
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オーストラリア編。 傷を負った勝利が現地の人との関わりで少しずつ人間らしさを取り戻しつつも、丈からの手紙に心をえぐられ、かれんからの電話で涙が止まらなくなる。 再読である程度内容は覚えているもののここからどう展開したのか思い出せずすでに新作を読んでるような感じ。もうすぐ完結だけどどうなるんだろう
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログどんな言葉も、誰に言われたかによって、掛け算のように強さが増して迫ってくる。大したことない仕草だって、足したことない筈なのに。 アレックスとかれんの似ているところ、真逆に思えるところ、勝利の反応が素直で(もちろん心の声がみられる我々のため)、どれほどの想いかが伝わってくる。 慣れない土地で慣れてきた頃、笑うたびに罪悪感が同時に、お前は笑顔になれる立場なのかと襲いかかってくる。これが本当の罪。太陽と影のように、地球の裏側にいったって振り切れない。振り切ることすら逃げてる恥だと自分を責めてしまう。 誰も自分を知らない土地というのは、これほどまで楽か。苦労を超える安堵が背伸びのように出てくる感覚。 時間という宝、若さは消耗品、失ってからわかる恋のような、若者にだって経験があるだろう。
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログおいコー、second season第6巻。勝利のオーストラリアでの暮らしが続く。かれんのことが書かれないので、ふと忘れそうになるが、かれんの心細さや辛さを思うと耐えられない。逢いたい、、、、
24投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ「So Far Away」 年明け早々に聞いた声。 少しでも自分を許せるようにならなければ、一歩の勇気すら出すことは永遠にできないのかもしれない。
0投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ順番を間違えて先に記憶の海を読んでしまったけど、日本側のみんなからは見えていない勝利の心情や生活が見えて少し安心した。 先に記憶の海を読んだことで逆に花村家の人たちの勝利が何を考えどうしてるかわからず不安な気持ちがすごくよくわかった。 環境が変わると新たな人々との出会いから刺激を受け人は成長する。勝利はさらにたくさん勉強して成長した。 成長すると人は嫌でも前に進む。 辛い出来事は覚えていても少しずつ前に。 こうやって人は辛いことを抱えながら乗り越えながら強く生きていくんだと思った。
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログSecond season6巻。 ラストで感情が溢れてしまった勝利。後悔に囚われて、自分の感情を押し殺すしかなかった状態から、前進するきっかけになったのだろうか。 自分自身を追い詰めることが、見せかけの贖罪であるとは理解していても、そうすることでしかできなかったであろう日本での自分との別れになれば良いと思います。 どんなことがあっても、人は前に進むしかないのだから。 オーストラリアで出会った人々は、さまざまな悩みを抱え、自身の人生を歩んでいました。進めなくなって押し潰れてしまった佐藤さんや、迷路から抜け出せないリッキーのように、勝利が陥るかもしれなかった人たちも。 処理だけじゃない。アレックスもダイアンも秀人さんも、誰もが何かの拍子にをそれてしまうのかもしれない。 広大な土地を車で進むシーンは、人の歩む道の危うさの暗喩だったりするのだろうか。闇夜でなくて昼間で、行き先は見えているはずなのに、いつの間にか気づいたら違う場所を漂っているかもしれないという怖さ。 その危うさを抱えながら、人は日々を過ごし、さまざまな関係の中で互いに軌道を修正しながら、人生を積み重ねて歩んでゆくのでしょう。
0投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログ過去を邂逅し、嗚咽交じりに座り込む勝利。隣でなだめるアレックス。否が応でもあの人たちとの再会の時を予感させる展開に、胸のドキドキが止まりません!立て!カツトシ!
0投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作での不吉な終わり方が気になってはいたけれど… オーストリアに渡っている勝利のことが描かれているのを読みながら悪夢は現実だったと思い知る。かれんとは離れ離れになっているけれど2人の想いは募るばかりのよう…とはいえ勝利の前には魅力的なアレックスが現れたり…いったいクライマックスに向けてハラハラさせられるわ。
0投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログセカンドシーズン6作目、シリーズ16作目。 前作に引き続き、オーストラリアでの勝利の様子。佐藤所長が日本に帰国してしまうことになり、研究所もたたんでしまうかも?という状況。アレックスと勝利が案外いい感じになってきたのと、ダイアンと秀人さんの今後も気になる。
1投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ前巻にひきつづいて、オーストラリアでの勝利の生活がえがかれています。 はじめて出会ったときから勝利に突っかかってきたアレックスでしたが、しだいに彼に心のうちを明かすようになり、勝利は奔放な彼女にとまどいながらも、すこしずつ彼女のことを理解するようになっていきます。 その一方で、秀人とダイアンの身の回りにもすこしずつ変化が起こりはじめ、物語がふたたび動き出してきたような律動が感じられます。
0投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログオーストラリアでの生活に慣れ勝利の前に現れたアレックス 最初反目しあう2人徐々に心が通うようになり・・・
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログかれんはいつ出てくるんだと思いつつ。 クライマックスが近いのか。 初めて読んだのは高校生の頃だったからなぁ。
0投稿日: 2018.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
距離があることは、別れにもつながる場合のある一方、結びつきを強固にする場合もある。とりあえず、今回、ショーリは一人で自分の内面と向き合う必要がある状況(マスターはともかく、かれんのみならず、由里子すらショーリを詰問しない)なので、この距離は必要なものなのだろう。まぁ日本にいて、自責の念に苛まれながら日々をすごしていくという、もっとキツイ展開もありえたかもしれないが…。ただ、7巻の展開を少し読んだ後から言えば、もう少し刊行ペースは上げるべきだと思う。
0投稿日: 2017.01.21彼方の声 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season VI
3年ほど前からこの長編小説を読み始めましたが、途中で主人公が何度も暗転にあい、読むことにストレスを感じたことと、新刊待ちが近づいたこともあり購読をストップしていました。 久しぶりに主人公に会いましたが、元気そうにしていました。こういう人生経験は現実ではなかなか自分の人生にはできませんが、すらすらと読みやすく楽しめます。著者の村山さんもあとがきで、そんなにひどいことにはならないのでと言ってましたので読み続けることにしました。Ⅶに入ります。 皆さんも良ければ、この長編にチャレンジして下さい。
0投稿日: 2016.10.02
powered by ブクログ舞台はオーストラリア。これまでとちょっと雰囲気が変わった分、マンネリ化を脱したが、全体的には話の展開が乱暴であるという印象を受けた。シリーズ全体の流れでは前巻から起承転結の「転」に位置するのかなと思いながら読み進めている。こうなると「結」はあまりにも予想通りでも、期待を裏切る予想外の結末でも何となく不満が残ってしまいそう。
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログオーストラリアのお話しはいいんだけど それをおいコーでやる必要はないんじゃなかろうかと思ったり? エアーズロック、ウルル、カタ・ジュタ 呼び方はどうでもいいけど、作者がそんな話しを書きたかっただけかも? まぁ、アボリジニの研究を通じて社会の偏見やらなにやらを書こうとしたのかも? ショーリの性格やら、カレンの落ち着きっぷりや動じなさは読者もわかってるんだし、ここにきてアレックスというキャラクタは無用に感じるなぁ とりあえず、オーストラリア編はもういいんじゃね?とは思う
1投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かれん。……ああ、かれん。名前をはっきり思い浮かべるだけで、旨が焦がれて息が詰まる。逢いたかった。だけど、駄目だ、まだ逢えない。いや、逢う、もう、逢えない―――。いまだに悪夢にうなされる傷心の勝利の前に現れた金髪の美乗除アレックス。無愛想で、ワガママで、最悪の第一印象だった。彼女の素晴らしい歌声を聞くまでは……。反目し合っていたふたりだが、やがて心をかよわせるようになる。(裏表紙より) So far away Carole King. ------------------ 佐藤所長がオーストラリアを離れるシーンが印象的。所長と勝利の状況が似ている…。しかし、違う事は、勝利は若く、時間がまだ十分にあるという事。でもそれは留めておくことが出来ない財産であり、失って初めてその価値に気づく。運命を従容するのは年を取ってからでもできるのだから、今はまだなりふり構わず戦って、抗っていいのだ。という事。 若くもなく、そして年老いてるほどでもない過渡期のわたしは、どうすればいいのだろう?とちょっと思った。 反発していたアレックスが徐々に心を開いていく。突然のかれんからの電話が勝利を切なく動揺させる。橋の欄干にもたれて座り込む勝利にアレックスは日本語で『イイコイイコ。』と慰めるアレックス。 きっとアレックスは勝利が好きになる予感。 今までは勝利がかれんにやきもちを焼いていたけど、今度はかれんがアレックスにやきもちを焼く番なのだろうか?(星野りつ子とは環境が違うのでカウントには入れない)
2投稿日: 2014.10.10
powered by ブクログアレックスがだんだん可愛く見えてきた。大きな家で育った子は、家族がそばにいるって生活を知らないんだなぁ。据え膳食わないショーリ。かれんの声を聞いて、涙を堪えきれなくなってしまうショーリ。そろそろ日本に帰ろうよ。
1投稿日: 2014.09.17
powered by ブクログ今回もやはりオーストラリアが舞台でした。 最初はアレックスが性格的に苦手でしたが、最後は好きになりました。ちょっと普通と違うところもあるけれど、素直になれないところや、優しさが見えて、いいなぁと思いました。ダイアンとも最後うまくいって良かったです。 丈の手紙がときどき出てきて、丈がますます好きになりました。勝利にとっては読むこと、その後の悪夢、そして何よりも向き合わなければならない現実がつらいことだけど、2人の関係っていいなと思います。 次はどうなるのかわからないけど、また読みたいと思います!
0投稿日: 2014.09.11
powered by ブクログアレックスはあれからあとも、ホテルのプールに飽きたと言ってけんきゅうしにやってきては、隅っこのソファーでペーパーバックの小説を取っかえ引っかえ読んでいる。 *・*・*・*・ 懐かしいオーストラリアの空気。 安定した、絶対面白い、小説。それごあるってしあわせ。 かれんの逢いたいが切ない。それを言うのに、どれほどの勇気がいったことか。そしてそのあとふっと微笑める強さ。
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログ2回目。 ああ、そういえば勝利はオーストラリアに行ってるんだった。 これを最初に読んだのは大学受験が終わった時だから、ずいぶんと長い間読み続けているんだな。
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ最後のかれんの、逢いたい という一言に涙があふれました。 おいコーってこんなに切ない話だったっけ。・゜・(ノД`)・゜・。
0投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログおいコーセカンドシーズン第6弾。 オーストラリアの生活に慣れつつ、前に進めないショーリ。 彼の元に突然現れた美少女によって、ショーリの心に動きが・・・。 忘れたいのに忘れられないこと。 忘れちゃいけないから苦しむこと。 自分を苦しめたいと思う反面、それで満足しそうな自分への嫌悪感。 共感できる部分が多く、胸が痛みます。 たった一言で、心は海をも越えてしまうんですよね。 特にラスト・・・涙です。
0投稿日: 2013.05.31
powered by ブクログおいしいコーヒー~も18年とか。 こっちばっかり歳とるはずだ。 その世界は時間がゆっくりだから ゆっくりゆっくり勝利らしく戻っていけばいいよ。
0投稿日: 2013.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アレックスと心をかよいあわせるというのがこの巻のメインなのだろう。 赦す、赦されるということが大きなテーマなんだと思う。 自分で自分を赦せるか。人を赦すとはどういうことか。 逃げ続けているうちは、わからない。 いつか、向き合わないと。 次の巻では、日本での様子が語られるみたい。楽しみ。
1投稿日: 2013.01.28
powered by ブクログ複雑な環境のなかで恋する二人の物語に夢中になって読みました。ハラハラしたり、暖かい気持ちで読めたり、と様々な場面にとても惹きつけられたシリーズの一つです。2人で新たな道を歩み始め、見守るように読んでしまうSecond Seasonです。
0投稿日: 2012.10.29
powered by ブクログ切ない。かれんの事を思うと、切なくて仕方ない。この時間、経験は勝利にとって、きっと必要な大切な時間なんだろう。けれど、読み終える頃には、待つ側の気持を考えて、切ないというか辛い。
0投稿日: 2012.10.26
powered by ブクログアレックスは大胆というか純粋というか、やはり芸術家肌なんですね。やはり村山作品ではこういうのが好きだ。
0投稿日: 2012.10.25
powered by ブクログ勝利のオーストラリアシリーズその2 Season 5でわかりやすい伏線は貼られており、さらにわかってしまうだろうけど、それは気にせずに読んだほうがよい。 アレックスと少しづつ仲良くなっていくが、それは恋愛感情とは別種のもののようにみえる。むしろ、かれんとの一瞬のほうが恋愛感情に近く感じる。 あとがきによると、あと少しでsecond seasonも終わるとのこと。素直にあとがきを信じれば、かれんと勝利はハッピーエンドになるらしいとのことだが。。。楽しみにしていよう。
0投稿日: 2012.10.18
powered by ブクログオーストラリアでの勝利の生活が続いています。 少しずつ、勝利の心と体の復活を感じます。 どれほど辛い事件にあっても、生きている限り留まっていられないんですよね。 忘れることができなくても、明日を迎えるために前を向くことの大切さをヒシヒシと感じます。 最後のかれんとの会話。 かれんも、勝利と同じだけ辛い時間を過ごしていたんですね。 切なくなります……。 『彼方の声』……、良いタイトルです。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勝利は、今の私から見たら、環境に恵まれていて羨ましいと思う。 海外が逃げになるのかは分からないけど、漠然と海外に逃げたいと思ってしまうし、勝利はそれができてる。向こうで意義も見つけてる。それでも恋人と付き合っていくのは難しい。かれんもすごい。
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログ2012/08/29読了 二巻同時発売じゃないと、読者の身がもたないよ。コレは ゆっくりだけど確実に前に進んでいる勝利 そして、それをとりまくOGDays。 星野りつ子ともかれんとも違う、アレックスが、よくも悪くも勝利に影響を与えている。 でも、彼女の歌がすばらしいのは分かるけど、褒めすぎってか 表現がややオーバーなんだよな ま、オーストラリアっていうのはそういう国だから、その色に染まってきた勝利を表現しているのかもしれないね 電話は、シンプルだけど一番深かったと思う 初めて勝利とかれんが結ばれた日のリフレインをみると、あのシーンがいかに完成されたものだったのかがよくわかる。
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2冊発売されていたので、我慢しきれずこちらも購入しました。 ようやく登場した所長の一言一言は、すごく重みのある言葉で、胸に響きました。登場人物の涙に弱い私は、所長とのお別れシーンでぽろり。 そして前回から登場したアレックス、登場したときはツンツンツンデレな女の子が来たなぁ、と思ったものですが。彼女の悩みであり、重大な事実が判明します。徐々にとげとげした空気も柔らかくなって、舞台は年末へ。 最後の最後でのかれんの「逢いたい」には涙がまたぽろり。おいコーっぽい雰囲気が帰ってきたような気がします。 これからどうなっていくのか、相変わらず見えないけれど、2人のハッピーエンドを望みながら、続きを待とうと思います。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログダイアンの妹アレックスの登場に、初めは不愉快に思いながらも徐々に心を通わす勝利。 しかし、まだ日本での出来事に対して向き合う準備はできないのであった。 今年は二冊同時刊行なので、オーストラリア編の後半という感じです。 最後のかれんとの電話越しでのやりとりで、おいコーの雰囲気が出てたし、「会いたい」じゃなくて「逢いたい」を使っていた所が、本当粋だなーと。 これぐらい言葉に敏感になりたいです。 佐藤先生とのやりとりや、最後のアレックスが勝利を慰めてるシーンは泣きそうになりました。 次巻あたりからもっと動き出しそう!と思いきや、次巻は勝利のいない間の日本の出来事ということらしいです。 どうやってハッピーエンドにもっていくのか、気になります!
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログキスまでの距離を読んだのが学生の時で、 私には2人の子どもができたってぐらいなのに、 彼と彼女はどうなってるんだ・・・。 勝利はなんだかんだとオロオロしているし、 いつまで買い続けられるかな・・・と思っていたのだけど、 その割に次が気になる終わり方だった。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おいコーシリーズでこんなにぽろぽろ泣いたの、初だなと。 前回のラスト、階段からのシーンが、1年経った今でも鮮やかに蘇ります。 それ位ショックで、でもとにかく鮮烈で。あんな状態で1年待つなんて、なんて酷で、なんてしんどいんだろうと、うわぁって思ったのを覚えてます。 そして今作。 最初、んんん?って思って何回か読み返しました(笑) そして、ああ、そうか、逃げたんだよねって思い出して、納得。 でも、このいきなりの新天地がこんなにも、読み手の想像力を書き立てるなんて、そして、こんなにも世界観を変えるなんて思いもよらず。 本当に良かったです。 なんだろう、おいコーシリーズって、私にはいつまでも若々しくて、青春で、正直おいかけるのが辛いと感じる物でした。 私が歳を取って、勝利もかれんも、あれ?マスターも越したからでしょうか。 やれ手を繋いだだの、初めてエッチしただの、女友達が拒食症だの。 いつまでチンタラしてるのかなと。 いつまでも青いままで、中途半端にいい人ばっかで。世の中そんなに幸せ溢れてないよって。 酷い言い方ですね(苦笑) そしたら、今回いきなりオーストラリア! 登場人物もほとんど新しいから、今までのずるずる(雰囲気や書き方のテイスト)がなくて、でも、逆に距離を取ったおかげで、今までの大切なものが、鮮烈に強烈に入ってくる。 ああ、ある意味力技(笑)村山さんにそんな意図があるのかないのか知りませんが・・・。新しい場所になり、村山さんの本領発揮だなと。 ずるずるぐだぐだの勝利も、今までのずるずるぐだぐだでなくて、悩んで苦しんでいる故であって、彼のもがきがとてもリアルに感じる。 最後のかれんの電話が、本当に苦しく突き刺さる。 枯渇しかけた井戸にやっと水が戻りかけたような感じで、そこに雨が降ったら、水嵩が増えたけど勢いで濁ってしまったような。 井戸として機能するためには、雨だってなんだって貯めないといけない。でもある程度貯まって落ち着かないと使えない。 彼はしんどいけど、ちゃんと水を貯めてるんだなと。 昔の彼はよく出来た男で、彼女も文句なく可愛くて嫌いになる感じだった。 今の彼等は無理してなくて好きだな。と思う。 あともう少しでゴールの様子。 最後まで楽しみにしてます。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログ同時発行の「雲の果て」よりは話が進んでよかった。アレックスが勝利に風を吹かせている感じだった。 でもやっぱりオーストラリア編には違和感を感じるので、日本に早く戻ってきてほしいなー。かれんがやっと登場して、切なかった。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの通算第16作目(セカンドシーズン第6作目)。 研究所の同僚、ダイアンの妹のアレックスの登場に振り回される勝利。 始めは傍若無人な振る舞いをするアレックスにあきれ果てるが、次第に心を通わせるようになる。 勝利のことだからアレックスとのつかの間の恋で救われる、ということはなさそうだが(据え膳食わないのもいかにも)、アレックスの存在が勝利を前に進ませることになるだろう感じを含ませつつ終わる…。
0投稿日: 2012.07.17
powered by ブクログさてさて後編、でいいのかな。 前巻の『雲の果て』の終わりが気になりすぎて勢いでそのままこの巻へ。 こんなに読書に時間をかけたのは久しぶりですごく幸せ。 村山由佳さんの作品は大好き、なかでもおいコーは特別ですね。
0投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そして続巻。 最後のかれんからの電話で、また何か勝利の中で動き出すのかなぁ。 また1年後!長いけど、気づけばまたその時が来るんだろうな。
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ2冊目。 ようやく。ようやく名前が出てきた。そして声が聞けた。これほどうれしいコトはない。もうなんか涙出てきちゃう(^^) 日本にいる人たちの様子は、丈からの手紙でしか分からないけど、次巻は丈の目線で日本の様子が語られるとのことで、すでに楽しみ♪ この巻では秀人さんの言葉にぐっときた。ちゃんと向き合って、秀人さんが出した答えに心が揺さぶられる。。。自分はどうしたいんだろう。秀人さんみたいに思うのか、それとは別の答えを出すか。しっかり考えよう。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勝利が人生の先輩たちとの出会いで、少しずつ自分の答えを見つけられてきてる気がする。 その一歩一歩進んでいく様?が自分にはなんとなくわかってしまう。 恋愛って楽しいだけじゃない、当たり前かもしれないけど辛いことだって わかりあえないことである。 だけど、そういうこともあるからこそ好きな人がいるっていう大切さがわかるのかなと読んで思った。
0投稿日: 2012.07.05
powered by ブクログ前巻同様、あの事件のあとの勝利のお話。事件の大きさからして、すぐに立ち直ったり乗り越えられるものではないけれど、遠い国で頑張っている彼を応援したいと思います。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ切ない。かれんのアルトに響く声が聞こえてきそう。 かれんに寂しい辛い思いをさせてまで勝利は逃げなきゃいけなかったのかと思う。 でも黙って待っているかれんの、勝利への気持ちが強いのもわかる。 勝利の気持ちは正直私にはわからない。当事者じゃないとわからないと思う。 ハッピーエンドにしてくれると思うけど、重いものを残して終わりそう。 あと何作で終わりだろう。 とりあえず次回は勝利がオーストラリアにいるときの日本の話で丈目線ということなので、楽しみ。
0投稿日: 2012.07.02
powered by ブクログ佐藤さんと秀人さんの別れのシーンに涙。 人の心が動くのが「見えた」 丈は相変わらず良い味出している。 ショーリ 私にもアルトの声が聞こえてくるようだった。
0投稿日: 2012.07.02
powered by ブクログおいコーシリーズが急に深刻になって、深刻すぎて日本に居座れなくなって、舞台を移したのは、村山先生の中で2回目の登場となる、オーストラリアでした。 でも、同じオーストラリアでも、青のフェルマータのときは海だったから、内陸地、しかも一番暑い時期の灼熱のウルルを舞台にしたこの話はまた全然違う様相です。 それでも、村山先生の中で、オーストラリアという土地は、きっと癒しを求めに来るところなんだなぁと。青~の理緒ちゃんも、おいコーの勝利くんも、自分のやってしまったことへの贖罪と自責の念を抱えてオーストラリアに渡ってきて、広大な自然に癒されていく。 そして、ウルルを舞台に選んだ理由、というのは、その「生と死を結びつける力」なのかなぁと思います。ウルルを舞台にした有名な物語に、と「世界の中心で愛を叫ぶ」がありますが、彼らは、彼女が死ぬ前の最期の思い出としてあの地を選んだ。そしてこっちは、亡くなった者への想いを断ち切るため、そして忘れないために、彼が直接行き先を選んだわけではないけど、導かれるようにやってきた。 あの神聖な地は、死と生の距離を少し、近くするんじゃなかろうか。 それにしても、オーストラリア編には、かれんちゃんが全然出てこなくて、やっぱりおいコーファンとしてはそれが非常に物足りなく、とにかく平和な日常が戻ってくるのが待ち遠しい、そんな2冊でし。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そして次巻。あぁもう早くもこの次みたいー!そしてまた新書をチラ見して、閉めた私…。ほんの少しでも勝利に希望の光が出てきた事が嬉しい。というより、ほんの一言でも会話した事が嬉しい!!…早くかれんに会いたいです。本当に。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おいコーシリーズ特有のやきもきする感じはとりあえずはなくなったかなぁ。 セカンドシーズン5とこれと一気に二冊読んじゃったけど、 私の中で、ジョーの株がぐっとあがりましたww まぁ・・・ そうはいっても不動の一位はショーリだけどね♥ 最後ちょっと切なかった。。。 ショーリ・・・ 早く日本に帰れるといいね。
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ村山由佳さんの代表シリーズ。 オーストラリアに渡った勝利のその後を淡々と描く。 周りの人達の心遣い、丈からの手紙。 そういったものの温かさを感じて少しずつ前を向けるように なってきてるのかな。 ラストのクライマックスではちょっとうるっときたけど、 わがまま言えば、その場面もう少ししっかり描いて欲しかったよ。 あっさり終わりすぎじゃない!? はー、次までまた1年待つのかぁ。。。 今度は丈の視点で描かれる、日本に残された人達のお話だとか。 早く読みたい!
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アレックス好き!いいキャラしてる! そしてようやくかれんが出てきました♪ でもなんか、しばらく苦しいのが予想されるような ハッピーな展開は迎えられるのか?っていうような感じ。 勝利のほうはしゃあないかなって感じだけど かれんがしんどいのはかわいそうだな~。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログ勝利の辛い気持ちが色濃く出ています。 アレックスとの絡みも面白い。 しかし、久しぶりに読むと登場人物が思い出せない‥笑。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログやはり重たい感じが続いている… けど、ショーリとアレックスの距離が縮まった。お互いの傷が癒えていく会話。素敵。人は人と交わってこそ、人となれるって感じ。 あと、最後のかれんからの電話。 逢いたい ここだけはキュンとしました。頑張ったかれんに拍手(笑)
0投稿日: 2012.06.27
