
総合評価
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powered by ブクログ2025年夏の新潮文庫100冊を記念したプレミアムカバーを選ぶ。本屋さん3軒 限定のしおりがどこも在庫切れ。 読んだことがない本 砂の女(安部公房)とようこそ地球さん(星新一) どちらか読もう。懐かしい本 オズの魔法使い 空から家がふってきて家から足が生えた。読みはじめてすぐ震えたんだった。残った本は 注文の多い料理店 宮沢賢治。はじめて古典が楽しく思えた。一瞬で読みおわった。楽しくよむ原点。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ「青空文庫で読了」 言葉の間に言葉以上の意味が感じ取られる宮沢賢治の短編。痛快さと喜劇性が感じられる。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ黄色のプレミアムカバーに惹かれて購入。 童話集で厚めの本でした。 同じ岩手出身で、宮沢賢治の作品は学生の頃ボランティアで読み聞かせしたこともあり懐かしい気持ちになれました。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ新潮文庫の100冊2025プレミアムカバーで。今年の夏は宮沢賢治が読みたいと思っていたので選出されてて嬉しかった。 東北出身だからか、小学生のときは劇で「雪わたり」を演じたし、暗記した「雨ニモ負ケズ」を群読したし、修学旅行では花巻市のイーハトーブ館を訪れたこともある。 それゆえある種の心象風景といっても過言ではなく、宮沢賢治作品を読むとどことなく郷愁めいた気持ちになる。初読のなかでは「おきなぐさ」が好き。 書いても書いてもなかなか売れず苦難の生を過ごした彼の童話が、いまもこうして読み継がれているというのは、本当に喜ばしいことだなと思う。
9投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ評価するのも烏滸がましいほどの名作。 独特なリズムの文章と、寓話のようでいてどこか不気味さを帯びた物語は、読むたびに新しい発見がある。 宮沢賢治作品は読むたびに印象が変わる不思議な魅力を持っている。 子どものころに読んだときと、大人になってから読んだときとでは、まるで別の物語のように感じられるはずです。 一度は手に取って、その唯一無二の世界観を味わっていただきたい一冊です。
0投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ注文の多い料理店の他、たくさんの童話が掲載。 そのどれもが星のように美しく、哀しく、かわいらしく、あたたかく、血が通っている。 どんぐりと山猫や、注文の多い料理店などのお話もだけれど、後半の雪渡り以降のお話が殊に素晴らしい。 気のいい火山弾、おきなぐさ、なめとこ山の熊 などは涙なしでは読めないくらい。 どのお話も本当に読む方の心に深く染み入る何かを残してくれる。 それに比べて、現代の人間の壊れようはなんだろう。 自然を破壊し尽くし、金に変えていく亡者と化した人間。悲しすぎる。悔しい。 今こそ賢治は絶対に読まれるべきだと思う。
0投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ心に光が満ちてくる。失われた時が戻ってくる。 至純の詩人にして稀有な作家の透明な懐かしさに溢れた童話集。
9投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
賢治の透き通った感性を投影した作品は、約1世紀を経た今なお瑞々しいまま。 生前唯一の童話集『注文の多い料理店』全編と、「雪渡り」「ひかりの素足」「なめとこ山の熊」など、地方色の豊かな童話19編。 詩歌や天文、鉱物などの知識をふんだんに用いて繰り広げられる、"ドリームランド"岩手県を舞台にした物語。 動植物も山も、平気で人に語りかけてくる世界ですが、童話でありながら教訓めいているわけではなく、時に不条理で残酷。 いかんせん、こちらの干乾びた感受性ではその魅力を受け止めきれていないのが悔やまれます。
0投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ宮沢賢治の独特な作風と岩手県の自然をイメージできる作品。 短編集となっており、時間がない方でも特にオススメ。「注文の多い料理店」は幼い頃にアニメ?か何かで見たが、内容が曖昧でした。時を経て、実際読んでみると改めて作品の全体象が理解できた。 個人的に一番印象に残ったのは「土神ときつね」。この話は読む人によって色々な考察が生まれると思う。 少し可笑しく、切なさもありつつ、優しい話が詰まった作品集でした。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログだいぶ久しぶりに読んだけど変わらぬ面白さ。 小学生の息子にもオススメした・:*+.\(( °ω° ))/.:+
21投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログ思っていた内容と違った。バッドエンドだとずっと思っていた。 改めて読み返すと話が全然違ったりする 幼少期の記憶とは当てにならないが面白い。 不思議な話、宮沢賢治の中では代表的で読みやすいと思われる。
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ小学校の国語の教科書にも取り上げられてる宮沢賢治の有名な物語。ずいぶん昔に書かれた物語だがどの年代でも楽しめると思う。小学生のころにはぱっとしなかったけど今読むと理解し新しい解釈ができた。注文の多い料理店以外にも様々な短編が集められており読みごたえがあった。また、読み返したいと思った。
1投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ学びの多い一冊。 注文の多い料理店からは「都合の良い思い込み」を学ぶことができた。人は自分の都合のよいものを見て解釈してしまう。一歩引いて俯瞰して見ればおかしいことに気がつけない。 「土神ときつね」からは嫉妬の感情とリスクを学べ、「なめとこ山の熊」からは環境によって強者と弱者が入れ替わる社会構造を学ぶことができる。
11投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ文字だけでは表しきれない不思議な雰囲気。 謎の緊張感があり個人的に好きな本! 扉を開いていくとまた扉が!登場人物たちは感心しながら進んでいきます あなたも感心してそのまま進んでいたら、、、 結末のどんでん返しがとても面白く、絵本ながら感心してしまいます。
1投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ幼い頃からとても大好きなお話。 特に、主人公達が牛乳のクリームを顔や手足に塗ったり、お酢の入った香水をぱちゃぱちゃとふりかけたりするシーンがお気に入り。もしあのまま体中に塩を揉みこんで扉を開けてしまっていたらどうなっていたのだろう、というゾクゾク感も最高。 タダより怖いものはないということや命や自然についてまで深く考えさせられるような作品だと感じた。また、自身は捕食者だと信じて疑わない彼らが実は被食者側だった、という事実に気づく場面が実に滑稽で良い。
1投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログこの間読んだ伊坂幸太郎さんの「魔王」に宮沢賢治さんの本や詩が出てきて、思わずブクログの本棚に「注文の多い料理店」を登録しました。夏までに読もうかと考えていたのですが、昨日読み終えた青山美智子さんの「月曜日の抹茶カフェ」にも偶然宮沢賢治さんが出てきて、こりゃ今読まないとと... 「注文の多い料理店」は子供の頃に絵本で読んだ記憶があるのですが、ストーリーはすっかり忘れてました。こんなに短い物語だったっけ?という感じです。 宮沢賢治さんの代表的な童話なのでご存知の方も多いと思いますが、もしまだ読んでない方はいつか手に取ってみて下さい。最後の最後はホラーに近いです。
8投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ賢治作品を読むにつけ「すきとおった風」という表現がとても好きだということに気づく。 鏡と輝き飴をこさえる太陽や、鋼や宝石になる空、凶事を予告する象のような雪の丘や、アルコオルを吹き水車をまわす星座。 丁寧で繊細な風景描写のようであり、また舞台装置のようであり、どこまでの幻想のような、世界の描きかたは、ふと遊びに行くには最適の世界。 もっとも美しいだけでなく、うっかりすると、取り返しのつかない事態を招く…。 だから、この世界が恐ろしくも好きなのだろう。 それとはまた別な次元で個人的に好きなのは、 「烏の北斗七星」。 銀河をゆく鉄道と並んで、この世界設定は独特で本当に良い。ミリタリー物は今の時代、童話には不適当だろうけれど。 戦闘員にして艦艇。今風に描き直せば戦闘機のパイロットにでもしそうだが、「艦」としているのがやはり良い。 できたら、銀河鉄道を描いた某漫画家先生に挿し絵を描いてもらいたかったと夢想する。
4投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログ宮沢賢治の生前唯一の童話集。 グリム童話も好んで読むので童話ならではという構成でとても面白かった。 話す山猫やどんぐり、生きている家、などいろいろなものに魂が宿ってストーリーを動かすが、烏の北斗七星のような戦争をモチーフにした作品があるということは知らなかった。 個人的に1番好きだったのは水仙月の四日 自然の脅威を擬人化して描いた作品だが昔の自然に対する向き合い方のようなものを感じた。 宮沢賢治の童話ならではだけど登場人物が詩を唄うパートが長いので自分は苦手な作品が多いかも
0投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ改めて読んでみて、やっぱり面白いなと思った。 結構ホラー味があって、迷い込んだ人間2人は命の大切さを学べたのではないかと思う。
3投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ猟師たちが、皮肉にも獣側の心境を知ることになる。その後どうなったかは描かれていないが、きっと生命の大切さに感謝しながら仕事に取り組むようになったんじゃないかなと思う。
2投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログ小学生の時に読んだ記憶が残っていた表題作。童話作家としての賢治が用意した結末は、読む子ども達の気持ちを慮った著者の優しさなのだと感じた。巻末の「収録作品について」で歌物語=オペラという解説は、オノマトペを有効に使う著者の作風を言い当てている。最も印象に残ったのは「なめとこ山の熊」の、猟師と熊の不思議な交流と、猟師の最期の切なさだった。
0投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログ大人になって改めて読んでみて気になったのは、扉に書かれた文章を紳士二人が好意的に受け取ってしまう点でした。自分にとって都合の良いように解釈してしまう事ってあるよなあと。短い作品なのに感じる所がすごく多かったです。
1投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログこの小説は東京グールの話の中で出ていたので読んでみました客をもてなすために色々な準備をしていると思ったら客を食べるために準備していたと知った時は驚きました。ラストでは猟犬に助けられていて安心しました。他の話はファンタジー要素が強すぎてあまり面白くはなかったです。
1投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ童話チックなホラー話 と思いきや、2人の紳士に対する段階的要請法であったり、本当に恐ろしいのは動物の命を軽んじる人間の方で、山猫はそれを懲らしめた というような解説を読んで、この作品の奥深さを改めて思い知った
4投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ「宮沢賢治」の童話集『注文の多い料理店』を読みました。 先日読んだ「伊坂幸太郎」作品の『魔王』で、「宮沢賢治」作品が引用されていたので、久しぶりに「宮沢賢治」作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 心に光が満ちてくる。 失われた時が戻ってくる。 至純の詩人にして稀有な作家の透明な懐かしさに溢れた童話集。 これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません ―― 生前唯一の童話集『注文の多い料理店』全編と、『雪渡り』『茨海小学校』『なめとこ山の熊』など、地方色の豊かな童話19編を収録。 賢治が愛してやまなかった“ドリームランドとしての日本岩手県”の、闊達で果敢な住人たちとまとめて出会える一巻。 ----------------------- 『注文の多い料理店』全編に、他の十篇の童話を加え、以下の十九篇を収録した童話集です。 ■イーハトヴ童話『注文の多い料理店』(全) ・序 ・どんぐりと山猫 (一九二一・九・一九) ・狼森と笊森、盗森 (一九二一・一一・…) ・注文の多い料理店 (一九二一・一一・一〇) ・烏の北斗七星 (一九二一・一二・二一) ・水仙月の四日 (一九二二・一・一九) ・山男の四月 (一九二二・四・七) ・かしわばやしの夜 (一九二一・八・二五) ・月夜のでんしんばしら (一九二一・九・一四) ・鹿踊りのはじまり (一九二一・九・一五) ■雪渡り ■ざしき童子のはなし ■さるのこしかけ ■気のいい火山弾 ■ひかりの素足 ■茨海小学校 ■おきなぐさ ■土神ときつね ■楢ノ木大学士の野宿 ■なめとこ山の熊 ■注解 天沢退二郎 ■つめくさの道しるべ 井上ひさし ■収録作品について 天沢退二郎 ■年譜 「宮沢賢治」作品を読むのは三十数年振りかな、、、 『どんぐりと山猫』、『注文の多い料理店』等、読んだことのある童話もありますが、キチンと覚えていないし、初めて読む作品が大半だったので、ほとんど初見に近い感じでしたね。 童話といっても、奥の深い物語ばかりで、作者の意図が理解できたかどうかは怪しいのですが、、、 読む人の性格や性質、環境によって、読み方や感じ方は違うんだろうなぁ… と思います。 本書を読んでいると、自然に森や動物たちに同化して溶け込んでいくような… そんな不思議な魅力を感じながら読みました。 登場する場面、頭の中で想像する情景が、とても懐かしく感じ… 自分の中の原風景に近い印象を受けたのが要因かもしれませんね。 そして、今の子どもたちにとって、「宮沢賢治」作品の舞台は想像し難い情景だろうなぁ… とも思いました。 失われた日本の美しい風景… ですもんね。 なんだか、久しぶりに東北に行きたくなりました。
2投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ短編集。題名の「注文の多い料理店」のお話がやはり面白い。どどーんとか擬音の使い方も面白い。 童話なのですよね。宮沢賢治は優しい温かい人なんだろうなぁと漠然と思う。
0投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログ宮沢賢治の自然描写は美しい。また、擬音、擬態語については、独特な表現だと感じる部分もあるが、それもまた作品の面白さの一つだと思う。
1投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ宮沢賢治の童話集。童話だけれど、大人向けのような感じもしました。童話には伝えたい教訓や倫理が込められている。宮沢賢治の作品も、そうした教訓や倫理を巧みに伝える文章でした。面白かったです。「注文の多い料理店」聞いたことはあったけど、「注文の多い」とはそういうことだったのね。無批判であることの危険性、上流階級への批判が込められているように感じました。 岩手山が出てくる作品もあって、少し興奮しました。栗の木や狐が多く出てくるのは岩手という地の特徴なのかしら。宮沢賢治は農林学校卒ということもあり、自然と人間との関わりテーマとした作品も多いなぁと思いました。
4投稿日: 2021.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「山鳥を拾円 」イコール「動物の命も金銭で換算してしまう」というような「二人の若い紳士」が逆に「だいぶの山奥」で動物たちに逆襲をさせられたという物語ではないだろうか。この物語で「白熊のやうな犬」が「泡を吐いて死んで」しまった、という状況と「二人の若い紳士」らがこれは僕たちを「食べてやる」ということ(状況)だと分かり、死の瀬戸際で「顔がまるでくしゃくしゃの紙屑のやうに」なったというところが、この「白熊のやうな犬」とこの「二人の若い紳士」との対比になっていると考える。 なぜ、このように対比として考えたかというと、まず「二人の紳士」は「イギリスの兵隊のかたちをして、ピカピカする鉄砲をかついで」や「鳥も獣も一疋も居やがらん」と書いてあることから動物を狩るというようなハンターであったという事が言えるが、そのような人たちも生きていくために動物の命を人間が生きていくために動物の命をいただいているという概念であるはずがこの「二人の若い紳士」は動物の命があって自らが生きていけていると考えるよりも、動物の命、イコールお金としか考えていなかった事。例えば、「じつにぼくは、二千四百円の損害だ」「僕は二千八百円の損害だ」というセリフがあるように命の尊さよりもお金という欲望に塗れている人間愚かな概念でしか考えていなかったから逆に動物たちは生きるために食料として(その二人の若い紳士の)人間の命を奪い、食べようと考えたのではと考える。その為動物は、自分たちは(動物たち)フライパンを持って料理することも自らできないので人間に注文し自ら調理をしてもらい、その後(調理が終わり次第人間を)食べようという考えだった、と考えると納得いく。さらにまた、「二人の若い紳士」らがこれは僕たちを「食べてやる」ということ(状況)だと分かり、死の瀬戸際で「顔がまるでくしゃくしゃの紙屑のやうに」なりその顔は「もうもとのとほりにはなほりませんでした」とあるが、これもいわば動物たちもいろんな環境で生きている、野生だといっても砂漠のように暑い地域であったり、この物語にあるように山奥で寒く凍えるような地域で懸命に生きている動物たちがいるのだ。それを自分たちが食べられてしまう状況に陥った時に何を最初に考えたかである。店の名前にもある(山猫軒からも猫が連想されるように)自分たちを狙って食べようとしているのは、自分たちが狙っていた動物だと気づいていたのではないだろうか、と考える。だからこそ、死の瀬戸際に立たされた時に、自分たちが今まで動物たちの命にどのような考えだったのか、同じような利益だけを求めるような考えではなかったかなどそういうものが連想され、今までの行いが悪いものであったいうような証のようなものだと考えられる(くしゃくしゃな顔=泣き顔=罪の意識)。 このように、人間は生きるために動物の命をいただき日々生活しているが、その動物の命を何にも考えずに人間の欲にまみれたようなお金のことばかり考えたり、動物の命いい加減に考えているといつか動物たちからの逆襲があったり、ばちが当たるといったような、生命の尊さを語っているような作品であると考える。
2投稿日: 2020.11.24
powered by ブクログ都合よく解釈するのはやっぱよくないねw うちのラブラドールは ピンチの時ちゃんと助けてくれるかなぁ? 犯人にも懐いちゃいそうなんだよなぁ。
1投稿日: 2020.11.22
powered by ブクログ『注文の多い料理店』 初めて読んだ時がまだ幼い頃だったこともあり、展開に衝撃を受けた記憶がある。 また久々に読んでみたくなった。
2投稿日: 2020.09.15
powered by ブクログ某所読書会課題図書.二人の若い紳士が、 で始まる「注文の多い料理店」以外は初めて読んだが、動物や植物との語りが独特で、賢治の発想の意外性を堪能できた.ただ、一連の文章が物語として楽しめるかというと、あまり及第点はつけられない.明治、大正、昭和と生きてきた賢治が目にした事象が、このような形で文章に残っているとすれば、ある意味で立派な歴史だとも言えよう.
0投稿日: 2020.08.25
powered by ブクログ題名からは店はとても賑わっているものだと思っていたが、実際は違く驚いた。内容はとてもよく面白かった!
5投稿日: 2020.07.21
powered by ブクログイーハトヴ童話 イーハトヴとは、宮沢賢治による造語で、 彼の心の中で作られた世界、心象世界中にある、 理想郷(ユートピア)、現実には決して存在しない、理想的な社会を指す言葉。 彼の生まれ育った、岩手県をモチーフにされており、 歴史的仮名遣いの“いはて”をもじったという見解が定説されていますが、 彼自身は説明を残していない。
0投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログ現代日本とはかけ離れた賢治の中にある幻想的なイーハトヴ 作家の手にかかれば、何気ない草花、木々、風雪といった自然が語りかけているように感じられるようです。また、地質、農業、気象に精通していた作者の知識と想像力か存分に感じられる物語の数々でした。 自粛のなかで殺伐とした日々を過ごす人に是非おすすめです。日常からかけ離れた夢の世界へ飛び込むことができます。
1投稿日: 2020.04.30
powered by ブクログ自分にとって都合のいい解釈 2人で行動するからお互いに判断を委ね、思考が甘くなっている でも、お腹すいたら食べ物に一直線なのわかる〜
1投稿日: 2020.04.11
powered by ブクログ宮沢賢治の童話短編集。 登場人物として、人間に混じって感情を持った狐や熊や火山が現れる。また東北の大自然に囲まれた状況設定も特徴的。 忙しい人間界も、ちょっと離れた視点で多数ある地球上の生物の一つと考えれば、そこまで大した存在でもないのかもしれないと思う。 子供はこの童謡を読んだらどういう感想を持つのか興味がある。
1投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ1. 非情であり自分のことしか考えない者には、相応の報いが待っている。 2. 誠実さに溢れた人間でありたい。
0投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学生の時に国語の教科書にあったのを思い出して。 今思い返すと実は奥の深い物語。 二人の紳士、くしゃくしゃの顔戻らなかったのか・・・
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ一見、何でもないようなとある林の風景で物語が生まれ、大きな石があるだけの風景で物語が生まれる。 地を見ても、星空を見上げても物語になってしまう賢治ワールドが堪能できる。
0投稿日: 2019.01.27
powered by ブクログ宮沢賢治とはどうも相性が悪いらしい。草木や狐のまぁ喋ること喋ること。方言も相まって読みにくい。 「注文の多い料理店」と「茨海小学校」は面白いなと思った。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ標題の『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『月夜のでんしんばしら』『気のいい火山弾』は小学生の頃読んだ。光と自然が音とともにキンキンと響く。『ひかりの素足』では死との境界の様子が現れるが、昔から語りつがれた内容なのだろうか。臨死体験と似ているのにびっくりした。2018.12.9
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログ作品によっては他の小説と呼ばれるものと同様の読み方で わかった気になれるものもあるのだが そうでないものも多い 「小説」と「詩」というものは地続きなのだろうけれども そこをどのように越えたらよいかは難しい
0投稿日: 2018.12.08
powered by ブクログ初めての宮沢賢治。 名前だけは知っていたが読んだことは無かった。 他の小説で引用されており、気になっていた作品。 またまた会社の方にお借りした。 かなり短い短編がいくつも綴られている。 私には一番苦手なパターンだ。 表題の注文の多いレストランはなかなか面白かった。まるで絵本を読んでいるかのように、次の場面を期待しながら読み進められる。 雪渡り、ひかりの素足などは、情景が想像しやすく、頭に映像が浮かび上がってくるのだが、そうでもない作品もかなりあり、読み進めるのに難儀した。 ひらがなが多い所為かな? どの短編もしっかり落ちがあるというわけでもなく、一話読むたびに、この話の正解は何なのだろう??と悩んでしまう。 本当は正解などは無くて、読者が感じたことがそのまま正解なのだろうけど。 季節、風景、植物、動物、そういうものが美しく描かれているなぁと感じた。
9投稿日: 2018.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アマゾンのオーディブルで注文の多い料理店を聞いた。 タイトルからもうちょっとコミカルな内容かと思っていたら結構ホラー含みでいい意味で裏切られた。話は短いが無駄は省かれた文章で小気味良い。 食うこと自然に対する態度を顧みろという風刺にもとれる。
0投稿日: 2018.03.03
powered by ブクログこのお話の中では、二人の男の人が山に入り、道に迷い、お腹がすいてきた。回りを見ると、西洋料理店山猫店という札がついた建物を見つけました。その男たちがレストランに入ると、ここは注文の多い料理店だと書いてありました。そして、いろいろな注文が書かれていました。最後の注文におかしいと思った時に鍵穴に青い目玉を見つけ、話し声を聞き、食べられてしまうことに気づきました。 この話の面白いところは、男の人たちが何かを食べるレストランだと思うのに、本当は食べられそうになるところです。本を読んでいると、そのレストランがだんだん怪しくなり、次に何が起こるか知りたくなります。 (ジョニ)
1投稿日: 2018.02.05
powered by ブクログ通勤で読み始めました。題名は教科書で見たことがある宮沢賢治の代表作です。実はどんな物語なのか知りませんでした。 想像していたのは、メニューが多いレストランの話かな・・・とか思っていたら、まさかの化け猫(妖怪?)登場で驚きました。なるほど、こういう話だったのか、としみじみしました。 <以下引用> 「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください。」(p.12) 主人公たちは素直な人たちだなぁと感心するくらい怪しいお店です。自分だったら何枚目かのドアで気づくだろうか。 個人的に山猫という妖怪が気になり調べてみました。お気に入りの妖怪辞典によると、山猫は人に化けたりするようで、狸や狐に近いところがあるようです。
1投稿日: 2017.09.18
powered by ブクログ10年ほど前に花巻を訪れるときにまとめて4冊読んだ。どうしてレビューを書いていなかったかふしぎ。どれもこれもふしぎな話で、わりとそういうのは好きだ。安部公房も村上春樹も好きだ。
0投稿日: 2017.09.07
powered by ブクログ久しぶりに読み返す。 人間の欲深さを皮肉った賢治特有のどこかメルヘンチックなお伽噺。 物語の中で「風」が二度吹く。自然の中で生きる人間を見守る賢治の目に暖かさを感じる。
1投稿日: 2017.08.30
powered by ブクログ社会風刺を上手く動物や設定として例えている所が上手いなと感じた。また一つ一つの話は短いながらも、物語としての起承転結もあり読んでいて楽しかった。 全体を貫くテーマとしては「善と悪」「上と下」のような二項対立のものが多かった印象。現代においても置き換えて考えることができそうなので、このキャラクターは何を表しているのかと考えながら読むと物語の背景に広がりができそう。
0投稿日: 2017.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3 注文の多い料理店を含む短編童話集。何が言いたいのかよくわからないのも多かったが、タイトル以外ではどんぐりと山猫、茨海小学校あたりが面白かった。 要求ばかりでは見限られるということか。最高の嘘は正直なり、正直は最良の方便なりは、後者。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログ題を聞いたことがあったので、ふと手に取った一冊。こんな短編ということも知らなかったし、料理店を中心としたヒューマンストーリーかなと思っていた。しかし、この本の「序」を読んだ瞬間にこれは想像と違うということに気が付いた。しかし、それはうれしい誤算で、語り口調や物語の構成など今まで読んだことのないタイプの小説だったと思う。中でも「水仙月の四月」、「月夜のでんしんばしら」、「光の素足」、「土神ときつね」が単純な面白さだけでなく悲しさや切なさも含めて、とても印象的で(「序」も物語ではないがとても魅力的)他物語にはない魅力を感じた。全編を通して心が温まるのを感じたし、著者のイーハトーブ岩手への愛をすごく感じた。「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」もぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2017.04.27
powered by ブクログ自然に対する優しさと畏怖の念、そしてなぜか懐かしい気持ちになった。方言と平仮名多さで読み辛いところもあったけど、読んでみてよかった。「土神ときつね」が好きだなぁ。恋は立場や身分に関係なく、身を焦がされるんだな。ひとの世界では殺人事件だから大騒ぎだ。両想いならいいけど、ときどき恋はこういう事件を引き起こす。それでも誰かを好きになったりするのって何なんだろう。
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この書籍は、同作家の生前に発行された書籍の一冊です。 その中の童話集です。 知られている童話集のほかに「雪渡り」「茨海小学校」「なめとこ山の猫」などの地方の童話も収録されていますので、興味がわきます。
0投稿日: 2016.09.08
powered by ブクログ童話集。それぞれの童話自体はそう長いものではないが、理解するのが大変。美しいものであるだろうことは分かるので、実感できるまで読み解きたい。後ろの方の解説が役に立つだろうか。
0投稿日: 2016.05.15
powered by ブクログ二人のハンターが実は食材として扱われている。実は、人間目線で読むと摩訶不思議な話だが、狩られる側の立場で言うとなかなか面白い。 手ぶらで帰れない二人は獲物を買って東京に帰る。
1投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログ宮沢賢治で一番好きな作品。 よく出来ている話だしタイトルもまた良い。この話を知っている人が大半なだけに似たような話は全て二番煎じなんだなと思う。
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ【注文の多い料理店は、普通のちょっと笑える物語】 特に深い中身はない。ただ単に楽しいだけの物語。 途中からどういうオチになっていくのかがわかる。なんとなく、有名な作者の作品を、さらっと読みたい人にはオススメ。
0投稿日: 2016.01.08
powered by ブクログこういう教科書に載ってそうな物語はたまに読むと面白い。何度も読んでストーリーは知っていても子供の頃感じた事とはまた全く異なる感想を抱く。
0投稿日: 2015.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宮沢賢治の文体、決して読みやすくはないです。現代語訳になっていても、登場人物がかなり濃い目の岩手の方言を話していたりするので、そのへんで躓いてしまう人もいるでしょう。 しかし、読みやすくはないながら読んでいて面白い本でもあります。30代も中盤になってくると、もはや宮沢賢治の作品を「童話」として読むのは厳しくなってきますが、作中の自然や風景の鮮やかさ、自然物と動物と人間とが同じ世界で話し合い混じり合う不思議な感覚、そして東北の厳しい自然の中で容易に人の隣に迫ってくる「死」の世界、そういったものが読み手を惹きつけるのだと思います。 誰しも名前ぐらいは聞いたことがあるであろう『注文の多い料理店』、実際に読んでみて「こんな話だったのか!」と驚く方も多いはず。自分自身、この本は10年以上前に読んだきりで久々に再読しましたが、中身をちゃんと思い出すまでしばらくかかりました。 この本に収録されている短編は、全部で19。短いものばかりですが、比類のない視点と文体で描かれる世界はいずれも美しく、時に悲しく語られています。教養としても娯楽としても日本人の感性の再確認としても、一読の価値はあるでしょう。 まったく余談ですが、この文庫の表紙の洋館は化け物の顔に見えますね。カバーデザインの妙にも拍手。
0投稿日: 2014.10.19
powered by ブクログ【本の内容】 これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません―生前唯一の童話集『注文の多い料理店』全編と、「雪渡り」「茨海小学校」「なめとこ山の熊」など、地方色の豊かな童話19編を収録。 賢治が愛してやまなかった“ドリームランドとしての日本岩手県”の闊達で果敢な住人たちとまとめて出会える一巻。 [ 目次 ] [ POP ] ざわざわ鳴るススキの中に、「西洋料理店・山猫軒」がありました。 都会から猟に来た二人の紳士が、入ってみると…表題作「注文の多い料理店」ほか13編収録。 これを読んだあなたは、世界を構成している基準が揺らぎ、自分と他者の間がきしんだ時の痛み、恐れを感じながら、魅力的な賢治ワールドを発見するでしょう。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.09.05
powered by ブクログ相変わらずの国語の教科書的な童話。 宮沢賢治の作品は、短編なんだけど、読んでいて時折全体的に帰一するのではないかと思ったりもする。 短編ておもしろいんだけど、ストーリーの数が多いから、内容をあまり思い出せなくなりがちだから、個人的には長編の作品のほうが好きだと、宮沢賢治の3つの作品を読んで改めて思った。 宮沢賢治の作品で、文の裏を読むことが私にはなかなかできなかった。
0投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログ【文章】 読み易い 【気付き】 ★★・・・ 【ハマり】 ★★★★・ 【共感度】 ★★・・・ ホラーのようでいて幻想的な風景が描かれた「ひかりの素足」と、 読了後に侘しさを感じてしまう「土神ときつね」が特に印象深かった。
0投稿日: 2014.05.24
powered by ブクログ20140505 読んだ気になっている本だったので今回読み直して見た。今の自分では童話として読むのは難しい。年相応に楽しめる本ということなのだろう。
0投稿日: 2014.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界の色々な短編作家が使ったネタとはいえ、表題作の出来がダントツで良い。岩手の方言は理解するのがなかなか難しいので、他のローカルもの童話は辛いかも。
0投稿日: 2014.04.05
powered by ブクログ宮沢賢治が生前に出版した唯一の童話集です。前書きにあるように自然の風景から取った魂の「すきとおったほうとうのたべもの」となることを願って書かれたものです。初版本の挿絵が物語の雰囲気をよく伝えています。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログ今でこそ宮沢賢治を知らない人もいないが、生前にはほとんど認知されることがなかった。この作品も、賢治は「イーハトヴ童話」としてシリーズ化の構想を持っていたようだが、売れることも注目されることもなかったために、これ1作しか刊行されていない。ここには、自然への圧倒的な共感と、その中に生かされていることの畏怖が、痛切な、時にはアイロニカルな響きで語られる物語群がある。人も動物も植物も等価だ。そして、夜の空には圧倒的なスケールで星が輝いている。後年の『銀河鉄道の夜』などにつながる賢治童話の最初の結実がこれだ。
0投稿日: 2013.09.26半沢直樹より面白い!
半沢直樹のテレビドラマを見た。池井戸潤のロスジェネの逆襲も読んだ。どちらも面白かった。 しかし、宮沢賢治の注文の多い料理店は、もっともっと面白い! 何回読んでも面白い。
1投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログ読んだ本は古くてなかったのでこちらでメモ。 確かに岩手の、あの少し涼しい澄んだ風のような印象はあったけれど、どれもファンタジーなのに妙に現実的で暗い部分を隠さない。ハッピーエンドきゃっきゃを求めてしまう私にはどうにも飲み込めず何かがくすぶったままとなってしまった。 もっと自身中身が成長出来てから読んだら感慨深いのかもしれない。ばーさんになってしまいそうだけど。
1投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログ綺麗な言葉の整列。これにつきると思う。 大学の授業で注文の多い料理店を扱うので他の短編も読んでみましたが、どれもリズム感があって透明感のあるものが多い。 私的に水仙月の四日が好き。世界観も好きだし、透明感のあるさらさらとした文章が好き。 宮沢賢治の作品って、どの作品もその世界観にすっと入っていける感じがする。
0投稿日: 2013.06.17
powered by ブクログ2013/05/17/Fri.〜11/03/Sun. (途中ブランクあり) ◆「序」の文章が大好き。 言葉が煌めいていて、何度も読み返したくなる。 ◆「ひかりの素足」「土神ときつね」「なめとこ山の熊」も悲しい結末だけれど好きだなあ。 ◆「注文の多い料理店」を読むのは学校の授業以来。なかなか怖いお話ではあるけど、久しぶりに読んでもやっぱり面白い。
0投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
料理店の注文といえば、客がお店にするもの。 お店が客にあれこれ注文するのは、頑固な店以外には考えられない。 ああ、ここも頑固なおいしいお店なのかなと思うと、期待を大きく裏切られる。
1投稿日: 2013.04.30
powered by ブクログとにかく序文が好きで、何度読んでも涙ぐんでしまう。 この短い文の中に神の慈愛そのものを感じて仕方ない。 作品で特に好きなのは「どんぐりと山猫」「ひかりの素足」「なめとこ山の熊」。その中でも特に「どんぐりと山猫」は、そこまで物語性のある作品ではないのに何故か心にダイレクトに訴えかけてくる。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教科書でも紹介されるほど有名なタイトルですが、一番印象に残るのは序文です。宮沢賢治はお話を『作った』とは考えず『もらってきた』と書きます。 それはとても美しいビロードの肌触りや透き通った水の美しさで、 賢治の世界そのままを表します。どうしても、あの序文を読んでもらいたいと思う文庫本です。
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ「雪渡り」・・・お酒に酔ったおじいさんが雪の団子やニセモノのおそばを食べるシーンがキツネの幻燈会でほのぼのとえがかれています。文恵さん
0投稿日: 2012.11.05
powered by ブクログ小学校の教科書に載っていて、ずーっと気になっているのが顔にぬるクリームの味。 イメージではさわやかな卵の味がする。マヨネーズのあっさりした感じ。気になるなぁ。
0投稿日: 2012.09.03
powered by ブクログ萩尾望都の『なのはな』を読んだ後で収録作『ひかりの素足』を読むと、あたたかな掌の中でぐっすりと眠れるような感覚におそわれる。とても心地よい。
1投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ賢治の童話には、いわゆる悪者はでてこない。欲もあまりないから、意見の対立というのも起こらない。だからドラマチックではないし話の筋だって簡単で、終りのほうはぷっつりとあっけない。 でもそれは賢治の詩とおなじように、感じたままあるがままを書いているという姿勢のあらわれみたいだ。だから「創作」って感じはしなくて、それこそ「心像スケッチ」と呼ぶにふさわしいのかもしれない。 風土愛がね、溢れとるね。 それから宗教的ともいえる自己犠牲の精神が、全編にわたって。 でも決して積極臭くはないし、道徳的でもない。 だけどその徳性が賢治そのものだったような気もする。 岩手行ったけど、観光じゃ味わえないね。 もっと一ヶ月くらい行って、岩手山をのぼったり林のなかに分け入ったりでもしなけりゃ。でもって賢治のように山のうえで星を見たり、野宿したり、ほいでもって金づちを片手に鉱石でも掘ったら素敵だろうね。
2投稿日: 2012.07.29
powered by ブクログまだ6/14話までだけれども、ひいき目に読んでもつまらないし、読点が多すぎるのは当時の書き方なのかなぁ。 118P迄来た所 オツベルと象、これは面白い。 後は残念ながら向いていなかったようだ。
0投稿日: 2012.07.20
powered by ブクログどーやったらこーゆー物語を思いつくのだろうか?本当に不思議だけど、とても純粋な物語の数々に心が洗われる作品集。 中にはちょっと怖いようなお話もあり、ドキッとしたりした。 自然に対する敬意が随所に感じられ、今読んでも新鮮で、こーゆー本は後世に残していかなければいけないな、と感じた。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ読みやすくて比較的簡単な話の多い童話集なんだけどもいかんせん胸にストンと落ちる話が多くてまた手に取ろうという感じではないかも
0投稿日: 2012.04.18
powered by ブクログ色使いの豊富さや、自然に対する知識の深さに圧倒されながら、エッサ、ホイサと読み進めました。 実は子どものころに宮沢賢治を読んだ記憶がなくて(単に覚えてないだけ)、表題作注文の多い料理店についてもほとんど内容は知りませんでした。 なんとなくその注文の多い料理店はほかに収録されている作品と毛並みが違うようにかんじました。周りから浮いているような。
0投稿日: 2012.04.09
powered by ブクログようやっと読み終わった。というのが素直な感想で。 宮沢賢治をけっこう読み倒していると思っていたけど、知らない話がぞろぞろぞろり。と。 鉱物が好きで、岩手が好きで、自然が好きで。 人も好きなんだけど、ちょっとうまく距離が取れなくって踏み込みすぎてはじかれたり、距離とりすぎて遠目で見ている感じとか。ファンタジーだったり、寓話っぽかったり。 いろんなエッセンスがつまりすぎてて、消化不良。何年後かにまた読んでみよう。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログ2012/03/20 高円寺アール座読書館にて。 プレステの名作ソフト「moon」に本作のオマージュがある。
0投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログ人間の欲深さ、傲慢さ、都合よく考える習慣を表現した短編作。 小学生の頃に読んだきりだったので、電子書籍化されたことをきっかけに読み直してみました。 ものの表現の仕方が面白く、短編なのに内容も深く、独特の世界観に引き込まれてしまいました。
1投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログ久しぶりに読んだらおぞましい話。 小さい頃はあっけらかんと読めたのに、状況を読めるようになったからかなぁ。 疑問を持ちながらも自ら納得して進んでしまうのは、現代社会を風刺しているようにも感じる。 ただの児童文学じゃないようなおぞましさがさすが宮沢賢治だと改めて思いました。
0投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。 ……ほんとうに、かしわばやしの青い夕方をひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。」(「序」より) 冒頭の序文で、もう、ノックアウト。 このひとの、感性のすごさに、ただただ、茫然として、気付いたら、いつの間にか、賢治の世界に立っている。 「どんぐりと山猫」、「注文の多い料理店」、「雪渡り」、等々、得も言われぬ大好きな作品ぞろいだけれど、Qがふるえるほど好きなのは、最後に収録された、「なめとこ山の熊」。 熊撃ちの小十郎が見た、母子の熊の、月明かりの下での語らい、大きな熊と交わした、ある約束、そして、最後の場面。「こころがふるえる」とは、たぶん、こんなことをさすのだと思う。 ちなみに、『注文の多い料理店』は、生前の宮沢賢治の、唯一、刊行された童話集。「なめとこ山の熊」の草稿は、ザラ紙に鉛筆で書かれていたという。 「……けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。」(「序」より)
1投稿日: 2011.11.30
powered by ブクログ以前から何となく話の概要は知っていたが、きちんと読んでみたかった一作。 旅人が徐々に真実に気付いていく姿は、童話のようでありながらもリアリティを感じさせ、さすが傑作といわれるだけあると思った。
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログ表題作注文の多い料理店は言わずと知れた名作です。 宮沢賢治はとにかく言葉の選び方が凄い上手いと思います。一つの情景を説明するのにも、沢山の表現方法がありますが、こんな方法もあったのか!と感心させられます。
0投稿日: 2011.10.27
powered by ブクログそらから青びかりがどくどくと野原に流れて来ました。 (土神ときつね) 文章というのは見た目は紙についたインクの染みの集合だし、実態も記号の組み合わせに過ぎないはずで、日本中に住むほとんど全員が取り扱えるツールなのに、 宮沢賢治の文章はたった一文でも誰が書いたか即わかる。 それってすごいことですね。 宮沢賢治ほどではないが村上春樹もそうかな。 森見が『ペンギン・ハイウェイ』というジュブナイルで実践した文体で、村上文体の主人公のメンタリティが小学校中学年の男の子だったことが明らかになりましたが、賢治のナイーブさはさらに浮き世離れしてて、読んでてクゥっと溜め息が出る。 あぁ久々に花巻に行きたい。東北の広々とした寂しさを味わいにいきたい。 (単純に野にも街にも人がいなくてスケールがでかいのに寂しくて寂しい)
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログ深い。 実はすごい恥ずかしいのだけど、俺は宮沢賢治の本を読んだことなくて、そもそも小さい頃から読書嫌いだったわけで全く手をつけていなかったのだけど、少し後悔。 不思議な世界観だったし、こんな話って想像もつかなかった。 もっともっと昔から今に残っている名作と言われるものにたくさん触れていかなくちゃ この本のレビューになってなくてごめんなさい
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログこれらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりませんーー生涯唯一の童話集『注文の多い料理店』全集と、「雪渡り」「茨海小学校」「なめとこ山の熊」など、地方色の豊かな童話19編を収録。賢治が愛してやまなかった"ドリームランドとしての日本岩手県"の、闊達で果敢な住人たちとまとめて出会える一巻。 「雪渡り」懐かしい。
0投稿日: 2011.07.16
powered by ブクログ小学校のころに、毎年恒例だった鑑賞会で舞台を見て以来、大好きな作品です。宮沢賢治の作品の中でも一番好き。
0投稿日: 2011.05.02
powered by ブクログ宮沢賢治の中で1番好きな作品。 小学生の時に国語の教科書に載っていて一番印象に残っていたので大人になって読んではまってしまった。 宮沢賢治の作品は読むとなぜか心が寂しくなる。(別に悪い意味で言っているわけではありません。)
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログ小学校のころ、こんな怖いおはなしを好きだと言ったら、おかしいと言われそうだなと思ってナイショにしてた。おとなになった今読んだら何を思うんだろか。
0投稿日: 2011.02.14
powered by ブクログ森で道に迷った猟師の2人は西洋料理店『山猫軒』という洋風の建物を見つける。 おなかの減っていたはすぐさまその門をくぐる。 そこには『ここは注文の多い料理店です。』と書かれていた。 この言葉の真意は何なんだろう? 私が昔から大好きな作品。
0投稿日: 2010.12.02
powered by ブクログ有名だけど読んでなかった本シリーズの第三段。 「注文の多い料理店」は、本当に有名なのに なぜか読んでなくて、読みたいと思いつつ時間がたってしまった。 これは名作だなあ。 こんな話だと思ってなかったので意外性にびっくり。 でもどの作品も発想が豊かでおもしろい。 児童文学ってやっぱりおもしろいなあ。 それにしても、宮沢賢治の文章ってこんなに美しかったんだ。 擬人化、擬音語を巧みに使って 平易な文章なのに、ここまで美しい文章を書けるのって やっぱり天才だなあと思った。 特に自然の描き方が美しい。 ふとした自然の表情を、とても詩人的な表現で 書き留めている。 こういう本を子供の時に読んでいたら もうちょっと感受性が強くなっていたかなあ。 子供のときに読んでなかったのは人生の最大の失敗かもな。。。
0投稿日: 2010.11.06
powered by ブクログ久しぶりに読んだ。漠然とストーリーは覚えていたけれど、改めて読むと、ああそういう話だったのかと思った。 2010/10/19
0投稿日: 2010.10.19
powered by ブクログ久しぶりにこういうの(童話っていうのかな)読んだ。懐かしかったなー。独特の怖さがたまりませんでした。
0投稿日: 2010.07.30
powered by ブクログわたしほんっっっとうに宮沢賢治ダメだな!!不思議すぎる!! 不思議って言うか、不思議ちゃんていうか…。 まだ注文の多い料理店は彼の中でも胃もたれしない類の小説なんだけど、そうなると今度はどこが面白いのか良く分からない。ただ「読んだ。」という事実だけが私に残る。ちっとも訳が分からない。 こういうわけのわからない話こそ、学生の頃教科書とかに載っていてほしかったけど、残念ながらその機会にも恵まれなかったので多分一生訳が分からないんだろうなあ、残念です。
1投稿日: 2010.03.17
