
総合評価
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powered by ブクログ人生の最後まで撮影しようとするものなんだぁと、素朴に思った。そういう方が最後に行った言葉、役者として本望だろうな。さらっとは読めたが、入り込めなかった。
2投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログ父親と息子二人、わかれた妻、息子の婚約者がそれぞれ自分を演じる映画。 簡単な台本があるだけの半分ドキュメンタリーのような撮影現場のお話し。
0投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
演技であり真実であり、フィクションでありノンフィクション。 ちょっとした表情、空気、間、仕草、そういう細かい表現をわかるようになりたいし、そういう細かな表現で感じ方や印象を変えられるってすごいと思った。
0投稿日: 2021.02.20
powered by ブクログ一本の映画を観終えたような、昔ながらのホームドラマを見守ったような読後感だった。お芝居ものはすきな筈だけれど、入り込めなかった。視点がころころ変わることも若干の落ち着かなさを感じてしまった。
0投稿日: 2018.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 おそらく、これが父の最後の映画。きっと家族で過ごす、最後の時間。俳優たちの台詞は演技か、真実か。――日本映画界を支えてきた名優・笠松市朗は、ろくでなしだった。そのせいで、家族は崩壊した。その笠松の最後の撮影がはじまった。共演者は別れた妻と息子、後妻の息子と彼の恋人、みな、かつて笠松が愛した家族だった。ひとつ屋根の下、それぞれが役者としての矜持を胸に秘め、父でもある笠松とカメラの前に立つ。彼らは「家族を演じる」ことで、再び家族に戻れるのか。虚と実の交錯する物語の幕が開く。連続TVドラマ「東京バンドワゴン―下町大家族物語」の原作者が描く、もうひとつの家族小説。 【感想】
0投稿日: 2017.08.18
powered by ブクログ離れて暮らしていた名優一家が父が残された時間を映画に撮ることを目的にかつてともに暮らした古い家に集まる。 撮影と現実が交錯する日々のお話。 たんたんと…
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログ読み始めたとき、いったい何の話なのか、わかりませんでした。家族の話だったんですね。もっと分かりやすく小説にすることもできたのでしょうが、こういう風にまとめたということでしょうか。
0投稿日: 2016.06.12
powered by ブクログ不思議な設定で、入り込めないまま読みきってしまった。そろそろ落ち着いて大作に挑戦してほしいなーと、1ファンとしては思いました。 2011/1/22読了
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログなんか不思議な展開でしたが、読み終わった時に、こういう映画の撮り方もあるんだろうな~ってちょいと思いました。 すべての登場人物がなんだか、すごい役者なんだろうな~って思いました。ほんとに映画化されるといいのになって思いました。
0投稿日: 2014.02.12まるで、ドラマを見ているよう・・・
まるで、本当にドラマを見ているようでした。 不思議な世界観にアッというまに引き込まれ、小路ワールド炸裂です。 爆弾を抱えた俳優5人が繰りなす現実と芝居・・・大変、美しいお話でした。
2投稿日: 2013.10.04
powered by ブクログ名優の最後の演技を、バラバラだった家族(全員俳優)を集めて、家族の映画を撮っている設定で進む。 卜書しかない台本に沿って、演技とも素ともつかない、演者の力量で(シャシンとして)コントロールされながら進む。 これって業というのかも。ドキュメンタリー的な撮影なのに、登場人物達は、俳優としての計算を捨てられないんだもの。 それにしても、作中の爆弾ってのが、このまんまじゃゴシップ映画だなあって感じ。まぁ祐くんが制作に関わっているなら大丈夫なんでしょ。と思うくらいにはこの家族に惹かれたけど。
0投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログ家族全員が俳優…そこに繰り広げられる日常というのは、演技なのか、それとも素のものなのか…。家族五人の演技と素の駆け引きがスリリング。
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ高知大学OPAC⇒http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784569792224
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ〈内容〉父の最後の映画。家族で過ごす、最後の時間。彼らの台詞は真実か、演技か。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。
0投稿日: 2012.09.28
powered by ブクログ俳優一家の家族ごっこをおさめた映画。 長い月日と別の人生を歩んだからこそ語れる それぞれの秘密。 小路さんらしい温かい家族愛
0投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ意表を突いた設定。いやー、ドキドキしましたね~!ラストは、あっさりした感じでしたが、余韻が残ります♪睦子さん、サイコーです♡
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログ俳優たちが、昔住んでいた家に集まり家族として演技する話。ややこしい設定で戸惑った。偉大な俳優だった父が死を間近にしたために取られた映画といいう設定。 言葉が一つの文の中で言い直される文が多いのも気になる。まどろっこしい。
0投稿日: 2012.03.25
powered by ブクログ小津安二郎的な世界観…でしょうか? 随所には"らしさ"もあるのですが、全体的なイメージはセピアカラーです 好みの分かれる作品…かな?
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全員が役者という設定は面白いんだけれど、映画を撮るという設定は要らなかったかな。監督やスタッフが一人も出てこないのがかえって不自然だし。 書いている最中は小津安二郎なんかの映画が頭にあったように想像するのは容易だし、おそらくそうなんだろう。 それだけにかえって撮影というのは余分だった気がする。 カットもシナリオもなく、固定カメラでひたすら撮っているという方が自然で面白かったかな。 物語自身はすいすい読み進められたけど、設定にひっかかりを感じたまま読んだので、スッキリ感はなかった。
0投稿日: 2012.01.13
powered by ブクログ映画界の重鎮となった老優と元妻 腹違いの息子たちとその婚約者 彼らが老優が昔住んでいた家に集まり暮らし それを映画として撮影する。 皆が役者なので、久々の、または初めての家族の暮らしを 演じつつ客観的に眺めつつでも、家族の視線を紡いでゆく。 とても不思議な世界。 完成した映画を見たいし それを見た人たちや この家族の表情が見たくなった。 【図書館・初読・9/1読了】
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログたぶん、私は、語りが次々に代わる形式の物語が苦手なのかもしれない。 素と演技を分析したりする、そういう語り口があまり好きでなかった。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログ銀幕の大スターで年老いた父、同じ時代に活躍し幻の大女優と言わしめた母、その子供にあたる異母兄弟と弟嫁、そして登場人物の5人皆が時代は違えど世に知れた名俳優、所以あって今はバラバラの三人と二人の縁者が集まり家族の映画を撮る。家族が家族を演じる物語は家族以上の絆を愛おしいほどに伝えてくれました。著者:小路幸也氏の作品の多くは家族の絆がテーマですが、また一味違った人間の絆を読ませていただきました。俳優の真骨頂と俳優の性の両方が登場人物の心理と共に仔細に描かれ主人公たちの俳優魂を垣間見るものでした。 読後感=演じることが真実の俳優魂に感服・・・・
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログ+++ ろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。 +++ 映画なのである。物語を通していつもカメラが回っているわけではないが、久しぶりに集まった家族――のようなもの――の普段の暮らしをそのまま撮っているのである。それでもこれは単なる記録映画ではない。そんな味気ないものではないのである。監督から唯一要求された「それぞれが爆弾を持つこと――投下するかしないかは別として」という課題を抱え、それぞれが家族の中での自分の役割を果たすべく演技をしているのである。どれほど自然に見えたとしても、カメラが回っている限りそれは演技なのだ。なぜなら彼らは俳優だから。そして、演技だからこそ滲み出てくる本音も本質もそこにはあって、家族――のようなもの――でありながらだんだんと家族になっていく様子がカメラに収められていくのである。俳優でもなんでもない普通の家族も実は同じように作られていくのではないかと、ふと思わされる。意識するしないに関わらず家族のなかの自分の立場という演技をするうちに自ずと家族になっていくのではないだろうか。不思議な設定だが、心温まるひとときを過ごせる一冊である。
0投稿日: 2011.08.05
powered by ブクログ破天荒な役者人生を送ってきた父の最期の映画を、全員が役者という家族が、昔住んでいた家で一緒に暮らして、家族映画を撮るというお話。それぞれが何か爆弾を持ちながら、演技と素を織り交ぜて生活する中で家族のカタチというものを考えるものでした。交代で語っていく形式で、優しい物語の中でもダレることなく先が早く読みたくなるような本でした!読み終わったあとの余韻が好きです。
0投稿日: 2011.05.26
powered by ブクログ面白かった。実際に映画を見てみたい!こんな小説の方式があるのかー。とってもステキな家族。女優さんたちって普段もそんな感じなのかな?11.04読了。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログ名優の最後の映画の為に、その家族として側にいたかもしれない俳優達が自分自身という役を当てられて、一つの家族として過ごした映画の物語。頑張って一文でまとめようとしたけど、ややこしくてしょうがないです。でもこの人生の苦難を乗り越えた先にある温かくて静かな雰囲気がすごく好き。最後の別れのシーンの余韻も素晴らしいです。僕にとってはここ最近の小路さんの作品で一番です。
0投稿日: 2011.04.20
powered by ブクログ一人の男の人を真ん中に広がる家族。 血縁や婚姻関係。それぞれに繋がる家族が一つの家族を演じるなかで、新しい家族の姿が見える。 映画を見ているような小説でした。
0投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ名優と世間に呼ばれた老優が人生の最後に選んだ作品はかって家族であった。 役者たちとのドキュメンタリーでもフィクションでもない不思議な家族の物語。古い日本家屋を舞台に淡々と繰り広げられるドラマはまるでモノクロームの古い日本映画を見てるような気分でした。 演技なのか素なのか?それぞれの登場人物がもつ静かな爆弾が物語により深みを与えてくれています。 小路さんならではなあったかな目線が優しい感動をくれる。 笠松市朗のキャラクターがなぜか「バンドワゴン」の我南人とだぶってみえました。装丁も素敵でしたが偶数シーンの英語タイトルは「What a wonderful world」をはじめ「I'm so glad I'm standing here today」「We're all alone」「Desperado」とすべてが往年の名曲タイトルなのがお洒落で読みながら頭の中でメロディーが流れてました。
0投稿日: 2011.02.08
powered by ブクログ小路幸也さんが書く家族の関係が好きです。東京バンドワゴンはお父さんがロックミュージシャンという有名人で、他の家族は個性的ではありますが一般人です。この本は全員が一流実力派俳優という設定です。家族関係の映画撮影という特殊な環境下で、演技と素の間を揺れ動きながら家族に対する思い、自分自身が素直になることをとおして、愛情を確認する。良い話です。完全な家庭環境であったとはいえなくとも、家族という関係を築くことが出きるんですね。なんだか、元気が出てきます。不思議ですけど。
0投稿日: 2011.01.12
powered by ブクログ日本が誇る名優・笠松市朗が、その残り少ない人生をフィルムに収めるべくやってきた古い日本家屋。 そこはかつて彼が愛する家族と暮らした家だった。 笠松の前妻だった女優・園田睦子、その息子の俳優・園田準一、二番目の妻との間に生まれた俳優・岡本裕、その恋人の女優・二品真里。 彼らが過ごす限られた日々の中、見えてきたもの、想い。 映画監督・紺田が撮る「ラプソディ・イン・ラブ」は、どういった作品に仕上がるのだろうか・・・。 なんだか恩田陸さんが書きそうな話ー。 小路さんがこういうの書くなんて意外だなぁ。 ひとつ屋根の下、複雑な人間関係が展開されていくのは「バンドワゴン」シリーズでもおなじみの設定。 なので安定した書きっぷりでしたね。 ただ笠松と睦子の過去とかの辺りはもうちょっと詳しく書いてほしかったな。 全体的によくできてる話なんだけれど、のめり込むストーリーではなく、それこそ映画を見ているような距離感を感じた一冊でした。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログ死を間近に控えた名優、若くして女優を引退してその後離婚した元妻、父を恨みながらも同じ道に進んだ息子、名優に憧れて同じ道に進んだ後妻の息子とその婚約者という5人が絡む様子を映画として撮影するために集まった。まさに小路らしい一冊です。最後がちょっと端折りすぎて物足りないのは残念。もうちょっとつっこんで書いて欲しかった。
0投稿日: 2010.12.27
powered by ブクログうーん…映画を撮る設定にしなければならなかった話なのかなぁ。バンドワゴンのような大家族ものでは描けなかった何かがあったような気もしないけどなぁ。それに睦子さんと真理さんの爆弾が似通っててつまらなかった。女性の爆弾ってそんなもんなんでしょうかねぇ。
0投稿日: 2010.12.21
powered by ブクログ日本映画界の至宝とも呼ばれ、国際的にも名声の高い老俳優・笠松市朗が自身最後の出演作を撮りたいと言う、それも自分の元家族を集めた家族劇を。そして、そのタイトルは「ラプソディー・イン・ブルー」。フィクションながら、現在進行形で作られていく映画と言う設定の物語を、メイキング・ドラマのような手法で小説化した内容。冒頭に掲げられた、映画宣伝用ちらしに掲載された監督の言葉から始まり、まさに映画のシーン割を模した順番で、登場人物たちの台本に各々の内面の言葉が被せられる形式でストーリーが進められていく。特異なのは出演者たち。元妻の名女優と実の息子の中堅俳優、若手俳優で腹違いのその弟など、実の元家族なのだ。監督、カメラマンなどスタッフは一切登場せず。そして、監督からの出演者たちへの唯一の指示は、心の中に爆弾(秘密)を抱えて撮影に来ることだった。 老練な俳優も、天性の勘を生かそうとする若手俳優も、ドキュメントとともフィクションともつかぬこの映画の中で、相手のセリフ回しや仕草ひとつに意味を見出し、俳優としての駆け引きに真剣勝負をかけていく。名うての遊び人として多くの浮名を流してきた笠松一郎への元妻、そして捨てられた息子達の愛憎が演技にどう反映するのか? また、心に抱え込んでいる爆弾を誰がいつどこで投下するかが、この心理劇の見どころ。
0投稿日: 2010.12.17
powered by ブクログ丁寧に描けていた気がします。わりとよくあるアイデアだけど視点に無理がなくて話に入っていけた。 アイデア一発って言ったらそれまでだけどな。
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログ号泣!とか 感動!!とか これと言った派手さはなく 淡々としんしんと綴られた家族のお話。 夏のお話デスけど 冬の夜に読むのに良さゲな一冊。
0投稿日: 2010.12.13
powered by ブクログ家族がみんな俳優・女優という設定。 恩田陸さんのある小説を彷彿とさせる雰囲気だが、不穏さはなく、安心して読める。
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」——監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。
0投稿日: 2010.11.30
powered by ブクログ人は、俳優でなくても、家族に嘘もつくし、演技もする、素の感情も隠したりもする、それは、きっと特別なことではないと思う。特別なのは、映画を撮るということをきっかけに、家族として一緒に過ごす時間を作れたこと。あえて作った家族だけの時間が、とてもかけがえのない時間になって優しく流れているような感覚だった。 家族にはいろんなあり方があるように思う。
0投稿日: 2010.11.29
powered by ブクログろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。
0投稿日: 2010.11.23
powered by ブクログカメラが家族を撮る。 名優と言われた男と、その家族を。 演技のようで演技ではない、「十数年ぶりにかつての家で暮らす家族」の絵を撮っていく。それぞれが持っている「爆弾」とその出方が面白かった。 演じる事を仕事にしているひとたちってすごいんだな…。 「立ち止まったままの固まった姿勢からふいに力を抜き、今まさに歩いてきた空気を漂わせて、動く。」 「これは、演技をしているときの感覚だ。真夏に真冬の演技をするときに、汗さえも止めなきゃならない俳優の感覚。」
0投稿日: 2010.11.15
powered by ブクログ堪能しました。 昔から、「演じる」と言うことが主題の小説や漫画が大好きで、「ガラスの仮面」や「明日の王様」から「シアター」まで、何度も読み返しています。小路さんの小説ですから、楽しみにしていました。 期待以上、★6個付けたい位です。演じる人間ばかりのバラバラだった家族が、最後に〝家族〟の映画を撮る。それぞれに、〝爆弾〟を持って。 直前に、本多孝好さんの「at home」を読んだばかりだった事もあって、繋がることの色々な形を考えました。
0投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログ様々な形で家族の繫がりをテーマに描いていることが多いような著者ですが、この作品がとりあえずマイベスト!かも。 作中に漂う小津安二郎作品のような空気感とか大好き。 往年の名優、笠松市郎。 かつての妻で幻の大女優とされる四ノ宮睦子。 二人の息子で俳優の園田準一。 母違いで準一と親子程に年の違う次男で若手俳優の岡本裕。 裕の婚約者で新進の女優のニ品真里。 かつて市郎、睦子、準一が家族として暮らしていた家に1週間の間集い、その日常を映画に、市郎の遺作としてフィルムに納めるという企画にのった5人の、演技とも素ともつかない駆け引きのお話。 作中、準一が子供の頃、ご飯に牛乳をかけて食べていたということで皆で試すんですが、最近観たドラマでは野菜スティックに牛乳かけて食べてた。。。
1投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログかつての夫と妻、その息子たちが以前住んでいた家で次男の婚約者も含めて数週間一緒に暮らし、その日常を映画にする・・・??夫は女性遍歴の絶えないことから、長男の母はその妻であるものの、次男の母はまた別の女性だしその妻とも別れ、それぞれの妻も再婚している。実は、この5人はかなりの役者さんたちであるらしく、その「映画」にもしっかりと台詞が与えられているところがこの作品のポイントかな。もちろんアドリブもあるし、集合以前にそれぞれが会話の中に投げ込む「爆弾」を用意すること、という指定も。映画の意味合いとしては、年老いた夫の最後の作品を、という監督の気持ちかららしい。カメラが回っていても、回ってなくても、お互いの表情や所作に気を配り、自分の役割を演じてしまう役者の習い性が面白かった。演劇モノが読むとなおさら面白いんじゃないかな。でもね・・・この映画、私だったら観たいかなぁ。編集次第ではうん、かなり興味深い作品になるだろうけど。それにしても小路さんという人はいろんな引き出しをお持ちの方なんですね。(*^_^*)
0投稿日: 2010.11.05
powered by ブクログそれぞれの人生を経て、最後の瞬間「家族」となった家族の話。 衝撃のエピソードはあるものの、大袈裟な起伏のないまま 穏やかに日常を綴って終わった。 読後感も含めて、読んでいて気持ちが良かった。
0投稿日: 2010.10.27
powered by ブクログまたもや「家族の物語」です。 だけど、決して『東京バンドワゴン』のようにシリーズにはならないのだろう。 名優笠松一朗の最後の出演作としての映画が、とある家で撮影されることに。 その家とは、かつて彼が元妻&息子と暮らした場所。 そして、キャストはなんと元妻の睦子(引退した名女優)、 息子の準一(名脇役)、準一から見ると歳の離れた異母弟の裕(若手俳優)、 裕の婚約者の真里(若手女優)というもの。 かつて家族だった人たちが、家族として暮らすことが出来なかった人たちが、 これから家族として暮らす人達が一堂に会して映画を撮る。 しかも、その内容は台本もないドキュメンタリーみたいなものでありつつ、 全員俳優だから素に近い演技もされたドラマのようなものでもある、 というちょっと不思議な設定のもの。 それぞれが語り手として交互に物語を進め、さらにそれが「cut」の場合は 演技して撮影されている状況を、「episode」の場合は素の状態の撮影されて いない状況を表している。 なんだか説明が難しいな。とにかく読んでみてください。 ちょっと不思議な設定だったけど、それぞれが持つ秘密や思惑が 映画にピリっとしたアクセントを加えた素敵な物語になっている。 淡々と流れていく物語で、クライマックスもそれと感じられないほどだった。 だけど、読後に心に残るものはなんだかとってもあったかくて 読み終えたことがちょっと淋しくなった。
0投稿日: 2010.10.26
