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総合評価

71件)
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    シリーズ初の長編という触れ込みながら、前半はまるでそれぞれが独立しているような構成が続く。 ところが後半になるにつれ全てが繋がり始めて、何とも悲しい物語になりました。 ミステリーでは良くある構成ながら、この手法を陰陽師シリーズで用いるとまた違った趣がありますね。 だけど自分はやっぱり短編の方が好きかな。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    陰陽師、シリーズ初の長編。 映画で観たエピソードでした。当たり前ですが原作の内容の濃さがすごかった。こんな悲しい話ない。。 済時、なんてひどいことを… 博雅と晴明の関係がなんかもう、付き合っちゃえよってくらい強い絆というか…作中でも言ってますが、博雅の存在が晴明を繋ぎ止めてるんだなと思いました。 余韻がすごい。しばらくは思い返すと思います。

    1
    投稿日: 2025.05.22
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    陰陽師シリーズ初の長篇。すべてが始まったのは、いまから12年も前のことだった。月の明るい晩に堀川の橋のたもとで、心のおもむくまま笛を吹く源博雅。その音色に耳を傾ける姫。名前も知らない、淡い恋だった…。思い悩む友を、そっと見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれたとき、2人は姫を助けることができるのか? 急げ博雅! 姫が危ない──。主人公・安倍晴明はもちろんのこと、無二のパートナーである源博雅の清澄な魅力も全開の作品です。

    1
    投稿日: 2025.01.01
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    第5弾 長編になるんかな? 悲しい話やけど。 貴船神社って、丑の刻参りの発祥の地! ここでも、恨みを持った女の人が、毎日夜中に人形に、五寸釘を カッツン!カッツン!   ¶ヾ(´皿`;)_中))))☆= カンカンカン【呪怨】 しかも、その女の子は、博雅がずっと想っていた人… もう既に…徐々に、人から鬼に… さぁ、救えるか晴明! 陰陽の力で! 「博雅よ、人は自ら鬼になるのだ。鬼にならんと願うのは人よ。貴船の高龗神も闇龗神も、ひとにわずかの力を貸すにすぎぬ」 鬼なるのもならぬのも人次第か… まぁ、そうなのかもね。 今回は、陰陽の力より、博雅の力の方にぶがあったな。 陰陽の力で調伏は出来ても、人に戻すのは無理なんかな。 天に愛された音楽家… その笛の音が全てを… あとがきで、獏さん、「餓狼伝」とかも心配御無用。生きている限り、終わるまで書き続けるって言ってたけど。 2000年の時のあとがきやし(~_~;)

    81
    投稿日: 2024.11.23
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    前半は陰陽師とは、安倍晴明とは、源博雅とはといった登場人物と時代背景などの説明と、物語が入り混じり知らず知らずのうちに物語の世界観に引き込まれている。 後半の生成り姫本編では、話自体は能などでもテーマとなる鉄輪がベースであるが、そちらでは嫉妬に狂った女が鬼になるという程度でしか説明されなかった姫の背景が、何故鬼になるまで心を壊すにいたったのか納得させられてしまうほど丁寧に描かれている。 鬼や怪異は恐ろしいもの、というだけではなく人が生み出すものだからこその悲しみ、哀れ、というものが感じられる。

    1
    投稿日: 2024.09.02
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    平安陰陽師伝奇ファンタジー第五巻。初の長編。以前に短編として発表されていた"鉄輪"をベースにした話で、悲恋の末に鬼(生成り)へと化していく姫と、晴明・博雅との絡みを描いていく。鉄輪以外にもこれまでに短編に出てきたエピソードがちりばめられており、さながら総集編といった趣。それでいてしっかりと魅せるあたりは流石かと。 ただ、これまでの短編では時に濃かったえぐみは薄目で、晴明というよりも筆者あとがきにもあるように博雅の物語といった感がある。彼の純真さにこころ救われる思いがする。

    1
    投稿日: 2023.12.01
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    シリーズ5番目 晴明からたびたび、お前は良い男だな、優しいな、と言われる博雅の魅力がいっぱいに散りばめられたストーリーとなっています。 博雅と晴明のキャラもよく見えて、エンタメとして読むのが楽しみになってきました。 。。。 博雅と長年の思いびとの徳子姫との一部始終。 博雅の笛を橋の袂で聞いたことから、お互い恋心を持ってきたが、徳子姫は別の男性と結婚して、そののち捨てられ、鬼に変貌してしまった。男性の新しくできた恋人を呪い殺し、浅ましい姿になり、それを博雅に見られるという失態。 恨みと辱めと愛憎がぐるぐるして恐ろしい情景が描きだされるのだが、最後は大きな博雅の愛に包まれて、元の徳子に戻っていくのだった。 すさまじい鬼の姿になってもまだ徳子を愛おしいと思う博雅の優しさにじんとくる 自分の腕を噛まれても!!

    1
    投稿日: 2023.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この物語は主人公・安倍晴明の活躍と、その親友である源博雅の悲恋を描いた物語です。  博雅は12年前のある夜、得意の笛を吹いている時に一人の姫と出会う。  その後も笛を吹くたび現れる姫。彼は名も知らぬまま彼女に惹かれ、いつしか会えなくなってからも ほのかな想いを持ち続けていた。  時が流れ、博雅はある男から相談を受ける。  かつて情を通じたが今では疎遠になった姫が、夜な夜な呪いをかけて男を殺そうとしているというのだ。  博雅は男を救うべく親友・晴明の力を借り、共に姫を待ち受けるが、生成りとなり現れた女…徳子姫は 彼が思いを寄せたその人であった。  あさましき姿を博雅に見られたことに絶望する徳子姫。自分が介入したことによってより深く彼女を傷つけてしまったことを悟る博雅。  何とか姫を救おうと彼女の屋敷へと向かった晴明と博雅だが… といったストーリー。  とにかくクライマックスで博雅が徳子姫にかける言葉がいいのです!  まず、鬼になって自分を喰らおうとする姫に「我が肉を喰らえ」と。  そして「そなたが愛しいのだ」と言うのです。  たとえ年を取って肉がつこうがシワが増えようが、鬼になってしまおうが、そんな貴女が愛しいのだと言う博雅と、 「十二年前にその言葉を言って欲しかった」と返す徳子姫。読みながら思わず号泣しました。  純粋だけど不器用で男女の仲に疎いせいで、好きな女性と結ばれることができなかった博雅にノックアウトです。  読んだら瞬く間に博雅の嫁になりたくなること請け合いです。少なくとも私はなりました。  晴明が何度も言うのですが、本当に『良い漢』なのですよ。  まぁ、よく考えてみれば博雅は30代後半という設定なので、何だかんだ言ったって平安貴族の常識としては 立派な家柄出身の北の方(奥さん)がいないわけないんですけどね。  さて、いささか暴走してしまいました。  陰陽師シリーズは基本的に文春文庫から出ている短編集が主ですが、 これは朝日新聞の連載小説だったため長編です。  それゆえ読んだことのない人のために、主人公たちの人となりについて十分な解説がなされている安心設計。  (しかし、これを毎日切れ切れで読んでいたら私も泣けなかったなぁ、きっと)  いきなり買うのは冒険だという方は、 「陰陽師 付喪神ノ巻」の中の短編「鉄輪」を読んでいただければ大体の感じはつかんで頂けると思います。  でも『良い漢』っぷりは3割減。(TORY比較)

    1
    投稿日: 2023.08.04
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    長編版もよかった。 男の勝手な都合に振り回された徳子が可哀想だと思った。鬼になりたくないのにならざるをえないほど心が耐えられなかったんだろう。 博雅は本当に優しい男だ。 相撲の話もそこで繋がったかと合点がいった。

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    「人は誰しも心に鬼を飼っている。人は鬼になりたいと願ってそうなるのではなく、鬼になるべくしてなるのだ。」という清明の言葉が印象的。確かに、人は追い詰められて、追い詰められて、どうしようもなくなったときに鬼になるという気がする。

    0
    投稿日: 2022.03.09
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    なんとも哀しい、ただ哀しい。 誰の心にも鬼が棲んでいて、鬼になってしまうのをどうすることもできない。せつなかった。 晴明が言うように、博雅はよい男だ、と改めて感じた。

    0
    投稿日: 2021.07.27
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    博雅お前は本当に良い漢だなぁに尽きる(╹◡╹)悲しい終わり方だけど読み終わってスッキリした気持ちになった。悲しいハッピーエンド?前作より式神も多めでそこも面白い。あと平安時代の話だけどそんなに堅苦しくなくサクサク読めました。今後もシリーズ読み進めていきたい。

    3
    投稿日: 2020.07.10
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    晴明も良いけどやはりわたしは博雅がお気に入り。夢枕獏の言葉遣いも素晴らしく、しばし千年のタイムスリップを楽しめる

    0
    投稿日: 2020.06.16
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    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2007/07/post_bc98.html

    0
    投稿日: 2020.06.13
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    短編の「鉄輪」がベースのお話し。 全体的には面白かったけど、短編でざっとした流れを知っているから最初の方は流し読み。 後半は引き込まれて読みました。 長編は博雅と晴明のやり取りがじっくり楽しめるのもひとつの良さかなと。

    0
    投稿日: 2018.11.06
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    初の長編となっていたのでどんなはしかと思ったら、前回の鉄輪の話をベースとした短編の連作みたいな感じだった。 切なくて悲しい話。

    0
    投稿日: 2016.02.13
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    十二年前の月の夜、源博雅に芍薬の枝を差しだし去って行った謎の姫…安倍晴明は人の心にすまう鬼をいかにおさめるのか。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    陰陽師シリーズ。長編。 シリーズ発刊以来、初の長編ということですが、すでに既刊の短編集で収録されている話を一つの長編に組み込んで纏めたものであったらしい。シリーズ最初から読み進めている者からすると、すでに読んだような話ばかり。ただ、完全コピーというわけではなく、同じ話を違う方向から描かれていたりで、あらためて晴明と博雅という人物を確認できる意味では良かったのかな。 この作品の話の中心は言わずもがな、「付喪神ノ巻」の「鉄輪」。短編作でも十分に切なさは伝わっていたけれど、長編となって更に迫るものを感じることが出来た。とにかく、、、博雅が本当にイイ漢、、、。それに尽きます。

    0
    投稿日: 2015.07.08
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    正直言うとガッカリ。 すでに短編として発表された短編の生成と物語の主人公である安倍晴明、源博雅のやっぱり読んだことのある紹介文でページを稼いだような長編作品でした。 既刊のまとめが大半って長編としてどうなのよ。とツッコみたくなる。

    0
    投稿日: 2014.05.26
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    一度読んだことある?と思っていたら、短編のストーリーを長編化したものでした。短編でも悲しい話でよかったのですが、もやっとしてたことがクリアになったかんじ。どちらが好みかは人それぞれ。私は短編のままで思い描くのもいいと思います。

    0
    投稿日: 2014.02.24
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    陰陽師シリーズ4作目にして初の長編となった『生成り姫』 シリーズを読んでいなくても、あらためて陰陽師(おんみょうじ)というものや安倍晴明(あべのせいめい)、源博雅(みなもとのひろまさ)について、章を割いて解説してあるので、この巻のみ読んでもイケる。(※ただ、やはり要約なので一巻から読むことをおすすめする) やはり夢枕獏の陰陽師の、なんともいえない雅(みやび)な世界、そして鬼と人とが共存する平安の怪しい闇の世界が美しい。 今回キーとなっているのが、本性(本然:ほんねん)。 再三に、こう語られている『雨も水、池も水。雨が続けば梅雨と言われ、地に溜まれば池と呼ばれ、その在り方で名づけられ方はそのおりおりに変わりますが、変わらないのは水の本然』『水の本然は、ただ水でばかりであり、それを善であるとか 悪であるとか言うのは、人の側にその善も悪もあるからなのだよ。』 鬼も人も同じ。そして、哀しいもの。 源博雅の深く純な愛も描いた最高の物語になっていて、終盤は涙なくして読めない。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか? 急げ博雅! 姫が危ない。シリーズ初の長篇、遂に登場。 ——————— 【目次】 序ノ巻 安倍晴明 巻ノ一 源博雅 巻ノニ 相撲節会 巻ノ三 鬼の笛 巻ノ四 丑の刻参り 巻ノ五 鉄輪 巻ノ六 生成り姫 あとがき ----------------

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    投稿日: 2014.02.09
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    陰陽師、 ひろまさの歴史もよくわかり 初心者には 読みやすい。登場人物の歴史について詳しく書いてあるのでその人柄を思いだきながら読むことができる。映画 陰陽師の原作。

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    投稿日: 2013.09.27
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    『陰陽師 付喪神ノ巻』にある、「鉄輪」を長編化したもの。 前半部分は、安倍晴明や源博雅についての説明が、 以前短編の方で語られたことのある内容と重複して書かれている。 短編を読んだあとにこの長編を読むと、 重複するところがあって退屈ですが、新聞連載だったそうなので、 初めての読者への紹介の意味があったようです。 普段は晴明や博雅が、 第三者として出来事に関わっていくお話が多かったと思いますが、 これは特に博雅自身が物語に深く関わっていることもあって、 一層しみじみとした心持ちになりました。 映画の『陰陽師』は、この長編をベースにしているのかな? と思いますが、それならこの物語を忠実に映画化した方が、 面白いものになったのではないかと思います。

    0
    投稿日: 2013.05.22
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    映画化された話の原作か。 当然ながら原作の方が哀れが深い。 人は鬼になるときは、鬼にしかなれぬのだ。 因果応報、カルマというものか。哀れ。

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    投稿日: 2013.04.07
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    ううーん、前置きが長い!^^; しかも短編ですでに似たような物語を読んでいるので新鮮味がありませんでした。 あの短編で十分だったかな…

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    投稿日: 2013.03.12
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    L 陰陽師 哀しい話。生々しくもある。 あれ?どっかに似たような表現、話があったような?って思ったらそういうことかと他のレビューを読んでわかった。短編のときよりも描写が過激であるぶん重々しいね。

    0
    投稿日: 2012.10.17
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    陰陽師シリーズ初の長編 以前掲載された短編『鉄輪』を長編にしたもの 『鉄輪』より姫や博雅の心の動きが詳しくかかれているのでこっちの方が悲しく辛く感じた 博雅は本当にいい漢だなぁと改めて実感 そして晴明の優しさと博雅との友情も素晴らしかった 鬼になろうとも味方でいると言い切ってくれる人に一生のうちに出会えるなんて幸せなことだ

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    陰陽師シリーズの長編。 出版社が違うとのことで、古典からの紹介が多く、つながりはあったが本編部分が少なかったように感じた。

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    投稿日: 2012.03.10
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    途中の陰陽師に関する説明、源雅博の紹介が若干鬱陶しかったが、物語自体は面白かったです。 人間とは何か、という事を考えさせられます。水を使った説明はすごくわかりやすく、自分について考えてしまいました。

    0
    投稿日: 2012.03.01
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    シリーズ初の長編。 シリーズで出ているけれど、どこから読んでも大丈夫なように書かれています。 特にこの長編は、今までの晴明&博雅のエピソードも織り込まれていています。はじめての方やおさらいにぴったりです。 私はシリーズ順に読んで来たので、くどいとしか感じなかったけど。 物語のもととなるのは、呪われた男を晴明が助ける、という謡曲。それを、夢枕獏が女の悲しい物語として描きなおした。 前に短編「鉄輪」としても収録されていた物語です。大筋は変わらないけど、長編になって、鬼へ成っていく女の悲しみがぐっと迫ってくる作品になりました。 それと、博雅の良い男ぶりが光る。素直で優しくて、優しすぎて、切ない。 晴明さんも言っています。 『博雅は、良い漢だ…』

    0
    投稿日: 2012.02.06
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    何冊か読んだ陰陽師シリーズ。 その中でも一番切なく、印象に残ったのがこの本。 夢枕 獏の文体を読むと、しばらく頭の中まで夢枕節に侵されてしまいます。ファンタジーだけど、舞台が日本の平安時代だし、ストーリーやキャラクターが魅力的なので、好き嫌いなくすっと読めます。

    0
    投稿日: 2011.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    藤原済時の心変わり、悔しさのあまりに丑の刻参りをして鬼に変わりそうになるが その姫は、堀川の橋のたもとで 笛を吹く博雅にあわせて琵琶ひいてくれた 博雅の想い人でした。 泣きながら 死にゆく生成りと化した徳子姫をだきしめて「そなたが愛しいのだよ」と告白する博雅が愛しい人でした。

    0
    投稿日: 2011.06.05
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    短編であらましを知っていたので、展開そのものは新鮮さはさほど感じない。けれどやはり「生成り」の姫の心情は痛ましくて切ない。学生時代に神話や民俗学関連の授業で「鬼」についてのレポートをまとめた時、おそらくこの話の原型となっている古典を少し研究した。物語を楽しむわけでもなく、あくまで調査という形で触れたけれども抉られるような気持ちになった。また、今作は晴明の妖しい活躍よりも長雅の天然(?)さが堪能できました。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    「鉄輪」を夢枕獏が書くとこうなるのか。 能だと想像せざるを得ない部分が明瞭になりますな。 だれしもが徳子のようになる要素を持っていると思う。 だから空恐ろしいのに目が離せなくなる。 怖いのに悲しくなる。 この能が現代にまで人気であるのも、いつの時代も変わらないものを内包しているからでしょうね。

    0
    投稿日: 2011.03.29
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    付喪神ノ巻で書かれた「鉄輪」を長編化したもの。 博雅がいい男すぎて「…もう!」ってなる話。ちょっとくらい強引に引かれたいものなのよ女は。

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    投稿日: 2011.03.19
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    なんて哀しいんだろう…。 徳子姫に感情移入してしまって、もう。。 泣いてしまう。 あとはもうやっぱり、清明と博雅のやりとり。とても好き。 世界に浸る。 でも、、陰陽師シリーズは短編の方が好きかなぁ。

    0
    投稿日: 2011.02.21
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    夢枕獏の陰陽師第五弾。 初の長編ですが、 内容は今までの短編を肉付けして再度まとめた感じでした。 最初は短編を章毎に書いてある感じで 少し退屈な感じがしましたが、 最後の終わり方は短編ではないぐっとくるものがあって こちらの方がお気に入りかも。 長編ならではのいい所が出てました。 あとがきにもありましたが、 もう一度陰陽師とはどういうものかと 改めて読むにはいいかと思います。

    0
    投稿日: 2010.11.16
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    「鉄輪」の長編版。 短編もよかったけど、これはもっと切ない物語になってます。 どんなに思っても戻らない人の心。 わかっていてもどうしようもなく、鬼になってしまうとは。 悲しすぎる。そして博雅はほんとにいい男だなあ。

    0
    投稿日: 2010.10.19
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    陰陽師の長編。 基本的に短編で書いている内容を再編集した感じ。元の短編がそれぞれ完成度が高すぎるので、長編はちょっとかすむかな? 後編のもの悲しい感じとか、決して悪くはないんだけど、短編版の鉄輪とかインパクトが強烈で、それに比べるとどうしても冗長で薄い感じは否めない。

    0
    投稿日: 2010.10.18
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    結構読むのがきつかった・・・。 話は面白いんだけど、前作までのつなぎ合わせが多くて、 新鮮味がないので読み疲れてしまいました。 陰陽師は短編で、1話に1回「ゆこう」「ゆこう」のクダリが出てほしい。

    0
    投稿日: 2010.09.17
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    人の本質とは何だろう。人を好み、愛しいと想いを寄せ、執心すれば、鬼になってしまう。直向きな愛情で鬼になってしまうなら、鬼は最も人間らしい人間と言えるのではないだろうか。一途な気持ちは、純粋である。純粋さが人を鬼にするというのは、何とも皮肉なことである。

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    投稿日: 2010.09.12
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    再読。シリーズ5巻目。初の長編。 いつもは持ち込まれた問題に二人が関わっていく形なんだけど、今回は当人である博雅の問題と繋がっていくという感じ。 長編だけあって、事件に至るまでの細かい道筋がいつもより描かれていて、しみじみと物語を読み込んでいくことができました。 人の想いはどうにもならないし、哀しいし、でもそれが愛しい。 徳子姫の思えば苦しい、想えば切ないっていうのも痛いほど伝わってくる。 この世界観や、人間の表現が陰陽師らしくて素晴らしい。 陰陽師入門にもいいかもしれない。

    0
    投稿日: 2010.08.20
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    本書は人の世の無常とだれの心に住むおどろおどろしい業が紡ぎだした哀しい物語。「生成り」とは辞書によると「能面の一。女の怨霊に用いる。角が生えかけた形で、般若(はんにや)になる以前のさまを表す」とある。源博雅が堀川橋のたもとで見初めた何処の人とも知れぬ姫。月日が経つにつれ姫の容色にも翳りが見え、そればかりか姫にふりかかった哀しき定めにより心に鬼を宿すまでになってしまう。読者はこの物語を読み終えてふり返ると、始めのほうで博雅が晴明に語った「そのお方が、老いてゆく御自分に対して、心に抱いている哀しみすらも、おれは愛しいのだよ」という一言にこの哀しい物語が暗示されていたのだと知ることになる。

    0
    投稿日: 2010.06.21
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    季節とか風景とかがとても風情があって好きです。いつも柱にもたれて源博雅と酒を酌み交わす晴明がすごくいいです。貴船神社に行きたくなりましたvv

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    投稿日: 2010.05.28
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    晴明、博雅、道満、蝉丸、そして今回のヒロイン、徳子姫、登場人物のそれぞれが持つ独特な存在感。今回もこの「陰陽師」の世界を堪能しました。

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    投稿日: 2010.04.01
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    2010.04.01 読書開始 2010.04.11 読了 会社の先輩からお借りしている、夢枕獏氏の陰陽師でございます こちらの巻は、朝日新聞の夕刊で連載していたとかで、これまでの巻と違い短編形式という感じではありませんでした お陰で、晴明と博雅の出番がたまになかったり… この二人のコンビが好きな私としては、少し残念な巻でもありました また、読んでいて何だか見覚えのある気がする話もちらほら… 立ち読みした時に見た話なのか、それとも以前の巻に似たエピソードがあったのか… しかし、博雅も気の毒とは思いますが、徳子も気の毒ですね…

    0
    投稿日: 2010.04.01
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    陰陽師シリーズは多分ずっと読むし読み返すと思うくらい好きなのです。 「鉄輪」もすごく好きなお話。 獏さんの書く鬼はキレイで恐くて切ないなぁ、と思います。 とにかく、博雅が好きでしょうがないな、ということを再認識したお話。 あと、晴明は博雅いなかったら「人」では無かったかもなぁ、なんて思うお話。 お酒を酌み交わす相手がいるから「人」で留まっていそうだなぁ、て。

    0
    投稿日: 2010.02.06
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    私の中で一番グッとくる恋愛系小説だと認識しています。 なんていうんだろう。 恋愛ってかくあるべき!と思います。 一時期の思い込みで人生を棒にするのって私好きじゃないんですよね。 たとえ、19歳の恋愛でも実のあるものにしたいと思うし 究極、キスとかも減るもんじゃないけど無駄遣いはしたくないんだ! 昭和かよ!って思われるかもですが、一生をともにする人だけにすべてをささげたいと思うのだ!(わあ超恥ずかしい) だからさあ博雅の言う、たるんだ顎も愛おしいと思うのだよ!って なんていうんだろう。究極に泣けるんだよね! 最高だ!!

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    投稿日: 2010.01.30
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    表題のとおり,陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた初長編。 武士の源博雅とのコンビは映画化もされている有名な設定。 名作短編「鉄輪」をベースにしながら, 他の短編で描かれた挿話で肉付けされ, 長編作品でありながら連作短編のようでもある構成となっている。 二人の掛け合いの魅力,中でも博雅の魅力が際立つ作品である。 古語を交えながら読みやすく平易な文章で書かれており, 平安文化も巧みに織り混ぜられていて楽しめる。 ベースが良い話なのでうまく仕上がっているが, 個人的には短編集の方が良い仕上がりで楽しめると感じた。

    0
    投稿日: 2009.07.01
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    この人の安部晴明に惚れた。 カッコ良すぎる。 度々出てくる「ほろほろと酒を飲む」という表現。 「ほろほろ」って何?って思いながら、お酒を飲みたくなった。笑 晴明と博雅の関係がとても萌える。 青臭い草木の香りとか、生ぬるい湿気を含んだ風とか、虫の音とか…些細なことを感じながら月を見上げてお酒を飲んじゃう二人が素敵。 偏った趣向で読んでごめんなさい。 でもストーリー自体とても面白くて一晩で読んでしまった。 このシリーズはいくつか読んだけど、これが一番好きです。

    0
    投稿日: 2009.06.22
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    陰陽師シリーズの第4弾!! 陰陽師シリーズの初長編!! 源博雅が凄く良い!! 特にラストが凄い良い!! 兎に角、平安時代の雰囲気が凄い楽しめる作品です♪

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    投稿日: 2009.05.06
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    シリーズ第五作目は、某新聞社の夕刊に連載された長編。 そのため若干今までの作品と趣が違う。 本作は、「付喪神ノ巻」の中の短編「鉄輪」を 長編化したものである。 そのため、私にとって、 短編版の「鉄輪」を初めて読んだ時に受けたショックや 感動があまりに強かったために、 改めて長編化した「生成り姫」を読んでみたら、 既に一度読者の心に向かって発された題材を、 いかに著者の夢枕獏氏が その筆力を駆使して料理し直しても、 この物語から受ける感動は薄れ、 熱は冷めてしまった感がある。 それでも、この切なすぎる物語のラストは、 何度読んでも、短編も長編関係なく、 ぐっと胸に迫ってくるものはある。

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    投稿日: 2008.12.12
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    久しぶりにこのシリーズに戻った。 泣けて、泣けて仕方なかった。 人の誰の心にも潜む鬼。 私も悲しかった。

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    投稿日: 2008.11.04
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    夢枕獏の「陰陽師」の短編「鉄輪」の長編化です。 「鉄輪」は、「陰陽師」のなかでも、特に大好きな作品です。 特にあのなんともいえない、美しいラストシーンは、ずっと心に残っておりました。 ということで、この長編化された作品も、前から読みたいなぁと思っていたわけです。 短編と長編の違いは、源博雅と生成り姫の関係がありますねぇ。 長編は、恋愛関係っぽくなっています。 あんまり恋愛色のなかった短編は、博雅の「いい人」ぶりがメインでしたが、長編の方は、鬼に変わっちゃう姿を見られた姫の苦悩がより濃く出ていると思います。 それでも、長編でも、「そなたが愛しいのだよ」という博雅の優しさは健在です。 相撲の話も、最後の最後でつながって、わたしは、思わず「うまい」といってしまいました。 やっぱり、最後の博雅と姫のやり取りは泣けました。 安部晴明の話というより、これは、源博雅のお話なんだなぁ。

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    投稿日: 2008.08.22
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    陰陽師シリーズがお気に入りなんですが、その中でも一番好きなのはこれ。 もとはシリーズの中の短編だったものを、長編へと加筆されたものです。 登場人物の源博雅が好きな私としては、このお話が一番好きです。

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    投稿日: 2008.07.27
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    『陰陽師』シリーズでは確かコレが一番怖かった。 女の執念って怖いねって話ですよ。生成りは怖い。。。

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    投稿日: 2008.04.05
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    シリーズ中、最初に発表されたのが違うため、他の短編集とは少しだけ雰囲気が違う。 同じストーリーの短編もあり。

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    投稿日: 2008.03.27
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    博雅の恋愛事情。博雅の笛の音を聴いていた姫に博雅が恋をして、けれど思いのかなわないまま十二年が過ぎ…というお話。十二年前、博雅がちゃんと姫の後をつけていれば…と悔やまずにはいられない。でもどんな姿になろうと姫を許す博雅のやさしさが伝わる一冊。

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    投稿日: 2007.11.03
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    シリーズ初めての長篇小説!! 晴明・博雅が今回出会う魔物は鬼か蛇か!? 全ては十二年前、博雅に枝を差し出して去っていった謎の姫の登場から物語は始まった!

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    投稿日: 2007.05.21
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    いつもとちがって長編に仕上がっている作品。 新聞で連載していたもので、“晴明”“博雅”の人物紹介や“陰陽師”とは何か、ってことも書かれていて、初心に帰ったような感じ。 初めて晴明の弱気な言葉を聞いたような気がする。 ちょっとしんみりしてしまった。 晴明には博雅が、博雅には晴明がいる。 だから大丈夫☆

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    投稿日: 2006.10.15
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    涙なくして読めません・・・ 前回までの作品と、かなりダブる箇所がある。 でもこれだけ単品で読めば、かなり楽しめると思う。 源博雅の恋が、とっても切なく描かれているのですよ。 博雅がとっても素敵なことを言うの。 「肌を合わせて、なじんだお方の身体が衰えていくのは哀しかろう。 しかし、衰えてゆくからこそ、愛しいのではないか。 衰えていく肉が哀しいからこそ、人は、それがいっそういとおしくなってしまうのではないか」 こんな風に想われ、想いたい。 そしてね・・・とっても哀しいのよ・・・ うぅぅぅ(T△T) もう涙なくして読めないでしょ!これは!!!

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    投稿日: 2006.10.01
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    久しぶりに陰陽師シリーズ読みました。陰陽師読む度に、博雅はよい男だなぁ・・・。と読むたびに思います。五徳の姫(だっけ?)と幸せになれたらよかったのになぁ・・・

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    投稿日: 2006.05.21
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    陰陽師で最も好きな作品。 短編の多いこのシリィズでは珍しい長編。 生きながら鬼になった「生成り姫」は切なかったです…一度過ぎていってしまったものは戻らないという無常観が悲しくも有り何故だか愛しくもあります。

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    投稿日: 2006.04.12
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    漫画も出たし、映画もあるし、TV番組もやったし…… でもやっぱり、ホントのところは小説版が一番好きです。いわゆるエンタメ文学って、読むと確かに面白いんだけど、読み終わって「で、なんなの?」ってもの多いんだよね。でもこのシリーズは、ちゃーんと余韻が残るし、ある面すごーく深い部分もあっていいです。博雅くんのセリフ「泣こうが、苦しもうが、どんなに切なかろうが、どんなに焦がれようが、どれほど想いをかけようが、戻らぬ人の心はあるのだよ……」ううっ、切ないなぁ。

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    投稿日: 2006.03.14
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    どっかで読んだと思ったら短編を膨らましたとか。 なのでいまいち新鮮味がなかったのが残念。 博雅が昔恋しいと思っていた女が他の男の妻となり、裏切られて鬼と化したけれどやはり博雅を慕っていて、「どうしてあのときに愛しいと言ってはくれなかったのか」というわけです。 何しろ笛吹いてるだけでしたから博雅ってば……(涙)。 だけど博雅は言うんです。 「あの頃、わたしはまだ、刻(とき)が永遠に続くものと思っていたのです」 その言葉がとても切なかった……。それが若いということであり、それを切ないと思うことが年を取ったということなのだなあとしみじみ思ったのでした。

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    投稿日: 2005.11.27
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    大好きな陰陽師シリーズ★ 既存のお話を使ってこんなに読ませてくれるストーリーが描けるというのは本当に凄いと思います。言霊とは何か、陰陽師とは何か……など知るのに最適なシリーズかも。

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    投稿日: 2005.11.17
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    十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の出会いから始まった──。淡い恋に思い悩む友を静かに見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれてしまった。はたして二人は姫を助けられるのか?急げ博雅!姫が危ない──。シリーズ初の長編、遂に登場。

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    投稿日: 2005.10.26
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     陰陽師シリーズ初の長編です。今までのシリーズを読んでいない人でも、読んでいる人でも問題なく読める作りになっています。

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    投稿日: 2005.05.15
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    2003/11/15同シリーズの初期短篇「鉄輪」を思いっきり薄めて引き伸ばした、この著者お得意のお手軽再生利用作。とは言ってもバラバラな前半の各挿話が終盤で一気に繋がってくるあたりには多少はダイナミズムも感じたのも事実。いずれにしても、著者がはしゃいでる程には、この晴明&弘雅コンビに魅力を感じない。歳も歳なのだから一度、広げまくった濫作の数々にきっちり落とし前を付けて、寡作でもいいから1作入魂でお願いしたいものだ。充分に稼いだと思うし…。

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    投稿日: 2005.05.03
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    またまた、陰陽師。 生成り娘。 基本的に陰陽師シリーズは短編がいくつか入っているのだが、 今回のは長編です。 水戸黄門・秋の交通安全スペシャルって所でしょうか・・・。 この話は、映画「陰陽師?」の原作。 といっても、映画では生成り娘はメインイベントではない。 かといってサブイベントでもないんだけど、 なんかむりやりいろんな話を詰め込んだって感じです。 だから映画では生成り娘周辺の話、 (弟や身の回りの不幸、琵琶・飛天の話) には全然触れられていなんだけど、 この本でばっちり触れられてます。 そしてなんといっても、 安部晴明、源博雅という人物について詳しく説明が与えられている。 陰陽師シリーズをすでに読んでる人はちょっと重複するけど、 初めて読んだ人でもまったく違和感なく 陰陽師を堪能できます。 この本を読み上げ再び映画を見たけど、 一回目以上に感動。 小説の最後のシーンがリアルに再現されている。 涙涙涙・・・。

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    投稿日: 2005.02.16
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    陰陽師シリーズの『鉄輪』というお話を基に長編化させたもの。ワタシは古典芸能の世界を知らないのですが、鬼の面には何段階かあって”生成り”というお面があるのですね。(お話の中に出てきますが生きながら鬼に変化してしまった人の事)しかも一度なってしまうと戻れないのですね。日本的考え方なのかも知れませんが、一度過ぎていってしまったものは戻らないという無常観を感じますね。

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    投稿日: 2004.12.27