
総合評価
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powered by ブクログ家族八景の続編(?)の様なモノ。 前作が割と淡々としていたのに対し、コッチは派手だった。 アクションシーンとかその他ドキドキハラハラなシーンとかあって、映画を見ている感じだった。 ただ最後の悪の組織云々はちょっとチープな感じがしたけど、時間軸云々の話とかがやっぱり濃かった。
0投稿日: 2008.12.04
powered by ブクログ家族八景はまだ現実離れしてないんだけど、これは普通にSFだった。テイストも違う。わたしは七瀬があんまり好きじゃない。
0投稿日: 2008.11.10
powered by ブクログこれが一番おもろい。筒井さんてば、ただのエロおやじかと思いきや頭いいんだねえと思いました(こら)SFって久しぶりだったなあ。
0投稿日: 2008.11.06
powered by ブクログ『家族八景』の続編。これはSFというよりホラーだと思う。それと、私にとって初めてのアンチ超能力小説でもある。 だって1970年代って、あのユリ・ゲラーの時代ですよ。スプーン曲げですよ。超能力って凄い! テレキネシスとかクレアヴォヤンスだとか、あげくにテレポートとか、超能力って凄い、あったらいいのに、憧れちゃうな、の中学生には、超能力者が謎の(それも政府っぽい)組織に『狩られる』というシナリオは余りにも衝撃的でした。しかも、この話、全然ハッピーエンドじゃないし!!(ネタバレごめんね) この時初めて、世の中の小説には「めでたしめでたし」以外の結末もあるんだなと知りました。現実が厳しいことは知ってたけど、非現実でもあるんだね、こういうのって。 そんなわけでNHKのドラマは見ていません。NHKのことだから「めでたし」で終わるんだろうけど、もし終わらなかったら二、三ヶ月は悶々と引き摺りそうだし。 もしかしたら、作者の筒井氏もそんな悶々を何とかすべく続編「エディプスの恋人」を書いたんだろうか。ねえ?
0投稿日: 2008.10.29
powered by ブクログすばらしかった。 人間の醜い部分を克明に観察した前作、家族八景の黒いノリを期待していたんだが、かなり方向性が違ったのに驚いた。 でも期待を裏切ってなおこれだけ満足させてくれるんだから、流石は筒井康隆だな、と。前作を踏襲することで生まれるマンネリズムを完璧に回避している。 何より超能力者たちの気高い生き方に惹かれた。特に恒夫にはかなり感情移入してしまったな。魅力的な描かれ方をしていた。他にも藤子とかへニーデ姫とか・・・。最高だった。 精神感応能力による人間の内心への言及、特に黒い部分の描写は全体に薄っぺらくなっていたが、それでも男どもの内心には笑えた。作者が有名なエロ親父だしな。GJというほかない。軽くあしらわれる結果も含めて(笑) SFにお決まりの、もし実際に我々の世界でこれが存在したら、という空想。本作の設定はありがちな超能力の話ということもあり、想像がどんどん膨らんでいくのが楽しい。 テレパスとか恐ろしくて自分にほしいとは思わないけど、大事な人になら覗かれたい気もするな(笑)
0投稿日: 2008.10.28
powered by ブクログ家族八景の続編。 キャラクター自体は前作と共有していますが内容の志向性は全く異なります。前作が日常をいつもと違う視点で眺める志向を持つとしたら、今作はテレパスという超能力をもった主人公の、冒険物語です。 前作を読んでからなら、楽しめる作品だと思いました。
0投稿日: 2008.08.31
powered by ブクログテレパス七瀬シリーズ2作目。前作よりこちらの方が、同胞の存在や女性としての七瀬の成長、敵対組織との戦いなどエンタメの意味で楽しみどころが多いと思います。(前作は人間の暗い内面をこれでもかと見せ付けられるので、ある意味「逃避」としてより2作目の方に心惹かれるのかも…)それと同時に、前作より増して悲しい物語でもあります。
0投稿日: 2008.07.27
powered by ブクログエスパー少女七瀬三部作のまん中、なのだけれど、なぜか最初に出会ったのがこれだった。全部読み終えた今も、私にとっては一番好きな作品。たぶん、七瀬が初めて「家族」というものを得て、だからこその「酷」な部分と、わずかな希望を軸に話しが進んでいくからだと思う。1番目と3番目はなんか、家族っていうのがグロテスクにしか見えないんだよなー。私の読み込み不足かも知れないけど。でも、三部作を通して、超能力がゆえの深い絶望は変わらず、胸にぐいぐいと踏み込んできます。
0投稿日: 2008.02.01
powered by ブクログ「家族八景」の続き。 家政婦をやめた七瀬のその後の人生といったところ。 七瀬と、七瀬以外の様々な超能力を持った人たちの人間模様が非常に面白いです。 「時をかける少女」ファンとしてはタイムトラベラーである藤子の存在が嬉しかったなあ。タイム・リープと平行世界の関係を綴った箇所もいかにも筒井らしくて良かった。 後味の非常に悪い作品ですが、むしろそういうのが好きな方には大変おすすめ
0投稿日: 2007.10.17
powered by ブクログ初めて読んだのは高校生の頃、読書感想文で仕方なくって感じだったんだけど、当時衝撃を受けました。小説って面白いんだ!って。
0投稿日: 2007.08.15
powered by ブクログ七瀬シリーズ『家族八景』に続く2作目。 正直微妙。インフレが激しくてついていけないんです。敵組織が軽すぎないかなぁ。後味の悪さも意図的なものだとは思うんだけど、個人的にバッドエンドが好きじゃない。
0投稿日: 2007.08.03
powered by ブクログ実は何を隠そう内緒ですけれど、私の本名は火田七瀬なのです。 筒井康隆狂いの父が、なんとしても娘に絶対この名前をつけるのだ、と執念の一徹で探し当てて、ついにその姓の女性=私の母と出会い、恋愛をし結婚して母の姓を名乗って、そして私はテレパス・火田七瀬となったのです。 残念ながら嘘でも冗談でもなく、本当に私は、テレパシーと予知能力を併せ持つ超能力者に育ってしまったのです。幼い頃からの父による鍛練と、母方の霊感・霊能力の血筋も加わって、よりいっそう研ぎ澄まされていったようです。 ただし実際の現実社会では、変な奴、ぐらいにしか思われていなくて、勿論このことは誰にも話したことはなく、おそらく生涯秘密にしておくと思います。 それはともかく、この作品の4本目のまた新たな映像化が始まったのですが、10/9(木)の第1回を見る限りにおいて、大変な超失敗作だと予感します。 まず七瀬役の蓮佛美沙子がめちゃめちゃミスキャストです。燦然と輝く賞暦=2007年度キネマ旬報ベスト・テン日本映画新人女優賞受賞そして第22回高崎映画祭最優秀新人女優賞受賞。 でも本作品を見た限りで、まったくのひどい大根で、見ていて起用されたことが可哀想になってくるほど。 まず顔そのものが田舎くさくて不細工で見ていて不快感以外の何をも感じない。かてて加えて表情の貧困さ、ちょっとした誰でも日常する何気ない仕草もまともにできない木偶の坊さ加減、のっぺらぼうの顔だから普通の女の子がする感情の陰翳も表現できない。 このヒロインの失敗がそもそものぶち壊しの始まりですが、それだけではなく、カメラアイの問題やら、あるはあるは次から次とあらゆることが、もしかして、わざと超大失敗作品を作るつもりだったのではないか、と疑わせるほどです。 ええっと、この作品は私の物語、じゃなくて、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』という三部作からなる超能力者の物語である訳ですが、あわせて人間の深層心理の探究でもあると思います。 他の作家の超能力者ものと断然違うのは、やはりフロイトやユングを応用した独自の筒井理論たるものが織り込まれているせいです。 それから、文章表現上で工夫されたものを、いかにして斬新に映像化するかという課題に、まだ誰も応えていないような気がします。
0投稿日: 2007.01.07
powered by ブクログ筒井長編では珍しく(?)、終局が破綻していない作品。スピード感が前作よりある(もっとも前作「家族八景」はオムニバスだけど)
0投稿日: 2006.11.16
powered by ブクログ小学生の時に姉の本棚から拝借して読んで、「あたしも神になりたい!!!」と感動とともに思った本をずっと探しておりました。 これだったかなぁ・・・と不安なまま購入してみたら、これじゃありませんでした〜残念。 でもこの本も一緒に拝借した覚えがあります・・・ どうやら七瀬三部作と言われる『エディプスの恋人』と『家族八景』のうちの、『エディプス〜』があたしの探していた本らしい。 筒井康隆さんって元々SF作家だったのね。 そういえば、 時をかける少女も筒井さんの作品だったわね。 小学生の時に原田知世さんが主演でドラマやってて、ドラマは面白くなかったけど、原作は面白かった。 でね、『七瀬ふたたび』もSF。 七瀬がかっこいいのよ。 でもね、やっぱり超能力者っていう使命というか運命に翻弄されてしまってて。 「人の心が読めたら良いな」って思うけど、本当に聞こえたら、あたし精神が持たないわ。 作中には超能力者同士の淡い恋心も描かれていて、切ない。 20年ぶりに読んでみたけど、やっぱり良い作品。 調べてみたら、1979年には多岐川裕美さん、1995年には水野真紀さん主演でドラマ化もされてました。 時が経っても色あせない、すごい作品。
0投稿日: 2006.10.01
powered by ブクログ七瀬シリーズ三部作の二作目。「超能力者=マイノリティ」の孤独や排斥感が、前作よりも更に色濃く出ている。
0投稿日: 2006.08.14
powered by ブクログ筒井康隆にのめり込むきっかけになった本。後から読んだ七瀬シリーズの「家族八景」、「エディプスの恋人」全部違ったベクトルから楽しませてくれるkど、これが一番エンターテイメント作品だと思う。七瀬と他の超能力者との絡みがグッとくる。闘う女性は美しい!
0投稿日: 2006.08.09
powered by ブクログ七瀬3部作の第2部。第1部「家族八景」、第3部「エディプスの恋人」と共に必読。他人の思考を読み取るということが如何なるものか、この作品で思い知る。ページをめくる手が止まらない。次の日朝早くから仕事の方、決して読み始めてはいけません。活字中毒にご用心。
0投稿日: 2006.05.06
powered by ブクログおもしろかったぁ。これドラマあって見たと思うんですが。筒井さんはショートショートもいっぱい読んだ気がします。兄のですけど(笑)
0投稿日: 2006.04.12
powered by ブクログ家族八景の続編。3部シリーズの2作目。昔ドラマでやってましたね、これ。ということで、個人的には懐かしい。
0投稿日: 2006.03.17
powered by ブクログ火田七瀬三部作の2作目。 超能力をもった人たちの苦しみと悲しさがなんともいえない。従来の超能力ものとは受けるイメージがかなり違い最初に読んだときの衝撃が忘れなれない。
0投稿日: 2006.03.13
powered by ブクログ「七瀬三部作」の2作目。 七瀬が様々な超能力者と出会い。 超能力者と相反する組織との戦いを描いた作品。 しょーじき、面白い。スリル満点。 筒井康隆の面白いところは、 超能力者の心理をうまく描いたことと、 なにより七瀬の「心が見える」という設定を使って、 人の心のドロドロした部分を絶妙に再現した所だと思う。 実生活でちょうど色々なことが重なったこともアリ、 小説を通して自分の心を見ているような気分になりました。 俺が生まれる前にこんな名作があったなんて。
0投稿日: 2006.02.07
powered by ブクログ3部作の2作目。長編。3部作の中で私が最も面白いと感じた作品で、ドラマや漫画化がなされている。ストーリーは1作目と打って変わって主人公が完全に正義キャラっぽくなっている。様々な超能力者が現れ、組織と戦う。終わり方が良い。
0投稿日: 2006.02.03
powered by ブクログ七瀬三部作第二弾。1979年、私は中学生。NHK少年ドラマシリーズで「七瀬ふたたび」を観て、その内容と主演の多岐川裕美にすっかり魅せられてしまいました。主題歌も好きで、ヒヤシンスを「風信子」と表記することを学びました。
0投稿日: 2006.01.27
powered by ブクログ超能力者「七瀬」シリーズ、第2作目。第1作では脇役のようだった七瀬がついに主役に。より立ち向かう現実と孤独と愛が浮き彫りに。考えさせられる。
0投稿日: 2005.10.07
powered by ブクログどこの出版社かは忘れたが, この本のあとがきはそれはもうひどいものである. エディプスの恋人を読む前だった自分は, ネタバレも甚だしいその内容に激怒したものだ. そんなわけで, これのあとがきはくれぐれも読まないように.
0投稿日: 2004.11.01
