えた。 これが現実の人間社会であるだろうことを目の前に突きつけられる残酷さと徒労感にどっぷり浸かりつつも、人間の持っている正義感や高潔さも同様によく実感できる内容。
0投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログこれまで、選挙、裁判とひとつの時間の中にひとつしかテーマを置いてこなかった。しかし、ここからはこのふたつのテーマを同時に展開にしていく。 それまでもなかなか重く複雑だったが、これまでの内容でそのふたつのテーマの事前理解が進んでいた事と、それでもなお丁寧で飛ばさない物語展開のお陰で混乱なく読み進められた。 医局に限らない権力社会の嫌な面も増してきており、それを象徴するような主人公への読者の嫌悪も上手く醸成できていると感じた。
0投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ裁判に巻き込まれていく人たちの戸惑いや苦悩が興味深い。 柳原も、亀山君子も、それぞれに抱えたものがあるから、迷い苦しむ。 権力と欲に飲み込まれてしまう弱者の姿が、痛々しい。 佐枝子の想いも、なんだかひやひやする。 加奈子爆弾がさく裂するのも、つい期待してしまう。 それぞれ2度目の裁判と選挙の話は、パワーアップしているものの、繰り返し感は否めず、ちょっと飽きを感じる。 結末を知っているから、身を入れて読めないだけだろうか。
1投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ1巻から3巻まで息をつかせないスケールで物語が進んでいましたが、この4巻ではちょっと息切れなのかな?裁判の準備と里見医師と癌患者のストーリーと佐々木商店の下り坂の描写がメインで、面白みという面ではやや小ぶりに感じた。また、財前教授もやや疲れ気味で、それまでの昼夜の大活躍振りは見られません。ちょっと残念。 でも、そう感じるのは、逆に考えると財前教授のキャラクターを好きになっているということだと。やはり、すごい小説。
2投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ5巻連作の第4巻。 大阪を舞台にした作品で山崎豊子さん独特の味のある関西弁の言い回しが読みやすく、大作もサクサク読んでしまう。 財前の裁判の結果は、次巻の結末が楽しみです。
5投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ浪速大学医学部第1外科教授・財前を医療ミスで訴えた裁判は、被告側の勝訴に終わった。 医師として、財前に不利となる証言をした里見は浪速大学を追われることとなる。 原告側は控訴することを決める。 同時に、学術会議選挙に出馬することとなった財前。 裁判で再度勝ち、選挙にも勝てるのか… そこまでしなくても… 里見の医師として、正義を貫く姿勢には頭が下がるが… すべての患者にそこまでできるのか⁇と思ってしまう… 自分はいいとして、自分の家族のことは考えないのだろうか…三知代や好彦のことを。 佐枝子もなぜそこまでするのか… 確かに財前の診療には問題があったかもしれない。 財前だけの誤診とはいいきれないだろう。 里見にもやれることはあったはずだ。 亡くなった佐々木庸平の遺族のやりきれない気持ちもわからなくないでもない。 ただ、佐々木商店が倒産しかかっていることは別問題だろう。 感情論に訴えるのには、何か違和感が残る… 財前が窮地に追い込まれていく… 加奈子は何者なのか… 柳原も証言を覆すのか… 4巻以降は、すこしくどさを感じる…
10投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ傲慢と過信に加速がかかった財前教授。 それと対比させられるようなヨシエ一家の転落が寂しし、無情。 時代的にしょうがないのだけど、 東さえこって何してるのかしら。 仕事もせず家事手伝いで、凛としてるようにかからてるけと婦長の家に綺麗なかっこで訪れて、 教授の娘だからといって年上に対する態度ではない気が、、、 父上はすごいかもしれないけど、娘とは切り離してと思ってしまった。 なんかモヤモヤ
0投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裁判の描写が面白い。 周りで静観する医師たちの態度-持論とそれを裁判で述べることはしない(できない)姿勢は、あまりにリアル。
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。 大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。 昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。 本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。
0投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログ裁判の一審は遺族側の敗訴に終わった3巻。権力に迎合できなかった者は地方へ飛ばしたりとやりたい放題の新教授一派。当然遺族が納得できるわけではなく上告、二審へと話は進んでいく。 その間にも遺族側はワンマン社長を失ったことにより会社は左前になり倒産寸前まで追い込まれ悲惨な状態に。それでも弁護士をはじめとした正義の心を持つ者たちの協力で新しい証言や医学的根拠を見出すために奔走する。 さてそんな中、新教授は教授選で支援してくれた大ボス教授の思惑で更に日本学術会議会員の選挙に出ることになる。大ボス教授の思惑に乗せられた形ではあったが裁判の二審も学術会議選も私が勝つ、と野心をメラメラと燃やす。 権力の恐ろしさ、相手を意のままに操ってしまうその力に辟易しながらも遺族側に立って行動する人たちの屈せぬ心に勇気をもらいながら読んだ。本筋とずれた全く別の視点なんだけど、権力や名誉を得るためにやらなくちゃいけないこと大量にあってめんどくさそうだなぁ、よくやるなぁ...とも思った。 いよいよ次が最終巻...どんな結末が待っているかな。
6投稿日: 2022.01.07
powered by ブクログ里見は、地方に飛ばすと鵜飼教授にとって逆風になるから助かった。 助教授の次は教授、教授の次は学術会議員。 トップになるまで野望は続き、大変な労力をかける。ここまでした、費用対効果はあるのか。金が余っているから、費用を度外しに、名誉や地位を求めるのか。
0投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログ財前がかつての患者と同じような手術をするのだが、その時の感情の動きが印象的。まるで呪い。 物語も佳境に入ってきた。 裁判の決着がこの物語の結末なのかなぁ。
1投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログ権力を最大限に使って部下を思うままに動かしているように見える財前の中に、真実に対する恐怖や、孤独に耐える苦悩も垣間見える。 成果を求められ、比べられる世界で、患者の命に誠実に向き合い続けることは簡単なことではない。 周囲からの評価、権力や財力を抜きにして、自分が何をしたいのかを見つめることの大切さを感じた。
1投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裁判の第二審と学術会議選が並行して進む。 一見自信満々の財前が佐々木に似た患者の前でたじろぐ姿は妙におかしい。 第二審が必ずしも第1審どおり進まない様相を呈する中で、かつての病棟婦長の証言が大きな意味を持ちそう。裁判の行方は予想がつかない。
2投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログ【感想】 大作・白い巨塔も、気づいてみれば5分の4を読了致しました。 (ちなみに、面白すぎて本レビューを書いているこの段階で既に最終巻のラスト100ページほどまで読み終えております。詳しいレビューは5巻目にて書かせて頂こうかと思います。) ず~っと胸糞展開が続きながらも、やはり山崎豊子の代表作の1つ、とてもとても面白い!!! ネックとなっていた訴訟にも無事勝利し、また問題視している学術会議選挙も無事終えて順風満帆な様子の財前ですが、4巻目~5巻目にかけてこれまでうっすらと抱えていた小さな問題たちが段々と表面化し、財前の首を絞める展開が続いています。 どのように物語が終結するのかが今後の見どころですね。 別巻のレビューでも触れましたが、患者に対する医者や医療機関の姿勢、金銭価値、医局の封建性などなど、やはり当時と現代では大きく乖離している部分が多く感じます。 ですから、そのギャップや時代の変遷については、最終巻を読み終えた後にちょっと自分で調べてみようと思います。 「白い巨塔」を執筆するにあたっての山崎豊子の考えや執筆に至った理由なども、読後に照らし合わせると更に面白いかもしれませんね。 とにもかくにも、読み終えるのが非常に楽しみな1作品です。 【あらすじ】 浪速大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側の敗訴に終わる。 同じ大学の助教授の身で原告側証人に立った里見は、大学を去る。 他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議選挙出馬の誘いがもたらされる。 学会人事がらみの危険な罠を感じながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望をたぎらす。 【メモ】 p61 「しかし、何といっても学術会議会員の選挙だよ。地方区といえども、当選すれば、学術会議会員としての栄誉が加わる」 「その栄誉は欲しいし、鵜飼さんへのお返しは恐いしというところでしょう。教授になってからのあんたは、面白くなくなったわ」 ケイ子の言葉の中に、軽侮するような響きが感じとられた。 「何が面白くないんだ。僕ほどの名医に向かって、冗談にも失敬なことを言うなよ」 むっと不快げに言うと、 「名医というのは、腕と人格の二つ兼ね備わった人のことを言うのではないのん?」 ケイ子の顔を、複雑な笑いが浮かんだ。 p129 「最初は大学にいる時の煩わしい雑事を逃れて、研究に専念出来ることに大きな安らぎを感じたけれど、最近はそれ以上に、各科の研究者たちと忌憚なく意見を交換し、活発に仕事が出来ることが嬉しい。ここへ来てほんとによかったと思っていますよ」 p353 教授室に帰ってからも、財前は暫く安田太一の手術中に襲って来た不気味な思いが拭いきれなかった。 財前の胸に、いつか前任教授の東が「医者というものは、たとえ最善を尽くしても自分が誤診して死なせた患者のことは、一生心の中について回り、忘れないものだ」といった言葉が思い出された。
52投稿日: 2021.02.10
powered by ブクログ財前側の人間が皆ホントやな奴ばっかりです。 ケイ子さんだけは別。 特に国平弁護士と佃が本当に嫌。 逆に関口弁護士はすごく好感が持てました。 分野外のことを自分の知識にするのって難しいと思います。 佐々木さん一家の応援をしつつ最終巻に突入します。
1投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログ話の展開がいよいよクライマックスへと向かっていきます。 この徐々に状況が変わっていく様を、登場人物それぞれの心境を背景に映し出されていくのがたまらなく面白いです。 最終巻も今読み始めていますが、あっという間に読み終えそうです。
2投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログ前巻に引き続き法廷闘争。第二審へ。中小企業のワンマン社長が癌で死亡し、そこに医療過誤があったかどうかが争われる。 市井の人と大権力との戦いは池井戸潤作品にも通じるかと。 一方で被控訴人の財前教授は学術会議会員という更なる権威獲得のため選挙に打って出る。裁判、選挙の双方をシーソーゲームとなぞらえ、そのどちらにも勝ってみせるという不敵さ。 けれど控訴した側の関口弁護士が必死に医学知識を身に付けて、財前側の手落ちを証明してくれる人を求めて日本中を駆け巡り、彼の元に強力な証人が揃ってゆく。 裁判の決着が着く最終巻へ。
3投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログ1審を終え2審にいたるまでの話を描いている。 3話が大味な分、幾らか物足りない気がしないでもなかった内容だったが、こららが5話でまた上手くまとめられると思うとより楽しく読めた。中でも、繊細な人間の心の動きを鋭く描写している点がより楽しめたところだ。 財前五郎というキャラクターから学べることは非常に多く、その物怖じしない度胸と強さは見習い、身に付けたいと思った。
1投稿日: 2020.07.08
powered by ブクログ一審の判決後から学術会議選の序盤、控訴審の始まりまで。 一件すると一審に勝った財前はいまだ絶頂期にあるようだが、徐々に綻びが出てきているさまが描かれている。
1投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ舞台は第二審にうつった。 里見や東も自分に合った環境で仕事ができているようで嬉しい気持ちになった。 しかし、東の立ち位置についてはよくわからない。第1巻では悪者のようにみえていたが、財前が堕ちるのに従ってかわいそうなおじいさんに見えてきた。が、本当にいい人なのだろうか…? いよいよ道徳が報われる時が来たかな、という展開でした。 財前や柳原も更生の兆しが見られたような気がした。 次はいよいよ最終巻、どういう結末を見れるのだろう。楽しみだ。
1投稿日: 2019.12.17
powered by ブクログ派閥を経験したことがないので、内部に対してこれだけの力量を使う事が無駄に感じてしまうのが、率直な感想です。その分外部に使えば、どれだけ世の中に貢献できるのかと考えられるのは、今が恵まれた環境で働いているからかもしれませんが。 しかし、こういったドロドロ感満載のテーマを緻密な取材をされた上で筆を取られているのか、まったくもって飽きません。
0投稿日: 2019.11.26
powered by ブクログ第四巻からは、『続白い巨塔』です。控訴審裁判と、学術会議選の双方を勝ち取ろうとする財前の野心は、凄まじいを通り越して開いた口が塞がりません。 国立浪速大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側(患者側)の敗訴に終わる。同じ大学の助教授の身で原告側証人に立った里見脩二は、大学を去り、権威的しがらみのない近畿癌センターに移った。 他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議選挙出馬の誘いがもたらされる。学会人事がらみの危険な罠を感じながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望を滾らす…。 この小説もいよいよ佳境に入ってきました。著者の徹底した取材力にも驚かされますが、それを分かりやすくまとめる構成力、特に対比の妙には唸らされます。 第一審で敗れた原告側の零落ぶりは読んでいてつらくなります。株式会社とはいえ事実上は個人経営だった佐々木繊維卸商店は、店主の佐々木庸平の急逝により商売が立ち行かなくなる。債権者からの容赦ない取立てや、番頭による持ち逃げにより妻のよし江は寝込んでしまう。この惨状の中裁判を闘うことがいかに過酷かが著者の克明な筆致で明らかにされます。 他方、出世街道を直走る財前。鵜飼医学部長から打診された学術会議選に権力闘争のにおいを嗅ぎつけながらも、野心を剥き出しにして出馬する利己心の強さは相変わらずで、裁判を経てもなお懲りていない様子。 この、裁判の勝敗による明暗の描き分けが巧い。そして辛酸を舐めつつ謙虚に研究に邁進する里見の姿に救われますね。財前と里見の対比も鮮やか。 息詰まるような展開は最終巻へと続きます。
2投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログこの巻ではこれまで調子に乗ってた財前の弱気な所が見られて面白いのだけど‥‥しつこい❗️ 裁判の行方が気になる。
1投稿日: 2019.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今更だが、病院・医師の話なのだが、医療裁判の話である。1-3で一旦完結したのだが、あまりの反響に続編を書くことになったという。悪役が主人公というのは珍しいと思ってしまうが、抑本をそれほど読まないし、池井戸潤には悪役が主人公の話がほとんどないので、それゆえ違和感というか、読みなれていないというだけなのであろう。
2投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログ浪速大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側の敗訴に終わる。同じ大学の助教授の身で原告側証人に立った里見は、大学を去る。他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議選挙出馬の誘いがもたらされる。学会人事がらみの危険な罠を感じながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望をたぎらす。 ここから続編。78年版ドラマではかなり端折られていたが、学術会議の票集め工作は教授選挙以上にどぎつい。
2投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ主人公財前が、第二審裁判の勝訴と学術会議選の当選を目論み、策略を練る。 権力を手に入れた人間の傲慢さがよく描かれていると思います。最終章まで後一息。今年中になんとか!
3投稿日: 2018.12.27
powered by ブクログこの巻は、少し中だるみしていたように感じた。 財前五郎、失脚の嵐の前の静けさなのか。 少しずつだが、確実に何かが狂い始めている。 あれだけ傲慢だった財前五郎が焦り始めている感じがする。 最終巻がどういう展開になるのか楽しみである。
3投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログ医事裁判控訴審、さらに学術会議選。 危なっかしさが垣間見え始めた財前。大学を去るもの研究・診療に変わらず誠実な里見。
1投稿日: 2018.01.04
powered by ブクログ財前の歯車が少しずつ狂い始めている。 その原因が財前の良心にあるように感じられて、ほんの少しだけ財前を見る目が変わってきた。 どんな人間にも良心はあるということか。 佐々木庸平の影におびえて、安田太一への診察が慎重になっている財前を見て、特診患者か否かで態度を変えていると誤解する柳原に人間関係の難しさを感じる。 他人の言動の本当の理由なんて分からない。口にした言葉が本心かどうかも分からない。そういうものなんだろう。 亀山君子の旦那がお金をたたき返してくれてスッとした。 最終巻で彼が不幸にならなければいいのだけれど。
3投稿日: 2017.05.15
powered by ブクログ新しい職場で患者のために奔走する里見先生と、臨床・研究以外の煩わしい物事に巻き込まれていく財前先生。 素行は絶対的に財前先生の方が悪いのだけど何故か里見先生よりも人間臭さを感じる。 佐々木さんにも、財前先生にも負けてほしくないと思ってしまうのは私だけかなぁ。
0投稿日: 2016.11.13
powered by ブクログ里見先生、大学を去るが大河内教授のはからいで研究は続けられる環境で良かった。。。財前教授は教授選挙が終わったと思ったら今度は学術会議選挙戦に駆けずり回ってまたもや辟易。。。この巻は若手医師の労働環境や国の癌政策、国立大学の閉鎖性、医療裁判の難しさなど、たくさんの社会問題が浮き上がり読み応え十分。
1投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログ里見の体も揺れるように佐枝子の方へ傾いた。佐枝子は眼を閉じ、里見の胸に顔を埋めかけた。 ぴちぴちと撥ねかえる若鮎のような加奈子との情事 佐枝子の胸に、嗚咽に似た熱いものがこみあげて来、白い頸を俯けたかと思うと、不意に里見の胸に埋めた。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ財前の医療裁判、控訴審。 財前の学術会議選の続き。 佐々木一家とその弁護士の証拠集めなど、財前を追い詰めようと模索している姿が熱い。 里見も物静かながらも裁判や医療に熱い思いを抱いて、真実を追い求める。 その姿に感動した。 財前は相変わらず、人間性はクズすぎて腹がたつ。次巻でこの財前はどうなるのか? とても楽しみだ。 あと里見と佐和子の淡い恋も。
1投稿日: 2014.09.24
powered by ブクログ毒食えば皿まで。 という言葉を思い出す。 財前教授に生殺与奪の権を握られ、彼の意のままに動かざるを得ないにもかかわらず、やはり彼に不誠実さを感じ、その気配を財前氏に感付かれてしまう。 その結果、疎んじられ、その社会から抹殺される。 そんな人物が何人か登場する。 中途半端は最もつまらない結果を生むもの。 いずれにせよ、思い切った選択を考える必要もあるのか。
0投稿日: 2014.03.22
powered by ブクログ教授になって天狗の鼻が天まで伸びちゃった財前くんの傲慢さが招いた医療過誤事件の控訴審がお話のメインでした。 少しずつ切り崩されていく財前側のようすをドキドキしながら一気に読んじゃった。 こんな医者たちに体を預けるのはイヤだなぁ…って思うけどね。
1投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ231 本書が刊行されたのは1965年。当時は今ほど医事裁判はなかった。なのにこのリアリティー。加えて、著者が医療関係には全く素人であるというのに、綿密に取材され出来あがった本書。凄いとしか言いようがない。 同著者、読了2作目。
1投稿日: 2013.11.04
powered by ブクログ医学界を題材に人間の本質を描いた傑作小説。 医療現場・職場の人間関係・友情・家族・恋愛・人間の生き方が巧みに描かれている。
1投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログ何度もドラマ化された本書。いま読んでも、全く色あせない。大学という組織、それも国立大学、さらに数ある学部の中でもいまだに別格扱いの医学部、そのなかでも絶大な権限・権力・お金を握り続けているのが外科。そして、弱腰の厚生労働省の体質と姿勢。こうした状況は、本書が書かれた頃、いまだ何も変わっていない実態といべきか。 現在、山崎豊子氏が再度本書を書くとすれば、どんな主人公像になるのだろうか。やはり、国立大学医学部教授のポストに固持していくのか、それとも海外に飛び出し、さらに高みを目指していくのか、そんなことを思いつつ1巻から5巻まで一気に読み直した。
1投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ長編なので、ちよっと中弛み気味(^_^;) 学術会議会員の選挙に向けて、相変わらずの行動を取る医師団と、裁判勝訴に向けて動き回る弁護士たち。財前側はとことん悪どいので辟易する。 純粋そうな柳原医師の今後が心配。
0投稿日: 2013.06.08
powered by ブクログ一審後から始まる。学術会議選挙に出馬したりってのはドラマではなかったな。票集めに走る人達の執念が凄いな。
1投稿日: 2013.03.09
powered by ブクログ庶民が、金がない知恵がないそういう弱い立場であるからそこを考慮されてしかるべきという厚かましさ こういうのは発表当初はまだいけたのかもしれないけど、もう現代では手垢はかなりついてるし、理の方もちと厳しくなってきていると思う 裁判しておきながら、裁判の法的プロセスをどうでもよくただ庶民感情に配慮してくれという発言を肯定的に描くなど笑止
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ財前の医事裁判控訴審と学術会議選挙のシーソーゲーム。 いよいよ次巻で終幕です。 おそらく里見ファンが多いと思うのですが、私は財前教授が好きです(上司にはもちたくありませんが)。 財前の神のメスは多くの人命を救いましたしこれからも救います。 それを一度の誤りで葬ってよいのか・・・。 しかし、自分の縁者が犠牲者であれば、こうは割り切れないのも事実。 最終巻でこの答が出るのか本当に楽しみです。
0投稿日: 2013.01.21
powered by ブクログ再び様々なことが動き出す第四巻。山崎豊子は医学の知識などは一般人とほぼ変わらないはずなのに、ここまで書ききるのは徹底的な調査と勉強に尽きるはず。頭が上がらない。三巻で山場がなだらかに収束して終わりまで駆け抜ける。最後、読みます。
1投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログ【読間】 第2巻、そして前巻に引き続き、本巻もほぼ全編にわたり、医事裁判と選挙戦に費やす模様(笑)。 財前と里見との対比がより際立ってきて……遅々として進まない物語ではあるが、緊迫感が高まってきた。 約半分時点。 2012.12.28.書。 【読了】 じわりじわりと財前が追い詰められ始めてきた感じがイイ。 やはり、正しき者が報われない世の中というのは、たとえ虚構の世界のハナシであってもいい気分はしないものだな、と改めて思った。 “道ならぬ恋”に揺れるとも、自分を制して踏みとどまっている里見医師にも好感。 ……コチラは、でも、最終巻でどうなることやら心配ではあるが…。 ★4つ、8ポイント。 2013.01.07.了。
1投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログ本来は前巻で完結だったようだが、「これではあまりに救いようがない」との声を多く受け、作者も続編の筆をとったらしい。 医療裁判は第二審に突入。 ここまで読めば、さすがにドロドロの人間模様も見慣れてくる頃で、財前の相も変わらず尽きない名誉欲やアクティブに動き回る姿にはもはや感服すら覚えるレベルに。
1投稿日: 2012.09.10
powered by ブクログ財前、状況が悪くなるの巻!です。 控訴審も佳境に入ってきました。 相変わらず財前達は金にモノ言わせて、腹立つ事ばかりやっています。 ムカムカしますねー。 だけど、心のどこかで財前に救いを見つけ出そうとしてしまいます。 次巻でラストです!どうなるのかなー。 後味悪く終わったら、本当に病院嫌いになりそうだっ!
1投稿日: 2012.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第二審までの姑息な裏工作が綿密に計画する財前側。一方、経営者を亡くした後の佐々木よし江側は経営が悪化が止まらない。 運命の第二審が始まった。
0投稿日: 2012.01.02
powered by ブクログ2011年12月16日読了。誤診裁判の第一審は被告側勝訴で結審。浪速大学を追われた里見医師は癌センターにて僻地医療に取り組み、原告側は控訴に向け準備を進める中、財前は新たな野望に向け動き出すが・・・。クライマックスが連続する、とことんテンションの高い小説だ。教授選、誤診裁判の次の見せ場にもってきた学術会議選挙は「医局の醜悪さ」を描く駄目押しなのだろうが、いささか詰め込みすぎの感もあるが、自信たっぷりに見えて意外に小心者の財前の人間性や周囲の人々の思惑、欲得だけではなく正義感で動く関口弁護士らの描写もより深くなり、見応えがある。煩悶する柳原医師は、最後にどのような結論を出すのだろうか。
0投稿日: 2011.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全5巻の中で一番ページ数が多いのにも関わらず、ハイペースで読み終えることができました。 というのも、この物語、裁判はもちろんのこと、いろいろ行く末が気になることばかりで、早く結末まで読んでしまいたいのです。 ただ、小説にしろドラマにしろ、どんな結末にも不満は残るものだから、結末は先延ばしにしてもうしばらく『白い巨塔』の世界に浸っていたい気もします。 まず、冒頭で、里見先生に大学よりも里見先生に合った新しい居場所がみつかっていてほっとしました。3巻の終わり方は本当にやるせない気持ちになったので。 今巻で印象に残ったセリフは、財前教授の愛人、ケイ子が言った 「クラブ・リドとかのおしっこ臭い小娘は、怒らさないようにうまく始末をつけることよ、裁判と学術会議選とをかけ持ちしてる時に、カマトト娘までかけ持ちするなんて、あんた馬鹿やわ」 です。 こんなことさらりと言って、直後その相手と寝るなんて、愛人気質にはなれないあたしには到底無理です。かっこいいと思うけれど、理解できません。 それより佐枝子さんの方に感情移入していたのに、今巻では前巻以上に里見先生への気持ちをそこここで露骨に出しすぎていて、さすがに不快感を覚えました。 対する里見先生も、理性で制してはいるものの、奥さんとは選ぶ道の相違ですれ違っていることもあり、佐枝子さんを悪く思っていない様子がこれまた前より顕著で、里見派だったあたしですが、少々がっかり。 裁判以外で行く末が気になることは、佐枝子さんの恋心もそうですが、保身と良心の間で揺れ、病んでしまった柳原医師も非常に気になります。
0投稿日: 2011.12.09
powered by ブクログドロドロしてるわぁ。 しかし、財前教授のバイタリティたるやすごいな。完全に里見よりもリスペクトや。 この勢いで最終5巻も一気によみます。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ欲望に正直な医者と、聖人君子な医者、前者を応援してしまうから不思議だ。。 遂に佳境を向かえました。さてどーなる事やら。
0投稿日: 2011.06.14
powered by ブクログいよいよ控訴審がスタート。調べてみると、本作品は元々一審を描いた前巻で終了したのだが、あまりの反響の大きさに続きを書いたとのこと。確かに、第一審の原告敗訴は非常に残酷な終わり方であり、やるせなさばかりが残った。2003年のテレビドラマ視聴者として結末を了知している私にしてこれであるから、当時の現役読者達はより大きな落胆だっただろう。 ともかく、控訴審がスタートする。財前の学術会議会員選挙と平行しながら。裁判は一審の判決が1番厳しく、控訴審、最高裁と上に行くほど社会的な反響を慮って常識的で穏当な線に落ち着くものだとしてアドバンテージを感じる財前側は余裕に溢れれているが、一審敗訴の原告側弁護士:関口は精力的に動き回る。そして、東前教授の娘:佐枝子も、自身の利害関係無しに、いや恋い慕う里見医師のため全面的な協力姿勢をみせる。医学にも法曹にも素人である私にとっては、小難しい話は理解出来ないが、人間関係の機微は充分に楽しめる。その最たるものが、亀山看護婦の証人としての出廷である。夫の反対、自身の妊娠、相手側弁護士や夫の会社上層部からの圧力を乗り越え、本巻ラストに出廷を決意する。亀山看護婦からの証言は、圧倒的に原告有利に動くに違いない。最終巻が楽しみである。
0投稿日: 2011.06.05
powered by ブクログ【24/150】テレビシリーズとか映画でこの作品を見たことがないので、終わりが全くわからないのでわくわくしながら読んでる。財前教授は最後どうなるのだろう??? 恐らくそれなりに切り抜けていくのだろうが、永遠に幸福を得られず過ごしていくんだろうなー。
0投稿日: 2011.02.25
powered by ブクログすべてがクライマックスのような大作はさすが。 学術会議選と控訴審を、どんな手を使ってでも勝ち取ろうとする財前、癌センターでこつこつと臨床、研究をしながらあくまで患者を気遣う立場を保つ里見。その対比とともに、周囲の雑事に惑わされない学究的な大河内教授の存在も際立つ。 学術会議選のイメージが湧きづらい分、やや状況を飲みこみにくい点があったが、一方で、医療過誤問題の元となった患者に姿かたちも現症も似ている患者を目の前にした時の財前の心の動揺は、今まで読んできた中で、いちばん人間らしい財前の姿だった。 山崎豊子さんの医療や法の知識、リサーチは相当綿密なものだと思う。もはや小説の域を超えてるくらいに。
0投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログ3巻で終わりでいいのではという意見の意味がなんとなく分かった。裁判の内容も大きく違うわけでもなく、ここまでテンポよく進んでいたものが一気に減速した感じを受けた。学術会選挙の話もなんだかごたごたしてて不勉強な自分には難しかった。でもここまで来たら5巻でどこに降り立つのか期待して読んでみることに。
0投稿日: 2010.08.18
powered by ブクログ非常に面白い読み物でした。 医者ではないのに、医療界のゴタゴタをこんなにリアルに 描ききるなんて、山崎豊子さんすごいです。
0投稿日: 2010.07.10
powered by ブクログダレてきた。 財前先生の不安にこっちまで汗が出てきそうになった。 佐枝子とケイ子と女性が二人出てくるけども、どうしてもケイ子寄りになってしまうなあ。 あれだけ強くいられなければ妾なんてできないなあ。 裁判にしても医療技術にしても、真面目に読めば読むほど半端じゃない取材量! 日々進歩している医療技術。 昨日はできなかったこと、30年変わらないこと。 正義は誰にとっての正義なのかしら。
0投稿日: 2010.02.15
powered by ブクログ4巻では佐々木側の関口弁護士が里見の力を借りてどんどん医療の事を勉強していく姿が印象的でした。一方で五郎は裁判に加え、鵜飼の推薦で選挙に立候補し、多忙を極める。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログとても有名だったので、一度は読んでみたいなと思っていて読んだ。 内容はさすが医者という感じで所々難しいところはあったものの、人間のドロドロしたところや、情みたいなものが上手く書かれていて楽しかった。
0投稿日: 2010.01.30
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 浪速大学教授・財前五郎の医療ミスを訴えた民事裁判は、原告側の敗訴に終わる。同じ大学の助教授の身で原告側証人に立った里見は、大学を去る。他方、裁判に勝訴した財前のもとに、学術会議選挙出馬の誘いがもたらされる。学会人事がらみの危険な罠を感じながらも財前は、開始された医事裁判控訴審と学術会議選挙をシーソーのように操り、両者ともに勝利することに野望をたぎらす。
0投稿日: 2010.01.09
powered by ブクログ名医というのは、腕と人格の二つ兼ね備わった人のことをいうんでないの? 人間の欲望というものは恐れを知らないものですね。 人間一生のうちには自分の意志でやめることも退くこともできないときがあるものだ、しかし、大丈夫だよ。 学位論文も結構だが、医者の良心に恥じない証言をすることも大切なんだ。
0投稿日: 2010.01.01
powered by ブクログ財前を訴えた裁判は、原告側の敗訴に終わってしまう。財前に対し不利な証言をした里見は、大学での立場が悪くなり、地方に追いやられてしまう。原告側は判決を不服とし、控訴審に持ち込む。一方、勝利を手にした財前は、学術会議選挙に出馬し、控訴審と選挙の両方を一度に成功させようと、再び各界の要人をおさえるよう画策する。
0投稿日: 2009.12.28
powered by ブクログどうやって調べたのかと思うほど大学病院の裏側に切り込んだ内容になっていてストーリーは面白いが、小説としてはいまいち。(好みだけど)キャラクターや情景等の描写が極端に少ない淡々とした小説。
0投稿日: 2009.11.27
powered by ブクログなんだか目的を見失いつつある五郎ちゃん。 もうこれでもか!というほど人間臭いと言うか、子供っぽいと言うか。 やっぱり私は財前派やな、里見先生は近い人間に迷惑かけるタイプよね。 09.04.17
0投稿日: 2009.04.17
powered by ブクログ人間くさくていいよな〜こういう小説。飽きずに5巻読みきってしまいました。 財前という教授が憎めないだけに、カワイソウな人間に見えました。自分の信念を最後までつきとうしたのはスバラシイ。
0投稿日: 2009.04.06
powered by ブクログ里見が浪速大学を追いやられてから、財前が控訴審でやや劣勢になっていくところまで。 この巻は話がだいたいよめていたので他の巻よりは面白くなかった。 はやく全巻読んでしまいたいという衝動に駆られる。 佐々木商店が倒産寸前まで追いやられて行く所なんかは、読んでいて本当に悲惨な思いにさせられます。沈まぬ太陽の御巣鷹山篇もそうだけど、山崎豊子は人の不幸を描くのがうまいですね(不謹慎だけど)。
0投稿日: 2008.11.23
powered by ブクログまさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
0投稿日: 2008.04.21
powered by ブクログ4巻からは、旧分類で言うところの「続・白い巨塔」ですね。医療裁判は第二審へ、そして学術会員選挙が始まります。 大学を去った里見先生が、近畿癌センターに就職出来て良かったです。大河内先生ありがとう!!
0投稿日: 2006.05.01
powered by ブクログ前の巻で少々イライラしたであろう財前ファンのストレスを飛ばす巻であり、里見ファンにはしょんぼりな巻だろう。
0投稿日: 2006.02.01
powered by ブクログドラマ化されるたのをきかっけに読みました。 ドラマより深くて読みごたえがあります! 読み始めると、とまらなくなっていく・・・
0投稿日: 2005.11.09
powered by ブクログ原告側の敗訴に終わった裁判により、里見は大学を去る。一方、財前は学術会議選挙に出馬するように推薦され、裁判と選挙の両方に勝つことに意欲を燃やす。
0投稿日: 2004.10.07
