
総合評価
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powered by ブクログ山陽特殊製鋼や岡崎財閥をモデルにした社会派小説だと思って読み始めましたが、いい意味で期待を裏切られました。万俵家の家族関係は想像以上にこじれていて、「自分はこんな家に生まれなくて本当に良かった」と思うほどです。 一方で、戦後日本の“貴族”のような暮らしぶりが細かく描かれており、その華やかさには引き込まれました。 また、銀行の融資交渉のシーンは、後の『半沢直樹』がこの世界観をモデルにしたのではないかと思うほど緊迫感があり、独特の魅力があります。続きがますます楽しみです。
2投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログ★評価は再読了後に。 テレビで伊勢志摩ホテルの特集を観て再び手に取ってみましたが、濃いですなぁ、山崎豊子節炸裂です。 ただ万俵大介の私生活の描写から、他の作品と比べてアクが強いかと。でもエンタメ要素を確実に備えた作家です。ご本人はもしかするとそのようなつもりはないかもしれないけれども、深さはないです、これは良い意味ですけれども、読者が何かを導き出すという感覚はまったくないなぁと。
1投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ山崎豊子作品の好きなところは、「綿密な取材に基づいた、リアルな社会の描写」だと思っています。 『不毛地帯』や『大地の子』『沈まぬ太陽』など、実際に起こった事件を題材にして、フィクションとは思えないほどリアルに作り上げられた登場人物の活躍と、お互いの「正義」のために血で血を洗うような激しい戦いを繰り広げる様に、読む手が止まらなくなるくらい作品世界へ引き込まれます。 本作もそのような山崎作品の世界に浸ろうと思っていたのですが、いまいち世界観に入り込むことができませんでした。都市銀行を中心とした財閥と政治家の汚職を軸に描いた作品なのかなと思いきや、金に物を言わせる「上流階級」と勘違いした登場人物たちのセリフの一つひとつが鼻につき、読者である「一般庶民」には彼らの趣味嗜好や考え方が理解しづらいまま話が進んだように思います。 昼ドラのような愛憎劇の要素を入れているからでしょうか、もう少し硬派な作品だと思っていたので、終始違和感を拭いきれませんでした。
3投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ歪んだ家族の物語の序章パート。 これから中巻、下巻に向けて、ありとあらゆる大波小波の出来事が起こるのだろうという予感が十分に理解できる展開だった。
0投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ登場人物の整理で一苦労。 山崎豊子氏の著書の特徴としてこの最初の話の背景、下地を理解すること。 ここが整えばあとはめちゃくちゃおもしろいエンタメに変貌します。 中巻から楽しみ。 鉄平はイケメンだなとしみじみ。生き様含め。
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ沈まぬ太陽や運命の人と同じ ドキュメンタリーチックな物語なので 純粋に物語として読むには読みづらい 登場人物が多すぎるし、説明文章も長く すべてを読むのは辛いものがある なにより 正義は敗北し 誰も幸せにならない どころか不幸のどん底で終わるという 後味の悪さ これも上述の本に共通してる たまたま不毛地帯を読んで、 おお面白いじゃん と山崎豊子シリーズを開始したのだが 失敗であった いくつかは楽しく読めるが、あくまでいくつかで 全ての本が面白い作家さんはいないわけである と 当たり前のことを改めて思う
0投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ中井貴一主演のドラマが面白かったため、原作を読んだ。正直、言い回しもくどくて、僕には合わなかった。文体が好きではないんだと思う。
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ上、中、下巻の感想です。 作品名のとおり、華麗なる一族の話。 途中で想像した結末とは大分違う終わり方でした。 豪華な世界も良いけど、ドロドロとした部分も多くあり、自分は庶民がたまに贅沢するくらいがあってるなと。
18投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ中井貴一さん主演で2021年にドラマ化されました。業界ランク第10位の阪神銀行顕取、万俵大介が上位銀行への吸収合併を阻止するために小が大を喰う企みを画策します。登場人物の言葉遣いから格式の高さが表現されています。(すー)
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログやっぱり面白いなー。昭和の時代のパワフルさ、空気感、必死さ。ガツガツしていて、ライフワークバランス完全無視な感じ。山崎豊子さんの作品はどれも仕事というものの、面白さが凝縮されていると思う。今の時代だとなかなかないですよね… 古い考えなのかな… 元気が欲しい時に読み返す本。
0投稿日: 2024.10.12
powered by ブクログ山崎豊子『華麗なる一族』。 残っていた山崎豊子作品。ほぼ最後。 都銀10位の阪神銀行・頭取・万俵大介。 都市銀行再編の動きがある中で、上位行からの吸収合併を逃れるべく、娘婿・美馬を通じ、他行の状況を探る。 『小が大を喰う』合併を模索する… 万俵財閥をさらに強固なものとするため、次男・銀平、次女・二子の閨閥結婚も進めていく… 一方、グループ会社・阪神特殊鋼・専務・長男・鉄平は高炉建設を計画、融資を阪神銀行に依頼するが、父・大介は… 昭和40年代前半、高度経済成長期の神戸の街。 万俵一族をさらに強固なものに動く、大介と妾・相子。 父・大介と長男・鉄平の関係が… 鉄平と祖父・敬介… 万俵一族の長・大介を中心に動いていく。 阪神銀行は吸収合併を逃れるのか… 大を喰う合併ができるのか… 阪神特殊鋼の未来は…
14投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ山崎豊子さんのドラマ化もされている作品。 銀行頭取の万俵大介の財閥一族、奇怪な夫婦関係、親子間の確執、政略結婚に翻弄させる兄弟と企む女執事…。 ザドロドロの財閥一族の運命やいかに。 独特の山崎節で上巻楽しませて頂きました!
3投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ昔のはなしなのか、現代にも通ずるものなのか、その世界にいる人に聞いてみたい。 相変わらず細かい描写で、情景がはっきりと浮かんで来る。どんどん引き込まれていく。
0投稿日: 2023.11.03
powered by ブクログ初めての山崎豊子作品として、本作を選び、あっという間に読破する。時代設定は昭和中期頃であり、読み始める前には、現代とのGAPを感じるかと思っていたが、全くそんなことはなかった。 今の時代にも通じる処世術であり、父子の関係が丹念に描かれていて、非常に楽しむことができた。 最初と最後の対比が、ゴッドファーザーにも通じる描かれ方になっており、最後まで楽しむ事が出来る作品です。次は白い巨塔です。
6投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ今までトライしては挫折してきたけど、満を持して再トライして読破。時代設定は多少古いけど、今にも通じる権謀術数が描かれていて、一般人でも処世術の参考になると思い、楽しみながら読めました。最初と最後の対比が、ゴッドファーザーにも通じる描かれ方をしていて、本当におススメです。
1投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ以下、上中下巻で同じ感想です。 最近、「近過去」のドキュメンタリーや小説が面白い。 人間の織りなすドラマの本質は古今東西いつも変わらないのかもしれないが、舞台設定として、いわゆる「ザ・昭和」は実は1950-60年代、すなわち昭和30年代前後であり、もちろん、働き方や家庭生活など今ではありえないようなことも多いが、同時にやっぱりいまだに、ということも多い。そしてテーマとなる政治や経済のトピックが、これまた日本はこの数十年間何をしていたのか、というくらい共通なのである。 「華麗なる一族」の物語は、行政の手厚い保護と支配の元にあった銀行の経営統合という壮絶な戦いを縦糸に、昭和な家長制と血縁の闇を横軸に進む。 一番の迫力は、ここで取り交わされるさまざまな会話。一歩間違えれば追い込まれる神経戦の連続。経済に関する記述も非常に正確で、企業乗っ取りといえば流行りものを含めそうとう雑なものも多い中、リアリティは今なお色褪せない。 スカッとしないことこの上ない読後感ではあるが、だからこその読み応え。
9投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ長編なので、避けていたけど、山崎先生の作品に挑戦することにした。やはり綿密で読みごたえがある。人の心の機微に、そして政界、家の格式、財産、歴史、どろどろとして、でも引き込まれてしまう。家長の大介、長男鉄平、次男銀平、愛人との確執、三人の娘、どのように展開するか、楽しみ。
0投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログWOWOWドラマに長年応援しているアイドルが出演するということで気になっていた作品です。 母親が昔から好きらしく、たまたま家にありました。 ドラマをみてから読んだのでストーリーはスムーズにはいってきましたが、登場人物が多く、知らなかったら混乱したかもと思います。 知らない世界なのであぁ、ありそう… とおもってしまいます。 苦手なキャラ、好きなキャラできてきました。 はやく続きを読みたいです
9投稿日: 2021.07.09
powered by ブクログ久しぶりに山崎豊子さんの小説に手を出してみた 一冊600ページ以上、3巻あるため 読むのにはそれなりに気合いがいるけど あっとゆうまに一冊読破。 続き早く読みたい
0投稿日: 2021.07.04
powered by ブクログ読み始めた。もう文体から面白い。「ネタバレで台無しになるような小説は元から大した価値はない」などと普段は過激なことを言ってるんだけど、この小説はネタバレされたくない笑 そのくらい面白い(?) ぱっと見お堅い文章なのに序盤からこんなに引き込めるリズムの文章を書けるのはさすが。ついでに聞いてもいない業界事情をこれでもかと語り続けるところもさすが。一文がやたら長くてくどいにもかかわらず、表現力が高すぎてそれをまた別の魅力に変えてる。こんな文章書けたらすごいけどもう一般人と会話するのは退屈でしょうがないだろうな 読み終わったらまた追記。 読み終わった。やばいオモロすぎる。もっと早く読めばよかった。山﨑豊子天才か?
1投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上中下3巻の約1,800ページにも及ぶ長編小説。銀行の頭取であり一族の長である万俵大介が、阪神銀行とそのグループの繁栄のために野心に燃え、親族や政界にあらゆる手段を尽くして推進していく。長男で阪神特殊鋼の専務である万俵鉄平が、祖父の実子なのではないかと大介は疑い、嫉妬から嫌がらせによって阪神特殊鋼を破産に追い込む。その後鉄平は自殺してしまうが、実は祖父の子ではなく自分自身の実子であったことが判明する。阪神銀行は小が大を飲む買収を実現するが、そのすぐ将来には合併される側に回ってしまうという非情な結末を迎える。家族・政治・経済のドロドロな面をリアルに描き、人間の産み出す非情さを見事に描いた山崎豊子らしい小説。リアリティのある面白い内容の小説だったが、やや長過ぎる印象があり、不必要な場面も多く含まれているように感じる。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ華麗なる一族 著作者:山崎豊子 発行者:新潮文庫 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 富と権力をめぐる人間の欲望と愛憎劇。
1投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログ万俵一族。 一般人には計り知れないドロドロの金持ちの世界。 「WOWOW」のドラマ化楽しみ。 馴染みのあるお店や地名が登場するのも嬉しい。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ金融界、官僚、政治家などを巻き込んだ万俵一族の物語。筆者もインタビューで答えているが、執筆当時の金融界は新聞も書けなかった聖域だったとか。 主人公、万俵大介は様々な策を練り自身の野望を果たすために周囲の人々を利用してゆく。家族も然り。頭取である銀行の合併がどうなるかは次巻に続く。
5投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ山崎豊子らしい徹底的な取材に裏づけされた、生々しすぎる政財界、産業界の人間模様。 妻妾同居の生活を平然と続ける父大介に対して、その子達はそれぞれ複雑な胸中を抱えながらもこの華麗なる一族万俵家に生まれたことの運命を受け入れている。行動力に富む鉄平と慎重に事を進めていく大介の対立構造が浮き彫りになったところ上巻は終わるが個人的には次男銀平のニヒルな雰囲気に惹きつけられた。
2投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ【感想】 結論から申し上げますと、やっぱり山崎豊子は凄まじく面白い!! この一言に尽きます(笑) 本作者の「不毛地帯」や「沈まぬ太陽」など他作品も共通して言えること。 小説の域を軽く超えている業界・企業・社会の緻密さが描かれている点。 また、人間関係の感情であったり打算であったりなどの生々しさ。 書き物でここまでリアルに表現することが出来るのは、山崎豊子の辣腕あってこそなのでしょう!! 山崎豊子の作品は読むのにかなり体力を要しますが、「白い巨塔」など、彼女の他の作品も今後読んでいきたいな~ さて、「華麗なる一族 上巻」のレビューについて。 タイトル通り、銀行創業者の一族の浮世離れした華々しさや晴れやかな様子が描かれているが、中々どうして、タイトルとは違って一族1人1人の人間臭さや泥臭さ、、、 いや、表現がやや違う。 ドロドロとした人間模様や、人の持つ残忍さ・冷酷さも事細かに描かれている。 この点に関して、もはや全然華麗ではない(笑) 作中、銀平の妻である万樹子の台詞で、 「ご立派で、お上品なのは表面ばかりで、中身は下劣そのもの、まんまと高須相子の口車にのせられたわ!」 という一節があった。 個人的に、この台詞が本作を一番端的に表しているな~と読んでいて感心しました。 物語は、父である大介や長男・鉄平、次男・銀平、妻・寧子、大介の妾である相子など、章によって物語の主人公が変わり、視点や価値観も変わっていく。 それぞれの主観や思惑をもって物語が進んでいき、「華麗なる一族」の陰の部分が段々と暴かれていく様は見事としか言いようがない。 この本の見所は、「華麗なる一族」の、ある種低俗な「人間臭さ」が紐解かれていくところなのかも・・・ ただ、銀行の仕組みやら慣習、業界ルールや事情についてもかなり事細かに書かれてはいるが、その点は読んでいて理解が追い付けなかった・・・ 時代背景が昭和中期とやや古く、お金の価値も現代とやや異なるのも難読になる要素の1つなのかも。 まぁ、読んでいてベラボウに面白いです!!! 上・中・下巻となかなか長編だが、続きがかなり楽しみな作品。 【あらすじ】 業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。 長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。 不気味で巨大な権力機構〈銀行〉を徹底的に取材した力作。 【メモ】 p446 「鉄平さん、お父さまに何ということをおっしゃるの」 相子が窘めるように云った。 途端、鉄平の精悍な眼がぎょろりと相子に向いた。 「君は黙ってろ。親子が争っている時、口を出せるのは母親だけだ」 p447 「世間では品行方正で、冷厳な頭取として通り、一歩家庭へ入れば妻妾同居の生活を営んでいるお父さんは、世間を騙している偽善者ですよ!そういうお父さんの生活が、銀平を妙にニヒルな性格にしたんでしょう!」 心の中にどろどろと堆積していた怒りをぶちまけるように言い、相子の方を見、 「君もそろそろ自分自身の将来を考えるべきじゃないか」 と決めつけた。 「私にはまだ、私が育て教育してきた二子さんと三子さんの結婚問題が残っておりますわ。それに私はお父さまをお愛ししております。ある意味ではあなたのお母様以上に」 静かな声であったが、そこには何者にも動じない強靭さがあった。 p448 「銀平、お前もこの際、何か言うことはないのか!」 「兄さん、お父さんと争うなんて無駄なことですよ。企業家としての識見、財力、社会的地位。すべての点で何一つ、僕たちはお父さんにかなうものがない。勝てっこありませんよ」 p531 「何が今日はフランス語、明日は英語で晩餐ですか!ご立派で、お上品なのは表面ばかりで、中身は下劣そのもの、まんまと高須相子の口車にのせられたわ!」
63投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ読み終えるのに2週間くらいかかった。阪神銀行をより太く大きくするために閨閥を利用していく万俵家の物語。上流社会ではこのようなことが実際行われているのだろうか。今はもう廃れた文化なのだろうか。知る由もないが、知らないのも幸せ?
3投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ200501.面白い。文書がうまい。引き込まれる。 ボリュームはかなりあるが、読まされる内容。 描写に言葉遣いに、多種多様な格式に対してもよくここまで表現できるなーと。 登場人物は多いが、一族の名前が分かりやすいのも良い。鉄平に銀平、女性の扱いは軽いのか、一二三。このまま王道路線で行くなら、銀平の嫁なり、美馬なりからのスキャンダル漏れから、大介銀行は三雲さんに取り込まれの、鉄平は二転三転苦行を超えながらの成功。祖父と母の関係発覚からの葛藤なんたら。二子は幸せ結婚。銀平は円満離婚か円満エンド。 どうまとめるのか、どんでん返しはあるのか?
3投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログドラマでは大介と鉄平の確執を中心に他の兄妹についてはあまり触れてなかったが、原作は弟の銀平や妹のニ子などの輪郭がはっきりして面白い。政財界の大物から末端の銀行員まで粒さに描かれているので、頭が混乱しそうだけどスケールの大きさは感じた。
4投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログこんな世界があるのか。。。 あるのか?? 空想なのか?? と妄想・想像しながら読みました。 産まれた瞬間から将来が決まっている環境で育つ不自由さ、だけど、財力・社会的地位・人脈などは圧倒的に確立されている家族。 貧乏だけど自由。はたまた、金持ちだけど不自由。 一体、私達にとって「幸せ」とはなんなのか?考えさせられる作品。お金に縛られない生き方が1番の理想だよなー。と再度自分が置かれている環境に感謝の意が芽生えた
4投稿日: 2019.06.27
powered by ブクログ銀行間の乗っ取り合戦かと期待して読み始めたが、どろどろとした男女関係、親子関係の話が主なので、好みに合わず、挫折。
2投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
計算高く閨閥を広げていく万俵一族。そうやって、華麗なる一族はより力を蓄えていくが、どんなにきらびやかに見えても、そのなかにいる個々人は幸せそうには思えない 。 幸せとは、家族のあり方とは、といろいろ考えて、少し重い気持ちになった。
3投稿日: 2018.10.30
powered by ブクログ素晴らしい。 山崎豊子さん、さすが。 厳しい、残酷なお話し。 親子、兄弟、家、親戚。それぞれの立場。 登場人物多いが、特徴と関係が分かりやすい。 池井戸潤さんなら、最後に正義は勝つなのだが、 そうはならない。読んでて辛い。 50年前の設定で、今ではありえなさそうだが、 テレビドラマにもってこいの設定。
0投稿日: 2018.08.04
powered by ブクログ2018年1月28日、読み始め。 2018年2月10日、読了。 以前より読みたいと思っていた作品。 多分、30年位前から読んでみようと思っていた。 で、この作品は何時書かれたのかというと、「週刊新潮」に連載された後、1973年に出版されたとのこと。
4投稿日: 2018.01.28
powered by ブクログ毎度のことだが、山崎豊子の凄まじいリサーチ力に、只々驚嘆するばかり。ストーリーに関しては、面白い、面白いのだが、不毛地帯を読んだ時のような引き込まれる感覚は乏しかったように感じる。まだ上巻なので、作品としての評価を下すには早いが、万俵家に立ち込める暗雲の気配がとても面白そうな雲行きなので、下巻に期待。
0投稿日: 2018.01.27
powered by ブクログ阪神銀行のオーナー頭取にして万俵財閥の総帥である万俵大介を中心とした万俵家をめぐる物語。長男が実質的に経営する特殊鋼会社を犠牲にしての「小が大を食う」銀行合併、妻妾同衾の乱れた私生活、次々と不幸を招く閨閥結婚など、「華麗なる一族」の裏のドロドロとしつつも深い人間ドラマが描かれている。 全3巻とボリュームは結構あるが、一人一人の登場人物のキャラクターが立っていて、その濃い人間模様の描写に惹き込まれた。正直、「華麗なる一族」に生まれなくてよかったと感じた。
0投稿日: 2017.10.03
powered by ブクログ『沈まぬ太陽』を読んで山崎豊子さんのファンになり、二作目。 取材を基にしているという圧倒的なリアリティがこの作品も素晴らしい。それぞれのシーンでの会話の中での細かい駆け引きに至るまでリアルで緻密。 読み応えがあります。
0投稿日: 2017.08.22
powered by ブクログ万俵家。財力と伝統を背景に、仕事においては大介ざ銀行再編の動きで暗躍し、鉄鋼会社では鉄平が高炉作成に向けて尽力する。家庭においては、愛妾相子に妻の座で波乱を含み、官僚財政との閨閥を作り上げ、父と子の確執が起きる。 いくつにも分かれた話のどれもが緻密で、骨太で、すごいなぁと思う。
0投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
万俵大介を佐分利信が演じた映画版は既視聴済み。情景描写と感情描写が細かく文章で書かれ、明快な分、阪神銀行オーナー一族の長で現頭取の大介のアクの強さが映画版より弱められているか。また、自身の出自や境遇を映画版より明快にした高須相子も同様か。誰もが善人ではないのだが、悪人や嫌な奴と言い切るには躊躇する。こういう人物造形は著者ならでは、あるいは小説ならではかもしれない。全3巻中の1巻目。◆仕事に対する姿勢という意味で、鉄平の脇の甘さ(公私混同のきらい、根回しの準備不足と稚拙な言質のとられ方)を想起。
0投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログ白い巨塔が面白かったのでこちらも読んでみた。 主人公の万俵大介は表と裏が全然違うし、愛人を自分の家に同居させるし理解を超えた人だけど何故か嫌いにはなれない魅力がある。 世間には名門として映る万俵家にも綻びがあり、今後万俵家がどうなっていくのかとても楽しみ。
1投稿日: 2017.01.17
powered by ブクログ初めての山崎豊子。これまで敬遠してきたが、意外とあっという間に読めるので驚く。 執筆当時の日本の姿がよく浮かんでくる。 また、富裕層の浮世離れした暮らしが絢爛豪華に描写され新鮮で楽しい。読み味としてはとても濃厚であくが強い。くどく感じそうになるが、展開が早いのでたるまずに読める。 まだ物語はいかにも序盤という感じで、各登場人物の生い立ちや立場や性格、その手腕が分かり始めたばかりだ。これから物語が一気に展開していくのだろうと思うと楽しみになってしまう。
0投稿日: 2016.11.07
powered by ブクログ綿密な取材にもとづくストーリー。フィクションでありながら、半世紀近くを経て振り返ると、そんな秘話があったのかと思わせられる。貴重な小説。ただ、野心、欲心にあふれた登場人物への感情移入ができず、折角の華麗なる世界に没入できずにいる自分が残念。
1投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログとても読み応えのある一冊。 女性が書いたとは思えないほど、各界の描写が細かく描かれており 一方で女性だからこそ、細部に渡る絢爛な様子が多様な言葉で形容されている。 さて、まだ中、下と残りの章も残っているが、どのような話が繰り広げられるのか楽しみである。
0投稿日: 2016.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ放送時も原作を読んでからと思い、長年読んでみたいと思っていた作品でした。 大企業が中小企業を飲み込む描写に山崎さんの反骨精神を感じ、同時に万俵家のホームドラマとしても楽しめました。 父・大介と長男の鉄平との確執を読むうち、悲しいですが良い人ほど損をするものなのかもしれないと痛感させられます。 没落華族出身の母・寧子が万俵家で受ける仕打ちも悲しいし、大介の妾である相子も、キャリアウーマンと言えば聞こえはいいですが 結局万俵家の子供達を政略結婚させることでしか出世の道を見出せない女性に思え、時代が女性を認めてくれないことも悲しかったです。 どの登場人物の人生も悲しくて切なかったのですが、中巻以降はもっと辛くなるみたいですね…(´・_・`) 確かな筆致でとても読みやすく、わかりにくいところは例えが書いてあったりと 山崎さんの力量はひしひしと感じられました。 ただ、読みたい新作が多すぎるので あとは2007年版のドラマを借りようと思います。
2投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美馬さんエリート官僚でこの結婚ありえない。舅のために何やってんだ。山崎豊子作品てなんでこうも女はイロモノなんだろう。鉄工所の一ノ瀬親子とか猪撃ちの話はさわやかなのに性生活の話になるとドロドロ。鉄平まで爽やかに発散するらしい。なんか嫌なことあったのかな。大介みたいな家で二人のおなじみの女と毎日交わる男いるかな。万樹子の学生時代の普通の恋愛があんなに痛手になるなんて隔世感。
0投稿日: 2016.04.05
powered by ブクログ今まで読みたかったのにチャンスがなく伸び伸びになってたけど、知り合いの人に借りてやっと読み始めたー。 山崎豊子さんの本は『白い巨塔』以来だけど、やっぱりこの人の本は面白いわー。 気がつくと100ページとか読んでて、読み始めるとすぐ話に入り込める。 万俵家のビジネスと一族の2つの軸が、丁度よく次々に展開されて飽きずに読めた。 それにしても、すっごい世界にお住まいで、見えぬところでいろんなゴタゴタがあるのねぇー。 大介の目論む合併計画と、鉄平の会社が上手く高炉を建て軌道に乗るか、鉄平は祖父と寧子の子なのか、相子はどうなっていくのか、これからの話が楽しみー。 希望としては、万俵家を采配してる相子がどん底に落ちればいいんなぁーと思うんだけど。。。。
0投稿日: 2016.03.29
powered by ブクログ初山崎豊子作品。有能だが下卑た人間が多い。銀行員の悲劇、惨状も描かれている。最後まで読んで、その思想を味わいたい。鉄鋼会社の一之瀬父子がすがすがしい。
0投稿日: 2015.10.21
powered by ブクログ"華麗なる一族" ネーミングが秀逸すぎる。 本当に華麗すぎるんですもの。 「住む世界が違う」とはよく言ったもので、政財界の人々などはわたしたちの目に触れないところで違う空気を吸って生活してるんだなあと感じた。 閨閥結婚、言葉すら知らなかったその世界に蔓延る渡世術は、「閨閥エリートの再生産」と作中にもあったように非常に「効率の良い」策略であることに違いはない。 子どもを駒としか思ってない親の勝手でしかないけど、実際にこういう世界はあるんやろうなあ。なんか血が通ってるとは思えない。。 妻妾同居どころか妻妾同衾というとち狂ってる環境も目が点になるわ。 「小が大を食う」合併は実現するのか。鉄平さんの高炉計画は恙無く進むのか。続きを取る手が早る。
1投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんというひどい、どろどろとした世界なのだろう。自分も酷い扱いを受けているがこれほどではない。コンツェルンの繁栄のために政略結婚をさせられるのは昔の武家社会と同じだ。しかし現実にもあるのだろう。独裁者とそれによって虐げられて非人間的な扱いを受けている人の悲哀さがよく伝わってくる。人間の心の襞までよく分かる話だ。相子の脅しの酷さは常軌を逸している。偽善を偽善と思わない世界は政治家にもあるのではないか?この無残で可哀そうな目に遭っている人を助ける
1投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログ山崎豊子の本初めて読んだ。社会派の小説を読みたいと思っていたら、よく行く飲み屋の人がくれたのがきっかけ。 すごくおもしろい(笑)こういう作家がすごく取材していて、リアルな内容に仕上がってる作品は本当に好きだなぁ~。 昭和40年代頃の話らしいけど、こういう閨閥によって企業や一家を大きくしていくというようなことは過去なんて特にそうだろうけど、現代でも行われているんだろうなぁ。万俵コンツェルン恐ろしいわ本当に(笑) 結婚した息子や嫁は、結婚しても誰も幸せそうではないが。。。 この本読んだら大臣の権限ってやっぱすごいんだなって思ったけど、なんか現代の政治見てるとマスコミなんかに糾弾されていて、すごみを感じない(笑) それに引き換え、メディアには出てこないけど、官僚はおそろしくキレ者ぞろいなんだなと改めて感じた。特に財務省。この本でいう大蔵省。 まぁこの本で妻妾同衾の万俵頭取のイカれた感じがすごいね(笑)寧子かわいそう~。 中巻に期待!!
0投稿日: 2015.04.29
powered by ブクログ山崎豊子『大地の子』につづいて、今回は製鉄所つながりで『華麗なる一族』を読みすすめる。こちらの小説もノンフィクションのように真実味を感じさせてくれる。今回の銀行にも当てはまるが業界の取材に手抜きがないため、うそ臭さやうすっぺれさはなく重厚な深みがある仕上がりになっている。読み応え十分。
0投稿日: 2015.04.11
powered by ブクログ日本が社会主義国だった頃の話。 当時の政財界の様子はよく伝わってくる取材力はさすが山崎豊子だが、人物像は悪者理想主義者ニヒルとやはり古びてる感じなので小説としてはちとしんどい。
0投稿日: 2015.03.11
powered by ブクログ金持ちで裕福な一家のドロドロな家庭事情がおもしろい。話の密度が濃い!そして長い!笑 まだあと中巻と下巻があって話の展開は全く読めない。早く続きが読みたい。
0投稿日: 2014.12.05
powered by ブクログ銀行を舞台にした華麗なる一族のドロドロしたお話。 人間の汚さとたくましさと誠実さをそれぞれ具現化したような人たちが出てきて、かなり勢いのあるお話です。 一気読みしちゃった…。 でも、世の中が金と権力と愛欲だけで動いてたらヤだな…。
0投稿日: 2014.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎豊子の取材に裏付けられた小説を読むと、まるで自分が銀行の頭取室、大蔵省の局長室、政治家の家などの現場にいるような気がする。全てを失い別れを告げる鉄平。彼がもし妻にすべてを打ち明ける弱さがあれば、または自分の会社を追われたスティーブ・ジョブズを知っていれば、あのような道は選ばなかったのではないかと思うが、これが山崎豊子の美学なのだろう。1970年発行だが全く古さは感じされなかった。山崎豊子の他の作品もぜい読みたい(現在読了したのは「運命の人」のみ?」
0投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログ面白い事は面白いけど、『沈まぬ太陽』が凄く自分にはあっていて、その直後の山崎豊子作品なだけに、やや物足りなさがあった印象。これから始まっていく激しい物語の序章でずっと終わってしまった感の上巻であった。中巻以降にさらに期待。
0投稿日: 2013.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各個人の心情が幾重にも絡まり、面白くなってきた。 政治力(根回し)というのはどういうことを言うのかという点がよくイメージできる。自分は関係ないポジションにいるから実感はできないけど。 そして仕事ができる人というのは、情報が入ってからの即断力があり、広いコネクションを持っているんだよなとつくづく。 「華麗」とは傍から見た印象であって、実際を知るとそうではないかもしれないというのは万樹子の心情から十分に察せられる。 預金を集めるために奔走し、死んでしまった支店長を考えても、その仕事が何のためになるのかって思ってしまう。 閉塞感というのか、無力感というのか、そういったものを自分に照らし合わせて考えてしまった。 人間ってすごい生き物だな。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ豊子はえぐいな。 最後まで読んでないけど、もうわかったからよし。 銀平さんに山本耕史、大介さんに北大路欽也ってのはいいですね。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ面白いがなかなかボリュームのある話。まだ中・下巻が控えている…。果たしてこの一族はどうなるのだろうか。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログ全3巻。山崎豊子の偉大さを改めて感じる社会派小説の傑作。女の作家でここまで男のロマンや心理について巧みに描ける人はいないのではないかと思うほど。複雑な人情の機微を捉えた人間ドラマの迫力、さらには綿密な取材に基づく物語のリアリティは圧倒的です。
0投稿日: 2013.05.18
powered by ブクログおもしろい……! 私の知りたかったことはここにあったのだ。財閥家の話も銀行の頭取の話も。 銀行間と官僚とのやりとりは“食ったか食われるか”いかに先読みして相手をだしぬくか、そうしなければ生きていけない世界なんだなあ 銀平はニヒルで冷徹な割には言葉使いが丁寧で、育ちの良さを感じるね
0投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログ想像もつかないような豪華できらびやかな世界の話。 だからなのか、本当にワクワクしながら読み進めることができました。 父・大介と息子・鉄平の関係が読んでいてかなり厳しく感じた。 冷たく突き放す父と、それでも父を慕う息子。 そして色々な問題を胸に秘めた万俵家の面々。 これから先も楽しみです。
0投稿日: 2013.04.11
powered by ブクログ結末は知らないけど、布石が揃ってきたのかな?銀行合併のパートと妻妾生活のパートが交互に出てきて飽きずにテンポよく読める。今後の展開に期待。
0投稿日: 2013.03.05
powered by ブクログまさしく華麗なる一族。 ただ、華麗さは見た目。 見た目の華麗さを保ち続ける事、その中で人間らしく生きていく事、そんなのが面白かった。 華麗じゃなくていい、そんな思いで読み終わる。
1投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ一緒にして悪いけど、仕事に対するプレッシャーだとかが、こんな人でも感じるんだなあ、なんて思って親近感が湧いた。あと、大から小への視点というか、支店の話も時々入ったりして、末端のところも描いてるところがいいな、なんか。でもこれ分厚いステーキみたいな小説で、とても三巻続けて読むきになれないなあ。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ最初はなかなか読み進まなかったけど、中盤から面白くなってきて ぐいぐい読めた。 大介、寧子、相子の話はちょっと気持ち悪いなぁ。 ドラマ化されていたのを見たことがあるので、登場人物がその人の顔で脳内再生されるのがつらい。
0投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログこれを書かれた当時は銀行の合併など考えられなかったことであるが、その時代にこれだけの本を書ける筆者の調査力・表現力は凄いものがあります。 登場人物もそれぞれ個性があり、非常に楽しく読むことができました。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログタイトルに違わず、万俵家華麗すぎます・・・! 本当にこういう一族が存在してるんだな~と一般大衆は想像だにできない満万俵家のあらゆるもののスケールのデカさにヒキ気味・・・ さらに、民間企業、銀行というものはこんなに泥臭いのか~とこちらも若干ヒいてしまいましたが。どうなる銀行合併合戦!
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
●内容 ・昭和期の地方財閥のお話 ・家長の万俵大介は銀行頭取、長男は製鉄会社専務、次男は銀行課長。戦略的な閨閥結婚により、長男の岳父は大物政治家、作中で結婚する次男の岳父は地方財閥当主。また、長女の婿が大蔵官僚。 ・表向きは品行方正な銀行頭取として暮らしながら、その内実は… ●コメント ○全体的に昭和的倫理観が漂う。たとえば家長の大介の私生活を知った他の人物の発言。 万俵家には妻と女執事がおり、この2人が日替わりで「妻」の役割を果たす。それを偶然知ってしまった次男の嫁は「妻妾同衾とは獣のような…」と気分を悪くしてしまい、一時は実家に帰ることすら頭をよぎる。 現代小説ならやや特殊な環境として軽く流してしまうところだろう。 ○頭取を務める万俵大介の部下への言及に、著者の組織感がにじむ。 (引用) 二人の専務は、本来の銀行業務の上では、もはや格別の見識を持ち合わせていなかったが、万俵はそれを承知で身近に置いていた。その代わり4人の若い切れ者を常務に据えている。…つまり、万俵の人事のやり方は、自分に徹底したサービスをする人間か、さもなくば、仕事に徹底的に役立つ人間のどちらかで、その他は容赦もなく切り捨ててしまう。 ○結婚について。徹底した合理主義で、個人の枠を超えて家門全体のことを考えて差配する女執事と娘婿の大蔵官僚のやり取り。 (引用) ・「それに上流階級の婚姻に必要な5つの条件のどれ1つとして欠けてらっしゃいませんわ。…それは、家柄、係累、資産、父親の履歴と社会的地位、本人の履歴の5つです。安田さまの場合は3代に遡ってご立派な係累ばかりで…」 ・「閨閥結婚というのは、大なり小なりそんなものですわ、その代わり、人より早く出世のチャンスを得たり、権力を握るきっかけを得たりして、互いに閨閥の甘い汁を啜り合っているわけじゃありませんかしら―」 と云い、相子はふうっと煙草の煙を吐いた。 「そうかも知れない、閨閥づくりは云ってみれば、エリートの再生産ということですからねぇ」
0投稿日: 2012.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
銀行と政治と企業のドロドロした部分を思いっきり描いている。 「エリートの再生産」というフレーズで閨閥もどんどん作られている。 そこで、一般人は到底知りえないし関わることができないような情報が動いて、それが現実の世界に反映されている。 一見「昔」のことのように書かれているが、これは「今」も普通に行われているような気がする。 どうあがいても、このような中に入っていくことはできない、し、したいとも思わない。 多分別世界の人間のようだ、と思う。 が、ここに入らなければ上に行けないとなると悩む。 とにかく今後の展開が楽しみ。
0投稿日: 2012.04.24
powered by ブクログお金持ちの生活に憧れるのか、社長や専務と言った肩書きやステイタスに憧れるのか、その優雅な生活に憧れるのか。現在の生活からは想像のできない「華麗なる」生活と一緒にある銀行、政財界の世界観とはこのようなものであるか? 山崎豊子作品は結構読んだ気になっていたが、万俵家の野望と、子ども達の価値観を描いた本作品は、これまでとはまた別の境地を達成している。相変わらず描写が細かく読むのに時間がかかったが、最後のストーリーに向けスピード感が増すところが気持ちいい。 しかしこんな華麗な世界であるなら、今のほうがいいと思ってしまったりもする。やっかみなんでしょうが。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ著者の作品は、一度読みだすと止まらない。 40年以上前の作品という古さはそんなに感じませんでした。
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 銀行合併の話はあまり興味がないけど、万俵一族の話は面白い。閨閥結婚・妻妾同衾。一般家庭ではあり得ない。
0投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎豊子の作品は、「大地の子」「不毛地帯」「二つの祖国」「沈まぬ太陽」についで5冊目。 何年か前にキムタク主演でドラマをやっていたが、大筋ではドラマと同じ話。 けれど、最後が違う。 というか、最後が違うということは結局テーマが違うとも言えるかな。 内容は、いつもながらのとてつもない取材力に裏打ちされた綿密な描写で、銀行、鉄鋼など多くの会社をもつ万俵一族の不実な内情を描き出している。 正月の万俵家華麗なる晩餐で幕を開ける本小説。 その華麗な外面とは裏腹に、親子間の相克、妻と愛人の同居、愛のない閨閥結婚と、人間の欲望がむき出しに描かれていく。 家長で万俵コンツェルンの中核、阪神銀行の頭取をつとめる大介と、出生に疑惑がある長男鉄平との確執が、大介の野心と結びついて、鉄平を窮地に追い込んでいく。 追い込まれた鉄平がとった行動が、華麗なる一族を崩壊させていくが、その先にはほんとうの意味での家族、人間の生き方が暗示されている。 読み終えて気分の良い小説ではないが、恐ろしいほどの筆力で物語の中に引き込む力は本当にすごい。 取材力も含めこの仕事ぶりには、いつもながら感嘆するほかない。
0投稿日: 2011.12.14
powered by ブクログまだ上巻しか読んでないが、これまでに読んだ山崎さんの作品を良かった順に並べると、次の通りになる。 1. 不毛地帯 2. 沈まぬ太陽 3. 白い巨塔 4. 華麗なる一族
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ舞台は昭和40年代の神戸。阪神銀行の頭取・万俵大介を中心とした一族の物語。金融自由化による競争激化、さらには大銀行からの買収を回避するために、大蔵省官僚や政治家、身内を巻き込んだ活動に奔走する。ノンフィクションのようなリアルさ。銀行の裏側を垣間見たようで生々しい。当時の息遣いが伝わってきそうだ。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ山崎豊子の作品としては2作品目。私の愛する神戸の銀行が舞台である。 工学部出身の私としては、やはり長男鉄平の純粋に工業の発展に尽くす姿勢に感情移入をしてしまう。 沈まぬ太陽でも、繊維業界から来た新社長といった芯の強い善良なキャラクターも登場するが、これに出てくる父親との対象の善良なキャラクターである銀行家の人が良すぎるところが、私には嘘くさく感じた。そういう意味でも全体的に、『沈まぬ太陽』よりは、作品の骨太さは低い。 また、恋愛や家族の愛憎が物語の4割程度を占める点でも、沈まぬ太陽とは系統が違い、やや薄っぺらい。金持ちから一般人に嫁ぐ次女だが、一緒に暮らし始めてからの、現実の厳しさにとまどう姿等も描かれておらず、この点でもやはり他の山崎作品と比較して、なまぬるいと言えるのではないかと思う。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログ巻末に昭和48年出版とあります。そうすると1973年じゃあないのかな?上記の1970って何だろう…? 最近ドラマ化されたみたいですねえ~ おかげでブックオフで購入できてドラマ様様です。今日お昼にパートさんに聞いたらキムタクが鉄平さんを演じたそうで。ちょっとびっくり。私のイメージだと銀平さんなら合うんだけどなあ。母は昔の華麗なる一族は本当に華麗なるキャストだった、と言っております。どちらもドラマは見てないのですが原作は大変内容の濃いお話でした。 読み始めてまず驚くのが古臭さを感じさせないことです。まあ志摩観光ホテルなぞは昨今ではどうなんだろう…とは思いますが。自分が生まれた年に書かれた小説とは思えない。人工授精とか登場人物に和服姿の方が多いとかそんなところで時代を感じますが他はまったく。 銀行の預金獲得のため田植えを手伝ったり、情報収集のため夜討ち朝駆けで駆け回る忍者部隊の件はああ、きっとこういうことが為されていてまだ今もあるのかもなあ、と思うのです。幹部の接待とかも。確かにここ10年くらいの間にさまざまな銀行が合併・吸収されたことの背景にはここで書かれていたような政府の思惑もあったのだろうなあ、なんて読みながら思いました。 なんせ読み出したら止まらないです。続きが気になって気になって… 昨日夜中に中を、今日の昼休み全部使って必死でページを追いました。(歯磨きしながら読んで同僚に笑われた…)哀しい、嫌なお話ですが読んでよかったです。矛盾する感想ですが面白かった!
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログちょっと前に木村拓哉主演のドラマで話題となった華麗なる一族。沈まぬ太陽・白い巨塔・不毛地帯などなど、圧倒的な取材力で有名な山﨑豊子だが、やっぱりこの華麗なる一族も、その取材力のすごさを感じる。1970年の作品というの嘘のように色あせない作品の代表だろうと思う。 ドラマは見ていないがけっこうドラマ化はしやすいのかもしれないな、と思いつつ読めた。
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログ数年前のドラマを見てしまったがために、どうしてもキムタクと北大路欣也の顔が浮かんでしまう。お金はあってもこういう家に生まれると大変だろうね。
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログ山崎豊子、華麗なる一族 読み終わる。 山崎豊子の小説は、面白いんだけど話半分だけ信じるようにしてる笑。毎回名誉毀損で訴えられたり裁判ざたになってるみたいだし。 妻妾同衾なんてかかれたら名誉毀損とかなるよなぁ。 でも綿密に取材をしてるというだけあって、銀行の合併とかの裏には、いろんな利害関係、腹の探り合いとか、キレイごとだけじゃない世界があるんだろうな。 でも、山崎豊子の小説を読む度に思うんだけど、どうしても主人公の善玉キャラが好きになれなくて、肩入れできない。この話の主人公の万俵鉄平は、性格は真っ直ぐで素晴らしい人格なのかもしれないけど、経営者としては失格でしょ。 銀行合併で甘い汁を吸った人の側から見れば、非情な父親、万俵大介は素晴らしい経営者だっていう見方になるだろうし…。
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログ地元だからか妙にリアルに感情移入しながら読んだ。男性の作家が書いた男性目線で書いたらどうなったんだろう。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログ濃厚とか重厚という形容詞が似合いすぎる小説です。 まったく、今まで読まず嫌いをしていたのが馬鹿らしい。 女性の著者がこれだけ雄々しい小説を描けるのは凄い。。
0投稿日: 2011.04.14
powered by ブクログまだ読んでいる途中だけど、思ってたより派閥争い的な描写は無いね。 山崎豊子の妄想エロシーンが多すぎて少し萎えます。上品な描写をしつつも、内容は相当に下衆い。
0投稿日: 2011.02.28
powered by ブクログちょうどドラマになった頃に、ドラマは見逃していたので読んだ覚えがある。 小が大を食う、銀行の乗っ取りを中心に、銀行というものがどういう組織なのか、銀行で働く人々がどういう状況にあったのかが訴えられていた。 昭和の時代の話なんだとは思うが、あまりにも酷な状況に驚いた。 自身の抱く野心の為に闇雲に動くが、それも更に大きなものの手の内…という孫悟空とお釈迦様のエピソードにも似たオチが付いていた。 人の野心には限りが無く邪の構造も果てしないのだなあというのが一番の感想だろうか。
0投稿日: 2011.02.17
powered by ブクログ一般庶民には到底関係のないお話。この作者の作品には始めて触れた。とても緻密で丹念に書き込まれている。その裏にはたいへんな努力があるに違いない。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ昨年いっぱい読んだ山崎豊子作品。そのなかでまだ有名どころで読んでなかった「華麗なる一族」と「白い巨塔」。 古本屋で上中下とまとめて売ってたので、まずは華麗なるから。 長編小説を読むと寝不足になるのが悩みのたね。
0投稿日: 2011.01.21
powered by ブクログ財閥って、こんなにも人の人生を支配してしまうなんて、知らなかった(。-_-。) 相子が、気に入らないです、個人的に。あと、大介も。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログお友達が貸してくれました。 「ドロドロだよぉ」と言っていたので、軽いの数冊読んでおきました(笑)。 お正月シーンから始まっているので、この時期ならでは‼と思いつつスタートです。 ワクワクしてます。 ...2010/12/1 12/5 この万俵大介の仕事ぶりは、 時代のせい? それとも そういうものなの? 口は災いのもとだなぁと思いました。
0投稿日: 2010.12.01
powered by ブクログ資本主義の頂点に座する「銀行家」。 こういう人たちって、今もなお、存在するのだろうなぁ。 それにしても山崎氏はすばらしい。 なにがって?すべてが。 山崎氏の跡を継ぐような社会派小説家、どなたかいませんか?!
0投稿日: 2010.08.15
powered by ブクログ万俵コンチェルンの長、大介が狙うのは自行の阪神銀行の優勢合併。合併を着々と狙うための足固めとして、子供たちの閨閥結婚、阪神特殊鋼の倒産を次々と画策していく。
0投稿日: 2010.07.11
powered by ブクログ事実を事細かに書くスタイルは健在。 唸らされるだけの調査力に基づくのは認める。 でも、些か冗長。
0投稿日: 2010.05.12
powered by ブクログ同名ドラマの原作。 阪神銀行頭取の万俵大介とその家族のお話。 主に家長の大介と長男鉄平を中心に、金融界と関西経済界が描かれる。
0投稿日: 2010.05.07
powered by ブクログ云わずと知れた木村拓哉主演ドラマの原作本。 都銀を中心に一大財閥を持つ『華麗な』万俵一族。 2人の息子は特殊製鋼の専務と都銀の課長。美しい3人の娘。 『華麗』に見える一族ではあったが、その内実は それはそれはエグイものであった… 文庫本なのに全部合わせて2,000円以上してしまう圧倒的なボリューム感。 30年近く昔に書かれたにもかかわらず、金融情勢の内幕は、 本当に門外漢の女性が書いたのかと、信じ難いほどのリアリティと 迫力を伴う。 この作品で一番大きなテーマとなるのは、金融再編。 思えば、私が就職活動していた10年ほど前の時点では、 『都銀』というだけで10行以上あった。 しかも、拓銀が潰れるまで、銀行が潰れるなんてことは ありえなかったし、仮にそのようなことがあっても、 今のように、当時の半分以下になってしまうなど、 全く想像もつかなかった。 それなのに、30年も前に、 こんな小説が世に出ていたというだけで、 私にとっては驚きだった。 山口豊子は、間違いなく、この大長編を書き上げる以上に、 その事前取材に遥かに多大な労力を割いたと思われ、 また、本作品が当初週刊新潮で連載されていたため、 冗長な部分も多い。(これは彼女の他の作品に関しても感じる) しかし、金融再編を、これほどいち早くしっかり描いた小説は 他に知らない。 それにしても、あのドラマ。 細かい部分には、ツッコミどころも多かったのだろうが、 全体として、大河ドラマを髣髴させるキャストといい、 音楽といい、近年の民放の連続ドラマとしては、 稀に見る出来に仕上がっていたと、改めて思った。 特に、最後の高炉の煙をみんなで見つめるシーン。 北九州人としては、他人事に思えず、 思わずウルウルとなってしまったのだが、 原作ではあまり出てこなくて、少し拍子抜けだった。
0投稿日: 2010.04.15
powered by ブクログ山崎豊子作品にどっぷり漬かっていたころに読んだ。 が、10年近くたつのですっかり内容を忘れてしまっている。 (ドラマ化されたりしてましたっけ?) また山崎豊子作品をどっぷりと読み返す日々を送りたいと思うのだが時間が・・・。
0投稿日: 2010.04.07
powered by ブクログ(「BOOK」データベースより) 業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構「銀行」を徹底的に取材した力作。
0投稿日: 2010.03.18
powered by ブクログ業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構「銀行」を徹底的に取材した力作。 いやー 学びになりますね。 今後どうなるかが楽しみです♪
0投稿日: 2010.02.15
powered by ブクログ30年以上も前に書かれた作品ですが全く古さを感じさせません。山崎豊子さんの小説は凄く読み応えがあります。白い巨頭などに引けを取らない作品です。
0投稿日: 2010.01.29
powered by ブクログ万俵コンツェルンの総帥万俵大介が、銀行合併に向け閨閥を駆使した深慮遠謀を巡らす様を中心に、銀行という巨大な組織の闇の部分を描く。 実際の事件を取材して描いているため、インパクトがある。また、一文一文に人間の性格の黒い部分がにじみ出た文章であり、とても読み応えがあった。
0投稿日: 2010.01.16
powered by ブクログ2009/12/25 苦戦してます。はい。 タイプじゃないんだよなーと思いながら読み始めたらやっぱりタイプではなかった。 おもしろいと思うんだけど続かない。 今「中」をギブしようか悩みながらも読んでます。 明るい楽しい本が読みたいの~
0投稿日: 2010.01.06
