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powered by ブクログプリニウスの『博物誌』のような幻想動物たちについて、博覧強記の幻視せぬ幻惑者の随筆集。こんな読む人間を選びまくる文章が連載され1冊の本にまとまり、何度も改訂され再販される…そう、澁澤龍彦ならね。 マジでスゲーな…これがドラコニア・ワールド…。
0投稿日: 2024.04.28幻獣、ファンタジー好きなら大満足の一冊!
澁澤龍彦氏が雑誌「野生時代」に連載していた神話・伝説上の生き物などを扱った 10ページほどの博物誌を一冊にしたものです。 「スキタイの羊」「犀の図」「スキヤポデス」「クラーケンとタッツェルヴルム」 「ドードー」「蟻の伝説」「スフィンクス」「象」「毛虫と蝶」「人魚の進化」「大山猫」 「原初の魚」「ゴルゴン」「フェニクス」「貝」「ミノタウロス」「火鼠とサラマンドラ」 「グノーム」「海胆とペンタグラムマ」「バジリスクス」「鳥のいろいろ」「虫のいろいろ」 「ケンタウロス」「キマイラ」の24篇が収録されています。 たとえば「スキヤポデス」は、極めて俊足で眠る時に大きな足を日除けにする 一本足の種族でインドに住むと信じられていました。 中世以前の博物誌はでたらめな想像や伝説を基に書かれていたのですが、貴重な知識 または最先端の情報として学者をはじめ多くの人々に読まれていました。 その想像力に富んだ摩訶不思議な内容が、様々な知識と併せて面白おかしく 紹介されています。 どれも幻獣やファンタジーが好きなら楽しめる内容で、面白い図版も多く紹介されて いるので、読み始めると時間を忘れる程です。 私は特にカトブレパスについて語られている「犀の図」と「ゴルゴン」の章が好きです。 他にミノタウロスと両刃の斧との関係もこの本を読むと分かります。 澁澤龍彦氏の本の中で私が初めて読んで、すぐにファンになってしまった 大満足の一冊です。 不思議な事物、生き物について扱った「 東西不思議物語 」と併せて読んでみても 面白いと思います。
1投稿日: 2015.05.02
powered by ブクログ実際にいる動物やいない動物イロイロ。 古代の人の想像力の凄さを感じることが出来ました。今では想像することも出来ないコトばかり。謎はある方が面白いなと思う。
0投稿日: 2015.03.09幻獣入門に
神話などに登場する、さまざまな幻獣を紹介したエッセイ。時おり昆虫や海胆や貝なども出てくるが、あとがきにあるように、プリニウスの『博物誌』のうち8〜11巻の動物の部を特に参照したらしく、幻獣が中心。 RPGに出てきそうな幻獣がいっぱい出てくるけれど、名前を知ってはいても元ネタの神話などはおぼろにしか知らない場合も多く、全体に非常に興味深かったです。 スフィンクス、バジリスク、フェニックス、サラマンドラ、ケンタウロス、などなど。 とりあえず、プリニウスは必読のようだ。ボルヘスの『幻獣辞典』もわりと頻出したので、再読しようと思う。ちなみに表紙絵は『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』。 博物学が面白い気がしてきたので、荒俣宏なんかも読んでみる。
2投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ人間の想像力は、古来様々な異形の存在を生み出してきた。想像上の怪物や不思議な植物だけでなく、実在の生物も超常的な性質を与えられ、神話や宗教のシンボルとして、人々の生活の隣に息づいてきた。幻想的な生物たちを古今東西の書物に訪ね、その魅力を語る。 スキタイの羊/犀の図/スキヤポデス/クラーケンとタッツェルヴルム/ドードー/蟻の伝説/スフィンクス/象/毛虫と蝶/人魚の進化/大山猫/原初の魚/ゴルゴン/フェニクス/貝/ミノタウロス/火鼠とサラマンドラ/グノーム/海胆とペンタグラムマ/バジリスクス/鳥のいろいろ/虫のいろいろ/ケンタウロス/キマイラ。 「スキタイの羊」に出て来るワクワク島の木がとても気に入っている。表紙を飾るのは、インドに棲むと伝えられた一本足の種族スキヤポデス。一章に一枚掲載される図版も面白いので、もう少したくさん見たいところ。
0投稿日: 2014.05.28
powered by ブクログ11/14 読了。 ボルヘスの「幻想動物学提要」を意識しつつ、幻獣のつれづれを綴る、力の抜けた文章の楽しい読み物。
0投稿日: 2013.11.14
