Reader Store
新解さんの謎
新解さんの謎
赤瀬川原平/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

127件)
3.8
27
44
39
3
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白ろ過ぎ!新明解国語辞典の 面白く楽しい解釈に、ニヤニヤ笑っ 数え方や、女性の表現に?この辞書編集者は 一体何者?と 思わず 笑ってしまう 1冊 何度読んでも楽しい!! 辞書が読みたくなります

    0
    投稿日: 2025.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    じわりじわりとくる1冊。 私が今まで辞書で見たことがない絶妙におかしい解説&例文のオンパレード! 攻めの姿勢の解説に驚く。それもちょっとやそっとじゃなくガンガン攻めてくる。 形容詞や修飾語の使い方に、ひと癖もふた癖もあって、思わず突っ込んでしまう。 主観が入る解説にも度々クスリ。 着眼点がすごい。よくこんな本を書いたなぁ。まさか「じわる辞書」が存在するなんて………。 何も考えずに読めるじわり系、貴重です。 「新明解国語辞典」 今度本屋に行ったらチェックしてみよう笑

    9
    投稿日: 2025.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと苦手。 辞書ブームの火付け役とのことだが、文章が徹頭徹尾冗談の積み重ねで進んでおり、読むのに疲れてしまった。『どくとるまんぼう』の読後に感じた感覚と似ていることからすると、書き手の問題というより、読み手の私がこのタイプの文体が苦手なのだと思う。

    2
    投稿日: 2025.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    会社の上司におすすめされて読んでみました。 辞書によってこんなに内容が異なるとは。こだわりがあるとは。 とにかくツッコミに笑えます。

    1
    投稿日: 2025.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ワタシのスマホに大辞林と新明解がある。 試しに「足」を引く。 【大辞林】 「ーを組んで椅子に座る」「ーに合わない靴」 【新明解国語辞典】 「すらりとしたーの長い女性」 ーを取られる(道がぬかるんでいたり、酒を飲みすぎたりなどして、うまく歩けない) スマホでも実感国語辞典なのだった

    1
    投稿日: 2024.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赤瀬川原平のエッセイ『新解さんの謎』を読みました。 赤瀬川原平の作品は昨年10月に読んだ『老人とカメラ―散歩の愉しみ』以来ですね。 ------ 辞書の中から立ち現われた謎の男。 魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない―。 「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。 でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。 紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。 たとえば──[ばか]人をののしる時に最も普通に使うが、公の席で使うと刺激が強過ぎることが有る。 [実社会]複雑で、虚偽と欺瞞とが充満し、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す。 [凡人]マイホーム主義から脱することのできない大多数の庶民の意にも用いられる。 ぼくはまだ新解さんという人物に会ったことはないのだけど、間接的に、おぼろげに、空気を介してその人物に接している。 いちど仲介者を通して会見を申し込んだこともあるのだけど、「まぁ会わない方がええでしょう」というご返事をいただいたそうで、いかにも新解さんらしいなと思った。 お会いしてもどういう会話をしたものか、見当もつかなかっただけに、やんわりお断りされてホッとしたことも事実である。 ------ 1996年(平成8年)に刊行……三省堂の『新明解国語辞典』のユニークな語釈や用例を紹介した作品『新解さんの謎』に、紙をめぐるエッセイ『紙がみの消息』へ併録した作品です。  ■新解さんの謎   ・第一章 言葉の森の奥へ   ・第二章 深まる謎   ・第三章 見えてきた新解像  ■紙がみの消息  ■あとがき  ■<対談>原平さんの謎 豊田由美・岡野宏文 辞書の中から立ち現れた謎の男は、魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない……「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」のページをめくると、あなたは濃厚な言葉の森に踏み込んでしまう、、、 【恋愛】【合体】【火炎瓶】【浮世】【動物園】……数々の、あまりに親切な定義に抱腹絶倒しながらも、「新解魂」に魅せられていく、言葉のジャングル探検記。 “紙”をめぐる高邁深遠かつ不要不急、非パソコン的世界からの考察『紙がみの消息』を併録。 赤瀬川原平のユニークな視点とユーモアが存分に楽しめる一冊でしたね……『新解さんの謎』は、新明解国語辞典の面白い語釈やユニークな用例を解説したエッセイなのですが、読んでいると新解さんは辞書ではなく、人格が与えられた謎の人物のように感じてくるところが魅力ですね、、、 新解さんの独特な人格や、彼が辞書の中でどのように存在しているのか、その謎に迫る……そんな展開でした。 『紙がみの消息』は、紙にまつわるさまざまなエピソードや視点を綴った興味深いエッセイ……お札からチラシまで、日常生活に欠かせない紙の存在を探求し、ユニークな視点で紙の意味や役割を考察し、その由緒や性格、効用を語られていました、、、 トイレットペーパーや千円札、チラシ等、私たちが日常的に目にする紙の裏側に隠されたストーリーや謎に迫る作品でしたね……赤瀬川原平の独特の視点が存分に愉しめました。

    2
    投稿日: 2024.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    国語辞典のちょっと変わったところをツッコむお話でした。初めて読むタイプで、ジャンルはよく分からなかったです。 新明解国語辞典第4版が特にピックアップされていて、辞典なのに言葉の意味の説明がなんか著者の気持ちが込もっていたり、独特な具体例が書いてあったり、本当にこんな辞典が存在するのかと驚きながら読んでいました。 辞典から滲み出る人間らしさの言い換えとして出てくる「新解さんの解底に棲んでいる新解魚のようなものが見えてくる」という表現はすごい面白くて印象に残っています。 新しい見方、世界が広がるよい本でした。

    0
    投稿日: 2023.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    我が家の辞書が行方不明に。 最後に使ったのはどこでだったけ? 全然使わない大昔の英和辞典はいつも見える所にあるのに。 まぁ、国語辞典も古かったし新しいの買うか。 どの辞書にしようかあれやこれや検索しているうちに本作品に出会う。 新明解国語辞典の噂は知っていたし、きっと面白おかしく新明解を弄っているんだろうと予想しながら読みはじめるたのだか、想像をはるかに上回っていた。 これを読んだ人はきっと新明解国語辞典を購入するだろう。さすが日本で一番売れていると言われている辞典だ。 新明解国語辞典、購入しました。 しかし、併録されている「紙がみの消息」、私がこのエッセイ?に出会うために辞書が行方不明になったんではないか?と思うぐらいにあちこちに書き留めておきたいセンテンスが散りばめられていた。   (もちろんメモった) そしてすぐに「紙がみの横顔」をポチった。 …古本でしかポチれなかったのだか。 著者の赤瀬川源平さん、なんて人なんだ(´Д` )

    0
    投稿日: 2023.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辞書にも個性があって、辞書を作る人の見ている世界がじんわりと染み出てくるのだな、と思うといとおしく思えてきた。三浦しをん「舟を編む」の世界ですね。 新明解国語辞典はミスを恐れず、日本語を明解にするためにどんどん解説サービスをする。辞書の読者(?)は実感をもって日本語を理解することができる。 今は辞書を引かずに言葉の意味をネットで検索する時代だけれど、新解さんのような一本筋の通った辞書を使って自分の言葉を形成していくと、ほかの人とは違う自分なりの言語世界ができるかもしれない。 用例で、金周りに困っている内容が多かったり、自分の好きな食べ物の解説にはすなおに「美味い」と言ってみたり、チャーミングな新解さんが好きになる。 女性蔑視の気にはムッとしてしまうけれど…。

    0
    投稿日: 2023.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「新解さんの謎」と「紙がみの消息」からなる。「新解さんの謎」は面白すぎ。思わず笑ってしまい、人前では読まない方がいいです。息子の辞典は七版なので、ここで述べられたら面白さは半減しちゃってて残念。四版くらいが面白いのかな?「紙がみの消息」は、平凡な私にはなかなか赤瀬川さんの感覚についていけなかった。

    0
    投稿日: 2023.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ゆる言語学ラジオで紹介されていたのをきっかけに気になってしまったコチラ。 赤瀬川原平さんのお名前は存じあげていたものの、詳しくは知らなくて、読売新聞で人生案内の回答してなかったかな…って思ってたけど調べたら出てこなかった。たぶん誰かと間違えてるんだろうな。 さてコチラの本。 大きく前編と後編に分かれていて、前編はタイトル通り新解さん…三省堂から出ている新明解国語辞典の内容、おもしろい用例などに独自の視点で愛あるツッコミを入れていく、というもの。 これがまた本当に面白い。 ゆる言語学ラジオでも紹介されていて、わりと詳細にこの辞典の出来上がった背景などを知っていたので、何も知らずに読むよりはかなりの深さで面白かった。 それにしても今の版にはここまでドラスティックな用例はないのかな。 三版、四版あたりの新明解国語辞典が欲しくなってしまう。 この本の内容についても当時は話題になったようだけど、そらこれをリアルタイムで読んでたら三省堂の辞書買うわって思った。 ちなみにわたしが面白いなーと思ったのは、お魚関係のところと、動物園についてのところ。 さて後編は紙についての考察。 30年くらい前の文章で、その頃の記憶を引っ張り出しながらタイムスリップしてるみたいな気分で読んだ。 赤瀬川さんにとってなのか、この時代特有のものなのか、環境問題の重心が今の時代とズレているのが不思議な感覚でおもしろい。資源の無駄遣いについて、真剣に考えて書いているのか結局のところよく分からないけど、30年後の今振り返ってこの当時の状況を見てみると的外れに感じるところもあるけど、いや逆に意外と的を得てるのかと思えたりもする。 後編は余白の考察が特に興味深かったな。 リズミカルでときに皮肉が効いた文章で、前編とはまた違う魅力ある内容だった。 あとがきの対談を読んだら赤瀬川原平さんについてますます興味がわいたので、機会を見つけてまた他のも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2023.01.15
  • 前後半ではっきり分かれる

    前半は辞書の例文に対する考察である。辞書の例文の「個性」なんて今まで全く意識しなかったが、改めて読み返すとずいぶんと個性的なのがよく分かる。真面目くさって冗談を言うという おかしみが存分に伝わってくる。残念なことに後半ははっきり言って余分である。

    0
    投稿日: 2022.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半は新明解国語辞典についてのやりとりで、後半は紙についてのエッセイで、2作を1作にまとめたものである。 1996年頃のの本であるため、古さを感じるが、前半部分は純粋に楽しめると思う。 後半部分は、そういう時代もあったんだなぁと1996年頃の空気感を楽しむことができる人には面白いと思う。

    2
    投稿日: 2022.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    YouTubeで紹介されていたことで購入。 前半は本当に面白くて、電車の中で笑いそうになった。ここまで自由に辞書を作っている著者に感謝。 後半はダラダラと続くエッセイで、だれてしまった

    0
    投稿日: 2021.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典のおかしなところを、しっかり味わえる。おもしろい。 だけどそれ以上に、赤瀬川原平の文章がいい。好きになった。飄々とした大人のユーモアだ。いや、ヤベェじいさんのユーモアだ。

    0
    投稿日: 2021.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半は新明解国語辞典についての謎で大変面白いのだが、後半は紙についての散文がひたすら続き全く辞典と無関係、、、 2冊に分けるべきなのでは

    2
    投稿日: 2021.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブクログ開始前、ずいぶん前に読んだ本。 けれども、相当面白かったことと、面白かったので友人に貸したところ、面白かったと言って、友人の母に又貸しされ、そこから友人の父が読んでいる、と聞かされ、今も手元に帰ってこない本だということは、よく覚えている。辞書って何?と辞書の概念を覆されたものだ。 なぜ急にレビューを書いているかと言うと(2021.7)、今読んでいる、豊崎由美さんの「そんなに読んでどうするの?」に本書の書評が載っていて、そうだーあの面白かった本は今どこにあるんだろう?友人宅の本棚にあるのか、はたまた売られてどこかの本棚にあるのか、と思い出したからだ。 国語辞典と言うのは、就学前など、親の判断で購入する場合は別として、意外と、通った学校の教師に薦められたものを買ってしまいがちで、当時、本書を読んだ時に、自分の辞書がどこのものだかも思い出せなかった。何だっけな、と思って確かめたところ、新明解ではなかったので、少し残念に思ったものだ。かと言って、辞書と言うものは、そこそこお値段のするもので、既に、手元に辞書があるのに、改めて買うのも思いきれず。辞書を本屋で立ち読みすると言う、変なことをやったことも思い出す。 今回、本書を思い出して、辞書と言うのも版を重ねて変わっていってしまうから、きっと今売っている新明解は、この本の時の新明解とは違うんだろうなあ、今はどんななのかなあ?などと思い、ネットで検索していたら、2020/11に第八版の最新版が発売されていた! ちょっとこれは、また立ち読みかな、、、

    0
    投稿日: 2021.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赤瀬川原平さんの作品、ブクログ登録は2冊目。 赤瀬川原平さん、ウィキペディアには、次のように紹介されている。 赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい、1937年3月27日 - 2014年10月26日)は、日本の前衛美術家、随筆家、作家。本名は赤瀬川 克彦(あかせがわ かつひこ)。純文学作家としては尾辻 克彦(おつじ かつひこ)というペンネームがある。神奈川県横浜市中区本牧町生まれ。愛知県立旭丘高等学校美術科卒業。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)油絵学科中退。 「新明解国語辞典」の「恋愛」の表記変更が話題になったようだが、どういうことかというと、恋愛の対象が、「特定の異性」から「特定の相手」に変更になったということです。 では、「恋愛」の表記変遷を見てみましょう。 1~2版の表記は、 一組の男女が相互に相手にひかれ、ほかの異性をさしおいて最高の存在としてとらえ、毎日会わないではいられなくなること。 3~4版の表記は、 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。 7版の表記は、 特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。 8版の表記は、 特定の相手に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。

    16
    投稿日: 2021.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半の第三章までの新明解国語辞典に収められている用例集が面白く、あらゆる方向に想像力を駆り立てられてしまう。実際に辞典で調べたかった言葉があったとしても、その言葉だけでは済まなくなる困った辞典が、新明解国語辞典のようだ。 私の机上にある辞典は、新がつかない明解国語辞典で昭和42年の改訂新装137版発行で定価590円と書いてある三省堂のもの。 我が家の辞典では 恋愛:男女間のこい募う愛情(が はたらくこと)。こい。 とある。 本書で紹介されている新明解国語辞典では 恋愛:特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。 文字数は増えていますが、的確な表現であります。 こんな辞典を手元においておきたいと思った次第です。まずは立ち読みしたい。笑

    7
    投稿日: 2021.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    だんだんと『新明解』が親しく見えてくる。 [かぞえ方]がいちいち面白い。「火炎瓶」は一本、「あばら屋」は一軒、「恐竜」は一匹「どぶねずみ」も一匹。 「動物園」へ露わにする憤りやふいと見せる真面目さ。 後半の「紙がみの消息」も面白い。確かに何故手帳に世界地図が標準搭載なのか。 ペーパーレス社会を謳いながらも、居酒屋のトイレやなんかにはペーパータオルが無いとクレームに繋がるんだろうし、(本書と関係ないが)布おむつへの回帰も赤ちゃんはいいけど大人はきついな…とか。 存分に堪能できる一冊。 12刷 2021.2.3

    2
    投稿日: 2021.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2014年12月に読了。三省堂の新明解国語辞典、いわゆる”新解さん”もさることながら、著者とSM嬢(←いわゆる”SM嬢”ではないです、苦笑)との「妄想」(と表現するには申し訳ないほどの発想、そして展開)が凄まじいです!後半に収録されている「紙がみの消息」という”紙”にまつわるエッセーも読み応え十分。

    0
    投稿日: 2020.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典は第5版を使用しているが、本書に紹介されているように語釈が非常にユニークだ.これらの説明を詳しく読んでいけば、語彙が豊富になると思うので若い人に推薦しよう.後半の"紙がみの消息"では1990年代の事柄がテーマになっているが、たった30年前のことがかなり昔のように感じた.

    0
    投稿日: 2020.02.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わった。この著者はトマソンで出会って二度目の本である。トマソンに比べたら勢いは少しないような気がしたが、新解さん、という命名がやはり天才的である。 著者のもとに寄せられた、「新明解国語辞典」の例文がちょっとおかしい、ということでさっそく見てみる、というユーモアエッセイ。 「恋愛」の解説に情熱的な気持ちが込められていたり、まるで小説のワンシーンのような描写がでてきたり、食べものの項目に「おいしい」という個人的な感想めいた説明があったり、「世の中」「読書」などには一家言ある意固地な性格が透けて見えたり、時には辞書ではなく偏見だ!と思わず目を疑うような解説や例文がある。 こんな辞書が存在していいのか?と思うが、そこまで踏み込むゆえに、言葉の意味が「新明解」になる、という逆説でもあり、身をもって言葉の意味や辞書の役割を考えさせる。 また、偏りがあるから辞書として不適切、と一言では切り捨てられない「何か」があり、それを「新解さん」と名付ける。辞書の性格を擬人化して社会の許容度を問う。あとがきでもあったように、実際に新解さんに聞いて終わり、という個人的な話ではない。 その背景にある社会への視点や投げかけ、想像の余地を楽しむという点が重視されていて、それがいかにもトマソン的と言うか芸術的である。 同時収録されている「紙がみ」についても、エッセイとしては軽い読みものだが、「紙」に対して私たちが感じる神聖さ、高級さ、信仰、といったものについて考えさせられるものだった。 お札(さつ)やお札(ふだ)について、軽々しくプラスチックには移行できない「神聖なもの」がつきまとう、という話。今は特に電子マネーが増えて、より神聖なものを遠ざけようとする感じがうかがえるのだと思わされた。 また、写真や映像について、検索したり映し出したりするスクリーンは、いつか「電源を切る」が、紙に印刷した写真にはそういうことをしない、という指摘。印刷する意味、紙(実体)である意味について考えさせられた。きっと絵や芸術作品もそうだろう、どれだけデータとして持っていたとしても、真の所有ではない。 それらは飾られるもの。そして、いかにも、実用ではない。それゆえに存在価値があるという。まさに紙の要不要という視点からトマソン的な社会における「充実」を問う、この著者らしい議論だと思った。 紙が好きな人、紙や実用的でないことにどうしても惹かれてしまう人、そんなアナログな人におすすめ。

    0
    投稿日: 2020.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    言葉の説明や用例ももちろん面白いんだけど、ツッコミが絶妙。辞書のあちこちに新解さんの影が見え隠れする。 「新明解国語辞典」は昔持ってたと思うんだけど、こんな辞書だったとは!どうやら大人になって、新解さんが見える人になったらしい。 後半は紙に関するエッセイ。書かれたのが20年以上前だから、あまりにも時代が違ってて、却って面白い。

    0
    投稿日: 2019.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学の先生が言ってた、新明解国語辞典第3版第4版がすごいという話、ネットでも記事を読んで面白く感じてたんだけど、ここにまとまってるんだ!

    0
    投稿日: 2019.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たまたま普段使いの辞書が新明解国語辞典。 思わず、マーカーを片手に「新解さん」を読書してしまいました♪

    0
    投稿日: 2019.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無印良品で​フリーペーパーをゲットした時​に、(お店の戦略に負けて)何か買わないとまずいかな、という気になってこの本を手に取った。大きな無印良品には、最新の本ではなくて、テーマ別のこだわりを持った品揃えの本棚があって、これは「言葉」をテーマにした本棚にあった。「新明解国語辞典」が、その斬新な言葉の定義で話題になったのは、もう10数年も前のことだけど、その「始まり」の批評にして、ちょっと前まで話題を作っていた「辞書ブーム」の始まりは、おそらく正にこの本だと思う。ということを、この本を読んで、やっと納得いった。 (読んでないけど)「路上観察」や「超芸術トマソン」で有名になったように、赤瀬川さんは、少年のようにあらゆることに「感動する能力」を持っている。併録の「紙がみの消息」の中にも、JRのカード自動改札(スイカではない。プリペイドカードのことと思われる)に感動する赤瀬川さんがいるのだけど、東京のことだからよくわからないけど、それは私の感覚では昭和の話をしていると読んでいた。後で奥付けを見ると、雑誌初出は1992年なのである。ほんの20数年前に、自動改札はそんな「激動期」を迎えていたことを改めて私は思った。「ボケーと生きている」と、駅が普通に自動改札になったのも、昭和の話かと思ってしまうような「発見」のない日を、私たちは生きているわけである。 で、「新解さん」である。例を挙げると切りが無いので読んでもらうか、実際の新明解国語辞典(しかも第四版まで)を紐解いてもらうしかないのではあるが、要は、この新解さんは「攻めてい」て、辞書編集者の「個性が全面に出て」いるのである。 例えば【馬鹿】の説明の中に()を入れて攻めて説明している。即ち(人をののしる時に普通に使うが、公の席で使うと刺激が強すぎることが有る。また、身近の存在ち対して親しみを込めて使うことが有る)と。一事が万事。女性編集者の指摘から始まったこの言葉探索は、次第と辞書編集者が古い女性観を持っていることを突き止める。【ヒステリー】は「欲求不満の女性に多い」と言い、【なまじ】「ー〔=無理に〕女の子が柔道など習ってもしようがない」と例文を出す。しかしこれには赤瀬川さんも「これを書いたとき、まさか、柔ちゃんが出てくるとは思わなかったろうね」と批判する。 【読書】の項は、そうだなあ、とは思いながらも、そこまで書かなくても、とも思った。現在は七版まで出ているらしい。ここに書いていることが、どの様に変化しているのか、暇有るときに確認してみようと思う。 2019年1月読了(因みに、単行本発行は1996年、文庫本は99年、2014年第14刷を手に取った。赤瀬川さんが亡くなった年だ)

    6
    投稿日: 2019.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前に読んだ夏石鈴子の『新解さんの読み方』よりも面白かったのは書きぶりの差か。 用例を読むと確かに面白いが、この辞書が辞書として適当なのかは少し疑問。 後半の『紙がみの消息』は現代との違いが面白い。 今、まだ手書きでがんばっている作家なんているのか?

    0
    投稿日: 2018.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本が好きな人はきっと好きな本。 お腹抱えて笑いながら読んだ。 始めの恋愛の話の所は「下ネタか…」と思っちゃうけど、 その次の「馬鹿」でめちゃくちゃ引き込まれるから、そこまでは絶対に読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2018.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後半の紙がみも良かったけど、何といっても圧巻はタイトルにもなる前半部分。初赤瀬川作品だったけど、入門作として抜群の掴みでした。新解さん、こんなに面白いとは思っても見なかったです。というか、そもそも最近、国語辞典を引く機会が基本無いので、気付きようがないってこともあるんですが。とはいえ、たとえ受験生時代であっても、ここまでじっくり例文を吟味する習慣はなかったから、まさに驚きの連続。まさかの個人的主義主張の連発は、抱腹絶倒の面白さ。素晴らしかったです。

    0
    投稿日: 2018.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辞典の第五版を横に置き、比較しながら読んだ。 第四版の面白い項目ばかりを取り出して紹介してくれているので、辞典で同じ項目を探して読むのが楽しかった。 彼自身の見解にはだんだん飽きてくるが、この話を書くきっかけとなった、SM君の意見が面白かった。

    2
    投稿日: 2017.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    3部で編成。その第1部が、本書タイトルの「新解さんの謎」。新明解国語辞典の中でも、第4版は秀逸。その具体的な事例が満載。新明解国語辞典第4版、手に入れましょう!

    0
    投稿日: 2017.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話芸! 特に好きなのは、 「でも何でしょうこれ、もどらなくなっちゃったものって」 「何か可愛いものだと思う。ちょっとブキミで」 「棒みたいなものかな、竿みたいな」 「とは限りません!」 のくだり。 (未読だと、なんのことやらですね)

    0
    投稿日: 2017.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    辞書の編集者に対する考察 辞書が出来上がるまでの出版社の編集者の心情、その背景を推測している。 だれもが深く考えていなかった、ある意味、何もないところから最大の想像力を働かせる「トマソン」的な発想。

    0
    投稿日: 2017.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白すぎる、、表現、想像力、感受性の豊かさ、、! こんなに辞書に対して、愛おしさとか、感情移入とかしたことってあるだろうか。 SM嬢(解説してくれる女性)のコメント。赤瀬川さんの優しさに、もう胸が熱くなる。笑 そこまで新解さんに歩み寄ってあげるの?優しいでしょう! いろんな楽しみ方ができるし、 元気がないときに読んだら、もう理由なく元気になります。 ただ、ちょっと大人になってからの方が楽しめるかしら。。 10代だとイマイチピンとこないかもな、、20代後半から?おすすめ

    0
    投稿日: 2016.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    路上観察学でもそうだけれど、日常のほんのちょっとした何かを面白がれるってとてつもなく魅力的。楽しいことは勿論だけど、楽しめる可能性があることに対して貪欲に楽しめるような余裕をもっていたいですなぁ。

    0
    投稿日: 2016.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い! この本の話はいろんな人から聞いていたし、大筋分かっていた(つもりだ)。 でも、実際に読んでみると、電車の中なのに笑い出しそうになるほど可笑しい。 要所要所に入る妙な写真も、これまた妙な味わいがある。 実際の新明解。 今は七版が出ているんだったかな? 私が使っていたのは六版、七版くらい。 そう面白い語釈や例文がある印象はなかった。 二版、三版あたりが面白いのかな? 今調べたら、金田一京助編集ということだ。 そうか! それにしても、先日読んだトウェイツの『ゼロからトースターを作ってみた結果』にしても、この本にしても、面白がることが上手な人ってうらやましい。 いや、私も結構な面白がりやだと思っていたのだけど、最近どうもダメ。 もっとこういう本を読んで遊び心を活性化したい。 このおもろいおじさんが、紙の無駄に関してはびっくりするくらい真面目に考えているギャップに驚く。 本書に出てくるオレンジカードも、イオカードも、もうなくなった。 赤瀬川さんは、もういないんだ、と改めて気づいた。

    2
    投稿日: 2016.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辞書から飛び出した、というか辞書そのものの新解さん。一つ一つの答えがツボ。挿し絵もツボ。大真面目に語っているところが素晴らしい。 後半の赤瀬川さんのエッセイ集も秀逸。20年前の空気がやって来たようで、なかなか。

    3
    投稿日: 2016.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赤瀬川原平という人は,身近にあるものを楽しんでしまう天才だと思う.トマソンをげいじゅつにしたし,中古カメラの趣味に関してはウイルスに感染したことでライカを治療薬としてあてがうなど行動をもおもしろがっていたし.そんな視点で,身近な辞書を読んだらどうなるか. 新明解国語辞典にあふれる,ちょっと変な解説にスポットを当て,おもしろがるのもまたこの人独特の視点で,これまた一緒になっておもしろがってしまう. この本を読んでからというものの,辞書の解説を読み物として見てしまうようになったのは言うまでもない.

    0
    投稿日: 2016.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前に三浦しをんの「舟を編む」を読んで辞書に興味を持ったんだが、編纂者によって辞書にもいろいろ特色が出る事を知った。で、ネットで調べてるうちに三省堂の「新明解国語辞典」なるものが独特の表現で評判の辞書ということを知ったわけで・・・。 その流れで本書「新解さんの謎」を知り、さっそく本屋で購入して読了。 う~ん、期待はずれだったなぁ。 「新明解国語辞典」の中から特徴的な表現を抜き出して、編纂者の性格なり人となりの考察っぽいことを書いてるんだけど、自分的には「それで・・・?」って感じだった。 なんだか深みがない。 「新明解国語辞典」が他の辞書とはいろいろ表現が異なってることは分かるけど、そこから先の考察がなぁ・・・。勝手に編纂者の性格やらしととなりを推理してるんだけど、これも当たってるような気がしない。 これなら、大本の「新明解国語辞典」を買って、興味のある言葉をパラパラと見ていくほうが楽しめたと思う。 後半、紙についてのエッセイ「紙がみの消息」を収録してるんだけど、こちらもなんだか内容に深みがないと思う。読んでいて「うん、なるほどねぇ!」とか「そうなのか!」というような感情に波を起こさせるようなものじゃなかった。 厚くない本だけど読了までに10日以上かかった。 ☆2個 背表紙~ 辞書の中から立ち現れた謎の男。魚が好きで苦労人。女に厳しく、金はない━。「新解さん」とは、はたして何者か?三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。 別に抱腹絶倒じゃなかったけどなぁ・・・。

    0
    投稿日: 2015.10.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    通勤電車で読むのにぴったり 笑っちゃうけど。 1番吹き出したのは、凡人の解説。 あ。でもこれは、赤瀬川さんのコメントへの影響への賛美ではなく、辞書書いた人への賛美だわね。 解説前段で、 え?そんな風に凡人のことを言っちゃうー?? と、少しハスに構えて読んでいたけれど、後段がますます手厳しくって、掴んでいた手に力を入れてみたけれど、あっさり谷底に落とされました。 いやあ、凄かった。 その楽しさを、教えてくれて赤瀬川さんに感謝です。

    0
    投稿日: 2015.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辞書が好きなので、なかなか面白かった。 少し冗談が過ぎるかなという点もあったので星3つ。 新解さんの存在を感じながら、改めて新明解を読んでみたいと思った。 読了に分類したが、今回は飛ばし読みに近いかなあ…。

    0
    投稿日: 2015.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典に関してのおもしろ話は最初だけで半分以上は紙に関するエッセイだった。挿絵がとぼけててよかった。

    0
    投稿日: 2015.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んだのは中学かそんくらいの頃やけど、かなりはまった。第四版がすごいんだってね。 高3の頃にこれの二番煎じのつもりで、当時購入必須だった英和辞典全部読んで、似たようなの書いた。あのデータどこいったんやろ。ちなみにスーパーアンカー第二版。 ずっと後になってきいた話やけど、辞書編纂て「気付いてくれる人がいたらうれしいな」くらいのノリで、へんなこと書きたくなるんだそうだ。

    0
    投稿日: 2015.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     読み終わった本に分類したが、正確には読了を断念した本である。  三省堂の新明解国語辞典を取り扱ったコラムが前半を占め、後半は紙に関するコラムをとりまとめいる。  辞書を読むという楽しみを普及させたという点で非常に功績の大きい一冊だと理解はしているけれど、一冊の本として見ると、やや言葉遊びの気配が濃すぎてしんどい。  牽強附会の類は味わいとして、たとえば知り合いのSM氏のコメントが第三章では結構乱雑に引用されていて、引用の書式が整理されていない。こうした箇所が読みづらいなと。  文章も非常に感覚的で、一つの面白い物をこねくり回しているような感触がある。旬の食材をコッテコテに味付けして調理しているような、そういうもったいなさもあった。  この辺は相性なのだろうと思うが、いたずらに下世話な記述なども含めて合わなかった。時代の違いもあるのだろう。  星三つと評価したい。

    0
    投稿日: 2015.04.30
  • 辞書の編集者に対する考察

    辞書が出来上がるまでの出版社の編集者の心情、その背景を推測している。 だれも深く考えていなかった、ある意味、何も無いところから、最大の想像力を働かせる、「トマソン」的発想。

    1
    投稿日: 2015.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典の謎に迫る。 というか、おかしな説明や文例について突っ込み入れる本です。 特に、文例がちょっと変。

    0
    投稿日: 2015.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三省堂の新明解国語辞典を巡る知的で恥的な冒険。 なぜか爆発物の数え方が気になる新解さん。思わぬ苦労人で、合体に思いを馳せつつ、ある種の諦観をもって世の中を見つめる新解さんに迫る名著。 後半は紙を巡るエッセイ集。1990年代の文章なのでいささか古い感は否めないが、現状を赤瀬川さんならどう見ていたのかと思いながら読むとなかなか面白い。

    0
    投稿日: 2014.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先日亡くなった氏のベストセラーを、遅まきながら拝読。 「新明解国語辞典」には、こんなに面白い字語の説明があるとは、氏の着眼に改めて敬服。

    0
    投稿日: 2014.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赤瀬川氏が亡くなった直後のA日新聞のT声人語で紹介されていたので。いや、以前からお名前(タイトル)はかねがね・・・。 後半は新解さん関係ないけど、まあ、前半だけでも堪能できたっス。

    0
    投稿日: 2014.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典の語釈に関するエッセイ。確かに他の辞書にはない独特の語釈は、良い意味でわかりやすく面白いのでいじるには好都合。文中に登場するSM嬢は角川から出ている「新解さんの読み方」著者の旧名イニシャル。しかし新明解に対してここまでエッセイ類が多いことは、当然売れ行きにも影響するはずで他の辞書には気の毒だ。面白い語釈が良い辞書の条件ではないのだから。

    0
    投稿日: 2014.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【本の内容】 辞書の中から立ち現われた謎の男。 魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない―。 「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。 でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。 紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。 [ 目次 ] 新解さんの謎(言葉の森の奥へ;深まる謎;見えてきた新解像) 紙がみの消息 [ POP ] 肝硬変の項目には「肝臓がかたくなる病気。治りにくい」とあり、おこぜの項目には「ぶかっこうな頭をしているが、うまい」なんて説明がされている辞書──それが三省堂の『新明解国語辞典』だ。 この個性的すぎる辞書の横顔について、作家・芸術家の赤瀬川原平が愛を込めて描き出す。 日本語のおかしさと深さがじんわりと伝わる内容を、味読されたし。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    職場の方に借りた一冊。 三冊借りましたが、一番おもしろかったので感想をば。 皆さんはご存知だろうか。 三省堂の発行する、新明解国語辞典という世にも主観的で新鮮な驚きに満ちた辞書を。 火炎瓶の作り方が掲載され、女性への偏見に満ちた嫌悪感がにじみ出るこの辞書の謎を、ユーモアあふれる文体で読み解く抱腹絶倒必死の一冊。 とにかくおもしろかったです。 通勤中の電車で読んでいたのですが、ついにやにやしてしまい、車内で思わず噴き出してしまうことが多々あったので、読書を控えなければならない程でした。 個人的には女性嫌いがにじみ出る解説が非常に人間味があって好きでした。 実は我が家の辞書は本書で脚光を浴びている新明解第三版なのです。 今も良き相棒ですが、末長くお付き合いができそうでうれしい限り。

    0
    投稿日: 2014.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辞書について考えられる本でした。 軽く読めて主人公の新解さんにたいしてのつっこみが面白かったです。 ぼくも辞書が読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2014.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文庫本が出版されたころに読んだが、再読。 もともと『新明解国語辞典』を使っていて、 お気に入りだったが、この本を読んで さらに好きになったんだった。 紙がみの消息もいい。 よくよく世の中を観察しているのに、 軽やかな文章を書けるといいのに。

    0
    投稿日: 2014.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブックカフェのコンクラーベで紹介された本 新解国語辞典の面白いところをひろって つっこみを入れる本です。電車の中では読まないでください。恥ずかしいことになります。 「かえん」「こくぞく」「ごきぶり」のところは、声を出して笑っちゃいました。 後半の紙がみの消息は「おみくじのやり直し」がおもしろかったです。

    0
    投稿日: 2014.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    新明解国語辞典についての本。 本自体(特に後半は辞書と関係ない内容です)はあまりおもしろくありませんが、 ピックアップされている新明解国語辞典の内容は面白いです。 『読書』 [研究調査のためや受験勉強の時などと違って]想いを思い切り浮世の外に馳せ、精神を未知の世界に遊ばせたり 人生観を確固不動のもにたらしめたりするために、時間の束縛を受けること無く本を読むこと。[寝転がって漫画本を見たり、電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない] 『動物』 ーー園。生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。………。

    0
    投稿日: 2014.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ゆるい。感性の文章。ひととは少し違う視点で、世の中がとりこぼしてしまっていることを見つめられたら、生きてるって感じるだろう! 明るいオタク万歳!

    0
    投稿日: 2014.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解の章が面白い。 辞書に対する見方が変わった。 赤瀬川さんの新解さん(新明解)に対する愛情が文ににじみ出ているからまた良い。 SMさんの視点もとても素敵である。 影響されて、新解さんを読み始めてしまった。

    0
    投稿日: 2014.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半、かなり笑えた 新解さんにとても興味が湧いた インパクトがあるから、固い訳例よりいいかも 辞書、買うなら新解かもね 2013/12/24

    0
    投稿日: 2013.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    赤瀬川原平が好きです。 この視点、食いつき、粘り、ユーモア、この人を知ると日々が変わる。 面白い人だよなぁ、ずるいよなぁ。

    0
    投稿日: 2013.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半の「新解さんの謎」のみ読了。笑った笑った。例文が面白すぎる。「ーだったが」で終わるとか!何があったんだ、その後に!気になるわ、新解さん…。

    0
    投稿日: 2013.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典恐るべしですね。表紙の写真を見たら私もかつて所有していたはずなのに、全く気がつきませんでした。自分でも一度探してみたくなったが、熱中すると止まらないからやめておくことにした。 この突っ込みポイントを最初に周知した人はSM女史(夏石鈴子氏)なのかな?今度は彼女の作品を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2013.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半,とても面白かった。こんな辞書があったのか…。 抜き出し方やコメントが,その可笑しさをさらに膨らませてくれた。 編者はどんな人だったのだろう。 「紙がみの消息」にはあまり共感できなかった。

    0
    投稿日: 2013.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供の頃眠れなかったら辞書読んだらいいとどこかで聞いたけど辞書ほど面白いものは無いと思う。 どんどん次の単語が気になって気になって。 そんな辞書好きにはたまらない一冊

    0
    投稿日: 2013.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    犬は1頭、恐竜は1匹、火炎瓶の作成方法(?)が書いてある・・・。冷静な辞書が故その表現が笑いを誘う。編集者の皆様のユーモア?のセンスが最高です。

    0
    投稿日: 2013.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろい。とにかくおもしろい。 新明解国語辞典にはコアなファンが付いていることは知っていたけれど、辞書はあくまで「引くもの」であると思っていたし、電子辞書が台頭してきてからはますます紙の辞書から遠のき、ネットの辞書が充実してきた最近では電子辞書で調べることもあまりしなくなっていた。 けれど、この本を読み、久しぶりに紙の辞書に触ってみた。もちろん「新解さん」に。 今本屋さんに置いてあるのは7版だけれど、7版の新解さんにもやっぱり中の人がいるなと感じさせる。新解さんは生きている。 新明解国語辞典は読み物としてもおもしろい。この本を手引書として読むと一層おもしろくなった。

    4
    投稿日: 2013.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これ!最高に笑った!病院の待合で読むものではなかった・・声に出して笑ってしまうほどの面白さ。私は「国賊」が気に入った!家にある新明解でも調べてしまった。昔辞書って意外に面白いと思って読んでいたことがあったのだけど(暇人)ここまでいいツッコミは思いつかなかった。出来れば1冊全部新解さんにしてほしかったなあ。

    2
    投稿日: 2013.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典は読み物になる。お金のない「新解さん」のくだりなどひとつのストーリーだ。ただ、見出し語を並べてストーリー仕立てにするには辞典の内容を熟知しておく必要があるわけで。徹夜で読み耽り、電車での熟読までこなしたというSM嬢の熱意に脱帽である。 そのSM嬢による新明解国語辞典の分析本もあるようなので次はそれを読んでみたい。 この本は一冊丸々が「新解さん」の考察なわけではなく、後半は筆者の「紙」にまつわる雑誌連載をまとめたコラムが収録されている。知らずに読んでいたらいきなり毛色が変わったので驚いた。「新解さん」に比べたら大して面白いとも思わなかったので読むのをやめようかとも思ったが、読み進めるうちだんだんと面白くなってきた。これが感染するとなかなか抜け出せない赤瀬川菌というやつだろうか。俄然興味が出てきた。第一、千円札の緻密模写で通貨偽造罪に問われる芸術家とか面白すぎる。 こちらのコラムをまとめた本も出ているらしく、ほかにも幅広いジャンルの著書があるようなので、この機会にいろいろ手に取ってみたい。

    1
    投稿日: 2013.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半は新明解国語辞典の一風変わった語釈を紹介する。辞書なんかどれを引いても同じだと思っていたがさにあらず。後半は紙に関する諸々のエッセイ。そこで語られるエピソードは今から見ると時代が変わったことを実感するが、今でも変わらない紙の価値をあらためて認識させられた。

    1
    投稿日: 2013.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    先日期間限定ディスカウントで売っていたiPhone/iPad版新明解国語辞典第7版を買ったついでに購入して読んだ。本書や「舟を編む」、タイトルを忘れたけど「明鏡」の北原保雄先生の著作を読むと、辞書が「リファレンス」から「人格を持ったもの」と見方が変わり、より親しみを持てるようになる。 第7版でも「新解さんは」健在だった。ただ、「美味い」と評する項目が微妙に異なるところをみると、歳を重ねると共に「新解さん」の好みも変わったのだろう。 本書の「B面」に当たる「紙がみの消息」も初出時の状況を考えながら読むと非常に面白く、「ダブルA面」として楽しめる。当時はスマホどころか携帯電話もあまり普及しておらず、電子メールやwebもほぼ業務用のツールだったし、デジカメもフォトレタッチソフトもまだ一般的ではなかった。電子書籍などもなく、CD-ROMによる「マルチメディアコンテンツ」の萌芽期であった。 現在はいわば「紙がみの黄昏」のような時代かも知れないが、どっこい紙媒体はちゃんと生きているのである。

    1
    投稿日: 2013.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新解さんについてのチャプターはおもしろかった。 新明解国語辞典のことです。 SM嬢の考察がたまらないし笑えます。

    1
    投稿日: 2013.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    新解明国語辞書の用例、解説を中心に物語りを綴っている。 辞書の用例は、古典文学などから持ってくるものがあると、 現代文には使いづらいという批判もあるため、新機軸だと思う。 筋として、自分が言い出したのではなく、記者の人がというのが奥ゆかしいかも。 後半の「紙がみの消息」に、聖書の話題もでている。 聖書と辞書の違いなど。

    1
    投稿日: 2013.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こぶ平とUさんのお勧め。 いまさらだが、Uさんがすごく面白かったと力説してたので、読んでみることに。 面白かった。 軽妙なやりとりに、挿し絵のタイミングと選択が抜群に面白かった。 でも面白かったのは、そこまで。 新解さんの話しが終わったあとの後半は、つまらなくて目がすべった。 縦に持って行って、片寄ってしまったお弁当みたい。 中身は半分だけ。

    1
    投稿日: 2012.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解を扱った前半は★★★★ 紙についてのエッセイをまとめた後半は★ ということで、一冊の本としては★★ つまり、新明解の内容はとても面白く、その編集姿勢にも大いに共感できたが、筆者のユーモアセンスには全くついていけなかったということか。 別の人の新明解本を読みたくなった。

    1
    投稿日: 2012.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新解さんたら…。 と、おもわず呟きたくなる精妙な 解釈の数々。本人(?)は至って真面目な 様子に天然ボケを感じずにはいられない。 文豪さんのつっこみとSM嬢(注・妙な 職業では無い)の新解さんへの一途な恋心?が炸裂。 もぞもぞし乍ら笑える世界でした。 もぞもぞ笑うとは…新解さんに聞いて 見よ無ければ‼

    1
    投稿日: 2012.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいて、手元に新明解が無いのが残念に思えた。 辞書を面白い読み物にしちゃっていいのかどうかは、ちょっと考えてしまうかも。

    1
    投稿日: 2012.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    三省堂「新明解国語辞典」の解説が一風変わっているというのは、巷では有名な話だと思う。魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない…本書はこの謎の男「新解さん」の不思議さ、面白さを例題を並べて示すものである。 ちなみに「新解さん」によると、「寝ころがって漫画本を見たり 電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない」らしいですよ。

    0
    投稿日: 2012.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典の面白い語釈や用例を 、更にうまい引用で超面白くしてる。 吹き出します。 図書館で借りたけど、購入決定!

    1
    投稿日: 2012.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半が「新解さんの謎」、後半が「紙がみの消息」 前半を読みたくて読んでいたんだけど、後半も面白い。 この方の文章のテンポと、視点がすごく好き。 ただし、つい吹き出しちゃいそうになるので、電車の中で読んだりするのはキケン。特に前半。 「新解さんの謎」 “これは明解というより、実感国語辞典だ。”(p17) “明解というより、それをはるかに超えて、超明解というか、親切国語辞典だ”(p21) “守りを考えるというより、むしろミスを恐れずに攻め込んでくる。明解にするために攻めている。攻めの辞書だねこれは”(p31) 極めつけのようなこの文がよかった! “SM君はこの辞典の太い毛の生えた魂に、ほのかな、淡い、何か匂いのする絆のようなものを感じてしまったようである。その絆が恋の本質であるとしたら、しあわせな辞典である。頭だけが働く世界にあって、人に恋してもらった辞典なんて聞いたことがない。”(p142) 「紙がみの消息」 書かれたのは前半同様だいぶ前だから、すごく懐かしい対象をとりあげて書かれている。それがまたよくって。 ああ、こんな風に映っていたんだなぁって思う。 最後にあるお二方による対談。ここに出てくるこの方の本たちを手に取ってみたくなった。

    1
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブクログの談話室で「おもしろい本」みたいなくくりで紹介されていたので買ってみた。 表題作については、もちろん引用部分はすごくおもしろかったんだけど、擬人化が若干くどいというか、抽象的になりすぎてついていけなかったかも。まあ、引用のセンスがよかったからよしということで。 紙に関するエッセイは、時代を感じさせる情報が多いという点でもおもしろかったんだけど、文章のセンスがよかった。ふざけているようで意外とまじめなこと言っているかも、いや、やっぱりどうかな・・・みたいな。

    1
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自己主張する辞典「新明解国語辞典」、「新解さん」をもっと知りたくて読んだ。これは新しい世界だ、あぁびっくり。 我が家の書棚に静かに鎮座していたのは世間の荒波に揉まれて少々〝丸くなった〟第五版(第五新解丸)だった。第四版をぜひ〝読んで〟みたい。 ところでこの本、「新解さん」以上にインパクトがあったのが後半の「紙がみの消息」だ。体裁はユーモアを織り交ぜた軽いタッチの「紙」に関するエッセイなんだけど、さすがは赤瀬川さん、その飄々とした風貌の下から現代人の「地球に対する甘え」を見抜き「チクリ」と突っついてくる。 あまりにも身近に、大量にある「紙」。だがこれも間違いなく限りある地球の資源なんだ。自分の生活を省みて「ドキリ!」とさせられた作品だった。

    3
    投稿日: 2012.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新解さんの謎も、紙がみの消息も面白かった。 新明解欲しくなったなぁ。これに関連して、舟を編むも読みたい気がしてきた

    0
    投稿日: 2012.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    癖のある人だなと感じました。好き嫌いがはっきりとわかれるようなタイプ(そう言いながら僕は☆3つをつけるというちょっとズルいことをしてるわけですけど)。ただ、辞書を使った新しい「遊び」を提示してくれたみたいで目から鱗でした。後半は新解さんとは関係ないですけど、「○○したらおもしろいんじゃない?」と著者の想像力がおもしろかったです。☆3つをつけたのはちょっと面食らったから。ただ、強烈な印象は残してくれました。他の作品も読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2012.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実家の本棚から持ち出してみた。 高校時代、現代文の先生から教えてもらった1冊。 久々に読んでも、めっちゃ笑える。 全然、上品じゃないところがいい。 今の生徒に薦めるにはちょっと勇気が要りますが、 国語に興味がある生徒には読んでほしいな。

    0
    投稿日: 2012.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前半の新明解談義と、後半の紙々の消息とは、別作品やな。 同居すべきで無いわ。 それぞれに味があるのに残念です。

    0
    投稿日: 2012.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実家にあった古い本。 主張のる辞書。新解さん。 最近、辞書を引くことなんて滅多になくて、Google先生に聞いてばかりですが、読物として辞書を見るのもまた面白いなと思います。

    0
    投稿日: 2012.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あまり皆が面白い面白いというものだから、どのくらい面白いのかしらんと思い、本屋で軽くページをめくってみたら吹き出しそうになったので、急いでレジに持っていったという本。

    0
    投稿日: 2012.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白くて面白くて、口がどうしてもゆがんでしまい、 呼吸が不規則になり、もう誰がみても立派な不審者になってました。 電車の中でこの本は本当にむりです。 私も新明解国語辞典欲しい!読みたい!

    3
    投稿日: 2012.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    辞書の中から立ち現われた謎の男。魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない―。「新解さん」とは、はたして何者か?三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。 (BOOKデータベースより) *** 前半は新明解国語辞典について、後半は紙やペンについて。 前半の新解さんについては本当に面白かった~。 新解さんの例文も面白いし、それに対する赤瀬川さんとSMさんのツッコミも面白かったです。 後半は主に紙について。 こちらもなかなか良かったけど、ほとんど資源や環境がどうの、という話に向かったのが続けて読むと少し飽きるかな。 でも新明解国語辞典はちょっと欲しくなっちゃった。 今でも面白い例文を載せているんだろうか…。

    0
    投稿日: 2012.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典が辞典でありながらこんなに人間くさいとは~。 「恋愛」「馬鹿」「ぴったり」あたりはじわじわきます。 思わず、うちにある新明解さんでも引いてしまったよ。 後半の紙がみ~はあんまり。。

    1
    投稿日: 2012.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典の7版が出て思い出した。 だいぶ前に読んだが、笑った。 まさか、国語辞典を笑いながら読むことになるなんて、想像もしていなかった。 特に食べ物の説明は笑える。個人的な意見が入りすぎている。「美味」とか、人によって感覚は違うだろうに、どうどうと記述してしまうところがスゴイ!

    0
    投稿日: 2011.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いっ!面白いっ!ただ、ただ面白い!ひさしぶりに「腹抱えて」笑いました。新明解持ってきて「すなわち」とか引いてみたい!

    0
    投稿日: 2011.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    岡本太郎が言うように「なんだこれは?」と思わせるのが芸術ならば、新明解国語辞典は立派に芸術だし、この作品はもっと芸術です。新明解国語辞典の例文や構成だけでも面白いけれど、その紹介の仕方がまず笑えるし(いきなり「あばら屋」の数え方を持ってこなくても)、作中で入れられる突っ込みや感想の妙に大爆笑しつつも興味をそそられます。後半の紙についての考察にも言えることですが、表現が的確で分かりやすい。読み手が感じる「何か」をそれこそ明快にしてくれる。多才な方に特有の、本気なのか冗談なのかわからない飄々とした魅力も含めて楽しませていただきました。

    4
    投稿日: 2011.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典の、おかしな例文を取り上げて、深読みするエッセイ。バラエティ番組でこれのまんまの企画をやっていて、許可取ってるのか不安に思った。

    0
    投稿日: 2011.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新明解国語辞典のおもしろさその後のエッセイも秀逸赤瀬川の博学、自分の考えをスケッチしていく様な文体に感激した。

    0
    投稿日: 2011.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本書を読んであまりにおもしろかったので、新明解国語辞典ほしいほしいと言っていたら、彼女が買ってくれました。後半は紙にまつわるエッセイ「紙がみの消息」。こちらもラフな文章で気楽に読みやすい。

    0
    投稿日: 2011.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「新解さん」とは、三省堂が発行していた新明解国語辞典のあだ名です。 ついそう呼びたくなるほど、"人柄"(辞書柄?)が出てくる辞書なのです。 新解さん、そりゃないよ 新解さん、それ本当? ありがとう新解さん。 新解さん、大丈夫? ついそんな突っ込みを入れたくなる、そんな新解さんの姿を紹介してくれるのがこの本です。 この本では、【恋愛】から始まって、【火炎瓶】【ごきぶり】【へそ】などなど、 「新解さん」の"攻めの辞書"の姿を次々と暴いていきます。 普通"辞書"といえば、言葉の意味を知るために引きますが、 「新解さん」はそんな私たちの期待を大いに裏切ります。 たとえば、 どうぶつえん【動物園】 生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、 捕らえてきた多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし、 飼い殺しにする、人間中心の施設。 といった具合です。 ちなみに岩波書店の広辞苑では 【動物園】各種の動物を集め飼育して一般の観覧に供する施設。 と、これぞ辞書といいたくなるような、実にあっさりとした説明になっています。 出てくる用例には特に注目です。 【話】の用例には "「その―はもうやめて!!」" とあります。 新解さんの心の叫びが伝わってくるようではありませんか。 そんな新明解国語辞典の読み方、楽しみ方が満載です。 ちなみに、辞書の版によって、説明も用例も違うので、 版による説明の違いを見つけるのも楽しいかもしれません。 東京学芸大学の図書館にある版は特製版、第3版、第5版です。 まめリブ第5号のテーマは"本を読む"ですが、 「新解さん」によると、【読書】とは、 〔研究調査のためや興味本位ではなく〕教養のために書物を読むこと。 〔寝転がって読んだり、雑誌・週刊誌を読むことは、本来の読書には含まれない〕 ・・・厳しいです、新解さん。

    0
    投稿日: 2011.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    腹抱えて笑った… 「かえんびん1本」とか、「鈴木の死は、彼にとってそんなに意外な報告でもなく そんなに悲しい事実でもない」とか、上げたらきりがない。

    0
    投稿日: 2011.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    電車の中で読み始めた。つい、顔が笑ってしまうのが止められなかった…。 面白い!攻めの辞書。 いかに明確にわかるように説明するのか、というコンセプトに従い無茶な?説明を目指す。 例文って、ふつうどこかにある文章を持ってくるんじゃないの…?と思いつつ、この作文の妙と、それを指摘するSM嬢と文豪のテンションに乗せられて読めてしまった。

    1
    投稿日: 2011.02.01