
総合評価
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powered by ブクログマッカーサーから奪った、宝の行方を、戦時中と現代で 描き分けた、重層形式の物語。 結局 お宝は、皆んなが どうしたいのか?最後が 曖昧な感じ? だがまぁ、面白い物語。
0投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終戦時の他者、そして国を想う軍人と少女たちの話。 現代と交互に物語が展開していく。そこでよくありがちなのが、頭が混乱してついて行けなくなること。しかし本書は交互だからこそ理解が深まるように丁寧に書かれている。 もっとも印象的だったのは、登場人物の苦悩が自分の感覚のように伝わってきたこと。戦争を知らないのに身につまされた。 特に衝撃を受けたのはマッカーサーの驚愕とその後の行動。でも結果的にそれで良かったと思う。 また、最後まで引っかかっていた少女たちの自害の理由は、エンディングに一人の少女のセリフによって明かされる。悲しい。でも分かる気がする。そしてこの構成は上手い。 戦中戦後の日本人は、正解か否かは別として「自分でも日本の役に立てる・立ちたい」と本気で信じて行動していた。美しい。平和ボケの我が身が恥ずかしくなったと同時に背筋が伸びた。 作者は、あとがきで「4年後に読むと曖昧で稚拙な部分もある」と書いている。確かに金原が前半、真柴老人を馬鹿にしていたのに、最後に「尊敬していた」とシリアスな場面で口にした部分などは若干違和感を抱いた。 でも、テーマ、構成、文章力、どれも一級品。 やはり『永遠の0』同様、実力ある作家が体験者をじっくり取材した戦争小説の価値は高い。 ※『永遠の0』はゼロ戦パイロットに会わずに書いたらしいけど……。
0投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログ現実に空想を重ねてきたというのはわかっていても、よく纏まっているし楽しめた。 細かいことを突っ込んだらアレなのかもしれないが、歴史とか普通教育で学んだくらいしか頭にない為、この小説に描かれたことはとても楽しく読めた。
0投稿日: 2020.08.05
powered by ブクログう〜〜〜ん、物語としては面白いのだが。。。 宝捜しの丹羽・海老沢、財宝隠匿にかかわった真壁・小泉・曹長、女学生達と先生・野口、そして謎の金原老人、そのあたりの人間像はよく出来てます。その一方でマッカーサーやその副官は取って付けたみたいで変です。そして最大の主題とも思える女学生の集団自殺は、いまいちその必然性の書き込みが不足です。 解説を読むと、この作品は浅田次郎氏のスプリングボードなった作品との事。逆にいえば飛び上がる直前の、まだ低い場所の作品に位置付けられるのでしょうか?
0投稿日: 2017.11.16
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ポツダム宣言受諾を決めた大戦末期の日本。 敗戦後、いずれこの国が再び独立国家として立ちあがるための資産を極秘に隠匿する密命を与えられた若き近衛師団少佐と大蔵官僚、その任務を遂行する人員として選ばれた負傷兵と若き少女たちの物語『日輪の遺産』を読みました。 らじは浅田次郎さんが好きだからけっこういろいろと読んでいるんだけど、この本は内容は違うけれど『地下鉄に乗って』みたいな文体と雰囲気だったよ。 つまり、浅田さんの小説はベタで直球なところと本当に悪い人がいないところが好きなんだけど、まだちょっと思いっきりベタな内容を究極のベタにまでは描けずにいて、余韻が少し薄い感じ。 やっぱり初期の作品なんだね(笑) 日本が復興するためにマッカーサーから奪った財宝を陸軍多摩火工廠に隠すんだけど、やっぱり主軸は人の心なわけ。 この国の未来を信じて亡くなっていったたくさんの人たちのことを思うと、日本カピとしてらじもだらしない生活をしていてはいけないな…って思いました。 映画化もされているけど、映画とはちょっと違うお話でした。 確かにスーちゃん役は、原作でも土屋太凰ちゃんっぽかったけどね…。 ※ただし『まれ』以前。 でも、浅田作品としては物足りなかったなぁ! らじのお散歩コースにある場所(例:少女たちが働く三鷹の横河電機工場)がちょこちょこ出てきたのは嬉しかったけどね…。
0投稿日: 2016.05.31
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2016年、20冊目です。 浅田次郎の初期の長編小説です。 秀逸な作品だと思います。 太平洋戦争末期のポツダム宣言受諾の時期から始まる物語が、長い歳を経て、戦争経験の無い世代の人間と接点を持ちます。2つの時間軸で物語が展開していきます。 日本を再興させるための軍の財産を山の中に隠すために動員された女子学生たちの姿と彼女らとその後の日本の両方を憂う人間たちの苦悩が描かれています。 彼らの残したものを知ることになった2人の戦後生まれの男たちは、それぞれが抱える問題の中でやはり苦悩しています。2人自身の再興のとも交わりながら物語は進んでいきます。少し長い小説でしたが、ストーリーにも興味を失わず読み切ることができました。 追記 私は観たことはありませんが、この作品は、映画になっているようです。基本、小説の映像化されたものは見ません。作家の意図とは違う、映像製作者の意図がそこに加わってくるので、自分で原作を読んで、感じることでいいと考えています。 おわり
0投稿日: 2016.04.03
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時価200兆円のマッカーサー親子が残した財宝を巡る戦後~現在までの長編小説。 単純に財宝を巡るトレジャーハンティングでない所が良い。 後味の悪い結末が待つが、お金ではなく人から人へ繋がれる強い日本人としての意思。 東京西部に住む人(稲城市周辺)ならさらに楽しむことができる。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ毎年、8月になると必ず1冊は読む戦争関連の本。 今年は、浅田次郎さんのこの作品にしました。以前より気になっていた作品で、本屋さんで偶然見かけたので読むことにしました。 戦争でなくなった日本軍の有名な人は歴史の教科書に何度も出てくる。しかし、本当にお国のためにと死んでいったのは、教科書にも、そして誰も知らないような、何の罪もない一般国民。特に子供達なのだと思う。 国のためにと学校で勉強をしないで、畑仕事や、戦闘機等の部品をつくる毎日を送る女子学生。あるとき、国の秘密の仕事に関わることになる。しかし、彼女らに与えられた仕事がどう言う意味の仕事かは告げられないまま、終戦を迎えた。彼女らは戦争が終わり、仕事が終わったのを機に家に帰る予定だったが…あるきっかけで彼女らが関わった仕事の内容を知ってしまう。そして自決。 浅田さんの文章は、国を守るため、これから国を作っていくために自ら命を絶った「女子学生たち」の表情まで、頭の中で綺麗な映像となります。戦争の本当の怖さを知らない私たちにとって、彼女たちの行動は理解できな部分もあるけれど、彼女たちの死を無駄にしないために、平和な世界を作っていく義務があるのだと考えさせられる。 色んな文化、色んな民族、色んな宗教があるけれど、 どんなものにも「戦争」を推奨しているもの、「人を殺して良い」というものは無いと信じたい。
0投稿日: 2015.08.29
powered by ブクログ終戦直前に隠した財宝をめぐる話。 当時と現在の二局面で話がすすむ。 確かにいい話だが…あまり響かなかったのは死についての価値観の違いかな。 マッカーサーは濃い。
0投稿日: 2015.05.21
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う~ん、残念ながら自分の中ではあまり共感するところがなかった。 女子生徒達が自決の道を選んだのは、まあそういう時代だったということで納得するしかないが、ようやく財宝を見つけたマッカーサーが女子生徒の骸を前に怖気づいて転身する心理が意味不明。 そもそも軍人みたいな殺人稼業はプラグマティストでないとやっていけないはず。まして、目の前にあるのはフィリピン独立の足掛かりとして奪還を焦がれた財宝。それを諦めるということは、父親と自分と息子と、ひいてはフィリピンの民の未来を閉ざすことと同義。我が身を呈した女子生徒に敬意を払うのはわかるが、いくらなんでもそれだけの人生と等価交換が成立するとは思えない。 マッカーサーが日本人の精神性をリスペクトする描写は多々あったが、ちょっと感傷的に過ぎる。合理的判断を鈍らせ、大局を見失うようでは軍人失格と言わざるをえない。それ以前に身も蓋もない言い方だが、米軍はガダルカナルでも硫黄島でもサイパンでも沖縄でも、バンザイ・アタックを見慣れているではないか。 現代の舞台においても丹羽や海老沢の立ち位置がいまいち見えてこない。それぞれが抱える悩みについても触れられているが、結局は金原に抱き込まれて結果オーライで終わってしまっている。問題の先延ばしで根本的な解決とは思えず、どうにも消化不良感が残る。 財宝を彼女たちの墓標として手付かずのまま残す気なら、金原が丹羽と海老沢をわざわざ懐柔した理由もイマイチ不明。秘密を共有するものとして口封じか?結局彼らは何がやりたかったのか? 彼らの抱える問題に真向から向き合う気がないなら、現代の登場人物は語り手、聞き手として専念させるべきだった。彼らに人間味を持たせるために、中途半端に背景を書いたのは蛇足だと思う。 というわけでどうしても色々と粗探しをしてしまい、のめり込めなかった。
0投稿日: 2015.03.26
powered by ブクログ終戦前後と終戦後半世紀との二時代を行き来しながら繰り広げられる物語。その構成に則った物語進行は良かったけど、後者の物語がいまひとつ充実度に欠ける気がしてしまった。前者については、その結末も含めてインパクトが大きかっただけに、総合的に見ると、どうしても冗長性を感じてしまったのも確か。でも、あとがきとかにも書かれていたように、これが転機となって、蒼穹の昴とかに繋がっていくと考えると、外せない作品には間違いないんでしょう。
0投稿日: 2014.12.04
powered by ブクログ浅田次郎さんの作品は色々読んできたのですが、これは今まで読んだものとテイストが異なり、戦争が背景にあるということで深く考えさせられるものがあります。 最後の章の少女達の決断に、ひどく胸を打たれ涙が止まりませんでした。 戦争を知らない世代の私たちは「戦争はいけない」と一言で片づけてしまいがちですが、未来の日本の行く末を心から案じて亡くなった方々がいたことを、決して忘れてはならないと感じました。
1投稿日: 2014.11.18
powered by ブクログ連合国軍から奪ったマッカーサーの財宝を隠せとの命令を受けた青年将校と、無垢な女学生たちを待ち受ける運命は・・・・。レビューするのも恐れ多い名作。気持ちが揺さぶられ、読みながら初めて泣いた。再読してもまた涙が出た。平和を享受する日本人として読まねばならない。目指すべきはこの読後感だ。
0投稿日: 2014.10.29
powered by ブクログ内容はある旧軍人の日記をベースに第二次世界大戦終戦直下の日本で、日本復興にかけた莫大な金額の遺産を隠し、それをマッカーサーが探しにくるというというものです。但し、単なる宝探しというだけでなく、終戦時の日本軍の状況や遺産隠しに携わった者の責任の重さや忠誠心、悲劇などを描くことで、戦争下での日本国民のおかれた精神状態や状況は凄まじかったのだと改めて重く感じました。 やはり戦争というものは金や利権が絡んで引き起こされ、その結果、人の犠牲の上に成り立つもので、本当に愚かな争いであると痛切に感じましたが、この本では、その犠牲というものが無ではなく、このような惨劇が2度とあってはならないという平和への教訓となったことで最後はすっきりした終わり方になっています。 平和ボケしている私も戦争犠牲者のためにも2度と同じ過ちは繰り返してはいけないということを感じた深い作品でした。まさにLove & peace, no more warですね!
0投稿日: 2014.10.23
powered by ブクログ容赦ない終わり方がつらく、ずっと後に残る。そういう意味で戦争の悲惨さを物語る数々の小説中でもインパクトがある。よくある構成だが、物語を見つめる現代の主人公の視点があると現代へ続く時間の流れを意識しやすい。その点で勝手な希望を言えば、設定場難しいかもしれないが、もう少し現代女性の登場もあればと思ってしまう。生き残った久枝さん視点の思いをもう少し知りたかった、想像するだけで胸が苦しいけれど。
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログフィリピンにあるマッカーサーの秘宝を日本軍が持ち帰り、それがどうなるか?という物語です。 宝探し的な要素がありますが、そちらが主眼ではなく、戦争の悲哀が感じられる内容でもありました。 もうすぐ終戦記念日ですが、戦争を直接語れる人が年々少なくなってます。今自分がいる「日本」と言うものが何かということを考えさせてくれたような気がします。
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログマッカーサーが戦時中に盗まれた財宝を巡っての物語。 ぐいぐい引き込まれる内容で、最後までとても楽しく読めたが、少女たちのあの場面が可哀想でならなかった・・・。
0投稿日: 2014.06.25
powered by ブクログいつの間に、我々日本人に愛国心や純粋な心が無くなってしまったんだろう。 確かに戦争を知らない子供たちだけど。 本書は自分の中の「日本人」を誇れる作品です。 なんか体の中の芯がカ~っと熱くなって泣けましたねぇ。 もちろんフィクションなんです。 でも、もしかしたらあり得るかも!と思ってしまいます。 浅田氏の背景描写は本当に素晴らしいです。 どの作品も読者をその話の中に溶け込ませ、まるで目の前で物語を見ているような感じがしてくるんです。 今の日本があるのは「鬼」になってくれた戦争の犠牲者の方たちのおかげなんだなぁ~と思います。 自分に「日本人」であることを思い出させてくれた本作品と浅田氏にはお礼を言いたいですね。 どんどん風化されていく戦争。是非、たくさんの人に読んで欲しい作品です。
0投稿日: 2014.03.14
powered by ブクログそれで遺産は?という感想です。 あれはあれでよかったと思うのですが、なんか、中途半端なような気がするのは、私だけ?
0投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログM資金ネタをベースにした第二次世界大戦隠し財産宝探し小説、もちろん人情もの。どーも浅田次郎今のところ得意じゃないというか、展開がダラダラしててなかなか読み進められなかった。他の有名なタイトルは違うのかな、、、最後の方は流石に盛り上がって何とか読み切れたけど…比較的初期の本らしく文章もまあ普通というか、それ程でも無かった。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ使命・責任・勇気考えさせられる生き方をしてきた人達。表向きでは分からないが、最後は優しい心の持ち主たちなんだなと。 途中からどんどん加速して読みました。ただ最後は感動なのですが、 個人的にはあまり好きではありません。 この時代についてもう少しいろんな本を読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2013.10.22
powered by ブクログ競馬場でたまたま出会った二人の男。丹羽と真柴老人。知りあったばかりで死んでしまった真柴。丹羽に残した一冊の手帳には驚きの記述が。ボランティアの海老沢にも真柴から手帳が残されていて二人で真柴の過去を知って行く。 敗戦の直前に真柴に託された大きな使命。生きている間ずっと真柴を縛り付けていたと思うと、戦争は悲劇以外の何物でもない。 読後、ずっしりと胸に来るものがある。
0投稿日: 2013.09.08
powered by ブクログやはり夏はこういう本は1冊読まねばならないと思っています。 浅田作品の登場人物は、やさしい人が多い。特におじさんが。 それだけに、この時代の狂気、過酷さが浮き彫りになるのだろう。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログ倒産寸前の会社社長・丹羽は、年の瀬押し迫る競馬場で知り合った老人・真柴から手帳を譲り受ける。 その手帳には敗戦直前、戦後の日本経済復興のためにという名目で極秘のうちに隠された、時価二百兆円ものマッカーサーの秘宝の行方が記されていた。 秘宝を隠匿する任務を課せられた少佐達と幼い女学生達の運命、秘宝を探す者たちの暗闘が、現代と過去を舞台に見出される。 果たして、真実とは暴くものなのか、それとも封印されるものなのか――。
0投稿日: 2013.07.15
powered by ブクログoyajisanさんお薦めの一冊。きました・・魂を揺さぶられる☆5つ!!なかなか思いがまとまらなかったのは、解説曰く『魂の宿った作品』だからでしょう。 まず真柴や小泉。終戦前後の混乱の中で、きちんと先を見据えて、のぞまれた役割をこうも鮮やかに全うするとは・・! (3・11からもうすぐ2年。今朝も福島原発が水素爆発を起こした際の東京電力本店と現場のやり取りが放送されていたけど、毎度のことながら本店の対応のあまりのふがいなさに怒りを覚える。現代に、真柴や小泉のような人材はいないのだろうか!?) それにしても知らない。私は、この時代のことをあまりにも知らない。日本史を専攻したけれど、それは受験のための勉強だった。個人的にまったく興味のない時代だったし、いや授業でもこの近代史にどれだけの時間をかけただろうか。アメリカ、中国や韓国との関係も、もっと近代史を知らばければ語れないと思った。(いや~人生は死ぬまで勉強だ!) もちろん小説ではあるけれど、きっと私たちが今、享受している平和は、ここに登場するような歴史上名もなき人たちの上に成り立っている。 そこで「悼む人」の天童荒太さんの言葉が思い浮かんだ。 「なぜ、彼らなのか、私ではないのか」 もしかしたら、私もマツさんやスーちゃんのような女学生に生まれてきたかもしれない。天童さんは、自分が今、ここにこうしていられることに対し”うしろめたく思う感覚”こそが”人間の美質”だとおっしゃった。 なるほど、つながった。 ならば、そのうしろめたさを感じながら、日輪の遺産の存在を認識し、勇気をもって歩いていこう。
1投稿日: 2013.03.09
powered by ブクログ映画化されることで初めて知ったのですが、けっこう古い作品なのですね。「地下鉄に乗って」よりも前だとか。 アクションでもなく、ミステリでもなく何ともつかみどころのない感じですが、好きですね。 それぞれの人の想いが切なすぎる。 とちゅう、奥さんの件はサプライズ^^
0投稿日: 2012.07.19
powered by ブクログ現在と過去が絡み合いながらストーリーが進んでいく。解説にも書いてあったが、その現在と過去の雰囲気の違い、緊張感のあるなしがひしひしと伝わってくるのは作者の表現力だろう。さすが浅田次郎という感じだ。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ浅田次郎作品は、どこか泣ける作品が多い。 これもその一つ。 それにしても、1992年の有馬記念。 100万円を馬連で20万づつ5点。 6千万円を取り損なったことを、そんな簡単にあきらめられるのだろうか? メジロパーマー、レガシーワールド。本題よりそちらの方に気をとられてしまった。 さすが、競馬好きの浅田さんらしい。
1投稿日: 2012.03.20
powered by ブクログページ数が多く、結局DVDで観ました^^; 戦時下のまっすぐな気持ちに感動しました。今度機会があったら、原作も改めて読み直したいです。
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログ友達がDVDを観たと言うのをキッカケに読んでみた。 「蒼穹の昴」、「中原の虹」でこの人の作品はまず活字で読まないとと思い、手にしました。 私が読んだことのある作品よりも前に書かれた作品という事ですが、人物の描写が変わらず素晴らしい。 また、歴史上の実在の人物たちについても、広く知られた人物像からもう一歩踏み込み表現されていて、自分自身が表面的なことしか見ていなかったと感じさせられる事がしばしばありました。 ストーリー全体としても、突拍子もない印象はありながらも、もしかしてと宝探しを盛り上げていきながら、人間の尊厳や深層心理をうまく描写されていてどんどん惹き込まれてしまった。 マッカーサーの日本を評価する際のコメントはぐっとくる。 女学生たちの最後も涙無しでは読めない。
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1993年8月発行 数えきれぬ人間が、自分の命に勝手な理由をつけられて死んでいった 心をくくっていた不条理の網のすきまから、道義という言葉が頭をもたげた
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログ悲しい物語りだけではなく、それぞれの今後の生きかたにも未来があるな~と感心。マッカーサーもやりじゃんって感じ!
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
敗色濃厚な終戦直前、帝国陸軍がフィリピンから奪い取ったマッカーサーの財宝を秘匿する密命を受けた3人の軍人。 時価200億円と思われるその秘宝は戦後の日本復興の切り札となるはずだった。 密命を帯びた軍人、その秘宝を秘匿する作業を行った勤労動員された女学生を中心とした終戦前後と その秘密を記した手帳を入手した様々な問題を抱えた現代の2人の男 を交互に話は進んでいきます。 感想としては、まずまず面白かったです。 しかし、お話としては盛り上がりに欠けました。 浅田次郎の得意技、泣かせる構成は健在でしたが、その部分も力強さに欠けた感あり。 「壬生義士伝」「輪違屋糸里」の様な史実の上に載っけた一大エンターテイメントと言う感じではなかったな。
0投稿日: 2012.01.22
powered by ブクログ過去と現在のストーリーが交互に展開。 序盤はやや淡々と進む感じだけど、途中から加速していく感じ。 そことそこがそう繋がってたのか!?とか。 戦争の頃の話が出てくる作品を読む度に思うけど、戦争の事は知っておいて平和である事を喜ばねばな。と思う。
0投稿日: 2011.11.26
powered by ブクログ泣いた。浅田次郎は上手い泣かせ屋、テクニカルな小説家だと思ってきたが、最近はそこに益々の重厚さが加わってきたのだ、などと一人得心してあとがき読んでいたら、本作品は1993年刊行だと! 何が得意な顔して「最近は益々~」だ。と、とにかく、傑作なんだからね!
0投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログ素晴らしすぎる・・・ 特に、本の最後の最後の、女学生の言葉が特にぐっときた。 七生報国。 簡単に口にしてはいけない言葉。と思っていても、とても重い言葉だ。。 本を読んだ後に映画も見ましたが。 本には適わないと思ってみていたのですが、そこそこ面白かった。 ただ、女学生の言葉が原作と異なる点が若干気に入らない・・・
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ映画の宣伝をチラ見していて、マッカーサーから秘宝を奪って隠すというアクションてきなものかと思っていたら全然違った。 筆者が伝えたかったものが自分の中でまだ消化されていない。 少女たちの覚悟
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログマッカーサーの財宝とそれを保管し守ってきた元日本軍兵士の物語。 前半で出された伏線が見事に回収されている。さすが浅田次郎さんだ。本を読んで後半鳥肌がたったのは久しぶり。泣けるのはよくあるんだけど。おおー。そういうこと!っていう気持よさがあった。
0投稿日: 2011.09.20
powered by ブクログ帝国陸軍がマッカーサーから奪った財宝を隠匿するに関わる人々の物語です。過去と現在が交差するなか、文中にもあるように責任の自覚、そして勇気ということの大事さを示唆してくれます。著者のストーリーテラーとしての技量はさすがです。
0投稿日: 2011.09.10
powered by ブクログ夜中に読んだせいかなんか怖かった。でも読むのを止めようとは思わなかった。むしろ読むのを止められなかった。
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
≪内容覚書≫ 現代と終戦直前の2視点から物語は進む。 現代。地上げ屋丹羽視点。 競馬場で出会った老人の最期を看取ることになり、 流れで黒い手帳を託される。 手帳に描かれていたのは終戦直前。真柴少佐の手記。 終戦直前の不穏な空気漂う中、真柴少佐は、極秘任務につく。 それは、マッカーサーの財宝を隠すことだった。 己の信念を貫く4人の男と何も知らない20名の女生徒達。 終戦を迎える中、彼らはすべての任務を遂行することができたのか。 そして、現代、丹羽たちはその財宝を見つけだすことできるのか。 ≪感想≫ 戦争関連の小説なんかを読むたびに、 「教育」の持つ力にゾッとする。 「お国の為に死ねる人間」を作り出したのは、「教育」に他ならない。 どう教え育てられると、「国の為に死のう」と言えるのだろうか。 行きすぎた愛国心教育ではあったけれど、 それを信じ、殉じた者たちの強さ、美しさは、 目をそらさず見つめるべきだと思った。 あとは、浅田さんのマッカーサーの描き方が、 個人的に衝撃的で、マッカーサーに興味がわいた。 浅田さんのおかげで歴史の興味対象がどんどん広がって行く。 新たな視点を与えてくれる浅田さんに感謝。
0投稿日: 2011.08.29
powered by ブクログちょっと浅田さんが力んでいるな、と思っていたら、あとがきを読んだら結構、初期の頃の作品だとか。ああ、そのせいか、と一人で勝手に納得。日本と日本人を美化しすぎなのでは、というところが少し鼻についたが、それもより大きな主題の中ではご愛嬌なのかもしれない。本当の勇気とは何か?という、年寄りには照れの入る話題を正視して、今、ボク達が失ってしまった意識は何か、考えさせられた作品です。
0投稿日: 2011.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終戦記念日に読書終了。 映画原作ってことで、公開前に読めてよかった。 しかし、映像化にとても不安が残る。 たくさんの死をどう描くのか、みていて気分が悪くなりそうな 映画にならないといいな。 物語の半分辺りでの鬱展開、(死亡フラグが消えたと思った矢先に 最大の死亡フラグが…。) 謎が解けてからの、惰性のような現代の話に、 ちょっと、どのように、まとまるんだろうと思ったけれど、 なんかいい話っぽく終わってましたが、希望も見えるけど、 話としてのまとまりや盛り上がりが残念でした。 ただの金塊スペクタクル小説として、 時代をベースにした方が、物語としては面白かったのでは…? 戦争をテーマに、 娯楽ではない小説を書きたかったのはわかるんだけど、 日本女性を桜とかさね、 死の花のイメージにするのも戦争色が見えて、 ラスト使ってほしくなかったな。 生き残った女学生視点で、 もっと物語を展開すればよかったのかな~とも感じました。 マッカーサー像や、日系二世の通訳からの戦後、という視点 マッカーサーの語る日本の未来が、現実にあるのは面白かった。 B29が、破壊した場所で、遺産(=レガシー)の名のつく車が作られているのとか…。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログ徳間文庫のしたのは映画特製カバーの堺雅人が一番アップだったからというどうしようもない理由です。 うーん、内容はイマイチだったなぁ…消化不良です。むぐむぐ。 あと私はカンチガイしていて堺さんは野田先生役だと思っていたのでどうして中盤で○○○しまうのかナー?とか思って読んでいました。
0投稿日: 2011.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【日輪の遺産】 浅田次郎さん 不動産屋の丹羽明人は競馬場で知り合った老人・真柴 から一冊の手帳を託された。 その手帳には終戦後に日本が立ち直るための復興財源 として帝国陸軍が隠した財宝のありかと、その財宝の 隠匿作業に従事させられた女子中学生たちとの記録が 書かれていた。 ボランティア活動家の海老沢も丹羽と同じ手帳を真柴 老人から託されていた。 彼らは各々、独自で手帳の真相を調べ終戦直前に 多摩川・火工廠の裏山で何がなされ、どういう惨劇で 幕を閉じたかという事実を探る。 ☆ 「七生報國」と書かれた鉢巻を締め、鬼となってま でも宝を守ろうとした女子中学生たち。 軍の命令に逆らってまで彼女たちを助けようとして 少佐。 戦後、国民を飢餓から救うために財宝の隠し場所を盾に 命をかけてマッカーサーと取引をしようとした中尉。 すべては国のため、国民のため。良心と使命感にあふれ、 私欲無く行動を起こす人たちの物語はとても私の好みの 物語です。(^^)/
0投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ読み出しはとても良い、引き込まれてぐいぐい読んでいく。「さあどうなるのか」とドキドキしながらページを繰る。過去と現在が行ったり来たりしながらそれぞれの結末に向かっていく。面白いが最後の結末は少し不満。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多分、ちょっと縦に置いたら、立ちますねー。ってくらい厚い本。でも、内容もちゃんと熱い。そして、小気味よくテンポがいい文章で綴られてますが、決して読後感がすっきりなわけじゃないです。 ってか、その描写いつ出てくるのかと思ってたら、そこかよっ!!みたいな構成になってます(泣)その事については、チャイコフスキーの「悲愴」を例にして、著者ご自身も触れてますが…。 それでも、ちゃんと読んだ後に熱くて、じんわりとするものが残ってます。それが遺産なのかどうかは僕にはわかりませんし、これはフィクションでしょうけど、少なくても、50年前の日本を生きた、青年将校達や、少女達の想いは、そういう類のものだったんじゃないかと容易に連想できました。 読んでよかったと思います。
0投稿日: 2011.05.19
powered by ブクログ作者はあとがきで、若いころ書いたもので未熟なところありと謙遜しながらもあえて手は加えずとも。手を加えなくても十分面白いと感じた。200兆円の遺産、マッカーサーの登場とスケールが大きいだけではないのがこの作品の魅力。おすすめ。
0投稿日: 2011.02.03
powered by ブクログマック読書で涙してしまうとは。。w 終戦に生きた人達の謀が錯綜する。 遺産とは、誰の、何のための遺産か。 壬生義士伝には負けたが、 よく走っている多摩川とか、近所の南武線とか。 川の上流に広がる多摩丘陵の地下。 その先の闇に眠る財宝に思いを馳せてみたり。
0投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログ物語の構成がうまい小説。もちろん内容も。 読みながら考えられて、読み終わってもすっきりというのは少し違うが、区切りがよい。 人物の個性が際立っている作品。
0投稿日: 2009.12.13
powered by ブクログ自称「小説の大衆食堂」というこの作者の守備範囲は広大。読者の一人としてはその中での好き嫌いとジャンル分けしてしまう。 この作品は「あとがき」にもあるように『プリズンホテル』や『きんぴか』でブレイクした後、その路線だけで走ることをよしとせずに新たな分野に挑戦した第一作らしい。それだけに以後の作品へと拡散していく「しかけ」が随所にちりばめられていて読み応えがあった。 帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価二百兆円の財宝。老人が遺した手帳に隠された驚くべき事実が、五十年たった今、明らかにされようとしている。 というミステリー仕立ての一つの戦後史で『蒼穹の昴』の原点であると言われている。 創作されたものであるとはいえ、マッカーサーが際だって描かれていて今までのニュース映像での姿を超えた。また、それぞれの登場人物のモノローグは『壬生義士伝』でうまいなあと唸った部分の原典をここに見た思いがして複雑な心境も味わった。いや、見事だ。そして、最後まで飽きさせはしない。あの戦争がなんであったのか、軍人の美学、生き様死に様を種々語りながらラストではしみじみと余韻に浸ってしまわせるような作品だと言える。 次にこの著者の本を読むのにドキドキする。 期待が大きくなるとがっかり度も深くなるから。 しばらくは浅田次郎作品から離れていよう。
0投稿日: 2009.11.08
powered by ブクログ終戦直前、帝国陸軍がマッカーサーから奪った財宝が極秘裏に隠匿された。それは日本が敗戦から立ち上がるための資金となるはずだった。そして50年後、一人の老人が遺した手帳がその真相を明らかにしようとしていた-。 -文庫裏表紙より- 宝探し本?かと思いきや。コレ好きなヒトはシェラードもおすすめ。
0投稿日: 2009.10.23
powered by ブクログ浅田先生の面白い所は、何を読んでもどこかにちゃんと浅田先生が現れる所。自衛官であったり、バイヤー、任侠団体、くすぶり、総会屋。さてどちらがエッセイでどちらが小説なのか・・。 日輪は、くすぶりでした。女子学生たちには、真岡郵便電信局事件を思い出しました。
0投稿日: 2009.10.09
powered by ブクログ現代のわたしには想像しかできない、戦時中の精神状況。 教育によって人の価値観は全くかわってしまう。
0投稿日: 2009.02.17
powered by ブクログ第二次世界大戦。 フィリピン独立にマッカーサーが残した膨大な財宝。 敗戦後の日本復興資金として財宝の秘匿を命じられる軍人たち。 読みやすかったし面白かったけど。 ラスト2ページのオチは微妙。
0投稿日: 2009.01.13
powered by ブクログさすがは浅田次郎の歴史ファンタジー。 半狂乱の時代を包んでいた退廃的な雰囲気と、それと対照的に生き生きと描かれる少女たちの様子には息を呑むばかり。戦時中も子供たちは変わらないんだろうな。
0投稿日: 2008.02.13
powered by ブクログまたやっちゃいました。計らずも再読! ところが全然内容を覚えてなかったんですよね〜。 財宝を運んだ女の子たちが毒を飲んで(飲まされて)死んだ、ということと、 結局、丹羽や海老沢はその財宝を目にすることはなかった、ということはなんとなく覚えてた。 強欲金原は実は財宝運びにかかわった軍曹で、 金原婦人は自殺した子供たちのたった一人の生き残りであること、 マッカーサーは日本軍が隠したその財宝を一旦見つけ出したのに、女の子たちの遺骨がその周辺に残っているとみると、運び出すのをやめて、その扉を固く閉ざしてしまったこと等々、肝心な部分はすっかり記憶になかった。 まったく初めて読む小説として楽しんだ・・・けど、 この作品はあんまり好きにはなれないなぁ。 女の子たちの遺骨を見て財宝をあきらめるなんて、実際にはありえないでしょ。人情的すぎる。 浅田氏お得意の泣かせのテクを垣間見てしまって、なんかやな感じ。 よせばいいいのに、おちゃらけも入っていてゲンナリです。 浅田氏のおちゃらけは全然おもしろくない。 「蒼穹の昴」のような、壮大な歴史小説をもう一度お願いします!!
0投稿日: 2004.06.10
powered by ブクログ浅田次郎の日輪の遺産を読みました。旧日本軍が戦後の復興のために隠した金塊を守ろうとした人たちの物語でした。心意気はいいと思いましたが、ストーリーもうまくつながらなくていまいち楽しめませんでした。
0投稿日: 2004.05.29
