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総合評価

95件)
3.7
24
28
32
4
3
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    短編集。 癖のある登場人物が光っていた。私にはMENUの聖子、検温のおばあさんがとても魅力的でした。

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    投稿日: 2023.08.02
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    短編5編を収録しています。 冒頭の「MENU」は、5歳で両親を亡くし、矢野家に引き取られた20歳の時紀(ときのり)の物語です。友人の麻子が、彼の義兄である聖一と交際を開始し、すこしずつ時紀の知っていた彼女から変わっていくのを見ることになります。その一方で、「自分が一番好き」という彼の考えに共感する義妹の聖子と濃密な関係がえがかれています。 表題作の「姫君」は、山本摩周というアーティスト志望の青年のもとに身を寄せることになった、姫子という誇り高い女性の物語。コミカルなテイストではじまりますが、しだいに摩周がカッコよく感じるようになっていきます。 テイストの異なる作品がたのしめる短編集ですが、やはり著者らしい雰囲気の話が印象にのこっているように思います。

    0
    投稿日: 2021.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    menu 昼間に読んでよかったかもしれない。 ずっしり重かった。 麻子のトキを大切に想う故に聖一と結婚を選ぶのか。。 トキは麻子を憎いって気持ちは愛情の裏返し。 トキの心情を変化に苦しくなる作品。 聖子との異様な関係がトキの拠り所なのかな。 麻子を一番傷つける存在になれない事を知った こういう感情よく文書にして表現できるよね、すごい。。

    0
    投稿日: 2018.04.29
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    表題作を含む短編集。この中では、『MENU』が1番山田詠美さんっぽくて好きです。 『MENU』は親の自殺で人生を斜に構えた姿勢でしか捉えられなくなった青年と、彼の血の繋がらない妹を軸にした話なんだけど、この妹がとにかくエイミーワールドな女性!笑 「地球を失くす方法知ってる?抱き合って目を閉じるの」 という妹の言葉にグッときた。というのも、これはT.M.Revolutionの『AQUA LOVERS~DEEP into the night』という曲の世界観によく似ていると思ったから。私はいわゆる西オタ(西川貴教ファン)であり、かつ浅倉大介&井上秋緒という彼の楽曲の多くを作曲・作詞している2人のファンであり、この妹の台詞はまさにこの曲がよく似合うものだと感じたからだ。 というわけで、西川貴教ファンの方がいたら、ぜひこちらもご一読いただきたい。

    0
    投稿日: 2015.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    痛々しい話が多かった、短編集。 詠美節炸裂、だけど読むのしんどかった。 「姫君」がすごくよかったけれど、あんなオチになると思わなかったから残念。 ハッピーエンドにしてもらいたかったな。 ----春は、唇が、溶けやすい。

    0
    投稿日: 2015.08.01
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    MENUが凄く良かったなあ。最低なはずなんだけど、なんか引き込まれるような。聖子が切ない。 山田詠美さんもなかなかいいなと思って来た今日この頃。

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    投稿日: 2015.05.04
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    変温動物であること。熱がさめ気付く。 情熱の最中の意見の一致、ベッドにもぐり込む前の前戯に過ぎない。 倦怠が忍び込む。 この繰返し。あーあ、つまんない。 検温が良かったかな。 姫君も、良かった。そういう愛の形として。 でも、卓袱台ひっくり返されるか読んでてヒヤヒヤでした。

    2
    投稿日: 2014.08.24
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    【本の内容】 たとえ、自分が生と死の境に立っていようとも、人は恋をする。 なぜなら…。 傷を傷というふうにも表せない男女が魅かれあう姿を通して、人が人を求める気持ち、言葉にできない寂しさを描いた五篇を収録。 人を愛することで初めて生ずる恐怖、“聖なる残酷”に彩られた、最高に贅沢な愛と死のシミュレーション。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.08.24
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    2014/7/27 すごく女性的な話だと感じた。自分の力不足なのか男だからなのか気持ちがわからずむずむずした。どれも読みやすかったけど。 もう少しこの人の他の本も読んでみよう。 検温のおばあさんにはぞっとした。

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姫君、の摩周と姫子の二人がかわいかった。特に石投げ云々と「ばかもの。」可愛いなーかわいいなーと思いながら読んだ。個人的にはあのまま戻って欲しかった、と思う。 『そうか。不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を現さない。』 『ただのノイズのご馳走だ。』 「この人のために、強烈に何かしてあげたいって思うのって、恥しいじゃない?身の程を知れとか、自分に突っ込んだりしなきゃやってらんない。」 『情熱が死んだことが、つくづく嬉しかった。』 「私は、死を隠し持ってますの」 『あのさあ、信じて何年になる?その間じゅう、私は、あの男にかまけなくてはならない。』 『けっ、プライドプライドプライド、天敵なんだよ、プライド。』 「じゃあ、自信を持ちなさい」 「そ、それは、何もするなということですね」 「お願いですお願いですお願いですってお願いしてんじゃねえか」 『うい奴。可愛がって、可愛がって、可愛がり過ぎて、粉々にしてしまいたい。』 『愛と思いやりが一緒になって自分に向けられると後ずさりしてしまいたくなるのだ。恐怖を感じると言っても良い。』 「石、投げたいのなら、おれになげればいいでしょう?怒りなら、おれにぶつければいいでしょう?」 「だって、あんたのこと怒ったわけじゃないもん。あんたに石投げたいわけじゃないもん」 「いえ、良い人だなあ、とか思って。あ、割った皿、弁償しますから、すいませんでした」 『こういう良い人のために、少なくとも皿洗いぐらいは、しっかりとやろう。』 『声に出さないで尋ねてごらん。彼女は、かつて、こう言った筈だ。それなら、おれは、あなたに、これをあげる。』 『彼女は、今、おれを猛烈に寂しくさせている。それは、いい。けれども、自分が彼女を寂しくさせているのだとしたら?耐えられない。』 『自分をジャンクと呼ぶなんて、頭がどうかしてしまったんじゃないのか。でも、あそこにあったごみたち、どれも皆、丁寧に手入れされていた。結局、わたくしもそうされたくてうずうずしていたくせに。』 『馬鹿になれる程人を好きになれるのは素晴らしい。』 『妻も妻なら、夫も夫だ。つまり、ある時期、この二人は同類だったのだ。私の両親は、私を作成したとき、二人共、馬鹿だったのである。』 「人生狂わせる人間は希少価値。」 「と、いうか、あらかじめ狂った人生を空にプレゼントした。感謝するように」 『人生なんか最初から狂ってる、そう思うと、この先、あらゆることを受け止めるのが容易になる。』

    0
    投稿日: 2014.07.03
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    [恋、奉り候]自ら「姫子」という源氏名を名乗りながらホームレス生活をし、拾った男の欲望の操縦に生きがいを見いだす女性の恋模様を描いた表題の「姫君」。欲望の視点から主人の女性を観察した「フィエスタ」を含む全5編の短編を収録した作品。理性とはとっくの昔に袂を分かった女性の内なる心情が描かれています。著者は、直木賞受賞作家でもある山田詠美。 「姫君」の鮮烈さが特に印象に残りました。一般の読者からすれば180°倒錯した恋の物語でありながら、それを読み進めるうちに次第に360°一回転して純情すぎるほど純情な恋の物語になってしまうところがなんとも不思議。その終わり方を気に入るかどうかは読者それぞれに依るところと思うのですが、諧謔性も含まれた恋に焦がれさせてくれる短編として非常に秀逸だと思います。 山田詠美さんの作品を始めて手に取ったのですが、用いられる表現が時として強烈というところにも興味が持てました。普通に考えていたらこんな言葉出てこないだろうし、逆に出てきたら変な感じになっちゃうだろと思いながら、その強烈な言葉のイメージに絡めとられてみるのも一興かもしれません。 〜春は、唇が、溶けやすい。〜 ホワイトデーですか、そうですか☆5つ

    1
    投稿日: 2014.03.14
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    内田春菊先生の解説で山田詠美さんを発見して、春菊さんが尊敬してるって言ってたので気になってました。 初 山田詠美先生です。 文章の書き方がかなり壷ったので、他の作品も読み漁りたいと思います。 短編なんですが、(MENU)(姫君)が良かったぁ~~(姫君)は最初読んでて・・うーん微妙~と思ったんだけどラストは切なくてよかった、短編で語り手が2人って新鮮だし。 基本的に主人公に美人臭や特別臭が感じる類いの話があんまり好きじゃないんだけど、まったくうぜぇと感じさせないのがよいわ~~。 危うげで繊細でセツナイ。まったりお酒飲みながら読むと自分に酔えると思います。

    0
    投稿日: 2014.03.01
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    食わず嫌いはよくないだろうと思って読んだ。わたし、山田詠美は嫌いだわ。それがわかっただけでも別にいいです。

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    投稿日: 2014.01.27
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    人を想うことで生じてしまう、 相手を失ってしまうのではないかという不安。 ともすれば、己の現実的な判断など、 微塵にも砕かれてしまうのではないのかという不安。 愛を自覚すればするほどに、 逃れられない不安が付き纏い、 底知れぬ恐怖となる。 ただし。 その恐怖を失った瞬間には、 もはやその相手を愛してなどいないのだろうこと、 少なくとも私にとってはそうであろうことを、 気づかされた一冊。 抱きしめているつもりで、本当は抱きしめられていた。 抱きしめられていたつもりで、本当は抱きしめていた。 深く、鈍く突き刺さる。

    0
    投稿日: 2013.09.20
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    言葉の一つ一つを反芻したくなる。短編集だけど内容はずっしりで得した気分。また解説の金原ひとみさんの文章がいいんだよなあ…。何回も読み直したい本!

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    投稿日: 2013.06.28
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    今回この本を選んだ理由は、何年も前に同著者「僕は勉強ができない」を読んで、面白いと思ったので、他の本も読んでみようと思ったからだ。 「MENU」は主人公のセリフ、性格の悪さがわたしの好みだったので、読んでいて楽しかった。俺様体質なのだがその性格の悪さを悪いとは思っていない、歪んだ考え方に惹かれた。妹とのとてもじゃないが歓迎されない関係も、ふたり特有のものでワクワクした。結末に少し唖然としたが、全体として読んでいてとても楽しかった。 しかし、その他の話は、キャラクターたちの感情が抽象的、突発的すぎてあまり理解できず感情移入できなかった。「この話の流れでこんなこと思うの?」とか「この分に込められた気持ちはどいうい意味だ?」などと思う箇所がたくさんあった。この本の話に共通していることが男女の愛なのだが、形は様々だが人を好きになる気持ち、愛する気持ちがこの本に描かれたキャラクターたちの気持ちだとすると、わたしがまだまだ本当の愛とやらを知らないだけなのかも知れないが…。解説でも述べられていたとおり、何度も読んだり何年後かに読み返すとわかる部分は多くなっているかも。また数年たったら読み直してみたい。 男女の恋愛の毒々しい部分や人間の本音が好きな大人の人にはオススメの本(たぶん若い子には理解出来ない気持ちが描かれているので)。爽やかな恋愛の話を読みたい人には嫌われる本かも。

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    投稿日: 2013.01.23
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    ■愛すること(愛することを受け入れること)で永遠に戻れないところに行ったり、何かを永久に喪ったりすることは、確かにある。それが怖くて仕方がなかったり、やみつきになってしまったり、受け入れたいのに受け入れがたかったりする。かように人間のこころは矛盾に満ちているが、しかしそれでももがいたり目をそむけたりする不器用な登場人物たちが妙にかわいく、いとおしく思えてきてしまう。 ■「姫君」はすごい作品だと思った。映画にしたらすごくまとまりがよく、映える作品になると思ったけれども、なってなかった…。 摩周が、わたしの知っているひとによく似ていて、読み進めていて集中できない箇所が多々あった。涙も出たりした。 ■「フィエスタ」は、わかるわかる!!と思わず大笑いしながら読めた。全体的に重苦しい短篇ばかりのなか、食休み的なライトなあかるさがあったと思う。 ひとから好かれたい、愛されたいと熱望する人間ほど、その対象から働きかけてもらうことしか考えないというのは正論だと思う。そして自分から動きださずにいつまでも満たされず、そうすると今度は悲劇の主人公に自分を仕立てあげる。……自戒も込めての皮肉。 ■「シャンプー」が一番最後というのは構成の妙。最後にやわらかい筆致とかすかにこれからの未来展望がみえてくるところで終わっているので、「姫君」のヘヴィな読後感が緩和されている。

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    投稿日: 2012.12.16
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    5つの作品のうち、いまいちばんぐわんとつかまれたのは、『検温』。 どの作品をとっても、生温かい息づかいで周りがくぐもり、真綿で首を絞められるような、やるせない気分になったのだけど(絞められる、はさすがに言い過ぎか…)、中でもこの主人公(そういえば名前がない)のなんともいやらしい感覚に近いものを感じてしまうのだ… ああ、いやだなあと思いつつ、地味に私の中での詠美ベスト5に入りそうな作品。春にもう一度読もう。

    0
    投稿日: 2012.11.18
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    はじめて山田詠美さんの作品にふれて、ガッツリ惚れるきっかけになった本。 特に姫君の姫、 MENUの聖子には強烈に惹かれた。 生まれてはじめて、本の中の人物に本気の憧れを抱いたと思う。 読み手の腕をぐわしって掴んでひっぱりこんでくようなプロローグがだいすき。

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    投稿日: 2012.11.03
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    あのオシャレ文体! 好きな人にはたまらないだろう。 私はどちらかと言えば苦手で、暫く読んでなかったけど最近また手に取る山田作品。 MENUはこんなメンツに関わりたくない!と心から思わされた作品。

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    投稿日: 2012.10.11
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    聖一は身近にいたら好きになりそうだけど、聖子と時紀には関わりたくない…。 表題作の姫子が可愛い。 終わり方もどことなく可憐だった。

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    投稿日: 2012.04.30
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    『そうか。不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を表わさない。』 『女のオーガズムの表情は、まるで天国で罰を受けているみたいだ。』 『人に必要とされてしまったら、死ぬ自由する手に入れることが出来ないのを教えてくれた。そして、ある人間を必要としてしまったら、その人の自由を奪ってしまうことも。』 『自分を差し置いてひとりの人間を愛せるのは、そのために、他のすべての人々を破棄出来る奴だけだ。』 『解ってた。解ってたけど抵抗出来なかった』 『なんで? 気持良かった?』 『良かった』 『じゃ、仕方ねえな。気持良いこと止めるのって難しいもんな』 『関係を作るにしても壊すにしても、それを容易にするために、セックスを有効利用しているのだ。快感の最たるものは、嫌悪の最たるものでもあるという法則を駆使して。』 『聖子の体をきつく抱き締めて目を閉じた。本当だ。まるで、この世に自分しか存在していないみたいだ。腕の中の柔かい生き物が、自分の一部分のように思える。』 『贈り物 ー トキ兄は、誰かのセックスがくれた聖子への贈り物』 『ありがと。これで、私、永遠に必要とされるわ』 『ねえ、知ってる? 特部な人と共有する過去を秘密って言うんだよ』 『恋は何故自分を変温動物に変えるのか。答えは出ていない。好き好き好き。会いたい会いたい会いたい。平熱である今は馬鹿みたいと思うが、そう感じている最中に、心頭なんか滅却しないね。』 『鼓膜にたらされた、ほんの少しの言葉たちによって、わたくしの耳は、いまだ炎症を起こしたままだ。』 『けれども、彼は、不幸せがらいつも手始めに幸せという餌を差し出すのを知っている。』 『自分が彼女を寂しくさせているのだとしたら? 耐えられない。一番寂しくさせたくない人のことを、かけがえのないと呼ぶのではなかったか。』 『つまんない。森羅万象って、誰かと作る自分だけの逸話がないと、ほんと、つまんない。』 『わたくしは、もうとうに、自分が弱虫であるのに気付いている。支配することを目論む者は、いつだって、それを隠しているものだ。隠し切れなくなった時に、側に残ってくれる人。その人が一番、恐い。愛していた筈の孤独をあっと言う間に無意味に変えるその人が。』 『そこには、月よりも正確な道標が、ぽつりと輝いている。』 『私の周囲の男子たちと来たら、大人ぶるか、悪ぶるか、引きこもるかで自分自身を分類するような奴らばかりだったから、何の思惑もなさそうな彼の様子は、新しく出会った生き物のように思えた。』 『男女交際を始めた娘に何かアドバイスとかそういうのはないんですか?』 『何なの、それ? 避妊しなさいとかそういうこと? ぼく、空に性教育なんてすると嫌だよ』 『そんなの期待してないよ。だいたいコンドームの使い方ぐらい知ってる ー ていうか、問題は、コンドームを使わない部分の話だよ』 『やっぱ重荷じゃん。私が出来てなら人生狂っちゃったんじゃん』 『人生を狂わせる人間は希少価値。ついでに言うなら、重荷がなかったら、あんな高いビルには登れない。言ってる意味解る?』 『それ、すごく良い考えだね。じゃあさ、じゃあさ、お母様もおとうも、私の人生狂わせたんだね』 『と、いうか、あらかじめ狂った人生を空にプレゼントした。感謝するように』 『ラブリー!!』 『おもしろいことになって来た。人生なんか最初から狂ってる。そう思うと、この先、あらゆることを受け止めるのが容易になる。人は、狂った人生を物語の中でしか楽しまないものだけど、実は、私だってその主人公になれるのだ。』

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    投稿日: 2012.02.05
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    恋愛もの短編5編。高貴という言葉が似合う。 「フィエスタ」が一番好き 。視点がおもしろく、変わり種。

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    投稿日: 2011.12.17
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    すごくエネルギッシュで、繊細な物語が詰まった作品。 特に表題作の『姫君』はこんなにスパイシーで、こんなに苦くて、こんなに甘い恋があるのかと言うくらい、素晴らしい物語でした。 読む、と言うより魅せられる、という感覚に酔いしれました。

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    投稿日: 2011.11.27
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    久しぶりに大好きな山田詠美さんの本を手に取った。5編の短編集。 ●MENU 5歳で母が自殺した時紀 伯母に伯父、その息子聖一、娘聖子。 時紀の仲良しの女麻子 山田詠美さんらしい毒々しい恋愛模様に鳥肌たつ。すごくすき。 ●検温 ――恋は何故自分を変音動物に変えるのか 山田詠美さんらしい表現。 愛を語らせるのは山田詠美さんがいちばん美しくそして恐ろしいと想わせる短編 ●フィエスタ ――キスが濡れたものであることを。ロマンスの頂点ではなく、セックスの準備体操であることを。 ●姫君 表題作であるこの作品は素晴らしい。姫子という原始名。ホステスも風俗もやっていない、世界のための原始名。だけど貧乏。姫子を拾った摩周。摩周は中央線に誇りを持っている。山田詠美さんの作品、無銭優雅でも中央線を推していたことを思い出した。 これは素晴らしい作品。すごくすき。山田詠美さんらしい 摩周の姫子への歌 ぼくの宝箱の中に棲む 秘密の宝石 きらきらと輝きを増してゆく そのブリリアントな横顔 そんないとおしいきみのために 僕の愛は歌を奏でる 永遠に 永遠に あたしもハーモニカがほしくなった ●シャンプー ――ぼくにとって人生を狂わせた人は今まで四人居る 離婚した妻、結婚するきっかけになった娘、空。 ……そしてぼくの両親 これにはインパクトがあった あとがきで詠美さんがのべている。恐ろしいもの あたしもおなじく死、そして愛が怖い。詠美さんがおとうとさんを亡くしていたなんて知らなかった 40歳以上年上の男と、数年前20歳以上年下の男と付き合ったことのある山田詠美さんを尊敬する そして金原ひとみの解説もまた良い

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    投稿日: 2011.11.03
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    ママに貰って読んだ。彼女は山田詠美が好きみたい。でも中学生になったばかりのわたしが読むような内容ではなかったかもなあなんてぼんやりとしか思い出せない。もう一回読みたいな。

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    投稿日: 2011.10.23
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    山田詠美の物語って すごく好きか ちょっと苦手な作品に 分かれるイメージやけど この本は価値観 押しつけられてる感じが 全然しなくて 読みやすかった(*^^*) どの主人公も 自分とはあんまり似てなくて でも恋愛中の姿には わかる!って共感することが いっぱいでわくわくした★ 「シャンプー」が好き! あとがきの 人との出会いが大好物っていうの すごくわかるし 瑞穂もそうでありたい! この姿勢大事にしたいな?

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    投稿日: 2011.10.06
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    高校生の時に読んだ感想としては「ふしだらな!」だったけど、何だか気に入って何度も読み返してしまう1冊。 特にMENUは素晴らしい。あの手紙を真似して、その時々の好きなものと嫌いなものを列挙する日記をつけていた。

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    投稿日: 2011.08.22
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    初・山田詠美作品。 5篇の短編集。 欲望と快楽が 少しも隠されず 表現されるかんじ!朝から読むにはあまりにキツイ。一言でいうと不健康な作品(笑) これは好き嫌いわかれるんだろなー そんなかんじでキツイキツイと思いながら読んでいたけど、いくつかの作品は、最終的にはなんだか淋しい気持ちになる結末が用意されていて、不思議な気持ちになった。 5つ目の『シャンプー』はわりと好きだった。

    0
    投稿日: 2011.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度読んだか分からないけど、何度読んでも泣かされる あまりにも特別な一冊。 ラストで泣くのではなく、二人が愛しいというか切ないというかで しょっぱなから感情を揺さぶられまくるので危険です。 干からびてしまうので要ポカリ。 これからもきっと何度も読み返します。

    2
    投稿日: 2011.08.20
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    ・自分をさし置いてひとりの人間を愛せるのは、そのために、他のすべての人々を破棄できる奴だけだ。 ・一番寂しくさせたくない人のことを、かけがえのないと呼ぶのではなかったか。 ・重荷なしで生きてくなんて、ぼくには出来ない。

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    投稿日: 2011.07.31
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    「シャンプー」のお父様がかっこいいと思った。 娘に、「あらかじめ狂った人生をプレゼントした。感謝するように」なんて普通言えないよ。 「フィエスタ」の切り口が面白い。 最初はびっくりしてなかなか読み進められなかった。 「姫君」の姫子はすごく自分に忠実な女の子。 羨ましいくらい、お姫さま。 ハーモニカ。プリーズ!! ラストは悲しい。切ない。 10ccの快楽。素敵。 星は3.5って感じ。

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    投稿日: 2011.02.26
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    シャンプーが一番好きです。 表題の姫君は、わたしにとっては微妙。 シャンプーが一番、わたしが好きだった頃の山田詠美の雰囲気に近い気がします。 あとやっぱり、男の子主人公のMENUもいいです。

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    投稿日: 2011.01.24
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    「MENU」はすごく難解な話だと思う。2回目にしてやっとアウトラインがつかめてきた感じはするんだけど、本質的な何かをつかみきれてない。時紀と聖子。それから麻子。時紀は麻子に対してどんな感情をもってたんだろう。 いちばん印象に残るのは「姫君」。ハーモニカをこっそり練習する姫子を抱きしめたいと思う摩周がすき。ただ姫子が死んでしまう必要性はなかったんじゃないかとも思う。この2人、好きだからそう思ってしまうのかもですが。

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    投稿日: 2010.11.27
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    山田詠美の短編集。 「MENU」がおもしろすぎた。 山田詠美が男の子を主人公にして書く話は間違いなく面白い。 表題になっている「姫君」は、面白くはあるけれど好きな話ではなかった。

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    投稿日: 2010.09.24
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    久しぶりに読んだ山田詠美の本。 一気に読みました。 ずいぶん前、山田詠美の本が好きでたくさん読んだけれど、その頃と同じような「好き」は感じなかった。。。私自身が歳を取ったせいなのかな? この本は私にはまあまあだったけれど、かつてすごく好きだった彼女の別の本をもう一度読んでみようかな、と思った。

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    投稿日: 2010.08.16
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    重荷を背負わないと生きていけなかったり、人生狂わす人に出会ってみたり・・・人間生きてたらこんな事あるのかなぁ・・・ と、ちょっぴり考えさせてもらった一冊です。

    0
    投稿日: 2010.07.11
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    直後に読んだ葉隠れ入門で、‘昔あんなに輝いていた本が、今読むと死んだようになっている事がある’みたいなことが書かれていて、私にとってそれがそのままこの本に当てはまってしまいました。 こんな中二病の塊のような内容だったかしら…? でも、姫君ではぞっとするほど私の文章に対する感性とぴったり一致するところがあって、私同じこと書いたことあるけど、この本からパクったのか?と思うほどでした。 13.02.15 メニューと姫君が好きです。 山田詠美の作品の中でも特に良い。 メニューは書き出しがすばらしいですね。 表紙は・・・これマイナスじゃないですか?

    0
    投稿日: 2010.07.07
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    全5編を収録している。 【MENU】 母が首を吊ったのを見つけた時、ぼくが、まだ五歳だったのは幸せなことだ。十歳だったら泣きわめいていただろうし、十五歳だったら心の病気にかかってた。今だったらどうだろう。きっと笑ってた。二十歳。もう、ぼくは、人が、おかしくなくても笑うということを知っている。 そうか、不幸とは、他の人が決めることなのか。それじゃあ、幸福とは、まるで別物だ。それは、いつだって、自分の言葉でしか姿を現さない。 ぼくは、母に感謝もしている。彼女は、死ぬことによって、ぼくに、その先の指針のようなものを与えてくれた。人に必要とされてしまったら、死ぬ自由すら手に入れることが出来ないのを教えてくれた。そして、ある人間を必要としてしまったら、その人の自由を奪ってしまうということも。ぼくは、生きるのが楽だと思いたい。記憶は溜まって行くが、そこに何の不純物も付随させたくないのだ。 「喜劇は作られていくもの。悲劇はアクシデント。でも、おれは、それだけじゃ嫌だ」 他人の悲劇は、ぼくにとってのそれじゃない。ぼくは、気に入りの悲劇も喜劇も自分で作る。そして、墓の下で、それらをもう一度楽しむ。永遠に飽きることのないように、何度も脚本に手を入れながら。天国でのロングランのために、ぼくは、今、生きている。そこが地獄であったなら?自らをマゾヒストに改良するだけだ。 やがて担架が運ばれ、彼は退場した。ブラボー。彼の悲劇。そして、僕の喜劇。兄と妹が寝るのは悲劇か。でも、僕と聖子であれば、そうはならない。 居場所が必要だ、と小さな頃に自覚した人間は、いつでも子供に化けることが出来る。いったい、ぼくが、本当に子供だったことなどあっただろうか。小さな生き物だったことはある。それが、大きな生き物になった。その過程を成長と人は呼ぶ。たとえそれが、すべての人々の気にそむ結果をもたらさなかったとしても。ぼくが成長してしまったのは、はるか昔であったことを、この家の人は知らない。 「私たちに、夢物語以外の、いったい何が必要だって言うの?」 このまま死んじゃうと困るなあ。ぼくは、聖子の顔を思い浮かべようとした。けれど、全身に与えられたひどい苦痛がなかなかそうさせてくれない。それでも彼女のことを思い出そうとした。何度も試みた。そうすれば視界が暗くなる前に、ぼくの雑音は、アートに変わる。

    0
    投稿日: 2010.05.28
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    とても過激な内容です。 金原ひとみさんの書いた解説も過激でした。でも日本の文学にこんな作品があるのね・・!という発見だけでも私には勉強になりました。理解できない点などもあって消化不良気味でしたが、解説の金原さんが言うように、成長してまた読んだら腑に落ちることもあるのかもしれません。そういう意味で、また40歳くらいになったら読みたいです(笑) 本書内容は ・MENU ・検温 ・フェイスタ ・姫君 ・シャンプー の5つの作品短編小説のです。 上4作品は恋愛メイン、シャンプーだけ親子の読むとほっこりするお話です。 むふーんと思った点 ・主人は、もう男を見詰めてはいないけれども、実際に見ていない今の方が脳裏には明確にその姿が映し出されている。それを思うと、触れない恋において、生身の体というのは単なる情報にしか過ぎないのかもしれない、と思う。 (フェイスタより) →妄想の偉大さを語っています。 ・言っている意味がわからない。やはり、男には学問はいらん、と思う。 (姫君より) →男には、というか恋愛にはということだと読みました。 こういう突然現実に引き戻されるような、抽象的な表現を使う作家さん、好きですね。 ・重荷なしで生きていくなんて、ぼくには出来ない。 (シャンプーより) →「シャンプー」は恋愛の結果としての「子ども」に対する、山田さんの答えとしての作品かもしれせん。ほっこり系です。

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    投稿日: 2010.04.07
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    心が先に泣く感じ 死が、いろんな結末で最後の味付けのようにさらっと訪れている あとがきがとても好きw

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    投稿日: 2010.04.04
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    短編集。初期の山田詠美の感じとは違うけど、やっぱり上手に読者の気持ちを持っていくなって感じ。女のひとが書いているけど、男と女に隙間がない。どちらも人間らしい。出てくるひとたちがちょっとDQNぽいけどまあそれが可愛い。ださいのが逆にいい。私は初期作品くらい生々しいのもすきだけどな。

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    投稿日: 2010.02.01
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    この人の作品は、長編もいいけど短編集も実にステキ。 どうしてこんなにも深くて重い男女の柵を、 淡々と流れるような言葉で表現できるのだろう。 ハードな描写は少ないものの、 今この目で見ているような確かなリアリティを感じた。

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    投稿日: 2010.01.12
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    「MENU」 、「フィエスタ¥が好き。 「フィエスタ」は斬新な目線が面白いです。 欲望、理性、条件反射、想像力等が頭の中で話してます。 なんか可愛いらしいです。 でも毒もあり、山田詠美さんらしいです。 自分の行動はどういう思考から生じてるんだろうって 普段考えてるから、興味深くおもしろかったです。

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    投稿日: 2009.11.16
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    久しぶりに詠美さんの本を読んで、あっぱれと思った。 わがままな女の人ってかわいすぎる。 最後の転がり方にびっくりする、でも納得。

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    投稿日: 2009.11.05
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    「MENU」、好きでした!「姫君」映画を観ているみたいだった。主人公が文句なしにヒーロー。 久しぶりに詠美さんの小説を読んだけど、やっぱりパワフルでぐいぐい惹き込まれたー。

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    投稿日: 2009.10.16
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    山田詠美さん3冊目。笑 シャンプーが好き。読感としても、文量としても。 MENUなり、姫君なり、首を傾げる部分はあれど、強磁石の如く、強烈に引き込まれる。 共通して言えるのは、2度目、3度目を読んだときに味のある作品なのだろうということ。 基本、読み返したりはしないんですが……気が向いたら、そのうち。 難題(?)は検温。苦笑

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    投稿日: 2009.09.21
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    姉の本棚から拝借 短編集。 NEMUとシャンプーが好き。 山田詠美さんの本は、「真ん中」って感じ。キレイ過ぎないけど、醜くない。 そんなわけで3点

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    投稿日: 2009.09.02
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    一時期ハマった山田詠美 「僕は勉強が出来ない」もそうだけど個人的に読みやすい というか、フィーリングがあうとかそんなところだろうか

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    投稿日: 2009.08.23
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    山田さんの小説の中ではあんまり好きじゃないかも・・・。 なぜかって、ちょっとキャラが非現実的だから。 でも、こういうのも書くんだなーへぇーって感じです。

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    投稿日: 2009.08.01
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    遠ざかっていた山田詠美を手に取る今日この頃。 結局のところ、 自分を投影できるかどうか。 陳腐な話、 自分だったら・・・という読み方しか出来ない、 頭の悪い私にとっての感覚でしかないけれど。 山田詠美の訴えるもの、 (彼女は文学はアフォリズムであると発言していた)が、 私が大切にして生きているものとは、何かしらごく薄く、 かすかな色あいで、しかし決定的に違う感じがしてきている。

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    投稿日: 2009.07.12
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    敬愛する山田詠美さんの短編集。 かなり人間くさくって、真っすぐだったり歪んでいたり。 そんな情景が目に浮かび、苦しくなったり あたたかい気持ちになったり。 人間の奥深さや色気や色々なものが詰め込まれている一冊。 んんー、やっぱり面白くって色々考える機会にはなるけれど、 私は最近のより、昔の作品の方が好きかも。

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    投稿日: 2009.04.17
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    表題作ではないけれど「menu」が好きで何度も読んでる。 キャラクターそれぞれの関係性がツボ過ぎる。 初めて読んだ時は「時紀めっちゃカッコイイ!!」って思ったけど今読むとDQNだな。 うん、でも好きだよ時紀くん。

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    投稿日: 2009.01.20
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    短編集。 『MENU』の世界なんてすごい惚れ込んじゃう。 登場人物それぞれがしっかりわかりやすく書いてあって、それでいてしっかり人間味もあって。 やっぱり表題作の『姫君』が一番よかった。 ホームレスみたいに放浪してる女の子と、偶然であった男の子のお話。 こんな展開ありかなぁって思ったけど、 終わり3行がぐっときた

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    投稿日: 2008.12.28
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    友達から誕生日プレゼントとしてもらった一冊。 むせる、という表現がぴったりかと思う。 とても濃い文体で、ちょっと斜に構えてしまった。 でも、勢いや緊張感がみなぎっていて読んでいて気持ちよかった。 姫君がお気に入り。

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    投稿日: 2008.10.11
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    詠美さんの書き方がすてきです。ちおはとってもすきなかんじなのです*アダルティーな表現とか場面とかでもきれいに描写されてて、書いてあることもおもしろいです。

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    投稿日: 2008.09.28
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    支配する事で支配されるという真実。 支配されていることで、実は相手を支配している。 姫子は摩周を支配していたけど、そうすることで摩周に支配されてた。 摩周は姫子に支配されてたけど、それは同時に姫子を支配することになってた。 二人の関係はこのことに気づかない時はうまくいってた。 だけど、ある日気づいてしまった。 自分の立場がすこしずつ変わっていくことを。 怖くなった姫子は摩周の元を去った。 立場を変えるきっかけを作ってしまった摩周は後悔した。 離れてみて、相手の存在の大きさに気づく。 自分の立場や存在が変わってしまっても、姫子には摩周が必要だったし、摩周には姫子が必要だった。 姫子の為にがんばる摩周、姫子を失った悲しみを感じれるのは世界中で自分ひとりであると喜ぶ摩周、姫子を失って一人10ccの蛋白質をだす摩周。 私には摩周がとても愛しく、魅力的に感じる。

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    投稿日: 2008.08.17
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    これも短編集。でも割と長目。 母が首を吊ったのを見つけた時、ぼくが、まだ五歳だったのは幸せなことだ。 凄い冒頭文だけど、この一行読んじゃったら、続きを読まずには いられないと思います。 そうはいっても内容ほとんど忘れたので、また借りてきます。

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    投稿日: 2008.08.08
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    表題の「姫君」と初めの「MENU」が特に好き。 「姫君」は心理描写や話の流れがすごく素敵です。 SとかMとかそういう観点から恋愛を考えてみたい人も 考えてみなくても気になる人も 読むと感慨深いです。 二人のやりとりも楽しかったり笑えたり切なかったりと めまぐるしく何とも素敵。

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    投稿日: 2008.05.29
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    短編であっけらかんとしてたのに、驚きの展開だった。 こんなん、あり…デスカ。なんか、心がぽっかりしてしまった。 山田詠美の小説は、 正直現実離れしてて、 それほど感情移入できないときが多数。 でも、こんなことを感じている人もいるのかも、と思うのが結構楽しい。

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    投稿日: 2008.05.22
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    やっぱり山田詠美は巧いなぁ 冒頭のMENUと姫君が好きです 愛と死をテーマにした本編。 生々しくてグロテスクで、でもとてもハートフル 死というより生の印象を強く受けた

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    投稿日: 2008.05.15
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    詠美さん作品の中で もしかしたら、一番好きかも知れない。 時紀さんの様な男性とお付き合いしたい。

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    投稿日: 2008.03.13
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    「どうしても理詰めで考える癖があるので、理解に苦しむ点も多かったですが、何かドキリとするものもあったような…。。また機会があったら読みます。」

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    投稿日: 2007.12.23
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    記憶が確かならば表紙の絵を描いたのは、元SPEEDの新垣仁絵。 たんたんとした文章表現は、余計悲しみを誘う。

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    投稿日: 2007.10.05
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    久しぶりに読んだ(気がする)山田詠美。 期待を裏切らない、良い短編が集まった一冊です。 一番気に入った「MENU」は、なんだかサガンっぽい感じ。 金原ひとみといい、新垣仁絵といい、 すっかり若い人たちと楽しい仕事をしてる感じも羨ましい。

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    投稿日: 2007.09.07
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    この人の本は視覚とか臭覚、触覚みたいなものを表現するのが得意なのかと思っていた。 こんな風に人の、愛の内面をえぐるように見つめて描くことのできる作家だったとは。。 好きなのは「検温」と「姫君」。 4作のなかでこの二つが一番「愛」と「死」の狭間を如実に表している気がした。 女は、本当に愛する人に出会ったときから、「死」を隠し持っている。 恐ろしい狂気と、すべてを知った無邪気さが混同する。 「姫君」の姫子のことが私はものすごく好きになった。 いろんな愛の小説を読んだが、摩周と姫子の恋はなぜだか痛いほど私の胸をつついてきた。 悲しいシーンでもないのに涙が止まらなかった。歪んでいるようで、実は何よりもまっすぐな二人の関係。 羨ましくも切なかった。

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    投稿日: 2007.07.10
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    買いました。最高の短編集。どれも好きだけどmenuと姫君が好き。なんせこの複雑な人間関係が大大大好き。山田詠美は最高。

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    投稿日: 2007.05.06
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    表題の姫君が一番好き。センスがよくて格好いいんだなこの文章が。気高い野良猫みたいな真っ向から世界に向かっていくような生き様の姫さんがなんとも愛しい。耳をふさがない人間・・・と俺の耳酒で・・・のくだりがすごく好き。切ないな。MENUも好きだけどあれもやっぱり切ない。あんな伝え方はきゅんとしますね。

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    投稿日: 2007.05.06
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    山田センセイの文体は結構ねばねば(笑)してるのでこのくらいの短編が数本入っている方が読み易くて好きです。 フィエスタが何気に好きだ。

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    投稿日: 2007.04.08
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    短編集。しばらくハニーとダーリンの内容の彼女の本に辟易して遠ざかっていたが、久しぶりに読んで本当に久しぶりにおもしろいとおもった作品。表題作の姫君、がとてもいいです。最後はハッピーエンドなのか、アンハッピーエンドなのか。彼女の書く男の子はいつでも可愛い。

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    投稿日: 2007.03.11
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    恋愛の究極も、人生の究極も、結局は「生と死」何だと想う。 何かに本気になるってこと=生と死の境目に生きる こんな事を思うようになったのは、いつからなんだろう、、、って、考えさせられた1冊。 どちらの恐怖も知った上で、何かに夢中になることが、 どんどん臆病になってく自分に喝をいれられた気がする。。。

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    投稿日: 2007.03.01
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    2007年2月26日 シャンプーがこの本とのめぐりあわせ。 人生狂ってるほうがエキサイティング。ラブリー! お姫様と死すことは密接な関係なんだ、ダイアナ妃みたい。 2010年8月7日再読 やっぱりすばらしい小説。 MENUもしっかり読めてよかった。 幸せのものさしと、なんでも手に入ると思ってたもの。 姫君はやっぱり泣ける。犯す犯されるのセオリーは感服なのだった。 そしてシャンプーはいつ読んでもきゅんきゅんする。 これからもわたしも人生狂わせて狂わす人にたくさん出会いたい!

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    投稿日: 2007.02.26
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    短編集。 1つ目の「MENU」は傑作。これに限っていえば★★★★★あげます。ほんまおもしろすぎた。 山田詠美さんの作品は人間の深層心理をついてると思う。みんなが思ってることを代弁してくれてる気がする。 「MENU」以外ももちろんおもしろかった。

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    投稿日: 2007.02.04
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    短編集。こんな女が傍にいたら、とてつもなく惚れてしまう。女くささ炸裂だけれど、すき。山田作品は短編の方が好みだ。

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    投稿日: 2007.01.20
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    なんとなく昭和の文学作品とかを思い描いてしまう古典的ながらも古臭くない作品たち。こういうダメ系?な男女の話って、どんなに人が進化しても永遠に繰り返されるんだろうなぁ。あらためて今までの山田詠美を読み返したくなる、とても彼女らしい作品。

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    投稿日: 2006.11.10
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    山田詠美さんの作品の中でもかなり好きな作品です。ときめくし、面白い!二人のやり取りにいろんな意味でドキドキしました。

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    投稿日: 2006.10.29
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    初めて読んだのは5年くらい前で、一昨年くらい前に単行本化していたので購入しました。 今でもたまに読み返す一冊です。 山田詠美さんは、“女からみた男”の話を書くのがうまいなぁとつくづく思いました。 (その点では、「ぼくは勉強ができない」という本もオススメ。) そのせいか、男性読者のファンも多いそうです。 「姫君」は短編集で、短編ならでは、作者の伝えたいことが短く凝縮された話ばかりの一冊です。 短編の中でも、私はやはり「姫君」が一番好き。 これは、支配することで支配されるという、恋愛の一つのカタチを描いた話です。 かいつまんでいえば、強がりな女が、健気な男を支配しようとして、男が喜んで支配されてやる。 そのことで女が満たされていく。 でも、女を満たしてやっている男が、実は支配していることになるというわけ。 そのことにお互いが気付いてしまい、立場が逆転してしまうと・・・。 とまぁ、その後の展開は目覚ましくて、どんどん面白くなっていくわけですが。 あと、作中で語られる「孤独の本当の寂しさ」が私は共感できます。 愛していたはずの孤独。 一人でいる時の寂しさが怖いんじゃない、孤独を無意味に変えてしまう相手の存在が一番怖いということ。 ていう感じで・・・ね。 詳しく書きたいけどネタバレになっちゃうので意味不明なままにしときます!w ちなみに、私は山田詠美さんの作品の中でも、この作品の文章はあまり好きではありません。 始めのうちは、ちょっと読んでるこっちが恥ずかしくなる文章なので・・・(*´艸`*) でも、“例え方”が絶妙でたまらないのです! 要所要所で出てくるのが、「耳が溺れる」。 これの使い方がなんとも絶妙。やられた!!という感じ。 官能場面に使ったり、ネタ的な場面に使ったり、極め付けは、切ない場面で!! いゃ〜〜〜素晴らしい!! 他にも、「月」や「かたみ」に注目すると面白いかも。 あ、精子のことを「10CC」で例えてます。 書き出だしからソレだから、引き込まれること間違いない。 とにかく、30分くらいで読めるので一読の価値ありですよと。 ほとんどあらすじ書いちゃいましたけどね・・・。 これってネタバレかしら(;゜∀゜)

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    投稿日: 2006.10.06
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    なんで山田詠美さんはこんな素敵な文章がかけるんだろう…! 姫君も、綺麗で好きですが、検温もすきです。 恋がしたくなる本でした。

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    投稿日: 2006.08.20
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    面白かったです。 「自分を必要としてくれる人」「自分が必要な人」を考えながら読みました。 誰も、「必要とされたくない人」なんて、いないんだと思いました。

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    投稿日: 2006.07.17
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    タイトルになっている「姫君」和歌のようでいてパンチがきいており、濃密で美しい。春の宵に読みたくなるお話。

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    投稿日: 2006.05.27
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    面白かった。 女性らしい作品なのに、どこかきちんと引いた目がある。 自己愛に埋もれ切ったナルシスティクな女性作家が多いなかで彼女の客観的なフェミニンさは貴重。

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    投稿日: 2006.05.26
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    たとえ、自分が生と死の境に立っていようとも、人は恋をする。 なぜなら・・・。 傷を傷というふうにも表せない男女が惹かれあう姿を通して、人が人を求める気持ち、言葉にできない寂しさを描いた5編を収録。 人を愛することで初めて生ずる恐怖、「聖なる残酷」に彩られた、最高に贅沢な愛と死のシミュレーション。

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    投稿日: 2006.05.13
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    女子は読んどけ。ときめき補充薬。 あんなお兄ちゃんほしかったなあ。 いや、めちゃくちゃ長女なんだけどね、うん。

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    投稿日: 2006.05.01
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    文学!って感じ。美意識に溢れていて読んでいて緊張した位。姫君は悲しいけれど、でも温かい話。姫子のハーモニカを吹く姿にホロリ。

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    投稿日: 2006.04.15
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    "車の運転はしません。でも、運転席に座ったことはあります。そして、クラクションを鳴らしました。後ろ手で。ピアノを弾きます。お行儀良く椅子に座ります。子供の頃からの習慣です。でも、その時に限って立ったまま鍵盤を鳴らしました。後ろ手で。" 『MENU』より。 山田詠美の文章センスの良さが現れている一節。 MENUのために持っているというくらいに、衝撃を受けた。

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    投稿日: 2006.03.09
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    センター試験の練習問題で取り上げられていた「シャンプー」を読みたくて探したらこの本に入っていました。全体的に気に入ってます。

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    投稿日: 2006.01.18
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    難しいなあと思わずつぶやいた。 今の私には、なかなかに骨が折れる短編集だ。 あと何年かしたら、これらの文章が肌に添うようになるのだろう。 何度も読み返さないとね。そういう本だね、これは。

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    投稿日: 2006.01.16
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    最後のどんでん返し(?)は好きだなー。山田詠美の中でも好きな作品です。いつもの詠美節、みたいなのがなくて良い。

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    投稿日: 2005.11.18
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    自分が死の境に立っていても、人は恋をします・・・。 人が人を求める気持ち、言葉に出来ない寂しさを描いた全5編!!!

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    投稿日: 2005.09.14
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    四月に一度読んで、なんや良くわからんかった。  でも、二度目に読んだら、今回はヨークわかった。やっぱり山田詠美の描く女は好きだ。というか、自分にかぶる気がする。特に「姫君」は良かった。私の恋愛をデフォルメしているような。支配して、支配されてる。それによって愛を確かめてるし、そう、支配されてるのは、支配しているように見えるほう…。 あぁ、あいたいなぁ。と思うのでした。 こういう小説は好き。素直で、ちょっと斜めなところ!

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    投稿日: 2005.06.04
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    死と生。この二つが切ないほど伝わってくる。もう2度ほど読み返さないとうまく感想が書けそうにありません。

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    投稿日: 2004.12.27
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    すごーくイイ。 いつのまにこういう話書くようになったんですか山田さんは? 久しぶりにたくさん読みたくなりましたよ?

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    投稿日: 2004.10.18
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    超Sな姫君と、超Mなオトコ。そんな関係の中で生まれた、抗いがたい感情。それを受け入れた途端に…。コトバを失った。宝物に。

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    投稿日: 2004.10.01
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    以前持っていたハードカバーは、本を大整理したときに売ってしまったので、文庫化を機に再度手に入れた。 表紙はなんと元SPEEDのHITOE、、仁絵、HITOE’S 57 MOVE。(・・・わかる人いますか?) 山田詠美が好き、なんて言うと、なんだか意外な顔をされたり、いやな顔をされることが多いけど、どうしてなんだろう。 イメージというものかしら。 彼女の作品には、気軽に触れたら崩れ落ちてしまうような繊細さがあると思う。みっともない表情や見たくない醜い傷や汗や涙やそれらの混ざったぐちゃぐちゃしたものを、厭わず隠さずあたたかく描いているところが好きだ。

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    投稿日: 2004.09.30
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    解説が金原ひとみ、表紙のイラストが新垣仁絵です。 久しぶりに山田詠美の本を読んだのだけれど、やっぱりいいなあ、と思いました。 特に好きなのは「MENU」と「姫君」です。 「MENU」は残酷で、少し背徳的な感触がなんとも言えなかった。そして唖然とするラスト、そしてフェードアウトしていく余韻が。 「姫君」は姫子がとんでもなくわがままなんだけどでもかよわい部分も持っていて、実は繊細で、そこがとても魅力的で良かった。摩周も素敵な男だな、と思う。 その他の三篇もそれぞれ素敵だし、文庫なので安価!いい買い物をしたなあと思いました。

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    投稿日: 2004.09.28