
総合評価
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powered by ブクログ樋口有介の長篇ミステリ作品『木野塚佐平の挑戦だ(英題:The Challenge of MR.Kinozuka)』を読みました。 樋口有介の作品を読むのは初めてですね。 -----story------------- 現職の総理大臣が急逝し、世間は大慌て。 しかし、ケニヤに桃世が旅立ってから、傷心(?)の木野塚氏は、テレビの中の美人ニュースキャスターとの不倫を夢見る日々。 それが、一本の電話で覆される。 オタク男からの奇妙な依頼から、いつの間にやら木野塚探偵事務所設立以来の大事件へと巻き込まれることに。 ケニヤ帰りの桃世とともに難事件に挑む、木野塚氏の活躍? 乾坤一擲、欣喜雀躍、元警視庁経理課の愛すべき老人探偵の大活躍を描いたシリーズ第2弾、だ。 著者あとがき=樋口有介/解説=香山二三郎 ----------------------- 2002年(平成14年)に刊行された『木野塚佐平の挑戦』を大幅に改稿、改題して2008年に刊行された作品……木野塚佐平シリーズの第2作です。 桃世はケニアに行ったきり……現職の総理大臣が急逝し、世間は大混乱だというのに、あこがれの美人ニュースキャスター香川優子の姿に煩悶する木野塚佐平氏、、、 ダブル不倫、ホモの失踪事件、おなじみ高村女史からの無理難題を解決しては、糊口をしのぐ毎日……そんなある日、電波系オタク男からの依頼、中年女からの盗聴の相談と、事務所に続々寄せられる妙な仕事。 さらには、あの香川優子をじかに訪ねる機会まで……抱腹絶倒、呵々大笑、ケニアから帰国した桃世とともに、木野塚氏は今日も行く! ユーモア・ハードボイルド長篇、シリーズ第2弾! 元警視庁経理課という異色の経歴を持つ探偵・木野塚佐平の活躍を描くシリーズ第2作……ユーモアあふれるハードボイルド作品でしたね、、、 『週刊金魚新聞』の高村女史の色香に惑わされて金魚にまつわる無理難題を押し付けられ右往左往しますが、その後一転……自称・犯罪分析研究家や中年の未亡人からの相談、ホームレスとなった元刑事から紹介された全日本ホームレス協会連合会の会長の死、恋焦がれる美人ニュースキャスター・香川優子からの依頼等を通じて、現職の村本啓太郎首相の暗殺疑惑に近付くことになり、さらには3億円事件まで絡んできて と身近な小さな事件が、世間を揺るがす大きな事件に繋がっていく……。 ハードボイルドに憧れつつも、なかなか格好がつかない愛すべき老人探偵・木野塚佐平と、クールで有能な秘書・梅谷桃世のコンビが活躍して事件を解決する展開が愉しめました……第1作の『木野塚探偵事務所だ』も機会があれば読んでみたいですね。
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ3.5 相変わらず木野塚氏の言動が面白い。還暦でこのバイタイリティはすごい。 桃世の策士な名助手な感じも面白い。 時の内閣を相手にするスケールのでかすぎ感はあるが、なかなか面白い。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ警官生活37年、警視総監賞も受賞した木野塚佐平。ハードボイルド気取りだが、美女に弱く妄想の日々。だが今度の事件は国家を揺るがす大事件だ。 シリーズものだが、前作からはかなり年月が経っているので、独特の空気に慣れるまで時間がかかった。いちばん面白いのは木野塚氏の妄想タイムだが、最後の最後に、日本犯罪史に深く刻まれるあの事件が登場するのに驚く。
0投稿日: 2015.12.20
powered by ブクログ前作に比べて、今作のなんとスケールのでかいことよ。 そしてアフリカに行ってしまった 「押しかけ助手」桃世の、まさかの大活躍(^ ^ 前作の「せこい大活躍」に慣れてる読者は びっくりすること請け合いである(^ ^ いや、ご安心あれ。 木野塚氏の「妄想老人」っぷりは健在(^ ^ あこがれの女性キャスターとの不倫も、 まさかまさかの展開を見せる。 そして、巻末の解説にも書かれている通り、 もはや「バカミスすれすれ」の大ネタ勝負(^ ^ 一国の政府の行方を左右するのが、 まさか我らが木野塚氏とは(^ ^ 難しいことはいっさい考えずに、 「んなアホな」とか突っ込みを入れつつ 気楽に読みたい一冊です(^ ^
0投稿日: 2014.09.07
powered by ブクログ木野塚探偵シリーズ第2弾 若き総理大臣が突然死し、世間はてんやわんやの大騒ぎ そんな中、半年前にインドに旅立った助手の桃世が帰国し 木野塚氏のまわりは、にわかに活気づく。 こっけいな哀しみと妄想は健在のまま 話は日本をゆるがす大事件へと繋がって あれよあれよと読んじゃいます 快調!
0投稿日: 2014.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『木野塚探偵事務所だ』に続く、木野塚佐平シリーズ第二弾。 前作は連作短編集、今回は長編。 そして、事件も何だか、でっかくなりました。 個人的には前作より、面白かったのだけれど(あとがきによると”文体”が前作から変わっているとのこと、そのため?)、前作の愛嬌のあるキャラクタたちと珍妙な事件の絡みが好きであった読者は、色々とギャップを感じてしまうだろうなと思った。 前作にもひとつはまりきれなかった私も、「あれ?こんな作品だっけ…」と思ったくらい。 総理大臣の死、それに関する妙な説。 木野塚氏の希望通り、大事件が迫ってくる。 木野塚氏が空回りしている面も今回はあるものの、けっこう彼の望みが叶っている方なのでは? ”警官生活三十七年、警視総監賞を受賞”、暗記してしまいそうな、木野塚氏の口癖というか、キャッチフレーズというか。 これをことあるごとに述べ、ハードボイルドを気取る(決まりきっていないことが多いけれど)木野塚氏と頭の回転が速く、木野塚氏の理想の女性像とかけ離れたボーイッシュな桃世のキャラクタは相変わらず。 桃世ファンの私としては、ケニアから戻ってきて、嬉しい。 著者曰く(こちらもあとがきより)、この作品は”大バカ大ナンセンス小説”。 本作については「ちょっと調子にのりすぎたかな」だそう。 その著者のくだけた感じがうまく作用しているのが、この作品には良い弾みを与えてくれたように、私には思えた。 第3弾があるならどういう方向へ持ってゆくのか??
0投稿日: 2014.05.20
powered by ブクログ警察を定年退職した60歳、木野塚佐平シリーズ第二弾。 コミカル路線が強く、何かよくわらないままに、国家的な事件が解決? 読ませる能力はさすがです。
1投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログ──唯一読んでなかった樋口有介作品でした。 ──国民的な人気をほこる村本啓太郎総理が57歳の若さで急死した。私立探偵・木野塚の周囲に、総理は暗殺されたらしいという不穏な噂が駆けめぐる。気がつくと重大事件の真相調査に巻き込まれていた木野塚の運命や如何に! と某図書館のあらすじ説明には記載されていますが、そのような緊迫したサスペンスミステリーではありません。 警察を定年退職したおっさん木野塚佐平が、ハードボイルド探偵に憧れ、一年発起し私立探偵事務所を起こし、そこに巻いこむ事件を解決していく話ですが、まあユーモアミステリーです。 警察を退職したといっても、彼は刑事だったのではなく、37年間ずっと経理課だったのですから(笑) 気の弱い、美女に弱い、酒も弱い、力も弱い、推理力も弱い、なんとも情けない探偵なのです。 それでも見事に事件を解決できるのは、若くて優秀な秘書兼助手桃世ちゃんのおかげ。 この桃世ちゃん、結構なお家柄の女の子で、いろいろなところにツテがある。 前作「木野塚探偵事務所だ」で事件解決後、ケニアに行ってしまった彼女が突然帰国してきて、今回も大活躍し、見事に問題解決。 めでたしめでたし、というお話です。 昨年、一世を風靡した「謎解きはディナーのあとで」の男女逆バージョンですね。 そう考えると、同じパターンで出版社が売り出せば、そこそこ売れるかもしれません。 でも時代がかなり前ですから、少し無理があるかな。 樋口有介は休筆宣言をしてしまったので、このシリーズは2作だけ。 本来の作者の持ち味である独特のハードボイルド文体とはかけ離れていますが、ユーモアセンスもなかなかあるので、軽く笑いながら読み流すには楽しい小説です。 彼の作品はすべて読破したと思っていたのですが、私これは読んでなかったんですね。 人間の記憶とはあてにならないものです。 でも、まあ面白かった。
1投稿日: 2012.07.16
powered by ブクログこれがなかなか面白かったです。シリーズ前作は僕にはイマイチでしたが、今回は壮大なスケールで一気に読んでしまいました。
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログ一見何の関係もなさそうないくつかの事件が裏で絡んでいて・・・と言う長編。病死した首相は本当に自然死だったのかと言う問題から思いもよらぬ陰謀が飛び出してくる。前作のような軽いテイストで実在の未解決事件の真相に迫ると言う狙いは理解できるが、あまりにも奇想天外過ぎるのはいただけない。主人公の妄想もしつこすぎた感も。短編で少しずつ楽しむくらいの方があっているような気がする。
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログ良くも悪くも、ユーモアセンスとキャラクター、独特の文体だけで読ませてしまう。木野塚氏の今後の活躍にも、大いに期待。
0投稿日: 2011.04.14
powered by ブクログ現職の総理大臣が急逝し大混乱の世間をよそに、美人ニュースキャスターの姿に煩悶する木野塚氏。些細な事件を解決し、糊口をしのぐ日々だったが、突然ケニアから桃世が帰ってきたかと思うと、オタク男の奇妙な相談をはじめ急な依頼が相次ぐ。それらが、なんとあこがれの大事件に繋がって―。桃世とともに木野塚氏は今日も行く。ユーモア・ハートボイルド長編、初文庫化。
0投稿日: 2011.03.03
powered by ブクログ樋口有介の「木野塚探偵事務所だ」の続編。 秘書が桃世がケニアにいってしまって、鳴かず飛ばずになっていた木野塚探偵事務所だが、突然桃世が帰国したと思ったら、あれよあれよととんでもない陰謀(?)に巻き込まれていく。 相変わらず木野塚さんはウザイです。 も「ソウルイーター」のエクスカリバーぐらいウザイ(わかる人がわかれはよろしいww) とはいえ、所詮本の中のことなので、うぜぇと思いつつ、微笑ましく読めるのであった。うん、ある意味、このウザサでこの本の中の虚構とリアルをガラス一枚隔てた別世界と確立させているのかもしれない。 ってことは、すごい計算でなりたってますか?? 職人技だww 話は、虚構にふさわしくえらく、とんでもなくでかくなり…。 しかしながら、木野塚はかわらない。 いや、大物を前に、小市民的なこっけいな部分はそれなりに変わるのだけど、なんか斜めいっちゃってるところは変わらない。 うむ。自我の人ですね。 ウザイと思いながら、なんだか楽しく読めるのは、これが自我の物語だからかもしれない。 ナンバーワンよりオンリーワンだとか、個性が大事だとかいうけれど、個性や自我を主張するには、それと同等の責任とか裏づけが必要なのだ。むしろそういう責任や裏づけがない木野塚が、自我を通そうとする姿は滑稽なのだが、彼は肝心なところでそういったものを目の前に鮮やかに広げてみせる。 早く続きが読みたいと、本を閉じたときに思い、ああ樋口有介のマジックにひっかかったんだなと苦笑する。そんな一冊。
0投稿日: 2010.06.20
powered by ブクログ著者お得意の探偵モノなんですが、コミカル路線なのね。探偵はいつものカッコイイ中年じゃなく、定年退職後の冴えないおじさんだったりします。時々冴えてるような、単に運が良いだけのような感じで事件は解決はするんだが、やっぱもう少し主役カッコイイ方が個人的にはいいなぁ。
0投稿日: 2008.12.23
powered by ブクログこれは退職老人向けの青春小説です。 『木野塚探偵事務所だ』の続編。 本当に腹立たしいほど主人公、木野塚佐平探偵が思い込みハードボイルドなりきりの電波探偵でイラッとする(褒め言葉)ほど夢見がち。実際の名探偵桃世ちゃんが無事ケニアから帰還してきて、佐平老人の面倒を見つつ着実に探偵活動。加納朋子のアリスシリーズより自称探偵が突き抜ける無能で、実際の探偵が足を使ってるという印象。 な、ナニユエ佐平老人の相手などしているのだね、桃世くん! ものすごい壮大でトンデモな話でした。男性には面白いのかも。
0投稿日: 2008.09.29
powered by ブクログハチャメチャなナンセンス・ハードボイルド・ミステリ長編。経理一筋で警視庁を定年退職した木野塚佐平、60歳。海外ハードボイルド探偵を崇拝する氏は、裏新宿に探偵事務所を開設した。本書はその『木野塚探偵事務所だ』に続くシリーズ第2弾。前作でケニアに去った秘書兼助手の梅谷桃世が半年後に帰ってきた。またまた、木野塚・桃世コンビに出会え、嬉しくなった。さて、ストーリーはどうだろう。冒頭、現職の総理大臣の死亡から始まる。こんな大事件の依頼が来るのか? と訝しく思いながら読み始めた。きっと木野塚は相変わらずの妄想ばかりで、事件のあらかたは桃世が解決するパターンだろうと思いきや、実はちょっと手の込んだミステリ仕立てで凝ったエンディングが待っていた。嬉しい勘違いだった。そう、ラストには驚きの真相が明かされる。ただし注意あり! この作品、一歩間違えれば「おバカミステリ」と言われかねない。否、ナンセンス小説が嫌いな方だとそう捉えるかもしれない。面白いんだけど……第3弾もあるらしい。楽しみに待とう。
0投稿日: 2008.08.31
powered by ブクログよからぬ事を妄想してしまう乙女を「腐女子」と言うのならば、木野塚氏は腐った玉子「腐玉子」でしょうか?なんせハードボイルドの世界を妄想しているわけですから(笑) 前作みたく横丁の事件を妄想たっぷりに追いかけていたらとんでもない結末が待っていた!こう来ましたかぁ〜木野塚佐平は60才。だけどさすがは樋口ワールド!これってある意味青春小説ですよね!
0投稿日: 2008.06.26
