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皇帝の密使(下)
皇帝の密使(下)
ジュール・ヴェルヌ、江口清/グーテンベルク21
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総合評価

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  • ユーラシアの大冒険活劇、大団円!

    まさにページをめくる手がとまらないという感じで一気に読了。 読んでいてフランス人の書いたものだということをしばしば忘れてしまうほど、ロシア的魂を感じさせる物語だったと思う。プーシキンの『大尉の娘』とテイストが似ているような気がした。もちろんどっちもおもしろい。 シベリア・ユーラシアの草原地帯に対しては、アジアとヨーロッパの間にまたがる巨大で不思議な「中間地帯」というイメージがある。貧しいようで肥沃でもあり、昏いようで開放的でもあり、不動でもありダイナミックでもある、そういう場所。アジアとヨーロッパを往来する際には不気味な障壁のようにさえ感じられるのだが、それゆえにまた妙に惹きつけられるものがある。

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    投稿日: 2014.05.30