
総合評価
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powered by ブクログ恋愛がうまくいかなかったとき「貴重な時間を無駄にした」と言う人がいるけれど、楽しかった時間は確かにあったはずなんだよね。なんでこんな男に……と思いながら惹かれることがあるんだよね。分かる、分かるよ、と3人に混ざって恋話をして、励まされたみたいな読後感。 物語にでてくる女性は3人とも、なんらかの悩みをもちながら恋をしていて、それがまた痛いくらいに共感できるのだけれど、最終的にはみんなポジティブに前を向いている。彼女たちみたいに生きたいなぁと思える。結局さ、気の持ちようなんだよね。そう思うだけでも心が軽くなる。 辛い恋をしてる人に、読んで欲しいな。わたしは今出会えてよかったなぁとも思うし、過去のもっと辛い時に読んでいたらもう少し立ち直りが早かったかもなぁとも思う。それくらい、寄り添う力が強い本。 女3人が一緒に暮らしていて、みんなバリバリ働いていて、って今では珍しくないけれど、これが昭和に書かれているのがすごい。あの頃の新鮮さが、今では違和感なく受けとめられているのと、本質的に変わらないものがあるからこそ、時が経っても楽しめるんだよね。ありがとう、田辺さん。
11投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログおせいさんのお話の女性は、恋愛していて振り回されているように見えていても、心の底は冷静というのが好きです。 トモ代と時枝みたいになりふり構わず、というのができない。それは彩子、町子、美紀がそれぞれバリバリ仕事していて、男にもたれかかる(というと言葉が上手くないけど…)女性ではない、というのが大きいんだろうな。 でもそれは、トモ代や静枝ほど、相手のことが本気じゃないことの裏返しかも。 しょうもな…みたいな男性が相手なのも面白い。しょうもな…とわかっていても離れがたいのが切ないです。 浜野悟が俗物になって退場したのは良かったけど、啓二はちょっと…まぁ、これまでのツケを払ったのかも。。。 それにしても、この時代にルームシェアはいいなぁ。さすがおせいさん! 世話を焼いたり、焼かれたり。お節介したり、心配したり。持ちつ持たれつです。
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ田辺聖子さんの本は学生のときぶりに読む。 彩子が悟に対して抱く感情はなんとなくわかる。 一緒にいないときは別に一人でも平気だと思うし、でも会うとこの人なしではいられないと思う。全く逆で、会ってる間に、この人がいなくても平気だと思うこともある。
0投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ今でいうルームシェアをして暮らす3人。 仕事を楽しみながらも恋人への執着を捨てられない彩子。平凡なOL(当時の言葉でいうならBG)を装いながら実業家として成功している美紀も、女とお金にだらしのない男と関係を続けている。 駆け出しの歌手の町子は、恋に生きる体質が災いしてか、なかなか目が出ない。 その気になれば自立して一人で生きていけるはずの彼女たちだが、やっぱり恋を諦められない。相手は誰も彼もいわゆるろくでもない男ばかり。 三人三様、怒ったり笑ったり開き直ったり、忙しい。裏切られても悲壮感なく立ち上がる逞しさも小気味よく、心が軽くなる読後感だ。
0投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ相変わらず美しくて可愛い恋する働く女性たち。食事なり金なり男なり、どん底に落ちた時の回復方法をそれぞれ心得てるのが頼もしい。その人しかいないって思う場面も、そこから冷めてしまった自分に気づく悲しい瞬間も、恋の全フェーズが詰まってる。惨めな時もユーモアの隠し味があって、最近は田辺節しか読めん。。
0投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神視点めずらしいのでは?場面がころころ変わるので読み辛かったが新鮮だった。 ラストは「またそのラスト!」と思わず声に出して突っ込んだ。 女性の嫉妬や情けが痒いところに手が届くように文になっていて頷いてしまう。
0投稿日: 2018.10.02
powered by ブクログ若い女の子3人の群像劇。女の子たちもそれぞれ魅力的だが私は彼女らをとりまく男性陣のほうが好きだった。結構ダメ男ばっかりだけど。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログ「愛の幻滅」を読んだとき、田辺聖子面白いって思ったけど、今回はなんか違った。 「愛の幻滅」と同じく、何十年前の作品でも今でも古さを感じさせない、という意味ですごいなと思う。 けど、今回は登場人物が多すぎて話がごちゃごちゃした気がする。 と、「氷点」とか読んだ後で、ちょっとした軽薄さに落差かありすぎたかな?
0投稿日: 2012.06.23
powered by ブクログ「女はそれぞれ爆弾を抱えている。」 中でも紅谷に捨てられた妻がひときわ心に残った。無償の愛、ということは簡単だけど、尽くしていることが自分の幸せだと勘違いしているうちは、それはほんまもんじゃないんじゃないかなぁと。自分を愛し、好きなことして、自分を構ってあげられてこそ、コップは溢れて愛せるんかなぁと思った。 この本読んで、田辺聖子の本が好きな理由がなんとなく分かった気がする。それは、登場人物の女の子に心があるからだ。人に感情がある小説は数あれど、なにかあたたかく座っている心を感じるからだ。そしてみんな腹の底では透明な流れをそれぞれ持っている。
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ今年28冊目。 田辺聖子さんの小説を初めて読んでみました。 この小説は、 1975年頃のお話。 今で言うルームシェアをしている、 19歳,23歳,29歳の3人の働く女性が主人公。 それぞれの恋愛や仕事、 女性から見た男性感が テンポ良く素直に描かれている。 こういう切り口のお話は今でも、 ドラマや小説でもよくありますが…。 半世紀とはいかないけれど、、、 40数年経っているのだから、 時代背景や、 女性全体の平均的な考え方は変わってきている。 けれど、 どの時代も、 恋愛や、それ以外の人間関係の中での 自立の仕方や、弱さや、ずるさ、 理想と現実のギャップ… そういう葛藤は変わらないなぁと 感じました。
0投稿日: 2011.10.31
powered by ブクログ今も昔も男と女は変わらんのだね、と妙に納得して、すっきりとした読後感でした。 ほんと30年前に書かれたとはねぇ。当時としては、刺激的な内容だったんじゃないかと思う。たまに読みたくなるかも。 男の人、たくさん出てくるけど、楠センセに一票!
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログ最近はまっている田辺聖子。装丁がどれも可愛く再発行している。 3人の働く女性が「ワリカン同棲」している。 いまでいうシェアハウス! OL(もそろそろいわないけど)のことを BG(ビジネスガール)としていることも時代を感じて面白い。 考え方の根底や若い女性の気持ちでいえば現代とそう 変わらないのだと思うけれど、言葉がきれいというか 大阪弁なんだけど女性らしく語尾が可愛かったりするのが 最近なんか読んでいて気持ちいい理由なんだろうなぁ。
0投稿日: 2011.08.28
powered by ブクログ昭和40年代に書かれたとは思えない!会話のテンポの良さ、多彩な登場人物、おいしい食事、ところどころにちりばめられた深い洞察...恋愛小説だけど、それだけじゃない、わたしも明日からがんばろうと思える「おいしい言葉」がいっぱい詰まってました。おもしろかったー!
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログこれが30年以上前に書かれた本だなんて。しょうもない男とそれに惚れてしまう女はいつの時代にもたくさんいるのね。
0投稿日: 2011.07.13
powered by ブクログ昔ながらの大阪弁が懐かしい。。。 ちょと情けない男の人と、しっかり?してる女の人の組み合わせていうのは、この時代からも定番なのか?と思ったりもした。
0投稿日: 2011.06.23
powered by ブクログ古い文庫が新装なって出たというのは知っていて、こないだ図書館でふとあったので借りてみた。「ワリカン独立」の同居生活を送る女3人が描かれる。6帖と3帖、台所、よく故障する水洗便所がある、アパートの一室が3人の城。 ▼家はそれぞれ、大阪近郊にあるのだが、居辛い、というより独立したほうがお互いに気やすい状態なので女同士で部屋をもつことを考えついたのだった。 いまの若い女のサラリーでは、一人で暮らせるほど余裕はないし、部屋もひどい場所しか当らない。しかし、二、三人で組むと、ちょっとした部屋にありつけるし、生活も何かと便利になる。「ワリカン独立」とでも、いうべきであろうか。(pp.44-45) 雑誌編集の仕事をする彩子は23。20になったばかり、歌手志望の町子は惚れっぽい。小金を貯めてる美紀は29の会社員。それぞれに、仕事のうえでの苦労はそれなり、職場の人間関係でのいらいらもやもやがあり、あるいは惚れたはれたはらんだの当事者になり、日々は、淡々とはいかない。ときには憔悴しても、それでも機嫌よく暮らしていく女3人に、また笑う日もやってくる。 アパートの間取りや、電話を一本かけさせてと公衆電話の前でクルマをとめるとか、そういうところは"時代"を感じるが、ココロの機微のようなものは、今読んでも古くささはなくて、3人の言動にちょっとはらはらして、わかるな~と思ったりしながら読める。 私がうまれるより前に書かれた小説の、この主人公たちがリアルタイムで生きていたとしたら、町子は団塊の世代、彩子は戦争が終わる少し前の生まれで、美紀は国民学校に入る頃に戦争が終わっている。美紀は、ちょうど母と同じくらいの歳で、そう思うと、母たちの世代やそれより少し若い女たち、とりわけ学校を出て勤めに出ていた「若いころ」をもつ女たちは、こんな風でもあったのかもしれない、と思った。「ワリカン独立」はめったになかっただろうけれど。
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログ大阪で共同生活を送る20代の女性3人が仕事や男に悩んだり、ときめいたりする姿に共感。時代は昭和にもかかわらず、ほぼ違和感なくすんなりと世界に入っていくことができた。 性格も仕事の仕方も三人三様だけれど、女だったら心情を理解できる場面が多かった。そして、共通して言えることは、仕事も男も、どんなに人に頼ろうとも結局は自分で道を開いていくしかないということ。 最後まで読むと、一人の女として、人間として自分の足でしっかりと歩むことは何より大切だと感じた。
0投稿日: 2010.12.12
powered by ブクログ35年も前に書かれたとは思えない‼いまの女たちと、変わらないんだなぁとつくづく。宮木あや子さんの小説とだぶりましたー!
0投稿日: 2010.11.21
powered by ブクログ初田辺聖子さんでした。 読みやすくて面白く読めました。 最初は、妙に句読点多いな~って思ったけど、読み進めるうちにそんなの全然気にしてませんでした。 むしろ読みやすい文章に、あの関西弁が軽快ですらすら読めました。 内容もただの小説じゃ終わらない。人生の先輩から色々教わった気分になりました。 読むと、自分が女で良かったと思えます。
0投稿日: 2010.10.16
powered by ブクログ大人の女って、いいなぁ。。。なんて思いました。私も素敵な大人の女性になって、仕事も恋も思う存分楽しみたいですね。関西弁のリズムや温かみも心地よかったです♪
0投稿日: 2010.10.07
powered by ブクログ共同生活(今で言うルームシェア)を送っている彩子、美紀、町子の3人の女のお話。35年前の彩子23歳、美紀29歳、町子20歳という設定なので、現在なら+5歳くらいで考えるとしっくりくるかも。 等身大の女性の物語。恋に悩んだり仕事に追われたり、男を振り回したり振り回されたり。
0投稿日: 2010.09.22
powered by ブクログ1975年に出版されている本。35年も前のこととは思えないくらい、女性が考えていることには共通点がたくさんある。変わらないものの方が多いのか、変化はゆっくり進むだけか。。共感できるところがたくさん。年とるにつれ、こういふうに思うようにもなるんだろう、という点も見つけしゃんと・・未来のことを考えねば・・と反省。。
0投稿日: 2010.09.19
