
総合評価
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powered by ブクログマダアゲソメシマエガミノ〜意味わからんけど、国語で習ったアレ思い出した。 私は北陸の出身の大阪在住だけど、同じ雪国同士だからか、共感できるところ多くて、あたたかい気持ちになった。 正月に帰省先から戻った直後に読んだからか、故郷っていいなと、普段は思わないのに、思ってしまった。
0投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログaudible⭐︎ 森沢さんの本は温かくて大好き♡ 青森県の"弘前さつらまつり" 観に行ってみたい!!
14投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ青森に100年続く津軽蕎麦のお店。 3代目哲夫は妻の明子とともに店を切り盛りしている。 その息子、陽一を主人公として登場人物それぞれの時代、それぞれ目線で物語が展開していく。 初代店主、賢治の 「物事の終わりは必ず感謝で締めろ」という言葉が心に刺さった。 賢治の友人が4代目のために作った螺鈿の引き出しは近い将来陽一が4代目として引き継いでくれるんだろうな。 不器用な男どもと、勘が鋭い女性たちのやりとりがなんとも小気味良かった。 時代を超えて引き継がれる味、手間暇かけて作られる味。 焼き干しで出汁を取った津軽蕎麦を味わってみたい。青森の百年食堂の温もりを感じてみたい。
1投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よかった。 100年前と現代とのつながりが、あったかくていい。七海と陽一もいいところに落ち着いたと思う。七海がいいキャラ。
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログしみじみ暖かくなるいい作品でした。 代々食堂を営む一家の物語。 周囲にも良い人が集まっていて、温かくていいなぁ。 どうするのがいいのか、選択した時は分からないし、後になってああすれば良かったと思う時がくるかもしれない。 それでもなるべくそう思わないでいられるような、生き方をしていきたいなと考えたりしました。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ紙の本で検索しても出てこなかったのですが、とても親切なフォロワーさんから教えていただき、こちらに登録しなおします。感想の内容はコピペです。 青森3部作と言われる1冊目。文庫本の登録ができません。電子書籍も読むことはあるのですが、ほとんどは文庫本なので登録できるようにしていただけるとありがたいのですが・・・。積読していなかった3冊目は電子書籍で買いました。なぜなら、文庫本は2,000円もするのです。 青森県が観光促進で3代続き100年以上の大衆食堂を百年食堂としたことが青森三部作に繋がったようだ。 同郷との出会い、それは心の置き所と郷里から離れた所が仄かな想いを募らせる。主人公の大森陽一とプロカメラマンの卵の筒井七海。陽一は父哲夫が経営する蕎麦屋を継がずバルーンアーティストでピエロをやっている。蕎麦屋の名は大森食堂、百年続く食堂だ。父の哲夫が3代目、創業者は哲夫の祖父賢治。彼にも出会いがあり、その背景もある。そして陽一は・・・。 百年続く大森食堂を中心にさまざまな出会いと別れの物語だ。甘くも切なく心温まる物語。百年続くには訳がある。優しさで笑顔にする想いと感謝する気持ちが1年1年を紡いでいくのだろう。様々な壁を乗り越えながら過去から未来を繋いでいく。その原動力は感謝の心と優しさなのかもしれない。
19投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ何冊も読んでいる森沢作品。今回もほろりとさせられました。 田舎と言っては失礼ですが、都市部では希薄な、縦にも横にも繋がりの深い人間関係がなにかを癒してくれます。お墓参りをした後のような気分。 元気な女性が多いのも楽しかったです。 ストーリーはやや単調な感じも否めませんでしたが、不器用な父子が心を通わせる様子は、私自身がそれを得られなかったせいか、心を揺さぶられるものがありました。
16投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ津軽にある食堂の始まりとこれからのお話。 100年以上続いているお店いっぱいあってすごい。それぞれのお店には数え切れないほどの思い出があるんだろうな。青森へ行って本場の津軽蕎麦を食べてみたい。
1投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログ青森を舞台にした四世代に渡る食堂のお話。 第一章では、明治時代に店を始める前の初代・賢治と、現代(平成)の陽一の動きがリンクして物語が進む。 内気な性格の賢治と陽一が、一人の女性に恋をして、でも一歩が踏み出せない、そんなもどかしさが同時進行で描かれる。 この描かれ方が、血のつながりや運命を感じさせる。 第二章以降は、陽一が店を継ぐかどうかも含めて、自分の将来に悩む姿が描かれる。 同郷で恋人の七海も、実家に婿養子を呼ぶことを期待されている立場で、そんな七海との将来像もモヤモヤとして何とももどかしい展開が続く。 それでも読み切った後には、世代を超えた人との繋がりの温かさが胸に沁みわたる。 この物語は、単にひとつの食堂の歴史を語るものではなく、大森家を見守ってきた周りの人々との友情物語でもあった。 プロローグの3代目・哲夫の言葉が、読了後にじんわりと効いてくる。 「何もない平凡な一日を淡々と過ごせることが、実はどれほど幸福でありがたいことであるか。」 自分がここに生きているということは、父母・祖父母・曽祖父母、さらにその前の世代が、ずっと命のバトンを繋いできてくれた証である。 そしてこの平凡な毎日の幸せは奇跡であるということ。そんなことを、この言葉を噛み締めながら、じんわりと考える。
9投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ森沢明夫さんの作品はどれを読んでもただただ楽しかったです。 弘前の食堂を舞台にした四世代の物語です。 二代目がちょっと問題のある人のようでしたが、それは何故なのかももう少しお話が書かれていたらもっと面白かったのではと個人的には思いました。 こんなに引き込まれるように読み終えてしまうのは、目の前で登場人物を見ているような気持になるからでしょうか。 やっぱり森沢明夫さんの作品は好きです。
26投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログ最近、ちょっと疲れていたから、心のシャワーを浴びたくなって、手にした森沢明夫さんの本 続きが読みたくなって、思わず夜ふかしして、一気に読了… 期待以上に心がすっきりして、あたたかい気持ちにもなって、こんな物語が紡げるなんて、本当に素敵だな、と思う。 不安や迷いを抱えながらも、自分の想いに気付きしっかりと人生の歩みを踏み出していく主人公と、100年という歳月を経て紡がれてきた想いが、今という時間に交錯し、過去、現在と様々な人が優しさで繋がる物語でした。 主人公の父が語った『物語の終わりは必ず感謝で締めろ。そう教えられた。』という言葉が印象的です。 縦糸横糸を問わず、自分が関わる人たちに、心から感謝の言葉を伝えることができて、自分も大切な人たちと繋がっていけると良いなと、そんな優しい気持ちにさせてくれた一冊でした。
4投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ森沢作品は、悪人が登場せず、先も見通しやすいので「安定・安心の〜」などと云われますね。本作も同様、人物描写が優しく、温かい気持ちになりました。 百年受け継がれた大衆食堂の人・味・歴史を描く人間ドラマです。明治時代の黎明期パートを挟みながら、平成の現代パートで故郷を離れ都会で暮らす若い2人の恋愛物語が展開します。 弘前を中心とした津軽地方の気候風土、伝統文化、言葉などをふんだんに散りばめ、食の味だけでなく物語の上でもよい味を出しています。 そもそも「百年食堂」には、「三代四代と受け継がれ、町民に慣れ親しまれたメニューがあり、生活に溶け込み愛されている」などと、種々定義があるようです。 青森県では、「三代、約100年続く大衆食堂」とし、百年食堂を観光の目玉の一つとすることで本作が生まれたそう。"青森三部作"その1です。 15年前の刊行ですが、おそらくこの間に(コロナ禍は特に)多くの飲食店が廃業の憂き目にあったはず‥。受け継がれ愛され続ける"味"の価値、そして不易と流行を再認識させられます。 本作は、過疎・シャッター街などの負のイメージを払拭するだけでなく、未来に向けた明るい話題を提供し、地域活性化につなげる一作になり得ると思いました。 巻末に著者が取材で訪れた「津軽百年食堂」10軒が紹介されています。粋ですね。
67投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ2024.2.13 読了 ☆8.6/10.0 時代が変わっても変わらないものがある。 それは、親が子を想う気持ちです。 故郷を離れてがむしゃらに頑張る我が子への心配や愛情、それが本書ではとても温かく描かれています。 この物語は、青森の弘前市に三代続き、百周年を迎える津軽蕎麦のお店「大森食堂」を舞台にした、明治時代と現代が交錯するお話です。 初代の大森賢治とそのお嫁さんのトヨ、二代目の哲夫と妻の明子、そして主人公は三代目店主になる息子の陽一と大学時代の知り合いで恋人の筒井七海です。 陽一は、本当は大森食堂を継ごうと思っていたのに父の反対があり、一度は修行のため中華料理店に就きましたが、そこの店長に父親のことを馬鹿にされたことに我慢できず歯向かってしまい、それによりクビになってしまうのです。 陽一は父に対しとても申し訳なくなり、父に合わせる顔が無くなってしまいます。食い繋ぐために姉に縋って頼り、姉の紹介で都内の制作会社に勤めますがそこも辞めてフリーターになってしまい、趣味で得意だったバルーンアートを教えるピエロの仕事に就きます。 そんな時陽一が同じ弘前の高校の三つ後輩で、フォトグラファーを目指す七海と出逢い、同郷の二人は当たり前のように惹かれ合います。 東京でフォトグラファーとして独り立ちしたい七海と実家の大森食堂を継ぎたい陽一。 二人の未来は果たしてどうなるのかというのがすごく読んでいてむず痒いのです。 二人の恋の行方は…応援せずにはいられないめちゃくちゃ爽やかな恋物語なのです。 そして、それに並ぶ家族愛と師弟愛も素敵です。 また、特に惹かれたのは陽一と七海の恋愛における壁となる実家の家業の問題。 お互い実家の家業があり、いつかは継がなきゃいけない、実家に帰らなきゃいけない そんな境遇にあるカップルの恋愛の難しさやもどかしさを綺麗に描いてると感じました。 いつかは離れるし、遠距離になる覚悟も必要 自分たちの都合だけで決められない、人生の幾つもの分かれ道を前にして、お互いの夢ややりたいこと、実現したいこととやらなければならないこと、いつか向き合わなくてはいけない問題に対してどう折り合いをつけていくのか。 そんな、二つのことに挟まれて身動きが取れなくなりそうな、息が詰まりそうな状況に自分もいつかなるのだろうか そう考えながら読んでいくと、二人の恋愛やその周りの人たちの温かさにすごく心動かされるのです。 登場する人全てが“粋な”物語。最高でした!
159投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ青森三部作の一作目 青森にはまだ一回も行ったことがなくて それでも青森といえばリンゴ!でしたが、ここに出てくる津軽蕎麦も食べてみたいと思える本でした 代々続くお店 昔の味を守っていくのは大変なことで、苦労も多い 家族の想いや周りの想いをつないでいって 愛される場所になっていくんだなと つながりが感じられる本です
3投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログ『津軽百年食堂』 森沢明夫さん津軽3部作の一作目 ただ、私は『青森ドロップキッカーズ』を先に読んでしまったので順番が逆転してしまったが… 未読の方は、先ずはこの作品から読み始めるのがオススメ さてさて、物語の舞台は津軽・弘前 百年続く食堂を守り続ける父と、東京で孤独な社会に生きる息子の物語 内容はとてもシンプルだか、そこに登場する人物一人一人が実に温かく優しくて、時に粋で… 田舎を出て都会の荒波に揉まれながら強く逞しく生き抜こうとする若者の熱量と、それと表裏一体で待ち合わせる将来への不安や葛藤の描き方が美しかった。 親と子、それぞれが個としての相手の人生を考える思いやりに満ちていて、特に祭りで設営したテント内で、賢治と陽一が心を通わせたくだりには涙が溢れた。 また、エピローグにて七海が明子にこっそり伝えた素敵な台詞…なんてチャーミングな女性なんでしょう。つい嬉しくてにやけてしまった。 シーン毎に目線を移して物語を進行するという構成のため、其々の人物に感情移入しやすく、物語が立体的で時代を超えているのに読みやすかった。 後半からは健くん親子から広がった"粋"な演出のバトンタッチが繰り広げられ、物語が一気にリズム感をもち面白味を増した。 森沢明夫さんの作品に出るキャラクター達は、みな人間味に溢れていて心が温かい。私もそういう人間になりたくて…それは無理でも近づきたくて笑、すっかりファンになっている。 この読後の心地よい余韻がさめる前に3部作の完結となる『ライアの祈り』を読もう!
8投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログ06月-15。3.5点。 津軽の津軽蕎麦屋さんが舞台。主人公は、蕎麦屋の長男。東京へ出るが「ピエロ」の格好をしてバルーンアートをするバイトを。 江戸時代の蕎麦屋元祖の光景と、主人公の光景を交互に。心温まるし、面白かった。
0投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログお互いを思いやる二人の恋がハッピーエンドになりよかったです。 自分を取り巻く人々への思いやりは大切ですね。
0投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログなんか、読み終わった後、えもいわれぬ優しさに満たされる本です。 作者誰だっけなー?と(ジャケ買いに近かったのですぃません 笑)見たら、森沢明夫さん。なんか納得しました。 心がデトックスされました。 あとがきで、本当に青森には、百年食堂を認定する制度があるんだと知り...当たり前だけどいろいろあるはずの人情ドラマに今さら想いを馳せ。少しそういう食堂に行きたくなるという。 あまり普段気に留めてこなかったな、と気づかされます。 青森ドロップキッカーズと、それを含めた第三作目がその2冊をつなぐ1冊になっている、という文庫版解説があったので...読んでみたいかも~。
1投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログ応援せずにはいられないめちゃくちゃ爽やかな恋物語。そして、それに並ぶ家族愛と師弟愛の物語。 登場する人全てが“粋な”物語。最高でした。
16投稿日: 2023.03.17
powered by ブクログ桜舞う津軽の地で百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語 心暖かくなる「森沢ワールド」にもう少し引き込まれていきそうだ! 先ずは、青森三部作を…
4投稿日: 2023.02.08
powered by ブクログ青森の三世代続く津軽蕎麦のお店を営む家族の心と心の繋がり。 嫌な展開もなく、嫌な人もいないので、癒やされたい時にぴったりな優しい優しいお話。疲れている時にはそんな優しい話が心に染みるんだ。そして、津軽蕎麦が食べたくなっちゃう。
0投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ☆4.5 「青森三部作」の一作目。 三代にわたり、名物食堂の暖簾を守り続ける家族がつむぐ奇跡の物語。 とても心温まる素敵な作品でした❁⃘*.゚ いつか実際に「さくらまつり」に行ってみたいです。
10投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最高の1冊に出会えた 読むと1週間はワクワクが止まらない! 帯のキャッチコピーどおりと1冊です。 夢とか愛とかそういう大人の青春でキュンキュンした 語彙力ない自分がもどかしい。 蕎麦屋をつぐ主人公の葛藤とか、 恋愛相手の女の子のツンデレとか夢追ってるとことか、 恋に仕事に夢に色々元気貰える話でした!
3投稿日: 2022.10.21
powered by ブクログ陽一と七海のカップルがほんわかでいい感じ。 全然帰ってないというから、家族と良好な関係じゃないのかと思ったら、そんなことはなく、家族や郷里を大事にしている好青年だった。お父さんとのエピソードも、とてもあたたかい。 百年続いた家業でも、親子ともそんなに重く考えているわけではないのが、なんかいいな。店の歴史よりそれぞれの幸せというか。
2投稿日: 2022.08.12
powered by ブクログ主人公の大森陽一くんは、青森の弘前出身の青年なのだが、故郷への反発心を抱きながら東京での孤独な生活を送っていた。 なかなか心身共に充実感を覚える事の出来ない生活の中で、偶然にも同郷の女性である七海さんと出逢い、ようやくにして陽一くんの人生に一条の光が射したのだ。 この二人を軸にして、津軽の地で、百年の時を越えて営々と語り継がれていく人の優しさと心が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語が綴られるのだ。
2投稿日: 2022.07.08
powered by ブクログいいお話でした。 相変わらずぐいぐい引き込まれます。 「虹の岬の喫茶店」 「津軽百年食堂」 共通点として、アイテム(芸術品)が出てきます。 陶芸作品(カップ)、絵画、津軽塗の引き出し(貝細工あり)、こぎん刺。 実にいい味を出しています。粋です。 japanと小文字で始めれば、これは漆塗り。 日本の伝統工芸ですな~ 私は職人になりたかった。 こんなに日本が疲弊し、苦しい30年を送ることになるとは思わなかった。 そこで伝統工芸がきらり、と光るのです。 (どうして銀行員をやめてフォトグラファーになったのか。人のためになっているかどうかは、金額で判断できるものではない、というようなことが書いてありました。たしか。共感します~。いくらお金もらっても、人を苦しめるのはどうかと、そう思ったということでした) 出会いがあり、別れがあり、そんな出会いを後押しする友人たち。ひとつの決断、勇気が未来をつないでいます。勇気を出してよかったです。 ↑支離滅裂なこと書いてるとおもうでしょ? 両方読んでみてください~。
20投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログ久し振りに岸和田へ出張で、時間に余裕があったこともあり行き帰りでちゃっちゃと読了。 青森県が定めた“百年食堂”の定義は「三世代、70年以上続いている大衆食堂」とのこと。 私の家もお店(食堂ではない)をやっていたが父の一代で終わった。その土地に根を下ろして代々お店を営んでいくことは並大抵ではない。 本の最後のほうにモデルになった店をはじめとした“百年食堂”が載っているが、そのページを見るだけで何か身が引き締まるところがある。 明治の弘前、賢治とトヨの結びつきから始まり三代続いてきた「大森食堂」の店主夫婦がそれぞれに味がある。とりわけ現店主にして三代目の寡黙にして酸いも甘いも噛み分けた哲夫とそれを支える朗らかな明子の姿に好感。 物語のメインストーリーをなす、四代目に生まれながら家を離れ東京でバルーンアートで糊口をしのいでいる陽一と、同じく弘前のリンゴ園の長女で東京でフォトグラファーを目指して修行している七海の恋愛は絵に描いたようにベタだけど読み口としては悪くない。 二人が二兎を追う結末になったのは物語の構成上仕方がないと思うが、二人はその才能を東京で活かすほうが良いように思うけどな。そうなったとしても、それぞれの親は納得してくれると思うぞ。 ★はやや甘めだが。
10投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ百年受け継がれてきたお店を守ってきた人たちの物語は、とても優しくて温かい。 賢治の物語。陽一の物語。どちらもしみじみと良くて、じわりじわりと感動が込み上げてきます。 恋にキュンとするシーンも良い。 七海と陽一の二人が初々しくて微笑ましい。若いっていいなぁと、ついついおばちゃん目線。 陽一の同級生 政宗とその息子の健が最高! 『摘んじゃうと、せっかくのラッキーが一人だけのものになっちゃうでしょ。でもここに生やしておけば、別の人までラッキーになれるかもしれないじゃない?』 四つ葉のクローバーのエピソードも良かった。読後、素敵な表紙を見て余韻にひたりました。
6投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈むように暮らしていた陽一と七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる思いを募らせていく。 青森県が、三代、70年以上続く大衆食堂を百年食堂と名付け、観光の目玉の一つとしたことから生まれた作品だそう。 “大森食堂”の代表的なメニューは津軽蕎麦。 「食べてくれたお客さんが優しい気持ちになれる味」を守り続けている。 津軽蕎麦食べてみたい。 語り手がころころ変わる話は好きじゃないんだよね。。 食堂メインの話じゃなくて残念。 初代パートをもっと読みたかった。
3投稿日: 2021.04.26
powered by ブクログ青森の弘前市に三代続き、百周年を迎える、津軽蕎麦のお店の四代目を巡るお話です。 百年前の初代の賢治が蕎麦屋を開こうとして、お嫁さんのトヨを迎える感動的場面もありますが、主人公は三代目店主の息子の陽一です。 陽一は本当は店を継ごうと思っていたのに、父の反対があり、東京の制作会社を辞めてフリーターになってしまい、バルーンアートを教えるピエロの仕事をしています。 そんな時陽一が同じ弘前の高校の三つ後輩だったフォトグラファーを目指す七海と出逢い、同郷の二人は当たり前のように惹かれ合います。 東京でフォトグラファーとして独り立ちしたい七海と実家の大森食堂を継ぎたい陽一。 二人の未来は果たしてどうなるのかというお話です。 私も青森には住んでいたことがあり、懐かしく読みました。東京で同郷の人と出会ったら盛り上がってしまうのはよくわかります。 大森食堂は津軽蕎麦の店ですが、青森はお鮨が美味しかったのはよく覚えていますが、お蕎麦は知りませんでした。食べ損ねてしまいましたね(笑)。 結びの文章が「だってそれが女将の粋ってものだから」という陽一の母の明子の言葉で終わっていますが、全体を通してポンポンと出てくる女性たちの軽口がちょっと控えめな男性陣より粋に思える物語でした。 そしてとても温かいものがこみあげてくる物語でした。
66投稿日: 2021.02.12
powered by ブクログ『津軽百年食堂』 森沢明夫さん著 弘前で百年、津軽蕎麦を提供しつづけてきた「大森食堂」の初代店主・賢治と、三代目の息子・陽一の視点を中心に、それぞれの青春の思い出や、地元弘前に対する思いが述べられたお話。 ・陽一くんと七海ちゃんが「東京の人」について愚痴り合うシーン ・弘前への帰路で、陽一が自由だった高校時代と自分専用の枠の中に居続ける今とを比較するシーン この2つのシーンでは、自分の思いを伝えたい、変わりたいけど現状から離れられずにいる、現代人あるあるのもやもやが伝わってきて、共感してちょっと苦しくなりました。自分に素直になるって、難しいんですね。。。 終盤、陽一くんとお父さんとのやり取りに目頭が熱くなって、涙がぽたり。。。 人との絆、職への思い……百年を超えてつながっていくものに、胸(と目頭)が熱くなりました。 青森が舞台のお話は初読みだったんですけど、いいお話でした〜お蕎麦の出汁みたいにあったかかった〜。森沢さんの本はどこが舞台でも良き。
4投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
陽一と哲夫のテントでのシーンと、エピローグが印象的。哲夫がとても素敵だなぁ。 みんなやさしい、あたたかいお話。 100年前と繋がっている感じもすきだな。 家宝のこぎん刺しにぐっときた。
1投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ青森が好きだから読んでみたけど、案の定青森に行きたくなりました。 よっちゃんが粋すぎませんか? 完全によっちゃんに惚れました よっちゃん会いたさにもう一度読み返そうと思います
4投稿日: 2020.03.31
powered by ブクログ素敵な物語に出会いました。青森三部作の「青森ドロップキッカーズ」もとても良かったです。登場人物は違っても、みんな「幸せ」というキーワードでつながれていました。残るは「ライアの祈り」。楽しみにしてます。
2投稿日: 2019.09.18
powered by ブクログ今の季節にぴったりの作品。読後は、優しくじんわりと溢れる気持ちになれる。食堂の話なので、食べ物系かと思われるが、食べ物系よりも純愛で家族の再生、心温かい人々の物語だという印象。どの人物も懐の深さや粋を感じさせる心が温かいのが良かった。バラバラになりかけそうになった家族が再生され、仲直りをし、元に戻り再び新しい道を歩き出す姿が良い。弘前は今の時期が桜満開なのでちょうど良いなと感じる。作中の津軽蕎麦は始めて知り、どの様なものか気になる。巻末の取材された津軽食堂のモデルとなった食堂も気になる。
3投稿日: 2018.04.16
powered by ブクログ「ありがとう」という言葉は重い。足の悪い賢治だからこそ、他の人が見えない景色を見ることができ、その言葉で締めくくる大切さに気づけたのだろう。その思いは100年の時を経て陽一へと受け継がれる。またなんとも表紙がいいなぁ。どんどん森沢作品にハマッて行くな。
3投稿日: 2018.02.13
powered by ブクログとても読みやすいので、サラサラ読めてしまう。だからといって安易な表現やチープな言葉は使っていない。 スーっと染み込んでくるような感じかな。 うまく言えないが、ものの例え方や表現方法が、他の作家さんと違ってて森沢カラーがあるように思う。 とても温かいストーリー。疲れた心に効果抜群。
4投稿日: 2017.12.11
powered by ブクログカバーの津軽美人はトヨなのだな。故郷を離れ、東京で暮らす同郷の若者が出会う偶然。そして恋人同士になるのだが、互いの将来を想いすれ違いになりそうな危機感。陽一の言動にじれったさを感じるが、七海も含めて応援している自分がいた。巻末の津軽百年食堂リストでは中華のお店が多かったが、弘前を訪れる時には参考になってありがたい。津軽蕎麦が食べたくなった。「救急車を配車いたします」など違和感を感じさせる表現があったが、これは校閲・校正に気付いてほしかった。
2投稿日: 2017.08.16こうして、男女はわかれるんだろうな
とまあ、そういう風に思いながら読みましたが。 各時代の主人公達、今を生きる人達を綴りながら、物語は終局(新しい一歩)へと向かいます。 投げやりで後ろめたかった主人公(現代)がだんだんと自分を取り戻していきます。 読後、家族に電話をかけてみました。とても暖かいお話です。
0投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログ最近ときどきテレビでも話題になっていた、青森の「百年食堂」(青森県の定義では3世代70年以上続く食堂のこと)を舞台にした物語。 勝手にイメージしていたのは、もっと年代記的な物語だったが、ちょっと違ったかな・・・。 ほのぼのするが、ちょっとパンチが足りないか。 (こういう物語にパンチはいらないのかもしれないが)
1投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ百年前 不器用に暮らしながらも仲間に愛されていた屋台引きの蕎麦屋に 子供が出来たとわかった時 貧しい暮らしに不似合いな豪華な螺鈿の小引き出しを贈られる すべて手作りの時代 幼な馴染みが仕事で漆塗りの生活雑器を作る傍ら 時間をかけて作ってくれたのだろう 情の深さが伝わってくる 贈り主いわく 「いや お前にやるんじゃない そのお腹の子の孫にやるんだ」 短い話し言葉の中で 100年の年月を感じさせて 心に残るシーン 今回は津軽3部作だという設定を知らずに 完全に逆コースで3冊の本を読んでしまったが この4代目のお姉さんが 頭の回転が速く 男性陣とちがって小気味のいい話ぶりで最後には・・・(最後の本も良かった)
1投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ毎回打率.298みたいな感じの本が多くて、外れは無いがホームランも無いという印象なのですが、なんだか好きな作家さんです。ヘビーな始まりだったのですが、なかなかキュンキュン来たりじんわりしたりといい本でした。一番好きかも。 100年続いた津軽そばの店の1代目 3代目 4代目の話しですが大河的な物では無くもうちょっと普通な人生模様です。 津軽そば食べてみたいと思いました。
1投稿日: 2016.09.02
powered by ブクログ100年続く食堂の初代~3代目、また彼らの家族の視点から描かれた物語。 初代の話が少なかったのがとても残念。彼の時代の描き方がとても良かったし、 自然に世界観に入っていくことが出来た。その分、現代編での物足りなさがあって点数は3点。
1投稿日: 2016.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 明治時代の津軽・弘前でようやく地元の蕎麦を出す食堂を開店した賢治。それから時は流れ、四代目にあたる陽一は、父との確執から弘前を離れて、東京で暮らしていた。故郷への反発を抱えながら孤独な都会で毎日を送っていた陽一は、運命に導かれるように、同郷の七海と出逢う。ある日、父が交通事故で入院し、陽一はひさしぶりに帰省する。恋人の七海が語っていた幼い頃の思い出や、賢治の娘でもある祖母の純粋な心に触れて、陽一の故郷への思いは、少しずつ変化していく。桜舞う津軽の地で、百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語。 ほかの方のブログを見ていて、ふぅん、面白そうだなぁ、と思ったので借りてきました。 もっとたくさん賢治とトヨの物語がみたかった。 3部作みたいなので次も借りてこなくっちゃ!
1投稿日: 2016.06.21
powered by ブクログ津軽にある百年続く食堂の人たちの話。 不器用な人たちがそれぞれ自分の生きる道について真剣に考え進んでいる。 なんとも温かい味わいのある話。
1投稿日: 2016.04.09
powered by ブクログ本の表紙の絵もきれい。青森のこんなふうな食堂に行って津軽蕎麦を食べてみたくなった。ほっこりするいいお話しです。
1投稿日: 2016.04.06津軽蕎麦のように温かく優しい
津軽蕎麦・・・食べたことないけどきっと温かい、優しい味なんでしょう。 描かれるのは、そこここに転がっている日常とそんな日常の中の小さな幸せです。 何も考えずに読むのがいいと思います。 誰かが殺されたり、肩肘張って生きていかねばならなくなったり、騙したり騙されたり────。 そういうのは一切ありません。登場人物の全てが魅力的で、優しく、いい人ばかりです。中華料理店主以外は。 そして登場する人の全てが、小さな幸せを感じるという本当に温かい物語でした。 ほっこりしたい人、日頃疲れている人、日常に流されしまっている人は是非読んで見てください。 きっと今のままの自分でいいのだと思えますよ。
1投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ青森県の文化に興味を持ちました。 人と人との心の繋がり 時代を超えて人を思う気持ち 読んでて癒しになりました。 遠距離恋愛を迎える2人の 空はつながってるからって言葉が染みました。
1投稿日: 2015.10.30
powered by ブクログ「虹の岬の喫茶店」、「あなたへ」に続いてこの1ヶ月で3作目の森沢。あいかわらず、優しくてあたかかくなるストーリーだけど、もうお腹いっぱいって感じかな。こんなの読み続けたら、いい人になってしまいそうで怖い。
1投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログ読んでいる最中や、読み終わった後に、ほっこりとするような優しい話ではありましたが、あまり印象に残らないかなあ……。 陽一君は、方向性が決まって良かったね。 七海ちゃんの家の跡取り問題はどうなるのか? 全部が解決したわけじゃないけど、登場人物がみないい人なので、きっと円満に解決するんだろうなと思わせる終わり方でした。
1投稿日: 2015.07.31
powered by ブクログ森沢さんはなんて美しく日常に光る優しさを描く方なんだろうか。 読み終わった時の、切ないような、甘酸っぱいような、じんわり温まる作品がたまらなく、好き。 東京と弘前が舞台だけど、私も佐賀から東京へ出てきた身として、故郷や家族との関係とか、里帰りするときの何とも言えないツンとするような想いが自分と重なって、感情が揺さぶられてしまった。 東京にいるとすり減ることもたくさんあるけど、自分の人生を自分の足で歩むことはどこにいても大切なことで、苦しいことだけど素晴らしいことでもあるんだよな、と自分に言い聞かせるように読んだ気がする。
2投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログ森沢さんの本は【虹の岬の喫茶店】についで2冊目。 明治時代から続く蕎麦屋。 4代目の陽一はその思いとは裏腹な日常を送っていたが、3代目の父の交通事故が陽一を進むべき道へと導いていき… あたたかくなる物語でした。
4投稿日: 2015.03.03
powered by ブクログお互いを慈しむ優しさがしっかりと伝わってくる良い作品でした。 筒井七海という名前を聞いた時、筒井康隆さんの相川七瀬を思い出しました。筒井さんの作品のようにこの作品でも時代が100年の間をいききします。どの時代のどの場面でも、登場する人々がお互いを慈しむ優しさがしっかりと伝わってくる良い作品でした。 図書館で青森ドロップキッカーズというこの作者の作品を借りて読まずに持っていました。司書の方にこちらの方が先に読む本ですよと勧められての読書です。早速、青森ドロップキッカーズ、読んでみたくなりました。
1投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログ人のつながりが綿々と、時を経てもつながっているのがほのぼのと心にしみて、読後感がすごくいいです 螺鈿を送る相手が、これまた粋ですね!
1投稿日: 2014.12.21
powered by ブクログ自己アピールがへたな人は生きづらい世の中になってしまって久しいが、故郷はそんな人でも包んでくれる時間と想い出が詰まっている。最後の七海がお母さんに言っていた言葉で感涙。良い物語でした。
1投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ津田沼の本屋で、作者の特設棚がつくられていたので、チェック。 心が軽くなる、優しい作品。 津軽蕎麦、食べてみたいな。
1投稿日: 2014.06.17
powered by ブクログ森沢さんの作品は毒が無く、爽やか。 登場人物も皆優しく、悪意の人が出てこない。 常に映像化を意識しているように感じられ、極めて読みやすく、心地良い。そんなところは原田マハさんに似ているように見える。 ただ、どこか物足りなさも感じてしまう。 それはストーリーの平板さなのでしょう。判り易く映画やテレビドラマ化には向いていると思うけど、どこか予定調和的というか、驚かすような展開がない。 もっともそれが嫌かと言われればそうでもなくて、こんな事が有ったら好いなというファンタジックな話に捉え、現実逃避的に心地良くなれてしまう。 最近こういう軽さが好きで。。。。
2投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログ一途なヒロインを応援したくなるような、王道少女漫画を読みたくなることがあります。好きな人の態度に一喜一憂して、両思いになったらなったで悩んで、その様子が可愛くて、ラストには幸せが保証されていると分かっていてもそれを見届けないと気がすまない。この作品も、約束されたハッピーエンドに向けてありきたりなエピソードしか起こらないのだけど、ほっこりしたり、ちょっと落ち込んだりしながらも最後まで楽しめる内容でした。津軽食堂の初代と、現代の後継者に起こる出来事のシンクロ。時を隔てて二人を繋ぐ流れ。いつの世も恋は一筋縄では成就しないけれど、ほんの小さなことを悩んで、選択して、生きていく。その積み重ねの結果が次の時代に受け継がれていき、今がある。人は直接関わった相手だけではなく、自分の先祖が関わった相手によっても生かされているんだなぁとうっすら感じました。 青森の桜祭りの描写がとても印象的です。本編のあとには実際の津軽食堂の一覧つき。観光で訪れる際にはグルメガイドにもなるであろう親切な作品です。
1投稿日: 2014.03.08
powered by ブクログ弘前の桜を見ながら、津軽蕎麦が食べたくなったぞ!(^^;内容は百年続く大森食堂の跡取り息子陽一の切なく甘酸っぱい話でじ~んと心暖まる(*^^*)この大森食堂、代々ミスター奥手みたいなんだけど、二代目だけ破天荒らしく、噂程度しか登場しない(--;)二代目が登場すると、優しい感じの話がぶち壊しになるからでしょうか?気になるな(--;)それはともかく、法螺吹きよっちゃんナイスです!(^^)d
1投稿日: 2014.03.06
powered by ブクログ「どんな時でも、最後はありがとうで締めろ…」 とても大切な事だな~と思う。 今年はいつもより「ありがとう」と言う事が多かった気がする年。そう思える人に会えた事、そう思える環境、そう思える自分でいられることに感謝。 この本を読んでいる間、ずっと心に温かい物が満ちてきて幸せな気分になりました。 さくりまつり見たみたい。 そして…法螺吹きよっちゃんの螺鈿引き出しはどうなったの…と気になっていたら…ちゃんと最後に素敵役割を… もう森沢さん素敵すぎます。
1投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
互いが知らないままに世代を超えて伝承されるもの。 その始まりはささやかで、個人のロマンでしかないのに。 何という波乱もなく、とても理想的な幕引きでした。ある意味物足りない。 でも…鰯の焼き干しで出汁をひいた津軽蕎麦は、ぜひぜひ食したいと思った。
1投稿日: 2013.12.03
powered by ブクログ森沢明夫さんの本を読見終えた3作目 津軽ではそば文化も関東とは随分違うものらしい。 煮干しよりも手間ひまか狩る焼き干しを使う。 三代にわたる津軽オトコの純朴さ、不器用さ。 都会で出合った同郷の二人が、手間ひまかかる出汁のように、 淡々と育んだ愛を周りの家族に応援されて少し未来の約束を。 作家の人柄が見えるような、コトバや人物設定が微笑ましい。 ほっと温かい気持ちにさせられる素敵な出汁のような物語。
1投稿日: 2013.11.15
powered by ブクログなんとも続きが気になる終わり方 幸せは、簡単じゃないね でも、勇気を出して一歩踏み出さなければならない
1投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログ弘前で100年続く大衆食堂の初代、三代目、三代目の子どもとその周りの人々を描いた作品。 主人公である三代目の子どもは果たして店を継ぐのか、東京でくすぶり続けるのか。 ひさしぶりに素敵な作品に出会えました。 人と人との縁、人を想う気持ち、東京にいるということの意味。 >東京の人ってさ、僕が言う。 >手を叩いて、七海ちゃんが笑う。 >でも僕らは、東京の片隅に暮らしている。 >ここにいたら、傷つき、消耗することを知っていながら、 >離れられずにいる。 「昔なら確実に琴線に触れてただろうな」って感想がまず出てきました、いろんなことを感じにくくなってきたのかな。
1投稿日: 2013.01.21
powered by ブクログ明治から続く津軽蕎麦の食堂、その4代目(現代)の話を中心に最後は初代の話とリンクしていきます。ただタイトルから、弘前という街で百年間食堂に関わってきた家族が紡いだ物語が出てくるのかと期待してしまったら、ほとんど若い4代目のラブ ストーリーが中心。読むのが苦痛でした。 弘前に戻る、食堂を継ごうと決心する心情もイマイチ薄くて共感できない。ごめんなさい、面白くなかった。 高校生くらいの年代が読むのにちょうど良いかも。 表紙の絵は暖かくてとても好き。
0投稿日: 2012.10.03
powered by ブクログ私は東北人なので津軽の話っていうのになんとなく惹かれました。でも津軽地方には行ったことないし、青森にもちっちゃい時に家族旅行で行ったような気がするな~くらいの感じなんですけど。 それでも東北の田舎ならではだなって思うところもあって嬉しくなりました。 タイトルは津軽百年食堂ですが物語の大筋は食堂の四代目の恋愛と生き方についてです。 でも最後まで読むとそのタイトルにも納得です。 爽やかで、思わず微笑んでしまうような心温まるストーリーでした。 物事の終わりは必ず感謝で締めろ。というセリフがあるんですが、まさにその通りですね。何事も感謝で終われたら、それだけでどんなことも素晴らしく思えるんじゃないかなと思います。
1投稿日: 2012.09.20
powered by ブクログ弘前市や黒石市など、津軽に実在する10軒の食堂をモデルにしながらつづられた、ハートウォーミングな物語です。 津軽百年食堂の初代、そして現代。 この2つの時代を行き来しながら話は進みます。 ピエロを演じて日銭を稼ぐ陽一と、夢を追いかけて写真家修業に励む七海の物語... 初代と時代は違っても、男女の恋愛、そして周りに人に対する感謝の気持ちは同じ。 しかし時代が流れゆく中で、風土に根ざした伝統を受け継ぐ食堂と古里に戻ることを躊躇する跡継ぎの若者... とても心温まるお話でした。 『必ず最後は感謝で締めろ』 余韻を残した終わり方もよかったです(‐^▽^‐) この作品の続編で「青森ドロップキッカーズ」という作品があるそうです♩(まだ文庫化されていないので早く読んでみたいです) そして三部作で完結の予定らしくもう一冊出版の予定があるとか... 今から凄く楽しみです☆
0投稿日: 2012.05.06
powered by ブクログ爽やかな青春?恋愛?小説。 以前、弘前に住んでいた亊があるので、小説の中に出てくる景色・街並みが浮かんできて、読んんでいてとても懐かしい気分になった。 ただ、初代から4代までの繋がりのエピソードがもう少し読みたかったな。 ストーリー展開も無難というか予想通りというか、、、決して劇的な展開を望んでいる訳ではないのだが、、。
1投稿日: 2011.12.07
powered by ブクログ青森県が三代以上続いている大衆食堂を「百年食堂」と名づけ観光の観光資源にしようとしたことから生まれたフィクション。巻末に百年食堂のリスト付き。大森食堂の一代目と四代目の青年の物語。
0投稿日: 2011.10.24
powered by ブクログメディア化されると決まった原作本は~第2段。 もうちょい≪食堂≫がメインの話かと思っていた。 巻末によると実際に青森で観光のメインとしているそうだが、 正直なところ、この小説の中で、実家の蕎麦屋が≪百年食堂≫である理由がないように思えた。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログタイトルと表装のイメージより、明治から続く食堂の激動の歴史を小説にしたものと思っていたが、読み出すと四代目を主人公にした恋愛小説であり、肩透かしを食らった気がしたものの、読了後には爽やかな気分になり、良い小説に出会えたと思えた作品であった 大変、心温まるストーリーで、テンポ良く読了することができ、映像が目に浮かぶ筆致である。 と、思っていたら、どうやら映画化されるようである・・・ わずかにストーリーにリンクしてくる初代、二代目の存在も良く、連綿と受け継がれてきた食堂の歴史に厚みを加えていると思う。 「物事の最後は必ず感謝で締めろ」 初代が三代目に伝え、破天荒であった二代目も死の間際にクチにした言葉。 「ありがとう」 この感謝の言葉が作品全体を覆いつくし、作品全体に暖かい雰囲気をかもし出している。 たまには、この作品のように、善人しか出てこない小説も良いものである。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログ大人のおとぎ話。ふわふわふんわりあたたかい。 お蕎麦の描写が素敵で、ついついつられてきしめんを茹でてしまった!
0投稿日: 2011.09.09
powered by ブクログガラパゴスのPR映像の中に登場する一冊。 繰り返し繰り返しその映像を見たおかげで、ずっと気になっていました。 ある食堂の初代から四代目までの主人を中心とした、心温まるお話。 ラブストーリーが中心だけれど、若者の心の葛藤なども描かれている。 過去と現在が交差したようなお話の進み方が面白かった。 映画も少し観てみたくなった。
0投稿日: 2011.09.01
powered by ブクログイメージとは違いました。食堂を中心に据えた百年の群像劇、みたいなのを期待していたのですが、どちらかと言うと恋愛小説に入るのではないかと。内容としては可も不可もなく。読みやすいですし、一定以上のレベルには達しているので、読後に損した気分にはなりませんが、やはり物足りなさは否めませんでした。これなら別に『百年』じゃなくてもいいし。もっと過去の話を読みたかったです。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログ明治に開店されてから100年。津軽にて地元の人に愛されながら代々受け継がれてきた大森食堂。4代目として店を継ぎたいという思いを持ちながらも、遠く離れた東京でフリーターとして日々を過ごす陽一を中心に物語が紡がれる。心温まる作品でした。
0投稿日: 2011.06.26
powered by ブクログ電車の中で読んでたらしずくが落ちて、恥ずかしくなってホームに降りてしまった。「ありがとう」の言葉の重みが心にググッときました。零細企業後継者必読!
0投稿日: 2011.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても感動的な本である。 個人的には歴代BEST3に入る作品ではないかと思う。 家族、友人、故郷、そして恋人大切なことはないか考えさせられる作品である。
0投稿日: 2011.05.25
powered by ブクログなんかあたたかい、柔らかな気持ちになるお話し。ふるさとを思う時間が増えた今、改めて読んでみてよかった。弘前の桜、見に行きたいなぁ。
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログ明治時代の津軽・弘前でようやく地元の蕎麦を出す食堂を開店した賢治。それから時は流れ、四代目にあたる陽一は、父との確執から弘前を離れて、東京で暮らしていた。故郷への反発を抱えながら孤独な都会で毎日を送っていた陽一は、運命に導かれるように、同郷の七海と出逢う。ある日、父が交通事故で入院し、陽一はひさしぶりに帰省する。恋人の七海が語っていた幼い頃の思い出や、賢治の娘でもある祖母の純粋な心に触れて、陽一の故郷への思いは、少しずつ変化していく。桜舞う津軽の地で、百年の刻を超え、受け継がれていく美しい心の奇跡と感動の物語(「BOOK」データベースより) こういう家族の絆もの、クロニクルものって好きだなぁ。 実際の百年食堂のリストが巻末に付いているのですが、そこに載っているお店の津軽そばがすっごく食べたくなりました。
0投稿日: 2011.04.22
powered by ブクログ泣きどころ満載。ほっこりできます。地方から大都市にでて一人暮らししたことがある人なら胸がキュンとするかも。
0投稿日: 2011.04.10
powered by ブクログオリラジで映画化だそうです。あっちゃんは合うと思いますが、慎吾はしっくり来るのかなー?お話は面白いです。ソバの味気になる。
0投稿日: 2011.03.30
powered by ブクログ2時間と少しで読了。 3代続く大森食堂は今年で創業100年目のお蕎麦屋さん。 初代から3代目、そして3代目の息子、陽一の生きる姿を 寡黙な3代目と内気な陽一の不器用なやりとりや 彼らを取り巻く人々の視点をからめて描かれた作品。 焼き干しで出汁をとった津軽そば、食べてみたいなあ。
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログ最初の数ページを読んだ時点で、穏やかさに惹かれた。文から、温かくて柔らかな空気が伝わってくる感じ。疲れている時に、読みたくなるタイプ。癒し系。 青森に旅行に行く時に、電車の中とかで読んだりしたい。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログ「津軽百年食堂」、そのタイトルと、 表紙の桜模様の羽織をかけた妊婦さんのイラストに惹かれ、読み始める。 語りは現代から明治の世へ…… 良いぞ、良いぞ、明治の世!大好き。 うちきな「トロ森」こと、大森賢治が登場する。 時は明治42年、弘前の街は活気にあふれている。 そこで、自前の食堂を開こうと夢見る賢治…… 再び、時は現代へ。賢治のひ孫・陽一が登場する。 あらら、ちょっと待って。 明治の賢治の物語はどこへ行っちゃったの? そうか、これって現代の陽一の恋物語なのね。 素直でまっすぐな恋物語。 まあ、それはそれで、青春小説として楽しめるのだけれど。 あ~、ちょっと騙されちゃった気分。 弘前の街が作られていく描写もほんのちょっとあったから 良しとしようか。 弘前、お城に桜にリンゴ。 そして洋館とフレンチの街。 舞台となるさくらまつり……はその昔訪ねた。 できたら、もっと落ち着いてゆっくりと歩いてみたい 憧れの街。 陽一の物語で、ほんの少し街歩きを味わえたような。 いつか、本当に歩いて、街の「百年食堂」を訪ねよう。 「百年食堂」には青森県の定義があって 三世代、70年以上続いている大衆食堂なのだそうな。
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログこの作者が「海を抱いたビー玉」の作者だと知ったのは、半分以上も読み進んでからだけれども、読み終わってみれば「なるほど納得」で、物語からはやさしげな視線を感じずにはいられなかった。 実家の食堂を継ぐという想いを漠然と抱きつつもなんとなく東京で暮らしている陽一と、リンゴ農園を営む家族を愛しつつもフォトグラファーを目指す七海。そんな二人の邂逅が時間を超えた別の邂逅と静かで疎な融合をみせて物語られていく。 去年のG.W.に弘前のさくら祭りを見に行っていたことも相まって、帯にある「読んだ後、観た後、一週間は心がほかほかです」というのは「んだねー」って。 今年も行ってみたくなった! それと、ずーっと昔に潮騒を読んだ時のことをなんとなく思い出した。物語の質としては全然違うのだとは思うけど。 あとがきにある「青森三部作」が気になるんだけど、文庫化されるのはまだまだ先だろうなぁ。。
0投稿日: 2011.01.24
