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powered by ブクログ米原万里さんのエッセイにハズレは無い! 数ある中でも、この一冊は極上だと思う。 人は人との対話を重ねていく中で 少しはまともな人になっていくのだ! と米原万里さんの言葉を読むたびに 思ってしまう言葉だ。 彼女は通訳者である前に、哲学者でもある。
7投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ高校2年生まで本を読んでいなかった、というのが私のオハコの台詞です。 新潮社から当時新装版で出ていたスティーヴンスンの『ジキルとハイド』が火付け役となって読書に没頭するようになったんです。それはそれで事実なのだが、高校2年まで読んでいなかったというのは厳密にいえば誇張である。図書館に通う熱心さはないまでも、本は家のそこここにあったのでぱらぱらめくっていた。たまにはナケナシの貯金を書籍代に向けたこともある。ではなぜわざわざ隠蔽しているかというと、本との向き合い方に難があったように思えてならず、少しでも文学少年のふりをするにはあまりに後ろめたいんだ。米原さんの本書を読んで告解する気を起こした。 米原さんが通った在プラハ・ソビエト学校では、児童間で文学全集を回し読みするという信じがたい遊びが営々と繰り広げられていた。全集本といえばいまのわたしでも怯む厚さである。その学校では分厚い一巻を落ち着いて読むこともままならないほど級友がせっついてくるので迅速に読まなくてはいけない。それで読む、読む。一回読んでヤレヤレと辟易するのかと思いきや再読、再再読、と粘り強く挑みかかったというのだから、アア彼らと我はどうやら生来違う生き物のようでと降参したくもなる。がしかし、全地球からプラハに集った児童たちを熱烈な輪読へと奔らせた根源は、じつは黎明を迎えたばかりの性衝動だったのである。世界の名だたる全集にみんなで踊りかかって未知なる性描写を汲み出しては歓喜に打ち震えていたのだという。それならわが身にも覚えがある! あまりに縁遠いエリート交友関係が展開されはじめた紙面から遠ざけかけた目が、ぎゅうっと引き戻された。 高校2年になんなんとするより先に、わたしは本を読んでいました。 ただその読みかたがいかんせん衝動の命じるままだったのでこれまで固く口を鎖ざして秘匿していたのです。上橋菜穂子の傑作『獣の奏者』は単行本で全巻読みました。王獣や闘蛇とエリンが意思疎通できた喜びや、ときにまったくのディスコミュニケーションゆえに起こる苦しみなど、読みどころが豊富にある本です。ご飯もおいしそうです。が、わたしが丁寧に丹念に、それこそ再再読するほど重きを置いて読み込んだページといえば殺戮と性愛の描写でありました。酸鼻をきわめる殺戮シーンは児童むけの文庫版が扱わなかった単行本後半におびただしくあり、鼻血を垂らすほどの性愛は件のシリーズの『外伝』がばっちり収録していた。大学の小説サークルで同級生が『外伝』について「昼ドラみたいだった」と論じていたのをわたしは聞き逃しませんでした。プラハ学校の児童たちが公然と衝動を共有したのに比して、胸のなかで禿同を表明するにとどめた点にわたしの小心者たる所以が宿っています。幼いあの日、ひとに決して明かさないまでもわたしは確かに猛烈に本を読んでいた。東野圭吾作品はその方面の衝動を(彼の名誉のため、も、と付しておこう)満足させる描写に富んでいたのであらかた読んだ。手塚治虫『ブラックジャック』についていま思い出せるのは第一に豊満な裸体というありさまである。学校をずる休みして全巻引っ張り出すほど愛読したのは『ケシカスくん』。読んでいたら妄想が膨らんでほんとうに熱が出た。また、早すぎるきらいはあるが筒井康隆に触れていた記憶もある。母が好きだったという原田宗典の文庫本も夜な夜なめくった。絶対明かさない衝動を秘めて読書に取り組んでいたわたしがはじめて公然と愛するようになった本が、二重人格を扱う『ジキルとハイド』だったというのはなんという因果だろうか。うまいこと時宜を得て、そして明かすための語彙を獲得して急遽文学青年の土俵に浮上できたといえそうである。 わたしが現在繰り広げる、節操を欠いた読書小史を振り返ったとき、断崖があるかに思われたそこに、じつは地続きの広大な大地があったことを思い出すいいきっかけになった。認めましょう、ずっとそこに本がありました。
10投稿日: 2023.11.14
powered by ブクログ何回も寝落ちしながら聞いてた本。米原さんの本、好きな割に寝落ち頻度高め。多分内容が固いからだと思うんだけど、聞いてるとなんとなく眠くなるんだよね‥面白かったんだけど、笑えるような話かと思って期待してた割にあまり笑えるところはなかった笑。
3投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ米原万里のエッセイ集。その中でも、特に彼女の職業であった、「同時通訳」に関するもの(とても真面目なものから、ユーモアたっぷりのものまで)をテーマにしている。 本書は、書下ろしではなく、米原万里が色々な雑誌に書いたものを集め、再編集したもの。本書の単行本の発行は2000年12月であるが、雑誌に書かれたものの初出は、97年から00年まで、特に00年のものが多い。 米原万里は1950年生まれであるが、作家としてのデビューは遅く、1995年。亡くなられたのが2006年なので、作家としての活動期間は10年強と非常に短い。しかし、多作の人であり、Wikiによれば、この期間中の単独での著作を20冊以上、その他の共著や対談集等、作家として非常に多くの仕事を残されている。彼女の著作の愛読者であれば分かるが、著作は1冊1冊にボリュームがある、けっこう分厚さのあるものが多い。多作で饒舌。単行本以外にも週刊誌に連載を持たれていたり、テレビ出演をされていたり、とても活動的な方であったようだ。文庫本のあとがきにも記されているが、おそらく、エネルギーの固まりのような方だったのであろう。 私は彼女の著作を10冊以上読んでいるが、同時通訳をテーマとしたものは、実は苦手。同時通訳の苦労や、その難しさは著作を通じて伝わってくるのであるが、やはり自分の日常とほとんど関係のないテーマであり、あまり実感を感じることが出来ない。本書を読んで、米原万里さんを、更に尊敬するようにはなったが、面白い読書だったかと言われると、少し答えるのが難しい。
10投稿日: 2022.01.07
powered by ブクログロシア語同時通訳者である米原万里さんが、日露文化に触れる中でピックアップされた日常のクスッとなる小噺を集めたエッセイ集です。 ただし、タイトルにガセネッタ、シモネッタとありますがガセネタもシモネタもあまり出てはきません。 ◯女人禁制の聖域にも 米原さんの知人である田丸公美子さんが通訳者として掘削現場に同行した時のこと。日本側JR幹部が恐縮しきり、『女の方が立ち入るのは、どうかご勘弁を。工事現場の人間が騒ぎますので。』というと、田丸さんがこう返したそうです。『ええ、どうせわたくしはフジョー(不浄)の身でございますから。まあ、でもこのトンネルはリニアモーターカー用でございましたよねえ。かえって、フジョー(浮上)しめよろしいんじゃございませんこと。』 冒頭に、同時通訳者は常に時間との勝負であるためニュアンスを伝えにくい駄洒落を嫌うはずだが、意外と駄洒落好きが多いという話題があります。こんな頭の切れる会話を人生で一度でもしてみたいなぁと思ってしまいました。 ◯浮気のすすめ 『外国語や外国文化に接したとときの病的反応には、それに夢中になって絶対化するか、逆に自国語と自国文化を絶対化するかの二通りある。』 とっても心当たりがあり、それを文章にされていたのでどきっとしました。外国語学習はどうしても長い時間と努力を費やさねばならないためについ忘れてしまいがちな部分ですが外国語や外国文化に触れて初めて知ることに驚いたり新鮮味を感じたり、面白く感じたりする純粋な気持ちをもっと積極的に感受していきたいと思いました。
0投稿日: 2021.10.16
powered by ブクログ何度目かの再読。先日みたゲンロンイベントで翻訳の奥深さに感銘をうけ、久しぶりにこの抱腹絶倒の通訳エッセイを読みたくなった。「つまるところ、言葉からどんな意味を読み取り、どんなイメージを立ち上らせるかは読み手次第なのだ。」p.259。
1投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ通訳者の仕事ぶりは聞いたことないなと思って手に取った本。 これがすごく面白かった。 堅苦しく職業にまつわる話を綴るでなく、ユーモアが随所に散りばめられ、かつ米原さんがもつ独自の視点(それぞれどれもなるほど、と共感できる)が面白く、これまでの知見を広げてくれる一冊となった。 ソ連や東ヨーロッパ事情にこれまで触れてこなかった分興味を持つことができ、もう少し彼女の本を読んでみたいと思った。
4投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ著者の様に通訳を生業としている者では無いが、職務上外国語を使用する事多く、著者と同じ思いや経験を共有しながら読んだ。 ロストロポービッチの弁として、「音楽においては美しい音も汚い音もない。大切なのは伝えたいメッセージを最も的確に伝えられる音だそのメッセージにふさわしい音、それがいい音だ」とある。まさにその通り。今問われているのは、“メッセージ”。伝えたい“メッセージ”が無いと、ノイズにしかならない。
4投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言葉やそれを使う人間に対しての愛があり、人柄を表しているように思った。 同時通訳という仕事の裏側はよく知らなかったが、必要とされる知識量と瞬発力を考えると恐ろしい。文化ごと通訳しているような奥深さがあって、ただ言語をそのまま訳すだけでは肝心なことが伝わらない可能性もあるのだと知った。 15年以上前の本だが、表現の幅や可能性に関しては時代や種類が変わっても共通して言えることがあるなぁと頷きながら読んだ。 本をもっと読みたいと思わせてくれるエッセイだった。
0投稿日: 2019.10.27
powered by ブクログ読了。ロシア語通訳・翻訳者の米原万里さんの本。英語に比べると少数話者の言語を扱う人の考え方は、今まで気づかなかったことに気づかされる。 旧ソ連時代の市場原理主義ではない考え方から生まれた文化、芸術の発展、英語経由のみの情報収集の危うさなど。 これまで、ロシア文学にあまり興味はなかったのだけれど、この本を読んでロシア文学も読んでみようと思えた。 言葉を生業にする人の書く文章は、さすが言葉選びも心地よく面白い。
0投稿日: 2019.02.23
powered by ブクログ実際に読み終わったのは,ずっと昔.同じ本を3冊も買ってしまいました.1冊は入院した病院の看護師さんに.もう1冊は,入院していた友人のために.米原万里の本として,最初に読んだものです.こんな面白い本を書く人が亡くなって,非常に残念です.
1投稿日: 2018.10.24
powered by ブクログ同時通訳者の米原さんのエッセイ。 言い回しとか、慣用句とか、たしかに同時通訳者を悩ませそう。 笑いを訳すのが難しいのはたしかに。 その国の文化を知らないと、ただ言葉尻だけを訳して伝わるものにはならない。 世界的名作は、みんな翻訳で読まれている。 マリアが処女で懐妊したのも誤訳の問題? ロシアは市場原理が働かなかったから、売れない言語の翻訳もある。(なるほどー) エッセイとしては面白かったけど、毎回エピソードがあまり代わり映えしなくてほしふたつ。
0投稿日: 2018.09.17
powered by ブクログ通訳の話も興味深かったが、ロシア文学者についての文章も面白かった。 もてる作家は作品も短い。 日本文学に置き換えても、結構当てはまるかも。 それから、鉄のカーテンの話。 本来は劇場の防火幕という意味。 日本の辞書には、東西冷戦の際の分断の比喩で、チャーチルの演説で有名になったことしか触れていない。(小学館の『大百科事典』では初出がゲッペルスだったということまで乗っているらしい。) それに対して、ロシアの辞典やフランスの辞典では、ちゃんと原義が載っているとのこと。 いろいろな言語ができたら、こんな引き比べもできるんだなあ、と羨ましく思った。 まあ、煩わしいかもしれないが。 そrrから、この話、この間放送が終了した柴原智幸さんの「攻略英語リスニング」でも取り上げられていた話題だった。 柴原さんも、そういえば同時通訳者。 その道では有名な話なのかも、と思う。 米原さんも、亡くなって、もう十年以上ってしまったのか。 この本で対談している柳瀬尚紀さんも、昨年だったか、亡くなった。 グローバリズムという名前のアメリカ化が、この間さらに進んできた。 米原さんなら現状をどう見ただろう。
0投稿日: 2017.06.18
powered by ブクログ言葉について考えるには良い本。英語習得が子供を国際人にすると勘違いしている親に読ませたい。こういう人を本当の文化人と言うのではないか。それにしても惜しい人を無くした。
0投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログ米原さんの文章はホントにおもしろい。そしてう〜んなるほどぉと納得させられること多々あり。賢い人だなあとつくづく思う。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログ20170131読了 2003年発行。同時通訳に関するエッセイ中心。どれも物珍しい話ばかりな上に思わず笑ってしまう内容でした、さすがのユーモア。巻末、後藤栖子さんの解説がとってもすてきだった。●P291 ボリショイ劇場、賄賂で役をつかみブラボー屋を雇った日本人バレリーナR・・・検索してしまった。●P223 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団。●中盤の対談、英文学者の柳瀬尚紀さんとの対談 翻訳と通訳と辞書 あるいは言葉に対する愛情について。ソビエト時代のロシアは、計画経済でもって世界中の言語を国民に学習させたから、名前も知らないようなアフリカやアジアの小国の文学作品でもロシア語版がある、つまり翻訳家がいる。売れる売れないの評価とは離れたところで、集中して取り組める環境が整っている。文化が発展するには市場原理ではないところが芯になければならない。
0投稿日: 2017.02.13
powered by ブクログ題名ほど?ガセネッタシモネッタではない。言葉や言語に対する熱さがつまっている。他言語に対する興味だけじゃなく、日本語への愛着も深まった…かな? 色々なところで発表された作品を集めているので仕方がないが、同じような話が何度も出てくるので、ちと飽きる。
0投稿日: 2016.02.09
powered by ブクログ「音楽においては美しい音も汚い音もない。大切なのは伝えたいメッセージを最も的確に伝えられる音だ。そのメッセージにふさわしい音、それがいい音だ。」と。著者が通訳を担当した有名音楽家が、記者からの音楽にとって最も大切なことは?の問いにそう答えた。 「まさに、言葉もそうで、言葉にとって、一番大事なことは、美しいことよりも、最も的確に伝えたいメッセージを、表しているかどうかだ。」(本文より) 米原さんのメッセージはいつも的確で、わかりやすく、ダイレクトに言葉が心に突き刺さる。そして笑いがいつもある。イタリア語通訳者で友人である田丸さんとのかけあいもまた楽しい。
0投稿日: 2015.12.25
powered by ブクログガセネッタ ダジャーレと シモネッタ ドッジ。 簡単に訳せない その国の特有な言葉を うまくどうやって 通訳するのか? 失楽園 といっても 日本では 渡辺淳一であり 西洋では ミルトンとなる。 その綾を 表現する能力は 幅広い知識がいるモノだ。 異文化をこえて、表現力は さらに広がる。 わずかなエッセイの中に 思わず、考えさせられたり、にやにやしたり 文章の編集法が 実に巧みなのである。 金正日総書記の 好物は サンドイッチ。 ハムハサムニダ。 小咄が じつに いいのだ。 三つの願いなどは 貧しいがゆえに 慎ましやかに笑うことができる。 通訳の神は、ギリシャ神話のヘルメスで 人間と神々との交信の役割をしていた。 黒人が 『白くなりたい、オンナたちの話題の的でありたい、股ぐらにいたい』 と言う願いをかけたら タンポンになっていたとか。 クソ と言うのは、万国共通らしい。 パンツとふんどしは どこが違うのか? 『他人のふんどしで 相撲を取る』をどう訳すのか? カレーライスとライスカレーの違いを どうやって カレーライスを知らない人に 説明するのか? 常用語的 くどき文句について、 訳すのは 『おはよう』って言う程度なのだろうか。 訳す人によって、その人柄は 大きく変わってしまう。 グレアムグリーンは言う 『作家としての才能と通訳者としての技能は基本的に同じ根っこのものだ。 大量の情報に接しながら、瞬時にその中から本質をつかみ、言葉でもって伝えるチカラだ。』 フロイトは言う 『愛の反対語は憎悪ではない、無関心だ。』 比喩力が 創造性を発揮する。 『目くそ鼻くそを笑う。』をどう訳すのか? 通訳が 透明人間になれるのだろうか? 『米原さんは、最近はもっぱら通訳業の産業廃棄物をチョコチョコっとリサイクルして出版部門へ流し、甘い汁を吸っているという評判』 謝罪会見の言葉は なぜ届かないのか? 英語が 軸になって 展開するのが、 ロシア語通訳は 数が少ないので 質が下がって 料金が上がる。 ロストロポービッチ。 ら抜きの疑惑。永井愛との対談。 男性用語と女性用語が日本語にはある。 ノミを殺すにはネコも殺してしまう愚は避けたい。 とにかく、気軽に読めるが 奥は深そうで 底なし沼の脅威を感じてしまう。
0投稿日: 2015.03.02
powered by ブクログパワフルな人間性が文章から溢れている。海外との関わりが長いとついつい海外かぶれしてしまいそうなものであるが、海外のいいとこ、日本のいいとこ、どちらも冷静に捉えることができる人なんだな。
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 国際会議に欠かせない同時通訳。誤訳は致命的な結果を引き起こすこともあり、通訳のストレスたるや想像を絶する…ゆえに、ダジャレや下ネタが大好きな人種なのである、というのが本書の大前提。「シツラクエン」や「フンドシ」にまつわるジョークはいかに訳すべきかをはじめ、抱腹絶倒な通訳稼業の舞台裏を暴いたエッセイ集。
0投稿日: 2014.12.03
powered by ブクログロシア語同時通訳者の米原万里さんのエッセイ集。同時通訳という仕事の大変さややりがい、他国語の通訳との違いなどが綴られていて興味深く読んだ。失敗が許されない世界で、いろいろな業界の専門会議などに出るので、下調べをしておいてもかなり緊張するらしい。 米原さんは日本語が母国語だというが、少女期を外国で過ごしたこともあり、100%ではないという。でも文章が非常にうまい。また、父親が共産党員だったことも彼女の思想に少なからず影響しているようだ。言語に関することだけでなく、共産主義の社会の良い点悪い点なども比較してあり、また日本人の考える国際化は他国(アメリカ)に合わせることという指摘もなるほどと思った。 本のタイトルから下ネタがもっと出てくるのかと期待したが、そこはやや期待はずれだった。
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前、読んだことがあるかも。あるいは、どこかに寄稿されているのを読んだか、R国関係者からエピソードとして聞かされたか、いくつか聞き覚えのある話があった。 氏は、R国関係者としては非常に身近な存在。以前の上司は大学で同期だか1年先輩だったかで、しょっちゅう「万理ちゃん、万理ちゃん」と話をしていたっけ(懐)。 読んでみて、改めて米原万理さんのパワフルな生き様、大胆、明快な物事の割り切り方が痛快だ。 言葉の表面でなく、その背後の意味を汲んで相手に伝えなくてはならない通訳という職業柄、そうした言葉の”意味”から解放される”駄洒落”が大好きだと言い放つ(同時通訳者に多いとも)。 世のオヤジギャクを発するオヤジたちも(自分も含め)、そうした意味ある日常、理屈や屁理屈にガンジガラメの仕事の日々から、ふと解き放たれる”ダジャレ”に一時の浮遊感を味わっているのかと思えば、冷たい視線を送ることなく、自虐自戒をすることもないかなと思えたりする。 また、言葉、コミュニケーションの達人ゆえに喝破する、人類の”聞いてもらいたい願望”の類推が見事だ(”懺悔せずにはいられない”)。犯人の自供を粘る刑事の話から、懺悔という仕組みを構築したカトリックの繁栄へ、そして、インターネットという怪物が人々を取り込んでいく勢いも、人類の願望を利用した”宗教的”だというクダリは、唸らされた。 言葉に、もっと真摯に向き合おう(ロシア語にも…)。
0投稿日: 2014.11.06
powered by ブクログ丸々一冊、下ネタの本かと思ったら大間違いだった。 構成が、フルコースのお料理メニューになっているというおしゃれな作り。 その内容は、同時通訳という経験から世界と日本文化を見た、ことばと文化に関する真摯な考察。 もちろん面白い。 私にとってはかなり難しい、民族文化論もあった。
0投稿日: 2014.07.15
powered by ブクログ言葉ってやっぱり奥が深くて、どうしようもない。 世界の名作と呼ばれる作品のことなんかも、本当にそのとおりだと思ったし、触れた言語を絶対化していくのなんかもさもありなんと。
0投稿日: 2014.05.19
powered by ブクログ『不貞な…』の直後に読んだので、多少重なる部部があり、前回ほどの感激はなかったものの、あっという間に読みきった。 意思疎通を成立させる通訳という職業、米原さんのその語術はすばらしい。 本作で「芋蔓式読書」の章が突然ですます調で書かれていた。文体が変わるだけでこんなに文章がかわってしまうんだ。この一章だけ、米原さんへの思い描いていたイメージがガラッと変化した。 原発言者の言葉をイメージどおりに外国語へ転換する。そんな大それた通訳という仕事を面白く垣間見れる一冊。
0投稿日: 2014.03.26
powered by ブクログ同時通訳で困るのは笑いを訳すること。特にダジャレは同時通訳泣かせ。その一方、下ネタについてはそのまま訳せば、笑いが取れることは万国共通らしい。しかし、どこまで正確に訳すかが、迷うところ。そんな憎むべきダジャレと下ネタを愛する同時通訳者、米原万里の語学エッセイ。 著者の通訳者としての師匠「シモネッタ」が登場する軽妙なエッセイから始まるが、しだいに内容は語学教育や日本語論へと移る。バラバラに発表されたエッセイを無理矢理収集しているので、本としての統一感がなくて、読むのに苦労する。個々のエッセイは笑うところも、考えさせられるところもあり、楽しめるだけにもったいない編集だ。
0投稿日: 2014.02.25
powered by ブクログロシア語同時通訳者である作者が、通訳の苦労話や醍醐味をユーモアを交えて綴ったエッセイ集。 小学校3年生から親の赴任先である、チェコのソビエト学校に編入させられ、 毎日4〜6時間まったく言葉がわからない、 チンプンカンプンな授業に出席し続ける耐え難さを経験。 「人間は他者との意思疎通を求めて止まない動物なのだ。 少女期のこんな体験ゆえに、今の職業を選んだのかもしれない」 の言葉に、コミュニケーションを取り持つ職業への自負とプライドを感じた。
3投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ2、3ページほどのエッセイをまとめたもの。 どれも短くも面白いのだが、結構著者の別作品で取り扱っているテーマが多い。
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログロシア語やロシア人のエピソードを通して垣間見る共産主義というもの、そこに住む人々の考え方や生き方に俄然興味が湧いた。 資本主義にはない、効率を追求しない、という世界の有り様…。
1投稿日: 2013.12.18
powered by ブクログ誰かに話したくなる小ネタの宝庫。 文中紹介されている本が、辞書すら読んで見たくなるほど面白そうに語られているのが恐ろしい。
1投稿日: 2013.11.07
powered by ブクログ日露通訳の米原万里さんのエッセイ。通訳業、そして言葉に対する深い思い入れが随所に出ていて、改めて尊敬しました。早逝が惜しまれます。ところで、この本を登録しようと「シモネッタ」で検索したら、米原さんが師匠と呼ぶ田丸公美子さんの著書が沢山見つかりました。今度読んでみようかな。
0投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログ英語の偏重主義など、ひざを打つ下りが多い。「国際化」へのアンチテーゼも。「不実な美女か貞淑な醜女か」を読みやすくしたような感じ。
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログこの方は、ホントに痛快。でも背後にものすごい教養が見え隠れするので、読んでいて面白い。この方の本を読んでいると、どんどんAmazonのほしいものリストが増える。 翻訳の難しさ 欧米人が奥さんをうら若き美女、そのまま訳すと笑い、でも笑いを取るつもりなし、日本人の身近な人の卑下、愚 先進国首脳会議では、日本語だけ、英語経由で各国後に通訳 日本語では、名詞かわ単数か複数かは、聞き手の理解力と想像力と感受性に一任される、 古池や蛙飛び込む水の音。 大体複数形で訳される。 はなしばなし、花々、木々のように繰り替えせば複数形になるものもある、これを、母国語ではない人にはいつまでたっても分からない要素がある 日本の安全保障には、防衛費を増やすよや、日本から海外向け発信の拡充が重要。
1投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ通訳業とは因果な職業。食べる糧でもあるうえに、常に人の話を意味でつなげる壮大な意義と難しさに突き当たる。米原さんの本は「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」に引き続き2作目。言葉に対する愛着を少女時代に培って来た氏の筆致は常に洒脱で新鮮だ。英語だけが世界の言語ではないということ、生活する言葉を愛してきた筆者には心からの実感なんだろうな… 私はいくつかの○○語を横好きな感じでやってきて、その言葉で口喧嘩して勝てれば一人前と思っている。口説くも下ネタも相通じるところがあるようなないような。
2投稿日: 2012.11.27
powered by ブクログ思わず笑ってしまうような、米原さんの脳味噌の中をのぞいたような内容で面白かったです。米原さんが普段こんなことを考えているんだなぁーと思いながら読んでいました。 時々対談形式が入っていた個所は面白くなかったのですが、それ以外の部分は面白かったです。
0投稿日: 2012.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米原万里エッセイ。 私の大好きな田丸さんがちょこっと出てくる。 通訳が遭遇した悲喜こもごものエピソード。 田丸さんのエッセイはひたすら笑いがこみ上げる、柔らかなものだけれども、 米原さんはウィットに富んでいてかなり苦味が効いている。 ちょっとくどいなあというロシア語りなどもあり、 あっさり楽しくが趣味の私としては冗長な部分はあったものの、 文学する人は大好きだろうなと思う。 ただ、端々でとても琴線に触れる表現や思考が垣間見え、米原さんのすごさがにじみ出ている。 読んでよかったと思う一冊。
0投稿日: 2012.09.10
powered by ブクログロシア語通訳・翻訳者、米原万里さんのエッセイ。この方のエッセイを読んでいると、そのクレバーさに頭が下がる。 でも、このエッセイは書きおろしじゃないためか、ブツ、ブツ、と途切れているのでイッキ読みよりも、だらだら読みによかった。 チェーホフやトルストイの容貌と作品の解釈で 「作品の長さは、作家が女を口説き落とすまでにかかる時間に比例する」 …なるほど、と、作家を思い浮かべてみたりして。
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログ「エッ勝手リーナ」の異名を持つロシア語通訳者が綴る同時通訳の現場の舞台裏というものを明かしたエッセイです。通訳というのは多かれ少なかれシモネッタ・ドッジでありガセネッタ・ダジャーレである。深いですね。 僕は佐藤優さんの本で米原万里さんのことを知り本格的に初めて彼女の本はこれでした。「外務省のラスプーチン」の異名をとった彼をして「上からの介入」と言わしめたほどの存在とはいったいどんな女性であろうかと、思いながらこの本を読むと、まぁ、面白いことで、本業が通訳の彼女がその舞台裏を明かしてくれ、通訳というのは多かれ少なかれシモネッタ・ドッジであり、ガセネッタ・ダジャーレであるというこのフレーズは面白いものがございました。 歯に衣着せぬ徴して綴られたエッセイには時に「フンドシ」やら「シツラクエン」などの艶笑話が出つつ、万国共通で、民族の壁を軽々と乗り越えるのはやはり、下ネタであるということや、逆に、その土地柄の事情を踏まえたジョークは本当に限られた時間の中で通訳するのは難しいと述懐されていたことが印象に残っています。 それにしても、彼女ほどの通訳になると、昨日は医学の学会。今日は環境問題の国際会議。明日は原子力問題の同時通訳と、さまざまなテーマを同時に通訳するので、専門用語を学ぶために辞書や専門書と格闘する姿も語られていて、日頃、ニュースで耳にする同時通訳の裏側の苦労を垣間見えたような気がいたしました。
2投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ一番好きなタイプのエッセイかも。。 まだほんのちょっとしか読めていませんが、同時通訳という職業に興味津々。 ものすごく憧れていた人が「同時通訳の人の頭の中ってどうなってるんだろうね」と言っていたのが毎回思い出される、、という意味でも★5つです。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログいつでも米原さんの本にハズレはないですね。 でもこの本はいろいろなところから集めたのか、 内容の重複や、テーマごとの文章量がまちまちなどで ちょっと読みづらい気も。 でももちろん読んでよかったです!
0投稿日: 2011.11.21
powered by ブクログ田丸公美子さん繋がりでこの著者を知った。そしてこの本は、私の米原万里初体験の書となった。 通訳という仕事。 母国語以外の言語を話すということ。 母国の価値観の外で生きるということ。 etc... を毒の効いた軽妙な語り口と独自の視点から織りなすエッセイは、ロシア料理のフルコースに似せた構成で非常に楽しく読み終えることができた。 が、しかし、残念ながら内容は、おそらくさまざまな媒体に書き散らしたであろうエッセイの集合体でしかなく、「寄せ集め」感満載。視点も話もあちこちに飛びまくり読みにくいことこの上なし。 せめて全編を通して一貫したテーマでもあればよかったのだが。 そこが非常に残念。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ米原万里のエッセイ。ロシア語通訳としての面白い小話や、東欧文化に関する話題、言語学テイストな話まで多種多様な一冊。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログ昔から読もうと思って先送りにしていた故・米原万里さんのエッセイ。タイトルと表紙のインパクトで、本屋に行くとついつい目に入って呼ばれるような気がしていました。電子書籍になったのでさっそくダウンロード! ロシア語同時通訳者として修羅場をくぐってきた「言葉使い」だからこそ書ける、話し言葉にまつわるエピソードと、深い教養に裏付けられた小ネタの数々。それが下ネタと駄洒落に彩られているのだからたまりません。 もっと米原さんの本を読もう! http://booklive.jp/product/index/title_id/130858/vol_no/001
0投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログ米原さんの本はどれも面白い。これは題名から面白いし。シモネッタ・ドッジさんとは同郷だということが分かって、ちょっと興奮!
0投稿日: 2011.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
妹に借りたのだけれど、読みやすいエッセイ。 通訳というちょっとわからない世界の話だけれども面白い。 人に貸す前に再読~。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ同時通訳の現場の話はもちろんだけど、言葉や文化、民族性についても感心するところがいっぱいのエッセイ。 なんとなく、自分の仕事って、通訳とか翻訳にちょっとだけ似ているところがあるなあと思うことがある。他人(あるいは学校や企業)の思いや訴えたいことを聞き取って、的を外さないように、かつ、読者にわかりやすく興味をもってもらうように原稿に起こすというところが。この本を読みながら、やはりそれについてちらちらと思い返したのだった。 日本人の英語狂騒熱への冷静な意見が一番痛快。英語(圏)経由で世界のニュースなどを接するゆえに、視野が狭くなる危機感も実感した。しかしサミットで、日本語は英語を介してフランス語やロシア語などの他国語に通訳されているなんて、初めて知ったよ。そんなことでいいのか、日本!? あと、同時通訳者がダジャレ好きなのも大いにウケました。
0投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログ2010年10月31日購入 中村紘子と並んで熱を入れている作家である。 ロシアブームもわき道から入ってる気がするなあ。
0投稿日: 2010.12.24
powered by ブクログ敬愛する故・米原万里さんのエッセイ。 日露通訳者としての日々が面白おかしくつづられています。 日本でメジャーではない言語を忘れないように維持し続けるのは大変な努力が要りますし、それを分かりやすく日本語に訳して他人に伝えるとなったらその労力は想像を絶するものだと思います。 よい辞典すら存在しないベトナム語を少しばかりかじった私の素直な感想。
0投稿日: 2010.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の本 出版社/著者からの内容紹介 名訳と迷訳は紙一重。言語をめぐる爆笑エッセイ ガセネタも下ネタも、ついでにウラネッタも満載!! ロシア語同時通訳の第一人者が綴る、大マジメな国際会議の実に喜劇的な舞台裏 やはりこの人の作品はおもしろかったです。 盲点といえば盲点だけど、ロシアは社会主義国で自由競争がない。 だから売れなくてもしっかり研究して辞書や研究所を出版していたのはなるほど!と思った。 そうだよね、採算度外視していいんだもの、いいもの出来るよね。 ロストロポーヴィッチのエピソードが好き。
0投稿日: 2010.08.05
powered by ブクログ前半は主に通訳関係、後半はチェコでの幼少期について書いてある(気がする)。エッセイ集なので、何となく内容がかぶっているお話が多いけれど、でもやっぱり面白い。解説も米原さんについて、かなり興味深い事が書いてあるので必読。
0投稿日: 2010.06.12
powered by ブクログ日露同時通訳者として活躍していた著者のエッセー。 通訳という仕事を通してみた人間の共通点、文化による違いなどを面白おかしくまとめている。 また、言葉に対する洞察も鋭さを感じさせる。 自分が違うと感じるものにはきっぱり間違っていると言える度胸は素晴らしい。
0投稿日: 2010.04.17
powered by ブクログ【内容】 国際会議に欠かせない同時通訳。誤訳は致命的な結果を引き起こすこともあり、通訳のストレスたるや想像を絶する…ゆえに、ダジャレや下ネタが大好きな人種なのである、というのが本書の大前提。「シツラクエン」や「フンドシ」にまつわるジョークはいかに訳すべきかをはじめ、抱腹絶倒な通訳稼業の舞台裏を暴いたエッセイ集。 【感想】
0投稿日: 2010.01.06
powered by ブクログロシア語通訳者の米原万里さんによる抱腹絶倒エッセイ。 言語コミュニケーションの問題点、面白さも伝わってきます。
0投稿日: 2009.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
翻訳家という仕事を垣間見れて面白かった。 日本の言語環境に警鐘を鳴らしたりと読んでいて思わず唸ってしまった。
0投稿日: 2009.10.25
powered by ブクログ古本屋の書棚をざっと見ていた時、タイトルがあまりにもインパクトあり過ぎて弾みで買ってしまった1冊(笑) イイ買い物でした。 抱腹絶倒、病院の待合室で読んでて笑いを堪えるのが苦しかったです。 そして今まで馴染みの薄かった「同時通訳」という職業の側面裏面を鋭く抉る、下ネタ&同業者(著者も含む)のドジ満載の愉快な読み物。 もちろんそれだけではなく考えさせられるところもあります。 既に著者は故人ですが、この人柄なら生前は周囲の人々に慕われ可愛がられていたでしょう。 ご冥福をお祈りしつつ、強力プッシュ。
0投稿日: 2009.07.17
powered by ブクログいつもどおり面白かった。ただ内容が重複してるところがあって気になった。 この人の文章は一見するとざっくばらんなようだけど、論文を読んでいるように形式が整っている。
0投稿日: 2009.03.25
powered by ブクログ国際会議に欠かせない同時通訳。誤訳は致命的な結果を引き起こすこともあり、通訳のストレスたるや想像を絶する…ゆえに、ダジャレや下ネタが大好きな人種なのである!「シツラクエン」や「フンドシ」にまつわるジョークはいかに訳すべきかをはじめ、抱腹絶倒な通訳稼業の舞台裏を暴いたエッセイ集。 **************** タイトル買い。 実はもっと砕けた内容かと持って手に取ったんだけど、通訳業を通じて見えてくる言語や国に対する考え方も交えた内容は息抜き用というよりも読み応え派! 話の内容からも、著者が教養溢れるザックリハッキリした人なんだなと伝わってくる。渋カッコイイ。 色んなところに書いたエッセイを集めたものだからか、背景説明などで話がかぶるのが若干くどく、残念だが、他の本も読んでみたくなった。
0投稿日: 2008.12.17
powered by ブクログロシア語同時通訳者の米原万里さんのエッセイ。 同時通訳のウラ話が面白い。 ―「尿」という単語が出てこなかったら、黙り込むよりも「小便」「オシッコ」あるいは「液体排泄物」と言ってしまう機転といささかの勇気が求められる。― だそうです。
0投稿日: 2008.12.05
powered by ブクログ米原万里。 言葉を使う人は、文章がおもしろい。 言葉のプロな一冊。 クソっていうつぶやきは、世界共通らしい。
0投稿日: 2008.05.17
powered by ブクログ日本語って、カタカナひらがな漢字の学習に、少なくとも6年はかかってる。これは最初の一年で文字習得完了するアルファベット圏に比べてものすごい時間のロス!! と思ったら、日本語ってすごい速読に適した言語なんだって。つまり、読んだ者勝ち。読んで読んで、五年の差を埋めてやろうと発奮できる本。面白い。
0投稿日: 2007.08.05
powered by ブクログロシア語通訳のエッセイ。元々翻訳家とか通訳の仕事ってのは僕はユーモアにあふれている感じがする。外国語を日本語に変換する、というのは小さなエラーなんかは多々あるし、土台、違う文化・言語だからね。 そういえば面白かったのは、日本語でも失敗したときとかうまく行かないときとかは「クソッ」って言う。英語でも「Sh*t」、ロシア語でもそうだそうです。集合的無意識ってやつですかね。
0投稿日: 2006.10.19
powered by ブクログロシア語通訳者の作者が、実体験をもとに通訳業の大変さをおもしろおかしく書いた本。語学が大の苦手な私も、単純に楽しめた。同時通訳中にダジャレを言われた時の苦労などがあり、なるほどーと感心させられるポイントがしばしば。。。確かにダジャレってその言語でしか通用しないもんね。
0投稿日: 2006.10.19
powered by ブクログ効率性と利便性を追求すると「英語一辺倒」になってしまう? 日本語で得られる情報は氷山のほんの一角? うーん、面白い。脳みそショートケーキ。
0投稿日: 2006.09.28
powered by ブクログロシア語通訳の重鎮である米原万里さんのエッセイ。通訳という職業についてや、言葉に対するこだわりなどが満載です。言葉を職業にする端くれとして、とても面白く読めました。
0投稿日: 2006.07.31
powered by ブクログロシア語通訳のおばさんのエッセイ。アマゾンのカスタマーレビューでも評判が悪い作品みたいで、「ぶっ飛び具合は岸本佐知子より上」という過度な期待を持って読んだ俺にとっては全然ダメだったわけで。この人かなり頭いいし面白そうな感じするけど、ちょっとこのエッセイ集は今ひとつだったな。
0投稿日: 2006.04.16
powered by ブクログロシア語通訳者の米原万里さんのエッセイ集。構成は「シェフからのご挨拶」「食前酒」「前菜」「第一の皿」「白ワイン」「第二の皿」「ロシア風サラダ」「赤ワイン」「チーズ」「デザート」「コーヒー」「食後酒」 どんなガセネタと下ネタが出てくるんだろうと期待していましたが、まあ、期待はずれ。米原さんの読み物の中では珍しく面白くなかった。というのも、ほかの本で紹介されているような内容が多くて、半分くらいは知っている話だったから。2006.4.5読了
0投稿日: 2006.04.06
powered by ブクログ言語は思考をつくり思考はにんげんを作る。 日常の言葉使いとか、毎日の会話から、こどもは人として形作られていくのだな。 なんてことが書いてあるわけじゃないのだが、きれいな日本語じゃなくても伝えたいことを伝える言葉で、こどもたちと会話をしなければ。 もーとか、はやくしなさいとかばっかじゃなくて。
0投稿日: 2006.02.07
powered by ブクログロシア語通訳という複数の言葉を操れる方ならではなのか、日本語で読んでいるのにワールドワイドな言葉についての飛んだお話し。 たぶん学者が書いたら頭が痛くなるような話を、お腹を抱えて笑いながら、ワクワクしながら読める。 幼少時代に日本を離れていた影響か、微妙な外来語をきっちり漢字で表してくれるので意味が逆に分かりやすかったりする。 ぁー日本語って、言葉ってこんなに素敵に使えるんだと思った一冊。 この本を読んで機転の利いた言葉を使えるようになれるといいんだけど。。。 2005年10月
0投稿日: 2005.11.15
powered by ブクログ05/09/17読了。 自分がロシアについて何も知らなかったことを痛感。アメリカ一辺倒の日本文化を悪いとは思わないが、よそにも目を向けるのは重要なことだ。
0投稿日: 2005.09.21
powered by ブクログロシア語通訳だった米原さんの文化学的視点も織り交ぜて書かれた爆笑エッセイ私的代表作。個人的ツボな合言葉は「おお!麻婆豆腐!!」。
0投稿日: 2005.08.20
powered by ブクログ最初の数ページを読んで、通訳やそれにまつわるバカ話をまとめてあるのかと思いきや、意外とまじめなお話も多くて変な方向に肩透かしを食らいました。興味深いエピソードは多いけど、冒頭の「金正日が好きな食べ物は何? 正解はサンドイッチ。ハムハサムニダ!」というノリを期待してるとちょっと疲れるかも。
0投稿日: 2005.06.26
powered by ブクログ名訳と迷訳は紙一重。言語をめぐる爆笑エッセイ ガセネタも下ネタも、ついでにウラネッタも満載!! ロシア語同時通訳の第一人者が綴る、大マジメな国際会議の実に喜劇的な舞台裏 一つのお話が短くて、あんまり読む時間がないときにさらっと読めて、おもしろい☆ でも、いろんな人の感想を見ると他の作品のほうがよさそう。 他も読んでみるかな。
0投稿日: 2005.05.25
powered by ブクログ素敵なあだ名の由来がようやくわかりました。本としては、もしかして寄せ集め?ちょっとバラバラ感あり。それにしてもロシア市民の文化程度の高さがうらやましい・・・
0投稿日: 2004.11.09
