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生徒諸君!(12)
生徒諸君!(12)
庄司陽子/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

     漫画文庫では最終巻。本編コミックスでは23~24巻に相当するところか。  なるほど、教育実習生編はパワー不足だったと言わざるを得ないが、それはナッキー自身の物語ではなかったからだろう。つまり、生徒との触れあいを通じて生まれ出る、ナッキーの人間的成長との関わりが描写不足なのだ。  今になって思えば、この物語の構築力の乏しさ、教師が生徒から受ける人間的成長への洞察力の欠如が、教師編の??の展開に繋がったように感じる。  ともあれ最終場面、そして、大卒から教師赴任までの展開と大団円で幕を下ろす意味合いを考えれば、あった方がいいのだろう。  そして、教師赴任までの物語は大団円にふさわしい。感動ものである。岩崎君の漢気も、ナッキーの菩薩のような表情も、辛い過去を乗り越えた証のように感じ取れた。  しかし、ここで終わっていればねぇ…。

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    投稿日: 2016.12.13
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    最終巻。ナッキーの恋愛模様も一応決着。まあ祝の進路については皆さん予想通りでしょう。番外の沖田編は沖田のおとん編ともいえるような気がします。昔の西成ってあんな感じだったのかなあ。

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    投稿日: 2006.03.05