
総合評価
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powered by ブクログ待つ立場、待つ環境、待つ時期。 生きてる間に待つ瞬間は沢山あると思うけれど、私やっぱり動いていたい。それでもやる気が出ないとき、動きマチなり。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ私には合いませんでした。初めての離脱。途中までですが話のオチがなく内容もふわっとしており主人公の心情もわかりにくく面白さが理解できませんでした、残念です。
0投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めっちゃありそうなんだけど周りにはいない人たちの話。1人の作家でよくこんな描写ができるな。すごすぎる。
0投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ絶妙に噛み合わない会話とか、感情の動きとか、嫉妬の仕方とか、自分の日常と重ね合わせてなんか悶えてしまった
0投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログだいすきな角田光代作品! 短編集、個人的にはゴールマチが1番好きだった 角田さんは女性の心理描写がいつも上手すぎる、、、、
0投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ結末がちゃんとなくてモヤッとしたものもあったけど、ワカレマチやショウカマチ、タイトルのドラママチは好きだったな。主人公のその後を応援したい気持ちで終わるって、後味が良い。主人公にサチあれ!私にもサチあれ!笑
0投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ何かを待っている女たちの物語。 じれったいなぁと思ったり、行動しない主人公にがっかりしたり。 でもきっと、何か素晴らしいことが必ず待っている訳でもなくて、行動したから上手くいく訳でもなくて、時には現状維持が一番幸せだったりするのだろう。 結局は心の持ちようなのではなかろうか。
1投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ高円寺、荻窪、吉祥寺……中央線沿線の「街」を舞台に、ほんのすこしの変化を、ドラマチックな何かを待ち望む女性たちの姿を描いた短編集。 もう12年前、高校を卒業して、上京するため東京駅へ向かう高速バスのなかで読んでいたことをまだ覚えている。ちょうど部屋を借りているのは吉祥寺で、それから私はしばらく中央線ユーザーとして東京で暮らすことになる。 日常に倦むということがよくわかっていない18歳は、新生活に胸を躍らせるばかりで、この本の中にいる女性の誰にも共感することはなかった。傲慢にも「自分はこんなふうにはならない」とまで思っていたかもしれない。 だけどそれから十年以上経ち、日々凡庸さを極めていく己と生活に飽き飽きするにつれ、私は春が近づいてくるたびに、上京するあの日の自分と、本書のことを懐かしい気持ちで思い出すようになった。吉祥寺駅から徒歩20分のせまいワンルームまでの道のりを、嬉々として歩いていた日々が、むしょうに恋しくなる。 『ドラママチ』と題名にあるように、彼女たちはそれぞれに待っている。不倫相手の離婚、プロポーズ、子ども、称賛、本当の自分、やる気、それさえ手に入れば、あとは何もかもがうまくいくのだと無条件に信じられるもの。 でもこうして二度目を読み終えた現在の私には、もうわかる。ページをめくりながら、そのことを確かめるような、言い聞かせるような気持ちでいた。 待っているものはやってこない。何もかもがうまくいくだなんて、人生を変えてくれるだなんて、そんなものは、ない。 流れる季節のなか同じ場所でただ一人立ち尽くし、待つことはとても苦しかった。私の人生を動かしてきたのはいつだって一歩何かに向かって踏み出すための勇気だけで、それはやっぱり聞き飽きた言葉だけれど「動き出さなきゃ始まらない」ってことなんだと思う。 あの日、高速バスに乗っていた若者の未来は、彼女が思い描いていたようには到底いかない。 けれどもう、あの日にもどってやり直したいとは思わない。未来はうまくいくと、ただ夢みるように高速バスに乗れるような、あの愚かな行動力を褒め称えたい。高速バスの窓から見えた都心のキラキラを、冴えない日常にしてしまいたくない。 待つよりはうんといいのだ。欲しいものがあれば自分でつかみとっていくしかない。それを、今また教えられたような気がしている。
11投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログいろんな女性を描いた短編集。どれも読みやすい。 どこかイタい女性が出てくるけど、ここまでわかりやすくないにしても、それは多かれ少なかれ誰しもが持ち合わせてることばかり。面白い。
0投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログさまざまな待つ女を描いている。 子供、結婚、人生を変えるドラマチックな出来事... 女性なら大半の人が共感すると思う。 私もそんな待つ女の1人だ。 中央線が舞台なのがリアルで良いと思った。
0投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログ結婚に悩む年齢にビタリと。 だれを選んでも、あ〜なんでこの人にしたんだろう。や、あの時のあの人にしておけばよかった。など思うのだろうな。そんな時のためにも、『あの時』(つまり今)のキラキラひかる思い出を今のうちにたくさん残しておき、未来へのお土産を作っていきたいな。 夫の不倫相手の生活を除くことに楽しみを見出す妻。ちょっとわかるな。自分が選んだ相手が選んだ相手がどんな人物なのか。自分より優れているのか劣っているのか。どんな生活リズムで、夕飯には何を作るのか。気になるよなー。敵ではあるが、どこか自分の一部でもあるかのような心地いい錯覚も湧いているんだろうな。そしてそれは相手も然りだったり?
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ人はいつも待っているものなのか? 子供に対して 皆に対して 政治に対して 好きな人に対して 自分では気が付かないが何に対してマチ。
0投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ角田さんは何気ない日常を描くのが本当にうまい。そしてどの物語にも喫茶店がうまく絡んでいて、そこを通した人間模様もありありと光景が浮かんできた。1番最後に読んだからかもしれないけど、寿美子の好きな喫茶店での家族の風景が1番印象に残っている。あと、途中の占い師の言葉「あんたたちに共通してるのは、ケーキの食べ放題にのりこんだ欲張りなお嬢さんってことだよ。何から食べようか、どうすれば元が取れるか、考えてるうちに時間制限が終わっちゃう。」は胸に刻んでおこうと思う。
0投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『待つ』ことをテーマに描かれた、8編からなる短編集。 物語ごとに、待っているテーマは違うんですが、やっぱり人は『待つ』という行為のその先には、なにかしら期待するものがあるんだろうなー。という気がします。 私が好きなのは「ヤルキマチ」と、表題作の「ドラママチ」 「ヤルキマチ」は、タイトルが今の私にピッタリな感じ。 私のやる気はいつ出てくるんでしょうか。誰か教えてください。 「ドラママチ」は、自分の人生が少しでもドラマチックになることを期待してるのにも関わらず、現実はどうやっても現実で、それ以上でもそれ以下でもない感じが、なんか分かるなー。って感じです。 人生って、意外と劇的ではないんですよね。 でも、やっぱり自分の人生って、みんな何かしらの期待をもって生きているんだなー。なんてことを思いました。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ人のどうしようもないもてあましてしまう気持ちの表現が上手くて、それに主人公が平凡な日常をみな送りつつそれぞれに何かを抱え特別な人達ではない所に惹かれるのかもしれない。 で、これからどうなるのか分からないまま終わってしまうけれども幸せってこうして見つけていくものなのかなと、ハッピーエンドではないのに何故かホッとする短編集。
7投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログゴールマチ 大好きなドラマ、「大豆田とわこと3人の元夫」の、大好きなキャラクターかごめちゃん。この話のキクヨとチエちゃんは、とわことかごめちゃんみたいだなって思った。 かごめちゃんが昔から横断歩道のない道路を渡れなくて、とわこが喧嘩した時も一緒に手を繋いで渡ってあげてたのがとても印象的で、喧嘩ができて自分の恥ずかしいところをさらけ出して叱りあえる同性の幼馴染に憧れができたのだけれど、ゴールマチのふたりもそうだった。恋にゴールを見出せなくたって、何年経っても居心地の良い場所だとお互いに思っていられるような、そんな友人がいたら、まさにそこがゴールじゃないかって。 ドラママチ これまでの話で一番自分の将来に近そうな感情で、実感を伴ってぐんぐん頭に入ってきた。主人公がバーに入って「若い子」を見て、「世界の中心が自分たちで、実際の姿と、思い浮かべる自画像とのギャップに気がつかない年齢。」と形容するシーンでがんときた。急に彼氏に冷めるとき、私でいえば、トルコアイスのお兄さんに弄ばれて鼻にアイスをつけた彼をかわいいではなく恥ずかしいと思ったとき、みたいな、そんな、育んできたドラマチックな愛が実はつまらないものだと気付いてしまう瞬間の恐ろしさには心当たりがあって、だからこそすごく怖くなった。自分が主人公でもなんでもなく世界のOne of themであることをリアルに実感してしまう時が怖いな。 そんな絶望に近い感情を感じさせておいて、後半大家の老婆が登場してから一気に光がさす。「デートは買い出しになり、ディナーは夕ごはんになり、王子さまは蛙になり、それがきっと私のドラマなんだろう。起承転結の、承をずっとリフレインするような、そんなドラマなんだろう。」この言葉が刺さった。承のリフレインを、歩いて5分くらいのところから始まる喫茶店巡りを、楽しめるような心を失ってしまっちゃダメだね。プロポーズはしてほしいけど。 ショウカマチ 流産の話が出てくると突然、ふたりのレスの話の重みが変わってくるからすごい。最初はあっけらかんとした性格にみえた主人公にどんどん厚みが出てくる感じ。夫婦の親密さの意味もちがった印象を与える。誰かの存在がきっかけだったとしても、結局立ち直るのは自分だよね、自分を助けられるのは自分だけ。はっちゃんはえらいなと思った。 「夫と私はかなしみに対する対処法がまったく異なるのだと、風呂場から聞こえてくるシャワーの音を聞きながら私は深く理解する。私は浮上しようとし、彼は底に足をつけるため潜る。私は手放そうとし、彼は自分のにおいをつけるように抱えこむ。私たちはたぶん、いくら相手を愛したって信頼したって、おたがいがそうされたいように助けてやることはできない。そうだ、私だって夫を助け、救うことはできない。」
0投稿日: 2021.12.01
powered by ブクログ日常に飽きてマンネリ化し悪い部分ばかりがクローズアップされてこうやって一生終わっていくのかと絶望する瞬間を切り取ったような話が多かった。 結婚しててもしてなくてもそれは同じ。 それでも、つまらないと思ってる日常の大切さに気づく瞬間もある。 幸せいっぱいの人は読まない方がいいけど、日常に絶望を感じることがある人はそれなりに楽しめる気がする。
0投稿日: 2021.06.04
powered by ブクログとても怖いがリアルテイのある女性たちが描かれている。 友達にも恋人にもしたくないような 執着心の強い主人公。でも、何故か気になってページをめくってしまう。 スッキリと終わらない話が多いが、それがまた人生だなと、妙に納得する。
1投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログ電子書籍 ドラママチ‥ドラマティックな街なのかと読み始めたら 待ち。だった ラストのショウカマチの喫茶店は、あの喫茶店かしらと思ったら 私も、すれ違っただけの人もきっとみんな何かを待っているんだろうな でも、私は何を待ってるんだろう(o'ω'o)?
0投稿日: 2019.11.26
powered by ブクログ何かを待ってる女の人の短編集 何気ない風景とか感情の書き方がすごいすき 特に心に響いて余韻に浸っちゃうような内容ではなかった さらっと読める
1投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログ欲しいなぁ やりたいなぁ できるかなぁ できたらなぁ いつなのかなぁ… . こんな時って、何かしらを待ってるよね。 そうか、 私もきっと“〜マチ”しながら生きてるんだなぁって。 そんなつもりがなくても この本を読んだらそう思った。 . どの物語の“街”にも 味のある喫茶店が出てくる。 そこに大人を感じるというか 奥深さを感じるというか…。 もう少し心が大人になったら 喫茶店通いたいな☺︎☕️笑
1投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログ短編小説 それぞれの主人公の気持ちがわかる。 本当にリアルな話が多いから 自分が直面したらどう乗り切るかなと考えながら読める。 恋愛のターニングポイントに直面した時、 自分と重ね合わせてしまう短編小説。
0投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログ「街」の話だと思ったら「待ち」の話の短編集だった(笑) 前半は、どれもスッキリしない終わり方でイマイチだったが、後半の「ゴールマチ」からは少し希望が見える終わり方で良かった。
0投稿日: 2019.07.02
powered by ブクログ「ワカレマチ」が共感できる部分があり、切なく、じんわりきた。 私も母親になる自信がなく、子どもは欲しくないと昔から思っている。いつか主人公のように「母になってみようか」と思える日がきたらいいな。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログこの短編集の主人公たちはこわい。 ホラーでもなんでもないんだけど、彼女たちのドロっと停滞した思いというか…そういうものがこわいなぁって。 生活して行くって能動的な側面ばかりじゃなくて、みんな何かしらのマチ時間を過ごしているのかな。 劇的なドラマなんて起きないのにキラキラした何かを期待してしまうのかな、表題作の「ドラママチ」が今の私にしっくりきた。
0投稿日: 2019.05.19
powered by ブクログ2016年47冊目 「コドモマチ」「ヤルキマチ」「ワタシマチ」「ツウカマチ」「ゴールマチ」「ドラママチ」「ワカレマチ」「ショウカマチ」の8つの物語の短編集 それぞれ、「マチ」とつくが、中央線沿線の中野から吉祥寺くらいが舞台。 登場人物は35歳から40歳くらいの女性 どの女性もこれまでの自分と今の自分との差に心が付いていっていない感じの物語。 ちょっとせつないかな。 著者の角田光代さんがそんな女性達の心情を表現する力量が見事です。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ最初、街の物語かと思った。 架空の街だけど、人物や出来事になにか象徴的な意味を与えるような。 いわば隠れた主役が街というか。 ところが、短編集の一作目、冒頭で、違っていたと気づいた。 「待ち」の物語だったのか! 夫に浮気され、その浮気相手を尾行せずにはいられない女性。 不倫の関係で、相手が関係を清算しないのでいつまでも結婚できず、ただ意地悪になっていく女性。 昔の栄光を忘れられず、自分はこれで終わるはずじゃない、と思い続けるくすぶっているモデル。 姑にいびり続けられ、認知症になった姑を施設に送り出して複雑な感慨を持つ兼業主婦。 最初はいろんな境遇の女性の鬱屈をよく取り上げるものだなあ、と思っていた。 でも、だんだん読み進めていくと、話の内容が混乱してくる。 どれも都会の(というか、都内中央線沿線の街の)、アラフォー女性の話。 手触りというか、生活のディテールがおんなじなのだ。 だから、きっと女たちの境遇が違うにもかかわらず、似通った印象になるのだろう。 さすがに今時、ただ受動的に「待つ女」の物語でもない。 職を持ち、それなりに自立しているのだけれど、今の女性たちだからこその閉塞感を掬い取ろうとしている、のかな?
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ高円寺、荻窪、吉祥寺、東京・中央線沿線の街を舞台に、ほんの少しの変化を待ち望む女たちの姿を描く短編集。 待つ女たちのジレンマがなんとも歯がゆい。現代の女性は、どの分野でも積極的だ。なぜ一歩を踏み出せないのか、待つことに美学があるのか。角田作品には珍しく、共感できない女性たちばかりだった。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログどのお話も現状に満足していない人々達をうつうつと書いている。それがまたリアル。きっと世の中こういう人で溢れているはず。この曇ったような雰囲気が好きです。 どうでもいいけどメニューをメニュウと書いてあるのがどこか可愛いく丁寧な感じで気に入った。 ゴールマチがどうなったのか気になってしょうがない。
0投稿日: 2018.03.07
powered by ブクログ何かを待つことをテーマにした八つの物語。 待つことをテーマにしていると分かっていても 女性は人生の節目などにいつも待っているのだなと思ってしまいました。 いくら行動的に活発に動いている人でも 男性にまつまるものだと自然と待ってしまうものかと。 中央線沿線の街を舞台にしているので、 どの作品にも喫茶店が出てきて それがまた良い雰囲気を醸し出しているので 人生の待つ場所には喫茶店は良い場所なのかなと思いました。 そんな行きつけの喫茶店があるというのも 少し大人のような気分で羨ましいです。 印象に残った作品「ドラママチ」、「ワカレマチ」。 「ドラママチ」の 彼女のようになんとなく毎日がマンネリ化していても、 その中に何かドラマを待ってしまうそんな気持ちが共感できます。 こうゆう気持ちになるというのは元来女性というのは お姫様になりたい願望があるのかと思ってしまいますが、 きっとそうやって強く生きていく方法なのだなと思えました。 「ワカレマチ」は冒頭から憎しみから始まり他の作品にはなかった 母と子の関係がリアルに描かれていて、 代表作でもある「対岸の彼女」、「八日間の蝉」、 「森に眠る魚」を彷彿させるようなものがあります。 実の母を知らず、義母は実の子達からも毛嫌いされているような 環境の中にいる女性が母になるというのはやはり 相当の決心が必要なのかと思わされました。 けれどラストの言葉にはどこか哲学的だけれど 人の流れをじっくりと見てきたからこその言葉であって、 とても希望も持てる言葉だと思いました。 子供を作るということは、 不要な別れをひとつ作り出すようなことに思えた。 それでもいいような気がした。 その子どもが成長して大人になったいつか、 ともに入った喫茶店の光景を一瞬でも思い出してくれるなら、 それもいいような気がした。 女性の大切な人生の節目に合わせてリアルに描かれているので、 共感できるところが多く読みやすいかと思います。 はっきりとした答えは出していないですが、 誰もが同じような悩みを抱えても 必ず希望の光が見えてくるという前触れが表れているので また少し前を向いて歩いてみようかという気にさせられました。 待つことがテーマの作品ですが、 女性が待つことが多いのは巡り合う男性によって変わるのかとも 思わされます。 やはり環境と男性によって女性の幸せは変わるのでしょうか? これは永遠のテーマなのかもしれないかとふと思いました。
1投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログ8編のうち前半4編はゴールの見えないような感じの終わりかたですっきりしなかったが、後半4編は希望のある終わりかたで良かった。みんな自分が何を欲しているのか自身でもわかっていなくて、流されるように生きているように感じてイライラしたりもどかしかったり。『ドラママチ』が一番共感できた。
0投稿日: 2015.10.29
powered by ブクログ中央線沿線の街が舞台になっている短編集で、主人公はみんな「待つ女」。 全体的に視点が醒めていて、特に前半の3編くらいまで閉塞感や主人公の歪んでいる性格が苦手で、面白くないなあという印象を持ってしまったので、最後まであまり嵌れなかった。
1投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログ待つことと与えられることは同義だと信じこんでいる、おろかなおさない私。「ヤルキマチ」 そういう暮らしをその空間で、もう幾度も幾度もうんざりするくらいくりかえしてきたような、そんな錯覚。目の前の男と暮らすというのは、焦がれて待つ未来ではなくて、とうに手に入れた過去であるような錯覚だった。「ヤルキマチ」
1投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログうーん、角田さんは長編のほうが好きだな。 マチ=待ち というオムニバス ゴールマチ、ドラママチの二編は良かった。 相変わらず、女の薄暗い部分を描くのが巧い。
1投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ読み始めてもなかなか作品の中に入り込めず、途中で諦めようかと思いながらも読みきった。 前の5作品は特に。残りの3作品は面白みが出てきた。 最後の解説を読み、そうだったのか!と納得。 『ワカレマチ』『ショウカマチ』の、自分にも起きそうな感じがなんとも言えない読後感を残した。 この小説で描かれていた中央線沿いに住んでいたこともあったため、懐かしさを感じながら読めた。久しぶりに訪れてみたくなった。
1投稿日: 2014.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単調な生活を変える、何かを「待っている」女性たちの想いが、痛いほど胸に響く。「私たちを幸せにするのは結婚でも恋愛でもない。」って、名言やわ☆
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログ様々な種類の「待つ女性」にスポットを当てた短編集。 登場する女性達は現状の閉塞感に苛まれ、取り巻く世界を変えることに心血を注ぎながら生きているように感じる。 本人達の意思に関わらず、周囲からの彼氏/結婚/出産に対するプレッシャーを受け、それに抗うか、又は受け入れることを強いられる彼女達からすれば、男なんていうもんはお気楽で無責任で、どうしようもない人種に写ってしまうんだろうか。 自分としては、相変わらず角田作品に出てくる「駄目男」を反面教師にしたいという気持ちがある一方、角田さんから見たら今の自分はどんな風に書かれるんだろうか。(書かれたいなという願望もあったりもする、、、)
0投稿日: 2014.02.14
powered by ブクログ東京の中央線沿線の街でおこる女性たちのドラマが描かれていました。 高円寺、荻窪、吉祥寺、阿佐ヶ谷・・・、庶民的な反面学生の街の一面あります。商店街が充実してそうなイメージの街たちです。 コドモマチ、ヤルキマチ、ワタシマチ、ツウカマチ ゴールマチ、ドラママチ、ワカレマチ、ショウカマチ 以上、タイトルにマチをつけた8つの短編集です。 どれもみな、現実から抜け出そうとしながらも抜け出せずにいる、アラフォー世代の女性を主人公にしていました。 平凡すぎる日常生活に、疲れはて、あきらめをしながらも、なんとか少しでも変化を見つけたいと日々格闘する主人公たちの姿が、主婦目線で描かれていてました。わかる、わかるこの気持ち!と、物語の中へ引きずり込まれます。 ドラマのような大きな変動など、ありそうでないのですね。 でもこの作品の女性たちは、みな強い! 小さな出来事を大きなきっかけと捉える気持ちこそ、平凡な毎日から脱出できる鍵なんだなと、思いました。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ中央線沿線の街を舞台にした短編集。 もやもやした行き場のない気持ちにさせる内容ばかり。でも、かつて、時間ばかりがあり、将来が不安だった私はいつもこんな気持ちを抱えていたなあという意味で、とても懐かしくなった。
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログどれもこれも痛い話でした。 特にツウカマチなんて、正気で読み進めることが困難な程…(笑) ああ、明るい未来なんてないのでは…と苦行のような本でした。 でも、読後感はなぜかすっきりした感じも。目を反らしていた事に、この本を通して しっかり見つめさせてもらった感じなのかも。
0投稿日: 2013.10.18
powered by ブクログどこにでもいる女性の 他愛の無い「ぼんやり疑問」かも でも女って こういうコト ちょっと 考えちゃったりするんだよね
0投稿日: 2013.09.13
powered by ブクログ角田光代さん「ドラママチ」読了。相当よいです。待つ女のショートストーリー‥ええなぁ‥今を確実に”切り取っている”と思う‥
0投稿日: 2013.07.25
powered by ブクログちょっと暗い気分になります。 彼女たちの思いを反面教師として、幸せ探しをしに行こう!と思っちゃいました。 それにしても中央線。気になるエリアです。
0投稿日: 2013.06.20
powered by ブクログ中央線を懐かしみながら読んだ。後半に辿り着くまでが、えらく長く、しんどく感じた。実生活や感情とリンクする部分もあったためかな。
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログ色んな女性が何かを待ってる話。何だか自分にもその内当てはまりそうでちょっと薄ら寒い。人の振り見てじゃないけれどこうならないようにしたいと思ってしまった。
0投稿日: 2013.03.19
powered by ブクログ待つのは 期限が決まってれば楽しくもなる けど 待ち続けるのはちとツライ。 と思うこの頃。
0投稿日: 2013.03.16
powered by ブクログJR中央線沿線の街を舞台にした短編が8編。 それぞれの主人公は「待つ女」である。 いつも利用する中央線、降り立ったことのある街が舞台であり、親近感をもって楽しめた。
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログ短編。私は表題作「ドラママチ」が好きかも。マンネリ化する毎日。恋愛。そんな毎日で刺激(=ドラマ)を待つ人。そういう気持ちはみんな持つのかな。でもそんなに大逆転のドラマのような展開を期待しているわけではない。ただほんのちょっと、いつもと違ったスパイスが欲しいだけなので。そんなスパイスを最後に感じて、ほっこりとした気分で読み終えた。中央線沿線が登場するのも嬉しかった♪ 恋をいくつかして、その変わりのない日々に鬱々としている人に読んでほしい1冊。
0投稿日: 2012.12.11
powered by ブクログ「~マチ」と名の付いた8編の短篇集。「マチ」とは「待ち」であるが「町」「街」でもある。 東京のどこかのマチで何かを待っている女たち。 女たちが住んでる町、住もうとしている町。東京に住んだことないからわからんかったんでgoogle mapで調べてみたら、みな中央線沿線なのね。 ふうん。 喫茶店が多いのかなあ。 いちばん好きなのは「ワカレマチ」。いちばんリアルだ。 この寿満子さんに似た人をケアマネ時代にお世話したことがある。 周囲から嫌われてるんだけど、ホントはそんなにヤな人じゃない。 でも、そのことになかなか気づいてあげられないんだよね。 うーん、 男に生まれてよかった。 かなあ。
0投稿日: 2012.10.19
powered by ブクログ中央線沿線の駅、喫茶店、そして何かを待つ女、共通項を持つ短編集。女性の不満とか焦燥感とかあきらめのような、ちと男には共感しにくい女性のための短編集かと思うが、主人公の女性達の年代が近いからか、男の自分にも共感はあったし楽しめた。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「待つ女」たちの短編集。幸せになるためには、自分の形とか大きさを知ることが大切なのかなと思った。身の程をわきまえずにただがむしゃらに頑張ったって何も変わらないんだろうな。
0投稿日: 2012.10.01
powered by ブクログジャケ買いをしてしまったのだが、内容も面白い…というより、とても興味深い作品だった。 なんか、、、身につまされる話ばかり。笑 前半四編は、「まぁ、人生ってそんなモンなのかな…」と少し虚しくなり、 後半四編は、「まぁ、人生ってそんなモンだよね!」と少しだけほっこり。 八編とも明確な答えが出ているわけでも、大幅な前進をしているわけでもない。 でも、後半四編は、少しだけ清々しい。 なぁんか、角田さんにハマリそうな予感…。
0投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログ「待つ女」をテーマにした短編集。登場人物たちの心の汚い部分が露わにされていて、心をえぐられる思いで読みました。人には見せたくないような部分を見せつけられることで、心が揺さぶられます。でも暗い作品ではなくて、特に後半の4編は、読後、静かにポジティブな気持ちが湧いてきました。個人的には表題作の『ドラママチ』がいちばん好きです。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ30代~40代になると待つことに慣れてしまうのかもしれない。自分の中で何かおかしいと気づいていても、何年もそういう自分を続けることに異議を唱えるわけでもなく、自分を変えてくれる奇跡的な出来事をひたすら待つ。他力本願の姿勢に入ってしまえばそれを崩すのは至難の技だ。 でも実際は...何もやってこないし何も起こらない。これはたぶん年とともに発達した強力な妄想力が起こす幻覚症状にほかならない。気が小さくて何かを起こす勇気がないだけでしょ?という正論は左耳から右耳へ突き抜けるだけ。何かを待つことしかできないほどの長年蓄積した疲労感を分かって欲しいという思いがふつふつとあるのだけれど。 その思いを代弁してくれるように、疲労感に身をゆだねるしかなかった彼女達のせつなさやりきれなさは、正論をぶつけるなんて申し訳ないほどに圧倒的に描かれ、いたるところでピリピリヒリヒリとし、ついでにこの小説を勧めた友人の意図はなんなのかとモンモンとした。登場人物が憑依したのは久しぶり。 でもピリピリヒリヒリは必ず癒される。彼女達はちゃんと変わっていくのだ。各章の1/5あたりに空気がざらっと変わる瞬間が訪れ、彼女達は新しい”自分”へと脱皮する。それは明日から新しい自分が始まるような気分、例えようがないくらいの清々しさをもたらす。 身の程を知り、しがみついていたものを手放し、今までの自分から自由になる。それだけなんだけど、ちょっとした空気のざらつきからあっという間の自分への気づきが無理なくリアルに描かれて、ドラマへと引き上げる作者の手腕が奇跡かもと思う。 「ツウカマチ」の主人公、彼氏いない暦14年で異性との距離のとり方がおかしくなっているし、”14年あったら人は漢字も書けるようになるし円周率を出せるようになるのに、好きという気持ちが分からない”という嘆き方も情けないし、ヘタレっぷりが面白すぎる。こういう可笑しさを理解してくれる人が現れればいいねえと、ついつい同情交じりの応援をするのだった。
2投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログ考え過ぎな女の人、 それも中途半端な年齢で、そのせいか行動力に欠けるタイプの女の人たちの小話がつまっている。 人生はいろいろな不如意がおこるものだけど、 彼女たちの悶々が 私には重くてあまり面白くなかった。 1点、 東京のふつうの町の情景は どこか懐かしい日本の風景のようで なんだかほっとする情緒を備えていた。 そこはよかったかな。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログちゃんと幸せを幸せと感じられる人と、ちゃんと日々に感謝して生きていける人には、多分くそつまんない小説。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログマチをテーマとした短編集。身近なものばかり。いずれも共感をもって読めた。視点をかえ品を変え多くの啓示があった。タイトルには謎解きの楽しさがあり、練り上げられた文章が醸す緊張感も心地良かった。ドラマチックなことは起きない。現実をしっかり踏まえたものとなっている。自分のマチは何なんだろう。
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ中央線沿線が舞台というのに惹かれて。 思ってたのと雰囲気違ったけどさくっと読み終わりました。 角田さんのうまさがたくさん出てた。 人間臭さが読んでてつらかったけど。
0投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログ様々な「街」で様々な「待ち」状態の女たちを描いた8編の短編集。 30代、40代の女性が主人公で、「待ち」である彼女たちは結局は「待ち」という名の「言い訳」をしているような、何かしら負の状態にある。 それは後ろ向きなはずなのに、角田光代の小気味いい文章の中では全然クサクサしない♪ 愚痴っぽいけど、主人公自らがせせら嗤っている感じで、その冷めた感じがまた良いのかな。 私自身、30代女性だけど、彼女たちには一切共感できない。 でも 「ありそう!」感を楽しめる!! (ちなみに同じようなテイストの小説として山本文緒の『プラナリア』が浮かんだんだけど、『プラナリア』が同じように共感できず、さらに加えて、ひたすら主人公たちにイライラしたのに対して、こちらは不思議なほどそういうイライラが起こらず、むしろクスクス笑ってしまった) 実在の街(全て中央線沿線の街)や店をうまく挿し込むことでリアルになっていて、そのリアリティーが小説の中ですごくいいスパイスになっている♪ ~とりあえず確認できている実在のお店リスト~ ①邪宗門@荻窪 ②アパートメント@高円寺 ←作中では閉店して大人のおもちゃやになっている設定 ③物豆奇@西荻窪 ④ボア@吉祥寺 ⑤うさぎや@阿佐ヶ谷 ⑥グレース@西荻窪 ⑦でんえん@国分寺 ⑧TERAKOYA@東小金井 個人的に行ってみたのは④のボア。ぜひタマゴサンドを食べてみたい♪ *****余談***** この文庫はこれから新婚旅行(ワイハ)に出発するっていう時に、成田空港の改造社書店で購入した。 この本はフライトまでや、フライト中での暇つぶし用で、ハワイのビーチのパラソルの下やホテルのベランダでくつろぎながらカクテル片手に読む用には『まぼろしハワイ』(よしもとばなな)を購入した。 ・・・はずなのに、結局フライト中はもちろんのこと、ハワイでも夢中で読んでしまった!!楽園で現実逃避には絶好の場所であるハワイの爽やかな日差しの下で読むのにこれほどふさわしくない本はないのではないか?!と思われるくらい生々しい日本の現実世界だったのに、とにかく面白くて夢中で読んでしまったのだった♪ (もちろん『まぼろしハワイ』も読みましたがね・・・)
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログとある路線沿いをモチーフにした短編集。 角田さんの文章は、書かれているのではなく、その文字一つ一つが丁寧に角田さんに寄り添っている。 だから圧倒的にリアリティがあって、それだけで心がぎゅっとなります。
0投稿日: 2012.07.17
powered by ブクログ中央線沿線が舞台の短篇集。 それぞれ何かを待つ女たち。 そしてどの作品にも喫茶店が登場。 どこか懐かしさを感じられました。 私は「ドラママチ」が好きですね。 マンションの管理人のおばちゃんがいいこと言うんですよ(笑) 私も毎日吉報を待ってます。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログ「コドモマチ」 生まれてくる子供を待つ専業主婦のナミは昼ごはんを食べてから 夫の恋人をつけまわす生活をしている クリーニング店で働き終わるのを待ち買い物をする彼女の後をつける 彼女が買った物を見て、ナミは夕食の準備をするかしないか決める 夫は太っていて気のきいた会話もできず好きに使えるお金も さほど持っていない、そんな夫の恋人の後をつけ続ける理由。 恋人に対して、嫉妬心というものがないのでナミの気持ちは 分かりづらいけど、妙に淡々としているところが良かった。 「ヤルキマチ」 「最近、人を見下したくて見下したくてたまらない」 OLのコトちゃんは何もかもにやる気を失くしていた そしてコトちゃんの彼も出会った頃に比べて かなりヤル気を失くしている。 10年近く離婚してくれるのを待っている 待つ女と待たずにすむ女がいるのはなぜか このままでいいハズがない!翌日、彼と奥さんが住む街へ出かける 次へ行っちゃえ、行っちゃえというのは簡単で そうした方がいいのも分かっていても踏ん切りをつけられない 「ツウカマチ」 男の人との交際にこぎつけられないのは自分が 彼らをこわがらせるからだ、愛妻家アピールで敗れ 彼の好きな趣味の知識を入れ過ぎて敗れ 結局、悟った事と言えば、いきすぎた行動をすると その裏側にあるものを勝手に想像して男は怖がるという事 こんなにもわかっているのにうまくいかない。 見極めが悪いと自分を責めてしまう 私は相手を怖がらせた事があるだろうか・・・ う〜〜ん、きっとあるんだろうなっ 「ドラママチ」 同棲相手の彼と温泉にいきがてら彼の実家にも 寄ることになったが、親戚一同が集まる中 彼は結婚について、式について、新居について まるで二人で話し合って決めたことのように答える。 プロポーズの言葉ひとつなく成り行きのように話が どんどん進んでいき彼の実家で見た先祖のモノクロ写真が 彼と結婚した後の日々を想像させる。 そして彼女の葛藤がはじまる 仕事帰りにスーパーへ駆け込み猛ダッシュで家へ急ぐ毎日 私も猛ダッシュで帰っているくちなので彼女の気持ちは痛いほど分かる 毎日が追われるように過ぎて行くことに・・たまにハッとする時がある。 一人の老婆が彼女の気持ちを変える。もし自分が老婆ほどの 年齢になって、今までの日々を思い返したとき 自分が見る光景は華やかな男でもなく、わくわくするようなデートでもなく きっとスーパーの袋をぶら下げ無我夢中で走る あの街なのではないか・・・・と 誰かのために急ぐ家路・・・幸せなことなんだね〜。 どの短編にも必ず喫茶店が出てくる。時間が合っていない 沢山の時計が飾られた喫茶店、壁という壁が大小様々なスピーカーで 埋め尽くされている喫茶店、ソーダーフロートが出てくる喫茶店 玄関で靴を脱いであがる喫茶店。 ソーダーフロートは憧れの飲み物だった 昔こんな色のシャンプーがあって、子供心にとても そそられた記憶があります。 喫茶店に一人で入れるか入れないか、友達と聞きあった事も あったなぁ〜。ちなみに私は一人で行くのが好きなタイプ それも少し暗めな店内が好み♪ とても落ち着くんですよね〜。 喫茶店という場所が異空間に感じるのは何故なんだろう。
0投稿日: 2012.03.23
powered by ブクログ2012.3.11 南米から帰国する飛行機の中で読了。 最近読んだ本の中ではここいちでつまんなかったかな。 ゴールマチだけ感動した。
0投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログ女性のための短編集。 各作品、中央線のある「街」で、何かを「マチ」続けている女性たちの話。 30~40代の女性をモデルにしているからか、角田光代さんの作品のなかではとても柔らかい印象だった。 パートナーと暮らしていても、理想の結婚を描いても、実際に待っているものはやってこないかもしれない。 けど、女性はそんな中でも何かを見つけて生きていく。 各作品の中で、喫茶店が効果的に使用されているのも好印象◎ 女性のしたたかさ、強さ、しなやかさ、孤独、そんなものを描いた作品でした。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ何かを待つ女たちを描いた短編集。 日常を描いただけなのに、どこかぞっとするような怖さがありました。 私自身が、欲しいものをただ待ち続けるのは性に合わず、自分から掴みにいきたいと思ってしまう性格のため、深く共感できなかったのかもしれません。 お気に入りは表題作でもある「ドラママチ」 思い描いていたものと少し違っていても幸せは幸せ。 管理人のおばあちゃんの話にうるっときてしまいました。 これだけはもう一度読みたいと思う。 あと、少し切なくなってしまった「ワカレマチ」 相手の今だけで判断せずに、少し過去に思いを馳せられるようになりたいな。 「コドモマチ」 「ヤルキマチ」 「ワタシマチ」 「ツウカマチ」 「ゴールマチ」 「ショウカマチ」
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ全てに喫茶店が出てくる短編集は、題名の最後が 『マチ』で統一されています。 読む前は『街』かと思ったのですが。 淡々と語られていく、その人の日常、そして恋愛? 何と言うか、全て遠いような存在、な気がします。 へぇそれで? という状態で。 こうならない、というのではなくて、多分ここまでも行きつかない、と。 恋愛できる分、そこを考えれる分、いいと思いますけど、ね。
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ120229 これまた角田さんらしい一冊。「街」ではなく「待ち」。登場人物の女性達が何かを待つ中で、自分を省みたり、現状を再認識したりする過程が本当にリアルにえがかれていて、心がざわざわしました。
0投稿日: 2012.02.29
powered by ブクログあらゆる「待つ」女の物語。いくらかでも希望が感じられる作品が好きなだけあって、後半の三作がいい、と思う。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログなんて身につまされる小説だろうか。角田さんのこういった世代を主人公ににした作品って、ほんと容赦ない。でも意地悪なわけではない、ちゃんと温かい。 しかし、まあ、結構ドンピシャで思い悩む最中の人間にはきっつい気持ちにもなり。 「デートは買い出しになり、ディナーは夕ごはんになり、王子さまは蛙になり、それが私のドラマなんだろう。起承転結の、承をずっとリフレインするような、そんなドラマなんだろう。」
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログちょっと期待はずれだったか? 相変わらずこの人の描く登場人物はイタくて、 でも自分にもあてはまるフシもある怖さがある。
0投稿日: 2011.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「待つ女」を軸にした短編集。 これは怖い。あまりにも女性心理をリアルに描きすぎていて、怖い。 ミステリーやホラーというストーリーの怖さではなく、日常を描いているのにそのちょっとしたときの心理描写があまりにもリアルで・・・ 正直、気持ちが入りすぎて、持って行かれそうになる部分もあったので、一気読みはできませんでした。 角田さんの筆力はすごいですね。 ちょっと男性には読んでほしくない1冊です。
0投稿日: 2011.11.24
powered by ブクログこの小説にでてくる主人公のテンションが自分に 似ていてツライ… 短編小説なのでさくさく読めた。 やっぱり角田さんの本はおもしろいなー
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログドラマ待ち な ドラマ街。 何かを待ち望む女性を描いた短編集です。 期待し過ぎてたからかなー、さらっと読んで終わってしまいました。
0投稿日: 2011.11.16
powered by ブクログさらっと読んでしまえば何てことない普通の話。だけど、一文一文噛みしめながら読むと、ふとしたときにぐっとくる言葉にぶつかる。ゆっくり、時間をかけて読みたい本。
0投稿日: 2011.11.16
powered by ブクログこの短編集、すごくよかった。 タイトルセンスもすき 何かしらに待つ女の話し。舞台はいずれも中央線。馴染みのある駅ばかりでさらに感情移入しやすかった。 コドモマチとドラママチがとくにすきです
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アラサーやアラフォーな方々が中央線近辺でいろいろやらかします。 オムニバス形式なのでお話はつながってないんだけど。 やけに中央線の駅名が出たり、古めかしい喫茶店が出てきたりする。 夫の不倫相手をストーキングするコドモマチの奥様。 モデルやってて綺麗だったけど今はホステスの仕事をかけもちしてるようなワタシマチのただそれだけの女性。 昔は心ときめいた交際相手が今はただのおじさんでしかも自分との結婚をプロポーズもなしで勝手に決めて親に話してしまう。ぼんやりとすぎていくその時にこれでいいのかと思うドラママチの女性。 結婚して幸せに暮らしている。ただ姑との関係を除いて。 実の子供からも嫌われている根性曲がりの姑さん。死んでくれとまで思っていたのにいざ姑が介護施設に行くとなるとちょっと気になるワカレマチのお嫁さん。 それぞれのお話でそれぞれ個性的な女の人が繰り出すちょっと非日常なお話たち。 一気に読み上げてしまいました。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ9月13日読了。表題作含む「○○マチ」と題された、何かを待ち続け年を重ねた女たちを描く短編集。何か(男性であったり、ドラマチックな出来事であったり)を待ち続け、待つことに最適化した挙句何も得られなくなり、ただ年だけを重ねた自分に気付く・・・なんて、想像するだに恐ろしい。「自分の好きなものを見つけて、それに打ち込めればいいさ」なんて人は気楽に言うが、「でもバランス感覚も必要よ」と先に言っておいて欲しいよね。絶望感・閉塞感・セックス臭などは薄め、読後感は軽い。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
マチだからなのか、どの短編も最後がはっきりしないというか・・・でもそれがいいというか・・・。 年代的に中年女性の話が多かったので、珍しく、面白く、切なく読めました。
0投稿日: 2011.08.27
powered by ブクログ彼女の書く『女性』はど真ん中に痛いところを突いて来る。 だから好きなんだなぁ…。 40代、50代になった時に読み返したらまた違う感想を抱くのだろうか? そうで在りたい。
0投稿日: 2011.08.24
powered by ブクログ「40歳問題」というドキュメンタリー映画の中で、角田さんが「良い人というのは、一番悪い」みたいなことをおっしゃっていました。彼女の作品を手に取ったきっかけです。 「ショウカマチ」が最後じゃなかったら、もっとすっきりしたかもしれませんねー
0投稿日: 2011.08.12
powered by ブクログいろんな、待ってる女が登場する短編集。 JR中央線沿線の駅が、舞台で、 色んな中央線の町が出てくる。 最初の「コドモマチ」は、 妊娠を願って、待ってる主婦のおなはし。 これが、かなり恐い。 何が恐いって、妊娠するためにやっきになってる女の話ではないのだ。 日課となってる西荻へ向かう日々。 これが、なんのための日課かというと・・・ (!) 「ヤルキマチ」の女は、 おしゃれして、お料理して、ダイエットして を、いっさいやめてしまった女の話。 気づけば、毎日カップラーメンをすすり お腹がすいたときに、昼は、会社の給湯室でカップめん 阿佐ヶ谷、荻窪、高円寺、 吉祥寺、東小金井、三鷹。 いろんな情景があふれてくるような小説。 そして、最後の「ショウカマチ」は 衝撃w 消化、いや、消火。 いやいや、昇華なのだ。 この意味とは・・ 切ない待ってる女たちの切ないストーリー
0投稿日: 2011.08.11
powered by ブクログコドモマチ ヤルキマチ ワタシマチ ツウカマチ ゴールマチ ドラママチ ワカレマチ ショウカマチ
0投稿日: 2011.08.08
powered by ブクログやっぱり、いらいらする。 言葉や頭で考えたり形にすることをやめようと思う 些細なこと瑣末なこと、小さな苛立ちや不快なものもの、を 全て吐きだしてくる。感情が粟立つ。 醜くてちっぽけな自分を見せつけられているようだ。 そういう、リアルさ。 この人の作品を読んでいると、 結婚願望が消えうせる。 以前テレビでみた著者本人はのんびりおっとりした芯の強い女性に 見えたけれど、やはり内面は色々情熱的なのだろう。
0投稿日: 2011.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
角田光代作品は、結構「ケッ」って思うことが多いけれど、これはなかなか面白かった。まあもちろん「ケッ」と思うところもあるけど、いろんな不満を抱えながら、いろんな夢を見ながら生きる女たちの姿。「あー、こういうのいるいるー」って思ってしまう。自分の身の丈に合わないことを望んでもどうしようもないことを分かっていない女たち。足元をしっかり見ればそんじょそこらに幸せは転がっているのにね。
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「待つ」女性たちのお話。愚痴っぽくて後ろ向きでどんより。あまり響くものもなく、あまり好きな内容ではなかった。街は自分になじみある風景でよかった。実在する喫茶店など登場。
0投稿日: 2011.06.25
powered by ブクログ角田光代のドラママチを読みました。中央線沿線の架空の駅に住む30代から40代の女性達の悩みや生き方を描いた短編集でした。それぞれの女性達の悩みは多様ですが、自分が思い描く理想の姿と現実の自分とのギャップに悩んでいるのは同じです。みんな、ちょっとした変化が自分を変えてくれることを待っているのですが、それを与えられることはないのでした。枯れたおじさんの感想としては、そんな理想なんか捨ててしまって現実を見て生きたら楽になるのになあ、と思ってしまったのでしたが。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログそこら辺にいる普通の人々の日常の時間を切り取ったような本。 但し、全体的にうしろむきめ。 角田さんの本はめちゃめちゃ良い気分になる本と どんよりと暗い気分になる本とあるけど、 これはどちらかというと後者。 8話のオムニバスなので中には先に希望のある話もあり。 本を読む事は、日常を忘れて気分転換したいとか 非日常に入り込みたいって気持ちがあると思うけど この本はその日常をリアルに書いてあるので、何故に わざわざこの本を読んでこんな気分にならなくては いけないのだろうか?と疑問を持ってしまう。 本でまで日常(しかも暗めの)をぶつけられたくないみたいな感じ。 まぁ、こんな人も実際にいるんだろうね。って客観的に読めば面白いかな。 手元には置いておきたくない本です。
0投稿日: 2011.06.10
powered by ブクログ前半の作品は読み終わって閉塞感を感じて心がどんどん落ちていった。打って変って後半の作品は、トンネルの向こうに微かな光が見える様な気持ちになった。
0投稿日: 2011.05.30
powered by ブクログ背表紙の「高円寺、荻窪、吉祥寺、東京・中央線沿線の「街」を舞台に、ほんの少しの変化を待ち望む女たちの姿を描いた・・・」といったあたりで買ってみたような気がする・・・ 現実感が出ているのを期待していたのだが、今となってはどのようなクオリティであったかよく覚えていない・・・ 読後随分と経ってしまって、内容を詳しく覚えていないので・・・とりあえず読了の記録に留める。評価は当時の読後感を思い出しつつ記す。
0投稿日: 2011.05.30
powered by ブクログこちらは再読ではなく。 本当は長編のほうがすきだけど、短編こそ、作家のちからが見えるのかもしれない。 途中、やや鬱々とした気持ちになったものの、全体としてはいい短編集だった。 角田光代さんの書く人々は、どこかに自分が見え隠れするようで、どんなに暗く行き場のない話の中にも、ちゃんと希望がみえる。 変に生活感がなかったり、薄甘いかんじの人を書かないところが気持ちいい。 そのぶん、読むのにちょっと覚悟はいるけど。
0投稿日: 2011.05.12
powered by ブクログ待つって、とても苦しい。 連絡がこないと、あぁもうあの人はあたしを手離したのだと勝手に思ってしまったり、それでもなにかしらの連絡を待っているのに自分からは連絡する勇気もなかったり、後ろ髪をひかれ続けスカートの裾を踏まれ続けられている。自分に。 短編集で、いろんな待ちの街の女性にスポットライトが当てられていくわけだが、どれをとっても、読後あーーーーんと口から漏れてしまう。怠惰の空気が漂う関係を読んでいるだけで、喉元を爪でガッと引っ掻きたくなる。 彼女たちは待つことができる。 それがいいことなのか悪いことなのかわからないけれど、この小説に書かれているのは彼女たちの人生の本の一部にしかすぎず、この後も生きていかなくてはならない。同じように、あたしの今も、小説のように一部だけ切り取って大切に保存しておくことは写真や日記の中だけでしかできず、これからがある。 はーーーーがんばろ
0投稿日: 2011.05.06
powered by ブクログ短編集。 全てに『マチ』が付きます。 ”ワカレマチ”割とすきでした、実際こんなお義母さん だったら困るけど。 ”ドラママチ”の最後の「結婚して下さい」はいいと思う。
0投稿日: 2011.04.30
powered by ブクログ「街」と「待ち」がテーマ。 人の心の描写が好きで、考えさせられる。 『ワカレマチ』じわーっと溢れてくるものが。
0投稿日: 2011.04.29
powered by ブクログ何ていうか、この切羽詰まった感じが、どうにも落ち着かない。身につまされる。 なのに読まずにはいられない魅力……
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログ角田光代さんの作品は好きでよく読みます。最近ご無沙汰でしたが、この作品のテーマである「待つ」というところが気になって読み進めています。ハッピーエンドか、もしくはバッドエンドか、どちらにせよ人間は、いつも変化を待っているんだと思います。私の心境が、生活の変化を待っているからちょうどハマったのかしら。
0投稿日: 2011.02.14
powered by ブクログ中央線沿線の”マチ”が舞台になった短編集。 8つのショートストーリーの中で、 それぞれのヒロインが変化を求めて「何か」を”マツ”というお話です。 角田さんの作品は数えるほどしか読んだことがありませんが、 女性の繊細な部分の心情を描くのが上手だなぁと思います。 どちらかというと、「分かる分かる!!」と共感する表向きの部分ではなくて、 「むー。。。認めたくないけど、そうなんだよなぁ」という核心?本音?をついてくるような。 この作品のテーマとも言える「待つ」ことにおいても、 今よりも幸せになる為に、幸せになりたい為に 小さな変化を求める行動の結果になんだろうと感じました。 待つ行く末がハッピーなのか、またはハッピーでないのかは 誰もが分からないけど、ハッピーになりたくて待つ。 なんだか堂々巡りのような気もしますが、 案外そういうものなのかな、なんて思ったり。笑 すっごいお金持ちになりたい!という訳じゃないけど。 すっごく幸せになりたい!というのじゃないけど。 ……でも、こうなったらいいのに。 思うだけなら。待ってるだけなら。いいよね? こんな風に思う日だってありますよね? と問われているような1冊。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ『コドモマチ』『ヤルキマチ』『ワタシマチ』他5篇の中央線沿線の街がテーマ。この「マチ(街)」は「待ち」がテーマでもあるようです。
0投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログ《 コドモマチ 》最後の数行でホラーに・・・。 《 ドラママチ 》平凡なしあわせ♪ 《 ワカレマチ 》最後に少し希望がみえる。
0投稿日: 2010.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1編ずつのボリュームがちょうど良い短編集ですね。 こちらは時間つぶしではなく、家でゆっくり、喫茶店でのんびりしながら読みたい本です。 いろんな受け取り方をされる内容だと思いますが、 都会に住んでいるごく普通の女性の日々を書き連ねたものだと思います。 「マチ」とうたっているだけあって、どれも「受身」なタイプの主人公ではありますが。 自分の周囲を見ても思いますが、結構そういう人は多いのではないでしょうか。 最近30を過ぎ、「出会いがない」「婚活しなきゃ」と言いつつ何もしない人がとても多く、「じゃあ○○してみたら」とアドバイスしても「そういうのはちょっと…」なんていって行動しない人ばかり。 いい加減うんざりしている私はこの本を読んで「こういう人、多いよな」と思いました。 私自身も未婚・恋人なしですが、今の生活を楽しんでいるので いまのところパートナーは要りません。 そんな私に対して「出会いがない」なんてくだらない話しかしないような人とのお付き合いを見直しています、真剣に。もう面倒くさいので。 と、ちょっと個人的状況とダブってしまいましたが、それも含めて感想と言うことで(苦笑)
0投稿日: 2010.11.21
powered by ブクログ久しぶりに読んだ角田光代。。 ちょっと苦手になってた。。泣 確かに面白いんだけど・・ もっとダメな恋愛を書くか、きっちり感動系か、がいいなぁ。 ゆる~いけど、なんかちょっとまとまってて、シャンとしてる作品が苦手なんだろうなぁ、、最近。。 年齢的にまだ理解できないだけかなぁ。 いつかもう一回よもー。
0投稿日: 2010.10.25
