
総合評価
(851件)| 114 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーとしてはイマイチ。 氷菓より更にどうでもいい謎にチャレンジしている感じ。 小佐内さんがとても可愛い
0投稿日: 2026.10.04
powered by ブクログ小森健太朗が『探偵小説の論理学』で指摘している通り、たとえば「運転目的でなく免許をとるのは何故か?」という問いおよび「身分証明のため」という答えは、「謎でも何でもないし、謎に対する回答の体をなしていない」。 私が思うに、謎は「不思議」と「問い」から構成されているのではないか? そして米澤は「問い」の意識だけが先行して、「不思議」の感覚に乏しいのではないか? まあ、この小説の本懐がミステリ的要素にないという点は、短所というより長所かもしれない。(5年以上前に読んだのであまり覚えていないが)。
7投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログaudible 昨年アニメを観てとても良かったので。 audibleはアニメの時のイメージとさほど変わらなかったので、小説の続きも気になるところ。 ただ『ジョウゴロウ』って、よくある名前なのだろうか。もの凄く耳に残った。小鳩常悟朗という字面も凄い。 そして小鳩くん(私的にはこの呼び名がしっくりくる)の闇が深く、小説ではそこが強調されていたように感じた。
7投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログ目立つことを良しとしない二人の高校生が、入学を機に互恵関係を結び、誰にも目を付けられない「小市民」を目指す。 しかし、そんな二人の前には次々と小さな事件が現れ、二人で協力しながら謎を解く羽目になるというコージーミステリーです。 鞄の盗難や、瓜二つに描かれた絵画を巡る謎など、致命的ではないが当事者には切実な謎が題材となっています。 学生に起因する独特な謎や動機。それに伴う瑞々しい高校生活のドラマが楽しめました。 中でも面白かったのは、タイトルにもなっている「いちごタルト」を台無しにされたことから始まる一連の事件です。 小佐内が隠してきた本性が垣間見える展開と、本作で最も手の込んだ犯罪の構図、そして小鳩と小佐内が対立する関係性が読みどころでした。 正直なところ、ミステリーとして見ると謎がやや軽すぎるきらいはあります。 ただ、主人公たちの深入りしない性格が物語に小気味よいテンポを生んでおり、隙間時間に気軽に読めるライトミステリーとして十分楽しめます。 そして、互恵関係にありながら傍目には交際中にしか見えない二人の関係が今後どう進展するのか、恋愛面でも続きが気になる一作です。
0投稿日: 2026.09.01
powered by ブクログ小市民になりたいと願う高校生の二人が、身の回りで起きる比較的ささやかな事件に望んでか望まずしてか首を突っ込むことになる話。 優しく見守りたくなるような可愛らしい雰囲気でライトに読める短編ミステリ。 最初の4つの事件は本当に高校生らしい小さなものばかりで、最後は少し緊迫感漂う内容だった。 小鳩くんと小佐内さんの過去が気になるけど、夏、秋、冬のシリーズを読み進めるといずれ明かされていくのかな?
0投稿日: 2026.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去が気になる!米澤節大好きだけどたまにこちらも煙にまかれそうになる小難しさで小賢しいなと笑 日常系から特殊犯罪まで行くなんて思わなかったよ。
0投稿日: 2026.08.22
powered by ブクログ目立たず平穏に生きる小市民を目指す小鳩と小佐内が、その観察眼や思考力で日常のちょっとした謎をこれでもかと事細かく分析している描写がとても良かった!なんとも言えない距離感が癖になる 毎話甘いものが出てくるのでお腹がすいてしまう( ◜﹃◝ )
0投稿日: 2026.08.21
powered by ブクログAudibleにて。 Audibleだからこそ、軽く聴けるものを選びました。軽く聴き始めた(あまり期待はしていなかった)けれど、これは面白かったなぁ。 高校受験の合格発表から始まる物語。同じ中学だった小鳩君と小佐内さん。レベルの高い高校らしいので、頭の良い二人が日常の小さな謎を解いていく‥‥という謎解き小説だと思っていました。 ちょいちょい出てくる“小市民”というキーワード。 小市民な二人の物語だと思っていたら、目立たず地味な小市民になりたい二人の物語でした。 小市民どころか、中学時代は狐と狼のようだった二人。 高校デビューならぬ、小市民デビューしたかったのになかなかうまくいかず、どうしても“自分”が見え隠れしてしまう。 “自分”を出してしまうと周りとうまくいかないから、ひっそりと自分を殺して生きていく‥‥果たしてそれは自分と言えるのかなぁ?なんて思ったり、いやいや、周りとうまくやっていくのも大切でしょうと思ったり、ウン十年生きてきた私もいまだに迷走中。高校生の二人には大問題だろうな。 続編では狐と狼だった時代の話も聞かせてもらえるのかな?そして、高校生活をうまいこと小市民でいけるのかな?と色々気になります。 面白いシリーズに出会えました。
118投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログ「満願」が面白かったので、シリーズ物へ手を出してみた。 なんだろう、ポップなはずなのに何故か進みが悪かった。(言い回しとかがちょっと難しかったのもあるかも) 主人公たちの小市民を目指すけどやらかして反省はするんだけど、俺なんかやっちゃいました感が見え隠れして、うーん。
0投稿日: 2026.08.16
powered by ブクログ・少なくとも途中までは、小市民の小さな日常。チャリがパクられた後の展開まで辿り着かなかったので、もしかしたら、何かが化けるのかもしれないが一旦積読。 小鳩常悟朗 小佐内ゆき 堂島健吾 吉口 ポシェット盗難被害者
0投稿日: 2026.08.07
powered by ブクログ読みながら「氷菓の二番煎じ」感がぬぐえなかったが、最後に胸のすく勧善懲悪。そして、反省したのにも関わらず、さらにエスカレートしそうな予感のエンディング。必殺仕事人の青春バージョン(ただし人は傷つけない)という味わい。これは続編も予約決定である。
0投稿日: 2026.08.07
powered by ブクログ異色の高校生コンビによるライトミステリー。 過去の悪いクセがトラウマとなり、それを直すために「小市民」を目指す2人。 小鳩君のそれは曖昧ながら明かされたが、小佐内さんのそれは、まだ謎のまま。 コレまで読んだ事のない関係性。今後の展開が楽しみ。
0投稿日: 2026.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めと終わりで1番印象が変わった人物は 小佐内さん 彼女の過去が気になる ラノベっぽくて描写が比較的浮かびやすく さらっとした読み心地だった 普段当たり前に人死にまくるミステリばかり読んでるから やや物足りなさはあったけどメンタル落ちてて血が見たくない様な時に読むには平和でいいかも
0投稿日: 2026.07.28
powered by ブクログこの点数は久々の小説だから、といったもの。 語彙が厳しい。また、少しのしんどさはある。 これらは個人的な問題だから置いといて。 アニメを見ていたから話が入りやすかった。という部分が大きいかな。想像力がないとこの話はしっくり来ない気がする。説明口調が目立つから、そこを情景描写にいかに落とし込むかだと思う。 推理や謎の完成は言わずもがな。超納得。 青春らしさもあり、完成された一品。 ガチガチの推理オタクでもなけりゃ、おすすめできるかな。オタクにもできるんかな? まあ、語彙を調べるなりしてまた読むと変わるかも。 For your eyes onlyは初見で面白かった。
0投稿日: 2026.07.27
powered by ブクログ少し前にシリーズ新刊が出たらしく、案内が送られてきた。小市民シリーズ、懐かしい!で、再読。高校生が日常の謎を解くという設定上、どうしてもそうなるのだろうけど、やっぱり氷菓シリーズと似ている。そしてやっぱり、ヒロインが今ひとつ好きになれない。ライトミステリのヒロインによくある、押しが強くて、人が自分のために動くのを当然だと思っていそうなタイプだなあと思う。人の能力を搾取するのはよくないよ。ただ米澤穂信さんの作品はわりと好きだし、謎解き自体はふつうに楽しめたので、時間のあるときに続編も読んでみようかな。
0投稿日: 2026.07.20
powered by ブクログ人が死なない、そゆことーってなる感じのミステリー。 日常に根付いたところって、なんか読んでていい感じ。 サクサクと短編的に進みつつ、最後にまとまって、、、と、読み応えはそこそこ、内容おもしろって感じてました。 あと、社会に適応して、生きていると思っている社会人としては、新卒の時を思い出しました。 読みたい本大量にあるから、少し間開けるけど続刊も読んでこ。って思える作品。
0投稿日: 2026.07.15
powered by ブクログ本来の自分を乗り越え、“小市民”を目指す高校生の男女の青春譚。 登場人物の印象を綺麗に塗り替える職人技に、最高に痺れた。 序盤から二人が何かを隠してるのは明白で、小鳩くんについては、彼自身が語り手であることから、具体的な過去は明かされないまでも悪癖が何を指してるのであるかはわかりやすい。 だけど、小佐内さんに関してはなかなか明かされない。 ヒントのさじ加減が絶妙で、現在の弱々しさとは対極の本性がありそうなことはわかるのが上手い。 事件が重なるにつれて小佐内さんの本性が抑えきれなくなっていく様子を、小鳩くんがハラハラ見守るカウントダウンのような緊張感。 まさに「いつ、どんな形でそれが弾けるのか」という心地よいお預けを食らっている状態だから、中盤のもどかしさもすべて期待感に変わって最後まで一気に読めてしまう。 そしてラスト、それまでのモヤモヤを吹き飛ばす小佐内さんの変貌と因果応報のスカッと展開! 言葉遊びの叙述トリックではなく、人間の複雑な内面や多面性を暴くミステリだからこそ、結末を知った上で彼女の何気ないセリフを確かめに、すぐ再読したくなる。 二人の過去や、このいびつな互恵関係の行く末が気になりすぎて、続きも絶対読もうと思った。
0投稿日: 2026.07.13
powered by ブクログ自分を偽りながら、過ごしていくことは大変。変わりたいととは思うことはあるけれど、本質を変えていくことは難しい。人は簡単には変われない。
0投稿日: 2026.07.09
powered by ブクログアニメで見たのでストーリーの復習ではあるのだが、結構印象が違う。 まず何よりも、小鳩くん、内心の声が多い。 そりゃ一人称だから当たり前なのだが、アニメのあの外見の中にこんなに言葉が渦巻いていると知って、萌え。 そして何より、小山内さんのセリフ萌え。 アニメで羊宮妃那さんのあの声を聞いて、脳内に獲得できた後で小説を読めて、むしろよかった。
6投稿日: 2026.07.07
powered by ブクログ10年くらい前に友人からおすすめされて読んだが、アニメ化もあり今度は買って再読。 ささやかな日常の中にあるミステリで読みやすい。最近小説に手をつけてなかったのでリハビリにちょうどいい量と内容だった。 続編にも期待。
0投稿日: 2026.07.01
powered by ブクログ同作者、『氷菓』と同じく、日常に潜む小さな謎を解き明かしていくミステリー。ただ、個人的には物語そのもの以上に、主人公とヒロインの関係性に強く惹かれた。 推理好きな性格ゆえに周囲から距離を置かれ、その経験から「小市民」として生きようとする主人公。そして、どこか飢えた狼のような危うさとミステリアスな魅力を持つヒロイン。二人は帰宅部として一緒に過ごす時間も多く、頻繁に出かけますが、恋人同士ではなく、あくまで“互恵関係”を築いている。 友達とも恋人とも少し違う、その独特で絶妙な距離感がとても魅力的だった。どこか秘密を共有する共犯者のような雰囲気もあり、そんな少し変わった関係性に心をくすぐられる。 日常ミステリーとして楽しめるのはもちろんだが、主人公とヒロインのキャラクターや関係性にハマる。
0投稿日: 2026.06.20
powered by ブクログ期待していたよりはあまり面白さを感じませんでした。 しかしこのシリーズの本を全て購入しているので、楽しみはこれからだと思いながら引き続き読み進めていきたいと思います。
0投稿日: 2026.06.18
powered by ブクログ氷菓みたいだなと思っていたら氷菓よりも後の作品で少しびっくり。あの後にもこんなテイストの作品書いていたのか。しかもシリーズ化している。 やはり米澤穂信はラノベ作家なんだな、としみじみ。 そして20年以上も前に発売されていることに衝撃。 自分、歳とったな。 流し読みにぴったり。登場人物も少なく、厨二感もしっかり。中高生が好きそう。
0投稿日: 2026.06.14
powered by ブクログアニメから入った勢だけれどもいかんせん続きが気になり過ぎて寝不足になる 一つ一つの事件(?)は日常にありそうなものではあるけれど、本格ミステリと呼ぶに相応しい濃さがあって面白い
3投稿日: 2026.06.08
powered by ブクログ米澤穂信による「小市民シリーズ」第1作。高校生ともなれば将来の華やかな自分を夢見たり、スポーツや得意分野で活躍する場面を思い浮かべるのが一般的だが、本作の主人公、小鳩常悟朗と小佐内ゆきはとにかく目立たない「小市民」をめざしており、恋愛でも依存でもない互恵関係を結んでいる。この互恵関係は単なる平穏のためではなく、放っておけば暴走しかねない各々の「探偵気質」と「復讐気質」を相互監視することによってセーフティバルブとして機能しているようだ。昨今はSNSの影響により個々人の承認欲求が肥大し過ぎていることを考えると、「他人の謎を解いて自分の有能さを示したい」という衝動はそれほど変には感じない。過去の出来事がトラウマになり本性を隠し「小市民」の道をめざす二人だが、なかなか人間、そう変われるものではない。この後も続くシリーズの中で、「小市民」にはなれない本来の自己と向き合う場面が増えるのだろうと想像してしまう。 大規模な犯罪や殺人事件などではなく誰もが日常に遭遇しうる小さな悪意を暴くことで、かえって人間の持つ生の悪意が際立つのも本作の特徴であり、謎が解けても爽やかなエンディングではないほろ苦さが残るのは米澤穂信ならではと感じる。
20投稿日: 2026.06.05
powered by ブクログ米澤穂信さんの日常系ミステリー。人が死なないミステリーのため、軽い感じで読める、一方、しっかり登場人物(主役の二人)には謎めいた背景があり、次が気になる余韻を残してくれる作品。 ミステリー入門にはちょうど良いかもと思える一冊。
0投稿日: 2026.06.03
powered by ブクログ前半のひとつひとつは小さな謎。でもそれが後半の広がりに繋がっていて読みやすかった。 もう少し続きを読んでみようかなと思う。
5投稿日: 2026.06.02
powered by ブクログ度々出てくる「小市民」という言葉が何を表すことなのかイマイチよく分からず、そしてそれを目指す前はどうだったのかという全貌も把握出来ないため、なんだかよく分からなかったというのが感想。 日常ミステリー系なので、謎解き自体はなるほどと思う部分は多かった。 小山内さんのようなキャラ(人見知りビクビク系)があまり好きでなかったが、途中から「別にビクビクはしてないな」と思ってからは不思議な感じだった。 最後もサイコパスみがあって良かった。 それぞれが「小市民」を目指す目的はよく分からないけど、きっとそれが連載を通じてわかるようになるのかなと思った。 気にはなるけど、続編を読むかは検討。
74投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日常の謎、事件を避けたがる小市民。舞台設定から事件から小さくまとまっているが、連作として大きな事件につながる構図は良かった、ただこの本単独の評価はそこまで。 でも春期を読まないと、夏期に違和感を持てないんだよね。
0投稿日: 2026.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
殺人事件が起こらないミステリなんて生ぬるいと思っていたが、後半の畳み掛けでそれがひっくり返った。日常で起こるようなちょっとした謎を解決していく話で、小鳩と小佐内の関係もさっぱりしていて読んでいて気持ち良かった。
1投稿日: 2026.05.25
powered by ブクログサクサク読めました。解説にもあるように誰も死なないミステリーてことで、大きな衝撃はないですが、楽しく読めました。しかし過去の二人が気になる…。
2投稿日: 2026.05.14
powered by ブクログ初めての小市民シリーズ。 うーん、、謎があまりにちっぽけすぎて推理過程を楽しめず。主人公もヒロインも結局どういう人間なのかよくわからないままだった。 古典部シリーズと比べてしまうとちょっとハマらなかったなぁ。
0投稿日: 2026.05.09
powered by ブクログタイトルが可愛らしくてキャッチー。 一つ一つの事件はコンパクトでかなり読みやすい。 小山内さんが可愛い。息抜きにちょうどいい読書体験。
0投稿日: 2026.05.07
powered by ブクログ中々たのしく本に耽る時間を取れずにいたので、軽やかにページをめくれるものが良いな、と手にとってみた。かろうじて春だし、美味しそうだし。 小鳩くんと小佐内さん、小市民を目指す、、、紙魚の手帖で小編を読んだことのある2人だった、忘れていた。スイーツと日常推理の組み合わせはとても好物なので、するすると読了。いささか小鳩くんの言い訳じみた語り口がはじめのうちは気になったものの、その後ろにある「過去の何か」が影響しているんだろうな、とどんどん興味をそそられる結果に。推理の結果が甘くはない、というのはこの2人の物語としては敢えてなんだろうなあ。そして、それに対比するように、小佐内さんが口にするものが尽く甘やかで美味しそう。読後感もこざっぱりしていて、とても良かった。意外な小佐内さんの特性を踏まえて辿り着くエピローグが、なんだかんだにやにや出来てとても楽しかったのである。 そしてまあ、いつものことなんだけども。物語に良い塩梅で登場してくる硬派な健吾は割と好きでして。なんだか丁度良いスパイスだったな。美味しいココアのいれかた、ちょっと面倒くさそうだけど私も今度やってみよう。
16投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログ人の死なない青春ミステリー。 米澤作品のこういう系統が結構好きで、リラックスしながら読めたと思う。 古典部シリーズや、図書委員シリーズの雰囲気も好みなのでこちらも読み進めるのが楽しみだ。 小鳩くんと小山内さんの互恵関係がなかなかいい。 お互いに治したいところがあり、小市民を志すのだけれど…。 2人の過去はもう少し明かされるのだろうか。 最近新作が出たらしく、この機会に読み始めたのだけど、後書を読んで、やっぱりこれってラノベだよな…直木賞作家になった後も、高尚ぶらずにライトノベルを出し続けられるのが素敵だなと思った。
10投稿日: 2026.05.04
powered by ブクログ米澤さんの小市民シリーズに遂に手を出した…。2人のコンビがまだぎこちない感じもするけどこれが味なのかな。シリーズものなのでこれからキャラクターが育って2人の生い立ちなども明らかにされるのでしょうね。続きをまた読もうと思います
1投稿日: 2026.05.01
powered by ブクログずっと昔に読んだことがあるようなないような小市民シリーズ。日常の謎系の軽いミステリ。個人的には死なないミステリは北村薫さんの方が好きで謎が軽すぎてそれに対する小鳩君の言い回しが鼻につくけどまさにそれが小市民になれない所以なのでそれもまた味がある。薄くて一つ一つが短いのですぐ読める。猫を被った小佐内さんの本性と過去がだんだん顕になるんじゃないか、という気がする。とりあえず全巻読んでみようかな。 「小市民にとって一番大切なのは…私有財産の保全ってことにしたら?」
0投稿日: 2026.04.27
powered by ブクログ軽く読める男女高校生探偵もの。それでいて、小佐内さんの謎を残すあたりが上手い。人が死なない、(肉体的な)怪我もないというのは読んでいて安心できる。 自転車に関しては、盗難届出さないのは小市民らしくないな、という気がする。出してれば最後の結果にならなかったかもしれないが。 サクッと読める推理ものとしては悪くないが、特に最終章の推理は合ってるのかちょっともやもやした。問題が解決してるんだから終わりよければ、、、と思えばよいのだろうけど。
2投稿日: 2026.04.27
powered by ブクログ米澤穂信さんの本が好きなので本屋で見つけて買い。小市民と約束にこだわり過ぎてるところがちょっと気になるけど米澤穂信さんに対するまずまず期待通りの出来だったと思う。個人的には、推理としては納得感はあるけどいかんせん起きる事件が最後までささやかなので凄いものを読んだ、という感じにはならずもう少しミステリーかジュブナイルに振り切ってほしさはあるがライトノベルとしてはこれで正解なのかもしれない。
0投稿日: 2026.04.23
powered by ブクログおもしろい!サクサク読める青春日常ミステリー、なんだけれど。これ前作あった?読み飛ばした?てくらい小鳩くんと小佐内さんの過去が謎すぎる。何があったんや。シリーズで読んでいけば明かされるのでしょうか..。
0投稿日: 2026.04.22
powered by ブクログミステリと青春小説の合間くらいのお話。 短編集で小難しい展開もなく、読みやすかった。 さくっと読める日常謎解きものが好きな人におすすめ。
0投稿日: 2026.04.21
powered by ブクログ学校では存在感を消している小佐内ゆきさんと、放課後に甘いものを付き合ったり並んで立ち読みしたりする関係の小鳩くんが、日常のちょっとした事件謎解きを追って解決まで見守る「小市民」を目指すというお話。 マルジョレーヌが知らなくて調べてみた。美味しそう。 人が殺されないミステリーだったので安心して読み進めた。ガラケーに時代を感じつつ、高校の教室の木漏れ日、ロッカー、渡り廊下、美術室、自分の青春時代と比べて切なくなりつつ、頭も使ったので甘いものを食べたくなった。
19投稿日: 2026.04.18
powered by ブクログ阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓ https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/382893
0投稿日: 2026.04.15
powered by ブクログ小市民シリーズのスタートに帰ってきた。 面白い、とにかく面白い。二人のキャラが立っているところが最高だ。次は秋季限定だね。
10投稿日: 2026.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ひっそりと生きる小市民を目指して、頭のきれる小鳩くんと執念深い小佐内さんは同盟を結ぶが。最後まで読むと表題と結び付くのがうまいと思いました。「for your eyes only」一目おいてた先輩が描いた高尚な絵。オチが寂しすぎる上に、これといったフォローもない。印象的です。「おいしいココアの作り方」ココアを作りたくなります。「はらふくるるわざ」小佐内さんくらいの行動力と執念深さを持ってみたい。健吾に対して小鳩くんが小市民を目指す理由を吐露するくだりが好きです。
1投稿日: 2026.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメが面白かったので原作も読みたくなり図書館で借りました。 初めは小鳩くんの脳内の呟きがとても…何というか…うざかったのですが、途中で健吾と言い合いになって少し自分をさらけ出してからはちょっと可愛く思えてきました。 小山内さんはとんでもない女子ですが、とんでもないところがだんだんでてきて楽しいです。 次も読もうかな
1投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ米澤穂信さんの小市民シリーズ第1弾です! 多分再読です。 もう、だいぶ前なので内容はほとんど忘れてて、なので面白く新鮮な気持ちで読めました。 一昨年発表された、2025年のこのミステリーがすごいの第10位にこのシリーズの第5弾がランクインしているので、それを読むために最初から読んでます。 小市民というワードがなんか面白いです。 大人になると忘れてる気持ちが高校生にはあるんだなと、なんか恥ずかしいような痛いような気持ちになります(^◇^;)
38投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが!おもしろい! アニメ見てたから情景が浮かぶ。アニメだとよくわからなかったところもわかったかな。ただ小鳩が、サカガミと小山内さんに対しての推理を健吾にしてたとき、疑わしいと疑わしくないの比の話がよく分からなかったな。アニメでもよく分かってなかったな。消費者金融でお金を借りるっていうところへ推理が帰結したのもよくわかんない。身分証偽造がギリわかるかなくらい。
3投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ高校入学を機に、小市民を目指すことを決意した小鳩くんと小佐内さん。 平穏な高校生活を望みながらも、頻出する謎に関わらざるを得なくなってしまう、そんな二人を描いた物語。 小市民を目指すが故に、探偵役が謎解きに消極的という設定が面白いと思います。 特に小佐内さんのキャラクターが印象深く、作中で少し触れられているものの、過去に何があったのかが気になりました。 二人の小市民への道程は険しそうですが、次作以降の展開がどうなるのか楽しみです。
2投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1日の隙間時間で読み終えた。 感想としては、「面白くない」。 起こる事件が全て身近といえば聞こえはいいが、自分が小説に求めているものではなかった。 登場人物のキャラクターも好みではなかった。 一方で、自分が小学生の頃に読んでいたら面白かったのかも?とも思って、自分の成長なのか、感性の変化なのか、少ししみじみとしてしまった。 kindle で購入してしまったので全て読んだが、時間がもったいなかったように思う。 対象となる読者ではない作品は読むべきでない。
0投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ日常作品ながら、同作者特有の油断していると噛みつかれる感覚を味わえました。 本格ミステリーの箸休めに、文字通り簡単な頭の体操ができる面白い作品でした。 理詰めで推理していく過程は、論理思考の参考になった。 主人方は好き嫌いが分かれそうな人物ではあるけど、私は癖があって好きだ。 なお登場したスイーツが、美味しそうに感じて、食べたくなるのは仕様です。
11投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ眠かった… 面白くないわけじゃないのに、なんだかわからないけど寝てしまう 15分読んで15分寝るの繰り返しでなかなか読み終わらなかった なぜかはわかりません(笑) 続編も読むつもりです
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログできるだけ目立たず、平凡で普通な日々を過ごす。 そんな“小市民”を目指す小鳩くんと小山内さん。 目指すものとは裏腹に、トラブルやちょっとした事件に巻き込まれていく。 ふたりが今の境遇にたどり着くまでに何やら事情がありそうなのだが、本作ではまだ深くは明かされない(最終章でちょっと片鱗が見えたかな)。 そのせいもあるのか、今のところふたりのキャラクターにいまいちハマれず、どうしても態度や言動にモヤモヤしてしまう。 先を読んだら少しずつ変わっていくのだろうか? それを楽しみに、次作に移っていこう。
17投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ「長いものに巻かれないということで、つくづく探偵は小市民的でない」 という言葉通り、中二病的精神は探偵には必要な素養らしい。なるほど。。
0投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはパケ買いならぬ、タイトル買いです。 正確に言うと、「冬期限定ボンボンショコラ事件」を先に知って、読んでも声に出しても可愛い「ボンボンショコラ」に「冬期限定」というなんともそそられる単語がついているので、「これは読みたい」と思ったのがきっかけです。シリーズものだったとは。しかも、米澤穂信さんとは。 「インシテミル」が絶っっっ対に私が読める類のものではないので、避けていた米澤穂信さんでしたが、「満願」を夫に勧められて読んでみて、「ほぅ」と思ったものです。無駄のないすっきりとした、理路整然とした文章で、私にはどこか冷たく感じた文章(内容と相まってそう感じたんだと思いますが)と「ボンボンショコラ」がつながらなくて、興味を持ちました。 それで、もちろん、シリーズ初めから読もうということで本書を手に取ったわけです。 小鳩君と小山内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないけれど、互恵関係にある高校一年生。二人は入学したての高校でも、小市民を目指すべく、協力して「平和な」学生生活を送っている。送る予定。送るつもりだった・・・というところでしょうか。 始めは乗り切れませんでした。どうにも高校一年生とは思えない言葉遣い、思考、態度になかなかついていけなかったのかもしれませんが、これは小鳩君と小山内さんに限らず、登場人物みんなそうだと気づいて、さらに後半に差し掛かり、一気にノリノリになりました。 読み始めから疑問に思っていた「なんでそんなに小市民、小市民言うんだ。てか、そもそも「小市民」の定義ってなんぞや」が徐々に明らかになっていくのは、謎解きのようで面白いものです。そして、本当に謎解きのお話でした。なくなったポシェット、似通った二枚の絵、美味しいココアの入れ方、割れたガラス瓶、そして盗まれた自転車と春期限定いちごタルト。小市民であろうとする小鳩君ですが、どうしても小賢しく推理してしまいます。どうやらこの特徴のおかげで、中学生の時に何かトラウマになるような出来事があったようですが、詳細は本書では明らかにされません。おいおい明らかになるかもとシリーズの続きを期待するところです。小鳩君については、小学生の頃の友達であり、高校でまた一緒になった健吾の発言からもなんとなくわかってきますが、小山内さんについては疑問符がついて回ります。小山内さんはなぜあえて小市民を目指さなくてはならないのか。なぜ、小鳩君と互恵関係にないといけないのか。最後の方でやっと少し霧が晴れます。なんと、小鳩君が小賢しい狐なら、小山内さんは執念深い狼というではないですか!あの小山内さんが!と健吾と同じように驚くとともに、いや、ここまでのお話の中でそんな片鱗を見せていたな、と思い起こしたものです。そして、過去に何があったのか気になるところです。 そうこうするうちにエピローグ。小鳩君の推理は概ね当たっていたようだし、小山内さんが追い詰めた獲物はしっかりと(小山内さんの手でではないですが)捕えられたようです。お見事。それから二人で、反省会。小市民になるって決めたのに・・・、と。でも、大丈夫。健吾以外の周りの人にはまだ二人は「小市民」に見えているはず。がんばれ、二人。 ということで、次は「夏期限定トロピカルパフェ事件」です。楽しみ。
50投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ米澤穂信さん作なのに可愛らしいタイトルと表紙の絵にそそられてずっと気になっていた。 小市民を目指す高校一年生の小鳩くんと小山内さんの、日常生活のささいな事件の謎解きちょいミステリー。 事件がとても面白いとかワクワクドキドキするとかとは違うので、正直ちょっと物足りないが、解説にもあるように、抑え気味の描写、チラリズムの極地、それは逆に想像をかきたてられる、というものらしい。 小山内さんが謎過ぎて、2人の関係も曖昧で、それが一番のミステリーだ。 伏線が回収されなかったモヤモヤ感があるが、小市民シリーズは4作ほどあるので、読み続けるとスッキリするのかもしれない。 機会があったら夏、秋、冬と読んでみようと思う。
29投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ以前から気になっていたが、アニメ化されたので手に取ってみた。 日常の中の謎を解決していくストーリー。1つの謎は重くなく、章ごとに完結で読みやすい。 【感想】 迷惑をかけず目立たずの小市民を目指すことが、果たして心の平和に繋がっているのか、、学生の頃は周りの目を気にするよねって思った。 小鳩、小佐内さんはどんな大人になるんだろうと想像してしまった。大人になっても小市民はありえなそう。
14投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログ人の殺されない推理小説。青春です。2人に過去になにがあったんだ、、と気になります。今後わかってくるのかな?小鳩くん現実にいたら変わり者すぎるね。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログアニメはあんまりハマらなくて1話で終わってしまったけど、小説は面白かった! 氷菓と同じく日常の中のミステリーを謎解きしていくのが心地いい。 たいそうな事件がなくっても、日常にもミステリーがあるんだなぁ。 主人公2人のこれからの関係性が気になるし、ゆきちゃんの過去が気になる。
3投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ謎が秀逸だし、連作短編ならではの仕掛けもさりげなくて、シテやられた感がめちゃくちゃ心地良い。小鳩くんと小佐内さんの関係から目が離せない。瑞々しいもどかしさを覚えるのが理由かもしれない。青春小説としての読み応えもあって、とても面白かった。 *読了(2024年07月10日)
32投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログアニメで内容は大体知ってたんですけど、小鳩くんの一人称で進むのでなんとなくふんわりした印象。知らない話もあって楽しい。 小鳩くんの目から見た小山内さんが全然小動物じゃないというのがとてもいい。
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ漫画で読んでみたところ、原作があることを知り、読むことにしました。 自身の高校時代にはこんなに頭は回転しなかったし、周りにもいなかった気がします。 中には主人公が言う「小市民」に徹していたのかもしれません。 人が死なないちょっとした小さな事件ばかりなので、心がグッとしんどくなることはなかったです。 その分,ゆっくり読みすぎて、完読までだいぶ時間がかかってしまいました。
14投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ米澤穂信さんの青春・日常の謎もの。 爽やかな男子高校生の主人公に、内気だけど自分にだけ気を許してくれる小動物的な女子高生のバディということで、なんかラノベ的だなーと。 なんかイラつく女子だと思っていたけど、腹に一物抱えてそうで、米澤さんらしいダークさあり。 まだまだ過去は分からずだけど、これから面白くなりそう。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小市民シリーズ1作目 小市民だけど小市民的にできることを駆使して日常の謎を解決!みたいな話かと思っていたら、 小市民になりたい本性狐と狼の高校デビュー話(奮闘中)で 小市民になりきれない小鳩くんと小山内さんがおもしろかった エピローグのカップルも気になる
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日常の謎を装いながら(いや、日常の謎ではあるのだが)、心理の深層に踏み込む構成が印象的。小鳩常悟朗と小佐内ゆきが「小市民」を目指すという大枠の設定は、青春小説としてはやや逆張りだが、むしろその抑制的な志向が内面的に燻る二人の個性を際立たせ、物語を青春たらしめている。このテーマの欺瞞性は全編通して嵐の前の静けさのような不穏さがあり、これについては個人的には読了後も解消していない。 各短編の謎は大事件ではないが、それをきっかけに登場人物の心理や関係性が少しずつ浮き彫りになっていく構成が巧みだ。エピソードごとの心の動きが終盤で一気に収束し、二人の関係や本質が鮮やかに浮かび上がる。このようにライトなタッチでありながらテーマ性の強い作品は珍しい。 一方で、謎解きの詰めが弱く、情報も後出しの印象があるのは確かだ。だが、それはあくまでも作品のテーマ的にはマッチしている。個々の謎の平凡さこそが、彼らのより大きな心の構造を描き出すのに最適な形で表現されている。 この物語を強引に「テーマ・心」と「ミステリ・シナリオ」に分けるならば、前者の繊細さは素晴らしい。しかし、後者については何がしたいのかわからないところがあった。つまり、これだけを抽出するとほとんど無意味になる。前者のためのパーツとして後者を使うにはベストだが、パーツ以外のなんでもないところは少し気になる。 各編の小鳩の心情が謎の解決への行動とリンクしていて、非常に連作としての機能美を備えている。さらに、その裏で進行している出来事への伏線も同時進行で描かれており、全体を通して無駄がない。これらは個別の謎への解決の「脆さ」が意図的な表現であることの証左でもある。謎と解決の強度を上げながら、「小説」らしく描くことは、作者にはできたのかもしれないが、あえてミステリのパズル性を引き算しているのは明確だ。 「ミステリである前に小説だ」と「ミステリは小説であることよりも優越する」は僕の中にはどちらも存在する気持ちなので、正直こういう中間の作品は感想が難しい。このシリーズは完走するつもりなので、今の段階ではこの辺でご容赦を。 トータルでは、キャラクターの造形とテーマへの徹底的な解像度のあげ方が光る一冊だった。次巻以降で二人の関係がどう変化していくのかが気になる。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ日常系の短編ミステリーでかなり読みやすい。 登場人物が魅力的で、特に小佐内さんが推し。 ココアの話が特に好き。
1投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの2人の高校1年生…なぜか2人の前に頻繁に現れる謎を解く必要に迫られて…小佐内さんの可愛らしい表現にホッコリしました!
19投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ満載の甘いスイーツ情報と苦い日常ミステリがベストマッチ。季節のケーキを食べながらカフェで楽しむなら〈小市民〉シリーズがおすすめ。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ再読。中学時代の教訓から清く慎ましい小市民を目指す2人の高校生が主人公。目の前に現れる謎を解きたい衝動に駆られ目立たないように謎を解いていく2人の姿が微笑ましい。何回読んでも健吾のキャラクターとココアのお話が好き
4投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ青春推理系ラノベ。 キャラクターの年齢が15歳(しかも高校入りたて)の少年少女にしてはセリフの言い回しが背伸びしすぎ。 個性を言い訳にしても違和感が付きまとうのがマイナス。 文体は好みなので残念だったなと思う。
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ春・夏・秋と読み、冬が出るのを諦めてはや20年。 冬が刊行されていると知って春から読み直しています。 ほとんどの内容は忘れていたものの、「おいしいココアの作り方」だけは覚えていて、読み直した今も1番好きなエピソードです。
1投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ小市民シリーズ第一巻! このシリーズは、日常生活を送る上で潜む謎を解決する、青春ミステリー小説なのですが、とにかく登場人物の魅力が半端ないです。 小鳩くんの頭の切れるところや、小佐内さんの大人しそうだけど実はとても勇敢なところとか…! 何回読み直したかわからないくらい好きな本です
6投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。 小市民を目指しながらもその誓いを破り、昔のように行動してしまっているのがいいです。 最後に小佐内さんの性格も知ることができ、続きも機会があれば読みたいです。
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ「小市民」シリーズ第一弾。前々から気になっていたが機会の無かった米澤穂信にようやく手を出すことが出来た。 殺人が起きないミステリ、というだけで何となく盛り上がりに欠けるような気がしてならないものだが、作者はむしろそこを逆手に取って「小市民」的な平穏を望む探偵二人、という構図に再形成する。事件が解決しても爽快などんでん返しや因果応報といった類の話は一切なく、平坦な日常が続いていくだけ。ミステリ的とは到底言えないその描写が、「小市民」を目指す二人の姿勢と合致している。 あとラノベなので当然読みやすい。軽めの本とはこういうものをいうのか。
0投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人が死なないタイプのミステリーktkr 過去に『謎の香りはパン屋から』で絶賛しましたが、やっぱり、こうゆうあまり暗い気持ちになりにくいミステリーは私的に大歓迎。 違いは青春というエッセンスと米澤穂信さんの技量ですかね。 小鳩と小佐内の関係といい、学生という規模で展開されるミステリーは、キャラクターの心情、タイプを分かりやすく、読みやすくする。と思う。 そして米澤穂信さんの作品はお初にお目にかかりますが、語彙が豊富でくどくない。推理の場面も最初に「〇〇で肩がつく」と最初に宣言してくれるから、入りやすい。 星5じゃない理由はシンプルに好みです。最後に感動とか人を強くする要素があるものが個人的には好きで、本作は小市民になりたい二人の葛藤で終わっちゃうから少し好みとズレる。 え?シリーズモノだし、一冊が短い。全部読んでから言えって? ご安心ください。春夏秋冬全部読むわよ♡ 次は夏。タイムリーですね。
0投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ高校生が探偵っぽく推理して色々と解決していく小説かと思ったら 主人公2人のキャラがはっきりしなくて内容もゆるくて続きは読まないだろうと思ったが、後半やや展開が盛り上がってきて2人の過去もこれからどんどん明らかになって本性を現してくるのかと思ったら、やはり次作も読みたくなった、
0投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ小市民アニメの絵が綺麗すぎて、不思議な世界観に惹かれて、原作も。 キャラクターが頭の中で動きながらストーリーを追う。アニメでは描かれてないストーリーもあって、面白かった!
0投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ小市民になることを目指す小鳩くんと小佐内さん。序盤の日常ミステリー解決系のユルさにヤキモキしたが、最終話の2人の制限解除的な展開にようやく読むスピードが加速。次作の「夏期限定」に進むか思案中
13投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメの一気見でハマり、ぜひ原作も、と思って読み始めたら、まぁ楽しくて止まらない。 シリーズ1作目である本作は、日常で起きる些細な謎を通して、小鳩くんと小佐内さんの本性が現われていく様が面白い。アニメで見た時も、なんとも言えない二人の関係性から、少しずつ素性が見えていくにつれて、「互恵関係」の在り方が見えてくる。頭の切れる二人が見ている世界は、他の人とは少しズレていて、それを共有できる相手が、お互いしかいないんだろう。それは淡い青春の恋愛感情ではなく、より切実に同胞を求める気持ちなのではないかと思う。 何より驚いたのは、これが20年も前の作品ということだ。二人の連絡手段である携帯電話・スマホの描写がアニメとはまったく違っていて、けれどそれが謎自体には大きく影響していないことがまた、この作品の色褪せなさを裏付けているようにも思える。
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ「羊の着ぐるみ」 犯人は見つからない。 どうしても渡したかったとはいえ、勝手に持ち出して忍ばせたものをどうこうするのは流石にだめだろ。 「For your eyes only」 二つの絵が示すもの。 誰のために描かれたのか理解することが出来たら、答えなんて簡単なもので必要のないものになるだろ。 「おいしいココアの作り方」 シンクを汚さないで。 自由に探索していいとはいえ、過程を完璧に想像出来なければ材料が見つかったとしても分からないだろ。 「はらふるるわざ」 やけ食いの理由とは。 後少しで思い出せたかもしれないというのに、たった一つの出来事で全て飛んでしまうなど許せないだろ。 「孤浪の心」 見つかった自転車は。 特に問題なく戻って来たのなら何も言わないが、こんな酷い状態で放置されてたら報復したくもなるだろ。
0投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.5 人物を細かいところまで描写せず、謎めいた部分が読み終わっても続く感じが良かった。シリーズものなので続きも読んでみたい。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ恋愛にも依存関係にもない高校生1年生の探偵物語 二人が目指している小市民とは・・・ 正直な感想は、あんまりワクワクしなかったです。 僕自身としては、ライト過ぎるミステリー小説なのかも知れません。 でも、優しさをあり読みやすい小説ではあると思います。 もう少し僕自身小市民感を磨く必要があるかもです。 時間を置いて再読しようと思います。
41投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ「小市民」ってどういうこと? 図書館で借りたこの本には、「teen」のラベルが貼ってありました。重厚な長編や技巧派の短編集とはまた違う、軽やかに読める青春ミステリー。でも、だからといって内容が浅いわけではありません。「小市民」って、なにを意味するのか。そこに物語の根っこがあるように感じました。かつて“謎があれば放っておけなかった”小鳩くんと、何かを封印しているような小佐内さん。ふたりは「互恵関係」という独特な関係性を築きながら、あくまで目立たない、穏やかな小市民でいようとします。事件の真相にたどり着いたとしても、誰かがカッコよく推理して名探偵として目立つっていいことばかりではない。これまでのミステリの「常識」を、そっとずらしてくれるようなお話でした。
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ人畜無害な小市民を目指す小鳩君と小佐内さん。日常の謎を説き明かす2人の掛け合いが楽しい。小鳩君の探偵気質は分かり易いが,自転車泥棒への対応で小佐内さんの本性判明。(狐狼の心)
13投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログアニメから入った人だが、普段ミステリー物を読むことがなかったがこのミステリー本は血生臭いシーンが全くない。 むしろ、普段の自分の生活で起きている様な出来事が描かれている。 そして、そんな背景で思春期の男女のやり取りが描かれている。 自分が読んできた本では、新鮮すぎて一気に読んでしまった。 そして、アニメと原作で描かれているシーンの違いもありその分も楽しめる。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログアニメ観てから読み出す 学内の謎を解く長閑な高校生探偵の活躍を描くラノベという予想をあっさり振り切る、主人公の暗黒さに引き込まれた 地元岐阜市が精密に描かれたアニメと異なり街の描写が無国籍だが生活感があって良い
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログなんとも主人公の上から目線が好きになれませんでした… 小市民を目指す。という、その時点からもう俺はお前らとは違うんだぜ。まったくやれやれ。ふうやれやれ。爪を隠すのは苦労するぜ。というスタンス。 この演出はわざとで今後なにか価値観がひっくり返ったりするのでしょうか。シリーズものなので、その可能性は捨てきれませんが、本書内ではずっとやれやれしていて、締めくくりもしっかりやれやれしていたので、続きは一旦休憩します。
0投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログタイトル『春期限定いちごタルト事件』と表紙の学生から想像する作品世界は明るく、楽しく読めそうだなと想像しながらページを捲った。最初のページには、中心人物である小鳩と小佐内の紹介が記されていて、クスッと笑いそうな話になるのかなとも想像した。本作品は5編の作品で描かれている。各タイトルは『羊の着ぐるみ』『For your eyes only』『おいしいココアの作り方』『はらふくるるわざ』『狐狼の心』。そして、前後にプロローグとエピローグが描かれている。 まずは、『プロローグ』。小鳩常悟朗の夢のシーンから始まる。目覚めた朝は、高校の合格発表の日。小鳩のつぶやきは、何とかうまくやりたいといった内容のもの。この段階では、その心理状態はわからないまま、『羊の着ぐるみ』へと読み進める。始まりは、船戸高校の合格発表のシーン。小鳩が自分の番号を見つけた。一緒に来ていた小佐内ゆきが見当たらず、携帯で連絡。校門で待つ小鳩。小鳩が辺りを見回すと、人目を避けるように立っている小佐内。その状況からも目立つことを避けている様子が窺える。小佐内も合格していたことを小鳩に伝える。合格発表という喜びが溢れるような状況は、二人にはない。それが、二人の関係や個性を際立たせているなと感じる。 そのような中、小学校の同級生だった堂島健吾が、小鳩に声をかける。背が高く、肩幅の広い姿は、小佐内とは対照的で、その容姿や言動からも小鳩と小佐内とは真逆の個性が際立つ。健吾も船戸高校に合格していた。つまり、同級生となる。この先の展開での関わりが楽しみになる。 その後、小鳩と小佐内は合格祝いに喫茶店に行き、小佐内はいちごタルトを注文する。そこでの会話にタイトルの「春期限定いちごタルト」の話題が出る。他の喫茶店にある小佐内のお気に入りというもの。この「春期限定いちごタルト」がこの後の展開にどう関わっていくのかを楽しみにしながら読み進める。ここでの会話で明らかになるものは、二人が完全なる小市民を目指しているということ。この言葉が面白くて、今後の展開がますます楽しみになってくる。 そのような中、高校生活が始まる。4月半ばの放課後、小鳩は健吾から呼び出しを受ける。健吾からは、捜して欲しい物があると言われる。それは、ポシェット。持ち主は、吉口という女子生徒。盗まれたらしいということ。中身は、リップクリーム、ボールペン、手帳など、金目のものはないという。ここまでで、健吾が小鳩に頼んだというところに、二人の関係性を想像する。また、捜して欲しい物が女子生徒のポシェットというところにも、何かこの話の展開の鍵になりそうな感じを受けていた。 健吾は、下村、高田という男子生徒にも小鳩同様に頼んでいた。なので、吉口本人も合わせて5人で手分けして探すことになる。盗まれたかもしれないとはいえ、健吾の捜索への熱量が強いなとも感じていた。また、小鳩以外の二人の生徒の素性も気になりながら読み進める。結局30分捜索し見つからなかった。その間、小鳩と一緒に下校しようと小佐内は待っていた。この二人の関係も面白く感じていた。小佐内と会うと、小鳩はこの30分間の出来事を小佐内に話し始めた。その内容は、小鳩が推理している内容だった。小鳩には、そのような力があるということなのかと、楽しみながら続きを読み進める。 小鳩の推理は、校舎の4階を担当して捜索しているはずの高田が外に出ていて、そのことを知らせていたことに違和感を感じたということだった。なぜ、外に出なければいけなかったのか、そこを推理する小鳩の着眼に思わずなるほどなと呟いていた。 その後、小鳩の推理によって、小鳩と小佐内は校舎周りを捜索し、ついにポシェットを見つける。さらに、ポシェットの中からあるものを発見し、小鳩の推理は確かなものへと。そこに高田が現れる。事態は急変していく。その展開に驚きながらも、高校生の純粋さも感じる。 ラストは、小鳩と小佐内が下校後一緒に行こうとしていたクレープ屋のシーンで、ほのぼのとしたやりとりが展開される。これからの二人の関係や出来事を楽しみたいなという気持ちを膨らませながら読了する。 『For your eyes only』は、入学から1ヶ月経過した下校途中の本屋での、小鳩と小佐内のやりとりから始まる。タイトルにもなっている「For your eyes only」というタイトルのスパムメールが小鳩に送られてきていた。それについての二人のやりとりが続く中で、作品タイトルの「春期限定いちごタルト」を食べに行こうと、小佐内が小鳩を誘う。そして、アリスでの限定タルトはこの日が最終日で、二人が店に訪れると、最後の2つが残っていた。楽しみにしていた小佐内の喜びが伝わってくる。 その後、コンビニに寄って小佐内は牛乳を購入。そこで、小佐内にとって辛い事件が起こる。前籠にタルトを入れていた自転車が、二人の目の前で盗まれ逃げられる。何ということだろう。よりに寄って小佐内がずっと楽しみにしていたタルトごと盗まれるなんて。その次の日、場面は変わって、放課後に健吾からの呼び出しを受ける小鳩。その内容は、美術部に一緒に行って欲しいというもの。健吾は新聞部に入部し、美術部を取材するという。小鳩の驚きが伝わる。これまでの健吾の言動からは新聞部と美術部取材がピンとこないところが、また面白く感じる。米澤さんによる物語の展開と人物描写にはまっていく感じがする。 その後、美術部に着くと、待っていたのは勝部という先輩。勝部は健吾に依頼したい内容があった。それは、ある絵についてのこと。そうと知って健吾は小鳩を呼んでいたのだ。この辺りの健吾の小鳩への頼り方は、前話のポシェットの捜索とも重なる。困ったら小鳩を頼る。というのが健吾のやり方で面白く感じる。当事者の小鳩は大変だろうけれど。その絵は大浜という卒業生の油絵の作品だった。2年間、美術部室で保管されていた。その表現方法は独特な感じで、想像することが難しかった。そしてさらに不思議なことに、大浜さんが残した作品はもう1つあり、それが、全く同じ絵だったということ。このことが意味するものを解き明かしていくのだなと想像するが、この段階では一体どうなるのだろうと先の展開の予想が難しかった。勝部は、大浜にも連絡が取れず、この二枚の絵の保管に困っていて、自分が卒業するこのタイミングで真相を探り、その内容によっては処分しようと考えていたのだ。その流れで、健吾や小鳩が関わっていくところに、この話の面白さが感じられた。そして、この話の顛末を小佐内は知っていた。何と、小佐内が双眼鏡を使って、美術部室での様子を観察していたのだった。小佐内も絡んできて、さらに面白くなりそうな期待が膨らむ。小佐内も考えたいというので、小鳩は2つの作品をカメラで撮ることになる。そのような中、新たな情報が勝部から伝えられる。それは、絵の題名で『三つの君に、六つの謎を』。カメラの画像と作品の題名をもとに考える小鳩と小佐内。二人の推理が始まる。この先の展開が楽しみになる。どのように解明されるのだろうかな。 小佐内が画像を拡大し気付く。同じ絵ではなく、同じような絵だということに。いよいよ解明されるのだろうなとページを捲るスピードが速くなる。小鳩は美術室を訪れ、健吾と勝部に小佐内の推理を伝える。その内容に驚きながらも、絵の謎が解明できてスッキリとした思いも膨らむ。しかし、この絵を大切に保管していた勝部には、残念な気持ちにもなるだろうな。それでも、これで一区切りついたということは勝部にとっても良かったのではないかな。そんな思いを持ちながら読了した。 『おいしいココアの作り方』は、日曜日の街で、小鳩が小佐内を見かけて、会話するところから始まる。小佐内が街に出て買い物をしていたのには理由があった。それは、辛いことが起こったので、気を紛らわすためだった。辛いこととは自転車を盗まれ、その自転車に乗った人が盗みを行っていたということに関連していた。しかし、その事実ではなく、その自転車を見ていた人が警察に知らせ、警察から高校に連絡が入り、生徒指導室で担当先生にいろいろ尋ねられる中で、盗まれたことを責められたことにあった。盗まれたことだけでもショックなのに、そのこと自体を責められて気持ちは沈むだろうな。ましてや、小佐内のこれまでの人物像だと、一層落ち込みそうな想像が広がる。 二人でいるところに、健吾からの家に招こうとするメールが届く。二人で健吾の家に訪れると、美味しいココアを飲むかときかれる。健吾による美味しいココアの作り方のレクチャーと調理が始まる。健吾のこだわりと想像していた人物像とのギャップに面白さを感じる。そこから新たな展開が始まる。健吾の姉である知里が登場する。知里は二人に話しかける。内容は、謎解きのような話。具体的には、台所のシンクには水がついてない。つまり、水道を使った形跡がないということ。ココアを作るには、温めたミルクを使うのだが、鍋などの道具を使用した形跡がないということ。知里からの投げかけは、その謎を二人はどのように推測するのかといったことであった。知里からの謎解きの挑戦状のように感じる。面白くなりそうと感じつつ、読み進める。 知里と小鳩、小佐内のやり取りが続く。そこでたどり着いた着目点は、美味しいココアを3杯作るには、濡れた物が4つ必要であり、その1つが見当たらないということ。このことが小鳩にとって気付きのポイントとなり、謎を解いていく。その場面は、心地よく面白い。ラストは、健吾の家から帰る小鳩と小佐内のやりとり。この二人にしかわからないような内容。そこからも二人のことを想像しながら、次の章への楽しみを膨らませて読了する。 『はらふくくるわざ』は中間考査が終了する場面から始まる。考査も終わり、小鳩が家に戻り眠っているところにかかる小佐内からの電話。内容は、ケーキ屋の「パンプティ•ダンプティ」に一緒に行ってほしいという誘い。小鳩が約束の3時前に「パンプティ•ダンプティ」に着くと、そこはケーキ屋だった。この展開の面白さがずっと続いている。小佐内が小鳩を誘う時は、何かが起こる前触れだろうな。とはいえ、小佐内の誘いに従順に付き合う小鳩。温かくて微笑ましい関係だな。 小佐内も店に着き、二人で入店する。その店は、1500円のケーキバイキングを行っていた。小佐内はケーキバイキングを注文。小鳩は単品を注文。それぞれの嗜好が感じられる。そして、それぞれが食べている途中で中間考査の話になる。そこから、新たな展開へ。最後の考査である理科Iの終了間際の時の話。小佐内が解答できていない問題の答えを思い出そうとしていた時に起こった出来事。それは、後ろのロッカーの中から、栄養ドリンクの瓶が落ちて割れた音に驚き、小佐内が解答できなかったという話。小佐内の悔しさは大きいだろうな。もう少しで解答となるものが浮かびそうだっただけに。それで、小佐内は終了後に小鳩に電話したけど、繋がらなかったと打ち明ける。繋がらなかった理由は、携帯を学校に忘れていたからだと話す小鳩。 店を出て学校に戻る小鳩。自分の携帯を手に入れてから小佐内の教室に行き、小鳩の推理が始まり、ワクワクしてくる。そこには、理科の考査中に瓶が落ちることによって得をする人物がいたという証拠となるものが残っていた。小鳩の推理が鋭く描かれていて、爽快感を得る。「パンプティ•ダンプティ」に戻った小鳩は小佐内に、証拠や推理を語らない。小佐内は小鳩に何も尋ねない。この辺りの互いを分かっていて、探り合わない感じの描写も面白く、二人の適度な距離を置く関係が独特で面白い。その状況を想像し微笑みながら読み進める。ラストは、盗まれた小佐内の自転車に乗って通り過ぎるサカガミが登場するシーンも出てくる。次の章での展開の楽しさを膨らませて読了する。 『狐狼の心』は、前章の翌日、学校での弁当時間の放送から始まる。内容は、生徒指導室まで来るようにといった小佐内の呼び出し。そこで、告げられた内容は、盗まれていた小佐内の自転車が見つかったということと、自転車は車に轢かれているということ。自転車を確認に行く小佐内と小鳩。道路脇に見つけたその姿は無惨なものだった。昨日のサカガミが小佐内の自転車を乗っていた姿と場所から、小鳩の推理が始まる。小鳩が推理力を発揮し顛末を語る。その残念な内容を耳にする小佐内の心痛を想像する。小鳩の推理をもとに、実際に起こりうる可能性を検証する二人。そして実際の顛末を確信する。見事だなと思わず呟く。ここで、小佐内は怒りの感情をもって行動に出ようとする。そうなるのも仕方がないだろうなとは思う。 止めている小鳩にも変化が出る。行動に移す小佐内と共に動こうとするが、小佐内に制止される。二人にしかわからない世界があらわされる。この先の展開はどうなってしまうのだろうという不安も膨らむ。ここから新たな展開へ。小鳩は健吾を呼び出し、小佐内の自転車が破損するに至った顛末を話した。そして、小佐内の用心棒を独断で依頼する。ここで小鳩と健悟は言い合いになる。二人のそれぞれの言い分に筋が通っているように感じ、このままでは小鳩の依頼を、健悟は簡単には承諾しないだろうなと想像する。しかし、健吾が納得していない状態から判断し、小鳩は小佐内の身を案じる気持ちの強さから、推理の内容を具体的に話し始める。サカガミが小佐内の自転車を盗み、乗り遅れた自動車学校のバスに追いつき、乗ろうとしていたという推理から、運転免許証の取得の目的に話が展開していく。その推理に驚愕しながらも、面白くも感じ、どんどん先を読み進める。 その小鳩の推理には、小佐内の怒りや行動の理由に、自転車を盗まれ壊されたことではない、もっと大きな犯罪に係る内容が出てくる。米澤さんの物語の展開の仕方や人物描写にも感心する。そして、二人は小佐内を守るために自動車学校へと潜入する。そこには、変装した小佐内の姿があった。驚く二人。小佐内は自動車学校で、すでにサカガミの悪巧みの証拠を掴んでいた。さすがだなと感心しながらこの章を読了する。 最終章『エピローグ』は、新聞記事の内容から始まる。それは、不正免許で詐欺未遂といった内容。サカガミが絡んだ事案が、警察によって治ったのだなと理解し、そこに至る小佐内の行動力に感心し驚く。小市民でありたいという小鳩と小佐内。でも、悪事の根絶に向かった時には、小市民ではなくなる。この辺りに二人の本音と裏腹な内心を感じて、魅力的に思う。 喫茶店で待ち合わせる小鳩と小佐内。小市民を目指している二人。その意思をもとに、今回の案件について反省する小佐内。それを聞きながら小鳩も反省する。何とも言えない面白い関係。穏やかなラストを迎えそうだなと思っていたのに、もう一波乱。喫茶店で小佐内の後ろの席にいたカップルが言い合いになり、ひょんなことから小佐内にコップの水が浴びせられる。喫茶店を出ていく女、その後を追う男。そのカップルを追う小佐内。それを見ている小鳩。なかなか小市民になれそうもないな、と呟きながら面白さを感じつつ読了する。 私にとって『可燃物』以来の米澤穂信さんの作品を読了した。『可燃物』とは違った面白さがあって、米澤さんの描く魅力的な登場人物や予想外の展開の連続による面白さを存分に味わった。この作品はシリーズになっているので、残りの作品も読んでみたい。
280投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
推理は楽しいけれど、なんだか算数をさせられてる気分にもなる。空気感のせいかな。楽しく読もうというような感じにはなれないのよね。あざとい小山内さんと、ずる賢い小鳩君の雰囲気が物語としてはいい感じだけど、推理を楽しむ空気ではない。あの二人の空気感を楽しむだけの物語。 日常に推理を持ち込むと『仮定の話がありすぎる』ので、日常って推理には向かないんだろうなとも思う。推理が出来るのは『非日常の空間』で『ある程度特殊な出来事』に対してなのかなぁとこの作品を読んで思った。 でも、作品なので綺麗にまとめてはあるし、作品内でも矛盾をキャラたちが語ってるのは面白いと思う。 この物語のスイーツのシーンはお腹がすく。おやつを食べてから読むのがおススメ。あ。食べながら読むのはダメですよ。本が汚れます。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ普段ほぼ漫画しか読まない自分が1週間くらいで読み切れた小説。 人が死ぬようなミステリーは重くて苦手だけど日常の中の些細な謎を解いていくこちらは自分にとってはすごく読みやすかった。 なぜかこの小説を読みながらスイーツをいただくとどちらも味わい深くなる気がする。(たぶん気のせい) 夏も購入したので早速読みたいと思う。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ点と点が線になる。 『満願』から米澤作品に触れ、徐々に本棚を埋めているところだ。 それとは別に、私はもっぱら日曜日の午後にお酒を飲みながらNetflixを観るという習慣がある。 今ハマっているのは、アニメ『小市民』。 本屋で平置きにされていた本書は、カバーの上にアニメ作画で更にカバーがされていた。 そりゃ手に取るだろうよ米澤さん。
4投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログアニメ化されていて、知っている作家さんだったので読んでみました。 読みやすかったです。 謎解きは読んでいて面白いけれど、殺人事件はちょっと…という方も安心して読めると思います。
1投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ人が死ぬミステリーは苦手な私にはこれくらいライトなミステリー小説の方が合ってる気がした。 ただ、個人的にはもう少し登場人物の内面を繊細に描いた小説の方が好みかな。 小鳩くんが自分の嫌な過去を頑なに他人に話したがらない点には妙にリアルさを感じた。 思い出したくも無い、乗り越えられない過去って誰にでもあるよね。 小鳩くんが自分の過去とどう向き合うかが気になるから続きをそのうち読みたい。
0投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログちょっとした事件てとこが頭使わなくて読みやすい!甘いもの好きの私としては読んでてケーキ食べたくなるから危険かも。笑
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ昨年アニメ化され、また最近第二期が始まり、どんなアニメか気になり、じゃあ、その前に原作読んでみようかなあと図書館で借りる。 読むペースが、いつもよりスローペース。なぜか、これを読み出すと、心地よい眠りへ誘ってくれた。私には本作は合わないのかなあと思いましたが、最後のエピソードは面白く読むことができ、どうにか読了することができた。次作の『夏期限定トロピカルパフェ事件』に期待を込めてこれから読もうと思う。
5投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ久し振りに日常?学園ミステリを読んだ!小市民になりたいなんて何で?と思いつつも読んでたし、何気ない日常の謎でスラスラ読めた。そして、この二人の過去、凄く気になる!
12投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ第10回吉川英治文庫賞(小市民シリーズ『春期限定いちごタルト事件』~『冬期限定ボンボンショコラ事件』) 小市民シリーズの中で『冬季限定〜』が一番評価が良かったので図書館予約しているけどまだかかりそう。そこへ、audibleで春と夏が登場していたのを発見して早速聴いてみた。 一番に感じたのは、軽いということ。 事件のネタも小さいし、謎解きもそんな大層なものではない。 なんなら事件の内容がわりとどうでもいいようなことで、気にならない(笑) 気楽に聞き流して楽しむのにはいいかも。 最大の謎だったのは、タイトルの「春期限定いちごタルト事件」とはどんな事件になりうるのか。 事件との絡み方がわかり納得。それなら他の季節の事件も似た感じかなーと思った。
34投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ小市民シリーズ、第一弾 探偵役の小鳩君と、高校生から小市民として の生き方を貫いていこうと誓いのようなもの を立てた小山内さん 設定が特殊な感じ 小鳩君と小山内さんは、恋愛関係になりそう もないが、小山内さんはスイーツを食べたい 時に小鳩君と一緒なんで、関係が気になる。 事件は、小鳩君の小学生からの腐れ縁の堂島 君が持ち込んで、小鳩君が小市民になりたい という思いと葛藤しながら、謎解きをする 小山内さん、小鳩君の過去が見え隠れするの で、夏、秋と読んでいきたい 雰囲気から、古典シリーズと違ってキャラに 闇があるので、若干馴染まない…
16投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ小市民を目指しているのに謎を解いてしまう小鳩くんと物静かな小佐内さんの対比が面白い。 話し方からとても慎ましさを感じる分、小佐内さんの身に何かが起こるとかわいそうだと感じてこちらまで悲しくなってしまう... というのが、前半までの印象だったが、最後の方は大きく展開が変わって一気に読んでしまった。 大まかには4つの短編のような形式になっていて、それぞれの事件のつながりが最初はわからなかったが、最後にはタイトル回収?があったりと気持ちよく読了できた。(特に最後の終わり方が最高に好き!!) 本作で小鳩くんと小佐内さんのことが少しわかった分、このあとはどういう内容で小市民シリーズを書いているのかとても気になる。
19投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ気になっていた小市民シリーズ。疲れている時に読むにぴったりで、二人の微笑ましい関係性に癒される。 物語としては可もなく不可もなくという感想。事件を避けようとしているようには読者からは全く見えないが、そこが10代の難しいところ。言葉では「目立たないようにしたい」と思っても、心の奥底にある様々な欲が彼らの行動を乱すのだろう。 小市民とは、つまりは君子危うきに近寄らず。勇気や承認欲求と危機回避の鬩ぎ合いだと思う。
1投稿日: 2025.04.18
