Reader Store
QED 百人一首の呪
QED 百人一首の呪
高田崇史/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

169件)
3.2
15
36
76
27
3
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の札がダイイングメッセージという、なんとも興味惹かれる事件。事件発生まではめちゃめちゃワクワクしながら読んだ。 しかし途中から百人一首の時代背景や編纂の謎についてがほとんどになる。 これがどう事件の解決につながるのか期待していたが、解決編含めちょっと自分には合わなかった。 歴史は比較的好きな方だと思っていたが、百人一首に関する説明や考察が長すぎて、ちはやふるを読んだ程度の知識ではまったくついていけなかった。 いやミステリーとして読んでたからバランスがね。 探偵役の百人一首に関する知識や解説を延々と聞かされてる気持ちになる。 それはそれで面白いんだけどね。

    0
    投稿日: 2025.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み出したら止まらない。単行本としては分厚い500ページもある本だ。嫌な予感がしてたが読み出したろ止まらない。ほとんど読破する。百人一首には隠された謎があるが本の趣旨で殺人事件は付け足しである。謎解きも無理からのようで推理小説でないとすれば謎解き小説とでも呼べばいいのだろうか。しかし、まあ、なんて言いましょうか、和歌の勉強にはなりました。

    0
    投稿日: 2025.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首コレクターの社長殺人の話だがメインは百人一首の謎解きのような感じになっている。ここまで選者が考えていたとしたら凄い。肝心の殺人事件の方は伏線はあるもののアッサリしている印象。 百人一首に詳しければもっと楽しめたと思うので知識を得てから再読したいものだ。

    2
    投稿日: 2025.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    以前からずっと、読みたくてしょうがなかったシリーズ。 この偏執的に知識過剰な雰囲気が、とにかく好きなのである。 京極夏彦の一連のシリーズしかり、高橋克彦の浮世絵シリーズしかり。 本職の研究者たちが日々研究していることを、エンターテインメントの小説の中で、自らの仮説を立て、検証し、素人には「これしかないのでは」という結論にまで持っていく。 読んでいてわくわくします。 今作では、百人一首のコレクターである人物が自宅で殺された事件というのが一応のミステリ部分になっていますが、7~8割ほどは百人一首自体の謎の解明に費やされています。 なぜ百人百首ではなく、百人一首と名付けられたのか。 その当時の著名な歌人が外されたり、さほどでもない人が選ばれたりしたのはなぜか。 なぜ代表作でもない凡庸な歌が選ばれた人がいるのか。 さらに、選者である藤原定家と、後鳥羽上皇との関係性について言及する。 没落貴族である定家がお家再興をするためには、卓越した和歌の才能を前面に出していくしかない。 当初は後鳥羽上皇とともに和歌を詠み、その解釈などを語り合ったはずなのだが、徐々に二人の間は離れていく。 後鳥羽上皇の口出しが定家には煩わしくなり、いうことを聞かない定家が上皇には煙たくなった。 その後承久の乱で敗れた後鳥羽上皇は、生涯を流刑地で送ることとなり、怨霊や祟りが日常茶飯だった平安人・定家が鎮魂のために行ったのが百人一首の選定ではなかったのか。 と、いう話。 百人一首の謎が解けて初めて、「ん?もしかして被害者も定家と同じことしたのでは?」となる。 そして、探偵役である桑原崇の本職が薬剤師であることも、今回は意味があった。 本当に博覧強記なのは作者なんだよ。くぅ~。 このシリーズ、どれもこのクオリティを維持できているんだとしたら、すごすぎる。 次巻を読むのが今から待ちきれない。

    1
    投稿日: 2025.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初高田崇史作品! 読み始めた頃に丁度「100分de名著」で百人一首が取り上げられている回の録画を見ており、機運に乗じて読むに至った。 百人一首コレクターの男性が亡くなるという事件が起き、その事件の解決をしながら百人一首の謎についても解き明かしていくという作品で、事件の解決はもちろん楽しめたが、百人一首というものに謎があり、それを調べている人が多く存在し、さらにその謎に一つの答えを出しているというのが感動した。 次回作も楽しみだ。

    4
    投稿日: 2025.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん、トリックが面白くない!ある登場人物は記憶力はいいけど物事の順番を把握するのが苦手でした見た時間間違ってました、はめちゃくちゃ面白くない。まあいわゆる安楽椅子探偵ものなんだけど、博覧強記の主人公、ってのはいいんだけどケレン味ばかり目につくわりに描写が甘くて人物に魅力が足りないね。百人一首の謎解きはなかなか興味深かったけど歌の解説はめんどくてまともに読んでない。しかしこれは一作目じゃないのか?なんかよくわからない妹の名前が出てきたり登場人物たちが知り合いだったりしてて前作があるように思えるんだが?でも一作目ぽいな。謎。

    1
    投稿日: 2024.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まず初めに、本書の圧倒的な百人一首の情報と著者の知識に感服致しました。 今まで、何気なく知っていた百人一首にこんな考え方があるのかと驚き、それをミステリーに落とし込んだ著者に拍手を。

    1
    投稿日: 2024.12.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第110回ビブリオバトルinいこま「おすすめの○○集」で紹介された本です。チャンプ本。 2024.4.28

    0
    投稿日: 2024.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人事件と百人一首の二つの謎に迫るミステリ。 とにかく百人一首の歴史や蘊蓄が面白く、こんな深いもんなんやと感心した。 そして謎を追った先にある一つの解釈は、もし作者がオリジナルで考えてたのであれば、めちゃくちゃ凄いと思う。普通にそれ単体で本が出版出来るレベルじゃなかろうか。 その壮大な謎とは裏腹に殺人事件の方は少し小粒に感じてしまった。 

    21
    投稿日: 2024.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の新説論と推理小説を無理やり合体させたような感じ。面白かったけれど、途中からこれは推理小説なのか?と思いながら読んでいた。

    1
    投稿日: 2024.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024年3月号の「本の雑誌」の特集、メフィスト賞を探検せよを読む。メフィスト賞?、ああ、森博嗣さんのデビューに箔をつけるため作られた賞だった。森さん以降の受賞作を見え、へ~、こんな作家、作品が受賞してたんだと、本作を本屋に注文する。 歴史ミステリーは久しぶり。百人一首についてのお勉強部分もサクサク読める。 読後、百人一首のパズル解明と殺人事件の謎解きはうっすらと繋がっているが、はっきり言えば別の話だなと思う。不思議と違和感はないかな。 百人一首の部分も事件の謎解きも、へ~。成程ねえ、そいういうことか、と思うことが多かったので、良い作品だと思う。 この文体は知っているなと感じた。誰に似ているんだろう。

    0
    投稿日: 2024.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高田崇史さんを初めて読みましたが、QEDー証明終わりーシリーズは、歴史の中でも、文化的な方面の謎を追っているようです。 百人一首コレクターの実業家が自宅豪邸で殺される。手には、百人一首の一枚の札があった。その後、犯人かと思われていた娘が殺される。 というところが事件。 百人一首の札が持つ意味から、百人一首そのものの秘密の解明に重点が置かれていきます。 ここに興味が持てないと、ミステリとはいえ忍耐が必要になるかもしれません。 百人一首には、暗号が隠されている。というような魅力的な話は、他の作家さんからも何冊か出版もされています。参考文献にも記載がありました。私は、都市伝説的に噂程度に知っているだけでしたので、小説の中の選歌の解説は面白く読みました。 歌の配列から、曼荼羅となり、結界となるところまで持っていき、QEDとは、なかなかでした。 確かに、歌を暗記しなさいねと言われていた頃から、あまりに似ていて覚えにくいなあとか、あまりに語呂が悪くてすぐ忘れるなあとか、感じる歌があったわ。選歌の根本が違ったんだろうね。 歌は、多少覚えていたけど、作者と結びつけて覚えていた事がないので、証明を全て理解できた訳ではありませんが、シリーズの他作品も読もうかなと思います。 殺人事件は、必要だったのかどうか、というところですが、話のきっかけですから。

    66
    投稿日: 2023.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2作目も流れるように聴き終わりました。初読みの作家様です。2作目に難しい歴史学術ミステリを選んだことを少し後悔するくらいには難しかったです。 百人一首( に関わらず歴史上の人物を調べるのが好きですが、今作では歌人の人生 )を調べたりしていたので、割とすんなり理解出来ました( それでも解釈では????となってました ) 絡んだ殺人事件を…というより、百人一首の謎を解いて( 解釈や説明 )メインでした。多分半分くらいはそうかな?と言うくらいよく出てきます。歴史が好きなので個人的には最高だったのですが、推理のと犯人のよく分からない動機にうんざりしました。あとトリックとかに何も関係ない…。 作業しながらだったので、たまに頭の中ごちゃごちゃになりましたが、1番好きな式子内親王様の歌を中心に展開していくのは、オタとしてとても興奮しました。

    0
    投稿日: 2023.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QEDシリーズの第一弾。自宅で殺害された企業のワンマンオーナーの犯行現場に残された百人一首はダイイングメッセージのようであり、百人一首に込められた藤原定家の意図を解明しながら事件の真相を探る歴史ミステリー。 百人一首に関する知識が圧倒的に不足しているので充分に楽しめたと言い難いものの、こういった雰囲気はとても好きなので続けて読んでみたい。

    0
    投稿日: 2023.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    約15年振りに再読。 序章の一字一句に覚えがなく、読んだはずなのにと不安になったけれど、本章が始まると「そうそうこの調子」と懐かしい気持ちで読了。 改めて、難解に思える謎を軽快に解くテンポの良い文章に時を忘れて読み耽りました。 電子書籍の超合本を買ったので残り16のお話も楽しみです。 また10年後くらいに新鮮な気持ちで読み返したい一冊。

    1
    投稿日: 2022.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高田氏の記念すべきデビュー作品であるとともにメフィスト賞受賞作。殺人事件がまだ現在の作品よりもテーマと関連づけられている、と思います。 
でもやっぱり、事件はおまけ程度であり(おおよその読者にとっても、主人公にとっても)、薀蓄をただ眺める形になる読者も多いのではないでしょうか。 
 ま、好きだからいいんですけどね。

    0
    投稿日: 2022.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自己満足では? 教養を求めるのはいいが、それが上手くはまっていればの話ではないだろうか。 京極夏彦とは違う。ペダンティズムに陥るというのはこういうことなのかなあ?

    0
    投稿日: 2022.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作品、どうして手に取ったのだろう??全く覚えていない・・・いや、そもそもが「百人一首」と言う素材に興味があったからなのは、自分の趣味嗜好として間違いないのだけど、読後、改めて確認すると、この作品は1998年(文庫発売としてでも2002年)、20年以上前の作品、しかも、シリーズ物ではないか!「百人一首の呪」と言うタイトルの前に「QED(証明終わり)」とあって、これ何だろうなあ?とは思っていたのだけど、それがシリーズタイトルだとは認識せずに読んでいたのだ。 通常の自分の行動パターンからすると、古い作品を急に読むのは、"気になっていたけど何となく読むタイミングを逸していた" か "作者の最近の作品が気に入り過去に遡る" で、その場合には、シリーズだと知っている上で、敢えて手を出してしまう、なのだ。が、今回は、シリーズと認識していなかった。と、すると。もう1つのパターンは" 誰か(書評家、ブクログユーザーさん、TV・雑誌・SNSの有名人)のお薦めやレビューを見て興味を持った" なのだが、その場合は、読書メモなどにメモるようにしている。しかし、今回はメモ忘れていたようで、どこから本棚登録に至り購入したのか不明、、、 と、まあ、本当にどうでも良いことをつらつら書き連ねてしまったが、要するに、何を考えているのかと言うと、シリーズの他の作品にまで手を出すかどうか、だ。大変失礼ながら、この作品が自分の中で非常に面白く、これがシリーズ化されているなら、他も読んでみよう!と思っていたなら、迷わず、古くても時間がかかっても読むのだけど、そこまでの "出会ってしまった感"が無いのだ。勿論、ミステリー自体も面白かったのだが、この作品だけについて言えば、ミステリーそのものの謎解きよりも、百人一首の謎解きがメインであったように思う。なので、例えば登場人物のキャラクター設定やストーリーの構成など、その他の要素にそこまでハマったかと言うと、、、と言うのが正直なところ。 さて、どうしたものか。まずは、ブクログユーザーさんのシリーズ他作品のレビューを拝見しながら、考えようか。何しろ、20年以上前にスタートしたシリーズ、既刊も多いようなので。

    1
    投稿日: 2022.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首コレクターである実業家男性が、自宅で惨殺された。 百人一首の札を一枚握って。 私が一番気になったのは、「壺で人を殺せるのか?」ということだったんだけど、その謎については最後まで解明されなかった。 というのも、最近、壺をもった男が小学校に侵入して教師、児童を襲うという事件が実際に発生した。壺は校内で割れていたそうだが、幸いに死者は出なかった。だから、壺で頭を殴って壺が割れるほどであっても、人は死なない、と私は思っていたのだ…。 余計な知識があるせいで、些末なところが気になってしまって、なんかもったいなかったな。 百人一首については、高校時代に古文の授業で勉強した程度なので、歌人の名前が、ずっとふりがなつけててほしいってくらい読めなかった。 似てる名前も多いし、歌人の名前や、関係性が頭に入ってこなくて困ったぁ…。 その分、現代の事件に関わる人の名前が単純でありがたかった(崇、奈々、里子とか。あだ名があるのもありがたい)。これで、現代の事件関係者も有栖川有栖みたいな名前だったら、途中で放棄していたかもしれない。 事件としては、あまり複雑ではない事件だったかな。 百人一首と家政婦のせいでめんどくさくなっていただけのような…。 事件解決はおまけで、百人一首の謎を解くというのがメインテーマの本だと思った。 私は最近、たくさん勉強できたはずの学生時代に全く勉強してこなかった反動なのか、知らないことをたくさん知りたい!という気持ちになっているので、百人一首の編纂経緯というか(崇の持論だが)、裏話みたいなのに触れて、好奇心を刺激された。 崇が百人一首について語りだすと止まらない姿から、高校時代の古文教師が、百人一首とか源氏物語について、すごく嬉しそうに語っていたことを思い出した。 当時の私にとっては、眠たい話だったけど、好きな人にとっては、語り尽くせないほど熱いものなんだよね。

    3
    投稿日: 2022.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首や、それらの意味深なところが好きな人にはとても面白い本なんだろう、、、、ミッシングリンクが見つかるようなワクワクを体験できた人には最高の小説なのでしょう。 私にはよく分からず、推理小説として楽しむ本ではないなー、という感じ。 そんで探偵としての桑原くんはよいけど、小松崎はガサツで馬鹿で要らんかった。

    0
    投稿日: 2022.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生の頃、百人一首を暗記させられたけど、同じようなフレーズがいくつも出てくるから覚えにくかったことを思い出した。なんでこんなに同じフレーズが出てくるのかなあと不思議だったけど、こういうことだったんだ。 これ、漫画化されている。たしかに百人一首の並びは解説は漫画のほうがわかりやすいと思う。 QEDシリーズのほかのも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2021.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    1998年。第9回。 再読。当時読んだような。確か感想は「!」が多いな。だったような。 百人一首に造詣の深いワンマン社長が殺された。百人一首、マニアックだ。白山通りの御殿に住んでいるが、子供たち秘書は何故かマンションを買い与え、そこにむりやり住まわせている。結界のためだったのだが。 探偵役も百人一首好き。マニアックな。 これシリーズ化されてるんだよな。

    0
    投稿日: 2021.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    この本は推理小説という形ではあるものの、実際には百人一首のパズル的解釈に殺人事件がオマケ程度に付随しているだけというのが正直なところ(これは解説にも同様のことが書いてある)。 ぶっちゃけペダントリーな部分も多く、これを逐一読んでいくのか、斜め読みで流すのか、どちらであっても本筋に大きな影響はない。 へぇなるほどなぁと思うところが人によってはあるかなという感じ。 好きな人には好き。合わない人には合わない。

    1
    投稿日: 2021.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QEDシリーズは、知識欲刺激剤です。 カンナシリーズも同じ刺激剤ですが、主人公の変人ぶりが好きなんです。 カクテルを作って、同じテーブルで話を聞いているように読み進めるのが、再読の楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズは初読み。殺人事件の謎と、百人一首の謎を絡めた意欲作だが、百人一首の謎解きに主眼が置かれており、小説としての出来は星三つ

    0
    投稿日: 2021.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の謎+殺人事件という、メフィスト賞受賞作。良くも悪くも、京極夏彦の影響を強く感じる。脳だの幽霊だの呪いだのも然り、本の分厚さも然り。メインの謎は百人一首、らしいのだが私の好みではなく、あまり興味は持てなかった。語られる情報量も多すぎて、流石に辛い。殺人の方のトリックは、盲点は突かれるもののどこかいまいち。しばらくこの作家に触れることはなさそうだ。

    0
    投稿日: 2021.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    百人一首の謎を解くと、殺人事件の犯人が見つかる。 すげぇ発想ですよね。 ついでに百人一首一覧が付いてきます。

    0
    投稿日: 2021.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    メインは百人一首を○○として読み解くというパズルで、殺人事件はオマケ的に扱われる。正直パズルの部分は読み飛ばしてしまった。縁なき衆生は度し難しと言うことで。

    0
    投稿日: 2021.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    高校時代これを読んで古典や民俗学の面白さに目覚めた。大好きな1冊。 変人祟さんと凡人奈々ちゃんの関係性、嘘をくしゃみで見破るという(一応科学的に説明出来る)記者などみな個性豊かでどこかにいるんじゃないかと思っています。 ダイイングメッセージの謎解きかと思いきや、百人一首の謎解きとなる曼荼羅は何回眺めてもにやにやできるつくり。大学の卒業論文のようです。

    0
    投稿日: 2021.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     大企業の社長・真榊大睦が、邸内の自室で殺された。  大の百人一首マニアである大睦の手には、ダイイングメッセージとも取れる一枚の百人一首札が握られていた。犯人と名乗る、娘の玉美であったが、彼女もまた死を遂げる。警察発表では自殺。  事件は解決したかに思われたが、発生後10ヶ月を経て、再び真犯人探しが始まる。  容疑者たちに、完全にアリバイが成立している中、薬剤師・桑原崇、通称「タタル」が事件解決に立ち上がる。  まとめてBOOK OFFにて購入した中の一冊。  特に意識して買ったやつではなかったので、何気なく読んでみた。  内容ははっきり言ってミステリー・・・・・・犯人探し、トリック暴きではありませんよ。これは。  この作品は、あくまでも、百人一首の謎を、著者が自論を展開している、言うなれば、小説という媒体を使った論文の発表である。  殺人事件の謎解きは、本当におまけなので、その筋を期待している方は、肩透かしをくらうでしょう。  ま、個人的に藤原定家と曼荼羅パズルは、そこそこ面白かったんですけどね。

    0
    投稿日: 2020.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書録「QED百人一首の呪」3 著者 高田崇史 出版 講談社文庫 p239より引用 “「いいか、呪というのは『言葉』のことだ。 まさかお前は、言葉も存在しない、とまでは 言わないだろうな」 「馬鹿を言うな。実際こうして使って話して るじゃねえか」 「それならば、同時に呪も存在する。言葉と 呪は同一のものだ。どちらも相手の脳に向け て発信される信号だからな。ウイルスのこと だよ」” 目次より抜粋引用 “うきよのたみに  ゆくすゑまでは  ものをこそおもへ  やどをたちいでて  たまそちりける”  博学な変人薬剤師とその後輩を主人公とし た、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。 第9回メフィスト賞受賞作。  年に一度だけ家族全員が集まる大邸宅、そ この家事を一人で受け持つ女性が一日の後始 末をしているその時、屋敷の主人が切迫した 声で人を呼んだ…。  上記の引用は、主人公・桑原崇と同級生で ジャーナリストの会話。 面白くも恐ろしくもある説ではないでしょう か。言葉の使い方一つで、相手に害を思うよ うに与えられるなんて、使う人の思うがまま にされてしまいそうです。世界中に自分の言 葉が伝わる世の中ですので、相手に対して害 を与えるような物言いには気を付けたいもの ですね。人を呪わば穴二つといいますし、自 分のためにも、使う言葉は選びたいものです。  百人一首の謎解きというのが、一つのジャ ンルとして存在しているそうです。巻末に参 考文献が紹介されているので、興味を持たれ たらそちらからあたると、より深く楽しめる のではないでしょうか。  巻末あたりに謎解きの答えの一部がついて いて、うっかり開いてしまいそうになりまし た。読まれる時は気を付けてください。 ーーーーー

    1
    投稿日: 2020.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    解説でも語られている通り、ミステリの本筋の事件と百人一首そのものの謎に関連性が希薄だと感じる。百人一首の謎の方も、そもそもの謎が壮大過ぎることもあるからか解釈論的な要素しか感じられず、また肝心の事件の謎解きも…なんといったらいいか、確かに証言の相違点はすぐ気づけるくらいに読者に対してフェアではあるんだけど、そういう特異な性質を持った登場人物が物語の肝だったりすると、恣意的過ぎて興ざめというか、平たく言ってしまえばいや都合良すぎでしょって。妙に冷めてみてしまったり。小説とか物語の創作は大抵が作者の都合なのだから当然といえば当然ということはわかっているんだけど。

    0
    投稿日: 2020.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     ひさしぶりの百人一首の謎モノ。楽しかった。  ミステリー仕立てになっているけど、実は、それはどうでも良かった。いや、物語構成としては、有りだと思う。ミステリーのカラクリや種明かしだけだと、なんとも普通の、どうでも良さそうな話なので(苦笑)。 かといって、百人一首の謎を解き明かす過程と、その解が、ミステリーの解明に寄与したのか、その関連性は、はなはだ希薄とも言える。  ので、これがミステリーとして面白いのかはさておき、ということになる。  とはいえ、百人一首の謎解きとして信憑性があるのかというものフィクション(ミステリー小説のネタ)としての扱いとなり、結局は中途半端な内容ではあるのだけど、百人一首ファンとしては楽しく読める。  著者の作品は源平の物語を扱った『源平の怨霊』が先であった。その作品とも相通じるように、日本は古来より怨霊(慰撫)信仰に篤かったということと、あらゆることが当時は「呪い」(あるいは”呪い除け“)の発想で成っていたという著者の揺るがない思いが一本の筋となって通っているので、良しとしよう。  改めて、過去に読んだ林直道氏の本や(本書の中でもたびたび触れられる)、織田正吉氏の著作(未読)、十次魔法陣説を唱えた太田明氏の本などを読み返してみたい。  本書の唱える「曼陀羅」説も出来上がりは実に美しいな、と思う。

    0
    投稿日: 2019.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首コレクターとして有名な会社社長が、自宅で殺された。 一枚の札を握りしめていたため、ダイイングメッセージではないかと捜査していく中で、藤原定家が百人一首に隠した謎が解明されていく。 色んな学者により、百人一首の謎は研究されてきた。 それぞれの時代の代表歌人の代表歌と思われているが、はっきり言ってなぜこの歌を?という歌もある。 そして、さらにもっと有名な歌人がいるにも関わらず、その人が選ばれていないことから、定家は百人一首に何を隠したのだろうと研究されている。 この本で述べられている結論はとても納得できるもので、かなり壮大なスケールのもの。 札を並べてみたくなった。

    0
    投稿日: 2019.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺された会社社長が握りしめていた百人一首の札。容疑者にすべてアリバイがあるその事件を解く、という分類としてはミステリです。でも、聞いていた通り、途中から長々と百人一首についての考察が続きます。もともと百人一首自体は好きなので、途中から殺人事件などすっかり忘れて百人一首の本を読んでいるように夢中になりました。作者が論文を発表する代わりに本のなかで発表したように感じます。事件の謎解きは、それに比べるとほとんど残らなかったのでミステリとしては…?。この後、シリーズ19冊あるけれど興味のある所だけ何冊か、かな。

    0
    投稿日: 2019.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の解釈には納得するところが多く良かったのだが、肝心の殺人事件の推理には何故?どうして?都合良くない?と全く納得できなかった。 五芒星も大雑把すぎるとガックリときてしまった。残念

    0
    投稿日: 2019.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    事件自体は物足りないけれど、百人一首の解釈というか、謎解きには圧倒される。それだけでも読む価値はある。

    0
    投稿日: 2018.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友達から勧められて。 百人一種の謎の考察とおまけで事件の解決 結構分厚いため読み始めるのにガッツがいります。 シリーズものでそれぞれ歴史的な謎に対する考察と現実の事件の解決となっています。 日光東照宮の話(何巻か忘れました)とか実際そうなのか確かめたくなります。 また主人公が薬剤師なのもお気に入りです。

    0
    投稿日: 2018.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の呪、という題名の通り、大部分が百人一首についての考察(?)に当てられている。正直あまり百人一首には興味がなかったためかもしれないが、読むのにとても時間がかかった。途中文字が滑りに滑ったのだけど…大まかな流れは理解できた。百人一首がこうもパズル性のある(と思しき)ものだとは知らなかったが、もっと詳しく知っていればより楽しめたのかなぁと…。ただこのシリーズ、大部分で主題の考察をするのならば、興味があるものに関してはとても楽しめると思う。あとはシリーズの途中から読んでも問題なければ、が気になるけど。

    0
    投稿日: 2018.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首コレクターの社長が自宅で殺された。そして、その手には一枚の札が握りしめられていた……。 登場人物全員にアリバイがあるという設定で、札の意味するダイイングメッセージと、アリバイ崩しものかなと思いながら読み進めていくと、百人一首についての考察が次々と紹介され、百人一首自体にそういった考え方があるのかと、ただただ感心しました。 肝心のミステリの方は、ある登場人物の設定にやや変化球的なものが感じられ、アリバイ崩しものとしてはどうかなといった印象でした。

    0
    投稿日: 2017.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QEDシリーズ-1。 薬剤師で歴史マニア?の祟が百人一首収集家の殺人事件の謎を解く。 自分で並べたくなってくる。 蔵書、電子書籍

    0
    投稿日: 2016.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人事件と真犯人を推理するミステリーだけど、その背景にまつわる歴史的な側面を味わえるという魅力がある。主人公の蘊蓄には感心するばかり。今まで知らなかった歴史の裏側を知ることが出来て、目からウロコが落ちる思いです。

    0
    投稿日: 2016.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。

    0
    投稿日: 2016.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歴史のトンデモ説が読みたいなと思って探していたときに、こちらの百人一首の謎のミステリー小説を見つけました。 これは、面白い!ミステリー部分より百人一首の解説のほうが多いかも(笑)でもうまく融合してると思います。

    0
    投稿日: 2016.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首カルタのコレクターとして有名な会社社長が撲殺される。その後、当初警察に犯人とみなされていた女性が首を吊って死亡。事件は終わったかに見えた。しかし…。百人一首カルタに秘められた暗号…それを解くことによって明かされる真相とは。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou28801.html

    0
    投稿日: 2016.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今更ながら一巻よんだ。 今に比べてやっぱシンプルな気がするが、キャラの感じは変わらなくてなによりだ。 百人一首と曼荼羅の部分は感覚でしかとらえてないけど、魔除けだったりそれが現実の事件につながっていく流れも変わらないのね。

    1
    投稿日: 2015.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メフィスト賞受賞作ということで読んでみました。 自分はあまり教養がないので、百人一首の部分は楽しめなかった。

    0
    投稿日: 2015.04.28
  • 謎に興味を持てるか

    登場人物(レギュラー)は魅力的なのだが、物語として読むと、あまり面白いとは言えない。 だが、各巻扱われている謎に興味を持てたら面白い。 知的好奇心をくすぐられるというか…。 このシリーズを読んで、百人一首を改めて読んだり、日光東照宮に行ったら、いつもとひと味違う楽しみが見つかると思う。

    0
    投稿日: 2015.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ”QED 百人一首の呪”高田崇史著 講談社文庫(2002/10発売) (1998/12発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:西澤保彦。) ・・・第9回メフィスト賞受賞作。百人一首のコレクターとして有名な会社社長が惨殺された。一枚の札を握りしめて。謎に挑むは博覧強記の薬剤師・桑原祟! ・・・改めて読んでみると百人一首の解釈以外の面でも”えっ!強引じゃね!”という部分も多くありましたが、話の勢いに力強さ・頼もしさを感じました。 変に当り障りのない話より多少、強引な話の方が私の好みに合ってるのだなぁー、と再確認させられました(笑) ・・・講談社のwebサイトで連載されていたコミック版が先月(2015/02)連載終了。 桑原がイケメンな顔になっているのは漫画家が女性だからかなー。

    0
    投稿日: 2015.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一応殺人事件が起こるのですが・・ 途中からそっちのけで百人一首の謎に釘付けです。 割と深い知識が出てくるのですが、百人一首が身近な物なのでどんどん読み進められます。 なぜこの百首なのか。 なぜ同じ言葉が多く出てくるのか。 なぜお正月にやるのか。 是非読んでみてください。

    0
    投稿日: 2015.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父の本棚から。いつもなら、タイトル見ただけで、読むのをやめるんだけど。 百人一首の解説については、申し訳ないけれど、小走り読み。 もう長年のシリーズものなので、続きは帰ってから読み進めます。 2014/8/4読了

    0
    投稿日: 2014.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    探偵役が縦横無尽に蘊蓄披露大爆発は嫌いじゃないほうだと思っていたけど、これはちょっと受け付けなかった。ワトスン役の驚き方もやけに棒っぽくて読み進めるのがしんどかったです。タイミングが合わなかったのだろうか。

    0
    投稿日: 2014.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。結構中身を忘れていたので「百人一首」にこんなにどろどろした背景があるなんて!と新鮮な気持ちで読んだ。過去に読んだ同シリーズの「六歌仙…」と同じく、事件の種明かしはあっさりしたものだが、雑学が面白いので満足。この雑学についてより突っ込んで書かれた本も読んでみたいと思った。 他の人も書いていたとおり、事件はあくまで雑学を展開するためのおまけに過ぎない。

    0
    投稿日: 2014.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首のくだりはすごいが、特にストーリーには関わらないような。また、不可能犯罪と思われていた部分も少しアンフェアな感じがした。

    0
    投稿日: 2014.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     百人一首と云われても、「崇徳院」くらいしか思いつかないのがこのわたし。瀬をはやみ…。  と、ここまで極端ではないにしても、たぶん誰もが触れたことはあるというのが百人一首。ちなみにうちの実家の百人一首の主な用途は坊主めくり。むすめふさほせなんてまるで関係の無い、平和的なゲーム。競技かるたの激しさとはまるで縁遠く、いまごろ納戸の奥で悠々と余生を送っていることでしょう。引っ張りだしてぺしぺししてやろうかしら。  なんて、そんな誰しも少しは思い出のある百人一首…を、メインのガジェットとして、殺人事件の謎まで解いてしまおうというのが本書。構成、というかやりかた、としては、むかしむかし友人に借りて読んだ西風隆介『神の系譜』シリーズに近い。まぁ簡単に云うと、日本文学史上にはちょっとどうにも載せられない眉唾トンデモ学説論文を、小説の形をとって世に送り出している系←どんなだ。 こういう歴史ミステリというのは、どうにもひとを惹きつけるものですね。  まったく世の中の誰にも相手にされない学説をライフワークにしている魑魅魍魎的学者先生諸賢は、みんな小説家になればそれなりに日の目を見るんじゃないの、とか考えるわけです(馬鹿にしてるわけではない←  誰かのことば。 「知らないから、楽しめない。そんなの勿体無いじゃないか?」  きっと知識欲の根幹にあるのは、このことばだと思う。そのわりにだれの言葉だか覚えちゃ居ないんだけど!  衒学小説ばっかり読んでいるのも、少しでも楽しめるものを増やしたいから。別にそんなにいろいろ詰まんないってわけじゃないんだけどね。  どちらかというと、ビタミンが足りないと身体が野菜を欲しがるのと、同じ反応。  まったく、いつまで経っても知識が不足しているのだ。

    0
    投稿日: 2014.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    曼荼羅って作者の発見なんでしょうか?大発見なのでは!?はやく学会に発表しないとε=ε=ε= ヘ( `Д´)ノ  事件?なにそれ^q^

    0
    投稿日: 2014.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メインが殺人事件より百人一首という、風変わりな作品。 トリック?もなるほどと思ったけど、判断に困る作品。

    0
    投稿日: 2014.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2014.3.17処分 メフィスト賞受賞作。 百人一首の専門書かと思うくらい、百人一首の解釈説明が延々続く。 大分飛ばし読みしたけれど、その結論は興味深かった。 ミステリーとしては、探偵役の桑原崇が薬剤師ということもあり、医学的な解決。 全体通してやはりメフィスト賞、という感じだった。

    0
    投稿日: 2014.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歴史と医学によって 殺人事件の犯人と百人一首の謎の 両方が明からになっていくのが おもしろい。 いろんな分野の知識を得られる。 高田さん、歴史好きなんだなあと ただただ感心です。 ここまで突き詰めるかと。 殺人事件に関してはシンプルですが 百人一首の謎解きは深くて 最後はすっきりします。

    0
    投稿日: 2014.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    推理小説です 百人一首に込められた藤原定家の仕掛けや、医学知識などをフル活用した謎解きが魅力でした。 トリックがすごい、というよりも、その副作用(?)でおこったさまざまな現象に対してどう説明していくかというのがおもしろい。 登場人物は、ほとんど個性というものを発揮するまでもなく、ほとんどを探偵役の解説が占めているので、解説書みたいになっちゃってます。 シリーズものなので、続きを期待したいです。妖怪とか幽霊とか伝承をメインテーマに据えてゆくみたいですね。 事件抜きにして、作者の百人一首の解釈はものすごく興味深いです。

    0
    投稿日: 2014.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とある大富豪が殺された。 容疑者は家族。 しかし、目撃証言などを組み合わせると、誰も被害者を殺せない。 そして被害者は百人一首マニアで、死ぬ間際に一枚の札を握り締めていた。 百人一首の謎と、推理小説の合わせ技な小説。 推理部分より、百人一首の謎の部分のほうがおもしろかったw うまく組み合わせていたけど、推理部分はだいぶ力技で解決していた。 百人一首はいろいろ謎があるみたいで、そっちのほうの本も今度読んでみたい。

    0
    投稿日: 2013.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首は好きで題材にした作品をいくつも読ませていただいてますが、そのなかでも切り口話の回し方ピカ一です。

    0
    投稿日: 2013.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミーハーではあるが・・・メフィスト賞受賞作ということで読みました。 歴史ミステリがそれほど目だっていなかったこともあり、手法は斬新だと確かに思いました。 ただ・・・私は百人一首に興味が無いのです。あひゃー>< なものですから、それなりに楽しめました、っていう感じ。 名探偵役は薬剤師さんで、この設定はおもしろいですね。 百人一首の配列の謎は初めて知りました。 その謎にも挑戦しているのですが、とてもパズル的。 そうなんですかぁ~ふーーん、という感じでして、驚愕!には至りませんでした。うぅ・・・無知さがバレバレ。あはは QEDシリーズ、自分に興味のある作品はすごく楽しく読めるんですけどねぇ。 本書はちょっと私には難し過ぎたようです^^;

    0
    投稿日: 2013.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     百人一首の謎と、百人一首コレクターの会社社長の殺人事件とを組み合わせた異色のミステリー。まあ、百人一首のうんちくのほうがおもしろかったし、殺人事件がすっかりと色あせてしまっていたのは否めない。どうにも登場人物のノリについていけずに戸惑うことが多かった。

    0
    投稿日: 2013.10.15
  • パズルのよう

    QEDシリーズ第一弾!第9回メフィスト賞受賞作品 百人一首好きはもちろんですが、パズル好きには妙に面白い。 実在人物がわからない時も辞書機能等使えばいいので、電子書籍向きな気がします。

    5
    投稿日: 2013.10.02
  • 良い

    百人一首を知らない人も楽しめる。歴史を楽しめる。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    会社社長・真榊大陸が殺された。 被害者は自分のコレクションである百人一首の札を握り締めていた。 関係者には皆アリバイがあり、唯一の容疑者も死んでしまう。 そんな中、警察の叔父を持つジャーナリストの小松崎は友人の薬剤師・桑原崇に相談を持ちかる。 被害者が残したメッセージとは?百人一首に潜む謎とは?? とにかく、長い、説明が。 文章としては決して読み難い感じではなく、文体はけっこう好みなのですが、如何せん長いです、説明が。 文庫が本編496ページ、内百人一首の解説(物語の要であることはあるのですが)が半分以上あるんでは??というくらい。 殺人事件が起きたと思ったら一気に百人一首の歴史・謎に関することが述べられ、一瞬殺人事件のことを忘れてしまいそうになります。 気付いたらタタル(主人公のあだ名)は百人一首の謎を自分なりに解き、事件の真相も暴いていました。 作者の高田崇史さんの驚くべき知識、分析には本っ当に感心致します。 百人一首に的を絞って読むならば、この本は素晴らしいと思います。 でもっ。 ミステリはもっとハラハラドキドキに集中して読みたい、現在の私は。

    0
    投稿日: 2013.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ワンマン経営をしていた男が殺された。 その手には百人一首の札。 それは一体、どういう意味のものなのか…。 殺された家と、百人一首にこだわる人間の隣にいる人…の 2視点での話となっています。 最後まで読んでみると、殺人事件に対してはシンプルな感じですが 百人一首の所が熱い熱い(笑) これは歴史か国語の話ですか? と聞きたくなるほど ぎっちりとした内容でした。 別段そこは適度に流して、殺人事件の所だけ きれいに読んで行っても…多分大丈夫かと。 ただ、ちょっとした知識にはなると思います。 事件の方も、とっかかりというか糸口の病名も そんなものがあるのか…という感じですし。 職業が職業なので、一応そこ入ってます! でした。

    0
    投稿日: 2013.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何年ぶりかに再読。改めて読んでみると殺人事件の方はそんなに複雑な話しじゃなく、ミステリー要素はいまいち。でも百人一首の謎等に関しては興味深い。

    0
    投稿日: 2013.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    未だ解明されていない謎に作家が挑む、という作品は、作家ならではの自由な発想が展開されるほど面白くなります。 本書で高田氏は、選者の藤原定家が百人一首に秘めた思いに、もとてもユニークで斬新な解を示して楽しませてくれました。 QEDシリーズをとおして、未だ謎に包まれている出来事に、どんな解を示してくれるのか、期待したいと思います。

    0
    投稿日: 2013.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜか百人一首って代表作じゃ無いようなものが多々入ってるんですよね、という話を、偶然2~3ヶ月前に見た記憶があって、いや、この小説における殺人事件の解決編からすれば、それは本当に2~3ヶ月前のことなの?今読んだ話に対して、しばらく前に見聞きした気がしてるだけじゃ無いの?ということでもありますが、残念ながらそれがどっちであっても関係ない。まさか、百人一首がそういうものだ(どういうものか、は、ネタバレなので書きません)とは思わなかったなあ(まあ、お話ですが)。しかも、事件解決とはやっぱり関係ない気もするし。 ということで、大胆にも「証明終了」をタイトルにした推理小説。このシリーズを読み始めることにしたのは、歴史の謎のほうに興味を惹かれてであって、現代側の事件ネタには、もとから興味を持たずに読んでましたので、逆に意外に良かったと言えましょう。今後ともシリーズを追っていく予定。

    0
    投稿日: 2013.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    僕は推理小説(ミステリ)が結構好きなんですが、ここ数年のお気に入りは綾辻行人です。本格的な謎解きができるものがいいですね。作者との知恵比べができるので。もちろん、大半は負けますが(笑)。 さて、そんな僕の趣味を知った人に先日「QEDシリーズの高田崇史とか、あるいは森博嗣も守備範囲?」と質問されたんです。ところがどっこい、二人とも全然守備範囲じゃありませんでした。江戸川乱歩とか横溝正史とかコナン・ドイルとかいわゆる古典作品ばかり読んでいて、現代作家は綾辻行人を除いては赤川次郎や宮部みゆきの作品の一部(っていうか、「火車」だけ・・)や胡桃沢耕史の「翔んでる警視」シリーズなんかしか読んできていなかったのです。 ということで、その人に触発されて、高田崇史と森博嗣の作品を一冊ずつ買ってきました。我ながら単純です。 QEDは「証明終わり」という意味らしく、数学の証明等で使うそうですが、僕は使った記憶がないです。大学数学では使うのかしらん。作者の高田崇史は薬学部出身ということで、探偵役の桑原崇も薬剤師という設定になっています。 この「百人一首の呪」はQEDシリーズの一作目に当たりますが、感想はイマイチです。はっきり言って、肝心の殺人事件の方は謎も何もあったもんじゃありません。ネタバレになりますので詳しくは書きませんが。非常に単純な事件で、ミステリとしては三流だと思います。 しかし、この作品のすごいところは、タイトルにもあるとおり、百人一首に関する部分なのです。被害者が百人一首の札を握り締めて絶命していたことから、ダイイングメッセージだと考えられたわけですが、警察はその意味がつかめず捜査は難航してしまう、というストーリーなんですが、桑原崇は百人一首に藤原定家が込めた意味を見出そうと努力し、定家の作ったもう一つの百人一首ともいえる「百人秀歌」との関係に着目しながら、一生懸命201枚の札を並べていくのです。。 百人一首は高校時代に全て暗記しましたが、駄作が多いと評されていることや百人秀歌の存在、定家と後鳥羽上皇との関係など、知らないことが多々あって、暗号としての百人一首の意義なども多少は面白かったんですが、これはミステリ上で扱う問題ではない気がします。 ということで、QEDシリーズの続きを読みたいなという思いはあまり強まらなかったのでした。ミステリばかり読んでるわけにもいきませんので、時間があったら他の作品も読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2013.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    少しネタバレ。 百人一首の配列の謎解きの部分が多く、読むのが難しかった。民俗学、歴史学的な視点は面白いけど。 ただ、それとミステリーを繋げて書かれているが、別に殺人事件と繋げる必然性が感じられなかった。特に、犯人を明かす辺りの証人の後付設定の一部が、「えー、ちょっと、それはないよ」と思ってしまった。

    0
    投稿日: 2013.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。蘊蓄がたまに長く感じられて途中すっ飛ばしたくなるが、百人一首の謎の解釈には、歌を詠み言葉に重きを置いていた時代ということもあって素直に頷けた。 事件の解決はおまけのような…。

    0
    投稿日: 2013.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーとしては、中途半端でいまいち。ま、百人一首と結びつけるのは難しいか(笑) 百人一首の話題を理解することは難解だろう。これ以上になると・・・ QEDの第一作目となりますが、本作から始めると後が続かなくなったりして(笑)

    0
    投稿日: 2013.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首配列自体には面白い部分もあったけど、殺人事件いらなくない?という感じ。トリックというトリックもない。 百人一首についての知識が深くないのでなんとも言えないが、配列の前提となる配置図の時点で恣意的に切ってる気がするし、歌の関連についても他に何通りもありそうな気がする。 百人一首の記憶喚起になったのと、平安ロマン?を感じられたのはよかったかなぁ…

    0
    投稿日: 2012.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作品事件はいらないんじゃないか? と思うくらい事件の謎解きと百人一首の謎はリンクしていない。 百人一首好きには堪らないかも知れないけど、純粋にミステリーとして読むには歌の解説が重たいし、百人一首の謎として読むには深堀されていない。 結論中途半端。

    0
    投稿日: 2012.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    謎解き部分が一番面白くない、ある意味稀有なミステリ。 名探偵コ○ンとかにありがちな、「わかるわけねーだろ」っていう後付けの設定がずらずら出てくる。 犯人は出てきたと思ったら被害者への憎しみを滔々と語るパターン。 そして、百人一首は殺人トリックとは特に関係ない。 というかそもそもトリック自体、ほとんどない。 百人一首の並べ方はよく知らなかったので、そっちの薀蓄はそれなりに面白かった。 つまり読み物としての魅力はあるが、ミステリとしては面白くない。 人物描写の奥行きは0。

    0
    投稿日: 2012.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    購入してから気がついたけど巻末に織り込みの図表が付いている。凝ってんな。 今までなんとなく敬遠していた本書、存外面白かった。 個人的趣味の問題だが、夏の終わりに相応しい王道ミステリを読みたい気持ちと、蘊蓄に溺れたい知識欲と、百人一首への突発的なマイブーム、全ての欲求にピタリと応えてくれた。 ただし解説にもある通り、本筋の殺人事件と百人一首問題は一切(と言い切って良い)関わりがない。見事な開き直り。何しろ主人公が事件の関係者と顔を合わせるのは物語も4分の3を過ぎる頃。(…そういえばこれ安楽椅子探偵だったのか。) あとはまあ、面白いことは面白いのだけど、百人一首について造詣が深まったかと言えば…そうでもないかなあ。作中で紹介されてるエピソードは有名なものばかりだし。 どちらかというと、曼陀羅についての知識が皆無だったので、そこもちょっと丁寧に!というのが本音。

    0
    投稿日: 2012.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メフィスト賞受賞者ってことで気になった作家さんに、初挑戦。 出身がメフィストなせいか、なんとなく森博嗣さんとダブる。 いや、何となくじゃなくてかなり。 主人公が変わり者なところが特に。 百人一首は嫌いじゃないけど、パズルにしちゃうとお手上げ。 そこがややこしくてダメだったけど、あとは全体的に好きな雰囲気。 でもこれ、最初にこんな「百人一首」なんて大きなテーマを持ってきちゃって、2作目以降をどうするんだか。 このシリーズでまたしばらく楽しめそう。

    0
    投稿日: 2012.08.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて……。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに。 第9回メフィスト賞受賞作

    0
    投稿日: 2012.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大変面白かったんですが、もう少し自分自身が百人一首覚えてたらなぁと もう少し、日本史に詳しかったらもっとのめり込めたんだろうなぁ。と。 後半はおいてけぼり感が否めなかった・・・。

    0
    投稿日: 2012.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QED(証明終わり)シリーズの第1弾は百人一首の謎です。 百人一首かるたのコレクターとして名を知られた会社社長が自宅で惨殺された。彼が死に際に握りしめた1枚の札は何を意味するのか? 捜査の行き止まりに焦燥を極める関係者たち。 しかし、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いた時、事件の思わぬ真相が浮かび上がり…。 百人一首に込められた定家の執念に戦慄すると共に、この目眩めく世界にもっと溺れてみたいと思いました。 第9回メフィスト賞受賞作。

    0
    投稿日: 2012.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜ定家は百人一首を撰んだのか。 なぜ、その一首なのか。 いろいろな説ある中で、 これも面白かった。 でも、その面白さが際立って ミステリ的な部分は印象が薄いなあ。

    0
    投稿日: 2012.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首の謎を緻密に解いていく過程、解き終わったときの爽快感が素晴らしい。 本格ミステリなので、人物造形とか犯人の動機とかの書き込みは少なく、あくまで謎解きに焦点を当てている。たぶん、その方がブレなくていい。 解説にもある通り、「なにしろタイトルが『QED』なのである」から。

    0
    投稿日: 2012.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかったけど、百人一首に対する描写が深すぎて、うーん、北村薫の「六の宮の姫君」をちょっと思い出すような、疲れる展開ヽ(;´ω`)ノ

    0
    投稿日: 2012.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで「何がよいのだ」と思っていた百人一首ですが、本書の中にあるように並べてみるとけっこう壮観なんですね。百人一首の謎解きは見事としか言いようがないですし、事件の謎解きも反則気味ではありますがおもしろい。ただ犯人の人物造型が妙に浅かったなあ。

    0
    投稿日: 2012.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    内容(「BOOK」データベースより) 百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が 自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。 関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。 だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、 戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。 ************ 推理トリックそっちのけで百人一首の謎に食いついてしまった! 面白かったし奈々ちゃんが好ましいのでQEDシリーズ読み進めようと思います。

    0
    投稿日: 2012.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    分類としてはミステリになるのだろうけれど、タタルさんの蘊蓄の前では事件の謎そのものが霞んでしまうような…。百人一首の印象が強烈過ぎて、犯人の動機や犯行のトリック云々などは、あまり印象に残りませんでした。 けれど、ほぼメインとなっているであろう百人一首の解釈は、それなりに楽しめたように思います。歌と歌との繋がりに於いては、少し強引過ぎるような気もしましたが、曼陀羅が出来上がっていく過程には面白みを感じました。

    0
    投稿日: 2012.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ1作目。殺人事件よりも百人一首の謎に迫る歴史ミステリーの方が面白い。歴史に関する情報量も多く、見事の一言。

    0
    投稿日: 2012.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    見事の一言。本書で展開される百人一首に秘められた謎の仮説を知るためだけでも、この本を読む価値はある。

    0
    投稿日: 2012.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズ、ほぼサブタイトルに関する薀蓄でできてます。殺人事はおまけみたいなもの。日本古来の伝承、風習などが好きだったら、新たな解釈として楽しめるかもしれません。

    0
    投稿日: 2011.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ一作目。正直、ハテナな展開やキャラの薄さなど気になるところはあったけど、百人一首という目の付け所とその解明編はかなり興味深かったので一気に読んでしまった。発想力の勝利。しかし同じ蘊蓄ミステリならやっぱり京極夏彦が思い浮かんでしまって、やっぱり氏はすごいんだなと思ってしまったり…。西澤保彦(+森博嗣)の名解説で評価一個上がったけどw

    0
    投稿日: 2011.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QEDシリーズ1作目。 本来の殺人事件の謎解きとしては、ちょっと物足りない。キャラもよくありがちな、偏屈主人公と、彼に振り回される天然系女性助手。正直、あんまり好きな組み合わせでもないのだけれど、、、まぁ、百人一首の謎の解き明かしについては事件に関係なく興味深かったので、面白く読めた。シリーズモノだし、伝奇系ミステリには目がないので、しばらくは読み続けてみようかな。

    0
    投稿日: 2011.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずいぶん昔に読んだので、内容をほとんど覚えていないのだけど、 確か読み終わった後に「う~ん、イマイチだったなあ…」と、思った印象がある。 でもちゃんと読み切れてなかったのかもしれないから、 近いうち再読してみよっと。

    0
    投稿日: 2011.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    QEDシリーズの第1巻。薬剤師 桑原崇が友人のジャーナリスト小松崎良平から持ち込まれた事件を民俗学の知識と薬学の知識をつかい解明していく。

    0
    投稿日: 2011.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人事件の部分はともかく作中の百人一首曼荼羅の妥当性が気になるところ。解説にもあったが殺人事件と百人一首の考察はどちらもちょうどいい比重で交じり合っていて面白いとは思う。しかしその分登場人物がただの駒になってしまっていて、主人公以下人物の人間性などの描写に物足りなさを感じる。

    0
    投稿日: 2011.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一言で言うと・・・「読みやすい京極夏彦?」スイマセン、個人的意見です。コレでもかというくらいウンチクが語られていて、ふむふむと興味深く読ませていただきました。キャラにはアクがあるけど、それがどうなっていくのかは、シリーズを読むと理解できるのかもしれませんね。1作読んだだけでは「実際いたら面倒な人たちだな(笑)」という感想でした。シリーズタイトルを見ると、割と伝奇系のネタが多そうなので、夜中にじっくり読みたい感じ。

    0
    投稿日: 2011.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて...。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。

    0
    投稿日: 2011.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリ、として読むからいけないんですよ。 QEDは、タタルさんと奈々ちゃんの牛よりも亀よりも歩みの遅い恋愛物語として読みましょう!(笑) でも百人一首曼陀羅は素直に素晴らしいと思います。学校で習いたかった。←無理無理

    0
    投稿日: 2011.05.12