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アイシテル ~海容~(1)
アイシテル ~海容~(1)
伊藤実/講談社
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総合評価

25件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかった一冊。 漫画を読むのはあまり得意じゃないけどやっぱりこの内容を小説で表現するのは難しいと思う。 被害者側の親の立場と加害者側の親の立場、どちら側の立場に立っても辛くなる。両家族が子供の写真を見て懐かしみ涙するシーンは読んでて悲しくなった。 シリアスな展開が多いからか、背景のトーンの使い分けが上手だなーって感じた。 余談 ドラマ主題歌はMONKEY MAJIK『アイシテル』で、この曲がすごい好きで過去にドハマリした記憶がある。 しかもドラマに合わせて歌詞を書き下ろしたらしい(ドラマ未視聴) いつか見てみたいけど内容があれだから再放送は難しいか……。 さらに蛇足だけど、この主題歌と100s『やさしいライオン』って曲の歌い出しが似てる。こちらも良い曲(だと思う)

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読み終わりました。衝撃でした。 凶悪犯罪と呼ばれる事件について、記者が書いたルポ的な書籍は何冊か読んだことはあったのですが、いずれも被害者の観点から書かれているものが多かったように思います。 この本は、あくまで被害者の母親が主人公なのですが、加害者一家にもスポットが当たっています。寧ろ、本質的には被害者家族が主役なのかもしれません。 漫画なので、加害児童に同情すべき点が多々あることや、被害児童の母親の人格性の素晴らしさ等、いささかリアリティに欠ける部分はありますが、物語のメッセージは痛いほどに伝わってきます。 少年事件についてはマスコミで大々的に報道され、ネット上では加害者に対するバッシングが加熱しがちな昨今ですが、煽りとも取れるその報道を間に受けず、事件が起こった背景に思いを巡らす想像力も必要なのかもしれません。

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    投稿日: 2021.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子どもが戻ってこないまま、時間がどんどん過ぎる描写がリアルすぎて苦しくなる。加害者、被害者、どちらの家族の痛みもジンジン伝わってきます。マスコミの汚さもリアル。美帆子が可哀想でたまらなかった。

    0
    投稿日: 2016.10.03
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    再読。ドラマで話題になった本(ドラマは見てない)だけど、読んでみるとものすごく重かった…。母親よりも、姉の方に感情移入してしまった。可愛がられてた弟は「最強」になった…というのは、何となくわかる。全くの作り話と切って捨てられないあたり、本当に怖いと思う。 http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    久しぶりに読み直してみました。 これ、テレビドラマにもなりましたねぇ。 ちなみに漫画版です。 とにかくねぇ、息子がいる立場にしてみれば、 たまりませんよ、このストーリーは。。。 被害者の親の立場になったことを想像するとね。。 夜更けに読んでしまったことを後悔します。。 最初にこの本を読んだ時、息子はまだ1歳未満だったはず。 で、今は3歳半。元気に外を駆け回っています。 そんな中、改めて読むと。。。たまりませんね、やっぱり。 子を持つ親は、読んでおいて損はないと思います。 正直、辛いですけどね。リアリティありすぎて。 さて、、、後編も後日、読むかなぁ。

    0
    投稿日: 2011.10.10
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    自分の子が別の子を殺してしまうという少年犯罪シリアス漫画。 テレビドラマよりも設定がシリアスです。考えさせられます。

    0
    投稿日: 2010.11.06
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    二部構成。悪と善は本当は紙一重で、みんなそれを分かっていながら他言を許さないのは、悪の中の善を認めたら罪を下すことに躊躇が生まれてしまうからだと思う。事実、この中のゆういちは少年法に守られている。被害者加害者、どちらにもなりうる可能性はいつだってある。他人事じゃない。

    0
    投稿日: 2010.09.06
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    ドラマを見て、手に取りました。 被害者の親、加害者の親、被害者の子ども、加害者の少年・・・ 誰もが誰も、可哀想・・・というか、最初、この話の終着点が 想像つきませんでした。 救いってあるのかな?って。 加害者の少年が被害者の少年を殺した動機の、なんと幼くて 切なくて哀しいことか・・・と。 下巻を読むまでうんうん呻っておりました・・・。

    0
    投稿日: 2010.03.09
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    家に帰るのが遅くなり、その間に大事な息子が殺された・・。 母親の「私がきちんと帰っていれば」というのにすごく心をうばわれました。最近ではめずらしい家族愛のお話です。

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    投稿日: 2010.01.28
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    衝撃的なストーリーながら内容は母親なら誰もが感じる閉塞感、不安、愛情。 読んでいて何度も涙が出て、しばらく頭がぼーっとしてしまいました。

    0
    投稿日: 2010.01.04
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    今まで殺人事件のニュースを見たら、殺害された人がかわいそうだ、くらいにしか思わなかったが 遺族の側の悲しみ、苦しみと同じくらいに、加害者側にだって悲しみ苦しみがあるんだろうと気づいた。 もちろん、その人たちの苦しみを理解できたわけではないけれど。 今まで、加害者側の気持ちなんて全く考えもしていなかった。 こういった事件は、他人事ではなく、私のすぐ身の回りで置きたっておかしくはない。 たまたま、事故のように起こり得る。 私の所は大丈夫、って言い切れる家庭はないんだと思う。 そう気づけたという点で、視野が広がりました。 あと、読んだ後心の底から母に感謝の気持ちでいっぱいになった。 どの母親も一生懸命。 誰も悪くはないんだと思う。 愛があふれてる。 感謝の気持ちを忘れかけた時、またこの本を読みたい。

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    投稿日: 2009.08.19
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    このほんはドラマで見て原作を読んでみようと思い読みました。 小学生の男の子が同じ小学生に殺されてしまい、その後の被害者側と加害者側の 両方の生活が書かれてます。 なかなか考えさせられる本だと思いました。

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    投稿日: 2009.07.27
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    この本は前編と後篇があり、前半の物語は主人公・野口さつきは、一人息子の裕一が口を利いてくれなくなったことに不安を覚えていた。 そんな中、小沢家の長男・清貴が殺害され、容疑者として裕一の名前が挙がり、さつきは容疑者の母となってしまう。そして物語はさまざまな事が起こり後半の本では裕一がなぜ清貴を殺害した本当の理由が明らかになる。

    0
    投稿日: 2009.07.16
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    ドラマは見てないけど気になってました。母親の気持ちわかるなぁと随所で。会社の先輩に借りましたが、自分用に買うかな。

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    投稿日: 2009.06.10
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    自分の子供が殺されてしまう話。 二人兄弟の子供をもつ親で、 上にお姉ちゃんと下に弟で、お母さんは弟の事をすごく可愛がっていた。 お姉ちゃんはそれを不満に思っていました。 そんなある日、弟のほうがころされてしまう。 家族は深い悲しみに陥いる。 あんな元気だった自分の子供がある日突然いなくなりその現実からなかなか立ち直ることができない。 お姉ちゃんは弟ばかり可愛がられて、弟なんていなくなればいいのにと思っていたが、 いなくなってから築くことがたくさんあった。 子供が死ぬ事の親の痛みがとても伝わり涙が止まらなかった。 そして愛情を平等の注ぐことの難しさを知った。

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    投稿日: 2009.06.09
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    海容とは広い心で受け止める。という意味である。 反抗期をむかえた息子を持つ母親さつきある日息子智也が殺人事件の容疑者に・・・ 被害者は息子とおなじ小学生… なぜ智也は人殺しをしてしまったのか? そのいきさつは、、、 すべての母親に読んでほしい物語 智也が心を閉ざしてしまった理由は? そこからすべてがつながるストーリー 決して人事ではない、あなたの家庭にも起こりうる物語

    0
    投稿日: 2009.06.02
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    読み終わった時は5点以外ないでしょ、と思ったけど、よく思い返してみるといろいろとアラが目立ち、次第に、あり得ないことが多すぎな事が気になってくる。 まず加害者のお母さんのこぎれいな 服装・髪形・ネイル、事件前から最後までずっと変わらず…。あんなことがあって自分の見た目にそんな時間かけられるかな、普通。 すごいたまに「おまえ」って子どものこと呼ぶのもなんか変。 加害者のお父さんの急な心変わりは一体どこからきたの?あんなに今まで子供に無関心だったのになー。あんな急に「いい父」になれるかな? 最後、裕一、が殺してしまったことの重大さに気付くのはとてもよくできていて感動した。 被害者のお母さんの子供を亡くした時の変容は読むのが辛い。もしうちの子だったらと思うと私だったら狂ってしまうかもしれない。 そして私だったらやはり加害者を一生許せないだろうと思う。だって、子どもが殺されたんだよ…。このお母さんすごい。。そういったところからも今一歩気持ちが追い付かない展開でした。 桐野夏生「柔らかな頬」を少し思い出した。

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    投稿日: 2009.05.28
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    とても深い話です。ぜひたくさんの方に読んで頂きたいと思います。 自分が親だったらどうする?とか色々考えるところがあります。 ’09.4月〜日テレにてドラマ化。稲森さん熱演中です。

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    投稿日: 2009.05.18
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    ついこの間、王子が死ぬ夢を見た。 目覚めてこれほどホッとしたことはなかっただろう。 夢の中の私は悲しみに押し潰されていた。 姉と母親との姿が我が事のように思える。 次女はきっと同じように思っていたのだろう。 実際彼女は私にそう訴えたことがあるのだから。 物語がと言うより、自分がだぶってしょうがなかった。 夢のせいでもあると思うが。 泣けた。 泣いた。

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    投稿日: 2009.05.16
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    親であるなら読んでいてもいいと思う。 どんなに必死に子育てをしていても、全ての子供が満足できるとは限らない。 どんなに愛情を注いでいると思い込んでいても子供に伝わっているとは限らない。 どんなに相手のためだと信じていてもただただ子供を傷つけているだけのこともある。 子育ての成功も失敗も答えはわからないけれど、 「私はこんなに一生懸命に頑張ってきたのに。」と云うのは、親のエゴであって子供には関係のないところにあるのかもしれない。 未熟な人間が人間を育てることは難しい。 被害者であれ加害者であれ…親が子を思う気持ちに差異はないのだと思う。 どちらか一方だけが辛いなんてない。 我が子を突如として失う哀しみ… 我が子が人を殺めてしまう哀しみ… どちらも親には地獄。 何事もなく大人になった。それは奇跡なのかも知れない。 明日、我が子がそのどちらかにならないという確信は誰ももてないと思う。 ウチは大丈夫。それはおごりでしかない。 どんなに愛していてもその日がふいに訪れてしまうのではないかという暗い淵に立たされたような気がしてなりません。

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    投稿日: 2009.05.09
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    ドラマを見て漫画ではどういった表現で 描かれているのか気になり購入。 やっぱり微妙に所々違いますね お姉ちゃんの嫉妬具合とか 前編後編両方まとめて買ったので これからドラマ結末に向けての内容が 軸は変わらないと思うけれど 少し変わるのかな?

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    投稿日: 2009.04.24
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    まあ、タイトルからただの恋愛ものだと思ってみもしなかったんだけど こんな内容だったとは 水曜10時のドラマ 原作

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    投稿日: 2009.04.23
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     最近、読売新聞で紹介されていたので読んでみたのですが、久々にマンガでぼたぼたと涙がでました。読売の書評にはラストがきれいすぎるとあり、たしかにそう感じましたが、読了感が悪くないのはラストがいいからだし、題に海容とついてるのでこういう終わり方になるかと思います。前編では加害少年とその親に腹が立ってしょうがないのに、後編で少年側の事情を知るにつれて、家裁調査官の富田さんのように抱きしめてあげたくなると思います。

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    投稿日: 2009.04.06
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    雑誌掲載時からその内容の重さに衝撃を受け、 結構泣かされた作品です。 ずっと買おうか買うまいか悩んで、最近ようやく購入しました。 少年が犠牲となった少年犯罪の加害者と被害者それぞれの家庭を、しっかりと描いている作品だと思います。 そして何が恐いって、自分も母親ってこと。 漫画なのに、私も彼女たちと何が違うのか、と自問させられました。 こんな事件の加害者・被害者の母親に絶対にならない、と言い切れないのが、…とても恐い 「母親」と呼ばれる人には一読をおすすめします。 いや、母親だけじゃなくて、家族を持つ人には読んでもらいたい作品です。 ちなみに… 海容=広く大きな心で、人の罪やあやまちを許すこと。 って言葉をこの作品で知りました。

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    投稿日: 2008.11.05
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    小学1年生の男の子が何者かに殺された。 犯人は一体誰なのか!? 社会が騒然とする中、犯人が逮捕された。 その犯人とは、同じ小学生のまだ11歳の少年だった…というお話。 とても考えさせられる内容でした。 今の世の中有りえる話だと思います。 被害者、加害者の両親の心情がリアルに描かれていて、正直、子供1人を育てるということは大変なことだと怖くなりました。 今、子育てをしている方、これから子育てをされる方、どちらにも読んでもらいたい本です。

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    投稿日: 2007.03.10