
総合評価
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powered by ブクログ第三弾から読み始めても問題無いのが連作短篇集の良いところ。 リストラ代行業務という重そうなテーマを扱いながらも、作品自体はかなり前向き。 自身の職業観を見つめ直すキッカケになっていて、とても良い。 特にFile3.のストーリーが好き。 あまりにも出来過ぎだけど、こんな大団円が迎えられたらやっぱり最高だと思う。
5投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログリストラ請負業社ヒューマン・リアクト社のエース社員村上真介シリーズの第三弾。 リストラ面談という修羅場で現れるひとそれぞれの仕事観を見せつけられると、自ずと自分のことも顧みることとなり、同時に励みにもなる。 4篇とも良かったが、敢えて選ぶと、2番目の「やどかりの人生」が一番良かった。 仕事に適度に手を抜きながらも、会社に必要な最低限のリターンは確実に出し続ける、という勤務姿勢は、主人公村上真介の往時の姿と全く同じ。 そうやって空けた時間で取り組む対象が違うだけで。作家志望のサラリーマンなど腐るほどいるのだろうけど、実際に夢を叶えるひとは極々僅かだろうし、運良くデビュー出来ても筆一本で喰っていくのは並大抵のことでは無いだろう。古屋陽太郎に栄光あれ
26投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ君たちに明日はない3。 リストラ請負業社『日本ヒューマンリアクト』・村上真介。 リストラなのに暗さはない。 みんな、次の一歩を自ら決めて、踏み出している。 『ビューティフル・ドリーマー』 夢想家もしくは虹を追いかける人。 英会話学校教師・優子、居場所を探し続ける。 『心のままに生きよ。そうすれば最後はきっとうまくいく』 『ヤドカリ人生』 旅行会社で年収の3倍は収益を出すが、それ以上の仕事はしない古屋陽太郎。 彼には彼の生き方が… 結末にはびっくり。まさか… 『みんなの力』 車好きでサービスのレベルを超えて整備する宅間。真介の親友・山下が… 車好きが集まり、みんなの力で、宅間が。 『張り込み姫』 文芸部を目指しつつ、写真週刊誌で頑張ってきた恵。しかも東大文学部卒。 そんなにがんばれるのか、東大卒なのに… 『後悔のない人生なんてない。でもその時々の信念や気持ちを信じで行動していけば、後悔はあっても納得できる。』 てか、真介の出番、あんまりなかったような… 真介と陽子もどうなるのか… 社長・高橋も絡んでくるのかと思ったが…
7投稿日: 2023.12.08
powered by ブクログリストラ請負会社で働く者を主人公にしたシリーズものの3作目。退職を提案されることで皆、最初はショックを受けるも、これまでの自らの仕事への向き合い方やこれからの人生を考えるきっかけになる。今の会社に居続けるか、覚悟を持って新しいことにチャレンジするか、その選択の背中を押してくれる作品。4編どれも面白かったが『みんなの力』が特に良かった。
0投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログ君たちに明日はない第3作。 読むたびに主人公村上真介の人柄に惹かれる。 リストラ請負人の仕事に加えて、リストラされた人たちのやる気と実力の方向性に合った会社と仕事で、ふたたび社会復帰して欲しいという思いから、人材派遣業務も請け負うことに。突き詰めていけば、リストラと採用は裏表だからだ。そして面接した人のことをよくわかっている。彼にピッタリの仕事。 彼の素敵なセリフ 真実。たぶんそれは、石ころのようにさりげなく道端に転がっている。
3投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ「君たちに明日はない」のシリーズは(いまのところ)これで終了。 ちょっと飽き気味…もういいや。 この3編目に、マツダ自動車の話が出てくる。(作中では「マスダ自動車」) マツダのバブル期のクルマは良かった。 今でも大事に乗ってらっしゃクルマが多いよね。 そのメカニックのお話。 こんな風になったらいいのになぁ。 でも、やっぱり物語の中だけってのが現実なんだろうなぁ。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ内容にややムラがあったのではないかと思う。 作風もややマンネリ気味であり、これからどうなっていくのか不安である。
0投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログシリーズ3作目ですね。 何だかんだあっても最後は良い方向にいきますね。 4話の中では『みんなの力』が自分は一番好きです。 次が読みたいですね。
5投稿日: 2022.01.07
powered by ブクログリストラ面接官が、今日もあちらこちらへ。 旅行会社も驚きでしたが、記者もあるのだな、と。 最後の話ですが、これもまたすごいというか ぎりぎりまで普通に仕事していたのに…な 気持ちでいっぱいです。 モチベーションの問題があるので こんなもの、でしょうが。 そんなリストラされる相手の合間に ちらちら語られるリストラ面接官の私生活。 まぁそんなものじゃないでしょうか??w
0投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログ君たちに明日はないシリーズ第三弾。 今回は、英会話学校、旅行会社、自動車ディーラー、出版社の写真週刊誌部門の4本立て。 相変わらず、迫真の退職勧告面接も面白い(不謹慎)んですが、今回は自動車ディーラーの話(みんなの力)が最高でした。 一流の腕を持つが、一方で会社の意向に沿わないところもあり出世が遅れている自動車整備士が主人公の話。延々と興味ないクルマの話が続いて、正直このシリーズもこれでもういいかな・・と思ったところで、終盤オチが見えてきた最後の方、それでも泣かされるという展開に自分でも驚きました。ひとことで言えば情なんでしょうけど、読者の心を揺さぶる筆致に感動しました。 やっぱり続編読みたいと思ったのでした。
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 「一生の仕事なんて、ありえないんじゃないんですか?」変わり続ける時代の中で、リストラ面接官の村上真介が新たにターゲットとするのは―英会話スクール講師、旅行代理店の営業マン、自動車の整備士、そして老舗出版社のゴシップ誌記者。ぎりぎりの心で働く人たちの本音と向き合ううちに、初めて真介自身の気持ちにも変化が訪れ…仕事の意味を再構築する、大人気お仕事小説シリーズ第3弾。
0投稿日: 2020.11.24
powered by ブクログ第三弾も、サクサク読めました。ストーリー自体は有り得ない(?)設定ですが、悩む人間模様の描写がとても面白い。
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログこれまでのシリーズが大好きで、3も読んでみたのですが、ちょっと好きじゃなかったかも。 1と2は好きすぎて何回も再読しているので、3だけ何で面白くないと感じたのか不思議。 いろいろ考えてみたんだけど、前作を読みまくっていたのが10年くらい前で、その時と今とじゃ置かれている環境(状況)が違ってるから、共感できない部分が多いのかな。とか思ったりして。 3は、なんか引っかかる部分が多くて、素直に読みきれなかったなー。 今読んだら、1と2もそんな感想になるのかな。トライしてみよう。
0投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4.5 シリーズ第3弾。真介は1の33歳から35歳に。相変わらず各業界の状況もわかり中々面白い。英会話業界、旅行業界、自動車整備士業界、雑誌記者の話。特に、車好きの個人的な顧客を持つ自動車整備士宅間の話は特に面白い。マツダの自動車を愛し真摯に向き合う姿勢は胸を打つ。それを慕って自動車好きが宅間を指名する。仕事の合理化でそういった仕事を受けられなくなりこのまま仕事が嫌いになるよりはと辞める決心した宅間に、真介の友人でもある山下を始めとする宅間ファンが集まり開業試算も含めて助けにくる。人に愛され、求められる仕事。そして、みんなの力。とても素敵で泣ける。 英会話業界はそんなに明るい感じもないらしい。オンラインの台頭や個人的なネット交流など。28歳の女性講師武田優子。とことん色んな仕事を経験して自分が満足できる仕事と待遇を探す。ボブディランの心のままに生きよ、ビューティフルドリーマー夢想家、虹を追いかける人。うまくいかないことも出てくるだろうが、虹を追いかける=色んな仕事を経験すること自体が快楽なのだから仕方ない。こういった生き方もあるのだろう。実際派遣を渡り歩く人もいる。その途中で天職を見つけることもあるだろうし、そうでない人もいる。 旅行代理店の中途入社古屋陽太郎。仕事はできるがやる気熱意が感じられない。実は執筆活動をしており新人賞を受賞する。 旅行代理店業界を除く全ての業界の平均粗利が3割程だが、旅行代理店業界は1.2割程度らしい。個人旅行から団体旅行まで手間暇かけて扱うこの業界では人件費が厳しい。東証一部の大企業で社長が社用車も持たずに電車通勤なのは旅行業界くらいらしい。中途採用面接での「一生働く気はないがいる間はちゃんと働く。ちゃんと働くとは、給料の約三倍がその社員にかかっている人件費、福利厚生費、オフィス比などを含めた維持経費。仕事では最低その3倍分は売上ではなく収益を出します」はなかなか面白い。垣根作品ではこの話はよく出てくる印象。「今の会社」「うちの会社」という表現でその人の帰属意識が分かる。単車は危険な乗り物という自覚を常に乗り手に強いる。油断すれば命を落とすという感覚は生きている実感に繋がる。 高学歴=優秀な人材とは限らない。学歴で証明できるものは、迅速な事務処理能力と答えの確定した事象への理解力、全般的な知識及び一般教養の高さ。大事な局面に立った時の判断力、ファジーな問題に対する洞察力、自らの進退を賭けたときの決断力は、個人のポテンシャルや気質に拠る所が大きい。それらの要素は、自分が生きていくうえでの仕事という主題をどういう風に捉えているかの一点に尽きる。
0投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ「君たちに明日はない」シリーズ第3弾 リストラ請負人のお話 今回は希望の持てる「辞め方」が多く 読んでいてしんどさがなかった。 特に3つめの車のメカニックの話はいいなぁ こんなに世の中甘いかどうかは別として(笑)
1投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログこのシリーズを読むたんびにこのままでいいのか、他でもっとやりがいのある仕事をと思ったり、ここでまだ頑張れると思ったり揺れる。結局選んで行くのは自分だけど
0投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログ安定の面白さ。色々な職業とその悩みを追体験してる感覚が得られるのが本シリーズの良いところ。 そしてタイトルになってるだけあって、「張り込み姫」は今作では特に示唆的。後悔しない人生などない。何が良いかを決めるのは、結局は自分。自分が「したいこと」と「できること」をいかに天秤にかけて折り合いをつけていくか、これこそが人生である。
0投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログThis is a book you should read when thinking about your second career.
0投稿日: 2020.01.18
powered by ブクログ「救われる」 この 言葉に象徴されるような 第三巻になりましたね 当たり前のことですが 厳しい「現実」の中で生きている 私たちであるからこそ せめて「小説」の中では それなりに「救われ」たい それも「酸いも甘いも」含めた上での 「救われる」物語でありたい 世の中なかなか そんなもんじゃない だからこそ 読みたい一冊です
3投稿日: 2019.12.09
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 「一生の仕事なんて、ありえないんじゃないんですか?」変わり続ける時代の中で、リストラ面接官の村上真介が新たにターゲットとするのは―英会話スクール講師、旅行代理店の営業マン、自動車の整備士、そして老舗出版社のゴシップ誌記者。ぎりぎりの心で働く人たちの本音と向き合ううちに、初めて真介自身の気持ちにも変化が訪れ…仕事の意味を再構築する、大人気お仕事小説シリーズ第3弾。
1投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ君たちに明日はない シリーズの三作品目! リストラ受託会社で働く村上真介が様々な業種で働く人達を面接していく。 リストラ会社と聞いて冷たさを感じるかもしれませんが、そんな事はありません。 今回は自動車の整備士の話(第3話 みんなの力)が秀逸でした! ずっと続いて欲しいシリーズです!
1投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログ重たい海外小説の後に本棚から取り出して読み始めた。未読だと思っていたが、9年前にしっかり読んでいた。レビューまでしていた。まあ。いいかと内容を全く忘れたままで読み始めたところ、NHKでドラマ化されたものを見た記憶が蘇ってきた。田中美佐子と堺正章の脇役陣は想い出したが、坂口憲二の主役はあまり印象にない。ぼくの中でこの小説の主人公は、フィットしていなかったのだろう。坂口憲二では少しイケメン過ぎる。 アウトソーシングでリストラを請け負う会社、というのがバブル崩壊後のこの時期には売り上げを伸ばしていて、資本金が勧めの涙みたいなこの小さな会社を舞台に、仕事の退職や移動や見直しということをポイントに様々な職種に就く人たちの、人間の棚卸しが改めて題材として面白くて、この作家うまいところに眼をつけたものだと、そのストーリーテリング含めて感心したものだ。そもそもこの作家はクライム小説が素晴らしく、それをおっかけていた筈なのだが、どういうわけかこのシリーズ、より平凡な小市民の現実に寄り添った小説でも、山本周五郎賞を獲得しちゃった。やはり実力があるのだなあ。 シリーズは、リストラ請負人・村上伸介をレギュラーとした連作中短編集で、それぞれの作品毎に個性的なゲストキャラクターが登場。両側の眼線を入れ替えながら展開する、非常に読みやすいストーリーである。作品毎に会社が変わるので様々な業界や、変わった職場なども覗きながら、そんなバリエーションのなかで、様々な種類のゲストヒーロー&ヒロインたちが取り上げられる。彼らの生き方を巡る物語。 個人的には自分もリストラを受けたことがあるし、リストラをせねばならぬ立場にも立ったことがあり、小説を読みながらもそのときの両サイドでの自分の判断を棚卸しさせられるような、少し、自分の人生の鏡みたいな小説だな、と冷やりとさせられるところなどもありつつ、それ以上に自分のやってきた仕事を振り返り、そこそこいい仕事をやってこられた部分もあったりして(もちろん不甲斐ない結果も山ほど!)、今の仕事ももっともっとレベルアップしたりして行きたいものだなあ、などと心を入れ替える機会になるのは、この本の中でいろいろな人たちの人生に向き合えたからだと思います。 (2019.03.28) 以下、初読時レビュー 『君たちに明日はない』の一巻目が出てから早や5年。2.5年ぶりに出た三冊目のシリーズ作品集は、ちょうど本シリーズがテレビドラマ化される機会に合わせて出版されたものなのだろう。なので、第二巻では『借金取りの王子』以外に副題がなかったのだが、本書ではテレビドラマで作品に馴染んだニューカマーをしっかり捕まえようと、ドラマと同じ副題がしっかり接続された。 小説では顔などのはっきりしなかった人物たちにテレビドラマでは、顔が与えられてしまうのだが、これを無視して読んでも、意識に取り込んで読んでもそれは読者の勝手である。ドラマを気に入るかどうかがポイントかもしれない。ぼくはこのドラマが気に入ったので、村上真介は坂口憲二、芹沢陽子は田中美佐子で読んでみた。前二冊は顔がなかったので、そのままという手もあったけれど、まあドラマがよかったので。 本シリーズは、リストラ請負会社から、やってきた村上真介と秘書・川田美代子の二人が、いわば各短篇小説の狂言回しの役割となり、主役はそれぞれの仕事を追われようとしている社員たちであり、その個性である。その個性は仕事と密着している場合もあれば、仕事というよりは人生観・世界観の突出が会社とフィットしない場合などもあり、それらが、いつの間にかリストラを題材にしながら、それぞれの人間小説として完成してゆくあたりが面白い。 もちろんこんな稼業を選択したということに対する村上の自己への疑心が根底にあり、それを仕事を通じて次第に誇りに変えようとする大きな連作としての流れもある。しかしそれらは個々の短篇小説に登場するそれぞれのキャラクターたちの魅力によるものが大きい。南米冒険小説や都市型クライム活劇の傑作を書く作家が、こうした地味なシリーズを書き、その一冊目で山本周五郎賞を獲得してしまったという、皮肉というべき流れも、作品に親しめば、決してわからないでもない。それだけ、このシリーズ世界は既に定着し、安定して一人歩きをしているのだ。 ちなみに、作者の車好きは知る人ぞ知るところ。本書のうち、自動車整備士を主人公にした一篇では、カキさんという作家が、整備士のお得意さんとして名前だけだが登場してそのフリークぶりを語り、笑わせる。そんな遊び心も含めて、垣根涼介の本来のジャンルであるクライム・ノヴェルとは違った地平での肩の凝らないシリーズながら、作家の幅と奥行きと、双方ともに感じさせる佳品集であった。 さて、時を経ずして『ボーダー ヒート・アイランド5』というクライム活劇の新作を出してくれた。こちらもシリーズ名表記は初めてとなる。見ていないが映画化されたことによるタイトルの知名度アップが背景にあっただろう。映画化作品はまだ見ていないが、是非、時間を作ってDVDチェックと行きたい。 (2010.07.13)
0投稿日: 2019.03.28
powered by ブクログリストラ請負会社シリーズ3作目。 まぁまぁ面白いのだけど、短編だから時間がたつと忘れてしまいそうだ。 タイトルに乗っている物語くらいは思い出せる。 雑誌編集者のリストラっていうストーリー。 こんな激務に耐えている人たちって本当にいるんだろうか。 けっこう信じられないくらいやばい労働環境。 そんな状況なので、この話の最後はちょっと納得できないかなー。 私だったら逃げたしたくなる。
0投稿日: 2018.11.29
powered by ブクログシリーズ第3作。今回は一層リストラされる側がメインだ。感動した。特に「みんなの力」「張り込み姫」の2作は泣ける傑作。文庫本の東山彰良氏の解説込で必読だ。
0投稿日: 2018.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3作目。続けて読むと見えてきた。この作品では、真介さんの面接場面が熱い!相手のことを様々な情報から読みアプローチの切り口を探る。面接する者もされる者も、お互いが自分と向き合い「自意識のフレームが変容する」(筆者あとがき)。すごい面接。 そして、美代子さんのひとことがいい。 真介さんと陽子さんの関係は、安定期に入ったのかな。記述少な目になってますね。
0投稿日: 2018.11.03
powered by ブクログリストラ会社社員村上真介が主人公。それぞれリストラされても希望のある一歩を踏み出している。自動車ディーラーの宅間はそれまでの誠実な仕事が報われたんだなぁ。現実はこんなにうまくいかないだろうな、とは思う。本編とは関係ないけど、真介と陽子(というか作者)の避妊に対する知識に唖然。いやいや、全然避妊になってませんから。
0投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログ面白かった。 同じような展開ですが、飽きることなく楽しめるのがさすがですね。今回はリストラのお話ばかりだったので、一つぐらい違うほしい気もしましたが。でも、よかったです。
0投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ君たちに明日はない③ 表題の[張り込み姫]よりも、[みんなの力]が一番好みだった。 ワンピースじゃないけど、一人一人の力は弱くとも、みんなが集まると大きな力がって展開がとても好み(*^^*) どの物語でもそうだが、このシリーズに出てくるそれぞれの短編の主人公は、どこか必ず魅力のある人物で、いろいろな輝き方があるもんだと感心させられる(*^^*) 二作連続で読んで、少々食傷ぎみなので、次は全く別の作品を読もう(*^^*)
4投稿日: 2018.06.17
powered by ブクログ会社が行き詰まりリストラされるが、皆夫々新しい明日に向かっていく。リストラされることはないが自分もそうありたいと思う。
0投稿日: 2018.04.14
powered by ブクログリストラ請負人、村上真介のお仕事小説第3弾。 今回も英会話学校、旅行会社、自動車整備士、写真週刊誌と業種は多岐に及ぶ。 英会話学校を舞台にしたビューティフルドリーマーは清々しかった。 旅行会社から文学賞を受賞したやどかりの人生は、作者の人生を重ねた感じなのだろう。 自動車整備士のみんなの力は、作者のマニアックな知識が存分に詰め込まれており、やや難しかったが、ハッピーエンドは悪くない。 写真週刊誌の張り込み姫は、その業界の厳しさが伝わってきたが、なかなか悩ましい。 いつも通り、侘び寂びあり面白いが、作者の思い入れが若干強過ぎた感じが否めない。
0投稿日: 2018.04.09
powered by ブクログ1801 君たちに明日はないシリーズ3作目。内容的には少し安定してきちゃった様な気もするけど、それぞれの人の仕事への姿勢、その考え方は面白い。
0投稿日: 2018.01.26
powered by ブクログ久しぶりにこのシリーズの続編を読んだ。そっか、短編が続くオムニバス形式(?)だったなぁとか思いながら読んだ。中身はまあまあかな。いろいろな人間模様みたいな感じ。ただ、そもそもリストラ請負人の話だけど、仕事ってやっぱり人それぞれだなぁと思う。 次の続編があるのか分からないけど、もういいかな。
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログんなウマい話があるかーい。 と思いつつも、それを期待している自分がいる。 またしてもいい話。泣いた。 これ以上連続して読むと、パターン化されつつあるから 飽きるよな~と思ってはいるが、なんかクセになる。
0投稿日: 2017.11.21
powered by ブクログ「君たちに明日はない」シリーズ3作目 本作は、主人公のバックグラウンドに寄った内容。 ベースは1話完結でさくさくと読了。 結局、表題作の"張り込み姫”がやっぱり1番よかったか
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログ短編集。 「みんなの力」感想 この本の中で一番すきな作品だ。 読んでいて、「この星には愛されるという勝ち方もある」という某CMを思い出した。 好きでたまらないことを、仕事に出来るひとは幸せだろう。 でも、好きだからこそ、こだわりもある。 仕事にしてしまったことで、曲げなくてはいけないことや辛い思いをすることもある。 大好きなことなのに、大好きだからこそ苦しい。 矛盾しているけれど、きっと現実はそんなもの。 厳しい現実をちゃんとわかったうえで、大好きな気持ちを大切にしたまま、大好きなことを仕事にできる幸せ。 だからこその心からの「ありがとう」。 とてもあたたかな「ありがとう」だ。
3投稿日: 2017.02.23
powered by ブクログリストラ面接官 村上真介を主人公としたシリーズの3巻目の本作は、4編の短編で構成されてましたが、今回は、それぞれの短編で登場するリストラ候補者たちが、リストラという局面に立たされ今後の人生を見つめ直す葛藤の姿が良かったです! 次は4巻目いきます!
0投稿日: 2017.02.04
powered by ブクログ4つのエピソードのうち、ファイル2「やどかりの人生」は意外な結末で気に入った。ファイル3「みんなの力」は…車の説明が長くて飛ばし読みしてしまった。良い話だったが、結末が読めてしまったし。このシリーズ、安定感はあるのだけど…。
0投稿日: 2016.10.29
powered by ブクログ作者の過去作でも出てくるクルマとかバイクへの男らしいメカ感が好きで、君たちに明日はないシリーズ3作目で出てきた車のメカニックの話「みんなの力」は、グッときた。作者も「男の子」なのだなと。
0投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
君たちに明日はないシリーズの3作目。面白いですがこれといって盛り上がりなく安定してややマンネリ。4作目では主人公と彼女との話が中心になることを望みます。表題の張り込み姫よりも自動車整備士の話のほうが感動して良かったです。
0投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログ英会話、旅行代理店、自動車整備士、写真週刊誌。 リストラの糸口から業界を覗き、その人生の一端を覗き見るこのシリーズけっこう好き。 主役はいつも結構できる人たちで、クセのある職業観にひきこまれる。 特に自動車メカニックの仕事ぶりが楽しい。 真介と陽子はどうなるのかなあ。
0投稿日: 2016.07.05
powered by ブクログ久しぶりに読んだシリーズ第三作。「働く」ことの意味について考えさせられます。自動車については詳しくありませんが。
0投稿日: 2016.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p337 高学歴=優秀な人間とは限らない。学歴で証明できるのは、極限すれば、迅速な事務処理能力と、答えの確定した事象への理解力、全般的な知識及び一般教養の高さに過ぎない。 大事な局面に立った時の判断力、ファジーな問題に対する洞察力、そして自らの進退を賭けたときの決断力は、学歴とは自ずと別の、個々人本来のポテンシャルや気質に負うところが大きい。 しかし理解力が高いというのはやり易い。使う側にしてみれば これは、中々真実をついている。 真実それは、石ころのように道端に転がっている
0投稿日: 2016.03.14
powered by ブクログ俺たちに明日はないシリーズ第3段。 ヒューマンリアクトというリストラ請け負い会社で働く、35才の村上真介が主人公である。 真介がひとつのストーリーごとに依頼のあった企業のリストラ面接を実施する。 真介とそのリストラ対象者と交互に話をつなげていく。 今回のではメカニックの宅間が出てきた、みんなの力が個人的に感動した。 仕事をする人ならば、誰しもこういうことは考えたことがあると思う。 なにごとも一生懸命取り組む。
0投稿日: 2015.11.30
powered by ブクログ君たちに明日はないシリーズは、人生について、仕事について深く考えさせられます。 主人公も登場人物も魅力的です。 ただ、女性の描写(特に芹沢の考えていること)がん?と思うことがあります。男性の作者だからでしょうか?
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログシリーズ三作目。 なんというか、展開的にはいつものパターン。それだけに面白味に少しかけたような感じ。 次に期待! H27.9.23~9.28読了。
0投稿日: 2015.09.28
powered by ブクログ週刊誌の記者さんについてなんて考えたこともなかったから、そうだよね出版社を志望してたひとなんだよねーって知って証言。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思いと向き合うそれぞれの主役、とても魅力的。 自分の決めたことなら悔いはない、と思える。 押し付けないのに感動が押し寄せるなぁ。 すぐそれぞれの結末を再読したので5。 あとがき含め、とっても晴れやかな余韻。
0投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログリストラ屋の村上真介を主人公とした作品の三作目。二作目より、リストラされる側の人生にどんどん踏み込んできている。特に表題作では大変な仕事をしている姫の心境の変化を描いている。 若い時にはこういう生き方もあるよねと思わせてしまうあたりは流石です。 整備士の話も本当に人のためを考えて行動すれば返ってくるという話。チョット都合よすぎるけど、ほろっとさせられた。 結構、面白く読めた。
0投稿日: 2015.04.20
powered by ブクログリストラシリーズ第3弾。今回は日常を生きる為の仕事ではなく人生を共に歩む仕事をリストラ面接を通して考えそれぞれに巣立っていく。そんな感じの作品でした。
0投稿日: 2015.03.15
powered by ブクログ仕事って一体なんなんでしょうかね。そんな事を相変わらず考えさせられます。 そして、仕事って、雇われなければ出来ないのだろうか?とにかく会社にいないと仕事ができなくて生きていけないのだろうか? ほぼ100%に近い人達がそうでなければ生きていけない社会もいいのか、悪いのか。 考えちゃいますよねー。
0投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ「君たちに明日はない」の3作目。リストラ請負会社の村上真介を主人公に、突然リストラ対象者となった人々が、仕事を、同僚を、家族をどう思い、どう行動するかを描いた作品。 今回は、最初の話(これが表題作ではないのだけど)のタイトルのような、「ビューティフル・ドリーマー(虹を追う人)」、夢を追う面接対象者が多かった気がする。そのせいか、あんまり村上が目立たなかった気もする。
0投稿日: 2015.01.06
powered by ブクログシリーズ全作感じる事だが特に仕事とは何だと思わせる物語が張り込み姫。人を不幸にする事、人を泣かせる事をする。でもそれは私の仕事。だから本気でやる。これって誰にでも該当するのではないかと思う。そう思わなくても、何処かで自分の仕事の所為で迷惑を受けたり、辛い思いをしたり。でも仕事。本気でやるのが常。非常に難しい世の中ですな。
0投稿日: 2015.01.05リストラなのにほっこり
架空のリストラ専門会社に勤務する主人公にリストラされる人たちを描いているが、なぜかほっこりしてしまうストーリー。分かりやすいストーリーもいい。それは、浅いということでもあるけれど、飽きずに読めるということでもあります。 4人のストーリーは関連性がないので、誰から読んでもOK。
0投稿日: 2014.12.29
powered by ブクログ前作2作は数年前に読んでいて、だいぶ期間が空いてからの続編読破。 前はちょうどリーマンとかあったから、リストラ代行会社の話は他人事とは思えず読んだ気がする。 今は好景気で前とは全く逆の世の中。 それでも変わらず、「仕事ってなんだ?」を否応なしに考えさせられる。またヒントも沢山。 仕事で悩んでいる時は定期的に読もうか、と思った。
0投稿日: 2014.12.18
powered by ブクログ・あらすじ リストラされる人の決断のはなし ・かんそう 自動車整備の話が好き。車がすきだな垣根涼介さんは。 明日は無いシリーズはどんどん面白くなってく。珍しいシリーズだと思う。
0投稿日: 2014.12.11
powered by ブクログリストラ請負会社 日本ヒューマンリアクトのお話第三弾。 タイトルにもなっている張り込み姫は、特殊な世界ではあるが本来なりたい自分、やりたい仕事を思い描いてきたけど、いつのまにか現状に満足している自分、そんな状況を打破したいという自分。 いろんな自分がいるのを改めて思い返させてくれて興味深い。 きっと俺たちより若い世代が読むといいのかも。 20年間も同じ会社で勤め上げるとは思ってなかったけど、まだまだやり遂げてないと感じれる会社に入れるのは幸せなことか、それともやり遂げられない自分が残念なのか。 ま、無理して答えを出す必要も無いと思う自分が好きなんだろう。
1投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログ後悔のない人生なんてない。 それでも、その時々の自分を信じて行動すれば、 振り返ったときに納得はできる。 一番大事なことは、時間をかけ、自分で感じ、見つけていくしかない。 真実は、たぶん石ころのように、さりげなく道に転がっている。
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相変わらず安定した面白さ。今回リストラされた人たちはみんな仕事に対して信念を持ったある人たちやったな。
0投稿日: 2014.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり面白い。 早く続きが出ないかな。 --- 「一生の仕事なんて、有り得ないんじゃないんですか?」変わり続ける時代の中で、リストラ面接官の村上伸介が新たにターゲットとするのは--英会話スクール講師、旅行代理店の営業マン、自動車の整備し、そして老舗出版社のゴシップ誌記者。ぎりぎりの心で働く人たちの本音と向き合ううちに、初めて真介自身の気持ちにも変化が訪れ……仕事の意味を再構築する、大人気シリーズ!
0投稿日: 2014.09.13
powered by ブクログ正直、本として読むには各職業のリアリティが薄いなと思ってしまった。 全体的なストーリーとしてはテレビドラマとかで見るなら面白いかも。 ただ、個々のお話に出てくるセリフは好き。ところどころドキっとさせられたり、じわっときたり。もう一度読んでみようかな。
0投稿日: 2014.08.05
powered by ブクログ自分がやりたいと思っていたことがそのまま仕事になることはほとんどない。 ここに登場する4人のリストラ対象者は、それでも自分の仕事に愛着を持っている。できるなら、この仕事を、続けたい。 しかし、色々な人との話しや衝突から、その根底にある本当に目指したい方向を見出じそれに向かって、新たな一歩を踏み出す。 思わす、後押ししたくなる。
0投稿日: 2014.07.19
powered by ブクログ企業のリストラを請け負う会社のクビキリ面接官の村上真介が主人公の「君たちに明日はない」シリーズ第三弾。前二作に比べてあまり面白くなかった。特にFile1の「ビューティフル・ドリーマー」が今いち。 本筋のストーリーとは関係ないけど、「恬淡(てんたん)と」という単語の使用頻度が多すぎて、ちょっと辟易した。
0投稿日: 2014.07.09
powered by ブクログリストラ請負業者シリーズ第三段。 主人公村上を軸としリストラという現実問題をどこかポップに描く。 リストラを宣告する側とされる側の想い。 リストラというものに対して安易な解決方法は描かず、しかしどこか爽快感のある結末。 それは登場人物の物事に対するシビアな考え、それに相対するどこかスキのある人間性。 それがこの本の緊張と緩和を演出しているのではないかと思う。 すごく読み応えのあるものとは言えないが読んで損はないという充実感があるかな〜。 解説の東山彰良さんの本中の言葉を引用した「堂々と男の子であれ」という言葉にうたれた(笑)
0投稿日: 2014.06.27
powered by ブクログシリーズ3作目、安定の村上さん。 「人に愛され、求められる仕事。」 わたしにもできるかな。 できるようになりたい。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログ「君たちに明日はない」シリーズ第三弾。今回は真介&陽子の関係よりも、それぞれの章で出てくるゲスト出演者(?笑)が良かった。 会社員として明日はわが身。なあなあに与えられた仕事をするのではなく、何か信条を持ってやることをやりたいなぁと思った。
0投稿日: 2014.05.16
powered by ブクログ君たちに明日はないの3作目 学歴=優秀な人材とは限らない 学歴で証明できるのは迅速な事務処理能力と答えの確定した事象への理解力、全般的な知識や一般教養の高さに過ぎない 判断力、ファジィな問題に対する洞察力、決断力は学歴とは別の個々人のポテンシャルや気質による これらの要素は仕事という主題をどういうふうに捉えているかに尽きる
0投稿日: 2014.02.11シリーズ3作目
リストラ請負人の主人公 このシリーズ3作目 3作目ともなると、各回でほとんどリストラ対象者が中心 主人公の真介や恋人の陽子とのエピソードや、各章での登場人物との絡みは少なくなってきているかな それぞれの話自体は楽しく読めたが、この物語のための人物を登場させているような感じ もう少しシビアな相手も読みたいかな
0投稿日: 2014.01.31
powered by ブクログ『この不景気の時代に、こんなことを言っているのは贅沢なのかもしれません。でもぼくはもうこれ以上、そんな砂を噛むような仕事は、したくないんです』
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログいつ読んでも安定して面白いシリーズです。 リストラ請負会社の社員である主人公はプライベートでは飄々としていて彼女からはロクデナシ扱いされているものの、リストラ対象者に接するスタンスが独特で惹かれるものがあります。 このシリーズを読み始めた頃よりずっと日本の経済環境が厳しくなった今、だんだん他人ごとではなくなってきただけに、それぞれの企業や社員が置かれている立場が身に沁みます。
0投稿日: 2013.11.25いろんな生き方が見えてくる。
毎回リストラの対象となる人物の人間性が素晴らしい。今の仕事に何となく違和感を覚えながら、リストラを通じて本当に自分のやりたいことを発見していく。彼らは絶対幸せだよなぁ。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ垣根涼介のリストラ代行人のシリーズ。暇なときに時間潰し程度に軽く読めるモノ。ところどころで主人公とその恋人とのやり取りが挿まれていてチャラチャラした感じがイラッとくる。いつものことですが・・・。
0投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ3作目という事もあり少しマンネリの感もあるがやはり面白い。だいたいパターンが決まってきているので結末が何と無くわかってしまう。あっと驚く結末というのも期待したい。陽子とのくだりが少しテンポを悪くしている気も。
0投稿日: 2013.10.08シリーズ3作目はただの復帰作じゃない。まさにスケールアップして帰ってきた。
このシリーズはリストラ請負会社に勤める村上真介が主人公で、真介は彼にしかできないやり方でクライアント先の社員面談をし、目標の希望退職数にもっていく。「彼にしかできない」というのは、作業としての仕事ではなく、調査やその調査結果から読み取れる考察を踏まえて交渉のシナリオをつくる。 前2作と違って、今回の作品は著者である垣根氏の考えが強く滲み出た仕上がりになっている。一つには主人公の真介がこの会社で8年のキャリアを積み、その経験に基づいたキャラクターにした、という部分と垣根氏自身が充電期間明けの最初の作品であることも影響している気がする。 例えば、最初のエピソードである「ビューティフル・ドリーマー」は英会話学校に契約社員として勤める女性が主人公。卒業大学や卒業後の就職先を見れば英会話学校で契約社員で仕事をしているのが不思議なキャリアの持ち主。この辺の設定もこれまでと違う。これまではあたかもリストアの対象になりそうなキャラに対して対峙する真介を描いてきた。今回は構造的に課題を抱えている業界での話や会社の事業集中による会社都合によるリストアに軸を置き、またエピソードの中心になるキャラも表面的にはエリートだが決して器用ではないタイプを選んでいる。実は何の疑いもなく、有名大学→有名企業に就職したものの初めて自我との戦いに陥っている人が多いのかも知れない。 2つめのエピソード「やどかりの人生」では、まるでリストラ請負人になる前の真介そのままのようなキャラと対決させている。言葉としては表現されていないが、かつては同じタイプだった真介が相手に対して苛立ち、いつの間にか「こっち側」の人間になっていることに気づいていない。読みながら「真介、お前も今の会社の経験を積むことで『大人』になっちゃったんだ」と思わずつぶやいてしまった。 3つめのエピソード「みんなの力」は最後に涙を流してしまった。ストーリーの大枠の流れはいつも通りなんだけど、真介の同級生の山下(過去の作品に登場している)の活躍で真の「リストラ(クチャリング)」を完成させてしまう。主人公のエンジニアは会社からの要求である「効率」と自分自身の中の哲学である「品質」との間で葛藤しながら日々仕事と向き合っている。僕も過去にR32に80Wx6個のアンプでドライブさせるオーディオシステムをお願いしたことがあるので、ここに登場するRD3SへJBLを組み込む依頼をこのエンジニアに頼み込む気持ちも分かる。好きなものほど本当のプロにお願いしたくなる。 普段の生活を見渡してみてもどんどんプロ仕事が生きづらくなっているように感じる。まずは「価格ありき」で考えられているため、創造力を価値に変える隙間が残っていない。だからこそ、求められているものを求められている人に届けられるようにする必要がある。これが本当の「リストラクチャリング」なはず。そんな気持ちで読みながらページをどんどん捲って・・・。クルマの型番から中身をイメージできる人にはきっと鳥肌が立つと思う。 本書のタイトルにもなっている「張り込み姫」は雑誌の休刊が与えるリアルな影響を描いている。ここでも主人公はダメ社員ではなく、プロ中のプロを据えている。さらに踏み込んで、プロとして同じ仕事をしながらも立場の違いでその後の待遇に違いある「大人の事情」も含めて考えさせられる仕上がりになっている。 つまり、これまでエンターテイメント性が強かったこのシリーズは、エンターテイメント性は維持しつつも垣根イズムが強く押し出された形にスケールアップされている。
1投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログリストラ面接官 村上真介のシリーズ3作目。3作目が出ているのに気が付かなかった。というか4冊目も出てるじゃん、と思いながら、なかなか読む機会がなかったけど、やっと読めた。「自動車の整備士」の話が心に響きました。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ久々垣根涼介。「君たちに明日はない」の3冊目。なんだか甘ったれた内容。そもそもどの企業も退職金が出るような優良企業なわけで、現実の失業の困難さには程遠いよなあ、と3冊目にしてシラけながら読んだ。クルマの話が書きたかっただけじゃねえの?
1投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログこんな世界もあるんだなぁ。ところで、有能な技術者を放り出す企業もバカだな。企業にとって宝だろうに・・・。そんなことするから某国に持ってかれたんだ、と思った。さらっと読めたが、面白かったか・・・?!ふーんとばかり思った。
0投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ『君たちに明日はない』 シリーズ第2弾。 リストラ代行会社に勤務する村上真介の今回の面接相手は… 英会話スクールの講師、旅行代理店の営業マン、自動車整備士、老舗出版社のゴシップ誌記者。 自分は今の会社で働くべきなのか? この仕事が好きだったらどこでも良いのか? 本当は何の仕事がしたいのか? どうやって生きていくのが「自分らしさ」なのだろう? そうやって、煩悶を繰り返しながらギリギリで働いている彼らの本音と向き合ううちに、真介自身の気持ちにも変化が…!! 仕事の意味、生き方を考えさせてくれるシリーズ! この作品が今までの作品の中で一番好きだった! も種々様々。 デパートガールに生保社員、サラ金勤めのイケメンなど… 色んな仕事があって、その中でも色んな働き方をしている人がいる。 仕事を離れたら純愛をしていたり、勉強していたり、ゲームしていたり。 せかせか毎日働いている自分。 このままでいいのか?と思っている自分。 そんな自分に元気をくれる作品。
2投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ続きがとても楽しみな小説。毎回色々な業界で働く人間の困難や葛藤が描かれていて人間の心理的描写がとても面白い。
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログ「君たちに明日はない」シリーズの第3作。なんだろう、前2作とは少し印象が違う気がする。エピソードのトーンが甘くなったというか、優しくなったのかな・・・放り出される感がないというか。リストラという厳しい状況に直面した人々が今回はなんだか素敵な人々が多すぎる気がします。 企業の目指す方向と個人の仕事に対する向き合い方が一致しなくなってギャップが生じてくると、やっぱり何で働いているんだろうという疑問が出てきます。そこのギャップをどう埋めるのかに強制的に直面させられてしまうというのがこのシリーズの味噌。本当は、どんなことをやってもこのギャップが埋まることはないのでしょうけれど、そのギャップに対しての覚悟はやっぱり自分で得るしかないのだろうと思います。「人からの借り物や本からの生き方拝借では、どうしようもないのではないでしょうか?」という真介の言葉もずっしりと響きます。 そんなテーマに向かわせるためには「素敵」くらいの人でないと話にならないかな。今回の登場人物にとってリストラは本質的な変容の機会となっていない。もとから感じていることややろうとしていることへ踏み出すトリガーとなっているだけです。だからこそ一皮向けたようなすがすがしい後味を残すのかもしれません。 でも、本当は隙だらけで何の覚悟もなく直面してしまい、その後もうまくゆかず打ち砕かれてしまうことが多いのでは?その中での根本的に変容を迫られる人を描く話も読んでみたい気がします。これは長編でないと無理か・・・重たいだろうな。 張り込み姫の出身地が同郷なので、ついでにびっくりする。よく調べてるなぁ。
0投稿日: 2013.03.30
powered by ブクログこのシリーズは大好き。 主人公がリストラ請負人だけど、人としての感情をもっていて、その部分が共感できる。 カーディーラーで働くエンジニアの物語があるけど、いい話で胸が熱くなった。一所懸命、仕事に向かう姿勢はかっこいいと感じた。 また、しんどい時に読みたいかな。
2投稿日: 2013.03.30
powered by ブクログ「君たちに明日はない」シリーズ第三弾。全ての勤労者にパワーを与えてくれる。笑いあり泣きありそして読み終えた後幸せを噛み締める事ができる短編作品集。特徴はリストラ代行業という仕事を通じて普段は世間の表層に出てこない様々な職業の真実を炙り出す。今回スポットにあてた職業はカーディーラのエンジニア、英会話教室の講師、芸能誌の記者そして旅行代理店営業。職業に従事するきっかけや動機付けも千差万別。経営が傾く事でふと己の仕事に対する人生観を考え直すきっかけに。一番大事な事は自分で自分を感じ発見する事、そして新たなる道へ前向きに生きる勇気を持つ事を学ぶ面々。爽やかな休日の花見のお供、暑苦しい満員電車の中でもいける良作。特に表題作は涙腺ゆるゆるです(^_^;)
0投稿日: 2013.03.23
powered by ブクログリストラ請負人の話。3作目。 大好きなシリーズ。 体調を崩されていたとは知りませんでした。 自分もこんな年齢になってくると 転職を真剣に考えないといけないと考える。。
0投稿日: 2013.03.19
powered by ブクログリストラ請負会社村上の第三弾。回を重ねる毎にリストラ対象側のストーリーメインになってきている気が。それでも人間性や背景が細かく描かれており十分楽しめる。今後も続くみたいだし真介、陽子のこれからも気いなる。第四弾以降も続いて欲しい作品!
0投稿日: 2013.03.08
powered by ブクログ「君たちに明日はない」(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4101329710)、「借金取りの王子」(http://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4101329729)に次ぐシリーズ3冊目。 真介と陽子の2人が嘘臭い、ストーリーがおとぎ話っぽいなど、1巻目から続く欠点が増大しているような…。 3話目「みんなの力」なんかは「予定調和」の見本みたいな終わり方。「リストラ請負人」を主人公に据えているのにハートウォーミングなおとぎ話が展開される、というギャップを楽しめるなら読めると思うんだけど。 解説が「反浪花節」なんて頓珍漢なことを書いていて笑える。全話浪花節以外の何物でもないじゃない。
0投稿日: 2013.03.02
powered by ブクログシリーズ3作目ですが、おもしろいです。 首切り請負の仕事ですが、その業界のことについて詳しく紹介されていて、苦労や、首切りされる人の考え方などもリアリティがあります。 垣根涼介さんの本は、ハズレが無いと思います。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログ「人間はプライドの動物だと,宅間はときおり思う。そこが,他の動物と違うところだ」 「人間もクルマも,ある部分は同じです。完全に病気になる前に予防しなくてはいけないんです」 「たぶん,あるタイプの人間は,身近な人間からの『愛』だけでは生きられないんだと思います。ぼくも,たぶんそうです。妻と二人の子どものことは,好きです。大事ですし,愛しています。でも,それだけでは生きられない。息をできない。その他に,自分の情熱を傾けられるようなモノが必要なんです。それが自分の仕事なら一番幸せでしょうし,あるいはまた,一段落ちて趣味でもいいでしょう。でもぼくはたぶん,このまま今の会社に勤め続けると,やがてはクルマを何とも思わない人間になります。また,そうでないと,今の仕事はこれ以上続けられない。家族の愛以外に何も感じない人間になってしまいます。そんな人間になるぐらいなら,仮にクルマが仕事にならなくても,いいです。好きな気持ちがまだ残っている自分を大事にしたいです。それが,たとえ一段落ちになったとしても,ぼくにとっての幸せです」 「高学歴,イコール優秀な人材とは限らない。学歴で証明できるのは,極限すれば,迅速な事務処理能力と,答えの確定した事象への理解力,全般的な知識及び一般教養の高さに過ぎない。大事な局面に立った時の判断力,ファジイな問題に対する洞察力,そして自らの進退を賭けたときの決断力は,学歴とは自ずと別の,個々人本来のポテンシャルや気質に負うところが大きい」 「人間,状況さえ許せば,なんだかんだ言って,自分のやりたいことを仕事にするのが一番なのだ。(好きなことだからこそ,それは仕事ではなく,敢えて趣味として取っておきたい)などという人間は,やや厳しい見方だが,しょせんは自分を韜晦しているだけだ。現実の厳しさを理由に,本当の意味での自己実現から逃げているだけだ,言い訳だ。であれば,現状を十分に把握した上で,(仕事ではとても実現できないから,せめて趣味としてやっていこう)その人生の見切り方が,捉え方が,もっとも正しいし,また潔い」 「みんなの力」と「張り込み姫」がよかった。泣きそうになった。 これまでのシリーズで一番いい。仕事に迷いがあるからかもしれないけど。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログ仕事への情熱か。 file.3にはグッときたな。実直、生真面目、一本気。 この姿勢は、個人的にとても好ましい。 垣根氏の、リストラ請負人シリーズ第三弾。 ドライな中に温かみ。 特に今回は、登場人物の年齢が自分と同年代であり、より食い入りました。 しかし、藤沢をヤンキーの牙城とは...ま、否めないけど。笑 読了感はすっきりです。
0投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログシリーズ3作目 安定して面白い。 ビューティフル・ドリーマー “虹を、追いかける人” そういう生き方もいいね。 みんなの力 は途中から結末が読めたし、ベタな展開だけど、だからこそ俺は好きだ。 そろそろ真介側の展開とか広がらないかなぁ~
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログさまざまな会社でのリストラの手伝いをする主人公。 今回は、4社に対して実施。 リストラされる側の人たちがとても魅力的。 仕事に向かう姿勢に心がうたれる。 仕事に対する考えを見つめ直すのによい小説だった。 http://unreconstructed.dtiblog.com/blog-entry-51.html
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログシリーズ第三段までくると飽きることが多いのだが、これは大丈夫。それぞれちゃんと読み応えあった。個人的には、陽子とのからみの部分は雰囲気が軽くなるので不要。
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログ安心鉄板のシリーズ第3作。 特に「みんなの力」にはホロリとさせられた。 第4弾は文庫化されるまでのお楽しみにしておこう。 しかし、何気に川田美代子ちゃんの存在はいいなぁ~(笑)
0投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【読間】 シリーズ第3作。 1編目時点。 お馴染みの面々が登場し、作品世界の雰囲気も思い出した。 普通に読んで普通に面白い話なのが、安心できて良い。 連作短編の中で本作でも、「借金取りの王子」レベルの感動作が入っていれば嬉しいな。 2012.11.21.書。 【読間】 〈やどかりの人生〉 ……“これぞ垣値キャラ!”とばかりに、陽気で能天気で、しかし頭はキレる、古屋陽太郎。。イイ。 〈みんなの力〉 ……「…って言うか、まるで “男の子”泣きだよね。これじゃあ」に、涙腺ピンチに(苦笑)。 仲間って、いいね。 2012.11.22.書。 【読了】 〈張り込み姫〉 主要キャラとサブキャラが魅力的。 彼らを主人公に長編一本作れそうな感じ。 今回は、表題作より、「みんなの力」の方が好きだったかな。 ★4つ、8ポイント。 2012.11.23.了。
0投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログ多分僕は、垣根作品が好きだ。 すぐ読了できるし、ハズレがない。 そこそこにリアルに、そこそこにファンタジー。 ほっこりする。 次のやつも楽しみだ。 うーむ、みんな仕事に向き合っているのだなあ。 向き合ってみようか。 いや、やめておくか。
0投稿日: 2012.11.03
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201209/article_8.html
0投稿日: 2012.10.15
powered by ブクログ1作目と2作目は仕事をしていないときに読みまして。色々思いましたが、今は給料分の仕事をしてるなんて自負しないで、仕事も楽しむことを追求したい境地なり。
0投稿日: 2012.09.06
powered by ブクログ「君たちに明日はない」「借金取りの王子」に続くシリーズ第3段。 垣根涼介の復帰作との事だが、前2作に引き続き、各々の業界事情や背景なども含め、取り巻く環境・人間関係等がしっかりと描かれているだけでなく、仕事に対する意識を見直す機会も与えてくれる本シリーズの魅力は健在! 4作の短編の中で最も印象的だったのは「みんなの力」。 メカニックとしての手腕を慕ってくる顧客はいても、あまりに拘りが強すぎると効率性・生産性を重んじる企業側からは異端視されてしまう。車が好きだから妥協できない自分と企業の方向性とに悩む彼を、タイトル通りに「みんな」が協力するストーリーは先が読める展開であってもやはり好ましい。 内容面に加え、垣根さんの車に対する拘りある描写も見れたので、尚更印象に残った。。。 その他での特色と言うと「やどかりの人生」だろうか。。 ここではリストラ請負人になる以前の真介とも被るようなキャラクターを登場させ、その対比とも思えるような描写が行われている。リストラ請負業を通じた真介の変化(成長?)が、シリーズ3作目にして少し垣間見れる内容となっている。 その割に、真介の力が及ばぬ部分であっさりと退職を決断する展開も今までにないパターンだったかと。。 等々と、相変わらずの安定感で楽しめる作品であったが、真介のプライベートも変に安定してしまい陽子との関係に進展も後退も見られなかったのは少し残念な部分だったかもしれない。。 まぁ、その辺りは次作に持ち越しかな??
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログ垣根 涼介さん”張り込み姫:君たちに明日はない3”読了。リストラ代行会社勤務の村上真介シリーズ。相当面白かったです。表題作が特に秀逸。”明日も元気に働くぞ!”と、”一瞬”思える作品です‥あくまでも”一瞬”‥
0投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログ君たちに明日はない第三弾です 今回も良いお話ばかり ホップ、ステップ、ジャンプとどんどん楽しいお話になっていきますね~ あまりに良すぎて毒がなくなってしまったような気もしますが 今回のリストラ対象者はみな、主人公・村上真介の意を超える精神を持つ人たちです 真介が感心させられてしまうこともしばしば・・・・・・・ http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-169.htmlより
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログ主人公はリストラを請け負う仕事。クライアントから要請を受け、社員を自主的な退職に追い込む。 独立したり他社でも通用する才能を持ってなければ、どーしたら良いんだろ。好きな仕事ややりたいこと、なんてのを追いかけるのも良いけど。 それだけではやっていけないよね。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ[BOOKデータベースより] 「一生の仕事なんて、ありえないんじゃないんですか?」変わり続ける時代の中で、リストラ面接官の村上真介が新たにターゲットとするのは―英会話スクール講師、旅行代理店の営業マン、自動車の整備士、そして老舗出版社のゴシップ誌記者。ぎりぎりの心で働く人たちの本音と向き合ううちに、初めて真介自身の気持ちにも変化が訪れ…仕事の意味を再構築する、大人気お仕事小説シリーズ第3弾。
0投稿日: 2012.07.21
