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The Tale of the Shinsengumi 新撰組
The Tale of the Shinsengumi 新撰組
西海コエン/IBCパブリッシング
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総合評価

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    14,650語 新選組の伝記。大正4年まで生きた二番隊組長の永倉新八と、樺戸集治監初代典獄の月形潔の対談形式で進む。新選組は日本史の教科書に出てこないため西山コエン作品の中では一番勉強になったかも。幕末はドラマが多いので伝記作品が複数あるのも納得だが、他の年代の伝記も読めればいいのにとも思う。 25冊目 合計語数:214,634語

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    投稿日: 2025.10.27
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    幕末の歴史は日本が大きな変化を遂げる時で、大変重要であるけれど複雑であるだけに知識として入りにくい部分もあった。新選組や見回り組といったグループができ、徳川幕府から天皇を中心とした攘夷論を唱える人々が寺田屋事件や近江事件などで殺された。考え方の違うものを抹殺するという恐ろしい時代であった。近藤勇を中心とする新選組も次第に内部分裂をしていく。どの時代でもそういったことは起こる。近藤は農家の出であったためやはり最後は武士としての死に方が許されなくて、悲しいものを感じる。坂本龍馬を暗殺したのはこの2グループの中の誰かであったのだろう。新選組の生き残りの人々が真実を語るこの本はとても重要なものである。

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    投稿日: 2019.07.16