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クレヨン王国の十二か月
クレヨン王国の十二か月
福永令三/講談社
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総合評価

55件)
4.2
21
17
10
0
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とっても良い。クレヨン王国にずっといたい。 この世界に浸っていたい。 最初は恐らく小学生の頃に漫画で読んでいて、アニメ化しているのも知っていて(グッズの携帯電話がめっちゃ可愛い)、漫画の作者が原作についてコメントされていたので定期的に気になっていた。 でも原作と漫画とは設定が違うらしく、主人公がシルバー王女ではなくシルバー王妃・・・!?と子供の頃からそれがずっと違和感で、読む前から挫折していた。 今になってスッと読む気になるから不思議。私がクレヨン王国に入国する最適な時期は、今だったんだ。 でも読んでみると分かる、これは大人でも面白く読める。むしろシルバー王妃が大人で、王妃の欠点は誰しも一つは当てはまりそうな内容だからこそ、大人が「自分は大丈夫か?」見直す機会になる。 多少教訓めいた展開も多いけれど、王妃がなんかあっけらかんとしていて憎めない。ゴールデン王には、なんでこんな王妃と結婚したの?と思ったけど笑 冒頭の、「大人が大きな子どもであるように、子どもは小さな大人である。」 この言葉は物語を読んでいると何度も思い浮かぶ。シルバー王妃は大人にしては子供っぽく、ユカは子供にしては大人っぽい所があるから。 見た目で大人、子供と決めつけてしまうのではなく、 「大人は子供が年を取った存在で(中身の成長がなければ子供のまま)、子供はいずれ大人になるのだ(子供だと舐めて大人の物扱いしたり支配してはいけない、まだ経験がないだけの将来の大人なのだから)」 ということをお互いに気付く、思い出す、尊重する必要がある、ということかと解釈(勝手な深読み)した。 物語の内容的には、漫画と共通する部分は十二の欠点を直すことやダルマの火事の話ぐらいで、あとは全然違っていた。漫画のシルバー王女はもっとワガママなイメージだったかも。 でもそういえば、人間以外の動植物や物も喋る世界だったなぁと思い出した。懐かしい。 自分が行くなら、月旅行も良いし、人形がごちそうを振舞ってくれる町も良いなぁと思う。あくまで主人公は王妃とユカなので、それぞれの町で起こる事件をほったらかしてバッサリ次へ進むのが適当で面白い。 意外と実在するけど知らない生き物や植物などがたくさん出てきて、学びになる。 あと、今の児童書は分からないけれど、私の子供の頃までに書かれた本には、もう誰も使っていないような古い言葉がちょくちょく出てきて、それがノスタルジーを感じて良いんだよなぁ…!味があって、大好き。 がいこつ島のラストで戦う王妃は頼もしくて素敵だった。 最後の終わり方も良いなぁ。 長い夢だったのか~で終わらずに、マリねえさんこと王妃の、「なぜさよならを言うの、これからも毎日会えるのに」って言葉の意味がもう・・・! 一年間旅して良かった。 なんと私がクレヨン王国を読めない間に断捨離した講談社文庫の方が完全版だったなんて。今は中古しか売っていないようでプチショックだったけど、いつか違いを確かめてみたい。 20250924

    13
    投稿日: 2025.09.23
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    子供の頃みていたアニメ、夢のクレヨン王国。 それと同じタイトルだけど同じもの?? と、調べてみたら原作!! シリーズもので冊数が半端ない!! けど、全部読むぞー٩(ˊᗜˋ*)و♪笑。 アニメの内容はほとんど覚えてないけど 1冊目の内容がアニメになっているのかな? 12色の12ヶ月。 それぞれの国のお話があって わくわくしながら読みました(*^^*) 平仮名が多くてちょっと読みづらいところもありつつ まぁ、子供向けの文庫だしな。 とは言え、内容は子供向けにしちゃ難しい単語がたくさん並んでいる!? 子供向けだけど、読者を子供扱いしていないところが良いなぁと思いました◎。 大人が読んでも楽しいです♪

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    小学生の時にワクワクしながら読んだ作品の1つでした。 自分の12の悪い癖のせいでお城を出ていってしまったゴールデン王様を連れ戻すべく 小学生2年生のユカと共に自分の癖を改めながら旅をすることになったシルバー王妃。 他人のふり見てわがふり直せといった感じで 最初はわがままでどうしようもない王妃も ユカの支えもあり、少しずつ成長していく様はなんだか温かい気持ちになります。 こんな内容だったんだっけ? と随分昔に読んだ内容に新鮮さや懐かしかしさを感じつつ楽しく読み進める事が出来ました。

    0
    投稿日: 2024.01.31
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     大みそかか元日に読みたかったけど、少し出遅れ。12か月を12色で彩り、シルバー王妃の12の悪いクセを1つずつ改めながら、逃げたゴールデン王を探す旅に出る。小学生の頃にこの美しい世界にすっかり魅了された。なぜ今はそんなに人気がないのか不思議。ついでに三木由記子さんの挿絵付きが至高。  中でも、6月の人形の町の世界各国の人形とごちそうがとても魅力的。何回も再読しているのでどの月も鮮明に覚えており、好きな話しかない。10月の少し切ない終わり方も良い。新しい月になるたびに、次の月の色の服に着替えるのが少女心をくすぐられる。

    3
    投稿日: 2022.01.02
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    クレヨン王国シリーズが大好きなんですが、1冊目は不思議と未読でした。古本屋で状態のいいものが売られていたので思わず購入。これがシリーズ第一作目なんだと思うと、なんだか感慨深いです。 12の町をめぐり、王妃の悪い癖を治しながら王様を探すという構成で、登場人物たちもユニークでおもしろい。福永さんは文章がとてもお上手なので読みやすく、頭の中にイメージが湧きやすいのも素晴らしいと思います。また、初期の頃の三木さんの挿絵は本当に素敵で大好きです。 物語としては2作目からのほうが好きなので★は4つにしましたが、永久保存版として大切にしたいと思います。

    0
    投稿日: 2021.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供の頃読んで、その空想に浸ったお話。 今読んでもすっと頭に入ってくるし情景が浮かぶ。大好き。 しかし改めて読んでみると結構シルバー王妃とユカは大量殺戮しているし、冤罪とは言えど裁判やいろんなものから逃げ出しているし、『無責任』という印象も拭えなくはない。 逆に言えば、『どうにもならないことからは逃げていい』というメッセージなのだろうか。王さまも初っ端から話し合いもせずに相手に委ねて世界を天秤にかけて逃げるし。 まあ、小学二年生の夢なので仕方がないのか、あるいはユカ、学校や家庭が楽しくないのか。友達や家族のことを一切考えない描写は、小学二年生だとあんなものかな? 大好きだけど、今の仕事についてからの僕は、ユカのことが少し心配だ。

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    私の覚えている限り、初めて自分のお小遣いで買って読んだシリーズの作品。 我が子に読んでほしくて購入したもので、残念ながら当時のものではない。 自分が生まれる前に発表された作品だったのにもビックリだが、今読んでもなんら古くささを感じない。 内容はほぼ覚えていないも同然だったが、自分がスッカリ大人になってしまったのがすごくわかってしまった。 当時、新しいクレヨンもほしくなってしまったのを思い出した^_^

    0
    投稿日: 2019.03.20
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    クレヨン王国第1作目。 小2のユカとクレヨン王国のシルバー王妃が王妃の性格が嫌になって逃げ出したゴールデン国王を追っていく。行きて帰りし物語という大まかな流れがある中で、12か月、一月一色一つずつストーリーを組み立てていく、最高に素晴らしい!三木さんの絵が想像を補いつつ引き立てる!やっぱりもっと評価されるべき!

    1
    投稿日: 2018.03.14
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    とてもなつかしい。ここからすべてが始まったんだ。初期のクレヨン王国はどの物語も思い入れがあって、読むたびに子供部屋に帰るような気分だ。

    0
    投稿日: 2017.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クレヨン王国シリーズの1冊目。 冒険しながら、シルバー王妃の12の悪いくせを直す話。 親受けしそう。

    0
    投稿日: 2016.07.03
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    大みそかの夜、ユカちゃんはお部屋の中に何かの気配を感じました。それは枕元においてあった新しい12色のクレヨンたち。彼らはカメレオンを中心に円になって、会議をひらいていました。 その内容は、クレヨン王国のゴールデン王さまがシルバー王妃に愛想を尽かして家出してしまったというのです。 ユカちゃんはシルバー王妃と一緒に12の月を巡って王さまを探しに行くことになりました。 とても面白かったのですが、きっと子供の頃に出会っていたらもっと楽しめたんだろうな〜と思うお話でした。

    0
    投稿日: 2015.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり面白かった。 テンポの良い展開。一つ一つ様子の違う12の町。 そこで起こる出来事やその場でのやりとりが面白かった。 最後の場面では、ハッピーエンドだとわかっていても、ドキドキハラハラしてしまった。 今の子たちには、知らないモノの名前や、想像しにくい描写がでてくるので、様々な絵本や簡単な児童書を読んで読む力を鍛えていないと、十分には楽しめないかもしれない。けれど、ぜひ、この物語を楽しめる力をもって、この本に挑戦して欲しいと思った。

    0
    投稿日: 2015.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童書はしばらく読んでなかったけど、しっかりしたストーリーで色鮮やか、季節のものがふんだんに盛り込まれていて面白かった。 私はお化粧三時間はしないけど、シルバー王妃のことを笑えないなあ。 結構ちゃんと「教訓」が示されていて、ひねくれた大人な私はナナメな気持ちで読んでしまったけど、子供が読んだらどういう感想を持つんだろう。

    0
    投稿日: 2014.09.15
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    子どもの頃大好きで何度も読み返した本。 高校生の頃に大人にならなくちゃと手放してしまったけれど、手放してすぐに後悔した。 ずっと思い続けていたけれどこのほどようやく中古で再購入。 いい大人になっても面白くて、やっぱりシルバー王妃が大好きだった。 シリーズの中でも一番好きな作品。

    1
    投稿日: 2014.07.04
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    年齢を重ね、主役のユカちゃんではなく王様とシルバー王妃寄りで再読。 十月の町での二人のやりとりが現実にもありそうでドキッ。つい相手に愚痴り過ぎてしまう時ってある。でも普段の二人、欠点改善を待つ王様と欠点を反省し逆ギレをしない王妃は夫婦の理想の形だなぁ。 児童書だけど、シンプルな原点回帰の一冊。

    0
    投稿日: 2013.12.22
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    小学生の頃、アニメをやっていて・・・原作があるよーって聞いてお小遣いで買った本。 そのあと、引越しするときに売ってしまったけれど・・・ どうしても読みたくなって再購入。 今、本屋にあるのは、新装版のようでイラストが現代風になってしまったけれど、復刻版としてこのイラストのバージョンがアマゾンで売ってました。 10年以上経ってから読み直しても惹きつけられるストーリだなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2013.12.11
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    小学生の頃夢中になって読んだシリーズ。 いろいろな色、植物、ユニークな登場人物。 文字で読むと想像がどんどん膨らみ楽しい本。 シリーズでは、これと『クレヨン王国と月のたまご』が好きだった。 いま読んでも面白い。 けれど、あの年齢であの時に読んだ興奮や喜びと同じ感情は得られなかった。 読むタイミングってとても大切だ。

    0
    投稿日: 2013.12.10
  • 私を読み手に育ててくれた作品

    大切な大切な作品。このシリーズは小学生のときに一作ずつ自分のおこづかいで買い集めていきまだ持っています。ぜひシリーズの他作品も電子化をお願いします。 今読んでもおもしろい不思議なクレヨン王国。色鮮やかな世界、やさしかったりわがままだったり欠点も素敵なシルバー王妃とどきどきはらはらわくわくしあわせな旅にでましょう。

    3
    投稿日: 2013.10.25
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    何だか「新十二ヶ月の旅」を読みたくなったので、ここからおさらい。 小学校の時は5月の鯉のぼりの話が怖かったなぁ。

    0
    投稿日: 2013.04.22
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    色鮮やかなお話。月ごとの特徴をしっかり捉えてるところも素敵だと思ったが、必ず出てくる歌も素敵。是非リズムを付けたのを聞きたい。十二の悪い癖は大人でも心当たりのあるものもありシルバー王妃だけじゃないよ、と言いたくなった。

    0
    投稿日: 2013.02.15
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    こどもの頃に夢中で何度も読んだなー。シリーズ全部再版してほしい。 子供向けなので文章も内容もあっさりしてるけど、実は結構深かったりもする大人も読める児童文学。 作者の福永さんのご冥福をお祈りします。

    0
    投稿日: 2013.01.29
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     クレヨン王国のシルバー王妃と共に、12の町を旅する少女・ゆかの成長を描いた児童文学の名作。  大晦日の夜。  世界の光が、逃げた!  金色と光を司るクレヨン王国の王様。そんな彼が逃げ出したのは、お妃であるシルバー王妃が原因でした。  散らかしぐせ、お寝坊、嘘つき…美しい王女が抱えていた十二の悪癖。それをすべて直すまで、王様は帰らないというのです。  王妃とともに旅立つゆか。十二の町を彩るのは季節の植物やユニークな動物たち。それぞれの町で、たくさんの人々と出会います。  ゆかとともに過ごす十二ヶ月の旅の中で、彼女の悪癖はひとつひとつ、愛らしい美点へと変わってゆくのでした。  小さな子どもの皆さんにはもちろん、大きな子どもの皆さんにも、読んでほしい作品です。  読み返すたびに、少女の頬が、少年の瞳が帰ってくるような、新鮮なワクワクが溢れてきます。   読んだことのない方はもちろん、むかし読んだという方も、もう一度手に取ってみてください。  何度でも、新しいクレヨンの箱が開かれるはず。

    2
    投稿日: 2012.12.20
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    ファンタジー好きになったきっかけの本。 色や質感の表現がすばらしい。 クレヨン王国シリーズはたくさん出ているけど、やっぱりこれが一番面白いです。

    0
    投稿日: 2012.07.21
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    クレヨン王国の十二か月。シリーズはここから始まりました。シリーズの基本をなす、行って帰るファンタジー王道もの。単純ではない自然と人間との関係。なくて七癖。誰にでもある短所と長所の裏返しの関係。十二色のクレヨンに代表される色彩豊かなファンタジー世界など読みどころ満載です。 詳しく&少しネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120626/1340683716

    0
    投稿日: 2012.06.26
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    小学高学年の時に読んだ本。 本が苦手で、全然読書にも関心が無かった当時、 この本がきっかけで本の世界に興味を持てるようになった。 小学生に読んで欲しい一冊。

    0
    投稿日: 2012.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クレヨン王国シリーズ第1作目。 シルバー王妃は 自分のせいで家出をしてしまったゴールデン王を探すべく、 12の悪い癖をなおしながら12ヶ月を旅していくという話。 毎月起こる様々な出来事やキャラクター達が とってもユーモラスで、 中学生の頃におこづかいで買っては シリーズを読みあさっていたものですo(^-^)o だからといって子供だましなわけではなく 大人になった今読んでも ワクワクできる楽しい作品です。 このシリーズではこれが一番好きですね♪

    0
    投稿日: 2011.11.09
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    はじめて読んだクレヨン王国シリーズ。 悪い癖を直すために旅に出たシルバー王妃。 この旅の途中で出会う町の住人たちがユーモラスで、最後まで楽しく読めました。 旅の間に王妃が食べた物がどれもおいしそうで、どこかで再現してくれないかな、と夢を見てます。サンドイッチくらいならいけるかなぁ。 ところで、「こんな悪い癖ばっかりの女は嫌だ!」とシルバー王妃から逃げ出したゴールデン国王。 この人こそわがままでは・・・。

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    演劇の題材になっていたので。ファンタジーだけどアクロバティック(笑)! 個人的にはこいのぼりの話が好み☆

    0
    投稿日: 2011.06.11
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    小学生のときこの本を読んで、シルバー王妃と自分を重ねて、思いあたるくせを治さなきゃと反省したりもしました。 大人になって読み返すとまた違うおもしろさを発見します。クレヨン王国にはぜひ行ってみたいです。

    0
    投稿日: 2010.12.28
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    子供の頃、大好きで何度も何度も繰り返し読んだ作品。 久しぶりに読んだ。 今読んでもわくわくと楽しくて、素敵。 その輝きは全く失われない。 子供にも、大人にも、 クレヨン王国の門は、そこを訪れる者を歓迎するかのように、 いつも開いている。 7歳の人間の女の子ユカちゃんが、 クレヨンの国のお妃様であるシルバー王妃のお供をして、 12ヶ月を旅する話。 その旅の目的がなかなかユニーク。 シルバー王妃様が12個の悪い癖を持っていて、 その癖を直さないと帰ってこないと、 置手紙をして家出したゴールデン王様を探すのだ。 大人なのに、12もの困った癖も持っている王妃様も王妃様だけど、 そんな妻が嫌になって国を捨てる王様も王様だ。 つい、大人の感覚でそんな事も思ってしまうけど、 そんな困った王妃様、そしてそんな妻と暮らす日々から 逃げ出してしまう王様も、実は私には結構魅力的な人に見える。 むしろ王妃様にとって12個の悪い癖はチャームポイント? ちらかしぐせにおねぼう、うそつき、じまんや、ほしがりぐせ・・・。 なんだか身に覚えがあるような癖ばかり。 欠点が一つもない完璧な人間なんていないよ、 それぐらいいいじゃない、王様なんだし器の大きなところを見せてよ、 と王妃様のために言ってあげたいような気もするけれど、 お化粧三時間にいじっぱり、けちんぼ・・・。 ううむ、ずっと一緒にいる夫からしたらやっぱり辛いか。 12ヶ月を旅する内に、 旅する王妃とユカちゃんの身に「事件」が起きて、 それをきっかけに一つずつ王妃の悪い癖が直っていくのだが、 お説教くさくなくていい。 最近本屋さんで気軽に買えなくなって寂しい。 もっともっと沢山の子供や昔子供だった人達に、 クレヨン王国の旅を楽しんでもらいたい。

    0
    投稿日: 2010.10.19
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    [ 内容 ] 大みそかの夜、ユカが目をさますと、12本のクレヨンたちが会議をひらいていた。 クレヨン王国の王さまが、王妃のわるいくせがなおらないうちはかえらない、といってゆくえをくらましたのだ。 おどろいた王妃は、ユカといっしょに王さまをさがしもとめて、ふしぎな旅に出る。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2010.07.31
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    おもしろー!!^▽^ これも遥か昔に何冊か読みました。 なぜかちょっと怖いイメージがあったけど別に全く怖くなかった(笑) アニメのクレヨン王国を見てたから、そっちはけっこうはっきり覚えてるから どうもそのイメージと比べちゃうけど シルバー王女かわいいな〜 あ、王妃か 王妃はお妃のことで、つまり王様の奥さんで 王女は王様のこどもだから(頭を整理している) あらまぁ 王妃は十二の悪い癖があって それがいやで、直してほしくて王様は逃げ出す。 一年以内に連れ戻さないと大変なことになる! 12の月を王様を追いかけて旅する話 面白いなぁ 12の月が12の色であらわされてて、なるほどどの色もピッタリで 黒や肌色や灰色なんてどうするのかなぁと思ったけど意外としっくり ちなみに‥ 1月(白) 2月(黄色) 3月(ピンク) 4月(草色) 5月(黒) 6月(はだ色) 7月(みどり) 8月(青) 9月(水色) 10月(赤) 11月(茶色) 12月(灰色) でした。 面白いなあ わたしは12色のクレヨンでは考えたことないし、実際12色っていうと何色があるのかわからないけど、なんでも12色すきなのだったら、 1月(白) 2月() 3月() 4月(ピンク) 5月(若葉色) 6月(うす紫) 7月(水色) 8月(青) 9月(オレンジ) 10月(山吹色) 11月(茶色) 12月(赤) ってイメージです・・って2・3月何も浮かばない!笑 3月がピンクかなあ・・うーんむずかしい 王妃の癖はいくつかわたしも思い当たる節がある(笑)ので反省 王様と王妃とすわ離婚か と心配したけど お互い好きみたいだからよかった^^ 全体的にテンポもいいし 歌もたのしいし 色んな動物やひとが出てきて楽しいけど 大量にアリを毒殺したり カンガルーの赤ちゃんを袋から放り出したり ガイコツとちゃんばらしたり なかなかおてんば(?)で愉快なシルバー王妃でした シリーズ読みたいな~とおもいました。 ひまだったら読もう!

    0
    投稿日: 2010.07.03
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    小さい頃に、夢中で読んだ本。 知り合いの子に贈るために買ったけど、懐かしくて読み耽ってしまった。 大人になっても楽しい本。 しかし…王妃さまがヨイトマケを知っていることに吹いた。 作者は戦争中に生きたひとなんだなぁ…

    0
    投稿日: 2010.06.15
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    数十年前に書かれたクレヨン王国の第一冊目。 この物語が生まれなかったら、クレヨン王国は生まれなかった。この後に続く数々の名作の、そのすべての始まりが、シルバー王妃の物語であり、ユカちゃんの冒険。 文字で語られた世界がキラキラと光って、目の前に浮かんでくる、そんなんお話です。十二か月のそれぞれの月が、個性いっぱいで、力づよい生命力がみなぎっています。それに加えて魅力的なキャラクターが、本当にのびのびと世界を駆けまわっていて、一緒になって楽しくなってしまう……! 世界で一番好きな物語。クレヨン王国。 その始まりの物語です。

    0
    投稿日: 2010.05.23
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    子供の頃、このシリーズに出会ったおかげで、こんなに想像力(妄想力?)逞しい大人になりました…。 大切な一冊です。

    0
    投稿日: 2010.04.27
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    大人になってから好きになりました。(アニメ版は見てましたが・・・。) 正統派ファンタジーな感じが素敵です。 地味にBOOK OFF等で集めてます・・・。

    0
    投稿日: 2010.04.24
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    子どものころはまっていたクレヨン王国シリーズ。 文学を勉強して読み返すと、うん?っと思うところもあるのですが… 大事な作品には間違いないです。 これぐらいはじけてたシルバー王妃が好きでした。

    0
    投稿日: 2010.01.29
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    児童書レビューも扱ってみます。 クレヨン王国のシルバー王妃は絶世の美女。だが12もの欠点を抱え、さすがの国王様も愛想をつかして、脱走してしまう。その書置きには、「シルバーよ、お前が12の欠点を直さないうちにはわたしは帰らない」と。 小学生のユカと王妃が、1月ごとに、1つの街にいって、1つずつの欠点がどういうふうに困るのか、身をもってわかっていって…というお話。 かといって、説教くさいわけじゃなくて、 動物や人形がしゃべったり、すごく素敵な世界観なの!! 月に行く2月のお話とかわくわくしたし、ウソツキザクラの3月のお話や、6月の人形のまちは綺麗な感じで好きだったな。 刑務所に入れられたりする9月のお話は怖かったし、12月のお話も怖かったなw さて、12の欠点のうちいくつ当てはまるかな?? ・散らかしグセ ・寝坊 ・嘘つき ・自慢屋 ・偏食 ・意地っ張り ・お天気屋 ・ドケチ ・すぐ人のせいにする ・疑い癖 ・おめかし3時間 あ、一個足りない。笑 5月のこいのぼりが出てくるお話は何の欠点だったのか…覚えている方がいたら御一報を。 ちなみに私は偏食以外見事に当てはまりました!!笑 散らかしグセだけは何をもっても克服できません。 クレヨン王国シリーズに出会った最初の本。

    0
    投稿日: 2009.07.24
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    既刊36冊というビッグシリーズ。 大好き。 子供の頃の、夢の世界にどれほどのファンシーな彩りを加えて くれたことだろう。 児童文学の素晴らしさは、イマジネーションの翼を色鮮やかに そしてどこまでものびのびと広げさせてくれる事。

    0
    投稿日: 2009.05.24
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    これも小学校時代に本好きなら触ってる人は多いと思います。図書室できれいに揃ってることはまずないのであるものからランダムに読んでました。 月のたまごを完結まで読んだ覚えがあまりない。どうなったんだろうあの話… シリーズで印象深いのは黒の銀行ですかね。

    0
    投稿日: 2008.08.13
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    文句なしに面白いです。 散りばめられた詩や言葉遊びなどが良く、大人が読んでも楽しめると思います。 ファンタジーが好きになった原点。

    0
    投稿日: 2008.04.28
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    2008/03/15読破。 子供向けではあるが、大人が読んでも楽しめる。流石は福永さん。沢山のキャラクターが出てくるにも関わらず、その誰もが色あせないのも、作者そしてこの作品の魅力といえよう。

    0
    投稿日: 2008.03.15
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    小学生の頃。もう夢中になって読んでいたシリーズ。たくさんあるシリーズの中でも原点はこれでしょう。 今も時々読み返したくなります。

    0
    投稿日: 2007.10.21
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    小学校低学年の頃に読んだ記憶が。12の悪い癖を持ったシルバー王妃をこらしめるためにゴールデン国王が家出します。王妃は国王を探しながら12の悪い癖に気づき、直していきます。ちらかし癖、おねぼう、うそつき・・・王妃の癖は私にもあてはまる、ということで両親にもらいました。

    0
    投稿日: 2007.10.11
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    やっぱり初心に戻らなきゃと言う事で、最初を読んだー。やっぱり、面白い♪でも、新版が出ていると言う事を知っているから、何となく物足りない気もした。でも、子ども向けならやっぱりここまでかなー。がいこつ達がちょっと印象的かな。

    0
    投稿日: 2007.04.17
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    たっっくさんあるクレヨン王国シリーズの第1作。 旅をしながら欠点(おねぼうとか、ちらかしぐせとか)を直していく内容は ちょっと道徳的だけど、12の色がついた12の町は魅力的。 それぞれの色の動物や自然が次々に現われて、 目の前に鮮やかな色が広がります。 シリーズのほかの作品は世界観に矛盾があることがあって、 だいたい全部読んだけど「十二か月」がやっぱり1番好き。

    0
    投稿日: 2007.01.17
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    王様を家出させるほど欠点の多いシルバー王妃。“ちらかしぐせ”“おねぼう”など、自分にも思い当たる節があり、どきっとします。

    0
    投稿日: 2006.08.04
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    私に読書の習慣をつけてくれたのは、この本。 クリスマスプレゼントに全巻買ってもらった。子供向きだけkど、今読んでもたのしいかも。

    0
    投稿日: 2006.07.30
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    古本屋で見つけたら速攻ゲットしたい本メモ。もう一度読みたい。 小学生の頃、このシリーズと宮沢賢治、それからホームズを何回も図書室で借りては読んだ。 和製アリスとでも言うべき傑作。私の原点。

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    投稿日: 2006.05.19
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    「クレヨン王国」シリーズ。 シルバー王妃の12の悪い癖を直すために、12ヶ月の旅が始まります。 小学生の頃に読んでいました。

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    投稿日: 2006.01.26
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    小学校時代から…かな。長く読んでましたこのシリーズ。 助けてくれる。そんな本です。疲れている人に是非。

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    投稿日: 2005.12.13
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    クレヨン王国シリーズは小学校3,4年生の頃沢山読んだ。 その中でもやっぱり代表作はこれ。 あなたも一緒に旅に出てみませんか?

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    投稿日: 2005.09.22
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    小学校の頃、ずーっと読んでたシリーズの1作目。可愛いキャラクターと素直なストーリーで、童話の王道!という感じ。

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    投稿日: 2005.04.02
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    この本をはじめて手にとったのは小学4年生のとき。すぐに虜になりました。わがままシルバー王妃と一緒に、旅にでよう。

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    投稿日: 2004.10.12
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    欠点だらけのシルバー王妃だけどなんだか憎めない。色の描写がうつくしく、ちょっと不条理な世界が魅力的だ。

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    投稿日: 2004.10.01