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蒼い記憶
蒼い記憶
高橋克彦/文藝春秋
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総合評価

8件)
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    記憶シリーズ第3弾。ふだんハードカバーの短編集ってのはよほどのことがないと買わないんだけど、前二作のグレードの高さゆえですね。ぼくとしては突出した作品は今回はないと感じるのですが、記憶という1テーマでこれだけのシリーズを構築できるというのはやはりすごいと思いました。 ひとつの電話番号から秘められた過去をあばく「幽かな記憶」、ラストの1行にこそ怖さを感じるのはぼくだけでしょうか?「水の記憶」はこの作品集中もっとも気に入った作品、ちょっと救われた気がしますね。例の作品をいいほうに裏返すとこうなるのかな?「嘘の記憶」はちょっとにやにやしながら読みました。同人とかやっていた人は多かれ少なかれこういうことってありませんでした?

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    投稿日: 2026.01.26
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    『緋い記憶』『前世の記憶』に続く短編集。 タイトルにもなっている『蒼い記憶』はホラーテイスト全面の短編。 やはり、第1弾・第2弾に比べると話に煮詰まった感、 出し切ってしまった感があり、 読んでいる私も少し食傷気味になってしまった。 その中でも「夢の記憶」は幻想的でも在り摩訶不思議な話で、 記憶シリーズの中でも変わり種。

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    投稿日: 2018.10.15
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    「記憶」と岩手県いうテーマを軸にした怪談。全体に「よーく考えてみたら怖いよね」みたいな話ばかりなため、油断しているとストンと終了していて、なぜ主人公は鳥肌なのか確認しないといけない。 高橋克彦は、ミステリ(事件系)の人だと思っていたので、最初は短篇集であるのか、それとも連なった話なのか悩んでしまった。 総じて難しい話でもないので、オチを読み落として数ページ見返すと分かる程度であり、わるい言い方をすると印象が薄い。文章は誠実で真面目で好感が持てるのだが、カタストロフィがやってくると、改行がなく単語の羅列になって、呼吸が出来ないような独特の息苦しさを感じる。 全体に、1編読んだら次の作品も読みたい、というモチベーションはわかなかったので、まあそれなりということで星2つ。

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    投稿日: 2014.09.16
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    夏の記憶 / 初出 オール讀物 1996年7月号 幽かな記憶 / 初出 オール讀物 1996年11月号 記憶の窓 / 初出 オール讀物 1997年2月号 棄てた記憶 / 初出 オール讀物 1997年5月号 水の記憶 / 初出 オール讀物 1997年8月号 鏡の記憶 / 初出 オール讀物 1997年11月号 夢の記憶 / 初出 オール讀物 1998年2月号 愛の記憶 / 初出 オール讀物 1998年5月号 嘘の記憶 / 初出 オール讀物 1998年8月号 炎の記憶 / 初出 オール讀物 1998年11月号 欠けた記憶 / 初出 オール讀物 1999年2月号 蒼い記憶 / 初出 オール讀物 1999年5月号 解説 「記憶の迷宮」 (明野照葉) 『蒼い記憶』2000.1 文藝春秋刊 文庫化 カバー 峰岸達 印刷 凸版印刷 製本 加藤製本

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    投稿日: 2013.03.23
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    記憶シリーズ3作目。 前2作同様に岩手が舞台の12編の短編集。 収録作品が増えた分ひとつひとつのお話は短くなりましたが、かといって物足りなさは感じさせないバラエティ豊かな12編でした。 一昔前の時代設定もシリーズ3作に共通していて、時間を置いてもっと歳を重ねてから再読しても面白そうです。 私好みの民俗学や呪術の蘊蓄に触れられた『記憶の窓』、夢の解釈が面白い『夢の記憶』、物悲しくも温かさを残す『愛の記憶』『幽かな記憶』辺りが特に良かったです。 記憶や夢って改めて考えると不思議で面白い。

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    投稿日: 2013.03.15
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    記憶にまつわる、ホラー短編集 この中のひとつ、「愛の記憶」がとても哀しい 読むたびにじんわり涙ぐんでしまう ほんの20数ページにぎゅっと詰まった夫婦愛に、感動と、少しの憧れ

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    投稿日: 2012.10.25
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    再読。記憶をキーワードにした連作集。『緋い記憶』『前世の記憶』に続く第三集。以前読んだ時は、よくできたミステリだと思ったが、登場人物に近い年齢になって読むと感慨もひとしお。おぼろげな記憶と現実の齟齬を中心に話が展開する。ここ数日、本書を読みながら毎晩、昔の夢を見た。そういう意味では非常に稀有な読書体験。他の二作も既読ではあるが機会があれば再読したい。私もユーザーであるがSNSや読書プログ全盛の昨今。何年何月何日何時何分に何処で何をし、何を読んでいたかが分る世の中では消えゆくしかないテーマなのかもしれない。

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    投稿日: 2012.06.24
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    薦めてくれた人曰く「金太郎飴だから、どこからでも読みやすい」との事。 短編集になっていて、『記憶』と『盛岡』という土地 2つを軸として話は回っていきます。 怖い話あり、不思議な話ありで、奇妙な世界へやってきた気分でした。 『幽かな記憶』が一番印象に残っています。 多分、夜中に連れられて…を想像したからでしょうか?w

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    投稿日: 2008.07.12