
総合評価
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現代日本を代表する作家
が、見た病ですが、引きこもる人間は文学が好きだなあと感じました。自分も文学好きでしたし、今でも結構好きですね。特に死んだ作家は称賛できても、生きた作家には称賛をしたくないというのは、文芸を志したことのある人間の苦い現実でしょう。実際、私も”過去の古典文学”や”名作”には金を払えても、現代作家には払うほどのものは無いのではと思っていた口です。 うーん、でも平野啓一郎氏が言うように大層な理由で引きこもるかと言われれば、どうなんでしょうか? 個人的に自分は資格試験を言い訳にしばらくぶらぶら引きこもっていたのですが、結局、引きこもる理由というのは、仕事が無いというのが第一ではと感じていましたけど…。実際、リーマンショック後はまあまあの資格を持っていても、まったく相手にされない時代もありましたし…。 まあ、でも、文学です。文学は美しいヘドロのようなものでなければなりません。ただ、この作品からネット世代の光と影が平野氏のテーマであったことが発見できてよかったです。この作品から社会情勢の変化を見極めて、ドーンのような作品に繋がっているのでしょう。 引きこもりって悪ではあるんでしょうね。GDPを押し下げているし…。 真面目に働いている人が引きこもりの維持費について、ヒトラーの言ったように一人の障碍者を養うせいで”健全な男女”を養えない原因だと言いたいのもわからないではないです。 引きこもりを養うのは一種の社会福祉であり、犯罪に繋がらない予防費として考えるのがよいのではないかなあ、と思ったり…。 でも、日本は覇権国ではないから、労働してGDPを押し上げないといけないんですよねえ…。そのためにA型作業所とかB型作業所とかあるんですが、そこに至るまでは自らが病気だと認めないといけないわけですね…。 ほんと、社会というのは複雑です。 主人公の悲しい自暴自棄に共感できるとちょっとやばいかも…。 星5つ。
0投稿日: 2018.09.30
