
総合評価
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powered by ブクログ女性版古畑任三郎と言うべき福家警部補と完全犯罪を目論む4人の知能犯との対決が収録されたシリーズ2作目で、完璧だと思われた犯罪計画が福家警部補の洞察力と推理力と寝る間も惜しむ(というか寝てない)粘り強さで瓦解していくところに倒叙ミステリーの面白さが詰まっていた。犯人からしたらこれほど忌避すべき再訪はない…
7投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログシリーズ第二弾 犯人にとって一番再訪して欲しくない人。 福家警部補には倒叙ミステリの美しさがある。 「こんなはずじゃなかった」って全ての犯人が思って、そして全ての犯人が諦める。完膚なきまでに打ち砕かれてもう逮捕でいいから早く解放されたいまで思うだろうなぁ
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ倒叙ミステリ短編集の第二弾 相変わらず謎の多い探偵役、福家警部補 お笑いや古い映画(しかもややマニアックな?)が好きで、徹夜もものともしない鬼の体力 などなど、徐々にその輪郭が明らかに とはいえ、あいかわらず掴みどころのないキャラです 巻末解説によると、コロンボ役として心情描写は絶対にしない、という手法で制作しているようです キャラクターは確立させつつも、芯の部分ではずっとミステリアスなまま なるほど、面白い
2投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ倒叙シリーズ二作目。 コロンボや古畑任三郎と同じように、飄々としていてテンプレ化されている。 完全犯罪をしようと思ってもちょっとしたミスや計画ズレでわかってしまうんだなぁと感じた。 二作目(短編連作なので本としてだが)にして、再登板の協力者が出てきたり登場人物のキャラもしっかり立ってきて楽しく読めた。
1投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ倒叙ものの推理小説だとスパッとぶった斬るような結末が魅力的である。本作もそうした倒叙ものの流れを汲んでいる。 各話、犯人のキャラクターが実に面白い。彼らに共通しているのが「殺人をせざるを得ない状況」に陥ってしまう事だ。 対する福家警部補は警察官(それも刑事)に見えないと言われながら懐に潜り込んで真相に迫っていく。ハッキリ言うとマンネリなのだが、様式美的に楽しさがあるから読んでいて飽きない。一作目はそこまで面白いとは思えなかったが、こちらはなかなかに楽しめた。
0投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ福家警部補シリーズ第2弾! 倒叙モノで通すわけだから、極端なことをいえばワンパターンなのだけど、飽きずに読めるのは、犯人のバリエーションとそれに負けないマニアックぶりを垣間見せる福家のキャラクターも大きいと思う。 第2集の犯人は、元探偵で警備会社の社長、脚本家、漫才師、玩具企画会社社長。福家は経済誌を読み、ドラマや映画に詳しく、漫才が好きで、特撮ヒーロー番組もチェックしている。 楽しく読めた第2集。
5投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ福家警部補の倒叙ミステリーシリーズ、二作目。 漫才にヒーローモノに、福家さんの趣味の多さに驚き。 ところで、コロンボや古畑しかり、倒叙ミステリーの探偵役って、抜けてる人というのが定番なのかな。城塚翡翠ちゃんもだし。犯人が油断するから?
2投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大倉崇裕さんの『福家警部補』シリーズ第2作。全4編中3編は、100pに満たない手頃な長さであり、その分切れ味が鋭い印象を受ける。 「マックス号事件」。強請られたから殺すという単純な動機と、航行中のクルーズ船内という現場。なぜか福家警部補が乗船していたのが、運の尽き。このシリーズには珍しい動かぬ証拠を突き付けられ、観念するしかない真犯人であった。 本作中唯一100p超えの「失われた灯」。売れっ子脚本家の一世一代の大勝負とは。これまた強請られたから殺すという単純な動機だが、偽装工作が凝りすぎていて脚本家らしいというか、最初から無理があるような。被害者の職業設定が、意外な形で真犯人の足元をすくう、とだけ書いておきましょう。 「相棒」。落ち目の漫才コンビの一方が、再出発を目論み相棒を殺害した。お笑いコンビの解散は現実にもよく聞くが…なぜ殺す??? いくら作り話とはいえ、福家警部補の追及がさっぱり頭に入ってこない1編。 「プロジェクトブルー」。フィギュア造形を手掛ける会社社長の、過去の秘密とは? 最後にまた強請られたから殺すパターンだが、マニアックなフィギュア造形の世界だけに、足が付いた理由もマニアックでしたとさ。 全4編、真犯人の職業設定や舞台など凝りに凝っており、贅沢なネタ揃いである。最初に切れ味が鋭い印象を受けると書いておいて、矛盾するかもしれないが、勿体ないネタの使い方という気もしないでもない。 このシリーズの評論によく挙げられる『刑事コロンボ』シリーズをちゃんと見たことがないのだが、ヨレヨレのコート姿というコロンボの印象は強烈だ。内面は描かないとしても、福家警部補にも見た目のインパクトがあればなあ。 シリーズを逆に読んでいるから、こんな勝手な考えが浮かぶのかもしれないが、自分は思う。もっと認知されてほしいシリーズだ。
0投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ福家警部補シリーズ第二弾。豪華客船に紛れ込んでしまい、そのまま事件を解決。拉致監禁の被害者を演じる犯人を暴く。漫才コンビ間で起こった殺人事件を解決。玩具企画会社社長の陰謀を暴く。4編を収録。犯人が悪あがきしないのも、刑事コロンボと同様。
30投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ4編収録の倒叙形式本格ミステリー第2巻。どこか頼りない感じがしながら、不思議と人を安心させてしまう福家警部補。今回もパワー全開で、見事に犯人を窮地に追い込みます❗ 彼女のプライベートな部分も垣間見れて、次回作も読みたくなる肩のこらないミステリーです♫ 個人的には、『失われた灯』と『プロジェクトブルー』が好みです♫
9投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログ人気脚本家の藤堂は 脅迫者の骨董商を殺害するため まずは自分のアリバイを確保するシナリオをえがく。 それは「ストーカー気味のファンに演技をさせ 自分が誘拐されたように装う」というもの。 誘拐犯役を演じた彼を 脱出時の正当防衛にみせかけて殺し 骨董商の放火殺人のほうは無関係…になるはずだった。 その事件の担当である福家警部補が 藤堂の前に現れるまでは。 (『失われた灯』) 1巻が面白かったので続きも買ってみました。 漫才師コンビの片割れが解消話のもつれで 相方を殺害した哀しい結末の『相棒』 玩具メーカーの社長が過去を葬るために 造形作家を事故に見せかけて殺す 『プロジェクト・ブルー』など4つの事件が描かれます。 倒叙ものだから 犯人と一緒に犯行を体験してるはずなのに 現場に残したうっかりミスを 福家警部補に指摘されてびっくり。 その瞬間は犯人の方に感情移入しますわ(笑)
3投稿日: 2023.12.30
powered by ブクログ2013年7月文庫 ・マックス号事件 ・失われた灯 ・相棒 ・プロジェクトブルー の4つの話 倒叙形式のミステリー 福家警部補シリーズ2冊目 シリーズ2冊目なので 福家警部補に対する 信頼感がだいぶ増していて 余計面白かった どの犯人も切れ者で その上をいく福家警部補 追い詰められた犯人全員が 潔いいところも (言い訳したり ごねたり襲いかかってきたりしないところ) 気持ち良くて良かった 解説に主人公である刑事が 「何を思い何を感じるのかは 一切書かない 視点はその刑事を傍から 見ている第三者のものにする こうして生まれたのが福家警部補です」 とありここが 自分が面白いと感じるところだな と思った
1投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログ倒叙小説の境地!クセが強く、愛されるキャラクターも、コロンボ、古畑なみ!2作目は、キャラが更に濃くなった感アリ。
0投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログ小柄な女性刑事・福家警部補のシリーズ第二弾。 ここまで読んで、福家警部補の下の名前が出てこない。 下の名前のイメージや色がつくことを避けるためだろうか。 何日も寝なくて大丈夫だし眠くもならない。 その仕事量たるや相当のものだと思われるが、疲れも知らない。 映画やドラマ、演芸にも詳しいようで、頭の中には相当なデータが入っていると思われる。 酒はいくら飲んでも酔わない。 サイボーグ?(笑) しかし、時折見せる人情あり、聞き込みをされた人はなぜか彼女を気に入ってしまう。 同時に「警察に恩を売っておきたい人たち」をうまく使って調査をしたりする。 再登場するキャラクターも出てきて、シリーズものを読む楽しさが加わった。 『マックス号事件』 豪華フェリーの中で起きた殺人。 福家が乗り込んでいた理由が笑えるというか。 拳銃がそこから出てきた、というの、刑事コロンボであった気がするのも嬉しい。 『失われた灯火』 人気脚本家が描いた完全犯罪のシナリオ。 さすが脚本家だけあって、犯行の流れが淀みなく、アリバイ作りもドラマになっている。 しかし、被害者たちはシナリオを演じる裏で、私生活を持っている。 彼ら本人ではないと知らないことも多く、完全犯罪はそういうところから綻びるのだ。 『相棒』 一度大ブレイクするも、落ち目となった中年の漫才コンビ。 部屋に入って、それを見たら、あっ!と思いますよね。 哀しい余韻の残る犯罪。 『プロジェクトブルー』 有名な玩具企画会社の社長は、自身も優れた造形能力を持つ。 フィギュアに対する愛も並々ならない。 被害者が数ヶ月かけて調べたことを福家がわずか1日で突き止めたことに戦慄する容疑者だが・・・ その莫大な調査は犯行の背景や動機を推理し、犯人はこの人物で間違いないと確信させるのだが、本人がしらを切り通す限り、逮捕に至らないのが歯がゆい。 しかし意外なところから決め手が飛び出す、というのが面白いところ。 「それは、どういうことです?」と、目をぱちくりさせる福家がかわいい。
5投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログ【証拠ねぇ...】 福家警部補シリーズ第2弾。 今回も、最初に犯人がわかる倒叙形式の短編。 しかし、福家警部補についてわかることは増えていくのだけれどますますわからなくなる。。。 犯人の側に立ってドキリ。 探偵側に立ってどう推理し崩していくか。 あなたはどちらの立場で読みます?
0投稿日: 2022.04.18
powered by ブクログ今作は前作に比べて結末の余韻があっさりしていた気がしました。その分、今作では関係者に話を聞きに行くパートに印象に残るものが多かったです。 特にレンタルビデオ屋の店主に話を聞きに行くパート、本筋とは全く関係ない部分なのですが、そこで繰り広げられるちょっとしたやり取りを読んだ時に、 漫画でもよくある「クライマックスに向かう前に、本筋とは全く関係ないけど、胸が熱くなるような展開」を思い出しました。こういう展開好きです。
1投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログ'21年11月13日、読了。「福家警部補」シリーズの、二作目。 今回も、楽しんで読みました。前作「挨拶」よりも面白く感じたのは、僕が慣れたから? 読みながら「ちょっと鬱陶しいなぁ」と感じていた、警部補が警官と認識されるまでの捜査対象とのやり取り(あの、バッジを鞄の中でゴソゴソ探すシーン)も、途中からスッキリ!してて、良かったです(でも、好きな人は、あのコミカルなやり取りが良い、と感じるのかな?)。 次は、三作目「報告」、読んでみたいです。楽しみ!
5投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログ07月-14。3.0点。 福家警部補シリーズ、第二弾。 今回も、福家警部補が鋭い着眼で犯人を追い詰める。 読みやすく、よく考えられている。
0投稿日: 2021.07.16
powered by ブクログシリーズ第2弾。 「マックス号事件」 福家警部補の登場シーンが、福家警部補っぽさ全開で好き。 「失われた灯」 緻密で完璧に近いと思われた狂言誘拐アリバイも結局、役者選びや、「そもそも人を見る目がなかったのね、この脚本家」と感じてしまう面白さが最高。 「相棒」 哀惜漂う1作。 「プロジェクトブルー」 殺人の代償に得た未完成のブルーを思うと切ない。犯人の絶望が伝わってくるかのよう。 四編ともページをめくる手を止めたくなくなる面白さ。
0投稿日: 2020.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福家警部補二作目。 あー、そういえばコロンボ警部でも客船に乗ってた話があったなー。 福家警部補と違って密航者ではなかったけど。 奥さんと一緒に乗っていると言っていたから、 いつか奥さんが登場するのではないかと心待ちにして見ていたのに、 結局登場しないまま下船していたっけ。 コロンボ警部と古畑任三郎を同列に語るのは心苦しいが、 明石家さんまが水差しと花瓶を間違えた弁護士役をやってたなー。 ちらちらとそんなことが頭をよぎりながら、 福家警部補にも慣れてきたのか、前作よりちょっと楽しめてきた。 ところところで、誰かを勇気づけたり、小悪党をやっつけたり。 それにしても、徹夜で捜査を続けて、 映画オタクでフィギュア好きで、演芸場にオールナイトで漫才を見に行って、 いつ寝てるんだろう福家警部補は。
1投稿日: 2020.11.18
powered by ブクログ「相棒」が一番良かったです。 漫才コンビを解散したくない理由のヒントが最初から書かれていたのが読み終わってから気が付きました。
0投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ前作では機械的だと思った福家警部補の人となりが垣間見えてきました。今回も倒叙ものでしっかり本格で、犯人が気づかない小さなほころびを見つけ出す福家警部補に夢中になって楽しみました。どの犯人にも同情できませんが、最後に警部補にあっさり降参するところが安心して読めるのだろうと思います。今回の一番の好みは「相棒」。隠されていたものが暴かれたときは凄く胸が痛かったです。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ犯人は最初からわかっており、福家警部補が事件を解いてゆき、最後には犯人を追いつめるという、倒叙形式の本格ミステリ。 普通ミステリーは犯人が誰かわからず、誰だろうと思いながら読んでいき、時には意外な人物が犯人だったりして面白いのだが、本作品は犯人がわかっているのに、ドキドキして面白いのはすごい。 また、必ず犯人がもう言い訳できないような状況に追い詰められるので、結末が勧善懲悪で小気味よい。 シリーズの『福家警部補の挨拶』もいつか読んでみたい。
1投稿日: 2019.06.03
powered by ブクログ「相棒」は何となくドラマを覚えてるぐらいだから、やっぱり良かったんだな。 ものすごく切ないけど。 福家さんはやっぱり右京さんだな。 でも、右京さんみたいに周りが敵だらけじゃなくて、すんなり捜査できちゃうのがちょっと物足りない。 もうちょっと邪魔されつつ、それでも飄々と捜査する感じだといいんだけどな。
0投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログ福家警部補の世間ずれした行動が、単に捜査上で浮かんだ疑問を解決することしか考えていない結果なのか、または自らの外見の平凡さを逆手に取った狡猾な手段なのか判断に迷う。それくらい細かい着眼点、聞き込みの巧みさ、証拠を繋ぎ合わせる頭脳が優秀です。 ややもするとキャラクター重視のライトミステリーの仲間に見えますが、実は往年の正統派名探偵に勝るとも劣らない切れ味の作品だと思います。
0投稿日: 2018.09.01
powered by ブクログしがない探偵から転身し上昇気流に乗った警備会社社長、一世一代の大芝居を自作自演する脚本家、天才肌の相棒と袂を分かち再出発を目論む漫才師、フィギュア造型力がもたらす禍福に翻弄される玩具企画会社社長ー犯人側から語られる犯行の経緯と実際。対するは、善意の第三者をして「あんなんに狙われたら、犯人もたまらんで」と言わしめる福家警部補。
0投稿日: 2018.05.31
powered by ブクログ最初に犯人視点で、物語が始まり、刑事役の主人公が、徐々に真相に迫る倒叙ミステリの第2弾。 とぼけたキャラクターの福家警部補が、いかに真相に近づいて行くか、が楽しめます。 今回は、警備会社社長、脚本家、漫才師、玩具企画会社社長など、個性的な面々。 刑事コロンボや古畑任三郎など、いかに犯人の思考プロセスに近づいて行くかが楽しめます。 犯人さえ気付かないわずかなほころびにも... 益々好調な福家警部補シリーズ、第2弾です。
1投稿日: 2017.11.01
powered by ブクログ面白いです。 ですがもう一歩、足りない感じがしてしまいます。 せっかく倒叙なのだから、中~長編にしてもっと深く描写してもらえたら・・・って思ってしまいました。 多分前作の時にも同じようなこと書いてた気がするなー(^^;;; ごめんなさい、コロンボファン、倒叙ファンなので、期待が大きい分たぶん厳しめになっちゃってますね。
0投稿日: 2017.05.08
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) しがない探偵から転身し上昇気流に乗った警備会社社長、一世一代の大芝居を自作自演する脚本家、天才肌の相棒と袂を分かち再出発を目論む漫才師、フィギュア造型力がもたらす禍福に翻弄される玩具企画会社社長―犯人側から語られる犯行の経緯と実際。対するは、善意の第三者をして「あんなんに狙われたら、犯人もたまらんで」と言わしめる福家警部補。百戦不殆のシリーズ第二集。
0投稿日: 2016.12.13
powered by ブクログ周到に計画を練り現場を偽装する犯人はどれも頭の良い強者ばかり。 だが彼らが相手をするのは誰よりもタフで厄介な女刑事、福家。 犯人の元を何度も訪れる。 新たな疑問を携えて。 丁寧な伏線回収やロジックも犯人が分かっていてもなおミステリの枠の中で機能している。
0投稿日: 2016.10.29
powered by ブクログ相変わらず福家警部補の魅力が足りない感じ。何だろう、冷徹しすぎるところなんだろうか? 本当の警察の捜査はこんな感じなんだろうなと。別に福家警部補が特段優れている、という風に見えないのが難点なのかな。あと出てくる犯人が間抜けぞろいと言うところも、イマイチ魅力的ではないところか。 今後は、犯人との行き詰る攻防がみられるといいような気がする。 それはそれとして今作の中では「相棒」がいいなと思う。
0投稿日: 2016.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福家警部補が主人公の倒叙ミステリ第二弾。古畑任三郎や,刑事コロンボの後継的な存在。テレビドラマ化もされており,コロンボファンなどの,玄人筋の評価は高め。 今回も4作が収録されており,犯人役は,警備会社社長,脚本家,漫才師,玩具の専門会社社長。職業のバラエティはさまざま。今回も,倒叙モノのフォーマットを踏襲しており,冒頭で犯罪が生じ,捜査に当たる福家警部補が,直観で犯人を見極め,追い詰めていくという筋書き。 第一弾である「福家警部補の挨拶」は,そこそこ楽しめたが,今作はそれほど楽しめなかった。原因は,各短編の最後の一押し,犯人を落とす福家警部補の推理がイマイチ納得できないのである。 倒叙ものミステリは,完全犯罪を目指す犯人役を,細かいミスなどを指摘してゆすぶり,最後にとどめの大ミスを見せつけて落とすという構成が多い。この最後のとどめの部分が見せ場である。犯人も完全犯罪を成功させたいので,途中のゆすぶりには強い精神力で耐える。その相手を落とすとどめ。ここにインパクトがほしい。 今回の4作は,いずれも最後のとどめの部分が弱い。「どうしてこれであきらめるの?まだまだ言い逃れできるじゃない?」と思ってしらけてしまった。 福家警部補の性格も,コロンボや古畑に比べれば個性が弱いような気がする。それでいて,一作目に比べ,だんだんと厚かましくなっており,読後感もそこまでよくなかった。★2かな。 個々の作品の所感は以下のとおり ○ マックス号事件 船の上で完全犯罪をもくろむ。設定は面白く,福家警部補が捜査をするきっかけもユニーク。ただし,オチがイマイチ。マニキュアに指紋が残っていたというものだが…指紋かぁ。 ○ 失われた灯 誘拐モノ。脚本家が,ストーカー的な俳優を,オーディションに見せかけて誘拐犯に仕立て上げるという設定はなかなか面白い。誘拐と殺人のハイブリットなのだが,これこそ,犯人がなぜ諦めたのかわからない。燭台をカップのようなものと言い間違えたと言い張ればいいのに…。よくよく考えれば,古畑任三郎でも,この程度の言い間違いで犯人が犯行を認めたものはあったが,映像で見るのと小説で読むのとではちょっと違うのか。見せ方の差という気もする。イマイチ。 ○ 相棒 オチがイマイチ。アルツハイマーかなと思って読んでいたらそのとおりのオチ。オチば見え見えでも,伏線の張り方などが見事なら納得できるが,そもそも伏線が見え見え。アルツハイマーをミスディレクションにしていて,何かほかのオチがあるのかと思ったくらい。イマイチ。 ○ プロジェクトブルー 犯人役の職業も地味。ついに設定まで面白くなくなってしまった。…正直つまらない。
2投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ福家警部補シリーズ2冊目。コロンボのパターンで、読者には犯人が分かった上でのミステリー。犯罪パターンはいろいろあって面白いけど、解き方のパターンがだんだんハマってきたような。コロンボはそれが面白かったけど、文字で読んでいるとマンネリ感?まぁ本のミステリーとしては1つのジャンルとは思うけど、福家さんは次はもうちょっと変化が欲しいかな。
0投稿日: 2015.08.10
powered by ブクログ倒叙形式の連作短編。第二段。 文庫化を待った二作目、しかしどちらかといえば初作のほうが好きか。 コロンボスタイルをやるなら、ミステリとしての完成度が求められるが、各編いずれも及第点以上だと思う。 特に、同形式の他者作品と比した時に、結末の鋭さ・端的さが際立ってよい。 「相棒」が一番好きか。 4-
0投稿日: 2015.07.31
powered by ブクログ「挨拶」に続く第二集。 犯人が最初に示される倒叙形式そのままに、四編が収録されています。 点数は3点だけど、気持ちは3.5かな。「情」を感じる部分が所々に見受けられたので、パズル的な要素は少ないながらも最後まで楽しく読む事が出来ました。 前作同様、犯行を完璧に仕上げる犯人はいません。どこかしらにミスがあり、そこを主人公に掬われてしまうわけですけど、今回は犯人自身のミスが多かったように思います。 収録された四編ともパズル要素が少なく、主人公と一緒に頭を使って読むというものではありません。そういう意味では、「この犯行、主人公はどうやって犯人に迫るのだろう?」という面白みは少ないかな。 それでも、前作より面白いと感じたのは「情」なのかな。 前作では謎めいていた主人公、福家警部補の趣味が今回は色々と書かれていたり、犯人たちの思いというかー確かに今の立場を守るためという自分勝手な理由だけどー単に証拠を集めて言い逃れできないようにするだけではなくて、犯人側の心情が前作以上に描かれているように感じるんですね。 個人的には収録されているお話「相棒」が好きです。 被害者が加害者をゆすったりしているわけではなく、ほんのちょっとしたすれ違いの末に…だから。 そんなわけで、推理小説という枠を外しても面白い作品だと思いますし、それぞれが短編なので活字に慣れていない方にも読みやすいので、是非、お薦めです。 もちろん、この第二集から読んでも問題ありません。その後で第一集を読んでもいいですね。第一集に収録された杜氏の話は第二集に通じているかもしれません。 とはいえ。 これまでは「福家警部補は今日も無敵です!」と本のオビに書かれた通りなので、苦戦するような相手の登場を期待したいところではあります。第三集も楽しみです。
0投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログ福家警部補シリーズの第2作目。 前作と変わらず上手なプロット展開で楽しく読めました。完全犯罪をしたと思っている犯人を徐々に追い詰める福家さん。この人にあたった犯人は…御愁傷様(笑) 完璧な証拠というより、少しずつ心理的に追い詰め最後は犯人の感情に訴えて終わる感じが自分は好きです。
0投稿日: 2015.04.17スーパーウーマン?
福家警部補の2作目。今回は余り同情できる動機を持った犯人はいなかったかな?という所と、少々後出しジャンケン的な詰めが気になりました。福家警部補のスーパーウーマン振りも少しやり過ぎのような感もあり、そろそろコロンボでは無いですが、彼女が本気で「怒る」ような悪そのものという犯人との対決があっても良いような気もします。3作目はどうなのでしょう?
0投稿日: 2014.05.08
powered by ブクログ今回の犯人役は、警備会社の社長に売れっ子脚本家、かつての人気漫才師に玩具造形家とバラエティに富んだラインナップ。福家警部補のとぼけた登場と冴えた推理は相変わらず。古い映画と客席演芸をこよなく愛し、さらにヒーローものとフィギュアにも造形が深いこの福家警部補の人となりもなかなか底が見えません。愛想なしに見えて警戒する人にたやすく取りいる術も持ち合わせている。あとは、今のところやや犯人と福家警部補の力の差が歴然としている感が否めないので、長編若しくは印象に残る名犯人の登場が待ち望まれるところでしょうか。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログやっぱり地味だ…。そして地味を貫くならまだしも、中途半端に個性を出そうとしているからより印象が悪い。 1よりも劣化した感。
0投稿日: 2014.03.23
powered by ブクログ今ひとつ主人公の福家警部に魅力がない。ストーリーはコロンボのそのままで、犯人も最後は折れてしまう。前作にくらべ僕は面白みがなかったと思う。
0投稿日: 2014.03.18再訪
福家警部補シリーズの2作目。 1作目より面白くなっています。 2作目でキャラも自分の中で浸透してきたこともあるのでしょうが。 「失われた灯」は犯罪部分も時間がかけられており読み応えがありました。 3作目の文庫化(電子書籍では値段の差だけかも知れませんが)が待ち遠しいです。
1投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ福家警部補シリーズの第二弾。前作同様に読みやすいのだが、前作以上にアンフェア。ミステリーとして伏線はあるものの、書かれていない部分に謎解きにいたる重要なカギが出てくるのは納得ができない。ところで、主人公の福家警部補のタフさは一体どこから来るのか?そういった視点からのストーリーも読んでみたい気がした。
0投稿日: 2014.01.04テンポが良く読みやすい!
コロンボ風の福家警部補が推理が冴える第二弾。 相変わらず面白いんだけど、何かパンチが足らないような気がします。 どん臭いようでそうでもないし、ひつこさも本家コロンボほどではないです。 そういう意味ではコロンボよりキャラが立ってないのかも知れません。 それでも読んでしまうのは犯人を追いつめていくダイナミズムが上手く表現されてるからなんでしょうね。 こういうストーリー仕立てでは難しいのかも知れないけど、やっぱり長編を読んでみたい! そう思わせてくれる作品です。
2投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ刑事コロンボでおなじみの倒叙スタイル、つまり先に犯人が犯行を犯すシーンがあり、その後探偵役がその犯罪のトリックを暴いて真犯人を突き止めるというパターンの小説。 コロンボ以外で言うなら、古畑任三郎と同じ。 古畑が週一のテレビドラマで量産されたが故に質にばらつきがあったのに対し、質的には一定のレベルを保てていて、なるほどという展開になっている。 でも、もうちょっとパンチが欲しいかなぁ。
0投稿日: 2013.11.08いや、なにね。うちのカミさんがいうには、コロンボをみてからだと・・・
各所で書かれている通り、コロンボ愛に満ち満ちています。このまま読んでも面白いですが、コロンボを1本でも見てから読むと、面白さ倍増と思われます。 ・・・それともう一ついいですか?(コロンボ風に^^;)563ページ5行目「+行頭t+」とあるのは誤植・・・電子書籍は誤植というのでしょうか?
2投稿日: 2013.10.25
powered by ブクログ一作目では、スムーズに事件現場に入るシーンも 見受けられましたが、本作では、 必ず警察官以外の職業と必ず間違えられるように なりました。 福家警部補のキャラは確立したようですね。 今回は、少し趣向の変わったものもあります。 一本目に収録の「マックス号事件」です。 都合よく、小説のように・・・って小説ですが、 警察官が乗り組んでいるんですねぇ(笑)
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
眼鏡をかけ、紺のスーツを着込んだ小柄な女性。 警察手帳を見つけられずにバッグの中を探し、ついには紐で吊して首からかけている。 そんなとぼけた福家警部補は、犯罪の綻びを見逃さない犯人泣かせの名刑事。 刑事コロンボ、古畑任三郎の正当な後継者になり得る倒叙式のミステリ作品。 偶然、書店で見つけて何となく面白そうと手にとって一気読み。あら、第2作でしたか。 コロンボへのオマージュもたっぷりの作品で、福家自身の魅力あるキャラクターも相まって面白い、面白い。 今作は、 ・鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負「マックス号事件」 ・売れっ子脚本化と自作自演を阻む決め手は「失われた灯」 ・斜陽の漫才コンビ甲斐性、片翼飛行計画に待ったをかける「相棒」 ・フィギュアに絡む虚々実々の駆け引き「プロジェクトブルー」 の4編。 どれも面白いですが、個人的には「相棒」がベスト。被害者となる相棒が死ぬ当日にしてきた服装の謎を伏線に、犯人との対決に挑みます。 いやぁ、本当に面白い。さっそく第1作の「福家警部補の挨拶」を購入することに決めました。
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福家警部補の挨拶を再読した後、続けて一気に読んでしまった。 犯人が、あまりミステリに登場しないような人たちで、計画犯罪を福家警部補が解き明かしていく。このプロセスが単純に面白く、早く次の「報告」が文庫にならないか、今から待ち遠しい。 「挨拶」に比べて、福家警部補と初めて会う人物の対応シーンが多くなったような気がする。お約束ではありますが。
0投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログ初めに犯人による犯行が描写がされ、主人公の警部と犯人のやり取りで犯行を暴いて行く「倒叙形式」で展開して行くミステリー短編集の第二弾。今回はセキュリティー、骨董、ホビー、演芸というディープな「業界」で犯罪が起きる。が、読者に対しては専門的な予備知識が無くとも非常に丁寧に世界観が描き上げているのは筆者の趣味故の造詣の深さの成せる技だろう。題名も「マックス号事件」、「プロジェクトブルー」、「失われた灯」は特撮番組の『ウルトラセブン』、「相棒」はそのものズバリのテレビドラマから頂いているのは小粋な洒落と言えよう。
1投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ犯人による犯行シーンから始まり、それが暴露される経過を述べる「倒叙ミステリ」。そこに必要なのはクセと謎と愛嬌を持ち合わせる探偵役ですね。(コロンボや古畑任三郎のようなと言う方が伝わるかな) コロンボシリーズのオマージュとして書かれた連作短編集第2弾。今作も実に面白い。細かい犯人側のミスをちくりちくりと指摘していく様や、証拠を集めるために外堀を埋めるように聞き込みをしていく姿がいいです。直感的に犯人を見極めますが、最終的には綿密な捜査の賜物というのも面白いですね。ただ、ラストの決め手になるもののインパクトが少し弱い気がするものも。とは言え、かなりお気に入りのシリーズとなっています。
1投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ人を食った様な言動で犯人をイライラさせる福家さん もうちょっと長く読みたくて、犯人に頑張れと言いたくなる
1投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログ刑事コロンボのファンであり、コロンボのノベライズに携わられたこともある著者が産み出した、日本版女性版コロンボ=福家警部補の第二短編集。 何の予備知識なしでも、思わず唸らされるような極上のキャラクターとストーリー。 でもコロンボを知っている人間が読めば、必ずどの話にも垣間見えるオマージュ的なネタや設定を見つけることができ、楽しさは倍増、三倍増になると思います。
1投稿日: 2013.07.22
