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見知らぬ妻へ
見知らぬ妻へ
浅田次郎/光文社
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総合評価

43件)
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    短編集。 踊り子、スターダストレビュー、かくれんぼ、、、などの8編から成ります。 数回読んでますが、読むたびに気づきが変わるような気がします。。なんでだろ。。 切ない話が多いです。 小学生3人が、馴染め始めたハーフの子と夏休みにかくれんぼをするのですが、かくれんぼ中にそのハーフの子を虐めて途中で帰ってしまい、その後その子が行方不明になったことをずっと引きずっている話や、下っ端のヤクザがアパートに帰ると死体が置かれててびっくり仰天するのですが、そこへ故郷からお母さんが訪ねてきてしまったり、、など、いろいろな話。 うるっとしてしまった話は、タイトルにもなっている「見知らぬ妻へ」。 中国人の出稼ぎに来ている女性に籍を与えるために結婚させられた花田さん。本の2日間だけの家庭。離婚した妻との間の娘が父親を頼って来ようとするのを拒絶したシーンは涙が出た、、、。

    8
    投稿日: 2025.05.16
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    どの作品も生き様が感じられた。 切ないです。 「見知らぬ妻」で花田が娘に言う一言、「とうさんはおまえの電話がいやなんだ。迷惑なんだ」 つらいです。

    1
    投稿日: 2024.08.12
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    この短編集は全話主人公が孤独であった。孤独となってしまったのか孤独を選んだのか。どうであれ人は結局孤独であるのだと痛感した。 自分のため、他者のため、理由はどうであれ人は孤独であるのだろうと感じてしまう。 さらにこの短編集に出てくる人物はみな自分で望んで孤独になっている。なんとも切ない感情が湧いてくるが生きている中で誰しもが同じような経験をするのではないかと思っている。 「踊り子」 相手の全てを知らずとも愛は存在するのだと感じさせられた 「スターダストレヴュー」 私の読解力がないのだろうが、最後主人公は自分の手を切り落とそうとしたのだろうか?才能のある自分の手を切り落としてもいいと思ってしまったのだろうかと疑問が残った 「うたかた」 おばあさんは自身納得のいく死であったのだろう。ただ第三者から見たらとても切なさが残る 「金の鎖」 強い女なのか強く見せるのが上手い女なのか。本人がどう思っていようが他者から見たら彼女は強い女だった。私もそうなりたいと思った。 「見知らぬ妻へ」 この短編集の中で1番心が動かされた。鉄道屋の中のラブ•レターににたような感覚になった。

    0
    投稿日: 2024.02.21
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    今更ですが 浅田次郎を初めて読んだ 映画やドラマになるので何となく避けてきた 短編の中にある密な表現に驚き感情をヒリヒリと刺激された 作者の見てきた住んできた世界なのか 実体験であってもこのように読者にさらせる力はさすがと 遅ればせながら他の作品をむさぼるように読んでいる

    0
    投稿日: 2023.06.01
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    浅田次郎さんの短編集。 躓いたさきに何とか生きている。周りの助けもあるがそれを拒み、他人のため孤独を選ぶ。そんな人物ばかり。 その意地に何の意味もないのかもしれないが、それでも想いを自分の内に抱えてしまう。 破滅的に不器用な選択をする大人たちの生き様が胸に染みて、後を引いてしまいます。 「うたかた」 頼子は人生を完遂できたのだろう。こんな最期も潔く感じてしまう。 「スターダストレビュー」 圭二もやり直すチャンスはあったのに、、、節子とやり直して欲しかったと悔しくなってしまう。

    4
    投稿日: 2023.05.19
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    浅田次郎さんといえば「鉄道員」。何度読んで何度目頭が潤んだことだろう。その「鉄道員」を読むきっかけとなったのがこの本。最初の浅田次郎さんだった。  20数年ぶりの再読。その時は何とも言えない読了感を持った。ノスタルジックな物語に心がやんわりとやさしく包まれたことを覚えている。  少し前にラジオの朗読番組で「うたかた」を聞いた。切なくもあたたかく悲しいけれど悲しくない(?)ノスタルジー…2回3回と聞き直した。この物語がこの本に掲載されていると知って読もうと思った次第であります。んで、今回の再読だけど、どの物語もまったく内容を覚えていなかった。そして20数年前に味わったあの読後感は残念ながら訪れてこなかった。自分が年を取って心がさび付いたのかもしれない。  「スターダストレビュー」は割と好きな作品だ。ブルースっぽい小説というのか廃れた感が好きだ。少し主人公の意固地頑固さがやりすぎのようにも思えるのだけど。   ただ、やっぱり「うたかた」にはじ~んときた。隅々までにじみ出てくる昭和レトロ感。あの時代が日本人にとって一番幸せだったのではないかと思う。「うたかた」というタイトルに万感の思いを感じる。この本の中ではこれが一番好きだ。

    0
    投稿日: 2022.09.09
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    浅田次郎の短編集。 この小説は過去と現在が逡巡する。自分が意図していないことに直面する、そんな過去を繰り返して現在がある。 私達がいま目の当たりに幸せ/不幸せも実は凄く脆いもので、しばらくすると全く変わっているかもしれない。 そんな当たり前のことを今一度認識させてくれる一冊。

    0
    投稿日: 2022.05.01
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    短編集。全編、昭和の香りが漂う切ない人間達のドラマが描かれている。 中でも、落ちぶれた元チェリストの男の話しはいい。肚をくくって、人生の指揮台に上り、タクトを振り、自分の人生の音楽を前向きに作り上げるなんて、洒落た生き方だ。

    0
    投稿日: 2021.03.04
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    8つの短編集。 ありきたりの夫婦の話だと思ったら、あまり身近でない夜の盛場が舞台だったりちょっと特殊な関係の人間模様だった。共感する話ではないけれど知らない世界が垣間見れた。

    0
    投稿日: 2020.04.02
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    胸を打つ、切ない八つの短編集。 浅田次郎の短編集は、自分の中では、あまり良いイメージが無かったが、この短編集はありだと思った。 どれもが、切なく、自分の好みにあった物語であった。 特に『うたかた』が胸を打った。

    0
    投稿日: 2020.02.01
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    戦後昭和、高度経済成長を遂げた日本は、人々の希望を叶えたのだろうか……といったことを考えてしまう切ない短編集。

    0
    投稿日: 2018.10.07
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    何度か浅田次郎だったよなと思い起こしながら読みました。何となく、重松さんを思い起こさせる作品が多かったので。 どちらかといえば「泣かせ」に組する作品群ですが、その中では淡々と描かれている方でしょう。あまり"これでもか!"という書き込みは有りません。そこらが重松さんに似てると思ったところかもしれません。 前々からタイトルは見ていたものの、何故か手が出なかった作品でしたが、予想以上の出来でした。

    0
    投稿日: 2017.10.30
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    切なく、そして生きていくことの悲哀を感じさせる一冊。 「悲哀」という漢字がピタッとくるのが、この作者の持ち味。 思わずニヤッとさせるのも上手だが、ゆっくりしっとりと人生を考えさせるのもうまい。

    0
    投稿日: 2017.03.13
  • 人間、最後は自分?

    人は一人では生きていない… しかし 何かが動く時、それはやはり自分が何か行動 した時なのかな 決断、覚悟、我慢… 自分の中の動きと、それを取り巻くまわりの変化が 異なるシチュエーションで描かれ、自分の日常と 比べながらの不思議な感覚で読めた作品。

    1
    投稿日: 2015.09.27
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    浅田次郎の、傑作短編集。 著者の短編は常々至宝だと思っているが、人情味を残しつつ、ハードボイルド色の強い話を集めた本作は、登場人物がクールで、結末もドライ。 非常に話に引き込まれ易く、結末までで色んな感情を強く揺さぶられ、興奮させてくれる。 特に好きなのは「スターダスト・レビュー」で、個人的には、過去に読んだ単品の短編作品で最高傑作だと思っている。 何度読んでも、唸ってしまう。 5

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    そういえば浅田次郎さんてこういうやさしいテイストもあったなと思い出させられる さみしさと幸福はいつも紙一重

    0
    投稿日: 2015.02.18
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    大人の童話という感じだろうか。悲しく、とても美しい物語ばかり。美しいというのは、絶望のなかでも人としての矜持を忘れないということだろうと思う。ベースになっているのは、Oヘンリの短編ではないだろうか。

    0
    投稿日: 2015.02.07
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    初めての浅田次郎著。せつない短編小説の数々に心打たれる。非現実的な世界観の中で、人としての現実的な日々の苦悩や悲しみ、純粋な人間愛などが描かれている。個人的には、スターダスト・レビューと金の鎖が良かったかな。

    0
    投稿日: 2015.01.25
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    8つの物語が入った短編集。浅田次郎の作品は初です。 どれも切ない物語で、しみじみとしました。「うたかた」が一番良かったです。

    0
    投稿日: 2015.01.04
  • なんだ、この幸せなようで切ない話は。。。

    ハッピーエンドなように見えて、実はマイナスからゼロに戻っただけのように感じてしまう話が多い。でも、それはハッピーなんだろうな。次郎さん、幸せや安息を上手く伝えてくれてますなぁ〜 「かくれんぼ」は、子供の頃、似たようなことやってた。かえってこい、ジョージ。 「うたかた」は、おじさん泣いたよ。

    1
    投稿日: 2014.10.27
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    内容(「BOOK」データベースより) 新宿・歌舞伎町で客引きとして生きる花田章は、日本に滞在させるため偽装結婚した中国人女性をふとしたことから愛し始めていた。しかし―。(表題作) 才能がありながらもクラシック音楽の世界を捨て、今ではクラブのピアノ弾きとして生きる元チェリストの男の孤独を描いた「スターダスト・レビュー」など、やさしくもせつない8つの涙の物語。

    0
    投稿日: 2013.04.09
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    5年前に離婚し、新宿・歌舞伎町のボッタクリバーで客引きをしている花田章は、 手配師の土橋に頼まれて、中国人女性と結婚する。しかし中国人女性をふとしたことから愛し始め、ストーリーが展開する。 表題作のほか、浅田次郎らしいやさしくもせつない8つの物語。 絶対に感動します。とにかく読むことをおすすめします。

    0
    投稿日: 2013.04.07
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    八つの作品からなる短編集。どの作品もせつなくてやるせなさを感じさせるんだけど、もっと素直になれば良いのになんて思ってしまうのも事実。カッコつけるのも悪くないけど、自分の中では多少の苛立ちが残ってしまいました。

    0
    投稿日: 2013.03.09
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    師走の風に追いつかれた東京にいる大人も この物語でなにかを気付かされるとすれば、それは抗うことのできない選択のなかに、自分への厳しさは貫く。甘さは許されない。といった感じに思いました。 物語の結末が非情であるのは、人には、そういった抗う事の出来ない選択があり、じわっとくる熱さを持つ。

    0
    投稿日: 2012.12.31
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    短編集。 この中の「うたかた」という作品をラジオで朗読してるのを聞いて興味をもちました。 移り行く時代の寂しさ、自分にとっての幸せとは何か。 作品自体は暗さや深刻さは無く、優しい風を感じるような作品でした。

    0
    投稿日: 2012.07.17
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    8話からなる短編集 どれもそれぞれに切なかったです。 そしてどれも好きです。 「かくれんぼ」を読んで昔のいじめっ子を思い出しました。 「うたかた」を読んで自分の近い将来を思いました。 高齢化社会まっしぐらの今、こういう終わり方を考えている方って結構多いかも・・と。 自分も時折考えるからです。 でも、自分には迎えに来てくれる人がいないなぁ・・と寂しくなりました。 切ないけれど、セピア色のどこか懐かしい、そして優しい思いの伝わってくる作品でした。

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    素直になりなよ~!ってツッコミを入れたくなる。 ノスタルジーだかロマンだか、なんだか知らないけどこんな風に綺麗にまとめちゃっていいのかな…

    0
    投稿日: 2012.06.27
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    8つの短篇はどれも悲哀や孤独、人生を考える上での虚しさを感じてしまう。とりわけ子供の頃のイジメた記憶から45歳になっても逃れる事が出来ない「かくれんぼ」は切ない。いつの間にか自分自身も過去の記憶へ誘われ、同じような事がなかったかと考えてしまい、なかなか寝付かれなくなった。

    0
    投稿日: 2012.04.30
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    表題作「見知らぬ妻へ」は、切ない。 体を売って日本で働こうとする中国人の女。 その不法入国を免れるため、形式的な結婚を請け負った男。 男は、それで報酬を得た。それだけの関係であったはず。 でも男は、女を愛しく感じ始める。 「なぜ?」 体を売りながらも、その男の前では”妻”であろうとする女の純情さに、家族との幸福を失った男の虚しさが引き寄せられたせいだろう。 女は、体を売って帰ってきたアパートで、形式的夫婦生活を繕うためだけでなく、”妻”として振る舞おうとする。 お互いの事情を詳しく知らないが、自らの力では、どうしようもない流れの中に生かされている者同士であると感じ合ったせいだろう。 やがて中国人の”妻”は、深い闇の世界へ、身を沈めざるえなくなってしまう。互いの感情は、抗う事の出来ない非情な運命に押し流されてしまう。 その流れは、男と離れて暮らしながらも唯一心の繋がりを留めていた娘との関係さえも、断ってしまう。 この短編は、相当に切ない。 他の浅田作品のように、僅かなりとも希望や安らぎといったものがありません。物語の結末が非情であるのは、人には、抗う事の出来ない人生が存在することを気付かさせているのでしょう。 ■「うたかた」 夫に先立たれ一人暮らしの老婆が、子供たちが巣立ったあとの団地の中で、一人静かに亡くなっていく様を描いた話。 一人暮らしの侘しさを感じさせない。 逝ってしまった夫との慎ましくも幸せだった 記憶の日々に包まれている。 この老婆がこんな心境になれたのは、なぜだろうか? ただ慎ましやかに暮らしたのではなく、 その日々の暮らしに感謝の気持ちを持っていたせいだと思う。 なんでもないような日々の積み重ねが人生を紬だし、彩どることを知らねばならないと思った。

    0
    投稿日: 2012.04.25
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    韓国でも知られているのか、韓国人の友達に勧められて。寂しいと言えばいいのか、切ないと言えばいいのか。表題作はラブレターに似てますね。

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    投稿日: 2012.02.03
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    少し悲しい短編集。どの作品も心の何処かをキュッと締め付ける。一冊の中に自分自身を垣間見る事ができるかも。 「うたかた」の夫婦の様に、共に歳を重ねたかったな…。

    0
    投稿日: 2012.01.10
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    姫椿と前後して読んだけど、こっちのほうが、私の中の浅田次郎さんのイメージかな。おばあちゃんの団地の話が好き。そろそろ霞町物語みたいの読みたいな~

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    投稿日: 2011.09.08
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    知人から薦められて読んだ本です。8つの短編で、ほとんどがハッピーエンドではない終わり方なので、読んだあと落ち込む…。でも後に行間に込められた思いがじわじわくる。いい本ってこういうのなのかな。個人的には星の数通り。

    0
    投稿日: 2011.08.25
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    ・ 踊り子 ・ スターダスト・レビュー ・ かくれんぼ ・ うたかた ・ 迷惑な死体 ・ 金の鎖 ・ ファイナル・ラック ・ 見知らぬ妻へ

    0
    投稿日: 2011.02.09
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    短編集。色々と古いんだけど、「うたかた」に何度でも涙。 「幸せって、目に見えるのね」。老人というモチーフだけで泣けてしまうよ。

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    投稿日: 2010.10.18
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    見知らぬ妻・・・日本に滞在させるため偽装結婚した中国人妻。 彼女から主人公に宛てられた手紙に涙しました。

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    投稿日: 2009.09.02
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    切なめ系短編集。 個人的には「スターダスト・レヴュー」が切なかった(´・ω・) 最後の方で胸が締め付けられるような感じ。

    0
    投稿日: 2009.06.12
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    短編集。哀しくも美しいかんじの作品が多かった、かな?GWを挟んだので、読了までに日数がかかってしまいました。なので、個々の話の印象がだいぶ薄れてしまいました。ということは、印象に残るインパクトある話が無いということか?まあ、それもまた良し。そんな中、本書で一番好きなのは「うたかた」ですね。短い話ですけど。出だしの印象と、まったく違う感じの美しいエンディングに、ちょっとジンワリときました。

    0
    投稿日: 2009.05.07
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    k_67: 浅田さんの短編集。切なくて哀しい物語数々。今の私にはちょっと重たい。「うたかた」がいいなあと。

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    投稿日: 2008.10.28
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    短編集。彼の書く世界は好きだけど、『鉄道員』『月のしずく』を先に読んでしまっているので、比べてしまうと微妙。2つを読んでなければすごく感動したんだろうけど。表題作は『ラブ・レター』のセルフリメイク・・・?『うたかた』『迷惑な死体』が中でも好きです。

    0
    投稿日: 2008.06.23
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    8つの短編集。 浅田次郎作品は初めて読みました。 いい!わたしはとっても好きです! わたしは「うたかた」が一番好き!! とっても切なくなるんだけど どこか暖かいそんなお話です。 短編集って不完全燃焼で終わることが多かったけど この本はひとつひとつがちゃんと世界ができてて 読みやすかった。

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    投稿日: 2008.03.28
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    切ない系短編集。 孤独がひたひたとついてまわってくる感じ。 それぞれまったくテーマは違うよう。 でも切ないというところは一緒。 ただなんともいえない感じ・・・ 面白いのか?面白くないのか? ちょっと突拍子も無い話ばかりだからだろうか?

    0
    投稿日: 2007.09.22
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    浅田次郎の見知らぬ妻へを読みました。過去を引きずりながら、それをうまく消化できずに孤独になっていく、それを静かに受け入れるという物語の収録された短編集でした。一番気に入った物語は「うたかた」でした。透明な孤独さと諦念が綺麗に描かれています。

    0
    投稿日: 2004.05.23